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ロト&シエクルとティベルギアン夢の共演によるラヴェルの協奏曲が登場! 予想を上回る素晴らしさ!! ★ロトと手兵レ・シエクルはラヴェル作品とことさら相性が良く、次々と録音を実現していますが、ついにピアノ協奏曲に挑戦。それもティベルギアンを独奏に迎えているのが注目です。 ★ピアノは1892年製プレイエル・グランパトロンを使用。楽器はもちろん、楽譜にもこだわりを見せています。「左手のためのピアノ協奏曲」は第1次世界大戦で右手を失ったパウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で作曲されましたが、1932年1月5日にウィーンでの初演の際、能力的に無理のあったヴィトゲンシュタインが楽譜を許可なく変更し、スコアに意図的な付加をしたためラヴェルの怒りを買い、絶交状態となったと伝えられています。デュラン社より出版されたのはラヴェル死の年で、当時不治の神経疾患で校正など判断のできぬ状態でした。ヴィトゲンシュタインが初演時に自腹で浄書、印刷したスコアとパート譜は彼の独占権満了まで変更と付加のままオーケストラからオーケストラに貸し出されました。 ★それらの楽譜に加え、リュシアン・ガルバンによる校正と訂正の資料、1933年パリ初演時の1分50秒ほどの映像までも検証したクリティカル版を作成しているのも注目で、今後この作品の最重要盤になること間違いなしと申せましょう。 ★演奏も最上等。ティベルギアンの正確でニュアンスに富むピアノ、ラヴェルならではの透明で極彩色のオーケストラ・サウンドを楽しめます。リズム感も秀逸です。 ★人気作「なき王女のためのパヴァーヌ」も収録されていますが、オーケストラ版ではなくティベルギアン独奏のオリジナル・ピアノ版。味わい深い一幅の絵を観るようなひとときを楽しめます。さらにステファーヌ・ドグーと歌曲を披露。最初期の「聖女」からラヴェル最後の作「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」が収録されているのも大歓迎。さらに元祖ワールド・ミュージックの「2つのヘブライの歌」やラヴェルらしさ満載の「マラルメの3つの詩」も真似のできぬ美しさで聴かせてくれます。 収録情報 曲目・内容 ラヴェル:ピアノ協奏曲と歌曲 1. ピアノ協奏曲ト長調 2. ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ(全3曲) 3. 2つのヘブライの歌 4. なき王女のためのパヴァーヌ(ピアノ版) 5. マラルメの3つの詩 6. 左手のためのピアノ協奏曲 7. 聖女 アーティスト(演奏・出演) セドリック・ティベルギアン(ピアノ;1892年製プレイエル・グランパトロン) ステファーヌ・ドグー(バリトン)(2,3,5,7) フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) レ・シエクル レコーディング 録音:(1,6)2020年12月/ピエール・ブーレーズ大ホール、(2,3,5,7)2021年9月/フィラルモニ・ド・パリ、(4)2021年9月/スタジオ
きらめく才能!ハイオウ・チャンによる モーツァルトのピアノ協奏曲第2弾は 室内楽版による第12&13番! ★若手期待の星ハイオウ・チャン (張海鴎) によるモーツァルトのピアノ協奏曲第2弾は弦楽五重奏による室内楽版の第12番と第13番です。 ★ハイオウ・チャンは、北京中央音楽学院に学び、2002年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴を誇ります。ヘンスラー・レーベルよりリリースされているリスト・アルバム (98-625) では圧倒的なテクニックを披露し話題となり、ファイと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番&21番 (HC-16037) でも好演を聴かせてくれています。当アルバムでも大家を予感させる豊かな音楽性を余すところなく堪能することができます。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト (1756-1791) : 1. ピアノ協奏曲第12番 イ長調 KV.414【室内楽版】 2. ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 KV.415【室内楽版】 アーティスト(演奏・出演) ハイオウ・チャン (張海鴎) (ピアノ) NDRフィルハーモニック弦楽プレイヤーズ 【フリデリケ・スタークロフ (ヴァイオリン) 、ゾフィー・ペンツィア (ヴァイオリン) 、オリバー・マスカレナス (チェロ) 、アンナ・ルイス (ヴィオラ) 、ウンソン・チャン (コントラバス) 】 レコーディング セッション録音:2018年11月4&5日/クライナー・ゼンデザール
現代最高のヴァイオリニストのひとりジェイムズ・エーネス、 PENTATONEレーベル初登場!!! 作曲家立ち合いもとレコーディングが実現した ジョン・ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第1番。 カップリングはバーンスタインの名曲「セレナード」!!! ★これはすごい!現代最高のヴァイオリニストのひとりジェイムズ・エーネス、PENTATONEレーベル初登場!ステファヌ・ドゥネーヴ率いるセントルイス交響楽団との共演でアメリカ音楽史上最も優れた二人の作曲家・音楽家、レナード・バーンスタインの「セレナード」とジョン・ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第1番という充実の組み合わせです! ★ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第1番は1974年3月、ウィリアムズの最初の妻で女優だったバーバラ・リュイックが映画撮影中に死去してしまい、その悲しみと共に亡き妻に捧げたのがこの作品。初演は1981年1月29日、マルク・ペスカノフ (オデッサ生まれで1973年にアメリカに移住した大ヴァイオリニスト) 独奏、レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団によって行われました。ドゥネーヴの紹介でこの作品を知ったというエーネス。その後ウィリアムズから何度もこの協奏曲に取り組む機会を得て、音楽づくりを「共有」しながら仕上げてきました。当レコーディングでもウィリアムズ立ち合いのもと、万全の態勢で行われました。 ★カップリングはバーンスタインが1954年に作曲、同年ヴェネツィアでアイザック・スターン独奏、作曲者自身の指揮で初演された、ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のための「セレナード」です!プラトンの「饗宴」にインスピレーションを得て作曲されたこの作品は全5楽章 (I.ファイドロス−パウサニアス / II.アリストファネス / III.エリュキシマコス / IV.アガトン / V.ソクラテス−アルキビアデス) からなるバーンスタインの代表作。この作品といえば、五嶋みどり独奏、バーンスタイン指揮、ボストン交響楽団が演奏した1986年のタングルウッド音楽祭です。最終楽章でE線が2度も切れたものの、五嶋みどりはコンサートマスターのヴァイオリンを即座に持ち替え弾き切ったという「タングルウッドの奇跡」としても知られます。これがきっかけで世界中に知られることとなった「セレナード」ですが、今では世界的ヴァイオリニストたちの必須レパートリーとなっており、頻繁に演奏されています。完全無欠のテクニックとこの上なく美しい音色で奏でる天才ヴァイオリニスト、エーネスが弾く渾身の演奏をお楽しみください!! 収録情報 曲目・内容 (1) レナード・バーンスタイン (1918-1990) :セレナード〜プラトンの「饗宴」による (1954) (2) ジョン・ウィリアムズ (1932-) :ヴァイオリン協奏曲第1番 (1974) アーティスト(演奏・出演) ジェイムズ・エーネス (ヴァイオリン) ステファヌ・ドゥネーヴ (指揮) セントルイス交響楽団 レコーディング 録音: (1) 2023年1月、 (2) 2019年11月/パウエルホール (セントルイス)
イダ・ヘンデル (1928年生まれ) と、 ラファエル・クーベリック (1914-1996) による共演。 収録情報 曲目・内容 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 アーティスト(演奏・出演) イダ・ヘンデル (Vn) ラファエル・クーベリック (指揮) フィルハーモニア管弦楽団 レコーディング 録音:1948年10月4日 (ブルッフ) 、1949年9月15-16日 (ベートーヴェン) MONO
LP用のアナログマスターテープから制作 ヴァントと名手たちの饗宴シリーズ第1集 PROFILの貴重な協奏曲音源が初LP化! ★PROFILレーベルからリリースされていたヴァント指揮の貴重な協奏曲音源を初LP化。LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上でLP化しております。ヴァントが残した忘れ難い名演の数々を極上の音質でお楽しみください。 ★〈7色のピアニスト:ホルヘ・ボレット〉…ボレットはマシンガンのような叩きつける演奏ではなく、リスト派のピアニストに共通する「精神のテクニック」を7色の音色とともに追求した。全体的に引き締まったテンポで、力強いタッチ、多彩で明るい音色をそなえ、切れ味がよく、最後のフィナーレは70歳を超えたピアニストとは思えない白熱した演奏になっている。 〈ドイツ精神の変容:ゲルハルト・オピッツ〉…オピッツの演奏はヴァルヒャの厳格なバッハを思わせる。戦前世代のリスト派たちが追及した精神のテクニックを乗り超えて、バッハにつながる構築への意志で偉大なるドイツ音楽の伝統を「変容」させようとしているかのようだ。節度を持って旋律を歌わせると同時に、ペダリングによる音色的な変化をつけ、要所ごとにアゴーギクを用いヴァントとオーケストラとのテンポの動きにおける意思疎通も絶妙である。 (ピアノ音楽研究家・吉澤ヴィルヘルム) 収録情報 曲目・内容 ギュンター・ヴァント 協奏曲集 第1集 ボレット、オピッツ編 [LP1] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品 23 A面:第1楽章 B面:第2、第3楽章 [LP2] シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品 54 A面:第1楽章 B面:第2、第3楽章 アーティスト(演奏・出演) [LP1] ホルヘ・ボレット (ピアノ) [LP2] ゲルハルト・オピッツ (ピアノ) ギュンター・ヴァント (指揮) ハンブルク北ドイツ放送交響楽団 レコーディング 録音:[LP1] 1985年11月13、14日、[LP2] 1983年3月21日/ハンブルク、ムジークハレ
LP用のアナログマスターテープから制作 ヴァントと名手たちの饗宴シリーズ第2集 PROFILの貴重な協奏曲音源が初LP化! ★PROFILレーベルからリリースされていたヴァント指揮の貴重な協奏曲音源を初LP化。LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上でLP化しております。ヴァントが残した忘れ難い名演の数々を極上の音質でお楽しみください。 ★<ウィーン派のモーツァルト:ルドルフ・フィルクスニー>…晩年に近づくにつれてその音楽は透明感を極め、美しさを究極まで高めていった。透明な音の粒を生み出す神がかり的なタッチを聴かせた至福の音楽だった。それはあたかも朝露が草花を転がり落ちるかのような至福の美しさに満ちていた。この演奏でフィルクスニーは、透明感ある音を大切にしながら、この曲の内面に潜む美質を最大限引き出そうとしている。そこにはこの曲を明瞭に弾いたシュナーベル、冷徹なカーゾンといったウィーン派の伝統を見出すことができる。 <最後の帝政ロシア貴族:ニキタ・マガロフ>…もっとも高貴で貴族的なショパンを弾くピアニストが誰かと問われれば、私はその一人にマガロフの名前をあげる。それほどマガロフの奏でる音楽には洗練さと気品、香りの高さに満ちあふれている。完璧なまでの精密なタッチと安定感とともに、過剰な表現や思い入れが抑制され、上品な解釈による真摯で貴族的でありながら華麗な演奏を特徴としている。このハイドンもきらめく音色、品格ある抑制、絶妙なテンポ感を生かし、貴族的で薫り高く美しいウィーン古典派の名作に仕上げた名演奏である。 (ピアノ音楽研究家・吉澤ヴィルヘルム) 収録情報 曲目・内容 ギュンター・ヴァント 協奏曲集 第2集 マガロフ、フィルクスニー編 [LP1] モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466 A面:第1楽章 B面:第2、第3楽章 [LP2] ハイドン:ピアノ協奏曲第11番 ニ長調 Hob. XVII-11 A面:第1楽章 B面:第2、第3楽章 アーティスト(演奏・出演) [LP1] ルドルフ・フィルクスニー (ピアノ) 、ケルン放送交響楽団 [LP2] ニキタ・マガロフ (ピアノ) 、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団 ギュンター・ヴァント (指揮) レコーディング 録音:[LP1] 1969年9月13日/ケルン、[LP2] 1985年12月2日/ハンブルク、ムジークハレ
★廃盤久しいTAHRAレーベルの音源をALTUSがライセンスし、最新リマスタリングを施した上で製品化。貴重なヒストリカル音源が蘇りました。 ★TAHRAから1タイトルのみ発売されていたマルツィの音源を復刻。どれも他では聴けない録音で、特にブラームスの第3ソナタは作品自体これが唯一の録音。マルツィの師フバイはこのソナタの初演者でもあるので、今や忘れられた作曲家直伝の演奏解釈が聴けると言ってよいでしょう。アントニエッティとの息の合ったアンサンブルも見事です。また、ふたつの協奏曲での濃密な表現にも大いに圧倒されます。ブラームスは残念ながら第1楽章が未収録ですが、第2楽章の美しい歌い回しと第3楽章の情熱的な推進力に聴きほれます。 ★第3楽章(ブラームスのソナタ)でのウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センチメント(やや急速に、そして感傷をもって)の指示について、ブラームスがいかに深い意味を込めたか???マルツィの演奏はいかにも物憂げに始まり、音色の明暗を揺らめかせながら微妙なダイナミクスを描いてゆく。そして最終ページのトランクィロ指示の解釈も独特だ。この部分、ブラームスの演奏解釈がクララ・シューマンの四女オイゲーニエによって書き残されている。彼女によると、ここでブラームスは大幅にテンポを落とし、「卵の上を歩くように」弾いたという。まさにこの演奏でも大幅にテンポが落とされ、アントニエッティは「卵の上を歩くように」弾いている!(板倉重雄氏による解説文より抜粋) 【曲目・内容】 ヨハンナ・マルツィの芸術 1. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108 2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 3. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77(第2・3楽章のみ) 【アーティスト(演奏・出演)】 ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン) ジャン・アントニエッティ(ピアノ)[track-1] ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)[track-2] 北西ドイツ放送交響楽団 オイゲン・ヨッフム(指揮)[track-3] バイエルン放送交響楽団 【レコーディング】 録音: [track-1] 1953年10月22日/フランクフルト [track-2] 1951年1月25日/ハンブルク [track-3] 1951年12月13・14日/ミュンヘン
イザベル・ファウストの大名盤 ブラームスのヴァイオリン協奏曲が再登場 ★2010年録音の、イザベル・ファウストの名盤、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が再登場。ハーディング指揮によるマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演ということでも注目された名演です。ヴァイオリン・ソロの冒頭から、ファウストの高度の集中としなやかさに耳を奪われます。第2楽章での高音による旋律では、ファウストの繊細かつ芯のある美音が冴えわたります。第3楽章で見せるエネルギー、それでいてどこか可憐な風合いもある表情はファウストの魅力全開です。全体を通してハーディングの巧みな造形が光る音楽運びも見事です。なお、ファウストは、ブゾーニのカデンツァを採用。「表情豊かで、作品への畏敬の念に満ち、構造的には単純ながらオリジナリティに溢れ、ブラームスらしさを保ちつつも、ヴァイオリニストの技量の見せどころもちりばめられている」とファウスト自身が熱く語るブゾーニのカデンツァ、注目です。カップリングの弦楽六重奏曲は、繊細な冒頭から見事なアンサンブル。マーラー・チェンバーの若手奏者のほか、ナヴァラやフルニエに師事したクリストフ・リヒターなど世代を超えたメンバーによる演奏で、親密でロマンティックな名曲をたっぷりと聴かせます。 収録情報 曲目・内容 ブラームス: ・ヴァイオリン協奏曲 op.77 ・弦楽六重奏曲 第2番 op.36 アーティスト(演奏・出演) イザベル・ファウスト (ヴァイオリン/'スリーピング・ビューティ'1704年ストラディヴァリウス) [協奏曲] ダニエル・ハーディング (指揮) マーラー・チェンバー・オーケストラ [六重奏曲] イザベル・ファウスト ユリア=マリア・クレッツ (ヴァイオリン) ステファン・フェーラント ポーリーヌ・ザクセ (ヴィオラ) クリストフ・リヒター シェニア・ヤンコビチ (チェロ) レコーディング 録音:[協奏曲] 2010年2月 (Sociedad Filarmonica (ビルバオ) ) 、[六重奏曲] 2010年9月 (テルデックス・スタジオ (ベルリン) )
福間洸太朗、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」レコーディング! 日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽五重奏をバックに、 繊細で瑞々しく、華麗なピアニズムが展開します ★横浜みなとみらいホールの休館期間中 (2021年1月〜22年10月) 、横浜市内各区のホールや公会堂などの文化施設を巡り、室内楽編成による協奏曲をお届けするシリーズ「横浜18区コンサート」が開催されています。 ★このCDは、同コンサート・シリーズの中から、2022年1月27日に鶴見区民文化センター サルビアホールで開催された、福間洸太朗と日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる演奏をライヴ収録したものです。 ★ソリストの福間洸太朗は、多岐にわたるジャンルのCDをリリースするかたわら、国内外の著名オーケストラとの共演も多く、今日まで、たくさんのファンを魅了してきました。今回、日本フィルハーモニー交響楽団の俊英メンバーによる弦楽五重奏との共演による、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」の録音が完成しました。 ★コロナ禍により、客席数が制限されるなどの影響を受ける中で行われた演奏会、ソリストと弦楽五重奏メンバーたちが心を通わせ、豊かな共感をもって表現したショパンの抒情的な世界は、聴衆に深い感動を与えました。 収録情報 曲目・内容 フレデリック・ショパン: 1. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (ケヴィン・ケナー、クシシュトフ・ドンベク 室内楽版編曲) 2. ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2 アーティスト(演奏・出演) 福間洸太朗 (ピアノ) (1) 日本フィルハーモニー交響楽団メンバー (弦楽五重奏) 【田野倉雅秋 (ヴァイオリン) 、竹歳夏鈴 (ヴァイオリン) 、安達真理 (ヴィオラ) 、石崎美雨 (チェロ) 、高山智仁 (コントラバス) 】 レコーディング ライヴ録音:2022年1月27日 / 横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール
20世紀のチェロ協奏曲の傑作「遥かなる世界が・・・」 デュティユーの信頼厚いケラスをソリストに迎え 決定的名演の登場! 日本語帯・解説付き ★メシアン作品集 (HMM.905336/KKC.6787 (4月中旬発売予定) ) が強烈だったヒメノ&ルクセンブルク・フィルによる、デュティユー作品集の登場。チェロ協奏曲「遥かなる世界が・・・」にはデュティユーからの信頼も厚かったケラスがソリストとして登場している注目盤です。 ★ケラスは、若い新進奏者だったころ、「私の作品を演奏してくれてありがとう」という内容の手紙をデュティユーから受け取ったそう。その後長きにわたって、ケラスは何度もデュティユーの作品を演奏し、また、デュティユーの自宅 (2台のコンサート・グランドのピアノが置いてあるために窮屈だったという) を何度も訪れ、そこでもデュティユーの作品を演奏し、助言を得たといいます。チェロ協奏曲「遥かなる世界が・・・」は、20世紀の名曲であり、非常に高い音も多用された難曲でもあります。ケラスの最高峰の技術と、作曲家の意図を瞬時に汲み取る深く鋭い洞察力、そしてヒメノ率いるオーケストラとの精巧なアンサンブルが、この現代の名曲に決定的な名演を生み出しました。 この「遥なる遠い国へ」は連続して演奏される5つの楽章からなる作品で、各楽章にボードレールの一節が掲げられています。この作品が生まれる前、ボードレールの「悪の華」にデュティユーが音楽をつけ、ローラン・プティが振り付けをするというプロジェクトがありました。しかしそれは実現しませんでしたが、かわりにこの作品が生まれたといえます。ロストロポーヴィチによって初演されています。非常に静かで謎めいた、ソリストだけが奏でるトレモロで終わるという謎めいた結末まで、高い集中でひきつけられる演奏です。 ★交響曲第1番は、4楽章からなる30分ほどの作品で、パッサカリアの形式をとりながらジャズ風な要素があらわれたり、最後の謎めいたエンディングまで、デュティユーならではのセンスに満ちた作品。「メタボール」は、メタボリズム (代謝、物質交代、あるいは細胞または微生物内でおこる化学変化など) という言葉から派生したタイトル。第1楽章では木管楽器、第2楽章では弦楽器区群、第3楽章はパーカッションがそれぞれ際だって活躍し、そして第4楽章ではオーケストラ全体がヴィルトゥオジックに鳴り響きます。委嘱・初演したのがセル率いるクリーヴランド管という超人集団だったということも影響しているかもしれません。ここでのヒメノ率いるルクセンブルク・フィルも、驚くほどの鮮やかな音色で目の覚めるような演奏が展開されています。 収録情報 曲目・内容 デュティユー (1916-2013) : ・メタボール〜オーケストラのための (1964年) 【録音:2019年7月】 ・チェロ協奏曲「遥かなる世界が・・・」 (1967-1970年) 【録音:2023年4月】 ・交響曲第1番 (1951年) 【録音:2022年2月】 アーティスト(演奏・出演) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ) グスターヴォ・ヒメノ (指揮) ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番&”第6番”! カシオーリ、ミナージ&アンサンブル・レゾナンツという 大注目の顔合わせ! ★ベートーヴェン・イヤー・シーズンにまた注目すべき1枚が誕生しました!カシオーリと、ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツによるベートーヴェンのピアノ協奏曲です!!カシオーリは、ベートーヴェンが書き残した様々なヴァリアントを自身でさらに磨き上げて完成させたヴァージョンによるピアノ協奏曲を、1990年代終わりから2000年代はじめにかけて、BBC交響楽団とロイヤル・アルバート・ホールで演奏しておりました。それから時をかさね、研究者たちによる研究もさらに進み、カシオーリはあらためてベートーヴェンのオリジナル資料を検証、より変化に富み、ヴィルトゥオーゾ的なピアノ・パートの第4番を導き出しました。第1楽章ではベートーヴェンによるカデンツァを採用、終楽章での創意に満ちた装飾もチャーミングです。そして、ベートーヴェン自身にが書いた「ヴァイオリン協奏曲のピアノ版」といえば、”ティンパニが入っていて、多くのヴァイオリン奏者たちが、ベートーヴェン自身が書いたピアノ版のためのカデンツァをもとに演奏する”(ベートーヴェンによる”ヴァイオリン協奏曲”のためのカデンツァは残されていない)ことは大変有名ですが、なかなか実演に接する機会はないといえます。この豪華な顔ぶれの録音は大歓迎といえましょう!カシオーリによる演奏は、実に創意に満ちており、特に「ベートーヴェンが書いた」ピアノ版のカデンツァでは、時に悲愴ソナタか月光ソナタを思わせるような、幻想的かつヴィルトゥオジックな面もあり、ベートーヴェンの気配を色濃く感じるとともに、カシオーリの雄弁にして切れ味鋭い音楽がさえわたっています。もちろんミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツのサウンドが実に充実していることはいうまでもありません。ミナージもまた楽譜を徹底的に検証し、弦楽器にベートーヴェンが書き込んだアーティキュレーションを管楽器にも転用することにより、ハッとするような分厚い圧巻のレガート・サウンドがオーケストラからも聴こえてきます。ツェルニーが残したこの協奏曲のメトロノーム記号も参考にしながらテンポを検討するといった検証もまた、演奏の魅力と説得力をさらに確かなものとしています。ジャンルカ・カシオーリ1979年、トリノ生まれ。ミラノ音楽院で作曲と電子音楽を専攻、ピアノをイモラ音楽院でフランコ・スカラに師事。1994年、15歳の時にウンベルト・ミケーリ国際ピアノコンクールでルチアーノ・ベリオ、エリオット・カーター、マウリツィオ・ポリーニ、チャールズ・ローゼンなどの審査委員の前で優勝の栄冠を勝ち取った。その後ベルリン・フィルをはじめ、世界の名だたるオーケストラ、指揮者たち、さらに庄司紗矢香との共演をはじめ、世界的にソロ、室内楽で活躍している。また指揮者や作曲家としても意欲的に活動しており、ピアニスト兼指揮者としてマントヴァ室内管弦楽団と南アメリカを、ベルリン室内管弦楽団とスペイン・ツアーを行う。リッカルド・ミナージ1978年生まれ。ヴァイオリン奏者として、サヴァール率いるコンセール・デ・ナシォオンやコンチェルト・イタリアーノ、アッカデミア・ヴィザンティナなど、名だたるピリオド楽器アンサンブルで第1ヴァイオリンを担当。バルトリの「ノルマ」の録音ではオーケストラ指揮のアシスタント、第1ヴァイオリン、そしてキュレーターも務め、2017年より、アンサンブル・レゾナンツ(ハンブルク)のアーティスト・イン・レジデンツを務めている。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58〔ウィーン楽友協会所有、手稿譜 A 82 b, 1808年〕 ピアノ協奏曲「第6番」 ニ長調 op.61a〔ベートーヴェン自身による、ヴァイオリン協奏曲 op.61のピアノ編曲版〕 アーティスト(演奏・出演) ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)アンサンブル・レゾナンツリッカルド・ミナージ(指揮) レコーディング 録音:2019年11月
フランス国立視聴覚研究所 (INA) 提供音源 これはすごい! シェリングがノヴェロと共演したドッペル・コンチェルトの初出音源の登場! シェリングが愛奏したポンセの初出音源も大変貴重! ★スペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。フランス国立視聴覚研究所 (INA) 保有音源からの正規初出CD化、期待の新譜は、シェリングがパリで演奏したバッハ&モーツァルト (1971年録音) 、ポンセ (1960年録音) の協奏曲です!ポーランドに生まれ、1946年にメキシコ市民権を取得し以後世界的に活躍した正統派ヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリング (1918-1988) 。 ★バッハのドッペル・コンチェルトはPhilipsレーベルで1965年、1976年に2度セッション収録していますが、当演奏はちょうど中間にあたる1971年12月のライヴ。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番とともにシェリング弾き振りでの演奏です。 ★ドッペル・コンチェルトの共演は20世紀メキシコを代表するヴァイオリニスト、指揮者のエルメロ・ノヴェロ (1930-1983) です。幼いころに父を亡くすもヴァイオリンの才能を見出したノヴェロの母が、子供たちとともにメキシコ・シティに移り住んだ苦労人。奨学金を得てニューヨークのジュリアード音楽院で学び、ルイス・パーシンガー (1887-1966) 、イヴァン・ガラミアン (1903-1981) ら、高名なヴァイオリン教育者たちに師事。また指揮をセルジュ・チェリビダッケ (1912-1996) 、レオン・バルザン (1900-1999) に師事しています。自由に歌うノヴェロのヴァイオリン。時にテンポを揺らしながらシェリングとのバッハを楽しみながら奏でています。 ★モーツァルトの第3番は1969年にPhilipsレーベルにセッション収録しておりますが、その2年後の演奏が当ライヴです。69年同様サム・フランコ作のカデンツァを演奏。正確無比にして気品があるモーツァルトは流石!シェリングといえます。 ★そして、シェリングに献呈されたマヌエル・ポンセのヴァイオリン協奏曲。Philips、Mercury、DGには録音はしなかったものの生涯演奏してきたシェリングの愛奏曲にしてポンセの代表作。ポンセはイタリア、ドイツに遊学、フランスではポール・デュカス (1865-1935) に師事し、近代フランス音楽の影響を受けながら独自のスタイルを確立しました。シマノフスキを思わせる、E線の高音域と重音を多用したヴァイオリン独奏と、色彩豊かなオーケストラとの掛け合いが実に魅力的。メキシコの名指揮者カルロス・チャベスの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせてくれます。ライヴ演奏こそシェリングの凄みが伝わってくる熱演です! ※日本語帯・解説は付きません。 収録情報 曲目・内容 ヘンリク・シェリング・ライヴ・イン・パリ (J.S.バッハ、モーツァルト、ポンセ) ●J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043* ●モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 (カデンツァ:サム・フランコ) エルメロ・ノヴェロ (第2ヴァイオリン) * ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン&指揮) 、フランス公共放送室内管弦楽団 ライヴ録音:1971年12月24日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール (パリ) 【ステレオ】 ●ポンセ:ヴァイオリン協奏曲 ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン) フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団、カルロス・チャベス (指揮) ライヴ録音:1960年10月4日/シャンゼリゼ劇場 (パリ) 【ステレオ】 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供 (24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
アルゲリッチが惚れ込んだ幻のピアニスト、待望のLP化! 超貴重ギュラーのコンチェルト録音! ★TAHRAレーベルの音源をALTUSがライセンスし、LP用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化。ヨウラ・ギュラーの貴重な協奏曲録音がLPでお楽しみ頂けます。 ★収録曲はベートーヴェンの4番とショパンの2番。どちらも天才ギュラーの繊細さと豪快さがよく活かされています。勢いに乗ってときに豪放磊落なまでの爽快な弾きっぷりを聴かせるギュラーですが、たまに見せる繊細な表情もまた素晴らしく、ショパン2楽章での最弱音による愛の歌には心が揺さぶられます。天才ほとばしるソリストに対し、フランス音楽界の礎を築いた巨匠アンゲルブレシュトと自ら創設したフランス国立放送管の名コンビが好サポートを見せ、音楽のレベルをさらに一段と高めています。 収録情報 曲目・内容 ヨウラ・ギュラーの至芸 協奏曲編 第1集 [LP1] ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) [LP2] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) アーティスト(演奏・出演) ヨウラ・ギュラー (ピアノ) デジレ=エミール・アンゲルブレシュト (指揮) フランス国立放送管弦楽団 レコーディング 録音:[LP1] 1959年6月21日、[LP2] 1958年5月15日 (いずれもライヴ)
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番&”第6番”! カシオーリ、ミナージ&アンサンブル・レゾナンツという大注目の顔合わせ! ★ベートーヴェン・イヤー・シーズンにまた注目すべき1枚が誕生しました!カシオーリと、ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツによるベートーヴェンのピアノ協奏曲です!!カシオーリは、ベートーヴェンが書き残した様々なヴァリアントを自身でさらに磨き上げて完成させたヴァージョンによるピアノ協奏曲を、1990年代終わりから2000年代はじめにかけて、BBC交響楽団とロイヤル・アルバート・ホールで演奏しておりました。それから時をかさね、研究者たちによる研究もさらに進み、カシオーリはあらためてベートーヴェンのオリジナル資料を検証、より変化に富み、ヴィルトゥオーゾ的なピアノ・パートの第4番を導き出しました。第1楽章ではベートーヴェンによるカデンツァを採用、終楽章での創意に満ちた装飾もチャーミングです。そして、ベートーヴェン自身にが書いた「ヴァイオリン協奏曲のピアノ版」といえば、”ティンパニが入っていて、多くのヴァイオリン奏者たちが、ベートーヴェン自身が書いたピアノ版のためのカデンツァをもとに演奏する”(ベートーヴェンによる”ヴァイオリン協奏曲”のためのカデンツァは残されていない)ことは大変有名ですが、なかなか実演に接する機会はないといえます。この豪華な顔ぶれの録音は大歓迎といえましょう!カシオーリによる演奏は、実に創意に満ちており、特に「ベートーヴェンが書いた」ピアノ版のカデンツァでは、時に悲愴ソナタか月光ソナタを思わせるような、幻想的かつヴィルトゥオジックな面もあり、ベートーヴェンの気配を色濃く感じるとともに、カシオーリの雄弁にして切れ味鋭い音楽がさえわたっています。もちろんミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツのサウンドが実に充実していることはいうまでもありません。ミナージもまた楽譜を徹底的に検証し、弦楽器にベートーヴェンが書き込んだアーティキュレーションを管楽器にも転用することにより、ハッとするような分厚い圧巻のレガート・サウンドがオーケストラからも聴こえてきます。ツェルニーが残したこの協奏曲のメトロノーム記号も参考にしながらテンポを検討するといった検証もまた、演奏の魅力と説得力をさらに確かなものとしています。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58〔ウィーン楽友協会所有、手稿譜 A 82 b, 1808 年〕 ピアノ協奏曲「第6番」 ニ長調 op.61a〔ベートーヴェン自身による、ヴァイオリン協奏曲 op.61 のピアノ編曲版〕 アーティスト(演奏・出演) ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ) アンサンブル・レゾナンツ、リッカルド・ミナージ(指揮) レコーディング 録音:2019年11月
古楽オケの雄、ベルリン古楽アカデミー最新盤ファウスト、タメスティがゲスト参加!前代未聞のスケールによる「ブランデンブルク協奏曲」! ★ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲の登場!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音(HMM 931634)、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが展開されております。また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集(KKC 6219/ HMM 902335)で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。★ファウスト、タメスティ両名が参加している第3番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!ファウストが参加している第4番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!語りつくせぬ聴きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮までもが再現されているよう。即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。メンバー構成:第1番ヴィオリーノ・ピッコロ:ゲオルク・カッルヴァイトホルン:エルヴィン・ヴィーリンガ, ミロスラフ・ロヴェンスキオーボエ:クセニア・レフラー, ミヒャエル・ボッシュ, エレオノーラ・トリヴェッラファゴット:クリスティアン・ボイゼヴァイオリンI:ケルスティン・ボイゼ, バルバラ・ハルフテル, トーマス・グレーヴェヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, ウタ・ペーテルス, エドブルク・フォルクヴィオラ:クレメンス=マリア・ヌスバウマー, ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェルチェロ:カタリーナ・リツィヒ, アンティエ・ゴイセンヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウスチェンバロ:ラファエル・アルパーマン第2番リコーダー: クリストフ・フントゲブルトトランペット: ルップレヒト・ドレースオーボエ:クセニア・レフラーヴァイオリン・ソロ: ベルンハルト・フォルクヴァイオリンI:バルバラ・ハルフテル, ケルスティン・ボイゼ, トーマス・グレーヴェヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, エドブルク・フォルク, クレメンス=マリア・ヌスバウマーヴィオラ:ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェルチェロ:カタリーナ・リツィヒ, アンティエ・ゴイセンヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウスチェンバロ:ラファエル・アルパーマン第3番ヴァイオリン:イザベル・ファウスト, ベルンハルト・フォルク, ゲオルク・カッルヴァイトヴィオラ:アントワン・タメスティ, ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェルチェロ:カタリーナ・リツィヒ, バルバラ・ケルニヒ, アンティエ・ゴイセンヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウスチェンバロ:ラファエル・アルパーマン第4番ヴァイオリン・ソロ: イザベル・ファウストリコーダー:クリストフ・フントゲブルト, クセニア・レフラーヴァイオリンI:ベルンハルト・フォルク, ケルスティン・ボイゼ, トーマス・グレーヴェヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, バルバラ・ハルフテル, エドブルク・フォルクヴィオラ:ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェルチェロ:カタリーナ・リツィヒ, バルバラ・ケルニヒヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウスチェンバロ:ラファエル・アルパーマン第5番フルート:クリストフ・フントゲブルトヴァイオリン・ソロ: ゲオルク・カッルヴァイトチェンバロ:ファエル・アルパーマンヴァイオリン:バルバラ・ハルフテル, ケルスティン・ボイゼ, エドブルク・フォルクヴィオラ:クレメンス=マリア・ヌスバウマー, アニヤ=レギーネ・グレーヴェルチェロ:カタリーナ・リツィヒヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス第6番ヴィオラ:アントワン・タメスティ, ザビーネ・フェーランドヴィオラ・ダ・ガンバ:ヤン・フライハイト, イレーネ・クラインチェロ:カタリーナ・リツィヒヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウスチェンバロ:ラファエル・アルパーマン 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲) アーティスト(演奏・出演) ベルリン古楽アカデミーイザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー(1658年製))アントワン・タメスティ(ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」) レコーディング 録音:2021年3,5月 録音:2021年3,5月録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
★ハルモニアムンディのベートーヴェン生誕250周年である2020年から没後200年となる2027年に向けた録音企画シリーズから大型新譜がリリースされます。 ★ファウスト、ケラス、メルニコフ、そして2020年度のレコード・アカデミー賞大賞受賞したエラス=カサド、フライブルク・バロック・オーケストラによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。 ★三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。 ★そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。 【曲目・内容】 ベートーヴェン: ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版) 【アーティスト(演奏・出演)】 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」) ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ1696年) アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより 三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション) フライブルク・バロック・オーケストラ パブロ・エラス=カサド(指揮) 【レコーディング】 録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ヴィヴァルディが当時最高峰の奏者に捧げた ヴァイオリン協奏曲集! ビオンディXエウローパ・ガランテの自由自在な演奏! ★ヴィヴァルディ・エディション最新刊は、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるヴァイオリン協奏曲集!ヴィヴァルディ・エディション全体としては第71巻目となり、シリーズ中のヴァイオリン協奏曲としては11枚目となります。今回の演目は、18世紀初頭の最も有名な演奏家の一人、アンナ・マリアの名を冠したヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディが40年間教鞭を執ったピエタ教会出身の神童であり、卓越した演奏家であったアンナ・マリア (1696-1782) は、優れたヴァイオリニストであると同時に、ヴィオラ・ダモーレ、テオルボ、チェンバロ、チェロ、リュート、マンドリンにも長けていました。彼女の名声はヨーロッパ中にとどろいており、ヴィヴァルディが彼女に献呈した作品はRV 286 (聖ロレンツォの祝日のために) やRV 581, 582 (聖母被昇天の祝日のために) など、数多くの作品を献呈、ないし彼女のために書いたと考えられています。ここでは1710年から1720年代にかけて作曲された6曲を収録。独奏ヴァイオリン+弦楽 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ) にアーチリュートとチェンバロという編成で、時に茶目っ気たっぷりに、時に重厚な雰囲気でと、自由自在に表情や雰囲気を変えて演奏しています。協奏曲RV179aのラルゴでは、アンナ・マリア自身による豊かな装飾が施されたヴァージョンも収録しています。ヴィヴァルディを熟知しているビオンディと、エウローパ・ガランテが、真骨頂を発揮しています。 収録情報 曲目・内容 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI ~アンナ・マリアに捧ぐ~ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 229、変ロ長調 RV 363 (Il corneto da posta/ポストホルン) 、ニ長調 RV 207、変ホ長調 RV 260、ハ長調 RV 179a、変ホ長調 RV 261、ラルゴ (RV 179aより〜オリジナルの装飾音で演奏) アーティスト(演奏・出演) ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン、指揮) エウローパ・ガランテ レコーディング 録音:2020年10月9-13日、イタリア
「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」 本家エテルナのオリジナル・サウンドに最も忠実な音! 第6弾は、巨匠ブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンの名管楽器奏者たちによる モーツァルトの協奏曲集&ディヴェルティメント集 ★全盛期のエテルナのアナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、オリジナル音源から新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルのシリーズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」。第6弾は、シュターツカペレ・ドレスデンの名管楽器奏者たちによるモーツァルトの協奏曲集。指揮は当時まだ40代半ばであったヘルベルト・ブロムシュテット。さらにブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンとの蜜月に刻まれたモーツァルトの名録音で有名なディヴェルティメント集を含んだ充実の内容を1枚のSACDに収めました。 モーツァルトがホルンのために書いた作品は、協奏曲が4つ、コンサート・ロンドが1つ、さらにホルン五重奏曲 (KV407) を残しています。これらの多くはザルツブルク宮廷楽団のホルン奏者を務めていたヨーゼフ・ロイトゲープ (1732〜1811) のために書かれたと言われています。名作の影に名手あり、といったところですが、今回ソリストとして登場するホルン奏者も時代を代表する名匠ペーター・ダム (1937〜) 。1969年から2002年までシュターツカペレ・ドレスデンの首席ホルン奏者として同団の栄光を支えたひとり。そして同録のフルート協奏曲、オーボエ協奏曲でも、この名門オーケストラの首席奏者二人が登場しています。ドレスデン生まれの名フルート奏者、ヨハネス・ヴァルター (1937〜) と旧東ドイツを代表するオーボエ奏者クルト・マーン (1923〜2015) 。いつも同じ呼吸している奏者がソロを担当することにより、自然で気負いのない伸びやかな協奏曲に仕上がっています。続いてディヴェルティメント集では、1970年代後半のブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンの息吹を感じさせる演奏。ディヴェルティメントの軽妙で優雅な音楽に見事に当てはまる名演と言えるでしょう。 引き続き企画監修は、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNAのレコードを流布させた"仕掛け人"でもある高荷洋一氏。今回の解説には、ソリストたちの個性、そして楽器に焦点を当てた興味深い内容となっています。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:ホルン、フルート、オーボエ協奏曲集&ディヴェルティメント集 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791) : ホルン協奏曲第1番 ニ長調 KV 412 (386b) ホルン協奏曲第2番 変ホ長調KV417 ホルン協奏曲第3番変ホ長調KV447 ホルン協奏曲第4番変ホ長調KV 495 ホルンと管弦楽のためのロンド変ホ長調KV371 フルート協奏曲第1番KV313 (285c) フルート協奏曲第2番ニ長調KV314 (285d) フルートと管弦楽のためのアンダンテハ長調KV315 (285e) オーボエ協奏曲ハ長調KV314 ディヴェルティメント ニ長調KV136 (125a) ディヴェルティメント 変ロ長調KV137 (125b) ディヴェルティメント ヘ長調KV138 (125c) アダージョとフーガ KV546 アーティスト(演奏・出演) シュターツカペレ・ドレスデン ヘルベルト・ブロムシュテット (指揮) ペーター・ダム (ホルン) ヨハネス・ヴァルター (フルート) クルト・マーン (オーボエ) レコーディング 録音日:[ホルン] 1974年3月, [フルート&オーボエ] 1973年2月、12月, [ディヴェルティメント] 1976年11月 録音場所:ドレスデン・ルカ教会
弟ミヒャエルの耳に愉しい秘曲も収録! 寺神戸亮、天野乃里子、山縣さゆり他、 オランダで活躍する名手が集結した古楽最前線のひびき あたたかな抑揚で歌いつむぐハイドン兄弟の協奏曲集 日本語帯・解説付き ★ハイドン兄弟の協奏曲集。2曲ともあまり録音されませんが珠玉の名品です。オランダで活動する天野乃里子が設立した古楽アンサンブル「バロックの真珠たち」による演奏で、寺神戸亮も参加。柔らかな抑揚をもつ演奏が特徴的で、古楽器のすっきりとした響きと音楽のあたたかさが融合した、新たな次元のピリオド演奏を提示。教会の残響を絶妙にとり入れた録音もすばらしく、贅沢なほどに心地よい響きに包まれます。 ★兄ヨーゼフの『ヴァイオリン協奏曲第4番 (1769) 』は現存する最後のヴァイオリン協奏曲。エステルハージの宮廷楽団コンサートマスター、ルイジ・トマジーニのために書かれたとされています。シンプルにして含蓄あるハイドンならではの磨きぬかれた音楽。急ぐことなくあたたかな音色でしなやかに弾きすすむ寺神戸の独奏が曲の魅力を十二分に伝えてくれます。通奏低音チェンバロが美しく溶け込む全体の音響バランスもすばらしいです。 ★弟ミヒャエルの『ヴィオラとチェンバロ (オルガンでも可) のための二重協奏曲 (1762) 』は、その編成からしてとても珍しいもの。ヴィオラ特有の音域と音色がチェンバロとじつに好ましく絡みあい、楽器の選び方からして一本取れられたという感じの秘曲です。各楽器の持ち味を生かした書法が耳をおおいに愉しませ、終楽章では天野がきらびやかな独奏を披露。落ち着き払ってたっぷりと歌われる緩徐楽章の合奏体としての美しさも絶品です。 収録情報 曲目・内容 ハイドン兄弟の協奏曲集 1. ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) :ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VIIa/4 2. ミヒャエル・ハイドン (1737-1806) :ヴィオラとチェンバロのための協奏曲 ハ長調 P55, MH41 カデンツァ作:寺神戸亮 アーティスト(演奏・出演) 寺神戸亮 (1. ヴァイオリン、2. ヴィオラ) 天野乃里子 (チェンバロ、芸術監督) 「バロックの真珠たち」室内合奏団 [山縣さゆり (ヴァイオリン) 、迫間 野百合 (ヴァイオリン) 、森田芳子 (ヴィオラ) 、ルシア・スヴァルツ (チェロ) 、ロベルト・フラネンベルク (コントラバス) ] レコーディング 録音:2022年9月19-21日/ハールレム、ドープスゲジンデ教会
奇才マエストロと老舗オーケストラの邂逅 ショパン、リストの系譜を受け継ぐ 名ピアニストも加わって古典の佳き味わいが広がります ★ターラレーベルが力を入れてリリースしていた指揮者の一人、アーベントロート。その強烈に個性的な演奏が刻まれた名盤をALTUSがリマスター復刻いたしました。オリジナルは長らく廃盤であり、唯一無二の痛快な演奏に改めて向き合える貴重な1枚の登場です。★爆演指揮者のインパクトが強いアーベントロートですが、古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせます。いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。鑿で削り出した彫刻のような音響の『セレナータ・ノットゥルナ』では純度の高い力強さに心が打たれます。加えて、絶品の音色を聴かせるしなやかなコンチェルティーノも堪らぬ魅力となっています。ショパンの弟子に学んだ母からピアノの手ほどきを受け、リストの高弟ザウアーに学んだ名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた『戴冠式』では、さらにそれぞれの個性が互いを高めあう演奏となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていきます。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:1. セレナーデ第6番 ニ長調『セレナータ・ノットゥルナ』 K. 2392. ピアノ協奏曲第26番 ニ長調『戴冠式』 K. 537 アーティスト(演奏・出演) ステファン・アスケナーゼ(ピアノ[track-2])ヘルマン・アーベントロート(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン レコーディング 録音:1956年2月3日
ピアソラ生誕100年リトアニアのスター奏者マルティナス・レヴィキスによる「アコンカグア」と「四季」 ★2021年はアルゼンチン・タンゴに革命を起こした鬼才アストル・ピアソラの生誕100年。 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキスによる、ピアソラのバンドネオン協奏曲「アコンカグア」とブエノスアイレスの四季のアルバムがリリースされます。 アンデス山脈最高峰の山の名前を取ったバンドネオン協奏曲。アコンカグアとは、ピアソラの故郷・アルゼンチンとチリとの国境付近にそびえたつ南米最高峰の山。今回は、マルティナス・レヴィキスのアコーディオンによる演奏。彼の卓越したテクニックで、作品の情熱と哀愁を表現しています。モデスタス・ピトレナス指揮リトアニア国立交響楽団と2020年11月にリトアニア行ったライヴ収録。 そして「ブエノスアイレスの四季」。1965年に第1曲目の「ブエノスアイレスの夏」を書いた際には、「四季」とする予定はなかったそうですが、1969年に「秋」「冬」が書かれ,最後に「春」が書かれて4部作となりました。ブエノスアイレスに訪れる季節の雰囲気を見事に表現したピアソラの不朽の名作。マルティナス・レヴィキスも度々共演している室内オーケストラのミクロオーケストラとの演奏で、2019年1月にリトアニアのレコーディング・スタジオでセッション録音。 収録情報 曲目・内容 ピアソラ:1. バンドネオン協奏曲「アコンカグア」(アコーディオン演奏)2. ブエノスアイレスの四季 アーティスト(演奏・出演) マルティナス・レヴィキス(アコーディオン)[track-1] リトアニア国立交響楽団 モデスタス・ピトレナス(指揮) [track-2] ミクロオーケストラ レコーディング 録音: [track-1] 2020年11月、リトアニア国立フィルハーモニー(ライヴ) [track-2] 2019年1月、リトアニア文化センターレコーディング・スタジオ
ベザイデンホウトのモーツァルト協奏曲集第4弾! 「モーツァルトの再来」 ベザイデンホウトの神髄 日本語帯・解説付き ★ベザイデンホウトとFBOによるモーツァルトの協奏曲集、第4弾の登場です!若き日の協奏曲第6番 (1776年) と、大作協奏曲第25番 (1786年) という組み合わせ。 ★第25番の終楽章は、《イドメネオ》の主題が引用されておりますが、楽章全体がさながらオペラの序曲のようなワクワク感に満ちてい演奏されています。鮮やかで大満足の終結を迎えると同時に、さらにそこから新たな世界が始まりそうで、ディスクが終わってしまって肩透かしを食ったような気分にさえなってしまうほどに心が愉悦で膨らみます。何度も聴いたことがあるはずの作品がすべて「今、その場で」生まれたように聴こえてきます。ベザイデンホウトは自身、ソロとは違って、オーケストラとの共演は「パーティーのように楽しい」と話していましたが、まさにベザイデンホウトもオケも瞬間瞬間を楽しんでいることが感じられます。そして、重力を全く感じさせないように自在に翔けるベザイデンホウトのパッセージは至上の美しさ。モーツァルトの再来、と称されるベザイデンホウトの神髄を見るようです。 ベザイデンホウト&FBO モーツァルト:協奏曲集 HMC.902218/KKC.5664 第2集・ピアノ協奏曲第11, 12, 13番 HMC.902412/KKC.6524 第3集・ピアノ協奏曲 第9「ジュノーム」&18番 (第1集は現状廃盤となっております) 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ・ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 KV238 [カデンツァ:モーツァルト/アインガング:ベザイデンホウト] ・ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 KV503 [カデンツァ:ベザイデンホウト] アーティスト(演奏・出演) クリスティアン・ベザイデンホウト (フォルテピアノ/2008年ポール・マクナルティ、1805年製ワルター&ゾーン・モデル) フライブルク・バロック・オーケストラ (コンサートマスター:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ) レコーディング 録音:第6番/2021年5月、第25番/2022年3月 アンサンブルハウス・フライブルク
収録情報 曲目・内容 ブランデンブルク協奏曲(全曲)+第5番ニ長調第1楽章初版 アーティスト(演奏・出演) 鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン レコーディング 録音:2000年5,6月
ベザイデンホウト&エラス=カサド&FBO ベートーヴェン:ピアノ協奏曲プロジェクト第1弾! ★軽やかに飛翔する音楽で世界を魅了するベザイデンホウト、オーケストラを豊かに響かせつつ細やか、かつグルーヴ感のよい指揮で世界を舞台に活躍するエラス=カサド、そして名人集団フライブルク・バロック・オーケストラという望みうる最高の顔合わせによるベートーヴェンの協奏曲全曲シリーズの登場です! ★2015年3月に協奏曲第3番を共演、その時にぜひこの顔合わせで全曲録音を、というプロジェクトが立ち上がりました。2017年12月、10日間で一挙に5曲を録音する、というスケジュールで、皆がベートーヴェンにどっぷりつかった幸せな10日間だったといいます。最新の校訂報告にも入念にあたり、これまで見過ごされてきたアーティキュレーションやデュナーミクを忠実に表現し、よりすみずみまで行き届いた演奏となっています。 ★「皇帝」冒頭のオーケストラのやわらかさをそなえた力強い響きに、はっと驚かされます。つづくベザイデンホウトが奏でる軽やかかつ華やかなパッセージに、ベートーヴェン当時の人々が感じたであろう衝撃と期待感をおぼえます。緩徐楽章でのベザインデンホウトの美しさは言うまでもなく、終楽章での細やかさと歯切れのよさ、そしてエラス=カサド率いるFBOの合いの手の絶妙加減も素晴らしいものがあります。第2番ではオペラ序曲のような浮き浮きとした冒頭、緩徐楽章でのソロとオーケストラとの親密な対話、終楽章の小気味よいテンポ感、何をとっても絶品です。第1楽章のカデンツァは、ベザイデンホウトたっての願いで、ガーディナー(オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク)とロバート・レヴィンが1999年にリリースした同曲の録音において、レヴィンが即興でおこなったカデンツァを元にしたものが収録されていますが、これがまた超絶技巧と豊かな音楽が見事に発揮されたものとなっており、聴きものです。ソリスト、オーケストラのメンバー一人ひとりの腕前が素晴らしく、それを束ねる指揮者の音楽性すべてが見事に作用し合ってこそ実現しえた稀有の名演が展開されています。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ・ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」 ・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19(カデンツァ:ロバート・レヴィン) アーティスト(演奏・出演) パブロ・エラス=カサド(指揮) フライブルク・バロック・オーケストラ(コンサートミストレス:カタリーナ・シュライバー) レコーディング 録音:2017年12月、フライブルク・アンサンブルハウス
やはりプレトニョフのピアノは素晴らしい。健在ぶりを示すベートーヴェン ★ピアニスト、プレトニョフの健在ぶりを示す2021年3月最新録音の登場です。近年は指揮者としての活躍が目覚しいですが、1987年の第6回チャイコフスキー国際コンクール優勝者でもあり、もっとピアノ演奏を聴きたいと思われている向きも多いことでしょう。★プレトニョフは 2006 年にガンシュ指揮ロシア・ナショナル管とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしていますが、その直後にピアニスト引退宣言を行いました。現在は復活しましたが、やはり指揮に比重が高くピアノの新録音は久々と申せましょう。★プレトニョフのピアノはますます自由かつ自然となり、ベートーヴェンならではの堅苦しさや威圧感がまったくなく、チャイコフスキーさえ思わせるきらめきに満ちていて面白さ満点。63歳の円熟芸を堪能できる超貴重な記録と申せましょう。★タカーチ=ナジのサポートも絶妙。カップリングにプレトニョフとも親交のあるシチェドリンがビゼーの「カルメン」を愛妻プリセツカヤのためにバレエ音楽化した ものを新録音しているのも大歓迎です。 収録情報 曲目・内容 Disc1 ベートーヴェン: 1. 「シュテファン王」序曲 Op.117 2. ピアノ協奏曲第 3 番ハ短調 Op.37 Dics2 シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの原曲による) アーティスト(演奏・出演) ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)2. Kawai SK-EX使用 ガーボル・タカーチ=ナジ(指揮) ジュネーヴ室内管弦楽団 レコーディング 録音:2021年3月2日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)(ライヴ)
クーレンカンプの亡命先スイスでのブルッフ、 ブラームス・ドッペルの名録音 ★クーレンカンプは大戦末期にスイスに亡命し戦後もそこを拠点としました。新興のDeccaは当時同じようにスイスに移っていたシューリヒトと組んだ録音を2つ残しています。中でもチェロのマイナルディと組んだブラームスの二重協奏曲は貴重な録音です。録音もDeccaの優秀録音を思い出させるものです。またレーガーのアンダンテ・ソステヌートは、ブラームスの協奏曲 (OPK2091) の最後の面の穴埋め用に録音されたものですが、Tully Potter氏はクーレンカンプの最高の演奏と絶賛しており、氏のリクエストで含んだものです。 収録情報 曲目・内容 クーレンカンプ 協奏曲録音 Vol.5 1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品 26 2. ブラームス:二重協奏曲 ニ長調 作品 77 3. レーガー:無伴奏ソナタ イ短調 Op 91-1 よりアンダンテ・ソステヌート アーティスト(演奏・出演) ゲオルク・クーレンカンプ (ヴァイオリン) 1. カール・シューリヒト (指揮) 、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 2. エンリコ・マイナルディ (チェロ) 、カール・シューリヒト (指揮) 、スイス・ロマンド管弦楽団 レコーディング 1. 1947年 2. 1947年 3. 1937年 原盤:英 Decca SP, 独 -Telefunken SP (レーガー)
コントラバスの新たな魅力を発揮! ヴィヴァルディとボッテジーニの作品を コントラバスと室内オーケストラの演奏で堪能! ★SACDハイブリッド盤。名コントラバス奏者、リック・ストーティンがイタリアの作曲家ヴィヴァルディとボッテジーニに焦点を当てたアルバムをリリース! ★「コントラバスのパガニーニ」の異名をとったジョヴァンニ・ボッテジーニ (1821-1889) 。ストーティンは常々ヴィヴァルディとボッテジーニが同時代に生まれていれば、技巧的で魅力的なコントラバス協奏曲を沢山書いていただろうと確信しており、このアルバムのコンセプトが生まれました。 ★共演はカメラータRCOとブラム・ファン・サムベークらオランダの名手が揃いました。ストーティンの演奏は何といってもその美しさが魅力。これまでもコントラバス=通奏低音というイメージを一新してきた彼でしかできない唯一無二の世界が広がります。アンサンブルに長けた名人たちの演奏でお楽しみください。 リック・ストーティン (コントラバス) アムステルダム音楽院とフライブルクの大学で学び、2013年のオランダ音楽賞を受賞。スウェーデン放送交響楽団、アムステルダム・シンフォニエッタ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団などにソリストとして客演。現在、スウェーデン放送交響楽団の首席コントラバス奏者をつとめる傍らデュッセルドルフ・ロベルトシューマン音楽大学の教授として教鞭をとっている。 収録情報 曲目・内容 「ドッピオ・エスプレシーヴォ」 1. ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 RV 531〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための (コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 2. ボッテジーニ:ラ・セレナータ?ロッシーニのファンタジアよりカンツォネッタ (弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク) 3. ボッテジーニ:パッショーネ・アモローサ (弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク) 4. ヴィヴァルディ:アリア 「喜びと共に会わん」〜歌劇『ジュスティーノ』RV 717より (コントラバス、弦楽と通奏低音のための) (編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 5. エルンスト (ボッテジーニ編) :エレジー (弦楽アンサンブル編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 6. ヴィヴァルディ:協奏曲 ホ短調 RV 409〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための (コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン) アーティスト(演奏・出演) リック・ストーティン (コントラバス) (1) ヨハンネス・ロスタモ (チェロ) (2,3) オリフィエル・テエリー (第2コントラバス) (6) ブラム・ファン・サムベーク (ファゴット) カメラータRCO 【シャーン・オーメン (第1ヴァイオリン) 、クーン・スタペルト (第2ヴァイオリン) 、エーディット・ファン・モエルガステル (ヴィオラ) 、フレット・エデーレン (チェロ) 、フェリックス・ラシュマル (コントラバス) 】 クリスティアーン・エデーレン (チェンバロ) ゼーレン・ロイポルト (テオルボ) レコーディング セッション録音:2021年10月/ジンゲル教会、アムステルダム (オランダ)
ベザイデンホウト&FBOによる待望のモーツァルト協奏曲集第3弾! 音楽する喜びに満ちたジュノーム ★クリスティアン・ベザイデンホウトと FBO によるモーツァルトの協奏曲集シリーズ第3弾の登場!これまでにHMC-902147/KKC-5273 (第17番、ロンド K 386、第22番/ 2012年録音) 、HMC-902218/KKC-5664 (第11, 12, 13番/2014年) がリリースされており、その後はベートーヴェンのピアノ協奏曲や、イザベル・ファウストとのバッハのソナタ集などでも素晴らしい演奏を聴かせてくれていましたが、「モーツァルトの再来」とも称されるベザイデンホウトによる、待望のモーツァルト続編の誕生、ということになります!第9番「ジュノーム」と第18番という組み合わせは、女性に捧げられた2作、という点で共通しています。 ★1777年1月に完成された「ジュノーム」は、第1楽章の冒頭からアレグロでオーケストラが短い問いかけをし、それにピアノが応える、という斬新な幕開け。ジュノーム (Jeunehomme) として知られていますが、当時プロのピアニストとしても活躍していたルイーズ・ヴィクトワール・ジュナミ (Jenamy) (モーツァルトの大の友人の娘) に捧げられたもの。終楽章のロンドでのベザイデンホウトの小気味よい指さばきと、ベザイデンホウトが展開する世界に一糸乱れず絶妙にからんで色を添えるオーケストラのうまさは格別です。 ★第18番は、1784年9月30日、モーツァルトの二人目の子供であるカール・トーマスの誕生日に完成されました。ウィーンに定住し始めて3年目のころで、音楽家 (演奏・作曲) として認められ、生計を立てていく重要な手段として、ピアノ協奏曲を多く書いた時期でした。この1784年に完成したピアノ協奏曲は6作あるほどです (14-19番) 。さらに、『後宮』 とダ・ポンテ三部作の間の時期という、まさに神がかった時期の作品といえます。こちらも当時ピアニスト、そしてオルガン奏者、作曲家などとして活躍していたマリア・テレジア・フォン・パラディス (1759-1824) のために書かれたといわれています。第2楽章の、フィガロの結婚のバルバリーナの有名なアリアを思わせる雰囲気の前奏につづいてベザイデンホウトが奏でる歌は実に雄弁。パッセージの間の取り方や、休符に漂う豊かな香りも絶妙で、ひきつけられます。終楽章での、FBOの面々が奏でる豊かな響きに包まれる喜びもまた格別なものがあります。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト: ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」 ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 アーティスト(演奏・出演) クリスティアン・ベザイデンホウト (フォルテピアノ/ヴァルター&ゾーン・ピアノ (ウィーン、1805年頃) のコピー (ポール・マクナルティ製、2008年) ) フライブルク・バロック・オーケストラ (コンサートマスター:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ) レコーディング 録音:2021年5月、アンサンブルハウス、フライブルク
ベザイデンホウトが指揮者初登場! ゴルツとのスリリングなモーツァルトのヴァイオリン協奏曲! ★フライブルク・バロックオーケストラがゴルツの独奏でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲に挑戦しました。なんと名フォルテピアノ奏者クリスティアン・ベザイデンホウトも通奏低音のみならず指揮にまで挑戦。そこではモーツァルト時代の慣習に従い即興を見せているのも興味津々で、贅沢の極みの通奏低音となっています。 ★ゴルツは1720年カルト・アントニオ・テストーレ製作のバロック・ヴァイオリンを使用。驚くべきパワーと生気に富む演奏で、初めて聴くかのように新鮮な魅力に満ちています。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 1. ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216 2. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218 3. ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」 アーティスト(演奏・出演) ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ (ヴァイオリン) クリスティアン・ベザイデンホウト (指揮、フォルテピアノ) フライブルク・バロック・オーケストラ レコーディング 録音:2021年8月20-24日フライブルク・アンサンブルハウス
ビオンディ&エウローパ・ガランテによる メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 (ニ短調) ! ★ビオンディ率いるエウローパ・ガランテがメンデルスゾーンを録音しました!メンデルスゾーンが11歳から18歳の間に書き上げた作品がプログラムされています。ビオンディは、「メンデルスゾーンの”若書き”の作品と成熟した時期の作品を見分けるのは難しい、なぜならメンデルスゾーンは最初からすべてを持っていたから」と語っていますが、たしかにどれも、名曲として知られる作品と同様の天才のきらめきに満ちた美しい作品ばかり。バッハの伝統と、ロマン派のみずみずしい萌芽とが感じられます。「ヴァイオリン協奏曲」は、独奏楽器と弦楽群が対等な扱われ方で、バロック期の協奏曲のようでありながら、ソロ楽器の随所に美しく歌うメロディもちりばめられた魅力的な作品。ビオンディのヴァイオリン・ソロの美しさが炸裂し、また、技巧的な部分も華やかさに満ちています。「サルヴェ・レジーナ」は独唱と弦楽のための作品ですが、弦楽のアンサンブルが、伴奏に徹するというより歌いまくっていて、少年メンデルスゾーンが書き上げた宗教作品の美しさをこれ以上なく引き出しています。バロックのレパートリーを知り尽くしたビオンディとエウローパ・ガランテによるメンデルスゾーンは、メンデルスゾーンが過去の巨匠に大きな敬意を持ち、バッハ復興に大きな役割を果たしたことを考えるとさらに格別な意味と重みがあります。 ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン・指揮) レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルやイングリッシュ・コンソートで活躍したのち、1990年にエウローパ・ガランテを設立。イタリアのピリオド楽器アンサンブルとして瞬く間に世界を席巻する。モダン・オケや室内オケの指揮もしている。オペラにも精力的に取り組み、ドニゼッティやヴェルディまでも指揮している。ヴァイオリン奏者としても、高い評価を得ている最新盤バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲 (KKC-4297) をはじめ、世界中で常に注目されている。 エウローパ・ガランテ バロックと古典派のレパートリーを演奏するイタリアのピリオド楽器アンサンブルを結成したいと考えた音楽監督ファビオ・ビオンディによって、1990年に設立された。演奏形態はさまざまで、17世紀イタリアの作曲家による弦楽ソナタなどの室内楽を多く演奏している。ヘンデルやヴィヴァルディのオペラをはじめ、古典派以前の器楽曲も多く演奏している。 収録情報 曲目・内容 メンデルスゾーン (1809-147) : ・弦楽のためのシンフォニア第2番 ニ長調 (1821) ・ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調 (1822) ・ソプラノと弦楽のためのサルヴェ・レジーナ 変ロ長調 (1824) * ・弦楽四重奏のためのフーガ 変ホ長調 (1827) ・弦楽のためのシンフォニア第5番 変ロ長調 (1821) ・ピアノと弦楽のためのラルゴ ニ短調 (1820) ・3声のフーガ ト短調 (1820) ・3声のフーガ ニ短調 (1820) アーティスト(演奏・出演) ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン、指揮) エウローパ・ガランテ パオラ・ポンチェット (フォルテピアノ) モニカ・ピッチニーニ (ソプラノ) * レコーディング 録音:2020年7月11-13日、サラ・ギスレリ (アッカデミア・モンティス・レガリス) 、モンドヴィ (イタリア)