24時間タイムセール
美容 健康関連ランキング
食品関連ランキング
ファッション関連
子供部屋 キッズ用品
家電・生活家電
お酒・アルコール類
花・DIY・犬・猫用品
ワイン、お酒類
ドリンク、コーヒー類
食品、健康類
カメラ、家電類
ホーム&キッチン
おもちゃ
ほしいものランキング
食品&飲料
1000円
1000円〜
2000円〜
3000円〜
4000円〜
美容・健康
アンリ・マニャンの限定商品! 2014年初リリース! 生産本数僅か1500本の「シャンペリエ」。 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 「ジュヴレ・シャンベルタン シャンペリエ」は、2014年ヴィンテージから通常のジュヴレ・シャンベルタンに5%だけ入れている分です。この区画は非常に良い区画の為、これだけ別で瓶詰しております。0.28ha相当の、樹齢約50年のVVを使用、泥土質・砂質基盤層に、小石混じりの粘土石灰質土壌。新樽50%、1回使用樽50%で11ヵ月間熟成。 2018年度版、「ギド・アシェット」で、このワインの2015年ヴィンテージがクー・ド・クールを受賞! このキュヴェの特徴:より深みがあり、濃厚なスタイルのジュヴレです。 DOMAINE HENRI MAGNIEN GEVREY CHAMBERTIN CHAMPERRIER アンリ・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン シャンペリエ 産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディHenri Magnien / アンリ・マニャン 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 2018年ヴィンテージより使用したNEWカーヴ! それまでは大樽発酵層を使っていましたが、ピッカピカのステンレスタンクと最新選定器を導入。 そして、アンリ・マニャンの凄さは、2回選定しているところです。 茎の除梗はよく言われますが、アンリ・マニャンでは、最大限のピノ・ノワールの美しさを表現するため、種まで取っています!ここまで徹底して選定しているところは非常に珍しいと思います。選りすぐりの葡萄は、最後にはタンクへと。(※下記の画像参照)
若き当主を迎え、さらなる進化の道を歩むブルゴーニュのドメーヌ的グランメゾン ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画すのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラ・コンブ・オー・モワンヌ」は、ジュヴレ・シャンベルタンの北西端にあるクリマ。化石混じりの粘土と白い泥灰土の土壌。フェヴレはここに、1.20haの自社畑を所有する。最も古い樹は33年植樹。深いルビー色。赤いチェリーの上品なアロマにミネラルが伴う。口に含んでもミネラルが広がり、エレガントなスタイル。タンニンはしなやかで果実味は柔らかい。スパイシーなフィニッシュ。エゾ鹿のローストなどと。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年は稀なヴィンテージ。芽吹きは4月4日に始まり、4月5、6、7日の夜には-8℃まで霜が降りた。5月から7月にかけては涼しく雨の多い天候で、開花は6月中旬だった。収穫は9月21日に始まり、9月30日に終わった。赤ワインはチャーミングで香り高く、スパイシー(白コショウ、シナモン)。2021年はクラシックなブルゴーニュ・スタイルで、繊細なタンニン、アロマの力強さ、酸味のある赤いベリーの爽やかな香り、バランスが良い。エレガントで心地よいヴィンテージだ。 ■テクニカル情報 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):小樽、発酵温度:15?30度、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、農法:リュット・レゾネ DOMAINE FAIVELEY GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU LA COMBE AUX MOINES ドメーヌ・フェヴレ ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラ・コンブ・オー・モワンヌ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFAIVELEY / フェヴレドメーヌと呼んでしかるべき、ニュイ・サン・ジョルジュ拠点のグラン・メゾンニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画するのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑をもつ。ひとつのクリマの面積は平均して1haと決して大きくはないが、それだからこそクリマごとに手の込んだシュール・ムジュール、すなわちオーダーメイドのワイン造りを行うことができるのである。フェヴレが所有する120ヘクタールの自社畑のうち、半分以上の68ヘクタールはコート・シャロネーズに位置する。フェヴレ家がこの地域の潜在的な可能性に気付いたのは、第一次世界大戦と世界恐慌により産地が疲弊していた1933年のことだ。この年にジョルジュ・フェヴレが賃貸耕作を始め、1963年には5代目のギィ・フェヴレがメルキュレイに最初の畑を購入。その面積を徐々に増やし、今日、ジヴリィ、リュリィ、モンタニー、ブーズロンまで、コート・シャロネーズ全域に版図を広げた。メルキュレイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグランをはじめとする数々のモノポール(単独所有)畑を手に入れ、コート・シャロネーズならフェヴレとまで言われるまでに成長。そして2012年以降、コート・シャロネーズの自社畑は「ドメーヌ・ド・ラ・フランボワジエール」という独立したドメーヌ名を掲げ、次のステージに上ろうとしている。今日、メゾンを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレ。奇しくも彼の父、フランソワ・フェヴレがメゾンを継承したのも25歳の時であったという。エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行し、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えた。さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手。同時にピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュのガレンヌも加わり、壮観なラインナップを完成させた。またムルソーではマトロ・ウィッターシェイムと契約を締結。形式上は買いブドウによるネゴスものだが、実際にはブドウ栽培からフェヴレのスタッフが携わっているという。ニュイ・サン・ジョルジュ最高のクリマ、レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を同年代の造り手とともに働きかけるエルワン・フェヴレ。新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けているのだ。
D.R.Cが所有する区画と通りを挟んだ斜向かいの好立地に位置する畑の古樹ブドウから造られる、柔らかで繊細なタッチが魅力の1本! フランソワ・フュエは、オート・コート・ド・ニュイのシュヴァンヌ村に位置するワイナリーです。ドメーヌの歴史は1991年に遡り、フランソワ氏がブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュ村にあるオー・トレイの畑を1.2ha購入したことに由来。その際には、ブルゴーニュの神様と言われるアンリ・ジャイエ氏にアドバイスを受けたという逸話もあるほど、彼のワイン造りへの情熱、こだわりは生半可なものではありませんでした。 ブルゴーニュ最先端ともいえる透明感溢れるスタイルに根強いファンが多く、手掛ける全てのアペラシオンにおいてヴィンテージに左右されない安定した高い品質を誇り、フランスのワイン雑誌『ラ・ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス』でDRC、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエなどブルゴーニュのスーパースターたちとともに、最高評価である3つ星を獲得しています。 「エシェゾー グラン・クリュ」は、D.R.Cが所有する区画と通りを挟んだ斜向かいに位置しています。泥灰土、石灰岩、シルトという複雑な土壌で構成される約0.5haの区画で、平均樹齢約75年以上の古樹を生育。手摘みで収穫されたブドウは80%の全房比率で発酵させ、新樽比率40%で熟成させます。口に含むと感じられる、ボリューム感と美しいタンニンが魅力です。 ■2021年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュの2021年は、ブドウの収量が減少したもののワインはエレガントな仕上がりになったことが特徴です。4月に夜間の気温が大幅に下がり、ブルゴーニュ全域で深刻な霜害が発生。また生育期間である春から夏にかけて湿度が高まり、病害に悩まされる生産者もいました。ただ生き残ったブドウには2020年と比べてジュースがしっかりと蓄えられており、酸味も高い傾向だったことから、ワインは果実味と酸味のバランスに優れた出来栄えとなったのです。 赤ワインにおいては、低収量になり凝縮感を湛えた果実が実ったことで、しなやかで肉厚、瑞々しいアロマを備えたスタイルに。一方白ワインについては、ピュアな果実味と共に力強い酸味を備えたスタイルに仕上がりました。いずれも程よいボリューム感がありながらも、ブルゴーニュらしい繊細で優美な味わいをお愉しみいただけます。 ■味わい■ 外観は深みのあるルビーレッドの色調。グラスからは、ラズベリーやブラックチェリーの果実香、スミレや赤バラ、ハーブ、スイートスパイスの甘美なアロマが立ち上ります。口当たりは非常に滑らか。洗練された果実味と繊細なタンニン、瑞々しい酸味などの様々な要素が高いレベルで調和した、フィネス溢れる味わいです。テロワールの特徴であるフローラルな風味に、スパイスのニュアンスを纏った余韻が長く続きます。 FRANCOIS FEUILLET ECHEZEAUX GRAND CRU フランソワ・フュエ エシェゾー グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrancois Feuillet / フランソワ・フュエ ブルゴーニュ愛好家と次世代No.1醸造家が手掛けるドメーヌ 1991年に創設されたドメーヌ・フランソワ・フュエは、アウトドア用品のTRIGANO(トリガノ)社の最高責任者、フランソワ・フュエ氏がオーナー。フランスの長者番付で200位以内に入る大富豪であり、ブルゴーニュワインの愛好家でもあります。 フュエ氏はブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュにあるオー・トレイの畑を購入し、ワイン造りを開始。ブドウの栽培から醸造までを任されたのは、次世代No.1と謳われるブルゴーニュ若手注目株ダヴィド・デュバン氏でした。ダヴィド氏は19歳の頃からワイン造りに携わり、アミヨ・セルヴィル、ラルロ、ジャイエ・ジルなどで修行した実力者。彼の才能にいち早く注目して造られたのが、ドメーヌ・フランソワ・フュエのワインなのです。 フランソワ・フュエのブドウ栽培のポリシーは、限りなく自然なワイン造りにあります。ブドウの栽培にはビオロジック(有機農法)を採用し、除草剤を含め化学薬品は一切使用していません。特筆すべきはブドウの収穫方法で、グラン・クリュはブドウを房ごと摘むのでなく、粒単位で摘む「ペディセル」と言われる方法を採用。手作業で一粒ずつハサミで切り分けて収穫を行うことで、より厳しく選果をすることとなり、ワインの品質を更に高めています。基本的に100%除梗を行い、余計なタンニンは抽出せず優しく綺麗な果実味だけを搾汁。一般の収穫に比べ数倍のコストを要するこの手法が、品質に妥協を許さないフランソワ・フュエ氏のワイン造りの姿勢を象徴しています。 醸造においても、自然な状態で醗酵・熟成させることを理想とし、発酵中は毎朝テイスティングを実施して状態を確認。樽熟成はクラス、区画ごとに分けられ、3社の樽を併用することで樽の個性を抑えています。熟成後、ノンフィルター、ノンコラージュで瓶詰め。自然な旨味を残します。こうして造れられるフランソワ・フュエのワインは、「いつ飲んでも美味しい」旨味溢れるスタイル。酸味が強過ぎないので若いヴィンテージでも楽しめ、かつ長期熟成にも耐えうる、バランスに長けた味わいが魅力です。クラシカルなブルゴーニュの美点と、現代的なしなやかさを合わせ持ったワインに仕上がります。
2013年産から、樹齢40年-100年の超ヴィエーユ・ヴィーニュ区画の葡萄を厳選したアンリ・マニャンの看板商品! 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 「ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、「アン・シャン」「レ・セルキュイユ」「シャンペリエ」等、8つのリウ・ディより作られるブドウを使用。沖積土質・泥灰土質土壌。樹齢約40?100年(平均約60年)のVV。カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の新樽30%、1?3回使用樽70%で12ヶ月間の熟成。 DOMAINE HENRI MAGNIEN GEVREY CHAMBERTIN VIEILLES VIGNES アンリ・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディHenri Magnien / アンリ・マニャン 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 2018年ヴィンテージより使用したNEWカーヴ! それまでは大樽発酵層を使っていましたが、ピッカピカのステンレスタンクと最新選定器を導入。 そして、アンリ・マニャンの凄さは、2回選定しているところです。 茎の除梗はよく言われますが、アンリ・マニャンでは、最大限のピノ・ノワールの美しさを表現するため、種まで取っています!ここまで徹底して選定しているところは非常に珍しいと思います。選りすぐりの葡萄は、最後にはタンクへと。(※下記の画像参照)
冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル「フレデリック・エスモナン」! 当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきっています。アンドレの兄はミシェルで、フレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌです。 現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもち、有名ネゴシアンも認めた実力で高い品質のワインを生み出しています。 「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ラ・ベル・ヴュ」は、プレモー・プリセの南、石切り場で有名なコンブランシアンの畑から造られるコート・ド・ニュイ・ヴィラージュだ。チャーミングな赤い果実の香りを主体に、軽くミントハーブの涼やかさ。味わいはまろやかな果実味と新鮮な酸味が調和し、優しいタンニンとともに飲みやすさを主張する。 ■テクニカル情報■ 造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。 Frederic Esmonin Cote de Nuits Villages?La Belle Vue フレデリック・エスモナン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ラ・ベル・ヴュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. COTE DE NUITS VILLAGES 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrederic ESMONIN / フレデリック・エスモナン冷涼なクリマから造られるワインはジュヴレらしい堅牢なスタイル当主はフレデリック・エスモナンだが、足の悪いフレデリックに代わり、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレがワイン造りをとりしきる。アンドレの兄はミシェルであり、つまりフレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄妹同士のドメーヌというわけだ。アンドレがドメーヌを立ち上げたのは70年代だが、ワインは全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていた。1988年にフレデリックの代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたという。現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンブランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画をもつ。以前はグリオット・シャンベルタンも手がけていたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念だ。一級畑はエストゥルネル・サン・ジャック、ラヴォー・サン・ジャック、シャンポネとよいクリマを揃え、村名ジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなる。造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月だが、新樽率は一級以上で100%、ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュが40%。村名は10?15%。比較的冷涼なクリマが多いこともあり、ジュヴレらしい堅牢さを堪能できるドメーヌだ。
100%ピノ・ノワールと見紛うばかりに洗練されたモレ・サン・ドニからのパストゥーグラン! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。 「ブルゴーニュ・パストゥーグラン」は、ガメイが含まれているが、コルドンの仕立てによって収量が抑えられるためか、100%ピノ・ノワールと見紛うばかりに洗練されている。馥郁とした瑞々しい果実味をもち、気軽に飲んでしまうには惜しい品質のパストゥグランに仕上がっている。なかなかお目にかかることないグロフィエのパストゥグランです。豊かな果実のアロマと心地よいハーブのニュアンスが香ります。円やかなタンニンが印象的です。 魅力的なアロマを持ち、現段階では花の香りが顕著に感じられる。ミディアムボディで、非常にしっかりとしたストラクチャーを備え、ガメイよりもピノの要素が強い。瑞々しい赤果実味が口中に広がる。 《飲み頃:2025-2029 年|2024/1 掲載》 VINOUSより ■2022年ヴィンテージ情報■ この年のブルゴーニュ地方は、春霜による大きな被害を受け、歴史的な低収量を記録した前年と比べて、量、質ともに素晴らしいヴィンテージとなりました。4月初旬に数回、霜が降りたものの、以降は気温が上がり、ブドウの樹の成長が早まりました。開花は、例年より早く、5月下旬に始まり、全体的に良好な結実がみられました。その後は乾燥した日が続きましたが、6月中旬にまとまった雨が降り、水不足を補うことができました。8月は暑く乾燥していましたが、ブドウは順調に成熟し、中旬から徐々に収穫が始まりました。美しいバランスと凝縮感を備えたブドウが収穫でき、偉大なヴィンテージになることが期待されています。 ■テクニカル情報■ 畑面積:0.7ha ■栽培・醸造■ 有機栽培。コルドン仕立てを採用。理由はブドウの樹の間の風通しが良くなり、病害のリスクを抑えることが出来ることと、より多くの日照量を得るため。自然酵母を用いて、高めの温度で発酵し、ピジャージュを施しながら多くの色素を抽出。発酵後はさらに数日間低温でマセラシオンを行い、プレス後に樽熟成。 Robert Groffier Pere & Fils BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN ドメーヌ・ロベール・グロフィエ ブルゴーニュ・パストゥーグラン 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 90%、ガメイ 10% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディRobert Groffier / ロベール・グロフィエ レ・ザムルーズ最大の所有者が造る、果実味豊かでシルキーな喉越しのワイン! ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニ在所のドメーヌだが、所有畑の多くはシャンボール・ミュジニーという面白い存在。しかもシャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑レ・ザムルーズ最大の所有者である。 世界恐慌から間もない1933年、ロベールの父ジュールが、レ・ザムルーズに隣接する1級畑オー・ドワや特級のボンヌ・マールとともに手に入れた。ブドウの仕立てはブルゴーニュで主流のギュイヨではなくコルドン・ド・ロワイヤ。収量を抑えやすいことに加え、新梢を扇形に広げることで風通しをよくする効果があるという。 今日、ロベール自身は引退状態にあり、息子のセルジュが実質的にドメーヌの当主を務め、ボーヌの醸造学校で学んだ孫のニコラが栽培と醸造に携わっている。瀟洒なお屋敷はドメーヌ・クロ・ド・タールの隣にあり、醸造棟とは別棟の住居の下にはプロの訪問客を迎え入れる、清潔な瓶熟庫兼試飲ルームが用意されている。醸造棟もじつに清潔で、発酵と貯酒の両方に使われるステンレスタンクの生光りする様子は美しい。 除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房とした。ジャスパー・モリスMWの「インサイド・バーガンディ」によれば、1984年までは100%無除梗で、それから後、1990年代は完全除梗だったそうだ。8?9度で10日間ほどの低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40?50%、ボンヌ・マールで50?60%に留め、12?13ヶ月間の樽熟成を施す。製樽会社はレモンとフランソワ・フレールがお気に入り。 ロベール・グロフィエのワインは最もベーシックなパストゥグランから果実味がみっちりと詰まっている。特級のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズですらタンニンは滑らかでしなやかなタッチ。したがって若いうちから楽しめながら、さらに熟成させるとまた新たな一面を見せてくれる。偉大な造り手のひとつである。
中にはシャンベルタンよりも傑出しているという評論家も! ひとつの世界遺産といっても過言ではないロティ家のシャルム・シャンベルタン! ジョセフ・ロティは、ジュヴレ名門ドメーヌ。家名として1610年まで、ドメーヌとして1817年まで遡ります。歴史あるだけに多くの古木を有しこれだけで遺産的価値です。ドメーヌ・ロマネ・コンティと同じ選別機やプレス機等を導入し、より凝縮されたピュアな味わいを表現できるようになり、近年さらに評価を高めました。 2015年10月、若くして急逝したフィリップ・ロティ氏の跡を継いだのは、弟のピエール・ジャン・ロティ氏。ドメーヌとして彼で12代目となります。フィリップはここ数年病に伏していた為、実質的には彼がドメーヌを任されておりその名声を高めていました。正式な後継者となった今、父と兄の意思を継ぎ、さらなる発展の為に意欲を燃やしています。 「シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ キュヴェ・トレ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、ジョセフ・ロティの最高傑作で、シャルムの最高峰とも言われています。超古木の貴重なキュヴェ。複雑に絡み合った清らかで濃縮した、並外れたアロマ。幾層にも折り重なった深い味わい。壮大なスケール感やゴージャスさを備えながらも落ち着いた大人の余裕さえも化にさせるシルキーでエレガントな印象。Chambertinの品質をはるかに超えた傑出したワインと評する評論家も。 ワインを手に入れることが出来る幸運な人は極僅かです。 ■テクニカル情報■ リューディ(区画)名:Gevrey Chambertin丘中腹《Aux Charmes》内に3区画、畑面積:約0.16ha、土壌:粘土石灰質(ウミユリ石灰岩)、品種:ピノ・ノワール100%、樹齢:135年 ※1885年植樹、仕立て:ギュイヨ式、密植度:10,000本/ha、ヘクタールあたり収量:18-40hl/ha、収穫方法:手摘み、BIO認証:無 ※ただしリュット・レゾネ 基本的にはビオロジックを実践 醸造について、除梗:有、低温浸漬:約1週間、発酵:ステンレスタンク 温度管理しながらルモンタージュやピジャージュにて発酵促進、発酵温度:32℃以下、発酵期間:2週間程度、使用酵母:天然酵母、マロラクティック発酵:有 ※樽にてマロラクティック発酵。完了後澱引き、熟成:オーク樽100%、熟成期間:樽熟15?18ヶ月+瓶熟10ヶ月(いずれもおおよそ)、熟成時の新樽比:80~100%、樽について:トロンセ、アリエ、ヴォージュ産 新樽と1年樽の併用、瓶詰:太陰暦(月の満ち欠け周期)を見て、タイミングを判断する、濾過:無、清澄:無 Domaine Joseph Roty Charmes Chambertin Grand Cru Cuvee De Tres Vieilles Vignes ドメーヌ・ジョセフ・ロティ シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ キュヴェ・トレ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. CHARMES CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインアドヴォケイト:96 ポイント The Wine Advocate RP 96 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2027 - 2050 Unfurling in the glass with aromas of cherries, wild berries, licorice, orange zest, vine smoke, incense and rose petals, the 2021 Charmes-Chambertin Grand Cru Tres Vieilles Vignes is full-bodied, deep and layered, its velvety attack segueing into a rich, succulent mid-palate that entirely conceals its powdery structuring tannins. Long and perfumed, it entirely transcends the perceived limitations of the vintage, and Burgundy purists will adore it. Tasting with affable eleventh-generation vigneron Pierre-Jean Roty-who took the helm at this discrete family-owned domaine following his brother's untimely passing in 2015-is an annual pleasure that I always eagerly anticipate. This year, it was the turn of the 2021s, wines that have nothing to fear from a comparison with other sunnier, drier recent years, exuding charm and perfume that will delight Burgundy purists. Roty fans will be familiar with the approach at this address: assiduously but only shallowly cultivated soils, a high proportion of old vines, minimal use of chemical treatments, destemmed grapes fermented in concrete tanks, and elevage in generous percentages of smoky new oak for 15-16 months. My sense is that today's wines are suppler than the Roty wines of yesteryear. They're less forbidding in their youth than their formidable reputation might suggest-even the grands crus boast such generosity of fruit that their rich structuring tannins are frequently concealed. But they develop just as gracefully as ever. Readers shouldn't hesitate to seek them out. Published: Jan 19, 2024 vinous:94+ ポイント 94+ Drinking Window 2030 - 2055 From: Now, For My Latest Trick: Burgundy 2022 (Jan 2024) The 2021 Charmes-Chambertin Tres Vieilles Vignes Grand Cru has the tricky task of following what I consider Roty's best cuvee this vintage, the Griottes-Chambertin. There’s more black fruit here, certainly more backward, graphite-tinged with light sous-bois scents developing in the glass. The palate is medium-bodied with crunchy tannins. It is one of the most structured Charmes-Chambertin wines, from vines planted in 1881 and 1882 (the first vines planted in the locality after the phylloxera crisis.) Superb, but serious! - By Neal Martin on November 2023 I am unsure if winemaker Jean-Pierre Roty ever takes off his baseball cap. Do send me a postcard if you’ve ever spotted him without his signature accoutrement. In a change to regular programming, since Roty released their wines a year behind, I saw little point in doubling the size of an already large tasting. So, this time, I focused on the bottled 2021s that will hit the shelves early next year, and henceforth, I will continue thus. It means I could examine the wines at a more leisurely pace - important because they tend to respond to modest aeration, although both of us had to pause somewhere around the Marsannay Villages. “Look at that!” Roty tells me, pointing at the sky. A shooting star? A UFO? No, it was what I call a “stunt snail,” slowly making his way across a windowpane. We admired his death-defying feat before he said a few words about the vintage. “It was a year of the vigneron,” Roty opines. “[In 2021] You had to be vigilant in the vineyard; otherwise, you would have problems. We have a homogenous quality throughout the range, though qualities are just over half the average, depending on the vineyard. We began the picking on September 21. The Village Crus are aged in 30% to 60% new oak, Fonteny at 80% and 100% for the Grand Crus. They will be bottled end of March, beginning of April next year.” These wines can taste a little brutish out of barrel, and they need bottle age to polymerize the tannins and entertain drinkability. But already, some of Roty’s 2021s show wonderful Pinote: at the entry-level, a crunchy Bourgogne Cote d’Or Pressonier, Gevrey-Chambertin Clos Prieur-Bas, Marsannay Boivin, for example. “Which is the best of the three Grand Crus?” Roty enquires. Well, the most seductive is the wonderful Griotte-Chambertin, which has immense purity and sophistication. The more intellectual, however, is Charmes Chambertin Tres Vieilles Vignes, which for once is no exaggeration since they were the first planted after phylloxera in 1881 and 1882. It’s a beast that will be tamed by time and could evolve into a marvelous wine. Also, do check out his delicious whites and definitely his very capable Marsannay Rose.Joseph Roty / ジョセフ・ロティ 300年の歴史を誇る、ジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌ! ジュヴレ名門ドメーヌ。家名として1610年まで、ドメーヌとして1817年まで遡ります。歴史あるだけに多くの古木を有しこれだけで遺産的価値です。それに甘んじる事無く畑作業を重視し、摘葉や摘果を細かく行う等、多くの時間を割いています。 2015年10月、若くして急逝したフィリップ・ロティ氏の跡を継いだのは、弟のピエール・ジャン・ロティ氏。ドメーヌとして彼で12代目となります。フィリップはここ数年病に伏していた為、実質的には彼がドメーヌを任されておりその名声を高めていました。正式な後継者となった今、父と兄の意思を継ぎ、さらなる発展の為に意欲を燃やしています。 厳格なリュット・レゾネで収穫は全て手作業。醸造法は伝統的なスタイル。上面開放タンクで温度管理を徹底し、手でピジャージュします。発酵は約3週間。最上のトロンセとヴォージュ産の樽を使用します。樽熟約18ヶ月。グラン・クリュを除き通常50%新樽使用、残りは1年樽使用。非清澄、非濾過。ドメーヌ・ロマネ・コンティと同じ選別機やプレス機等を導入し、より凝縮されたピュアな味わいを表現できるようになりました。 驚くべき長命で複雑味溢れる香りと、洗練され、しなやかさと力強さとを見事に調和させた素晴らしいワインの数々。スティーブン・タンザー氏やロバート・M・パーカー氏など多くのジャーナリスト、評論家が全てのキュヴェに対して大変高い評価を与えており、その人気は近年とどまる所を知りません。
フレッシュで軽やかな味わいをソフトなタンニンが支える赤ワイン! ビエルソにて1752年からブドウ栽培の歴史を持つ家系に生まれる。バレンシアの醸造学校で学んだ後、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。衛生管理の向上に加え、単一区画の概念を導入。少量生産に方向転換を行い、短期間での品質向上を成し遂げた。2007年には自身のドメーヌとなるボデガス・イ・ビニェドス・ラウル・ペレスを設立。メンシアとゴデーリョで生み出す唯一無二のワインは瞬く間に多くのワイン評論家・愛好家の心を掴んだ。 栽培・醸造では『自然をリスペクトし、ブドウに与える影響を最小限にする』がモットー。畑は馬を使って耕し、醸造では各区画の個性が発揮されるよう最低限のSO2のみ添加、オークのニュアンスがワインを覆わないよう新樽使用も控えている。『欠陥のあるワインは失敗作だ』と語るラウルの作品は、正確性と透明感を兼ね備えている。 「ラ・ビスカイナ ラス・グンディナス」は、丘陵の谷間に位置する標高480mの畑。有機物が豊富な粘土質土壌で保水能力が高く、特に暑い年に素晴らしいワインを生み出す。樹齢130年。砂糖漬けにしたブルーベリーやラズベリーの甘やかでチャーミングなアロマ。フレッシュで軽やかな味わいをソフトなタンニンが支えている。 斜面に囲まれた谷間の畑なので、水が良く溜まり、有機物が豊富な深い土壌を持ち、最も保水性の高い畑。特に暑い年に良い結果が出る事が多く、2017, 2019年などの暑い年はグンディナスからのワインがラウルの一番のお気に入りで、涼しい年だとタイトなスタイルになる。地球温暖化の中で、この保水性は素晴らしい利点であり、将来的にはウルトレイア・ヴァルトゥイエに使用するポテンシャルがある。ラウル曰く、「リリースしたての若い間はクローズ・エルミタージュのシラー。4-5年瓶熟すると、ブルゴーニュのようになり、ジュヴレ・シャンベルタンを思わせる」 ■2021年ヴィンテージ情報■ 冬は、「フィロメナ」として知られるスペインの激しい嵐で始まり、エル・ビエルソ地方に寒くて乾燥した日々を数日間もたらし、この影響は1月末まで続いた。そのあとの冬は暖かくなったが、一方で春は乾燥したシーズンとなった。夏も同様に、ブドウの成熟が遅くなるという悪条件がいくつかあり、収穫は困難だった。しかしながら、ワインはフレッシュで輝かしいものとなった。 ■テクニカル情報■ 樹齢:30年以上 畑:海抜480m、1ha、西向き ロケーション:Valtuille de Abajo 斜面に囲まれた谷間の畑なので、水が良く溜まり、有機物が豊富な深い土壌を持ち、最も保水性の高い畑。 土壌:有機物が豊富な粘土質土壌 仕立て方:エスパリエ 栽培:剪定、耕作、収穫を含む、すべての畑作業は手作業で行う。 収量:2.6hl/ha 醸造:除梗せずにフードルで発酵し、バトナージュを行いながら50日間以上マセラシオン。無清澄、瓶詰前に軽く濾過。 熟成:フレンチオークの500L樽(3?4年使用樽)で12ヶ月 生産本数:5500本 Raul Perez La Vizcaina Las Gundinas ラウル・ペレス ラ・ビスカイナ ラス・グンディナス 生産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州 原産地呼称:D.O.BIERZO 品種:メンシア主体にトゥルソーとドニャ・ブランカ アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォイト:94 ポイント RP 94 Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $50 Drink Date: 2023 - 2030 The 2021 La Vizcana Las Gundinas has a slightly earthy touch and is a variable wine that feels quite harmonious and clean, as it's from a plot that sometimes suffers in cooler years. They are going to change the vinification of this plot to achieve more precision. They used 100% full clusters and matured it in well-seasoned, neutral 500-liter oak vats. It is cleaner and more precise this year. 5,500 bottles were filled in May 2020. Raul Perez has purchased 90% of the vineyards used for the La Vizcaina project, which gives him a lot more control over viticulture. They produce around 300,000 bottles, 60% of them Ultreia Saint Jacques. 2021 is a super clean and defined vintage, quite transparent for the soils and the places, with very fresh and balanced wines. Some of the Ultreia wines showed a little more oak and might need some more time in bottle. Published: Aug 11, 2023Raul Perez / ラウル・ペレス メンシアというマイナー品種で一大ムーブメントを起こした"生きる伝説" 「世界最高のワインメーカーの1人であり最高の才能を持つ革新者」by Decanter 「私が試飲したワインは言葉では言い表せないほど素晴らし く、職人的だ。信じられないなら実際に体験すべきだ」by WA 「これほど短期間に、これほど大きな影響を与えたワインメー カーは世界中どこを探してもいないと言ってよい」by Vinous 1752年からビエルソでのブドウ栽培の歴史を持つ家系にラウル・ペレスは生まれました。バレンシアの醸造学校で学んだ後、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。衛生管理の向上に加え、単一区画の概念を導入します。そして少量生産に方向転換を行い、短期間での品質向上を成し遂げました。 2007年には自身のドメーヌとなるボデガス・イ・ビニェドス・ラウル・ペレスを設立。メンシアとゴデーリョから生み出す唯一無二のワインは、瞬く間に多くのワイン評論家・愛好家の心を掴みました。 ラウルの哲学は、畑や品種などのルーツを重要視し、原点となるブドウ畑と土地への深い理解を常に追求し続けることにあります。栽培・醸造では「自然をリスペクトし、ブドウに与える影響を最小限にする』がモットーです。畑は馬を使って耕し、醸造では各区画の個性が発揮されるよう最低限のSO2のみを添加、オークのニュアンスがワインを覆わないよう新樽は使用しません。 『欠陥のあるワインは失敗作だ』と語るラウルの作品は、正確性と透明感を兼ね備えています。そしてそれこそが「ラウル・ペレスは典型的なワイナリーではない。それぞれのヴィンテージが独自に変化するようにし、標準的でないワインをつくる」と各方面で言われる所以です。 世界中のワインジャーナリストからも「天才醸造家」と賞賛されており、スペインのワイン専門誌『シバリタス』からマン・オブ・ザ・イヤーに選出されたり、イギリスの『デキャンター』誌で「スペインの最もエキサイティングな生産者」の筆頭に挙げられたりと、非常に高い評価を得ています。 ■D.O.ビエルソについて■ ビエルソはカスティーリャ・イ・レオン州の西側に位置しており、山々が立ちはだかり、急峻な斜面にブドウ畑が点在します。一つの生産者が小さな区画を何十ヶ所も所有しているため、「スペインのブルゴーニュ」と例えられています。黒ブドウ品種のメンシアと白ブドウ品種のゴデーリョが有名で、特に2000年以降、若手の醸造家がメンシアを使用した高級ワインを競って生産するようになり、プリオラートと並ぶ注目の新興地域として世界中の熱い視線を浴びています。
バックヴィンテージ入荷しました! ニュイ・サン・ジョルジュの街中からボーヌに向かってすぐ、東南向きの急斜面にある一級畑。 ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンは、レ・サン・ジョルジュ、ヴォークラン、レ・カイユ、ロンシエール、ペリエール、プリュリエ、シェニョ、ブースロと、ニュイの南側と北側のそれぞれに素晴らしい1級クリマを有しています。樹齢はいずれも高く、平均して50?75年。ヴォークランには樹齢100年にもなる古木が植わる。この高い樹齢が自然に収量を抑え、それによって濃密感や緻密さがもたらされ、長期熟成のポテンシャルが高いのがこのドメーヌで造られるワインの特徴となっています。 特級をもたないニュイのスペシャリストのため、これまではさほど顧みられることはありませんでしたが、「ワインの良し悪しは畑の段階で決まる」というのが、ドメーヌの哲学。モダンな醸造技術を柔軟に取り入れつつ、伝統を重んじてテロワールの個性を最大限に引き出すワイン造りを続け、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっています。現在では、ロバート・パーカー氏から「ニュイ・サン・ジョルジュの王様」と評されるトップ・ドメーヌとなりました。 「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・プリュリエ」は、ニュイ・サンジョルジュの南部に位置する畑。「レ・プリュリエ」とは、「プラム」から派生した名前で、大昔この畑にブドウが植えられる前にプラムが植えられていたことから由来しています。東に面した斜面で、標高は250/270メートル。優れた水はけと強い石灰質が、ワインにミネラル感と繊細さを与えている。若いうちから個性を発揮し、フレッシュな赤系果実のアロマ。熟成が進むにつれ、カカオ、スモークした肉、下草のブーケが表れる。熟成により寛大で官能的な滑らかさが生まれる。 ROBERT CHEVILLON NUITS SAINT GEORGES 1ER CRU LES PRULIERS ロベール・シュヴィヨン ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・プリュリエ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ 原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインアドヴォケイト:(92-94) ポイント The Wine Advocate RP (92-94) Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: N/A Aromas of plums, wild berries, smoked meats and violets introduce the Chevillon brothers' 2018 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Pruliers, a medium to full-bodied, succulent and enveloping wine with an ample core of fruit that cloaks ripe but chalky structuring tannins that only assert themselves on the finish. This is a very serious cuvee that's built for the cellar. Published: Feb 14, 2020 vinous:(92-94) ポイント (92-94) Drinking Window 2022 - 2042 From: 2018 Burgundy: Confounded Expectations (Jan 2020) The 2018 Nuits Saint-Georges Les Pruliers 1er Cru has a very perfumed and floral bouquet with wilted rose petal and touches of lavender infusing the mainly red berry fruit. I appreciate the detail and delineation of this N.S.G. The palate is very fine and matched with a superb line of acidity, the lively red fruit laced with subtle hickory and white pepper notes, fanning out nicely toward the finish while maintaining superb freshness. This is perhaps the most immediately enjoyable of Chevillon’s 2018s. - By Neal Martin on November 2019 I was straight off the plane, up the autoroute to Nuits Saint-Georges and knocking on the door of currently the appellation's best producer in week two of my Burgundy marathon. As is always the case, Denis Chevillon was out the back, silently rolling barrels across the courtyard, his brother Bertrand escorted me through their 2018s in the cellar. "There was great warmth in the season," he told me. "The fermentation went well for us here but it could be difficult. We began the picking on 5 September. We lost 20% and 40% in Premeaux because of the hail on the day of the World Cup, a Sunday, but the damaged berries seemed to fall off before the harvest. Specifically it affected: Les Cailles, Vaucrains and Les Saint-Georges. It was the only appellation to be affected. We finished on 15 September with magnificent health of the grapes. Everything is de-stemmed as usual with alcohol levels between 13.5% and 14.0%. All the Premier Crus are matured in 30% new oak and they will all be bottled next Spring."Robert Chevillon / ロベール・シュヴィヨン古木がワインに緻密さを与えるニュイ・サン・ジョルジュのスペシャリストニュイ・サン・ジョルジュのお手本とも呼ぶべきドメーヌが、このロベール・シュヴィヨン。レ・サン・ジョルジュ、ヴォークラン、レ・カイユ、ロンシエール、ペリエール、プリュリエ、シェニョ、ブースロと、ニュイの南側と北側のそれぞれに素晴らしい1級クリマを有している。ロベールが父モーリスの下で働き始めた頃、ドメーヌの規模はわずか3haに過ぎず、それが今では13haまで広がった。 樹齢はいずれも高く、平均して50?75年。ヴォークランには樹齢100年にもなる古木が植わる。この高い樹齢が自然に収量を抑え、ブドウの凝縮度に貢献しているのだ。2000年に引退したロベールに代わって、今日、会社組織となったドメーヌの運営はふたりの息子、ドゥニとベルトランに任せられている。ドゥニがおもに栽培、ベルトランがおもに醸造を担当。ふたりとも寡黙な栽培農家といった風貌で、仕事に対するひた向きさがうかがえる。レ・サン・ジョルジュに加え、1892年にニュイの新しい村名を決める際、ニュイに組み合わせるクリマ名として、レ・サン・ジョルジュと最後まで争ったヴォークラン(つまりニュイ・ヴォークランが村名になる可能性もあった)と、レ・サン・ジョルジュの北に隣接するレ・カイユを合わせて、ベルトランはニュイの3大テノールという。どれもコート・ド・ニュイきっての重低音が効いたクリマだが、この3つの中ではレ・カイユが一番柔らかみがあり、ヴォークランがもっとも骨太。レ・サン・ジョルジュはその中間的な存在だ。こうした違いも、ロベール・シュヴィヨンのワインを並べて試飲すると一目瞭然に理解が可能となる。栽培法はリュット・レゾネ。選果は畑で行い、100%除梗。10?15度の温度で1週間低温マセレーションのうえステンレスタンクでアルコール発酵。トータルで3週間?1ヶ月の長いキュヴェゾンをとる。1級畑のワインはおおむね30%の新樽を用い18ヶ月間の熟成。マロラクティック発酵終了後と瓶詰め直前の2回澱引き。清澄なし、無ろ過で瓶詰めだ。ドメーヌの隠し球に村名ニュイ・サン・ジョルジュの白ワインがある。アンリ・グージュの畑で発見された、ピノ・ノワールの突然変異からなる白ブドウ、通称、ピノ・グージュから造られ、いかにもニュイの白らしい、リッチなテイストが持ち味である。ロベール・シュヴィヨンの赤ワインはいずれもその高い樹齢がもたらす濃密感や緻密さが特徴で、長期熟成のポテンシャルが高い。特級をもたないニュイのスペシャリストのため、これまではさほど顧みられることはなかったが、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっている。カルト的な存在になる日も近そうだ。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「エム ヴァン・ド・フランス マルベック」は、ブルゴーニュで造られるマルベック単一品種の珍しい赤ワインです。畑の立地が非常によく、特級畑クロ・ド・ヴージョの隣に位置しており、年間約15万本生産しています。マルベックの品種をイメージした頑丈なボトルに入っており、非常にフルーティーでタンニンが豊富、黒に近い濃い色で、熟成に適したワインです。 若いうちは、東洋のスパイス、杉の木、タバコ、甘草、カカオのアロマに、スミレ、ブルーベリー、ジャスミンのニュアンスが加わり、非常にパワフルです。フランスでは、他の国とは異なり、口の中で十分な新鮮さを保ち、よりフルーティーになることでしょう。非常に色鮮やかでフルボディのこのワインは、男性的な気質と率直で力強いアタックを持つワインであることに変わりはありません。セラーで数年寝かせると、しなやかさと丸みが増し、革とドライフルーツのアロマが口の中に素晴らしい余韻を与えてくれるでしょう。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:18a、ぶどう品種(セパージュ):Malbec100%、平均樹齢:7年、収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET M VIN DE FRANCE MALBEC ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ エム ヴァン・ド・フランス マルベック 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:VIN DE FRANCE ぶどう品種:マルベック 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
特級ボンヌ・マールの上に位置する標高の高い村名畑のブドウから造られる、リッチでまろやか、シルキーな喉越しの赤ワイン! ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。 アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きにはぜひともお勧めしたいドメーヌです。 「モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ ルージュ」は、特級ボンヌ・マールの上にある村名畑で、シャンボール・ミュジニーの村名ヴェロワイユに隣接する。白とは対照的に、リッチでまろやか。穏やかな酸味をもち、シルキーな喉越しのワインとなる。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、使用酵母:自生酵母、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:シングル・ギュイヨ、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ DOMAINE BRUNO CLAIR MOREY SAINT DENIS EN LA RUE DE VERGY ROUGE ドメーヌ・ブリュノ・クレール モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ ルージュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ 原産地呼称:AOC. MOREY SAINT DENIS ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ VINOUS:(90-92)ポイント (90-92)pts Drinking Window 2025 - 2034 From: Servants of the Seasons: Burgundy 2021 (Jan 2023) The 2021 Morey Saint-Denis En la Rue Vergy, which has slightly less whole bunches (20%), has a light red cherry and crushed strawberry scented bouquet. The palate is well balanced, quite pretty with fine mineralite towards the finish, delicate but not fragile. Will be irresistible for the next 6-9 years. - By Neal Martin on November 2022Bruno Clair / ブリュノ・クレール 今日、20haを超える大ドメーヌに発展し、伝統のマルサネ・ロゼは今も健在。 ブリュノ・クレールは苦労人である。マルサネの大ドメーヌ、クレール・ダユに生まれながら、その所有畑を十分に受け継ぐことが出来なかった。祖父でマルサネ・ロゼの生みの親、ジョゼフが死去し、その相続を巡って一族で争いが起こったからである。 79年に自分の名を冠するドメーヌを立ち上げてはいたが、その時の畑はマルサネとフィサン、それにサヴィニーのドミノードとモレ・サン・ドニのアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジー。このアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジーはクロ・ド・タールの上にある標高300m以上の高地にあり、荒れ地となっていたのをブリュノが整備し、ブドウを植え付けたものだ。 85年、クレール・ダユのうち伯母が所有していた半分の土地はボーヌのネゴシアンに売られ、両親や兄弟の持ち畑を統合してドメーヌ・ブリュノ・クレールを強化。90年代に入ってさらに畑を増やし、現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模にまで発展している。 現在、当主のブリュノ、セラーマスターのフィリップ・ブランがドメーヌの舵とりをしているが、そこにブリュノの二人の息子エデュアールとアルチュール、長女のマルゴが参画。エデュアールは8年前から主に畑を担当、3年前から醸造に関わり、アルチュールは2年前からセラーと試飲を担当している。 畑では化学薬品は使用せず、オーガニック肥料(堆肥)を使用。 パーセル全体でビオロジック栽培を採用。手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0〜10%)していたが、ヴィンテージによって異なるものの、長男エデュアールが加わってから、ここ数年のヴィンテージでは徐々に全房を使用した醸造を行っている(約30%)。必要に応じて低温マセレーションを行い、自生酵母による自然発酵を待つ。樽熟成はクリマとヴィンテージにもよるが16〜22ヶ月。新樽率は20〜50%でグラン・クリュであっても100%ということはない。 ステンレンスタンクの中で1年間寝かされるマルサネ・ロゼの素晴らしさはいうまでもなく、ブルゴーニュ名物ジャンボン・ペルシエ(ハムとパセリのゼリー寄せ)とじつに相性がよい。また、昨今人気が急上昇しているマルサネの赤ワインでは、将来1級に認可される可能性のあるロンジュロワがとくに素晴らしくお値打ち。このクリマの一部には樹齢70年を超える樹が植えられている。 ドメーヌはジュヴレ・シャンベルタンにも数々のクリマを所有する。特級のクロ・ド・ベーズに加え、一級はクロ・デュ・フォントニ(モノポール)、プティット・シャペル、カズティエ、そしてクロ・サン・ジャックだ。ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強く豊かな風味が特徴。若いうちからも楽しめるが、長期熟成のポテンシャルは大きい。 28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、どうしてもどこかが手薄になるものだが、ブリュノ・クレールの偉大さはどのアペラシオンも完璧に仕上げられていること。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。
【輸入元:ラック・コーポレーション】 ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主! ブルゴーニュの中でも別格と評される至極の1本。 ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。 10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有するヴォギュエだが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれる。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。 「ミュジニー グラン・クリュ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、樹齢25年以上のブドウのみミュジニーの名を冠して瓶詰めされます。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれます。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになります。「力強さをサテンのような滑らかさで包んだ」と言われる雄大で緻密なワインで、大変な人気を誇っており、入手困難を極めるワインです。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):木製桶、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):20?30%、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:年による、所有面積:7.20ha、土壌:石灰粘土質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、コルドン・ドゥブル、平均樹齢:25?55年、収穫量:11000本/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・アンテグレ COMTE GEORGES DE VOGUE MUSIGNY GRAND CRU VIEILLE VIGNES ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ミュジニー グラン・クリュ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディComte Georges de Vogüé / ヴォギュエミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
※ラベルに破れ等があるものがございます。希少アイテムのため代替品等はありません。ご承知おきの上お買い求めください。 バックヴィンテージ入荷しました! 1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「グラン・エシェゾー グラン・クリュ」は、熟成が進むと、コショウやムスク、毛皮、革、スパイス、プルーンのアロマへと変化し、時には、下草、苔、キノコ、湿った土、獣の香りを想起させる。しっかりとした骨格があり、豊満で、常に非常に調和がとれたワイン。凝縮したテクスチャを兼ね備えている。 ■テクニカル情報■ 熟成(樽【新樽率】/タンク):100%新樽 瓶詰め時のフィルターの有無:なし 所有面積:1.44ha ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100% 平均樹齢:40-68年 収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET GRANDS ECHEZEAUX GRAND CRU ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ グラン・エシェゾー グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. GRANDS ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
バックヴィンテージ入荷しました! 1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「グラン・エシェゾー グラン・クリュ」は、熟成が進むと、コショウやムスク、毛皮、革、スパイス、プルーンのアロマへと変化し、時には、下草、苔、キノコ、湿った土、獣の香りを想起させる。しっかりとした骨格があり、豊満で、常に非常に調和がとれたワイン。凝縮したテクスチャを兼ね備えている。 ■テクニカル情報■ 熟成(樽【新樽率】/タンク):100%新樽 瓶詰め時のフィルターの有無:なし 所有面積:1.44ha ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100% 平均樹齢:40-68年 収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET GRANDS ECHEZEAUX GRAND CRU ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ グラン・エシェゾー グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. GRANDS ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
バックヴィンテージ入荷しました! 1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「グラン・エシェゾー グラン・クリュ」は、熟成が進むと、コショウやムスク、毛皮、革、スパイス、プルーンのアロマへと変化し、時には、下草、苔、キノコ、湿った土、獣の香りを想起させる。しっかりとした骨格があり、豊満で、常に非常に調和がとれたワイン。凝縮したテクスチャを兼ね備えている。 ■テクニカル情報■ 熟成(樽【新樽率】/タンク):100%新樽 瓶詰め時のフィルターの有無:なし 所有面積:1.44ha ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100% 平均樹齢:40-68年 収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET GRANDS ECHEZEAUX GRAND CRU ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ グラン・エシェゾー グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. GRANDS ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。モンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
平均樹齢65年の特級畑の古樹から造られる、凝縮感のある果実味を備えた力強いが味わいが魅力の逸品! フランソワ・フュエは、オート・コート・ド・ニュイのシュヴァンヌ村に位置するワイナリーです。ドメーヌの歴史は1991年に遡り、フランソワ氏がブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュ村にあるオー・トレイの畑を1.2ha購入したことに由来。その際には、ブルゴーニュの神様と言われるアンリ・ジャイエ氏にアドバイスを受けたという逸話もあるほど、彼のワイン造りへの情熱、こだわりは生半可なものではありませんでした。 ブルゴーニュ最先端ともいえる透明感溢れるスタイルに根強いファンが多く、手掛ける全てのアペラシオンにおいてヴィンテージに左右されない安定した高い品質を誇り、フランスのワイン雑誌『ラ・ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス』でDRC、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエなどブルゴーニュのスーパースターたちとともに、最高評価である3つ星を獲得しています。 「シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ」は、ジュヴレ・シャンベルタンで特級畑シャンベルタンに隣接する、シャルム・シャンベルタンのキュヴェ。石灰質の土壌で栽培されたブドウを使用しており、ワインは芳醇なアロマがあり、長期熟成にも耐えられる、綺麗にまとまったスタイルの味わいが特徴です。 ■2021年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュの2021年は、ブドウの収量が減少したもののワインはエレガントな仕上がりになったことが特徴です。4月に夜間の気温が大幅に下がり、ブルゴーニュ全域で深刻な霜害が発生。また生育期間である春から夏にかけて湿度が高まり、病害に悩まされる生産者もいました。ただ生き残ったブドウには2020年と比べてジュースがしっかりと蓄えられており、酸味も高い傾向だったことから、ワインは果実味と酸味のバランスに優れた出来栄えとなったのです。 赤ワインにおいては、低収量になり凝縮感を湛えた果実が実ったことで、しなやかで肉厚、瑞々しいアロマを備えたスタイルに。一方白ワインについては、ピュアな果実味と共に力強い酸味を備えたスタイルに仕上がりました。いずれも程よいボリューム感がありながらも、ブルゴーニュらしい繊細で優美な味わいをお愉しみいただけます。 ■味わい■ 深みのあるルビーの外観。レッドチェリーやブラックチェリー、カシスなど果実のアロマに、スミレやハーブ、リコリスやクローヴといった複雑なニュアンスがグラスから漂います。凝縮感のある果実味がボリューム感のある印象を演出しており、タンニンは滑らか。酸はエレガントで、味わい全体を引き締めています。時間の経過とともに、各要素が溶け合い、上品な味わいへと昇華。フィニッシュには果実の風味に加えて、フローラルなニュアンスを含んだ優美な余韻が長く続きます。 FRANCOIS FEUILLET CHARMES CHAMBERTIN GRAND CRU フランソワ・フュエ シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. CHARMES CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrancois Feuillet / フランソワ・フュエ ブルゴーニュ愛好家と次世代No.1醸造家が手掛けるドメーヌ 1991年に創設されたドメーヌ・フランソワ・フュエは、アウトドア用品のTRIGANO(トリガノ)社の最高責任者、フランソワ・フュエ氏がオーナー。フランスの長者番付で200位以内に入る大富豪であり、ブルゴーニュワインの愛好家でもあります。 フュエ氏はブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュにあるオー・トレイの畑を購入し、ワイン造りを開始。ブドウの栽培から醸造までを任されたのは、次世代No.1と謳われるブルゴーニュ若手注目株ダヴィド・デュバン氏でした。ダヴィド氏は19歳の頃からワイン造りに携わり、アミヨ・セルヴィル、ラルロ、ジャイエ・ジルなどで修行した実力者。彼の才能にいち早く注目して造られたのが、ドメーヌ・フランソワ・フュエのワインなのです。 フランソワ・フュエのブドウ栽培のポリシーは、限りなく自然なワイン造りにあります。ブドウの栽培にはビオロジック(有機農法)を採用し、除草剤を含め化学薬品は一切使用していません。特筆すべきはブドウの収穫方法で、グラン・クリュはブドウを房ごと摘むのでなく、粒単位で摘む「ペディセル」と言われる方法を採用。手作業で一粒ずつハサミで切り分けて収穫を行うことで、より厳しく選果をすることとなり、ワインの品質を更に高めています。基本的に100%除梗を行い、余計なタンニンは抽出せず優しく綺麗な果実味だけを搾汁。一般の収穫に比べ数倍のコストを要するこの手法が、品質に妥協を許さないフランソワ・フュエ氏のワイン造りの姿勢を象徴しています。 醸造においても、自然な状態で醗酵・熟成させることを理想とし、発酵中は毎朝テイスティングを実施して状態を確認。樽熟成はクラス、区画ごとに分けられ、3社の樽を併用することで樽の個性を抑えています。熟成後、ノンフィルター、ノンコラージュで瓶詰め。自然な旨味を残します。こうして造れられるフランソワ・フュエのワインは、「いつ飲んでも美味しい」旨味溢れるスタイル。酸味が強過ぎないので若いヴィンテージでも楽しめ、かつ長期熟成にも耐えうる、バランスに長けた味わいが魅力です。クラシカルなブルゴーニュの美点と、現代的なしなやかさを合わせ持ったワインに仕上がります。
サン・テミリオンのグラン・メイヌの丘陵に位置し、100年の歴史を持つシャトー! 「トゥール・フォンラザード」は、サン・テミリオンのグラン・メイヌの丘陵に位置し、100年の歴史を持つシャトー。シャトーを所有するのはペゾ家ですが、販売は60年にわたって「オザンナ」や「トロタノワ」、そしてかの「ペトリュス」のオーナーとして有名なJ.P.ムエックス社が担っています。 5ヘクタールの小さな家族経営のCh.トゥール・フォンラザードは、アペラシオンの西側、粘土質の土壌と粘土質の土壌にあります。 「トゥール・フォンラザード」は、メルロー75%とカベルネ・フラン25%からオーク樽熟成8ヶ月で造られる、素晴らしい熟成香を持つ赤ワインです。絹のような舌触りと魅力的な濃厚で厚みのある味わいが特徴です。 Chateau Tour Fonrazade シャトー・トゥール・フォンラザード 生産地:フランス ボルドー サン・テミリオン 原産地呼称:AOC. SAINT EMILION ぶどう品種:メルロー75%、カベルネ・フラン25% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。Ch. Tour Fonrazade / シャトー・トゥール・フォンラザード サン・テミリオンのグラン・メイヌの丘陵に位置し、100年の歴史を持つシャトー! 「トゥール・フォンラザード」は、サン・テミリオンのグラン・メイヌの丘陵に位置し、100年の歴史を持つシャトー。シャトーを所有するのはペゾ家ですが、販売は60年にわたって「オザンナ」や「トロタノワ」、そしてかの「ペトリュス」のオーナーとして有名なJ.P.ムエックス社が担っています。 5ヘクタールの小さな家族経営のCh.トゥール・フォンラザードは、アペラシオンの西側、粘土質の土壌と粘土質の土壌にあります。 メルロー75%とカベルネ・フラン25%からオーク樽熟成8ヶ月で造られる、素晴らしい熟成香を持つ赤ワインです。絹のような舌触りと魅力的な濃厚で厚みのある味わいが特徴です。
若き当主を迎え、さらなる進化の道を歩むブルゴーニュのドメーヌ的グランメゾン ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画すのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラヴォー・サン・ジャック」は、2013年に取得した区画。化石を含む岩石と粘土質の土壌で、東向き、南東向きの斜面。色、タンニン、アロマを果皮から引き出すため、毎日パンチングダウンをおこなう。きめ細かで適度なトースト間の有るフレンチオーク樽で16カ月間熟成される。小さな黒い果実の力強いアロマが魅力的。力強く、温かく、凝縮したワインで、並外れたアロマの強さとエレガントなタンニン、ほのかなレザーが余韻に感じられる。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年は稀なヴィンテージ。芽吹きは4月4日に始まり、4月5、6、7日の夜には-8℃まで霜が降りた。5月から7月にかけては涼しく雨の多い天候で、開花は6月中旬だった。収穫は9月21日に始まり、9月30日に終わった。赤ワインはチャーミングで香り高く、スパイシー(白コショウ、シナモン)。2021年はクラシックなブルゴーニュ・スタイルで、繊細なタンニン、アロマの力強さ、酸味のある赤いベリーの爽やかな香り、バランスが良い。エレガントで心地よいヴィンテージだ。 ■テクニカル情報 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):小樽、発酵温度:15?30度、発酵期間:10日間、使用酵母:培養酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):65%、熟成期間:14?16ヶ月、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:ろ過、所有面積:2.0480ha、土壌:白い泥灰土、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ、平均樹齢:50年、密植度:9000本/ha、平均年間生産量(本数):7500本、収穫量:40hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ DOMAINE FAIVELEY GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU LAVAUX ST JACQUES ドメーヌ・フェヴレ ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラヴォー・サン・ジャック 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジェームス・サックリング:94 ポイント DOMAINE FAIVELEY GEVREY-CHAMBERTIN 1ER CRU LAVAUX ST.-JACQUES 2021 Tuesday, August 8, 2023 CountryFrance RegionBurgundy Vintage2021 Score 94 I love the fine spicy notes and delicate red fruit aromas of this concentrated and very elegant Gevrey-Chambertin 1er Cru. Subtle celery note, both the root and stalk. Only medium-bodied, but with excellent structure and finesse, the finish long and subtle. Drink or hold. Stuart Pigott Senior Editor vinous:(92-94) ポイント (92-94) Drinking Window 2025 - 2045 From: Servants of the Seasons: Burgundy 2021 (Jan 2023) The 2021 Gevrey-Chambertin Lavaux Saint-Jacques 1er Cru offers one of my favourite bouquets from Faiveley in this vintage: open redcurrant and wild strawberry scents, touches of sous-bois and truffle, very expressive and charming. The palate is well balanced with finely-chiselled tannins, quite energetic, perhaps because compared to their Les Cazetiers, this was barely touched by the frost. Almost confit-like on the finish. Excellent. - By Neal Martin on November 2022 Erwan Faiveley is on hand to guide me through a selection of mainly Domaine wines on another foggy November morning. Even a major player like Faiveley could not escape the hardships of the growing season. “For the Cote de Beaune whites, we used a lot of candles when the frost came,” he explains. “Bienvenues and Batard-Montrachet were nicely protected, whereas Puligny Champs Gain and Corton-Charlemagne were almost completely destroyed. We produced just three cases from [Puligny] La Garenne. Technically, we started the harvest on Monday, 20 September. But there was heavy rain, so we sent the harvesters home at 7am and began the following day. It was strange - the weather conditions were poor at first, but there was bright sunshine at the end. Without that 30mm on 20 September, I think the vintage would have been a little more concentrated in the vineyard, such as Clos Vougeot. The reds are de-stemmed, although we used some stems in Chambolle Musigny, Echezeaux and some vats of our Mercurey Framboisiere. I am glad I did not push the vendange entire [whole bunch] - it’s not that kind of vintage. There was a thin line between lifting and spoiling the wine through stem addition, and it was more challenging to add them in the Cote de Beaune.” This is a commendable set of wines that do not disguise the ups and downs of the challenging growing season. Certainly, the Musigny is majestic, transcending the vintage to a point where I remarked to Faiveley that it seems to operate on a different level to its fellow Grand Crus. This might be attributed to being fermented in a smaller vessel, unlike others in larger vats. Apropos the whites, I am smitten by the Bienvenues-Batard-Montrachet that outshines the Batard and frost-depleted Corton-Charlemagne. ワインアドヴォケイト:(91-93) ポイント The Wine Advocate RP (91-93) Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: N/A The 2021 Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux Saint-Jacques reveals aromas of cherries, sweet berries, loamy soil and spices. Medium to full-bodied, ample and fleshy, supple and lively, with melting tannins and a penetrating finish, it's a success. Published: Feb 01, 2023FAIVELEY / フェヴレドメーヌと呼んでしかるべき、ニュイ・サン・ジョルジュ拠点のグラン・メゾンニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画するのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑をもつ。ひとつのクリマの面積は平均して1haと決して大きくはないが、それだからこそクリマごとに手の込んだシュール・ムジュール、すなわちオーダーメイドのワイン造りを行うことができるのである。フェヴレが所有する120ヘクタールの自社畑のうち、半分以上の68ヘクタールはコート・シャロネーズに位置する。フェヴレ家がこの地域の潜在的な可能性に気付いたのは、第一次世界大戦と世界恐慌により産地が疲弊していた1933年のことだ。この年にジョルジュ・フェヴレが賃貸耕作を始め、1963年には5代目のギィ・フェヴレがメルキュレイに最初の畑を購入。その面積を徐々に増やし、今日、ジヴリィ、リュリィ、モンタニー、ブーズロンまで、コート・シャロネーズ全域に版図を広げた。メルキュレイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグランをはじめとする数々のモノポール(単独所有)畑を手に入れ、コート・シャロネーズならフェヴレとまで言われるまでに成長。そして2012年以降、コート・シャロネーズの自社畑は「ドメーヌ・ド・ラ・フランボワジエール」という独立したドメーヌ名を掲げ、次のステージに上ろうとしている。今日、メゾンを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレ。奇しくも彼の父、フランソワ・フェヴレがメゾンを継承したのも25歳の時であったという。エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行し、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えた。さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手。同時にピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュのガレンヌも加わり、壮観なラインナップを完成させた。またムルソーではマトロ・ウィッターシェイムと契約を締結。形式上は買いブドウによるネゴスものだが、実際にはブドウ栽培からフェヴレのスタッフが携わっているという。ニュイ・サン・ジョルジュ最高のクリマ、レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を同年代の造り手とともに働きかけるエルワン・フェヴレ。新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けているのだ。
バックヴィンテージ入荷しました! ロベール・シュヴィヨンの赤ワインはいずれもその高い樹齢がもたらす濃密感や緻密さが特徴! ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンは、レ・サン・ジョルジュ、ヴォークラン、レ・カイユ、ロンシエール、ペリエール、プリュリエ、シェニョ、ブースロと、ニュイの南側と北側のそれぞれに素晴らしい1級クリマを有しています。樹齢はいずれも高く、平均して50?75年。ヴォークランには樹齢100年にもなる古木が植わる。この高い樹齢が自然に収量を抑え、それによって濃密感や緻密さがもたらされ、長期熟成のポテンシャルが高いのがこのドメーヌで造られるワインの特徴となっています。 特級をもたないニュイのスペシャリストのため、これまではさほど顧みられることはありませんでしたが、「ワインの良し悪しは畑の段階で決まる」というのが、ドメーヌの哲学。モダンな醸造技術を柔軟に取り入れつつ、伝統を重んじてテロワールの個性を最大限に引き出すワイン造りを続け、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっています。現在では、ロバート・パーカー氏から「ニュイ・サン・ジョルジュの王様」と評されるトップ・ドメーヌとなりました。 「ニュイ・サン・ジョルジュ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、コート・ド・ニュイ最南端の地区で、グラン・クリュに匹敵する畑を含め多くのプルミエ・クリュが点在している産地、ニュイ・サン・ジョルジュで作られる古樹のブドウを使用。ロベール・シュヴィヨンの赤ワインはいずれもその高い樹齢がもたらす濃密感や緻密さが特徴で、長期熟成のポテンシャルが高い。特級をもたないニュイのスペシャリストのため、これまではさほど顧みられることはなかったが、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっている。カルト的な存在になる日も近そうだ。 ROBERT CHEVILLON NUITS SAINT GEORGES VIEILLES VIGNES ロベール・シュヴィヨン ニュイ・サン・ジョルジュ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ 原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインアドヴォケイト:(89-91) ポイント The Wine Advocate RP (89-91) Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: N/A Aromas of cherries, sweet soil tones, dark chocolate and wild berries introduce Chevillon's 2018 Nuits-Saint-Georges Vieilles Vignes, a medium to full-bodied, fleshy wine with a generous core that's framed by rich, powdery tannins. This is a muscular Nuits that contrasts with its supple, sappy 2017 counterpart. Published: Feb 14, 2020Robert Chevillon / ロベール・シュヴィヨン古木がワインに緻密さを与えるニュイ・サン・ジョルジュのスペシャリストニュイ・サン・ジョルジュのお手本とも呼ぶべきドメーヌが、このロベール・シュヴィヨン。レ・サン・ジョルジュ、ヴォークラン、レ・カイユ、ロンシエール、ペリエール、プリュリエ、シェニョ、ブースロと、ニュイの南側と北側のそれぞれに素晴らしい1級クリマを有している。ロベールが父モーリスの下で働き始めた頃、ドメーヌの規模はわずか3haに過ぎず、それが今では13haまで広がった。 樹齢はいずれも高く、平均して50?75年。ヴォークランには樹齢100年にもなる古木が植わる。この高い樹齢が自然に収量を抑え、ブドウの凝縮度に貢献しているのだ。2000年に引退したロベールに代わって、今日、会社組織となったドメーヌの運営はふたりの息子、ドゥニとベルトランに任せられている。ドゥニがおもに栽培、ベルトランがおもに醸造を担当。ふたりとも寡黙な栽培農家といった風貌で、仕事に対するひた向きさがうかがえる。レ・サン・ジョルジュに加え、1892年にニュイの新しい村名を決める際、ニュイに組み合わせるクリマ名として、レ・サン・ジョルジュと最後まで争ったヴォークラン(つまりニュイ・ヴォークランが村名になる可能性もあった)と、レ・サン・ジョルジュの北に隣接するレ・カイユを合わせて、ベルトランはニュイの3大テノールという。どれもコート・ド・ニュイきっての重低音が効いたクリマだが、この3つの中ではレ・カイユが一番柔らかみがあり、ヴォークランがもっとも骨太。レ・サン・ジョルジュはその中間的な存在だ。こうした違いも、ロベール・シュヴィヨンのワインを並べて試飲すると一目瞭然に理解が可能となる。栽培法はリュット・レゾネ。選果は畑で行い、100%除梗。10?15度の温度で1週間低温マセレーションのうえステンレスタンクでアルコール発酵。トータルで3週間?1ヶ月の長いキュヴェゾンをとる。1級畑のワインはおおむね30%の新樽を用い18ヶ月間の熟成。マロラクティック発酵終了後と瓶詰め直前の2回澱引き。清澄なし、無ろ過で瓶詰めだ。ドメーヌの隠し球に村名ニュイ・サン・ジョルジュの白ワインがある。アンリ・グージュの畑で発見された、ピノ・ノワールの突然変異からなる白ブドウ、通称、ピノ・グージュから造られ、いかにもニュイの白らしい、リッチなテイストが持ち味である。ロベール・シュヴィヨンの赤ワインはいずれもその高い樹齢がもたらす濃密感や緻密さが特徴で、長期熟成のポテンシャルが高い。特級をもたないニュイのスペシャリストのため、これまではさほど顧みられることはなかったが、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっている。カルト的な存在になる日も近そうだ。
【セット内容】 ノン・プログレディ・エスト・レグレディ ラドワ レ・ブリコット [2020]750ml ルー・デュモン ラドワ・ルージュ [2021]750ml (赤ワイン) プリューレ・ロックの醸造担当が造る、滋味深い味わいのヴァン・ナチュール! ドメーヌ プリューレ・ロックで醸造を担当しているアントニオ カリが2017年に自身のワインの醸造を始める。名前の「ノン プログレディ エスト レグレディ」は「前進しないことは後退すること」というラテン語のことわざから。有機栽培によるブドウを使用し、全房で野生酵母による発酵を行い、できるだけ自然に任せて醸造。滋味深い味わいのワインを造り出しています。 「ラドワ レ・ブリコット」の区画の有機栽培によるブドウを使用。南東向きの畑です。全房で野生酵母による発酵を行い、できるだけ自然に任せて醸造しております。今回は、娘の誕生を記念してマグナムのみ生産。SO2無添加です。 赤系果実の果実味に甘いスパイスや土のニュアンス。なめらかなタンニンを持ち優しい口当たり。染み渡るような滋味深い味わいのワインです。 ■試飲コメント■ ロックスタイルともいえる、ナチュール感ありますが、柔らかさがあり親しみやすい味わい。果実味豊かで、土のニュアンス、梅のようなニュアンスもあり、ほっこりするワインです。 Non Progredi est Regredi Ladoix Les Briquottes ノン・プログレディ・エスト・レグレディ ラドワ レ・ブリコット 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ラドワ 原産地呼称:AOC. LADOIX SERRIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディNon Progredi est Regredi / ノン プログレディ エスト レグレディ プリューレ・ロックで現在醸造担当のアントニオ・カリが手掛けるドメーヌ 2010年よりドメーヌ・プリューレ・ロックで働き、現在は醸造を担当しているイタリア人、アントニオ・カリが自身のワインとしてリリースするのが『ノン プログレディ エスト レグレディ』。 ラドワのブリコットの区画のオーガニックの買いブドウを使用し、ドメーヌ・プリューレ・ロックの醸造施設にて、自身のワインも醸造。この名前は「前進しないことは後退すること」というラテン語のことわざに由来します。 ■ブドウについて■ ラドワのレブリコットの区画のオーガニックの買いブドウ。『レブリコット』は1級、レグレションエフティエールに隣接した区画です。 ■醸造について■ できるだけ手を加えず、自然にまかせて醸造したヴァンナチュール。除梗せず、全房使用。マセラシオン後、野生酵母により約20日かけて発酵させます。樽にて1年熟成。スティラージュは1回のみ。清澄やフィルターはせず、瓶詰めします。 ■エチケットのイラスト■ ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神、ディオニソス。なんと、友人の8歳の息子が描いたイラスト。
奥出雲ワイン 小公子! 日本の山野に自生する山葡萄をはじめ、様々な品種の交配によって生まれた、「小公子」のポテンシャルを最大限に発揮させるべく造った一本。 島根県の木次乳業有限会社で山ブドウ交配品種のブドウを栽培し始めたことがスタート。その後、関連会社として有限会社奥出雲葡萄園を1990年に設立します。創業当初は山ブドウ交配品種を使ったワイン造りを主眼として立ち上げましたが、醸造技術の向上を目指してヨーロッパ系品種の栽培醸造も行う様になります。 「品種に勝る技術なし」(品種に適性があることがベスト)と考え、造りたいワインありきの栽培を行うよりも、その土地に合う品種を見つけ、大らかな気持ちで素直にブドウを育てています。現在では山ブドウ交配品種の「小公子」、欧州系品種は「シャルドネ」のワインをフラッグシップとしています。 「SYMBIO 小公子」は、自然と向きあって響きあい交流する。植物、虫、鳥、人・・・生命あるもの全てが共生していく。SYMBIOはそんな想いから生まれた農産物としてのワイン。日本原産である山葡萄の交配品種「小公子」を醸造し、樽熟成、山葡萄由来の濃い赤紫色。印象的な酸味、野趣に富んだ深い味わいが楽しめます。 やや茶色がかった非常に濃い赤色。落ち葉や腐葉土を思わせる熟成感に山ブドウの特徴でもあるワイルドベリーや野イチゴのアロマが続きます。アジアの薬草やインクのニュアンスも。タンニンは穏やかで、充実した酸と熟成感のある味わいがある日本固有品種の赤ワインです。 ■テクニカル情報■ 産地:島根県 品種:小公子100% (赤・ミディアムボディ) 醸造:ステンレスタンク 熟成:フレンチオーク10カ月(225L / 新樽なし) 奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン 小公子 生産地:日本 島根県 ぶどう品種:小公子 100% アルコール度数:12.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン 自然と共生し、地域と共存していく。奥出雲葡萄園のワイン造りのポリシーである symbiosis(共生)が詰まっているワイン。 島根県の木次乳業有限会社で山ブドウ交配品種のブドウを栽培し始めたことがスタート。 その後、関連会社として有限会社奥出雲葡萄園を1990年に設立します。創業当初は山ブドウ交配品種を使ったワイン造りを主眼として立ち上げましたが、醸造技術の向上を目指してヨーロッパ系品種の栽培醸造も行う様になります。 「品種に勝る技術なし」(品種に適性があることがベスト)と考え、造りたいワインありきの栽培を行うよりも、その土地に合う品種を見つけ、大らかな気持ちで素直にブドウを育てています。現在では山ブドウ交配品種の「小公子」、欧州系品種は「シャルドネ」のワインをフラッグシップとしています。
バックヴィンテージ入荷しました! 果実味、熟度、旨味、ミネラル感、酸、どれもとても高いレベルにある特級リシュブール。 ロマネ・コンティに接している区画からは、華やかな香りと引き締まったボディの、ヴォーヌ・ロマネで最も力強さに満ちたグラン・クリュが生まれる。 ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「リシュブール グラン・クリュ」は、色調はエレガントで香りは男性的。“輝くような”口当たりは類を見ないリッチさと、時として並外れた高貴な豊かさをもたらす。ビロードをまとったようなルビー色、若々しい、ロシアのムスクの皮の香りと白檀のニュアンスがベールを脱ぎ、サンザシや桃の花の香りへと変化する。エレガントで高貴。長く熟成するポテンシャルを秘め、長い年月の後には官能的なイメージが現れる。 ■テクニカル情報■ 31.12a所有。熟成(樽【新樽率】/タンク):100%新樽、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:31a、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:40-60年、収穫方法:手摘み DOMAINE MONGEARD MUGNERET RICHEBOURG GRAND CRU ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ リシュブール グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. RICHEBOURG ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。モンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
シャルル・ノエラの系譜を受け継ぐ もうひとつのドメーヌ! ラドワ・セリニーに面した畑から造られる、透明感ある果実味に溢れた仕上がり。 プレモー・プリセに拠点を置くドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロン。ヴージョのユドロ・ノエラと同様、シャルル・ノエラの系譜にあるドメーヌである。ジャン・ジャックの妻がシャルル・ノエラの孫娘にあたり、そのブドウ畑を相続した。ドメーヌの至宝、ロマネ・サン・ヴィヴァンはまさにシャルル・ノエラより受け継がれしクリマ。今日、このドメーヌを率いるのは故ジャン・ジャックの娘ソフィーの夫であるアラン・ムニエ。かつては濃厚、新樽の風味豊かな特徴であったが、今はバランスよく果実味のはっきりしたワインに仕上がっている。 「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ラ・モンターニュ」は、ラドワ・セリニー側、地区の中でも南に位置する畑です。畑は、1991年以来ビオロジックで栽培されており、2003年からは馬を使っての耕作も始めています。醸造においては原則として完全除梗し、低温マセレーションは12度で4日程度と短期間で行います。熟成には、30%の新樽を使用。しっかりとした旨味のある果実味と、シルキーなタンニンが魅力の赤ワインが生み出されています。 DOMAINE JEAN JACQUES CONFURON COTE DE NUITS Villages La Montagne ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ラ・モンターニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. COTE DE NUITS VILLAGES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口Jean Jacques CONFURON / ジャン・ジャック・コンフュロンシャルル・ノエラの系譜を受け継ぐ もうひとつのドメーヌ寡黙で仕事熱心なつくり手が生み出す、バランスに優れた柔らかな味わいのワインニュイのお隣、プレモーの村で18世紀以来ワインを生んできたドメーヌは、今では当たり前となった元詰めも前世紀の初頭と、かなり早い時期からおこなってきた。名称ともなっている前の当主ジャン=ジャックの伴侶はかつての名ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、現在あるグラン・クリュのロマネ・サン=ヴィヴァン、クロ=ヴジョーなどはその相続によりポートフォリオに加わったもの。ドメーヌを率いるのはアラン・ムニエ。1980年代の半ば、ジャン=ジャックの娘ソフィーがまだボーヌの農業高校に通っていたころに知り合い、その後結婚。マニィ=レ=ヴィレールの定評あるドメーヌ、ジャイエ=ジルの先代ロベールの指導も受け、今では8ヘクタール強にまで広がった地所を妻ソフィーとともに精力的に運営している。アランがドメーヌの基準になるワインと考えているのがコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ。そのレ・ヴィニョットはニュイのプルミエ・クリュ、クロ・ド・ラ・マレシャルのすぐ下の斜面に位置するという区画で立地は上々。なお同じコート・ド・ニュイ=ヴィラージュのラ・モンターニュは2005年の収穫後、半分を白に全面的に植え替えた。ヴィラージュのシャンボル=ミュジニーは3パーセルからつくられ、平均で50年以上と樹齢は高い。ニュイのフルリエールも樹齢は40年に達し、シャンボルとスタイルは異なるものの、双方とも常に安定した仕上がりを見せる。グラン・クリュに目を向けるとクロ=ヴジョーはクロ最上部にある極めつけの区画――ミュジニーのすぐ下に接している――を所有。そしてフラッグシップであるサン=ヴィヴァンは1929年の植え付けというトレ・ヴィエーユ・ヴィーニュで、ドメーヌの大きな財産となっている。畑での作業を第一に考えるアランは1991年よりビオロジークを導入、テロワールを最大限に引き出す栽培――2003年より耕作には馬も使用――をおこなっている。果実はヴァンダンジュ・ヴェールトも付し、しっかりと切り詰め、さらに厳しいトリ――2008年は果実の3割を廃棄、グラン・クリュでは22ヘクトリットルという数字だった――で選別される。果梗が十分に熟していればプルミエ、グラン・クリュには2割から3割残し、低温浸漬の後アルコール発酵となり期間は2週間前後。新樽はコート・ド・ニュイ=ヴィラージュで3割、シャンボルとニュイが4割前後、プルミエ・クリュは5割から8割で、グラン・クリュのクロ=ヴジョーとロマネ・サン=ヴイヴァンに8割ないし10割というのが基本。熟成期間は15ヵ月から18ヵ月間ほどで、その後清澄、フィルター無しで瓶詰め。出来上がるワインに共通するのは、滑らかで一体感のある味わい。果実は濃厚というよりはしっとりとした風合いで、樽も突出することなく、雑味のない味わいが心地よくまとまっている。アランとソフィーが20年にわたり二人三脚で生む、バランスに優れた安心できるブルゴーニュである。なお、2008年のミレジムよりシリアル番号が入るようになった。 画像の女性、ソフィ・ムニエ(旧姓コンフュロン)は、コンフュロン家の娘です。 アラン・ムニエ(婿養子)は、ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロンと。フェリ・ムニエの現醸造家です。 ◆2019/10/16 ジャン・ジャック・コンフュロン訪問しました!◆
蔵出しバックヴィンテージ入荷! ルロワ・DRCの遺伝子を継ぐ、名門ドメーヌ! コンティ公がヴォーヌ・ロマネ村で初めて手に入れた由緒正しい畑。 アンリ・フレデリックロックが1988年に創立したドメーヌ。創立当初はヴォーヌ・ロマネに設立されたが、89年にニュイ・サン・ジョルジュの街中に移設し、プレモーには樽貯蔵庫を開設した。古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていた、ブドウ栽培・醸造方法を見事に復活させ、今ではビオ系ワインの代表格の一人となっている。 アンリ・フレデリック曰く、「これは微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法である」と、このいにしえから伝わる農法に確固たる自信を持っている。惜しまれながら2018年11月17日にこの世を去ったアンリ・フレデリックを引き継ぎ、2010年から共同経営者として働いていたヤニック・シャンがドメーヌを担っている。 「ヴォーヌ・ロマネ クロ・ゴワイヨット」は、ヴォーヌ・ロマネ村の町の中心部にある畑で、ロマネ・コンティで有名なコンティ公爵がロマネの畑と同時期に取得した土地として知られています。ドメーヌ・プリューレ・ロックが単独所有しており、ロック氏の思い入れも深く、ドメーヌの試飲には必ずこのワインが供されます。ヴォーヌ・ロマネで最もバロック調動的・開放的・絢爛 を思わせるようなワインを生み出す畑だと言われています。 村名クラスの格付けながら熟成にも向き、芳香と複雑味に溢れるワインで、トリュフやコショウなどの複雑な香り、ビロードのようななめらかさ、ヴォーヌ特有の緻密なタンニンを持った芸術的な味わいです。 ■運命の畑 クロ・ゴワイヨット■ アンリ・フレデリックロックが初めて『ワイン造りに携わるのは運命』と感じたきっかけは、“クロ ゴワイヨット”の畑に足を踏み入れた瞬間だったそうです。当時、彼の家族は“クロ・ゴワイヨット”の畑を4分の1しか所有していませんでしたが、彼はこれを機にどんな手段を使ってでも畑を全て手に入れなくてはならないと決意したそうです。 DOMAINE PRIEURE ROCH VOSNE ROMANEE LE CLOS GOILLOTTE ドメーヌ・プリューレ・ロック ヴォーヌ・ロマネ クロ・ゴワイヨット 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. VOSNE ROMANEE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ■キャップシールについて■ 2008ヴィンテージ以降はキャップシール内側に赤ロウを載せ、SO2を抑えながら長期熟成できる状態を作り出している。2012年以降は赤ロウから、崩れにくく柔らかい白い蜜蝋になる。キャップシールに塗布していた酒税納付用のシールの義務化がなくなったことで、 2020年出荷からはキャップシール自体を廃止。 ※一部のワインは除くDomaine Prieure Roch / ドメーヌ・プリューレ・ロック ルロワ・DRCの遺伝子を継ぐ、想像を超える純粋さのビオディナミワイン。 アンリ・フレデリック・ロックが1988年に創立したドメーヌ。ラリー・ビーズ・ルロワの甥にあたり、1992年よりドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経営者も務めていました。 古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていたブドウ栽培・醸造方法を復活させ、実行しています。ロック曰く「これは微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法である」 ラベルに描かれているロゴはエジプトにある古文書に由来しています。左側の緑色の包丁を立てたような模様はブドウの樹、下に描かれている3つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、右下の黄色い楕円は人を表していて、自然(神)と人間の両方によってワインを造り出すという彼の考えが表れています。 パリのワインショップ、オージェの紹介でアンリ・フレデリックとの運命的な出会いから、ワイン造りの道へ転身し、2002年よりドメーヌに参画したヤニック シャンが2005年に醸造責任者、2010年より共同経営者に就任。2018年に惜しまれながらこの世を去ったアンリ・フレデリックを引き継ぎ、ヤニックが現在ドメーヌを担っています。 ★栽培 ニュイ・サン・ジョルジュとヴォーヌ・ロマネを主に合わせて14ha所有し、ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・デ・コルヴェとヴォーヌ・ロマネ クロ・ゴワイヨットはプリューレ・ロックのモノポール(単独所有)畑です。ビオロジックを実践(Triple "A"所属)。 除草剤などの農薬や化学肥料は一切用いず、必要に応じて有機肥料(ブドウの樹と自らのワインを発酵した時の搾りカス、牛糞などを寝かせたもの)を最低限用いています。また、草取りや収穫などは機械に頼らず、人の手によって行われています。 ★醸造 収穫したブドウは丁寧に選果した後に、房をそのまま丸ごと発酵槽に入れています。発酵は木樽を使い、すべて野生酵母のみを用いて行っています。また、醸しは今なお人の足でブドウを潰して行うという古来のワイン造りにこだわり、滓引きもせずノン・フィルターで瓶詰めしています。 熟成に使用する樽の材木は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社が50年以上も前に伐採前の樹を買い付けてあったものを共同で使用しています。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「コトー・ブルギニョン ラ・シュペルブ ルージュ」は、すべてのワイン愛好家に捧げられ、すべての食事が喜びと幸福の源となるように、シンプルかつ控えめに毎日楽しむことができます。まるでフルーツを一口食べるように、心地よく、フレッシュでフルーティーな味わいで、すぐにでも飲めるワインです。美しい紫色をしたこのワインは、幅広いアロマと生き生きとした果実のノートを感じさせます。しなやかで繊細な味わいは、若々しく爽やかな喜びを与えてくれます。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:1、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:1.30ha、ぶどう品種(セパージュ):Gamay 70% Pinot Noir 30%、平均樹齢:40年、収穫方法:手摘み ■2021年ヴィンテージ情報■ 「2021年のヴィンテージは、自然の気まぐれに翻弄されました。完璧な糖度と酸度のバランスを得るべく、各区画毎の忍耐のお陰で果実は十分に成熟しました。 この美しい収穫は、ノウハウ、忍耐力、注意深く観察すること、区画毎のを定期的な管理、ワイナリーでの全ての人力を駆使して細心の注意を払った選別など、長期にわたる作業の結果です。リッチではありませんが、2012年ヴィンテージのように繊細で、ピノ・ノワールの素晴らしさを余すところなく表現しています。」(モンジャール・ミュニュレ 現地ヴィンテージレポートより) DOMAINE MONGEARD MUGNERET COTEAUX BOURGUIGNONS LA SUPERBE ROUGE ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ コトー・ブルギニョン ラ・シュペルブ ルージュ 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. COTEAUX BOURGUIGNONS ぶどう品種:ガメイ 70%、ピノ・ノワール 30% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
ビトリアナと並びバルトゥイエ最高の畑と名高いラポラオのメンシアより造られる、果実味豊かな長い余韻のフィニッシュを持つパワフルな赤ワイン! ビエルソにて1752年からブドウ栽培の歴史を持つ家系に生まれる。バレンシアの醸造学校で学んだ後、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。衛生管理の向上に加え、単一区画の概念を導入。少量生産に方向転換を行い、短期間での品質向上を成し遂げた。2007年には自身のドメーヌとなるボデガス・イ・ビニェドス・ラウル・ペレスを設立。メンシアとゴデーリョで生み出す唯一無二のワインは瞬く間に多くのワイン評論家・愛好家の心を掴んだ。 栽培・醸造では『自然をリスペクトし、ブドウに与える影響を最小限にする』がモットー。畑は馬を使って耕し、醸造では各区画の個性が発揮されるよう最低限のSO2のみ添加、オークのニュアンスがワインを覆わないよう新樽使用も控えている。『欠陥のあるワインは失敗作だ』と語るラウルの作品は、正確性と透明感を兼ね備えている。 「ラ・ビスカイナ エル・ラポラオ」は、 ビトリアナと並びバルトゥイエ最高の畑と名高いラポラオのメンシアを使用。樹齢約50年、鉄分を含んだ粘土質土壌。ボイセンベリーやダークチェリー、ブラックラズベリーのアロマにスミレとスパイスのヒント。アタックはスパイシーだが、時間とともにダークチョコレートを思わせる繊細な甘さが旨味を伴って広がっていく。 ■2つのラポラオの違い■ RapolaoはUltreia Rapolao / La Vizcaina Rapolaoを生産。両者の違いについて、畑は同じエリアにあるが、ウルトレイア・ラポラオは、ラウルの家族が所有していた古い畑のブドウを使用。ビスカイナ・ラポラオはより若い畑のブドウで造られている(といっても樹齢50年)それが2つのワインに味わいの違いを生み出している。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 冬は、「フィロメナ」として知られるスペインの激しい嵐で始まり、エル・ビエルソ地方に寒くて乾燥した日々を数日間もたらし、この影響は1月末まで続いた。そのあとの冬は暖かくなったが、一方で春は乾燥したシーズンとなった。夏も同様に、ブドウの成熟が遅くなるという悪条件がいくつかあり、収穫は困難だった。しかしながら、ワインはフレッシュで輝かしいものとなった。 ■テクニカル情報■ ブドウ:メンシア100% ※ラポラオ内にゴデーリョやトゥルソーが植わっている区画もあるが、このキュヴェについてはメンシアのみ植わっている区画のブドウを使用 樹齢:50年 畑:海抜 540m、1.5ha、北西向き ロケーション:Valtuille de Abajo 緩やかな斜面になっており、下部は標高500mで白い色の粘土質土壌~上部は650mほどで鉄分を含む赤色っぽい粘土質土壌。なので区画によって味わいが結構変わる。 土壌:粘土と鉄分を含んだ土壌 仕立て方:エスパリエ 栽培:剪定、耕作、収穫を含む、すべての畑作業は手作業で行う。 醸造:全房発酵。マセラシオンは60?90日間。無清澄、無濾過。 熟成:フレンチオークの500L樽(3?4年使用樽)で12ヶ月 生産本数:5,000本 Raul Perez La Vizcaina El Rapolao ラウル・ペレス ラ・ビスカイナ エル・ラポラオ 生産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州 原産地呼称:D.O.BIERZO 品種:メンシア100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォイト:95 ポイント RP 93+ Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $40 Drink Date: 2023 - 2028 They now own 100% of the grapes used for the El Rapolao and the 2021 La Vizcana El Rapolao, from the youngest vines in the paraje. There is a change from the previous year, as this time they used a 1,500-liter oak foudre to age part of the wine. It's a very clean year, with some notes of toasty sesame seeds, produced with a short maceration and moderate extraction. They put the wine in barrel after 45 days of maceration, and they feel they have been able to keep more freshness in the wine. It did show very well, with an iron touch and some slightly dusty tannins. It does have a rustic and earthy touch. Raul Perez has purchased 90% of the vineyards used for the La Vizcaina project, which gives him a lot more control over viticulture. They produce around 300,000 bottles, 60% of them Ultreia Saint Jacques. 2021 is a super clean and defined vintage, quite transparent for the soils and the places, with very fresh and balanced wines. Some of the Ultreia wines showed a little more oak and might need some more time in bottle. Published: Aug 11, 2023 ■ラポラオについて■ 6haの畑が32区画に分けられており、約17の所有者がいる。ラウル・ペレスは1.2haを所有。ラ・ビスカイナシリーズを始めるきっかけとなった卓越した畑であり、その素晴らしさから、エルミタージュのアラン・グライヨやアルゼンチン、リオハ、マドリッドなどのビッグネームも畑を所有している。畑の購入価格も普通の畑に比べて3倍程度する。Raul Perez / ラウル・ペレス メンシアというマイナー品種で一大ムーブメントを起こした"生きる伝説" 「世界最高のワインメーカーの1人であり最高の才能を持つ革新者」by Decanter 「私が試飲したワインは言葉では言い表せないほど素晴らし く、職人的だ。信じられないなら実際に体験すべきだ」by WA 「これほど短期間に、これほど大きな影響を与えたワインメー カーは世界中どこを探してもいないと言ってよい」by Vinous 1752年からビエルソでのブドウ栽培の歴史を持つ家系にラウル・ペレスは生まれました。バレンシアの醸造学校で学んだ後、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。衛生管理の向上に加え、単一区画の概念を導入します。そして少量生産に方向転換を行い、短期間での品質向上を成し遂げました。 2007年には自身のドメーヌとなるボデガス・イ・ビニェドス・ラウル・ペレスを設立。メンシアとゴデーリョから生み出す唯一無二のワインは、瞬く間に多くのワイン評論家・愛好家の心を掴みました。 ラウルの哲学は、畑や品種などのルーツを重要視し、原点となるブドウ畑と土地への深い理解を常に追求し続けることにあります。栽培・醸造では「自然をリスペクトし、ブドウに与える影響を最小限にする』がモットーです。畑は馬を使って耕し、醸造では各区画の個性が発揮されるよう最低限のSO2のみを添加、オークのニュアンスがワインを覆わないよう新樽は使用しません。 『欠陥のあるワインは失敗作だ』と語るラウルの作品は、正確性と透明感を兼ね備えています。そしてそれこそが「ラウル・ペレスは典型的なワイナリーではない。それぞれのヴィンテージが独自に変化するようにし、標準的でないワインをつくる」と各方面で言われる所以です。 世界中のワインジャーナリストからも「天才醸造家」と賞賛されており、スペインのワイン専門誌『シバリタス』からマン・オブ・ザ・イヤーに選出されたり、イギリスの『デキャンター』誌で「スペインの最もエキサイティングな生産者」の筆頭に挙げられたりと、非常に高い評価を得ています。 ■D.O.ビエルソについて■ ビエルソはカスティーリャ・イ・レオン州の西側に位置しており、山々が立ちはだかり、急峻な斜面にブドウ畑が点在します。一つの生産者が小さな区画を何十ヶ所も所有しているため、「スペインのブルゴーニュ」と例えられています。黒ブドウ品種のメンシアと白ブドウ品種のゴデーリョが有名で、特に2000年以降、若手の醸造家がメンシアを使用した高級ワインを競って生産するようになり、プリオラートと並ぶ注目の新興地域として世界中の熱い視線を浴びています。
1620年創立の由緒あるヴォーヌ・ロマネを代表する造り手「モンジャール・ミュニュレ」! ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立ですが、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広く畑を所有しています。現当主は8代目、ヴァンサン・モンジャール。既存畑の維持だけでなく、更なる規模拡大にも力を入れており、積極的に畑の購入を進めています。現在所有している畑は、エシェゾー(最大の所有者)、グラン・エシェゾー(2位の所有者)、クロ・ド・ヴージョ、レ・スショなど総合面積は33ha。アペラシオンの数は35にものぼります。伝統的な手法を頑固に守りつつ、力強く芳醇で、長寿自慢の素晴らしいワインが生まれます。 「ブルゴーニュ ピノ・ノワール キュヴェ・サピドゥス」は、豊かな紫色をしており、熟成するにつれてルビー色を帯びてくる。小さな赤い果実のさまざまなアロマがあり、時間が経つと下草やスパイスのニュアンスも感じられます。非常に生き生きとした口当たりで、骨格があり、そのエレガンスと典型性を理解するために、若いうちに味わうことをお勧めします。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:1、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、平均樹齢:55年、収穫方法:手摘み ■2021年ヴィンテージ情報■ 「2021年のヴィンテージは、自然の気まぐれに翻弄されました。完璧な糖度と酸度のバランスを得るべく、各区画毎の忍耐のお陰で果実は十分に成熟しました。 この美しい収穫は、ノウハウ、忍耐力、注意深く観察すること、区画毎のを定期的な管理、ワイナリーでの全ての人力を駆使して細心の注意を払った選別など、長期にわたる作業の結果です。リッチではありませんが、2012年ヴィンテージのように繊細で、ピノ・ノワールの素晴らしさを余すところなく表現しています。」(モンジャール・ミュニュレ 現地ヴィンテージレポートより) DOMAINE MONGEARD MUGNERET BOURGOGNE PINOT NOIR CUVEE PRESTIGE SAPIDUS ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ ピノ・ノワール キュヴェ・サピドゥス 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディモンジャール・ミュニュレ / MONGEARD MUGNERET エシェゾー、グランゼシェゾーはDRCに次ぐ規模。 33ヘクタールの畑を所有する大ドメーヌ! ディジョンからボーヌへと向かう街道沿い、ヴォーヌ・ロマネの入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがある。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレである。 モンジャールの姓は17世紀の初め、1620年頃からブルゴーニュで見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系である。 現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。さらにヴァンサンが拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33ha。 北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで35のアペラシオンに散らばっている。ちょっとしたネゴシアン並みの規模だ。 リシュブールも所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといってもエシェゾーとグランゼシェゾー。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティに次ぐ広さだ。 前者はエシェゾー・デュ・デュス、ルージュ・デュ・バ、レ・トゥルーの3つの区画に分かれるが、1929年に植樹したルージュ・デュ・バのブドウはすべてエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュとして瓶詰めされる。レ・トゥルーはエシェゾーでも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、ヴァンサンはいう。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向け。 日本向けのエシェゾーはもっとも優れたワインを生むとされるエシェゾー・デュ・デュスのものなので安心されたし。 除梗率はクリマとヴィンテージによって異なり、相対的にエシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュやグランゼシェゾーはエシェゾーよりも全房の比率が高い。それもあって、とくにグランゼシェゾーは構造のしっかりした筋肉質のワインとなる。 ブドウ栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めている。それ以外の畑はリュット・レゾネだが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろう。 父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたものが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増している。価格的にリーズナブルで質の高い特級畑のワインを探している人に、安心して薦められるのがこのドメーヌのエシェゾーだ。 ヴァンサン氏と奥様との3ショット ヴァンサン氏・後継者のアレクサンドラ氏と ■2023年10月07日 モンジャール・ミュニュレ訪問しました!■
ジャン・グロの正統的後継者「ミシェル・グロ」が手掛ける、ニュイ・サン・ジョルジュの南側の村名畑より、力強いタンニンを持つ長期の熟成に耐え得る赤ワイン! ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 「ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ」は、ニュイ・サン・ジョルジュの南側、谷間からの扇状地にある村名畑であり、扇状地独特の小石とともに、赤い色をした一種のシレックスやシリカが見られる。ワインはとてもミネラルが強く、ピュアな果実味とともにきれいな酸味。タンニンは力強く、長期の熟成に耐え得るタイプ。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2020年から2021年にかけての冬は温暖で雨が多かったため、冬の終わりには土壌に十分な水分が供給された。2月末の気温が穏やかだったため、非常に早い芽吹きが心配された。幸い3月は涼しかったが、3月末には再び気温が上昇した。4月6、7、8日の強烈な霜に見舞われたときには、すでに生長サイクルが始まっていた。被害は非常に深刻だったが、区画によって大きな差があった。丘の上の最も早い圃場は壊滅的な被害を受けたが、平地の最も遅い圃場は比較的被害が少なかった。コート・ド・ニュイの区画では、平均して40?50%の損失と推定される。オート・コート・ド・ニュイは標高が高く、ブドウの収穫時期が遅かったため、被害を免れた。この突然の停止に続き、かなり寒い4月と5月にも助けられ、植生は再び動き出すのに苦労し、ヴィンテージは遅いものになりそうだった。凍結したブドウの木と他の木との間の発育の差は、はっきりと目に見えた。 6月には夏の天候に戻り、ブドウの木は電光石火の勢いで成長し始めた。夏の残りは不順な天候が続き、グリーン・ハーヴェストを難しくし、菌類による病気の発生を促した。8月中旬以降は天候が回復し、ブドウのヴェレゾンが完了し、成熟が進んだ。この段階でブドウの健康状態は良好だったが、うどんこ病が発生した。 Domaine Michel GROS Nuits Saint Georges Les Chaliots ドメーヌ・ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ 生産地:フランスブルゴーニュコート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ 原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディMichel GROS / ミシェル・グロ 1830年から続くヴォーヌ・ロマネの名門中の名門グロ一族 旧ジャン・グロの正統的後継者「ミシェル・グロ」 ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。 中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 ヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了。リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロ。また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロである。 あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継いだ。 ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承された。 ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランである。このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在する。 ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有する。ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超える。これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画である。 ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーである。 また生産量の多いオート・コートは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちの1本といえよう。
【輸入元:ラック・コーポレーション】 ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主! ヴォギュエのフラッグシップ、特級ミュジニー。 ブルゴーニュで最も優美で洗練されたワインを生み出す地と言われるシャンボール・ミュジニーにおいて最上級のドメーヌとして君臨するコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ。ドメーヌの歴史は1450年まで遡り、今日のドメーヌ名となっているジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵が継承したのは1925年のこと。 現在、ドメーヌを所有しているのはヴォギュエ伯爵の孫娘たちですが、運営については、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ氏、醸造責任者のフランソワ・ミエ氏、販売担当者のジャン・リュック・ペパン氏の3名によって行われています。言わずと知れた特級畑ミュジニーの10.85haの区画のうち、その70%に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、レ・ザムルーズは0.56haと、シャンボール・ミュジニーを代表する畑の数々を所有しています。 「ミュジニー グラン・クリュ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエだが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれる。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):木製桶、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):20?30%、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:年による、所有面積:7.20ha、土壌:石灰粘土質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、コルドン・ドゥブル、平均樹齢:25?55年、収穫量:11000本/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・アンテグレ Domaine Comte Georges de VOGUE Musigny Grand Cru Cuvee Vieilles Vignes ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ミュジニー グラン・クリュ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. MUSIGNY GRAND CRU ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。Comte Georges de Vogüé / ヴォギュエミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
まだ知られていないうちに、是非お試しいただきたい!エレガントでアプローチャブル、マルサネの新星シャルル・オードワン! ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。 フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 「マルサネ レ・ロンジュロワ」は、30cm程の表層土の下に石灰の岩盤。ミネラル味に富み、フレッシュさが際立つ。果実はあくまでピュアで繊細。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 現在ドメーヌで指揮をとるのはシャルル・オードワンの息子シリル・オードワン。2001年からドメーヌに参画。今回入荷の2021年は、「すごく難しい年であった。」とシリル・オードワン。2021年にエコセール認定を取得。難しい年であったが、自らを含むビオロジックを実践する生産者は、畑の状況が読めるため、うまく作ることができたという。ピュアなヴィンテージで、色は淡い、15年前のブルゴーニュのピノ・ノワールのスタイル。 ■ワインレポートより(2023/01/16)■ シャルルが1972年に自家元詰を始めた時、畑は2.5haしかなかったが15haにまで広がった。2000年から参画していた1978年生まれのシリルが、2009年に引退した父から引き継いで、品質が上がった。2021年にオーガニックの認証を得た。 マルサネ主体で、フィサンとジュブレ・シャンベルタンにも畑が広がる。5代目のシリルは単一畑に力を入れている。2014年に完成した新ワイナリーで、全房発酵を導入している。穏やかな抽出を好み、ピジャージュよりルモンタージュが主体。新樽比率は25%程度。 Charles AUDOIN Marsannay Les Longeroies シャルル・オードワン マルサネ レ・ロンジュロワ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ マルサネ 原産地呼称:AOC. MARSANNAY 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ジェームスサックリング:94 ポイント DOMAINE CHARLES AUDOIN MARSANNAY LES LONGEROIES 2021 Tuesday, August 8, 2023 Country France Region Burgundy Vintage 2021 Score 94 This is showing aromas of cherries, green olives, strawberries, watermelon and some cocoa powder. Medium-bodied, with more powdery tannins and a savory finish full of flavor. From organically grown grapes. Drink now or hold.Charles AUDOIN / シャルル・オードワン 内外から熱い注目を浴びる、マルサネのライジングスター ブルゴーニュのライジングスターとして注目を浴びる、マルサネの造り手。2000年にシャルルの息子、シリルがドメーヌに参画して以降、見違えるような進化を遂げた。 元詰めを始めたのは72年。当時はわずか2haしかなかったブドウ畑は、今日15haまで広がり、18の異なるアペラシオンを生産している。フィサンやジュヴレ・シャンベルタンにも畑を所有するが、所有畑の大部分は地元のマルサネ。将来的に1級への昇格が期待されるクロ・デュ・ロワ、ロンジュロワ、シャン・サロモンなど、数々の銘醸畑を手がける。 このドメーヌのアリゴテは樹齢90年の古木で、マルサネACに植えられている。よく熟して酸味が柔らかく、ボディに厚みすら感じられる。 マルサネは赤、白、ロゼの3色を展開。ロゼは一般的なショート・マセレーションではなく、ダイレクト・プレスによって造られ、新鮮味の感じられる赤い果実とミネラル感。とてもデリケートでピュアなロゼに仕上がっている。 赤ワインの場合、全房率はヴィンテージと区画により異なり、低温マセレーションの後、アルコール発酵。ピジャージュとルモンタージュを2週間行う。その後、樽に詰めて12ヶ月。さらにタンクで半年寝かせてから瓶詰めする。 マルサネの「キュヴェ・マリー・ラゴノー」は、ドメーヌの草創期に活躍したシリルの祖母に捧げられたワイン。マルサネにある5つの区画でも、樹齢が70年を超える古木のブドウのみ使用する。ピュアな果実味とストラクチャーが見事にバランスしている。 また白ワインは、228リットルのブルゴーニュ樽ではなく500リットルのドゥミ・ミュイを用いて醸造。マルサネ・ブランで新樽率は30%。バトナージュによってワインに厚みを与えながら、約1年間寝かせる。クロ・デュ・ロワ、ラ・シャルム・オー・プレートル、シャン・サロモンなどから、ミネラルのしっかりした白ワインが生み出される。