24時間タイムセール
美容 健康関連ランキング
食品関連ランキング
ファッション関連
子供部屋 キッズ用品
家電・生活家電
お酒・アルコール類
花・DIY・犬・猫用品
ワイン、お酒類
ドリンク、コーヒー類
食品、健康類
カメラ、家電類
ホーム&キッチン
おもちゃ
ほしいものランキング
食品&飲料
1000円
1000円〜
2000円〜
3000円〜
4000円〜
美容・健康
昭和初期の農村アマチュア作家と宮沢賢治 牧 千夏 ひつじ書房ノウソンセイネンノブンガク マキ チナツ 発行年月:2023年12月27日 予約締切日:2023年12月11日 ページ数:402p サイズ:単行本 ISBN:9784823412097 牧千夏(マキチナツ) 1986年愛知県豊川市生まれ。愛知教育大学卒業後、名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。愛知県立知立東高等学校教諭を経て、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程および日本学術振興会特別研究員(DCー1)。満期退学ののち、現在、長野工業高等専門学校リベラルアーツ教育院准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 農村青年の文化活動(岩手県における経済的・教育的な階層とその役割/岩手の教員による教育論ー新教育運動と「農民芸術概論綱要」/農学校教師の詩ー『春と修羅 第三集』と気象学/農民の詩ー『春と修羅 第三集』と渋谷定輔『野良に叫ぶ』)/第2部 中央文壇との関係(文壇における農民文学論争/農民文学論争と「農民芸術概論綱要」の関係/『赤い鳥』と『注文の多い料理店』の擬人化表現)/第3部 産業組合の文化運動との関わり(産業組合における思想的・文化的展開/産業組合に惹かれた作家ー賀川豊彦・平塚らいてう・宮沢賢治/農村青年の希望ー賀川豊彦「乳と蜜の流るゝ郷」と『家の光』 ほか)/主体的な農村文学 昭和初期の農村アマチュア作家と宮沢賢治。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
河野龍也 武蔵野書院セイタンヒャクサンジュウネンキネンシラレザルサトウハルオノキセキヒゾウシリョウヲヨムジッセンジョシダイガクシングウシリツサトウハルオキネンカンホウカツレンケイキョウテイテイケツキネン コウノタツヤ 発行年月:2022年10月08日 予約締切日:2022年10月07日 ページ数:228p サイズ:図鑑 ISBN:9784838610020 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
加賀乙彦 ホーム社(千代田区) 集英社加賀乙彦 帰らざる夏 フランドルの冬 宣告 永遠の都 雲の都 自伝 カガ オトヒコ ジデン カガ,オトヒコ 発行年月:2013年03月 ページ数:293p サイズ:単行本 ISBN:9784834251845 加賀乙彦(カガオトヒコ) 1929年東京生まれ。小説家・精神科医。主な著作に『フランドルの冬』(芸術選奨文部大臣新人賞)『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)『宣告』(日本文学大賞)『湿原』(大佛次郎賞)『永遠の都』(芸術選奨文部大臣賞)『雲の都』(毎日新聞出版文化賞特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) プロローグ(妻との別れ/三月十一日、大震災のあと/死生一如/フィクションとノンフィクションのあいだ)/第1部 二・二六事件から敗戦まで(永遠に変わり続ける故郷・東京/最初の記憶は二・二六事件/戸山ヶ原の腕白時代/家の空気を一変させた母の「事件」/名古屋陸軍幼年学校/餓えの冬とトルストイ)/第2部 フランス語修業と医学生生活(都立高校へ編入/アルバイトをして映画館通い/フランス語修行/長閑な都立高校/通学読書の幸福な時間/解剖で人体の精妙さを知る/貧困を目の当たりにして目を開かれる/マルキシズムとキリスト教/フランスの長篇小説と日本の戦後文学/社会のなかでの実践的な勉強/犯罪学を志す/東京拘置所医務部技官/フランス政府給費留学生試験)/第3部 フランス留学(辻邦生との出会い/長い昼休みをもてあます/フランスの習慣に慣れる/フランドルへ/九死に一生を得る/日本語欠乏症にかかる)/第4部 『フランドルの冬』から『宣告』へ(精神医学の歴史/文学同人になる/『フランドルの冬』を発表/埴谷雄高、大岡昇平、森有正/結婚、そして本郷へ/三島事件と『帰らざる夏』/上智大学へ/正田昭との出会い/『宣告』の執筆)/第5部 いかにしてキリスト教徒となりしか(座禅とアイススケート/専業作家になる/父の死/母の死/洗礼へいたる道/死刑制度について)/エピローグ(大河小説の完結/「ペドロ岐部」への挑戦) 私は『永遠の都』『雲の都』を書くために作家になったような気がします。ー二・二六事件の記憶、陸軍幼年学校における敗戦体験、医学生時代のセツルメント運動、東京拘置所の医務部技官時代、犯罪学・精神医学研究のためのフランス留学、『宣告』のモデル・正田昭との交流、キリスト教の洗礼…自らの生きてきた八十余年の歩みを注ぎ込んだ九千枚におよぶ大河小説、その“詩と真実”を初めて明かした、語り下ろし自伝。 本 小説・エッセイ エッセイ エッセイ 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
生誕一〇〇年記念 別冊太陽 平凡社ダザイ オサム 発行年月:2009年06月 ページ数:175p サイズ:ムックその他 ISBN:9784582921595 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
豊饒の海へ注ぐ ミネルヴァ日本評伝選 島内景二 ミネルヴァ書房ミシマ ユキオ シマウチ,ケイジ 発行年月:2010年12月 ページ数:372, サイズ:全集・双書 ISBN:9784623059126 島内景二(シマウチケイジ) 1955年長崎県生まれ。1979年東京大学文学部国文科卒業。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、電気通信大学情報理工学部教授(日本文学専攻)。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 三島由紀夫の人生は「和歌」だった/第1章 天才の生い立ちーあれは可哀相な人間でございました/第2章 学習院という湖ー傑作の種の数々は学習院で芽生えた/第3章 二人の西欧的知性ー『仮面の告白』と「豊饒の海」の背景/第4章 住まいの履歴書ー絢爛たる草庵を打ち破る/第5章 日本文化と戦った三島由紀夫ー人間は誰のために死ねるか/第6章 命を賭けたライフワークー『源氏物語』を超えて/第7章 自決の朝ー人生の大団円/おわりにー三島由紀夫という謎 日本文化を一身に背負い、「昭和」に殉じた作家の素顔。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
論集 泉鏡花 泉鏡花研究会 和泉書院ロンシュウイズミキョウカダイロクシュウ イズミキョウカケンキュウカイ 発行年月:2021年09月10日 予約締切日:2021年08月25日 ページ数:236p サイズ:全集・双書 ISBN:9784757610088 泉鏡花と俳句ー紅葉門下の運座を中心に/邑井一と泉鏡花ー鶴扇亭における「小夜衣装紙」傍聴の時期について/鏡花、雪岱、千章館ー堀尾家旧蔵資料が語るもの/「外科室」と魔酔の物語ー高田早苗遭難事件顛末との関連から/「伊勢之巻」における「神」と芸術家の邂逅劇/“往生伝”としての『風流線』ー仏教思想の時代状況を視座として/「草迷宮」論ー自筆原稿から見えること/泉鏡花「南地心中」の上演ー原作者と脚色者の関係をめぐって/大正六年五月の帰郷と「卯辰新地」/映画「葛飾砂子」を辿るー失われた映画を求めて 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
『無名草子』からはじまる卒論のための基礎知識 テキスト 原 豊二 古瀬 雅義 和泉書院オンナガカタルヘイアンブンガク ハラ トヨジ フルセ マサヨシ 発行年月:2021年02月03日 予約締切日:2021年01月07日 ページ数:104p サイズ:単行本 ISBN:9784757609808 原豊二(ハラトヨジ) 天理大学教授 古〓雅義(フルセマサヨシ) 安田女子大学教授 星山健(ホシヤマケン) 関西学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 老尼登場ー無名草子のはじまり/老尼の来歴ー動乱の平安時代末期を生きる/この世で最もすばらしいものー宝物集・枕草子を超えて/源氏物語の巻々ー五十四帖の成り立ち/源氏物語の作中人物ー光源氏と薫/「少年の春」の行方ー狭衣物語/改作への挑戦ー今とりかへばやへ/失われた物語たちー海人の刈藻・末葉の露/実話ベースの歌物語ー伊勢物語・大和物語/勅撰集でも辛口批評ー万葉集・古今集から千載集/女が名を残すことー私撰集と宮仕え/才女の評判と行く末ー小野小町と清少納言/恋愛と歌で名をはせた母娘ー和泉式部と小式部内侍/高貴な女の老いー大斎院選子/「女」から「男」へー栄花物語・大鏡 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
現代女性文学と中途的ジェンダー分析 泉谷 瞬 和泉書院ケッコンノケッセツテン イズタニ シュン 発行年月:2021年06月14日 予約締切日:2021年05月13日 ページ数:336p サイズ:全集・双書 ISBN:9784757609983 泉谷瞬(イズタニシュン) 1985年、奈良県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、大谷大学文学部任期制講師。専攻は日本近現代文学。特に現代女性作家を中心に、ジェンダーの視点より読み直す研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 結婚の境界線を探ること(労働と結婚を繋ぐものー山本文緒・絲山秋子の女性表象から/暴力からの脱出/他者への接近ー津村記久子「地下鉄の叙事詩」論)/第2部 異性愛主義の延命(結婚をめぐる争いー笙野頼子『説教師カニバットと百人の危ない美女』論/教化される感覚ー多和田葉子「犬婿入り」論/包囲される/衝突する女性同性愛ー松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』における欲望と関係性)/第3部 選択肢としての結婚/まとわりつく結婚(親族関係という「蜘蛛の巣」ー金原ひとみ作品の二人組と結婚/「不幸」な結婚が意味するものー鹿島田真希「冥土めぐり」論/「家族」を作らないという選択ー姫野カオルコの介護作品を中心に) 現代文学の最前線で活躍する女性作家たちー山本文緒・絲山秋子・津村記久子・笙野頼子・多和田葉子・松浦理英子・金原ひとみ・鹿島田真希・姫野カオルコの小説を、結婚制度とそれにまつわる社会状況を照合しながら多角的に考察する。労働・異性愛主義・生殖という三つの観点から、現代日本の「結婚」が、その時代におけるジェンダーの身体化や主体の自己認知とどのように相関しているかを探る。また、複数領域におよぶ理論と豊富な注釈を加えることで、個人のライフコースへ介入する様々な“結節点”が存在する状況を再接合し、「結婚」に関する秩序を照射した。このように「結婚」の自明性を解体すると同時に、社会的な諸条件と制約から芽生える意思と利害によって、人間がどのような主体と親密性を築き得るかという問いを、本書は文学作品を読解することの可能性のなかで発展させたものである。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
とんぼの本 太宰治 小松健一 新潮社ダザイ オサム ト タビスル ツガル ダザイ,オサム コマツ,ケンイチ 発行年月:2009年09月 ページ数:143p サイズ:全集・双書 ISBN:9784106021923 小松健一(コマツケンイチ) 1953年、岡山県生まれ。群馬県に育つ。世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族の撮影をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本人の近現代の文学、作家の原風景を切り口にして日本人の暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 『津軽』名場面十選/序編/本編/津軽富士八景/富嶽百景と甲府時代/「無頼」に生きたふたりー小説家・太宰治と写真家・田村茂をめぐって 名作『津軽』のテキストを道標に、津軽半島に遺された太宰の望郷の旅の足跡を辿る。さらに、五度に及んだ自殺・心中の現場を訪ね、その日その時、作家の目に映った心象風景を追う。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
平成デモクラシー文学論 福嶋 亮大 新潮社ラセンジョウソウゾウリョク フクシマ リョウタ 発行年月:2020年09月28日 予約締切日:2020年08月17日 ページ数:280p サイズ:単行本 ISBN:9784103535614 福嶋亮大(フクシマリョウタ) 1981年2月21日京都生まれ。中国文学者。立教大学文学部准教授。文学博士。京都大学文学部中国文学科卒業。2014年『復興文化論 日本的創造の系譜』でサントリー学芸賞受賞。17年、『厄介な遺産 日本近代文学と演劇的想像力』でやまなし文学賞受賞。19年、早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 舞城王太郎と平成文学のナラティヴ/第2章 内向の系譜ー古井由吉から多和田葉子へ/第3章 「政治と文学」の再来/第4章 私小説再考ー「私」の学習/第5章 近代の再発明ー平成文学と犯罪/第6章 小説的アクセスー歴史と虚構/終章 「民主」と「らせん」/補論1 受けるはずのない暴力ー京都アニメーション放火殺人事件をめぐって/補論2 失われているものを求めてー村上龍の『MISSING』 平成の30年間、文学の現場で何が起こったのか?グローバリズムとネット空間に晒され、迷宮化する表現を明晰に読み解く俊英の思考の冒険! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
不可分の精神 堀江 秀史 白水社テラヤマシュウジノセンキュウヒャクロクジュウネンダイ ホリエ ヒデフミ 発行年月:2020年02月25日 予約締切日:2019年12月25日 ページ数:554p サイズ:単行本 ISBN:9784560097502 堀江秀史(ホリエヒデフミ) 1981年島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化研究室助教。博士(学術)。学習院女子大学、立正大学、日本大学大学院非常勤講師。2016・2017年度サントリー文化財団鳥井フェロー。東京大学東アジアリベラルアーツイニシアティブ・ゼンショープログラム特任講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 寺山修司論の現在/第1部 壜詰の世界ー人物・ダイアローグ・“私”(空っぽのアパートーその生涯/ダイアローグー寺山機関の力学/“私”論の形成/ふたりぼっちのわたしにー映画『田園に死す』(一九七四年)を読む)/第2部 クロスジャンルの道程ー映画・ラジオ・テレビメディア(ラジオを巡るジャンル考/見出されるジャンルーテレビドラマ『一匹』(一九六三年)を巡って)/第3部 世代間のダイアローグ(歴史語りへの抵抗/誰でもなかったころー映画におけるオマージュ)/詩人とその宇宙観ートレーンからの使者 さまざまな表現活動をおこない、同時代を生きる人々に大きな影響を与えた寺山修司の行動原理を浮かび上がらせる画期的な論考。全著作一覧付。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
橋本 治 朝日新聞出版センショ985 ウシナワレタキンダイヲモトメテ ジョウ ハシモト オサム 発行年月:2019年06月10日 予約締切日:2019年05月08日 ページ数:376p サイズ:全集・双書 ISBN:9784022630858 橋本治(ハシモトオサム) 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、1977年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。1996年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、2008年『双調平家物語』で毎日出版文化賞、2018年『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年1月に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 言文一致体の誕生(そこへ行くために/新しい日本語文体の模索ー二葉亭四迷と大僧正慈円/言文一致とはなんだったのか/不器用な男達/『平凡』という小説/“、、、、”で終わる先)/第2部 「自然主義」と呼ばれたもの達(「自然主義」とはなんなのか?/理屈はともかくとして、作家達は苦闘しなければならない/「秘密」を抱える男達) 近代文学の黎明期に誕生した「私」をめぐる二つの小説ー田山花袋『蒲団』と二葉亭四迷『平凡』が、文学の未来に残した可能性と困難。なぜ彼らは新しい文体を必要としたのか?新しい言葉を獲得していく書き手たちの苦闘を、小説家の思考と身体性から鮮やかに描き出す第一部「言文一致体の誕生」。つづく第二部では、明治の近代になって多くの作家が「新しい文学」を目指したが、果たしてそれは「自然主義」と呼ばれてしかるべきものだったのか、森鴎外と田山花袋の諸作から、その問いのかたちを描く。橋本治がはじめて日本における近代文学の作品群と向き合いながら、その捉え直しを試みる本格評論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
「美しい日本」をめぐる激突 新潮選書 松本健一 新潮社ミシマ ユキオ ト シバ リョウタロウ マツモト,ケンイチ 発行年月:2010年10月 予約締切日:2010年10月18日 ページ数:237p サイズ:全集・双書 ISBN:9784106036675 松本健一(マツモトケンイチ) 評論家・作家。1946(昭和21年)年生まれ。東京大学経済学部卒。麗澤大学教授。95年に『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、98年『日本の近代第1巻開国・維新』で吉田茂賞を受賞。『評伝北一輝』(全5巻)で、2005年度の司馬遼太郎賞と毎日出版文化賞を同時受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 二つの「日本」/第1章 二人にとって「戦後」とは何か/第2章 一瞬の交叉/第3章 ロマン主義とリアリズム/第4章 三島の「私」と司馬の「彼」/第5章 西郷隆盛と大久保利通/第6章 『坂の上の雲』の仮構/第7章 陽明学ー松陰と乃木希典/第8章 反思想と反イデオロギー/第9章 戦後的なるもの/第10章 人間の生き死 三島(大正14年生)と司馬(大正12年生)。二人は、それぞれのかたちで「美しい日本」を求めた。「空っぽな日本」に嫌気がさした三島は、身を賭して「それ」を取り戻そうとし、司馬は長期連載『街道をゆく』などを通して「それ」を探った。あらゆる意味で真逆な二人だったが、生涯の最期に、空虚な大国へ成長した戦後日本を憂えたのは同じだった。 本 人文・思想・社会 雑学・出版・ジャーナリズム 出版・書店 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
松田浩 上原作和 勉誠出版コテンブンガクノジョウシキヲウタガウ ニ マツダヒロシ ウエハラサクカズ 発行年月:2019年06月30日 予約締切日:2019年06月11日 ページ数:240p サイズ:単行本 ISBN:9784585291831 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
小山鉄郎 ハルノ宵子 作品社ブンガクハオイシイ コヤマテツロウ ハルノヨイコ 発行年月:2018年09月20日 予約締切日:2018年08月30日 ページ数:212p サイズ:単行本 ISBN:9784861827198 小山鉄郎(コヤマテツロウ) 1949年、群馬県生まれ。一橋大学経済学部卒。共同通信社編集委員・論説委員。日本記者クラブ賞受賞 ハルノ宵子(ハルノヨイコ) 1957年、東京生まれ。漫画家。詩人・評論家=吉本隆明の長女。妹は小説家の吉本ばなな(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) カツ丼ー吉本ばなな『キッチン』/牛鍋ー仮名垣魯文『安愚楽鍋』/すき焼きー田辺聖子「人情すきやき譚」/湯豆腐ー久保田万太郎の名句/コロッケー幸田文『流れる』/カレーライスー安西水丸「カレーライスの話」/ジャガイモー国木田独歩『牛肉と馬鈴薯』/肉じゃがー柏井壽『鴨川食堂』/鯖の味噌煮ー森鴎外『雁』/サワラー村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』〔ほか〕 日本の食と文学への愛を凝縮した珠玉のエッセイ。各地方紙連載の「文学を食べる」改訂版。料理挿絵(カラー)100点。日本食の文化史もよくわかる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
紅野 謙介 内藤 千珠子 平凡社センゴブンガクノゲンザイケイ コウノ ケンスケ ナイトウ チズコ 発行年月:2020年10月23日 予約締切日:2020年08月25日 ページ数:472p サイズ:単行本 ISBN:9784582838503 紅野謙介(コウノケンスケ) 日本大学文理学部教授 内藤千珠子(ナイトウチズコ) 大妻女子大学文学部教授 成田龍一(ナリタリュウイチ) 日本女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) プロローグ “戦後文学”の現在形/1期 一九四五〜一九七〇年(坂口安吾『戦争と一人の女』ーあさましさの肯定と寄る辺なさ/原民喜『夏の花』ー「顔」との遭遇/武田泰淳『蝮のすえ』ー上海で迎えた「戦後」 ほか)/2期 一九七一〜一九八九年(大西巨人『神聖喜劇』ー今なお生々しい社会の「縮図」/李恢成『砧をうつ女』ー「母」なる「戦後」/東峰夫『オキナワの少年』ー「一本の軍用道路にしがみついているコザの町」 ほか)/3期 一九九〇〜二〇二〇年(笙野頼子『居場所もなかった』ー常識人の健全な妄想/松浦理英子『親指Pの修業時代』ー上演される“性”/奥泉光『石の来歴』ー生成する個人史、堆積する戦後史 ほか)/エピローグ 新型コロナウイルス禍のなかで 坂口安吾から多和田葉子まで、瀬戸内晴美(寂聴)や司馬遼太郎、松本清張や宮部みゆき、金石範や中上健次、津島佑子といった新たな視点で選んだ“戦後文学”の60作品を、震災を経た「戦後」後の状況下で読み解き、混迷する「いま」の位相と様相を浮かび上がらせる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
川本 三郎 春秋社ソレデモナオノブンガク カワモトサブロウ 発行年月:2018年07月11日 予約締切日:2018年06月20日 ページ数:244p サイズ:単行本 ISBN:9784393444221 川本三郎(カワモトサブロウ) 1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。評論家。1991年に『大正幻影』(新潮社、岩波現代文庫)でサントリー学芸賞、1997年に『荷風と東京』(都市出版、岩波現代文庫)で読売文学賞、2003年に『林芙美子の昭和』(新書館)で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、2012年『白秋望景』(新書館)で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 痛みとともに歩む者(安吾の「ぐうたら」を裏打ちするものー『日本文化私観』/貧乏を愛した作家、林芙美子ー『風琴と魚の町・清貧の書』/「終戦日記」に見る敗戦からの復興 ほか)/第2章 女たちの肖像(荷風の描いた、快楽を肯定するひかげの女たち/芸者だった母への深い想いー野口冨士男『風の系譜』/ひそやかな小宇宙ー尾崎真理子『ひみつの王国ー評伝石井桃子』 ほか)/第3章 孤独と自由を生きる人(断念から始まるー山川方夫『春の華客・旅恋い』/現代の農に生きる者ー高村薫『土の記』/もうひとつの世界ー筒井康隆『敵』 ほか) 文学は、寂寥と喪失をどう描いてきたのか。生きることの原風景をたどる、珠玉の文芸評論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
宮沢賢治の法華経日蓮主義 竜門寺文蔵 大蔵出版アメ ニモ マケズ ノ コンポン シソウ リュウモンジ,ブンゾウ 発行年月:1991年08月 ページ数:198p サイズ:単行本 ISBN:9784804325101 1 『雨ニモマケズ』の根本思想/2 『銀河鉄道の夜』とは何か/3 宮沢賢治の遺言『法華経』について/4 『雨ニモマケズ手帳』の未解明箇所/5 宮沢賢治と佐藤惣之助/6 高山樗牛の日蓮讃美/7 谷崎潤一郎と日蓮聖人 法華経日蓮主義に生涯を捧げた賢治の根本思想を、仏教(日蓮宗)の立場から鋭く解明、代表作の新解釈とともに、遺言「法華経」の謎に迫る注目の書。賢治文学に新しい照明。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 仏教 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
多田 蔵人 東京大学出版会ナガイカフウ タダ クラヒト 発行年月:2017年03月15日 予約締切日:2017年03月14日 ページ数:240p サイズ:単行本 ISBN:9784130860512 多田蔵人(タダクラヒト) 1983年生まれ。2006年東京大学文学部卒業。2008年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2014年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、鹿児島大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 伝承ー『狐』/第2章 暗黒面ー『すみだ川』/第3章 議論ー『冷笑』/第4章 制度ー『戯作者の死』/第5章 文体ー『雨瀟瀟』/第6章 都市ー『雪解』/第7章 モダニスムー『つゆのあとさき』/第8章 映像ー『〓(ぼく)東綺譚』 フィクショナルな江戸が近代を揺さぶる荷風小説の言葉の魅力を解き明かす。新しい「小説」の探究。第6回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
和泉事典シリーズ32 32 浦西和彦 和泉書院オンセンブンガクジテン ウラニシ カズヒコ 発行年月:2016年11月02日 予約締切日:2016年11月01日 ページ数:606p サイズ:事・辞典 ISBN:9784757608085 浦西和彦(ウラニシカズヒコ) 1941年9月、大阪市に生まれる。関西大学文学部国文学科卒業。1971年、関西大学文学部専任講師、同助教授、教授を経て、2012年退職。関西大学名誉教授。2014年、大阪市民表彰文化功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 温泉と文学、はじめての事典!湯治から観光のための温泉まで、時代・社会とともに移りゆく温泉。温泉文学を通して世の中が見える。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
「贋」日本人たちの肖像 サピエンティア 星名宏修 法政大学出版局ショクミンチ オ ヨム ホシナ,ヒロノブ 発行年月:2016年04月 ページ数:298p サイズ:全集・双書 ISBN:9784588603433 星名宏修(ホシナヒロノブ) 1963年兵庫県生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。琉球大学法文学部をへて、2010年4月から一橋大学大学院言語社会研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 植民地台湾の「贋」日本人たち(「植民地は天国だった」のかー沖縄人の台湾体験/萬華と犯罪ー林熊生「指紋」を読む/司法的同一性と「贋」日本人ー林熊生「指紋」を読む・その二/植民地の混血児ー「内台結婚」の政治学)/第2部 描かれた「蕃地」と「蕃人」ー好奇心と怖れと(「楽耳王」と蕃地ー中山侑のラジオドラマを読む/「兇蕃」と高砂義勇隊の「あいだ」ー河野慶彦「扁柏の蔭」を読む)/第3部 海を渡る台湾人(看護助手、海を渡るー河野慶彦「湯わかし」を読む/「大陸進出」とはなんだったのかー紺谷淑藻郎「海口印象記」を読む)/第4部 美談と流言(震災・美談・戦争期世代ー「君が代少年」物語を読む) 「本物」の日本人とは。日本の支配下で序列化された沖縄人や台湾人。国民を担保するのは「国語」か旅券か血液か。小説やラジオドラマから浮かびあがること。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
遠藤周作と悪 今井真理 慶應義塾大学出版会ソレデモ カミ ワ イル イマイ,マリ 発行年月:2015年08月 ページ数:174p サイズ:単行本 ISBN:9784766422542 今井真理(イマイマリ) 1953年、東京都生まれ。文芸評論家。聖心女子大学国語国文学科卒業、同大学院修士課程卒業。専門は日本近代文学・現代文学。日本ペンクラブ会員・日本キリスト教文学会会員・遠藤周作学会会員。2007年以降、町田市民文学館での「遠藤周作展」をはじめ、多くの遠藤周作企画展に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 それでも人間は信じられるかー遠藤周作とアウシュヴィッツ/第2章 「掌」の文学ー信仰と懐疑/第3章 初期評論の世界/第4章 サドの存在ー『留学』/第5章 『海と毒薬』の光と翳/第6章 『沈黙』ー沈黙のなかの声/第7章 遠藤のイエス像ー母なるキリストを求めて/第8章 『薔薇の館』ー薔薇と復活/第9章 無名のひとー哀しみの連帯/第10章 悪のむこうにあるものー闇と光の中で 『沈黙』で世界的に知られる遠藤周作(1923ー1996)が没してまもなく20年となる。20代から「人間に潜む悪」に多大な関心を寄せ、それは晩年まで変わることがなかった。「遠藤周作の悪」を取り上げたはじめての遠藤周作論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
現代語訳付き名文案内 井上泰至 田中康二 笠間書院エド ブンガク オ エラビナオス イノウエ,ヤスシ タナカ,コウジ 発行年月:2014年06月09日 ページ数:201p サイズ:単行本 ISBN:9784305707352 井上泰至(イノウエヤスシ) 1961年生、防衛大学校教授。博士(文学) 田中康二(タナカコウジ) 1965年生、神戸大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 サムライの文学の再評価(戦国武将伝のベストセラーー熊沢淡庵『武将感状記』/近世〜戦前における「知」のスタンダードー室鳩巣『駿台雑話』)/2 江戸版「日本の古典」への扉(和漢という対ー近世国学史の隘路ー荷田春満『創学校啓』/擬古文再考ー「文集の部」を読み直すー村田春海『琴後集』)/3 漢文という日本文学の多様性(古文辞派の道標ー荻生徂徠『絶句解』/歴史人物のキャラクター辞典ー安積澹泊『大日本史賛薮』/美術批評漢文瞥見ー薄井龍之「晴湖奥原君之碑」と『小蓮論画』)/4 リニューアルされる俗文芸の読み(西鶴武家物・解法のこころみー井原西鶴『武道伝来記』『武家義理物語』/二人の男の「復讐」と「奇談」ー山東京伝『安積沼』/「選び直され」続ける歌舞伎ー河竹黙阿弥『吾孺下五十三駅』『三人吉廓初買』) 我々は本当に「古典」を選び得ているのかー。江戸文学の魅力を新たに、挑戦的、挑発的に汲み取る! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
新潮日本文学アルバム 新潮社ナカハラ チュウヤ 発行年月:1985年05月 ページ数:111p サイズ:全集・双書 ISBN:9784106206306 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
森 正人 岩波書店コダイシンセイヒョウゲンノケンキュウ モリ マサト 発行年月:2019年08月29日 予約締切日:2019年08月28日 ページ数:440p サイズ:単行本 ISBN:9784000229685 森正人(モリマサト) 1948年生まれ。1971年熊本大学法文学部卒業。1976年東京大学大学院博士課程中途退学。熊本大学文学部助教授、同教授を経て、2014年定年により退職。2015年尚絅大学・尚絅大学短期大学部学長に就任。2019年同学長を退任。現在、熊本大学名誉教授、尚絅大学・尚絅大学短期大学部名誉教授。専攻、日本古典文学。特に古代・中世の物語および説話集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 古代心性表現論序説/第1部 “もののけ”ー霊魂と憑依/第2部 鬼ー外部と内界/第3部 龍蛇ー罪障と救済/第4部 翁ー聖性と化現/第5部 死ー他界像の変容 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
昭和を生きた女性作家たち イルメラ・日地谷=キルシュネライト 岩波書店ジョリュウ ホウダン イルメラヒジヤキルシュネライト 発行年月:2018年12月22日 予約締切日:2018年12月21日 ページ数:422p サイズ:単行本 ISBN:9784000613118 日地谷=キルシュネライト,イルメラ(HijiyaーKirschnereit,Irmela)(ヒジヤキルシュネライト,イルメラ) 1948年ドイツ生まれ。一橋大学助教授、トリーア大学教授等を経て、現在、ベルリン自由大学日本学科教授。この間に、同大学日本学科主任教授、フリードリヒ・シュレーゲル文学研究大学院長、東京のドイツ日本研究所所長およびヨーロッパ日本研究協会会長を務める。専門は日本文学・日本文化。ドイツ学術界で最も権威あるライプニッツ賞、人間文化研究機構の日本研究功労賞などを受賞。ベルリン・ブランデンブルグ学士院会員、ヨーロッパ学士院会員、レオポルディーナ・ドイツナショナル学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 明治生まれの先駆者たち(佐多稲子(1904ー1998)「「女は怖い」は男の逃げ口上、いつも悪い事やってるから」/円地文子(1905ー1986)「私の文学熱と父は関係ありません、すべては祖母の影響です」)/2 「戦中派」の戦後(河野多惠子(1926ー2015)「我慢を快楽へとひっくり返してしまう、まさに倒錯ね」/石牟礼道子(1927ー2018)「詩人というのは要するに、人間と神様を繋ぐ役割です」/田辺聖子(1928ー)「文学修行の厳しさに耐えかねて堕落した田辺聖子(爆笑)」/三枝和子(1929ー2003)「私は男性の視点だけで戦争を捉えたくないのです」/大庭みな子(1930ー2007)「女は男よりずっと自信があると思いますよ」/戸川昌子(1931ー2016)「子どもとは時間を盗み食べてしまう生き物です」)/3 「戦後派」の憂鬱(津島佑子(1947ー2016)「私、歳を取ると男女同じになっちゃう気がするの」/金井美恵子(1947ー)「女性作家だという意識なしで読んでもらいたい」/中山千夏(1948ー)「女に男が描けないのではなく、他人を描くので難しいのです」)/特別編 瀬戸内寂聴(1922ー)「それは本当のことを私が書いたから、男が隠しておきたいことを」 三十余年の永い眠りの時を超えて奇跡的に日の目を見た貴重な生の声。一九八二年春、編者は、数か月の日本滞在中に、当時活躍中の女性作家たちに公衆電話からアポイントを入れ、突撃インタビューを敢行した。まだ駆け出しのドイツ人日本文学研究者であった聞き手に対し、驚くほど率直に、またくつろいで親密に語る各年代の作家たちの本音とは?当時は実現しなかった瀬戸内寂聴氏への特別インタビューも収録。解説は、詩人の伊藤比呂美氏による。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
玄順恵 岩波書店トラブゾンノネコオダマコトトノサイゴノタビ ヒョンスンヒエ 発行年月:2018年10月26日 予約締切日:2018年10月25日 ページ数:168p サイズ:単行本 ISBN:9784000612982 玄順恵(ヒョンスンヒェ) 水墨画家。植民地時代に日本へ渡ってきた済州島出身の両親のもと、1953年、神戸市に生まれる。82年に作家小田実と結婚。水墨画の他に、装丁、装画、挿絵の仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 永遠の旅路/イスタンブールの迷い猫/旅は道づれ人は情け/トロイと『イーリアス』と「三十センチの高さ」/昼下がりのエーゲ海/アルキビアデス猫の憂うつ/玉砕/アソスの神殿とイソップ猫/デモス・クラトスよ!/トラブゾンの猫/別れのレクイエム/至福と喪失 作家は終生、私のことを妻と呼ばず「人生の同行者」と呼んだー並はずれた行動力で世界中を旅し、半世紀にわたり執筆活動を続けた小田実。アムステルダムからトルコの首都イスタンブールへ、チャナッカレを経てトロイ、アソス、そしてトラブゾンへ。やがて訪れる別れの前、「東のギリシャ」への旅を通して、作家の等身大の姿、思想の底流を伝える。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
王朝から中世へ 田渕 句美子 岩波書店ニョウボウブンガクシロン タブチ クミコ 発行年月:2019年08月24日 予約締切日:2019年08月23日 ページ数:646p サイズ:単行本 ISBN:9784000613583 田渕句美子(タブチクミコ) 1957年生まれ。1991年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程退学。大阪国際女子大学助教授、国文学研究資料館助教授、同教授を経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 女房文学史論の射程/第1部 女房たちの領域と制約ー制度のなかで/第2部 王朝女房たちの語りー物語と日記の基底/第3部 中世歌道家の女房たちー歌壇と家と/第4部 中世女房たちの仮名日記ー書き残すことへの渇望/第5部 教え論ずる女房たちー教育がひらく回路/第6部 女房たちと説話ー女房メディアの生成と展開 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
二つの植民地体験 シリーズ 日本の中の世界史 小谷 汪之 岩波書店ナカジマアツシノチョウセントナンヨウ コタニ ヒロユキ 発行年月:2019年01月18日 予約締切日:2019年01月17日 ページ数:240p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000283861 小谷汪之(コタニヒロユキ) 1942年生。東京大学文学部東洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(史学)。インド史専攻。東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) プロローグ 中島敦・スティーヴンソン・植民地体験/第1章 中島敦の朝鮮(一九二二ー三三年)/第2章 南洋庁編修書記、中島敦(一九四一ー四二年)/第3章 「光と風と夢」ーサモアのスティーヴンソンと中島敦/第4章 南洋に生きた人びと/第5章 中島敦の南洋/エピローグー植民地体験の追体験 「李陵」「光と風と夢」などで知られる作家・中島敦は、少年期を日本統治下の朝鮮で過ごし、のちに南洋庁編修書記としてパラオ諸島に暮らした経験を持つ。そこで中島は何を感じ、何を考えたのか。これらの体験は中島の表現や作品世界にどう反映されているだろうか。二つの植民地経験を追体験することを通じて、二〇世紀前半に多くの日本人が植民地支配とかかわったことの意味を改めて問い直す。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
リービ 英雄 岩波書店バイリンガル エキサイトメント リービ ヒデオ 発行年月:2019年03月15日 予約締切日:2019年03月14日 ページ数:228p サイズ:単行本 ISBN:9784000613255 リービ英雄(リービヒデオ) 作家、法政大学国際文化学部教授。1950年カリフォルニア生まれ。少年時代を台湾、香港で過ごし、67年に日本に初めて住む。プリンストン大学大学院博士課程修了後、プリンストン大学、スタンフォード大学で日本文学の教鞭を執る。82年万葉集の英訳により全米図書賞を受賞。89年から日本に定住。92年デビュー作『星条旗の聞こえない部屋』により西洋出身者として初めての日本文学作家となり、野間文芸新人賞を受賞。その後、9・11を題材にした『千々にくだけて』で大佛次郎賞、中国を題材にした『仮の水』で伊藤整文学賞、台湾を題材にした『模範郷』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 その直後の『万葉集』ー三つの講演(その直後の『万葉集』/中国大陸、日本語として/新宿のlight)/2 多言語的高揚感ー三つの対話(…は対話者)(大陸のただ中、世界の物語を探して…閻連科/危機の時代と「言葉の病」…多和田葉子/東アジアの時間と「私」…温又柔)/3 路地裏の光ー島国と大陸をめぐる十五のエッセイ(奈良の京、ワシントンの涙/翻訳と創作/最後の下宿屋/書き言葉に宿る「表現」の力/古い日本語の「新しさ」/大和の空の下ーわが師中西進/沈黙の後、生まれる表現ー東北を旅した記憶/日本語と温泉/草原で耳にしたノーベル賞/スノビズムをやめよう/『アメリカ感情旅行』の声/清明上河図/黄河の南、方言の細道/日本人が創った家/新宿の部屋の「こころの玉手箱」) 多言語的高揚感がいざなう新しい日本文学論!東アジアと越境のことばを巡る閻連科、多和田葉子、温又柔との豪華な対談を収録。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)