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リービ 英雄 岩波書店バイリンガル エキサイトメント リービ ヒデオ 発行年月:2019年03月15日 予約締切日:2019年03月14日 ページ数:228p サイズ:単行本 ISBN:9784000613255 リービ英雄(リービヒデオ) 作家、法政大学国際文化学部教授。1950年カリフォルニア生まれ。少年時代を台湾、香港で過ごし、67年に日本に初めて住む。プリンストン大学大学院博士課程修了後、プリンストン大学、スタンフォード大学で日本文学の教鞭を執る。82年万葉集の英訳により全米図書賞を受賞。89年から日本に定住。92年デビュー作『星条旗の聞こえない部屋』により西洋出身者として初めての日本文学作家となり、野間文芸新人賞を受賞。その後、9・11を題材にした『千々にくだけて』で大佛次郎賞、中国を題材にした『仮の水』で伊藤整文学賞、台湾を題材にした『模範郷』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 その直後の『万葉集』ー三つの講演(その直後の『万葉集』/中国大陸、日本語として/新宿のlight)/2 多言語的高揚感ー三つの対話(…は対話者)(大陸のただ中、世界の物語を探して…閻連科/危機の時代と「言葉の病」…多和田葉子/東アジアの時間と「私」…温又柔)/3 路地裏の光ー島国と大陸をめぐる十五のエッセイ(奈良の京、ワシントンの涙/翻訳と創作/最後の下宿屋/書き言葉に宿る「表現」の力/古い日本語の「新しさ」/大和の空の下ーわが師中西進/沈黙の後、生まれる表現ー東北を旅した記憶/日本語と温泉/草原で耳にしたノーベル賞/スノビズムをやめよう/『アメリカ感情旅行』の声/清明上河図/黄河の南、方言の細道/日本人が創った家/新宿の部屋の「こころの玉手箱」) 多言語的高揚感がいざなう新しい日本文学論!東アジアと越境のことばを巡る閻連科、多和田葉子、温又柔との豪華な対談を収録。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
ラブコメ恋愛文化史 玉井建也 京都芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学 幻冬舎オサナナジミ モエ タマイ,タツヤ 発行年月:2017年11月 予約締切日:2017年11月27日 ページ数:229p サイズ:単行本 ISBN:9784344953307 幼なじみのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!ーまたはこれは言ってみりゃ「単なる序章」/起源論オーバーラン!ーまたはこれは言ってみりゃ「前近代から近代までの幼なじみの話」/ラブコメの弾丸は撃ちぬけないーまたはこれは言ってみりゃ「近代以降に描かれた幼なじみの話」/物語にラブコメを求めるのは間違っているだろうかーまたはこれは言ってみりゃ「漫画に描かれる幼なじみの話」/ククク、私の幼なじみを見抜くとは、アナタも「瞳」の持ち主のようね(訳:この章では幼なじみがゲームにおいて選択肢化されていく過程を考えます)。/幼なじみのいうことを聞きなさい!ーまたはこれは言ってみりゃ「ライトノベルとゲームと松智洋の話」/幼なじみとは違う一日ーまたはこれは言ってみりゃ「上京をめぐる物語」/幼なじみ一〇〇人できるかな その一ーまたはこれは言ってみりゃ「教室内における空気の話」/幼なじみ一〇〇人できるかな その二ーまたはこれは言ってみりゃ「教室社会と幼なじみの話」/この素晴らしい幼なじみに祝福を!ーまたはこれは言ってみりゃ「地元と幼なじみの話」〔ほか〕 可愛いのになぜ勝てない!?隣家に住む幼なじみの同級生が朝起こしにくるシチュエーションは、果たして理想なのかー。恋愛小説の歴史を追いながらラブコメにおける幼なじみの位置づけを分析し、日本の文化史・恋愛史を読み解く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
一代初心 ミネルヴァ日本評伝選 福島 行一 ミネルヴァ書房オサラギジロウ フクシマ コウイチ 発行年月:2017年11月10日 予約締切日:2017年11月09日 ページ数:362p サイズ:全集・双書 ISBN:9784623078806 福島行一(フクシマコウイチ) 1931年山形市生まれ。慶應義塾大学大学院国文学博士課程満期退学。現在、防衛大学校名誉教授(専攻・国文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 父・野尻政助と明治維新/第2章 誕生と横浜時代その後/第3章 高校から大学、そして結婚へ/第4章 「鞍馬天狗」と「ポケット」時代/第5章 「赤穂浪士」と新聞小説/第6章 敗戦前後/第7章 作品「歸郷」と「パリ燃ゆ」/第8章 「天皇の世紀」を超えて 大佛次郎(一八九七〜一九七三)小説家。明治維新、進取の気風の中で生まれ育った大佛次郎。一中、一高、東大法学部卒のエリート街道から本格的大衆文学作家となり、「鞍馬天狗」から近代日本人の精神の原点を求めた「天皇の世紀」までを生み出した。その作家の人間像とはいかなるものなのか。本書は一次史料を渉猟し、その生涯と作品が織りなす実像に迫る試みである。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
育児と介護の現代小説 佐々木亜紀子 光石亜由美 七月社ケアヲエガク ササキアキコ ミツイシアユミ 発行年月:2019年04月08日 予約締切日:2019年03月25日 ページ数:256p サイズ:単行本 ISBN:9784909544056 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
長谷川四郎物語 福島 紀幸 河出書房新社ボクノオジサン フクシマノリユキ 発行年月:2018年12月04日 予約締切日:2018年09月21日 ページ数:568p サイズ:単行本 ISBN:9784309027487 福島紀幸(フクシマノリユキ) 1939年、東京生まれ。1962年、早稲田大学文学部(露文)を卒業。新日本文学会で雑誌「新日本文学」の編集にだすさわり、その後、河出書房新社に入社。雑誌「文藝」や書籍の編集に従事(1967〜99年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 函館から満州、そしてシベリヤへ 一九〇九ー一九四九/第2章 『シベリヤ物語』『鶴』執筆の日々 一九五〇ー一九五三/第3章 新日本文学会に入ってみると… 一九五四ー一九五五/第4章 芸術は芸術運動からー記録芸術の会の渦中へ 一九五六ー一九五九/第5章 ベルリンの西と東ー壁がなかった最後の年 一九六〇ー一九六一/第6章 ブレヒトを翻訳し、キューバへ行った 一九六二ー一九六四/第7章 十六年ぶりのシベリヤで詩人たちに会った 一九六五ー一九六七/第8章 マヤコフスキー、カフカと取りくみ、子ども向けの本も 一九六七ー一九七〇/第9章 詩が好きだ!コントも童話も 一九七一ー一九七二/第10章 芝居をやろう!木六会をたちあげる 一九七三ー一九七六/第11章 ころんでもなんのその、ひたすら前へ 一九七六ー一九八七 長谷川四郎は天衣無縫の芸術家だった。世界のどこへでも出かけていった。誰とでも親しく付き合った。枠にとらわれることなく悠々自在に活動した。小説だけでなく、詩を書き、絵を描き、童話や戯曲を書き、翻訳もたくさんした。戦前の解放感ただよう港町・函館で生まれ育ち、就職して満州に渡り、軍隊とシベリア抑留の日々を経て帰国、文学・芸術運動へー。軽やかで、国際的な感覚に溢れ、今もなお新しい作家であり続ける長谷川四郎の魅力を、編集者として最も近い位置で併走した著者が描く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
堀田 百合子 岩波書店タダノブンシホッタヨシエノコト ホッタ ユリコ 発行年月:2018年10月12日 予約締切日:2018年10月11日 ページ数:224p サイズ:単行本 ISBN:9784000612951 堀田百合子(ホッタユリコ) 1949年、神奈川県生まれ。堀田善衞長女。慶應義塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) サルトルさんの墓/芥川賞と火事/モスラの子と脱走兵/ゴヤさんと武田先生の死/スペインへの回想航海/アンドリンでの再起/埃のプラド美術館/夢と現実のグラナダ/バルセロナの定家さん/半ばお別れ 隣のおじさんのことのように毎晩ゴヤの動向を伝える父、バルセロナで藤原定家の日記に呻吟する父、サルトルや武田泰淳や愛犬の死に打ちひしがれる父、田植えのように夜中トントンと原稿用紙の升目を埋めていく父…。『時間』『インドで考えたこと』『方丈記私記』『ゴヤ』『路上の人』などの作品で知られる堀田善衞。「ただの文士」であろうとした作家の生きた姿をーその創作への情熱、社会に開かれた魂、少しユーモラスな日常を、娘の目から追想する。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
江戸から東京へ 鈴木 健一 岩波書店シノバズイケモノガタリ スズキ ケンイチ 発行年月:2018年10月26日 予約締切日:2018年09月05日 ページ数:224p サイズ:単行本 ISBN:9784000612999 鈴木健一(スズキケンイチ) 1960年東京生まれ。1988年東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) はじめにー池が生み出すものがたり/第1章 寛永寺の誕生/第2章 蓮見と料理茶屋/第3章 戊辰戦争の激戦地/第4章 「上野」の成立/第5章 近代文学の舞台として/第6章 現代の不忍池へ/おわりにー池の持っている力/少し長めのあとがきー自然と文化、過去と現在、高級感と庶民性 寛永寺の創建以来、庶民の憩いの場として発展した不忍池は、和歌、漢詩、浮世絵など、数多くの作品に描かれてきた。幕末期には、戊辰戦争の激戦地となるが、明治以降は、文化的施設が建と並ぶ欧化政策の拠点へと変貌する。江戸から現代まで、不忍池が育んだ文化の多彩な様相を、時代のなかに浮かび上がらせる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
玄順恵 岩波書店トラブゾンノネコオダマコトトノサイゴノタビ ヒョンスンヒエ 発行年月:2018年10月26日 予約締切日:2018年10月25日 ページ数:168p サイズ:単行本 ISBN:9784000612982 玄順恵(ヒョンスンヒェ) 水墨画家。植民地時代に日本へ渡ってきた済州島出身の両親のもと、1953年、神戸市に生まれる。82年に作家小田実と結婚。水墨画の他に、装丁、装画、挿絵の仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 永遠の旅路/イスタンブールの迷い猫/旅は道づれ人は情け/トロイと『イーリアス』と「三十センチの高さ」/昼下がりのエーゲ海/アルキビアデス猫の憂うつ/玉砕/アソスの神殿とイソップ猫/デモス・クラトスよ!/トラブゾンの猫/別れのレクイエム/至福と喪失 作家は終生、私のことを妻と呼ばず「人生の同行者」と呼んだー並はずれた行動力で世界中を旅し、半世紀にわたり執筆活動を続けた小田実。アムステルダムからトルコの首都イスタンブールへ、チャナッカレを経てトロイ、アソス、そしてトラブゾンへ。やがて訪れる別れの前、「東のギリシャ」への旅を通して、作家の等身大の姿、思想の底流を伝える。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
昭和を生きた女性作家たち イルメラ・日地谷=キルシュネライト 岩波書店ジョリュウ ホウダン イルメラヒジヤキルシュネライト 発行年月:2018年12月22日 予約締切日:2018年12月21日 ページ数:422p サイズ:単行本 ISBN:9784000613118 日地谷=キルシュネライト,イルメラ(HijiyaーKirschnereit,Irmela)(ヒジヤキルシュネライト,イルメラ) 1948年ドイツ生まれ。一橋大学助教授、トリーア大学教授等を経て、現在、ベルリン自由大学日本学科教授。この間に、同大学日本学科主任教授、フリードリヒ・シュレーゲル文学研究大学院長、東京のドイツ日本研究所所長およびヨーロッパ日本研究協会会長を務める。専門は日本文学・日本文化。ドイツ学術界で最も権威あるライプニッツ賞、人間文化研究機構の日本研究功労賞などを受賞。ベルリン・ブランデンブルグ学士院会員、ヨーロッパ学士院会員、レオポルディーナ・ドイツナショナル学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 明治生まれの先駆者たち(佐多稲子(1904ー1998)「「女は怖い」は男の逃げ口上、いつも悪い事やってるから」/円地文子(1905ー1986)「私の文学熱と父は関係ありません、すべては祖母の影響です」)/2 「戦中派」の戦後(河野多惠子(1926ー2015)「我慢を快楽へとひっくり返してしまう、まさに倒錯ね」/石牟礼道子(1927ー2018)「詩人というのは要するに、人間と神様を繋ぐ役割です」/田辺聖子(1928ー)「文学修行の厳しさに耐えかねて堕落した田辺聖子(爆笑)」/三枝和子(1929ー2003)「私は男性の視点だけで戦争を捉えたくないのです」/大庭みな子(1930ー2007)「女は男よりずっと自信があると思いますよ」/戸川昌子(1931ー2016)「子どもとは時間を盗み食べてしまう生き物です」)/3 「戦後派」の憂鬱(津島佑子(1947ー2016)「私、歳を取ると男女同じになっちゃう気がするの」/金井美恵子(1947ー)「女性作家だという意識なしで読んでもらいたい」/中山千夏(1948ー)「女に男が描けないのではなく、他人を描くので難しいのです」)/特別編 瀬戸内寂聴(1922ー)「それは本当のことを私が書いたから、男が隠しておきたいことを」 三十余年の永い眠りの時を超えて奇跡的に日の目を見た貴重な生の声。一九八二年春、編者は、数か月の日本滞在中に、当時活躍中の女性作家たちに公衆電話からアポイントを入れ、突撃インタビューを敢行した。まだ駆け出しのドイツ人日本文学研究者であった聞き手に対し、驚くほど率直に、またくつろいで親密に語る各年代の作家たちの本音とは?当時は実現しなかった瀬戸内寂聴氏への特別インタビューも収録。解説は、詩人の伊藤比呂美氏による。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
『吾輩は猫である』および『文学論』を中心に 塚本 利明 彩流社ソウセキトエイブンガク ニ ツカモト トシアキ 発行年月:2018年08月09日 予約締切日:2018年04月03日 ページ数:608p サイズ:単行本 ISBN:9784779124723 塚本利明(ツカモトトシアキ) 1930年東京に生れる。現在、専修大学名誉教授、日本比較文学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 自己流“比較文学”と漱石研究/第2章 食材としての孔雀ー漱石における想像力の一面/第3章 『吾輩は猫である』とその周辺/第4章 『猫』における「自殺」と「結婚の不可能」ーG.ブランデスを手掛かりとして/第5章 漱石とレズリー・スティーヴンーHours in a Libraryを中心に/第6章 『ハイドリオタフヒア』とその周辺/第7章 『文学論』本文の検討ー冒頭の一句、および「Lives of Saints」を中心に 研究史上の“些事”にこだわり、一対一に見える源泉に含まれる“見えざる接点”の深層を可視化する試み。漱石に関する比較文学研究で大きな足跡を残す著者、晩年の論文集成。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
正統と異端 1 丸山眞男 東京女子大学丸山眞男文庫 岩波書店マルヤマ マサオシュウ ベツシュウ マルヤマ,マサオ トウキョウ ジョシ ダイガク マルヤマ マサオ ブン 発行年月:2018年06月 予約締切日:2018年06月12日 ページ数:479p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000928045 1 正統と異端についてのノート 一九八八年五月二六日(前半)/2 「正統と異端」草稿断片三点/3 当初の基本的視点/思考パターンの発生条件 一九八九年五月一日/4 政事の構造をめぐって 一九八五年九月二七日/5 闇斎学派の内部抗争ーO正党と異端のダイナミズムのケース・スタディとして 一九八七年一〇月二一日/6 江戸時代における異端類型化の若干例 一九八七年七月二九日/7 国学における正統と異端 一九八九年七月二七日 未完に終わった「正統と異端」の研究。政事の構造、闇斎学派の内部抗争など、前近代の日本思想史上の問題をめぐる研究会記録を収める。 本 小説・エッセイ ノンフィクション ノンフィクション(日本) 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
張利利 翰林書房ニホン キンゲンダイ ブンガク サクヒン カイセキ チョウ,リリ 発行年月:2018年03月 予約締切日:2018年05月19日 ページ数:399p サイズ:全集・双書 ISBN:9784877374297 張利利(チョウリリ) 櫻美林大學准教授、中國作家協會會員、中國翻譯工作者協會會員、翻譯家。中國内蒙古出身。北京外國語學院(現北京外國語大學)畢業后奉職中國人民對外友好協會及中日友好協會。1999年獲得香川大學研究生院教育學研究科教科教育(教育學)碩士學位。2003年獲得廣島女學院大學研究生院言語文化研究科日本言語文化博士(文學)學位。曽任株式會社多田野公司和高松大學講師。2007年開始奉職櫻美林大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 明治啓蒙期文學/第2章 明治時期文學/第3章 大正時期文學/第4章 昭和時期文學/第5章 現代文學/第6章 短歌和俳句 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・た行 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
草山 万兎 加藤 昌男 童話屋ミヤザワケンジノココロヲヨム ヨン クサヤマ マト カトウ マサオ 発行年月:2018年01月19日 予約締切日:2017年12月01日 ページ数:168p サイズ:単行本 ISBN:9784887471344 かしわばやしの夜/双子の星/やまなし/月夜のけだもの/若い読者のみなさんへ 賢治童話のナゾを解く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
藤本 寿彦 田畑書店コウダアヤ ダイドコロソダチトイウアイデンティティー フジモト トシヒコ 発行年月:2017年09月01日 予約締切日:2017年08月31日 ページ数:512p サイズ:単行本 ISBN:9784803803457 藤本寿彦(フジモトトシヒコ) 昭和27(1952)年、愛媛県生まれ。奈良大学国文学科教授。日本近代文学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 「台所育ち」というセルフイメージと、その表象世界/第1章 「文子」が生き直す物語たち/第2章 開かれていく語りの世界/第3章 幸田文の再生ー戦後世界を生きる女性性を表象する/第4章 身近にある生と死を物語る/第5章 大自然を歩く「台所育ち」の豊かな感性世界 「父・露伴の記録者」という役割を脱し、独自な作家スタイルを確立した幸田文ー素人を自認し続け、「台所育ち」の表現者として、生きるための知を求めた“稀有な批評的存在”を読み解く! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
「私」語りの百年史 梅澤亜由美 勉誠出版ゾウホカイテイ ワタクシショウセツノギホウ ウメザワ アユミ 発行年月:2017年11月30日 予約締切日:2017年11月29日 ページ数:420p サイズ:単行本 ISBN:9784585291442 梅澤亜由美(ウメザワアユミ) 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻・博士後期課程満期退学。博士(文学)。大正大学文学部・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 語りだされる「私」/第2部 変化する「私」/第3部 語り直される「私」/第4部 創られる「私」/第5部 韓国における「私」/第6部 越境する「私」 田山花袋『蒲団』(1907)から小島信夫『各務原名古屋 国立』(2002)まで、“私小説”の100年を辿り、成立と変遷、そして今後の可能性を提示する。認識する/される「私」から生まれる作品群を、「私探究」の文学として捉え直し、従来とは異なる観点から考察する。水村美苗論、リービ英雄論を増補、改訂版として装い新たに刊行! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
上原作和 正道寺康子 勉誠社ニホン キンガクシ ウエハラ,サクカズ ショウドウジ,ヤスコ 発行年月:2016年02月 ページ数:556, サイズ:単行本 ISBN:9784585291190 上原作和(ウエハラサクカズ) 1962年長野県佐久市生まれ。大東文化大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学ー名古屋大学)。現在、桃源文庫日本学研究所教授・法人理事。主な研究テーマ・文献史学、日本琴學史、物語文学 正道寺康子(ショウドウジヤスコ) 1969年富山県滑川市生まれ。新潟大学大学院博士課程単位取得満期退学。修士(文学)。現在、聖徳大学短期大学部准教授。主な研究テーマ・平安朝物語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 概説篇(琴の文化史(緒言ー七絃琴(古琴)について/形態 ほか)/古代日本文学と琴曲(七絃琴の琴曲と琴人/奈良・平安時代と琴曲 ほか))/2 論攷篇(日本文化の中の琴學史(懐風の琴・其一ー「知音」の故事と歌語「松風」の生成/懐風の琴・其二ー石上乙麻呂の琴「白雲」 ほか)/平安朝物語文学と七絃琴ー琴曲・説話・絵画(『うつほ物語』の音楽と樹木神話/『うつほ物語』の音楽ー音楽故事の影響を考える ほか))/3 琴曲解説篇(琴曲/琵琶曲)/4 資料篇 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
雅と俗の成熟 岩波人文書セレクション 中野三敏 岩波書店ジュウハッセイキ ノ エド ブンゲイ ナカノ,ミツトシ 発行年月:2015年10月 ページ数:330, サイズ:全集・双書 ISBN:9784000288125 中野三敏(ナカノミツトシ) 1935年生。1959年早稲田大学第二文学部卒。1964年同大学大学院日本文学研究科修了。近世文学専攻。九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 十八世紀の江戸文化/2 都市文化の成熟ー明風の受容/3 戯作の確立ー『一代男』首章を例にして/4 談義本略史/5 文人と前期戯作/6 大田南畝/7 秋成の文学観/8 すい・つう・いきーその生成の過程 近世文化は伝統文芸の「雅」と俗文芸の「俗」との二つの領域でとらえうる。この二つがもっともバランスよく保たれた「雅俗融和」、すなわち文化の成熟という視点からみると、従来、過渡期として把握されていた享保から寛政期の十八世紀こそが近世文化の最盛期と考えるべきではないか。新しい文化史観に基づく江戸文学論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
中島国彦 長島裕子 岩波書店ソウセキ ノ アイシタ エハガキ ナカジマ,クニヒコ ナガシマ,ユウコ 発行年月:2016年09月 ページ数:142p サイズ:単行本 ISBN:9784000237321 中島国彦(ナカジマクニヒコ) 1946年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授を経て、早稲田大学名誉教授。日本近代文学館専務理事。著書に『近代文学にみる感受性』(筑摩書房、1994、やまなし文学賞)ほかがある 長島裕子(ナガシマユウコ) 1953年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。早稲田大学文学学術院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 「吾輩は猫である」の反響/第2章 門下生から/第3章 ゆかりの文学者たち/第4章 海外便り/第5章 満韓の人びと/第6章 修善寺の大患/第7章 家族とのやりとり/第8章 年賀状のさまざま/第9章 全国の読者から 門下生との気のおけないやりとりや、文人との交友。愛娘からの夏休みの報告や、読者による小説の感想。漱石が終生手放さなかった、いとしい絵はがきたち。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
津村節子 岩波書店ハテナキ タヨリ ツムラ,セツコ 発行年月:2016年06月 ページ数:177p サイズ:単行本 ISBN:9784000244800 津村節子(ツムラセツコ) 1928年福井市生まれ。作家。1964年「さい果て」で新潮同人雑誌賞、65年「玩具」で芥川賞、90年『流星雨』で女流文学賞、98年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2003年に恩賜賞・日本藝術院賞、11年「異郷」で川端康成文学賞、『紅梅』で菊池寛賞を受賞。2006年に夫の吉村昭が死去。日本藝術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 文学はつきつめた戦ひです(いのちをかける仕事/遅まきの青春 ほか)/夫婦つて美しいと思ふ(折りたたんだ手紙/旅あきない ほか)/帰りたい(沖縄へ/遺書のような手紙 ほか)/節子さんへ(安住を求めて/三回の海外取材 ほか) 「節子よ!」没後十年に明かされる、作家・吉村昭から愛する女性=妻への、妻から夫への手紙の束百余通。長い苦節の時代、家族と遠く離れ孤独に苛まれる取材の旅、そして、妻への最後の手紙となった遺書ー。決心、希望、情熱、望郷、愛、いたわり等々の男の心、女の気持ちが装いなく吐露された言葉の数々。夫婦作家、慈しみの軌跡。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
加藤典洋 岩波書店コトバ ノ フル ヒ カトウ,ノリヒロ 発行年月:2016年10月 ページ数:310p サイズ:単行本 ISBN:9784000229531 加藤典洋(カトウノリヒロ) 1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、文芸評論家、早稲田大学名誉教授。『言語表現法講義』(岩波書店、1996年)で第10回新潮学芸賞。『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)で第9回伊藤整文学賞。『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、2004年)の両著で第7回桑原武夫学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 0 死が死として集まる。そういう場所/1 吉本さんと鶴見さん(吉本隆明(此岸に立ち続けた思想ー吉本さん追悼/「誤り」と「遅れ」ー吉本隆明さんの死 ほか)/鶴見俊輔(「空気投げ」のような教えー鶴見俊輔さんを悼む/鶴見さんのいない日 ほか))/2 太宰、井伏、坂口(太宰治、底板にふれるー『太宰と井伏』再説/老熟から遠くー井伏鱒二『神屋宗湛の残した日記』 ほか)/3 いまはいない人たち(多田道太郎さんの仕事/ひとりぼっちのアメリカー江藤淳『アメリカと私』 ほか)/4 言葉の降る日(死に臨んで彼が考えたことー三年後のソクラテス考/私の秘密ー「10・8山崎博昭プロジェクト」に ほか) 静かに言葉は降り積もる。いまはもういない、あの人たちへの思いとともにー。親しくその謦咳に接した吉本隆明、鶴見俊輔だけでなく、太宰治や坂口安吾、井伏鱒二、江藤淳、三島由紀夫など、その実像と思想の核心にふれ、切実なる生と死を彫琢する。在りし日の姿、その息遣いまでもが、聴こえてくる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
長谷川啓 岡野幸江 ゆまに書房センソウ ノ キオク ト オンナタチ ノ ハンセン ヒョウゲン ハセガワ,ケイ オカノ,ユキエ 発行年月:2015年06月 ページ数:319p サイズ:単行本 ISBN:9784843347836 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
北川秋雄 大阪教育図書サタ イネコ ケンキュウ キタガワ,アキオ 発行年月:2016年03月 ページ数:417p サイズ:単行本 ISBN:9784271210450 北川秋雄(キタガワアキオ) 1950(昭和25)年滋賀県に生まれる。1974(昭和49)年同志社大学卒業。1983(昭和58)年同志社大学大学院修士課程修了。現在、姫路獨協大学外国語学部日本語専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 戦後出発と戦争責任問題(「樹々のさやぎ」ー敗戦直後の勧善懲悪小説/「私の東京地図」という迷路/佐多稲子の敗戦処理ー「虚偽」「泡沫の記憶」を中心に/「夜を背に昼をおもてに」論ー婦人民主クラブのことなど)/2 五〇年問題(佐多稲子の五〇年問題ー「みどりの並木道」のことなど/「機械のなかの青春」前後ー一九五一年党除名と復帰の間に)/3 党復帰から再除名まで(戦後の中間小説ー「体の中を風が吹く」「愛とおそれと」を中心に/「歯車」論ー非合法時代“正史”としての制約/「渓流」私注ー三つの家と背後の闇/「虚偽」その後ー「ある夜の客」「年賀状」のこと)/4 党から離れて、そして晩年(「塑像」私注ー階級的と、人間的ということ/「重き流れに」「樹影」論ー再除名からの反転/「時に佇つ」「夏の栞」論ー美しいということ)/補遺(ある時期の堀辰雄と佐多稲子/窪川鶴次郎の文学と佐多稲子/南方派遣と「若き妻たち」のこと/佐多稲子と播磨ー姫路・相生・明石、そして西沢隆二/佐多稲子「たけくらべ」論資料について) 戦後出発から晩年までの佐多稲子の文学と人生。明治・大正・昭和・平成を生き抜いた女性作家の今日的意味を問う。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
ポイエーシス叢書 66 小林 康夫 未来社オペラセンゴブンカロンイチ ニクタイノクラキウンメイイチキュウヨンゴマイナスイチキュウシチレイ コバヤシ ヤスオ 発行年月:2016年04月07日 ページ数:226p サイズ:全集・双書 ISBN:9784624932664 小林康夫(コバヤシヤスオ) 1950年東京生まれ。青山学院総合文化政策学大学院特任教授。東京大学名誉教授。現代哲学、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1幕 火、共同体の問い/第2幕 風、実存の問い/第3幕 黄金、暴力の問い/第4幕 バッカナール/第5幕 フィナーレ・逆立崩壊 表象文化論の旗手のひとりとしてフランス現代思想や文学をその探究の主軸に据えてきた著者が坂口安吾、野坂昭如、石川淳、吉本隆明、田村隆一、大江健三郎、三島由紀夫、土方巽、唐十郎、寺山修司らを通じて、みずからの出自と青年期までの体験を同時代日本の文化的ありように折り重ね、戦後直後から一九七〇年までの戦後文化をダイナミックに論じる。著者の新たな思想展開の第一弾! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
佐伯一麦 岩波書店ムギ シュギシャ ノ ショウセツロン サエキ,カズミ 発行年月:2015年02月 ページ数:270, サイズ:単行本 ISBN:9784000249010 佐伯一麦(サエキカズミ) 1959年、宮城県仙台市に生まれる。仙台第一高校卒業後、週刊誌記者、電気工など様々な職業を経験した後、作家となる。著書に、『渡良瀬』(岩波書店、伊藤整文学賞)、『還れぬ家』(新潮社、毎日芸術賞)、『ノルゲ』(講談社、野間文芸賞)、『鉄塔家族』(朝日文庫、大佛次郎賞)、『ア・ルース・ボーイ』(新潮文庫、三島由紀夫賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 麦主義者の出発/2 近代日本の作家たち/3 私小説論/4 三浦哲郎ー「私小説」と「私小説家」/5 古井由吉ーガイストの芸術/6 作家の姿形/7 レクイエム 現代日本を代表する作家による、初めての小説論集。「麦主義者」としての作家の出発を促し、また方向づけた十代の読書経験と、上林暁、徳田秋声、志賀直哉、川端康成、太宰治など近代日本の作家たちについて(第1部、第2部)。自分自身を書くことは他者を書くことであるという「私小説」の核心をめぐって(第3部)。著者の小説世界に大きな影響を与えてきた三浦哲郎と古井由吉の文学をめぐって(第4部、第5部)。さらに、ときには反発しながらそれぞれの文学観に学んだ作家たちについて(第6部、第7部)。作家、佐伯一麦の文学はもちろん、日本の近現代文学に親しむための扉としても読める、貴重な本。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
尾崎翠フォーラム実行委員会 尾崎翠フォーラム実行委員会 今井出版オサキ ミドリ オ ヨム オサキ ミドリ フォーラム ジッコウ イインカイ 発行年月:2016年02月 ページ数:184p サイズ:単行本 ISBN:9784866110103 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
文化を創造する文学者 菅野昭正 粟津則雄 平凡社ツジイ タカシ ツツミ セイジ カンノ,アキマサ アワズ,ノリオ 発行年月:2016年03月11日 予約締切日:2016年03月09日 ページ数:223p サイズ:単行本 ISBN:9784582837193 菅野昭正(カンノアキマサ) 文芸評論家、フランス文学者。1930年神奈川県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京大学教授、白百合女子大学教授などを歴任後、現在、世田谷文学館館長、東京大学名誉教授。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) まえがき 二つの世界を生きたひと/詩人・辻井喬/辻井喬=堤清二という人間/二つの名前を持つこと/辻井喬にとっての政治と文学/創り続けられた時間と空間 「セゾン文化」を創った詩人経営者の核心に迫る講演録。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
続・小川国夫との日々 小川恵 岩波書店ユビワ ノ ユクエ オガワ,ケイ 発行年月:2015年09月 ページ数:157p サイズ:単行本 ISBN:9784000254205 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
回想風思想論 柳澤勝夫 創英社(三省堂書店)マルヤマ マサオ ト ヨシモト タカアキ ヤナギサワ,カツオ 発行年月:2014年02月 ページ数:441p サイズ:単行本 ISBN:9784881428368 柳澤勝夫(ヤナギサワカツオ) 1942年東京都生まれ。早稲田大学卒業。元高校教諭。「春秋通信」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 丸山眞男と吉本隆明ー回想風思想論(四〇年代〜六〇年代/六〇年代〜七〇年代 ほか)/2 日本的思惟の様相(詩歌論における思惟の様相(荷田在満、賀茂真淵、本居宣長、藤原惺窩、荻生徂徠、熊沢蕃山、伊藤仁斎などにふれて)/渦動する思惟と整序する思惟(松尾芭蕉、藤原公任、菅原道真、江戸漢詩などにふれて) ほか)/3 日本近代における個人主義の契機と諸相(社会文明論と美学文学論における個人主義の契機/社会主義論と自然主義論における個人主義の諸相)/4 夏目漱石の個人主義(『老子の哲学』と『ホイットマン論』/『文学論』と『文学評論』 ほか) 丸山眞男と吉本隆明の思想、その特質と営為を二十世紀後半の思潮と、日本近現代の困難の中に追う!ヘーゲル、マルクス、サルトル、マルクーゼ、アルチュセール、フーコー、デリダ、ドゥルーズ、ガタリ、ボードリヤール、等に言及しつつ、同時代の思考者として、丸山・吉本思想を考察する。他、精神史的問題意識と状況論的視座からの力作三篇を収録。『ドストエフスキー白夜の詩魂』の著者による思想論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
日本近代文学館 八木書店 八木書店キンダイ ブンガク ソウコウ ゲンコウ ケンキュウ ジテン ニホン キンダイ ブンガクカン 発行年月:2015年02月20日 ページ数:383, サイズ:事・辞典 ISBN:9784840696906 第1部 総論ー草稿・原稿研究の視角(草稿・原稿研究入門/草稿から出版へ/草稿・原稿をどう生かすか)/第2部 作家別事例(芥川龍之介/有島武郎/石川啄木/泉鏡花/伊藤整/井上ひさし ほか) 完成された作品では分からない、近代文学研究に不可欠な作品の生成過程を明らかに。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
戦前期日本の論壇と文壇 大澤聡 岩波書店ヒヒョウ メディア ロン オオサワ,サトシ 発行年月:2015年01月 ページ数:344, サイズ:単行本 ISBN:9784000245227 大澤聡(オオサワサトシ) 1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、近畿大学文芸学部講師。専門はメディア史。各種媒体にジャーナリズムや文芸に関する批評・論文を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 編集批評論/第1章 論壇時評論/第2章 文芸時評論/第3章 座談会論/第4章 人物批評論/第5章 匿名批評論/終章 批評環境論 「論壇」「文壇」とはなにかー。「批評」はいかにして可能かー。本書は日本の言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程に立ちかえる試みである。論壇時評、文芸時評、座談会、人物批評、匿名批評など各種フォーマットの来歴の精緻な総括に批評再生のヒントを探る。膨大な資料群の博捜渉猟に裏づけられた圧倒的な文体が知の基本構造をえぐり出していく。論理と実証の融合による新しい思想のデザインへ。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)