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ボルドーとブルゴーニュは、4世紀には銘醸地として名声が確立 されていました。
ボルドーとブルゴーニュの大きな違いといえば、やはり、ブドウ品種。
ボルドーワインは複数のブドウ品種を組み合わせ出来るのに対し、 ブルゴーニュは単一ブドウ品種で出来ます。
複数のブドウ品種を組み合わせることで生まれる複雑味と 単一品種の繊細で奥深い味わい、是非比較しながらご堪能ください。
ボルドー地方は、『世界の酒蔵』と呼ばれるほど、フランス最大のAOC／AOPワインの産地です。
（AOC／AOP：原産地統制名称。
） ボルドーワインの豊かな味わいは、洗練されたブレンド技術によって引き出されます。
複数のブドウ品種を組み合わせることにより、造り手が独自の個性を出しています。
中には単一のブドウ品種で造る例もありますが、大半はブレンドといっていいでしょう。
代表的なボルドー赤ワイン用黒ブドウ3品種 カベルネ・ソーヴィニヨン【骨格、タンニンがしっかり】 ボルドー地方の伝統的な品種で、晩熟型です。
理想的な成熟の ために必要となる、左岸の砂利質の温かい土壌に適しています。
果皮が厚く粒が小さいことから適度な渋さと凝縮した果実味、 芳醇な香りを持った赤ワインになることが特徴です。
骨格がしっかりとした豊かなタンニンを愉しめ、甘草や、 カシスなどの黒い果実の風味をもたらし、熟成すると 森の下草の優雅なアロマも現れます。
　　　　　　　　　　●　●　● メルロ【渋みに丸みがあり、滑らかなボディ】 ボルドー地方で栽培面積が最も多いブドウの品種で、ここでは 早く収穫期を迎えます。
冷たい土壌に植えられると、 その潜在力を充分に発揮します。
 ワインに深い色調、ロースト香、 プラムなどの赤い果実を思わせる風味を与えます。
非常に滑らかな 口当たりで、渋みに丸みがあり、飲み心地が良いのが特徴です。
　　　　　　　　　　●　●　● カベルネ・フラン【バランスを整える縁の下の力持ち】 カベルネ・ソーヴィニヨンより早く熟します。
ワインのバランスを 整えるために、補助的に使用されることの多い品種です。
わずかな例外を除き主要品種として使われることはほとんど ありませんが、非常に優れた補助品種です。
ワインに爽やかさや 繊細さ、木苺やすみれなどの複雑な香りを与えます。
カベルネ・フランが含まれることでワインの印象にしなやかさが プラスされます。
ボルドーの赤ワインには、主に、6種類のぶどう品種が使われています。
赤ワインに使用される代表的な品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、カべルネ・フラン、メルローの3種類です。
カベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインの香りは、赤い果実やコショウの香り、カベルネ・フランは野生の木いちご、メルローは鹿などの獣肉、あるいは森の下草の香りなどと言われます。
カベルネ・ソーヴィニヨンまたはメルローのどちらかの比率を多くして個性を際立たせる造り手が多く、一般的に、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が多いと長期熟成に向き、メルローが多いとやわらかく早く飲めるタイプに仕上がると言われます。
同じブドウ品種でも、それぞれの造り手の醸造・熟成のテクニックにより、個性が分かれます。
アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ「原産地統制名称」と訳されます。
略称はAOC。
（2012年よりAOPに変更されましたが、AOCでの流通もまだ多く見られます。
完全にAOPに移行されるまでには時間がかかるようです。
）フランスのワインが、生産地名称を名乗るための法律です。
ワイン生産地では、何世代にもわたって、最もよい土壌、最も適したぶどう品種、その伝統的な栽培方法や醸造方法を見分けてきました。
ワインの個性と品質は、産地の土壌や気候などの自然的条件と、その土地の人々がつちかってきた伝統が結びついたものであるという考えから、地理的名称が重視され、AOCという考え方を生んだのです。
AOCは、ワイン産地の名称を法律にもとづいて管理し、生産者を保護することが初期の目的でしたが、名称の使用に対する厳しい規制は、消費者に対して品質を保証するものとなっています。
パリから東南に150kmほど下がったところにある シャブリ地区から始まり、コート・ドール地区、 コート・シャロネーズ地区、マコネー地区、 ボジョレー地区と続きます。
場所による個性の違いが顕著で、フランスワインの AOC数の約4分の1にあたる100のAOCを持ちます。
ブルゴーニュワインの特徴は、基本的に赤がピノノワール種 またはガメ種単品種によるワインであることです。
ブルゴーニュ一帯は、ジュラ紀（約1億5千年前）には 浅く、温かい海に覆われていました。
ブルゴーニュの ブドウ畑が広がる粘土石灰質は、海洋性の堆積物が 変質したものです。
そのため、ブルゴーニュは単一品種ですが、 テロワール、土壌からくる複雑味により ワインの表情は、繊細でありながらも大変豊かです。
今回、ボルドーとの比較という点で、 ブルゴーニュといえばまずはピノノワール種を押さえていただきたく、 ピノノワール種のワインをご紹介させていただきます。
　　　　　　　　　　●　●　● ピノノワール【しなやかな酸味、繊細な複雑味が特徴】 赤ワインのブドウ品種の中で高級品種とされるピノノワール。
繊細で香り高く、エレガンスな味わい。
しなやかな酸味が特徴。
長く余韻の残る味わいを持つ熟成向きのワインを生み出します。
奥行きの深い味わいが愉しめます。

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中には単一のブドウ品種で造る例もありますが、大半はブレンドといっていいでしょう。
代表的なボルドー赤ワイン用黒ブドウ3品種 カベルネ・ソーヴィニヨン【骨格、タンニンがしっかり】 ボルドー地方の伝統的な品種で、晩熟型です。
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カベルネ・フランが含まれることでワインの印象にしなやかさが プラスされます。
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赤ワインに使用される代表的な品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、カべルネ・フラン、メルローの3種類です。
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完全にAOPに移行されるまでには時間がかかるようです。
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ワイン生産地では、何世代にもわたって、最もよい土壌、最も適したぶどう品種、その伝統的な栽培方法や醸造方法を見分けてきました。
ワインの個性と品質は、産地の土壌や気候などの自然的条件と、その土地の人々がつちかってきた伝統が結びついたものであるという考えから、地理的名称が重視され、AOCという考え方を生んだのです。
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ブルゴーニュ一帯は、ジュラ紀（約1億5千年前）には 浅く、温かい海に覆われていました。
ブルゴーニュの ブドウ畑が広がる粘土石灰質は、海洋性の堆積物が 変質したものです。
そのため、ブルゴーニュは単一品種ですが、 テロワール、土壌からくる複雑味により ワインの表情は、繊細でありながらも大変豊かです。
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AOCは、ワイン産地の名称を法律にもとづいて管理し、生産者を保護することが初期の目的でしたが、名称の使用に対する厳しい規制は、消費者に対して品質を保証するものとなっています。
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