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張利利 翰林書房ニホン キンゲンダイ ブンガク サクヒン カイセキ チョウ,リリ 発行年月:2018年03月 予約締切日:2018年05月19日 ページ数:399p サイズ:全集・双書 ISBN:9784877374297 張利利(チョウリリ) 櫻美林大學准教授、中國作家協會會員、中國翻譯工作者協會會員、翻譯家。中國内蒙古出身。北京外國語學院(現北京外國語大學)畢業后奉職中國人民對外友好協會及中日友好協會。1999年獲得香川大學研究生院教育學研究科教科教育(教育學)碩士學位。2003年獲得廣島女學院大學研究生院言語文化研究科日本言語文化博士(文學)學位。曽任株式會社多田野公司和高松大學講師。2007年開始奉職櫻美林大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 明治啓蒙期文學/第2章 明治時期文學/第3章 大正時期文學/第4章 昭和時期文學/第5章 現代文學/第6章 短歌和俳句 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・た行 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
草山 万兎 加藤 昌男 童話屋ミヤザワケンジノココロヲヨム ヨン クサヤマ マト カトウ マサオ 発行年月:2018年01月19日 予約締切日:2017年12月01日 ページ数:168p サイズ:単行本 ISBN:9784887471344 かしわばやしの夜/双子の星/やまなし/月夜のけだもの/若い読者のみなさんへ 賢治童話のナゾを解く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
藤本 寿彦 田畑書店コウダアヤ ダイドコロソダチトイウアイデンティティー フジモト トシヒコ 発行年月:2017年09月01日 予約締切日:2017年08月31日 ページ数:512p サイズ:単行本 ISBN:9784803803457 藤本寿彦(フジモトトシヒコ) 昭和27(1952)年、愛媛県生まれ。奈良大学国文学科教授。日本近代文学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 「台所育ち」というセルフイメージと、その表象世界/第1章 「文子」が生き直す物語たち/第2章 開かれていく語りの世界/第3章 幸田文の再生ー戦後世界を生きる女性性を表象する/第4章 身近にある生と死を物語る/第5章 大自然を歩く「台所育ち」の豊かな感性世界 「父・露伴の記録者」という役割を脱し、独自な作家スタイルを確立した幸田文ー素人を自認し続け、「台所育ち」の表現者として、生きるための知を求めた“稀有な批評的存在”を読み解く! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
「私」語りの百年史 梅澤亜由美 勉誠出版ゾウホカイテイ ワタクシショウセツノギホウ ウメザワ アユミ 発行年月:2017年11月30日 予約締切日:2017年11月29日 ページ数:420p サイズ:単行本 ISBN:9784585291442 梅澤亜由美(ウメザワアユミ) 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻・博士後期課程満期退学。博士(文学)。大正大学文学部・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 語りだされる「私」/第2部 変化する「私」/第3部 語り直される「私」/第4部 創られる「私」/第5部 韓国における「私」/第6部 越境する「私」 田山花袋『蒲団』(1907)から小島信夫『各務原名古屋 国立』(2002)まで、“私小説”の100年を辿り、成立と変遷、そして今後の可能性を提示する。認識する/される「私」から生まれる作品群を、「私探究」の文学として捉え直し、従来とは異なる観点から考察する。水村美苗論、リービ英雄論を増補、改訂版として装い新たに刊行! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
上原作和 正道寺康子 勉誠社ニホン キンガクシ ウエハラ,サクカズ ショウドウジ,ヤスコ 発行年月:2016年02月 ページ数:556, サイズ:単行本 ISBN:9784585291190 上原作和(ウエハラサクカズ) 1962年長野県佐久市生まれ。大東文化大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学ー名古屋大学)。現在、桃源文庫日本学研究所教授・法人理事。主な研究テーマ・文献史学、日本琴學史、物語文学 正道寺康子(ショウドウジヤスコ) 1969年富山県滑川市生まれ。新潟大学大学院博士課程単位取得満期退学。修士(文学)。現在、聖徳大学短期大学部准教授。主な研究テーマ・平安朝物語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 概説篇(琴の文化史(緒言ー七絃琴(古琴)について/形態 ほか)/古代日本文学と琴曲(七絃琴の琴曲と琴人/奈良・平安時代と琴曲 ほか))/2 論攷篇(日本文化の中の琴學史(懐風の琴・其一ー「知音」の故事と歌語「松風」の生成/懐風の琴・其二ー石上乙麻呂の琴「白雲」 ほか)/平安朝物語文学と七絃琴ー琴曲・説話・絵画(『うつほ物語』の音楽と樹木神話/『うつほ物語』の音楽ー音楽故事の影響を考える ほか))/3 琴曲解説篇(琴曲/琵琶曲)/4 資料篇 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
雅と俗の成熟 岩波人文書セレクション 中野三敏 岩波書店ジュウハッセイキ ノ エド ブンゲイ ナカノ,ミツトシ 発行年月:2015年10月 ページ数:330, サイズ:全集・双書 ISBN:9784000288125 中野三敏(ナカノミツトシ) 1935年生。1959年早稲田大学第二文学部卒。1964年同大学大学院日本文学研究科修了。近世文学専攻。九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 十八世紀の江戸文化/2 都市文化の成熟ー明風の受容/3 戯作の確立ー『一代男』首章を例にして/4 談義本略史/5 文人と前期戯作/6 大田南畝/7 秋成の文学観/8 すい・つう・いきーその生成の過程 近世文化は伝統文芸の「雅」と俗文芸の「俗」との二つの領域でとらえうる。この二つがもっともバランスよく保たれた「雅俗融和」、すなわち文化の成熟という視点からみると、従来、過渡期として把握されていた享保から寛政期の十八世紀こそが近世文化の最盛期と考えるべきではないか。新しい文化史観に基づく江戸文学論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
中島国彦 長島裕子 岩波書店ソウセキ ノ アイシタ エハガキ ナカジマ,クニヒコ ナガシマ,ユウコ 発行年月:2016年09月 ページ数:142p サイズ:単行本 ISBN:9784000237321 中島国彦(ナカジマクニヒコ) 1946年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授を経て、早稲田大学名誉教授。日本近代文学館専務理事。著書に『近代文学にみる感受性』(筑摩書房、1994、やまなし文学賞)ほかがある 長島裕子(ナガシマユウコ) 1953年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。早稲田大学文学学術院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 「吾輩は猫である」の反響/第2章 門下生から/第3章 ゆかりの文学者たち/第4章 海外便り/第5章 満韓の人びと/第6章 修善寺の大患/第7章 家族とのやりとり/第8章 年賀状のさまざま/第9章 全国の読者から 門下生との気のおけないやりとりや、文人との交友。愛娘からの夏休みの報告や、読者による小説の感想。漱石が終生手放さなかった、いとしい絵はがきたち。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
津村節子 岩波書店ハテナキ タヨリ ツムラ,セツコ 発行年月:2016年06月 ページ数:177p サイズ:単行本 ISBN:9784000244800 津村節子(ツムラセツコ) 1928年福井市生まれ。作家。1964年「さい果て」で新潮同人雑誌賞、65年「玩具」で芥川賞、90年『流星雨』で女流文学賞、98年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2003年に恩賜賞・日本藝術院賞、11年「異郷」で川端康成文学賞、『紅梅』で菊池寛賞を受賞。2006年に夫の吉村昭が死去。日本藝術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 文学はつきつめた戦ひです(いのちをかける仕事/遅まきの青春 ほか)/夫婦つて美しいと思ふ(折りたたんだ手紙/旅あきない ほか)/帰りたい(沖縄へ/遺書のような手紙 ほか)/節子さんへ(安住を求めて/三回の海外取材 ほか) 「節子よ!」没後十年に明かされる、作家・吉村昭から愛する女性=妻への、妻から夫への手紙の束百余通。長い苦節の時代、家族と遠く離れ孤独に苛まれる取材の旅、そして、妻への最後の手紙となった遺書ー。決心、希望、情熱、望郷、愛、いたわり等々の男の心、女の気持ちが装いなく吐露された言葉の数々。夫婦作家、慈しみの軌跡。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
加藤典洋 岩波書店コトバ ノ フル ヒ カトウ,ノリヒロ 発行年月:2016年10月 ページ数:310p サイズ:単行本 ISBN:9784000229531 加藤典洋(カトウノリヒロ) 1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、文芸評論家、早稲田大学名誉教授。『言語表現法講義』(岩波書店、1996年)で第10回新潮学芸賞。『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)で第9回伊藤整文学賞。『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社、2004年)の両著で第7回桑原武夫学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 0 死が死として集まる。そういう場所/1 吉本さんと鶴見さん(吉本隆明(此岸に立ち続けた思想ー吉本さん追悼/「誤り」と「遅れ」ー吉本隆明さんの死 ほか)/鶴見俊輔(「空気投げ」のような教えー鶴見俊輔さんを悼む/鶴見さんのいない日 ほか))/2 太宰、井伏、坂口(太宰治、底板にふれるー『太宰と井伏』再説/老熟から遠くー井伏鱒二『神屋宗湛の残した日記』 ほか)/3 いまはいない人たち(多田道太郎さんの仕事/ひとりぼっちのアメリカー江藤淳『アメリカと私』 ほか)/4 言葉の降る日(死に臨んで彼が考えたことー三年後のソクラテス考/私の秘密ー「10・8山崎博昭プロジェクト」に ほか) 静かに言葉は降り積もる。いまはもういない、あの人たちへの思いとともにー。親しくその謦咳に接した吉本隆明、鶴見俊輔だけでなく、太宰治や坂口安吾、井伏鱒二、江藤淳、三島由紀夫など、その実像と思想の核心にふれ、切実なる生と死を彫琢する。在りし日の姿、その息遣いまでもが、聴こえてくる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
長谷川啓 岡野幸江 ゆまに書房センソウ ノ キオク ト オンナタチ ノ ハンセン ヒョウゲン ハセガワ,ケイ オカノ,ユキエ 発行年月:2015年06月 ページ数:319p サイズ:単行本 ISBN:9784843347836 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
北川秋雄 大阪教育図書サタ イネコ ケンキュウ キタガワ,アキオ 発行年月:2016年03月 ページ数:417p サイズ:単行本 ISBN:9784271210450 北川秋雄(キタガワアキオ) 1950(昭和25)年滋賀県に生まれる。1974(昭和49)年同志社大学卒業。1983(昭和58)年同志社大学大学院修士課程修了。現在、姫路獨協大学外国語学部日本語専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 戦後出発と戦争責任問題(「樹々のさやぎ」ー敗戦直後の勧善懲悪小説/「私の東京地図」という迷路/佐多稲子の敗戦処理ー「虚偽」「泡沫の記憶」を中心に/「夜を背に昼をおもてに」論ー婦人民主クラブのことなど)/2 五〇年問題(佐多稲子の五〇年問題ー「みどりの並木道」のことなど/「機械のなかの青春」前後ー一九五一年党除名と復帰の間に)/3 党復帰から再除名まで(戦後の中間小説ー「体の中を風が吹く」「愛とおそれと」を中心に/「歯車」論ー非合法時代“正史”としての制約/「渓流」私注ー三つの家と背後の闇/「虚偽」その後ー「ある夜の客」「年賀状」のこと)/4 党から離れて、そして晩年(「塑像」私注ー階級的と、人間的ということ/「重き流れに」「樹影」論ー再除名からの反転/「時に佇つ」「夏の栞」論ー美しいということ)/補遺(ある時期の堀辰雄と佐多稲子/窪川鶴次郎の文学と佐多稲子/南方派遣と「若き妻たち」のこと/佐多稲子と播磨ー姫路・相生・明石、そして西沢隆二/佐多稲子「たけくらべ」論資料について) 戦後出発から晩年までの佐多稲子の文学と人生。明治・大正・昭和・平成を生き抜いた女性作家の今日的意味を問う。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
ポイエーシス叢書 66 小林 康夫 未来社オペラセンゴブンカロンイチ ニクタイノクラキウンメイイチキュウヨンゴマイナスイチキュウシチレイ コバヤシ ヤスオ 発行年月:2016年04月07日 ページ数:226p サイズ:全集・双書 ISBN:9784624932664 小林康夫(コバヤシヤスオ) 1950年東京生まれ。青山学院総合文化政策学大学院特任教授。東京大学名誉教授。現代哲学、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1幕 火、共同体の問い/第2幕 風、実存の問い/第3幕 黄金、暴力の問い/第4幕 バッカナール/第5幕 フィナーレ・逆立崩壊 表象文化論の旗手のひとりとしてフランス現代思想や文学をその探究の主軸に据えてきた著者が坂口安吾、野坂昭如、石川淳、吉本隆明、田村隆一、大江健三郎、三島由紀夫、土方巽、唐十郎、寺山修司らを通じて、みずからの出自と青年期までの体験を同時代日本の文化的ありように折り重ね、戦後直後から一九七〇年までの戦後文化をダイナミックに論じる。著者の新たな思想展開の第一弾! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
佐伯一麦 岩波書店ムギ シュギシャ ノ ショウセツロン サエキ,カズミ 発行年月:2015年02月 ページ数:270, サイズ:単行本 ISBN:9784000249010 佐伯一麦(サエキカズミ) 1959年、宮城県仙台市に生まれる。仙台第一高校卒業後、週刊誌記者、電気工など様々な職業を経験した後、作家となる。著書に、『渡良瀬』(岩波書店、伊藤整文学賞)、『還れぬ家』(新潮社、毎日芸術賞)、『ノルゲ』(講談社、野間文芸賞)、『鉄塔家族』(朝日文庫、大佛次郎賞)、『ア・ルース・ボーイ』(新潮文庫、三島由紀夫賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 麦主義者の出発/2 近代日本の作家たち/3 私小説論/4 三浦哲郎ー「私小説」と「私小説家」/5 古井由吉ーガイストの芸術/6 作家の姿形/7 レクイエム 現代日本を代表する作家による、初めての小説論集。「麦主義者」としての作家の出発を促し、また方向づけた十代の読書経験と、上林暁、徳田秋声、志賀直哉、川端康成、太宰治など近代日本の作家たちについて(第1部、第2部)。自分自身を書くことは他者を書くことであるという「私小説」の核心をめぐって(第3部)。著者の小説世界に大きな影響を与えてきた三浦哲郎と古井由吉の文学をめぐって(第4部、第5部)。さらに、ときには反発しながらそれぞれの文学観に学んだ作家たちについて(第6部、第7部)。作家、佐伯一麦の文学はもちろん、日本の近現代文学に親しむための扉としても読める、貴重な本。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
尾崎翠フォーラム実行委員会 尾崎翠フォーラム実行委員会 今井出版オサキ ミドリ オ ヨム オサキ ミドリ フォーラム ジッコウ イインカイ 発行年月:2016年02月 ページ数:184p サイズ:単行本 ISBN:9784866110103 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
文化を創造する文学者 菅野昭正 粟津則雄 平凡社ツジイ タカシ ツツミ セイジ カンノ,アキマサ アワズ,ノリオ 発行年月:2016年03月11日 予約締切日:2016年03月09日 ページ数:223p サイズ:単行本 ISBN:9784582837193 菅野昭正(カンノアキマサ) 文芸評論家、フランス文学者。1930年神奈川県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京大学教授、白百合女子大学教授などを歴任後、現在、世田谷文学館館長、東京大学名誉教授。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) まえがき 二つの世界を生きたひと/詩人・辻井喬/辻井喬=堤清二という人間/二つの名前を持つこと/辻井喬にとっての政治と文学/創り続けられた時間と空間 「セゾン文化」を創った詩人経営者の核心に迫る講演録。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
続・小川国夫との日々 小川恵 岩波書店ユビワ ノ ユクエ オガワ,ケイ 発行年月:2015年09月 ページ数:157p サイズ:単行本 ISBN:9784000254205 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
回想風思想論 柳澤勝夫 創英社(三省堂書店)マルヤマ マサオ ト ヨシモト タカアキ ヤナギサワ,カツオ 発行年月:2014年02月 ページ数:441p サイズ:単行本 ISBN:9784881428368 柳澤勝夫(ヤナギサワカツオ) 1942年東京都生まれ。早稲田大学卒業。元高校教諭。「春秋通信」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 丸山眞男と吉本隆明ー回想風思想論(四〇年代〜六〇年代/六〇年代〜七〇年代 ほか)/2 日本的思惟の様相(詩歌論における思惟の様相(荷田在満、賀茂真淵、本居宣長、藤原惺窩、荻生徂徠、熊沢蕃山、伊藤仁斎などにふれて)/渦動する思惟と整序する思惟(松尾芭蕉、藤原公任、菅原道真、江戸漢詩などにふれて) ほか)/3 日本近代における個人主義の契機と諸相(社会文明論と美学文学論における個人主義の契機/社会主義論と自然主義論における個人主義の諸相)/4 夏目漱石の個人主義(『老子の哲学』と『ホイットマン論』/『文学論』と『文学評論』 ほか) 丸山眞男と吉本隆明の思想、その特質と営為を二十世紀後半の思潮と、日本近現代の困難の中に追う!ヘーゲル、マルクス、サルトル、マルクーゼ、アルチュセール、フーコー、デリダ、ドゥルーズ、ガタリ、ボードリヤール、等に言及しつつ、同時代の思考者として、丸山・吉本思想を考察する。他、精神史的問題意識と状況論的視座からの力作三篇を収録。『ドストエフスキー白夜の詩魂』の著者による思想論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
日本近代文学館 八木書店 八木書店キンダイ ブンガク ソウコウ ゲンコウ ケンキュウ ジテン ニホン キンダイ ブンガクカン 発行年月:2015年02月20日 ページ数:383, サイズ:事・辞典 ISBN:9784840696906 第1部 総論ー草稿・原稿研究の視角(草稿・原稿研究入門/草稿から出版へ/草稿・原稿をどう生かすか)/第2部 作家別事例(芥川龍之介/有島武郎/石川啄木/泉鏡花/伊藤整/井上ひさし ほか) 完成された作品では分からない、近代文学研究に不可欠な作品の生成過程を明らかに。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
戦前期日本の論壇と文壇 大澤聡 岩波書店ヒヒョウ メディア ロン オオサワ,サトシ 発行年月:2015年01月 ページ数:344, サイズ:単行本 ISBN:9784000245227 大澤聡(オオサワサトシ) 1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、近畿大学文芸学部講師。専門はメディア史。各種媒体にジャーナリズムや文芸に関する批評・論文を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 編集批評論/第1章 論壇時評論/第2章 文芸時評論/第3章 座談会論/第4章 人物批評論/第5章 匿名批評論/終章 批評環境論 「論壇」「文壇」とはなにかー。「批評」はいかにして可能かー。本書は日本の言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程に立ちかえる試みである。論壇時評、文芸時評、座談会、人物批評、匿名批評など各種フォーマットの来歴の精緻な総括に批評再生のヒントを探る。膨大な資料群の博捜渉猟に裏づけられた圧倒的な文体が知の基本構造をえぐり出していく。論理と実証の融合による新しい思想のデザインへ。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
岩波現代全書 古田亮 岩波書店トッコウ ソウセキ ノ ビジュツ セカイ フルタ,リョウ 発行年月:2014年06月 ページ数:241, サイズ:全集・双書 ISBN:9784000291361 古田亮(フルタリョウ) 1964年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程退学。東京国立博物館、東京国立近代美術館を経て、2006年東京藝術大学大学美術館助教授、現在准教授。専門は近代日本美術史。04年「琳派RIMPA」展、06年「揺らぐ近代」展(倫雅美術奨励賞)、08年「狩野芳崖」展、12年「高橋由一」展、13年「夏目漱石の美術世界」展など、多くの美術展の企画を担当。著書に『俵屋宗達 琳派の祖の真実』(平凡社新書、2010、第32回サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1講 漱石美術館、鑑賞の手引き/第2講 『倫敦塔』『薤露行』/第3講 『草枕』/第4講 『一夜』『夢十夜』/第5講 『三四郎』/第6講 『虞美人草』『門』『心』/第7講 漱石の美術批評/第8講 自然主義/第9講 浪漫主義と世紀末美術/第10講 漱石自筆画と南画世界 二〇一三年に開催された「夏目漱石の美術世界」展でキュレーターを務めた著者が、展覧会の成果をふまえて、漱石にとって美術とは何だったのかを考察する講義形式の一冊。こどもの頃に親しんだ日本の美術、ロンドンで鑑賞した西洋の絵画、小説の中に書きあらわした美術作品の意味、文展の会場で見た出品作に対する批評、そして自ら描いた南画山水、自著『心』の装幀にいたるまで、美術の視点から読むといっそう漱石の小説が面白くなる。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
キリスト教と近代を超えて 森 和朗 鳥影社ソウセキノモクシロク モリカズロウ 発行年月:2014年09月25日 ページ数:258p サイズ:単行本 ISBN:9784862654717 森和朗(モリカズロウ) 昭和12(1937)年、名古屋市生まれ。名古屋大学経済学部卒。NHKで報道番組などを担当。国際局チーフ・ディレクター、日本大学芸術学部文芸学科講師などを経て、現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 船上での遭遇/第2章 ロンドンで見た地獄/第3章 近代の闇に沈んで/第4章 自己本位と利己本位/第5章 キリストの仮面/第6章 死線をめぐる彷徨/第7章 則天去私への道/結論 逆回転する世界 ロンドン留学時代のキリスト教と近代文明批判に始まり、思想の核と言える「則天去私」にいたるまでの漱石の思想を、英文のメモ等もふまえて明らかにする。今に生きる吾輩がここにいる! 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
清水義和 文化書房博文社テラヤマ シュウジ グローヴァル モダン アーツ シミズ,ヨシカズ 発行年月:2012年04月 ページ数:314p サイズ:単行本 ISBN:9784830112232 清水義和(シミズヨシカズ) 1946年、岐阜県大垣市生まれ。愛知学院大学教養部教授として英語と映画・演劇の講義を担当。国際寺山修司学会会長。日本英語音声学会副会長。韓国音声学会終身会員。名古屋演劇ペンクラブ会員。松原英治・若尾正也記念演劇賞審査委員。1988年、日本英語音声学会賞受賞。1998年、韓国音声学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 巻頭論文 海外ヴィジュアルアーツ/第1章 寺山修司の『邪宗門』とルイジ・ピランデッロの『あなたがそう思うならばそのとおり』に於ける創造的虚構世界/第2章 ヴァン・ゴッホと寺山修司ーM.C.エッシャーによって“ひまわり”を『田園に死す』の中に読む/第3章 寺山修司とW.シェイクスピアの“未知の国”ー『花札伝綺』と『マクベス』/第4章 マクベス夫人 シェイクスピアの詩劇/第5章 寺山修司と天野天街の“未知の国”『花札伝綺』と『真夜中の弥次さん喜多さん』/第6章 マルセル・デュシャンと寺山修司ーレディ・メイドとコンセプチュアル・アート/第7章 寺山修司の映画構造をアヴァンギャルドとメインカルチャーの新しい映像表現として読む 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
つながる 久保田淳 佐伯真一 岩波書店ジンセイ オ ヒモトク ニホン ノ コテン クボタ,ジュン サエキ,シンイチ 発行年月:2013年08月 ページ数:154p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000286435 久保田淳(クボタジュン) 1933年生。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻 佐伯真一(サエキシンイチ) 1953年生。青山学院大学教授。日本中世文学・軍記物語専攻 鈴木健一(スズキケンイチ) 1960年生。学習院大学教授。日本近世文学専攻 高田祐彦(タカダヒロヒコ) 1959年生。青山学院大学教授。平安時代文学専攻 鉄野昌弘(テツノマサヒロ) 1959年生。東京大学教授。日本古代文学専攻 山中玲子(ヤマナカレイコ) 1957年生。法政大学教授・法政大学能楽研究所所長。日本中世文学・能楽専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 出会い、そして別れ(雲は無心か有情かー『閑吟集』二三五/離れていてこそー『源氏物語』総角巻 ほか)/2 夫婦の機微(政略結婚にも情愛があるー『万葉集』巻二・一〇三、一〇四/ああ、よかった、二人でいられるねー蕪村の句 ほか)/3 親子の絆あるいは絆(元祖・老老介護ー御伽草子『二十四孝』/親子の縁ー『平家物語』巻二「少将乞請」 ほか)/4 友情と信頼(女の友情ー『枕草子』第七十二段/友情は喜び?それとも束縛?ー上田秋成『雨月物語』「菊花の約」 ほか)/5 縁は異なもの(これもまた愛の暮らしー『発心集』第一「高野の辺の上人、偽って妻女を儲くる事」/あなたの気持ちはわかりましたー歌舞伎十八番「勧進帳」 ほか) この世のなかで、他人とかかわりなく生きて行くことは、できません。人とのつながりのなかにこそ自分自身が存在しています。娘の恋人を苦々しくも祝福するスサノオ、気心の知れた友の早世をなげく紫式部、どこまでも母親思いの頼山陽…。親子の絆、夫婦の機微、友情と信頼など、人と人とのつながり、さまざまな結びつきを探ります。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
夏目漱石論の射程 ひつじ研究叢書 森本隆子 ひつじ書房スウコウ ト テイコク ノ メイジ モリモト,タカコ 発行年月:2013年05月 ページ数:264p サイズ:単行本 ISBN:9784894766464 森本隆子(モリモトタカコ) 1962年、神戸市生まれ。奈良女子大学大学院修士課程を経て、神戸大学大学院博士課程単位取得退学。専攻は日本近代文学。静岡大学教養部専任講師、助教授を経て、同人文社会科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 転倒の美意識“崇高”の力学園ー重昂・漱石・自然主義(風景と感性のサブライムー志賀重昂から夏目漱石まで/『破戒』の中の“崇高”ーホモソーシャル連続体の生成と勝利/“崇高”の衰微ー『野菊の墓』における“性欲”の観念化と“文学”の成立/「雲」をめぐる風景文学論ー『武蔵野』の水脈)/第2部 異性愛と植民地ーもう一つの漱石(『行人』論ーロマンチックラブの敗退とホモソーシャリティの忌避/夏目漱石『門』の文明批評ー“異性愛主義”の成立と“帝国”への再帰属/漱石の中の中国ー帝国のシステムと『満韓ところどころ』/米と食卓の日本近代文学誌)/第3部 近代資本主義の末裔たちー村上春樹とその前後(文学のなかの異性愛主義ーその陥穽と攻略・漱石からばなな、江國まで/村上春樹『ノルウェイの森』の“語り”が秘匿するものー出自としての中産階級・「ハツミさん」の特権化/『パン屋再襲撃』ー非在の名へ向けて/『方舟さくら丸』論ー二つの“穴”、あるいはシミュラークルを超えて/二つのエクリチュールーポスト構造主義批評の蓮實重彦的戦略/女性作家の時代へ) 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
高橋英夫 岩波書店ブンジン カフウ ショウ タカハシ,ヒデオ 発行年月:2013年04月 ページ数:203p サイズ:単行本 ISBN:9784000246842 高橋英夫(タカハシヒデオ) 1930年(昭和5年)に生まれる。文芸評論家。東京大学文学部独文科卒業。1985年『偉大なる暗闇』で平林たい子賞、2010年『母なるものー近代文学と音楽の場所』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 文人の曝書/フランス語の弟子/晩年の交遊 「〓(ぼく)東綺譚」から抜け出してきたかのような不思議な女性、雪子。フランス語を教えながら、燈火管制の暗い部屋で、荷風は何を語っていたのか。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
吉本隆明の親鸞 サイコ・クリティーク 芹沢俊介(評論家) 批評社シュクゴウ ノ シソウ オ コエテ セリザワ,シュンスケ 発行年月:2012年07月 ページ数:175p サイズ:単行本 ISBN:9784826505642 芹沢俊介(セリザワシュンスケ) 1942年東京生まれ。1965年上智大学経済学部卒業。文芸・教育・家族など幅広い分野の評論で活躍。現代の家族や学校の切実な課題、子どもたちの問題を独自の視点で捉えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 吉本隆明の死(吉本さんとの縁/戦後の呼んだ奇蹟ー吉本隆明は、これからの時代を拓く不可欠な存在として、現代の親鸞になった/吉本隆明の“ひきこもれ”/日常営む大衆の一人ー私と吉本隆明さん/何があろうと一人で立つー時代が呼んだ奇跡の思想家/現代の親鸞ー大衆の救い、一人考える)/2 宿業の思想(吉本隆明の仕事・人間について/吉本隆明「存在倫理」をめぐって/造悪論のことー吉本隆明「存在倫理」の理解に向けて/普遍悪の概念をめぐってー親鸞と吉本隆明)/3 自己表出・指示表出(関係論として読むー『言語にとって美とはなにか』をどう読むか/自己表出・指示表出、そしてイノセンスの表出/物象について/“意味の影の流れ”について/傷としての記憶) 追悼吉本隆明ー吉本隆明は現代の親鸞である。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
文学・思想にみる新霊性文化 リゼット・ゲーパルト 深澤英隆 岩波書店ゲンダイ ニホン ノ スピリチュアリティ ゲーパルト,リゼット フカサワ,ヒデタカ 発行年月:2013年01月 ページ数:325, サイズ:単行本 ISBN:9784000227889 ゲーパルト,リゼット(Gebhardt,Lisette) 1963年生まれ。フランクフルト・ゲーテ大学文化言語学部日本文化学科教授。主な研究領域は日本近現代文学、現代日本文化 深澤英隆(フカサワヒデタカ) 1956年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。宗教学専攻 飛鳥井雅友(アスカイマサトモ) 1962年生まれ。翻訳業。京都大学ほか非常勤講師。ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) プロローグ 「日本病院」/第1章 問題領域への導入/第2章 現代日本における「スピリチュアル言説」ーその参画者、テーマ、および構造と位置づけの問題/第3章 遠藤周作ーイエスあるいは「アジア的スピリチュアリティ」?/第4章 大江健三郎ー神秘主義、千年王国論、癒し/第5章 フォークロアとしての宗教ー森の隠遁者、放浪僧、地方の「スピリチュアリティ」/第6章 グローバルな現代文化のなかの「新しいスピリチュアリティ」/補遺 「スピリチュアルなもの」への高い関心が現代日本社会の大きな特徴の一つである、とするドイツの日本文化研究者が、現代日本文学を主な題材に、様々な社会現象と文化メディアに拡散する霊性志向の潮流を批判的かつ精緻に解読・分析。日本人の「自己オリエンタリズム」にも鋭く迫り、その自己理解に新鮮な揺さぶりをかける。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
当世謳歌と古代憧憬 鈴木淳 岩波書店エド ノ ミヤビ スズキ,ジュン 発行年月:2010年03月 ページ数:344, サイズ:単行本 ISBN:9784000222822 鈴木淳(スズキジュン) 1947年生まれ。國學院大學大学院日本文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 「みやび」を担う人々(「みやびを」の誕生ー真淵から千蔭へ/上野輪王寺宮の雅事ー公遵親王と文人パトロネージ/松平定信の絵巻物フェティシズムー帝王学としての文化振興/打掛のシンボリズムー奥向きの女性たちのコスチューム/隅田川流域の雅事ー向島百花園とパフォーマンス)/第2部 輻輳する「みやび」イメージ(『江戸名所図会』異聞ー江戸のトポグラフィー/北斎絵入り狂歌春興帖『花の兄』の紹介と翻刻ー狂歌連とプライベート出板/鍬形〓(けい)斎画「隅田川楳屋図」を読むー向島百花園再見/高尾太夫図と遊女花扇の賛ー演出される「みやび」/渡海石版『絵本鴬宿梅』ー絵手本の中の「みやび」)/みやびの在処ー結語に代えて 近世後期の江戸において、人びとは同時代の文化的繁栄を謳歌する一方で、和歌や絵巻に描かれた古代世界を理想化し、「みやび」へのあこがれを深めていた。大名をはじめ、武家の奥方、文人、庶民に至るまで、伝統的な美の規範はどのように摂取され広がっていったのか。「みやび」への憧憬を切り口に、斬新な江戸のすがたを叙述する。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
安藤宏 岩波書店キンダイ ショウセツ ノ ヒョウゲン キコウ アンドウ,ヒロシ 発行年月:2012年03月 ページ数:415, サイズ:単行本 ISBN:9784000225915 安藤宏(アンドウヒロシ) 昭和33年、東京生まれ。昭和57年、東京大学文学部を卒業。昭和62年、同大学院人文科学研究科博士課程を中退。同文学部助手、上智大学文学部講師、助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) はじめにー「表現機構」とは何か/第1部(「小説家」という機構/「言文一致」のよそおい/一人称の近代/「個人主義」という幻想 ほか)/第2部(森鴎外『舞姫』ー“重霧の間”にあるもの/泉鏡花『高野聖』ー三つの一人称/田山花袋『蒲団』ー共犯する語り/森鴎外『雁』ーロマンの生成 ほか) 小説が小説としてリアリティを獲得するためのよそおいを、表現機構としてあらためて問い直し、各小説の表現を詳細に読み解きながら、日本の近代小説の特質とその変遷を鮮やかに描き出す。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
Auslegung Yoshimoto Takaakis 高橋順一 社会評論社ヨシモト タカアキ ト シンラン タカハシ,ジュンイチ 発行年月:2011年05月 ページ数:201p サイズ:単行本 ISBN:9784784518043 高橋順一(タカハシジュンイチ) 1950年宮城県生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は思想史。2010年4月から1年間ライプツィヒ大学東アジア研究所客員教授。立教大学文学部ドイツ文学科卒業。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了。雑誌『情況』編集委員。「変革のアソシエ」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 鎌倉仏教の誕生ー像から言語へ(『最後の親鸞』は「最後の吉本隆明」/「事後性」の思想/日本における仏教思想 ほか)/第2章 吉本隆明は親鸞をどう読んだかー往相と還相(『最後の親鸞』は吉本隆明の最後の思想的位相/越後配流が親鸞に与えたもの/“信”の極限が宗教の解体となるというパラドクス ほか)/第3章 『最後の親鸞』という場所ー“信”という空隙(吉本隆明の親鸞観の転回/親鸞の和讃にみる情緒性との距離感/鎌倉時代の思想的側面 ほか) 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)