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収録情報 曲目・内容 「死んだ男の残したものは」 1 オンブラ・マイ・フ(ヘンデル/大萩康司編) 2 グリーンスリーヴス(イングランド民謡) 3 ダニー・ボーイ(アイルランド民謡) 4 宵待草(多忠亮/大萩康司編) 5 この道(山田耕筰/Momo編) 6 初恋(越谷達之助) 7 お菓子と娘(橋本國彦) 8 くちなし(田三郎) 9 こもりうた(加藤昌則) 10 てがみ(加藤昌則)*新曲(世界初録音) 11 夏のなごりのバラ (アイルランド民謡/ブリテン編) 12 サリー・ガーデンズ(アイルランド民謡/ブリテン編) 13 流れは広く (O Waly, Waly)(スコットランド民謡/ブリテン編) 14 小さな空 (武満徹/荘村清志編) 15 死んだ男の残したものは(武満徹/荘村清志編) 16 花は咲く (菅野よう子/加藤昌則編) アーティスト(演奏・出演) 藤木大地(カウンターテナー) 福田進一(ギター) (1, 4, 5, 12, 13, 16) 西山まりえ(ハープ) (2, 3) 松本和将(ピアノ) (6, 7, 8, 11) 加藤昌則(ピアノ) (9, 10, 16) 大萩康司(ギター) (14, 15) レコーディング 2016年12月、2017年1月/キング関口台スタジオ商品番号 KKC-046 "2017年4月、ウィーン国立歌劇場デビュー! 「題名のない音楽会」でも話題沸騰!! 世界に羽ばたくカウンターテナー 藤木大地 CDデビュー" 死んだ男の残したものは 藤木大地 All That The Man Left Behind When he died / Daichi Fujiki CD 国内企画 日本語帯・解説付 発売日:2017年4月7日 レーベル:King International 世界に羽ばたくカウンターテナー 藤木大地 CDデビュー ★カウンターテナー、藤木大地のデビューCD。藤木は2017年4月にオペラの殿堂ウィーン国立歌劇場で日本人カウンターテナーとして初めてソリスト契約し、デビューを飾った注目の存在。2016年秋に放映されたTV番組『題名のない音楽会』で没後20周年の武満徹の「死んだ男の残したものは」を熱唱、大きな話題となりました。本人にとっても特別な思い入れのある「死んだ男の残したものは」をタイトルに、様々な名曲がならぶ1枚。なにより美しい藤木の歌声にまず心うばわれます。そして妥協を許さない歌詞の明瞭な発語やダイナミクスにより、それぞれの作品が持つ世界感を繊細かつ大胆に描き、知性を感じさせる藤木の歌の魅力を存分に味わうことができます。そんな藤木のデビューを祝うかのように、共演者陣も実に豪華な顔ぶれがそろいました。加藤昌則氏の新曲(もちろん世界初録音)が収録されているのもまた魅力。注目盤の登場です。
★知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジ。そのレパートリーの主軸と言えるのがシューベルトです。ボストリッジはこれまでシューベルトの主要な作品をセッション録音してきましたが、近年はライヴ収録でのリリースが続いております。中でも英ウィグモア・ホールの自主レーベルよりリリースしているシューベルトの歌曲リサイタル・シリーズ、また PENTATONE レーベルからリリースされた『冬の旅』(KKC 6106/PTC 5186764)は各誌で絶賛されております。 ★期待の最新盤は2019年4月のライヴから「美しき水車小屋の娘」が登場します。ボストリッジの「美しき水車小屋の娘」と言えば1995年10月、グレアム・ジョンソンとのセッション、2003年12月、内田光子とのセッション録音が知られますが、当ライヴは待望の3度目の録音となります。 ★今回の共演はサスキア・ジョルジーニです。ジョルジーニは2016年モーツァルト国際コンクールで優勝した若手実力派。「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」とヴァイオリニストのサルヴァトーレ・アッカルドは絶賛しています。ボストリッジと丁寧に音楽を作り上げた「美しき水車小屋の娘」は必聴です! 【曲目・内容】 フランツ・シューベルト(1797-1828):歌曲集『美しき水車小屋の娘』 Op.25 D.795(1823) 第1曲「さすらい」(2’33)/第2曲「どこへ?」(2’23)/第3曲「止まれ!」(1’25)/第4曲「小川への言葉」(2’45)/第5曲「仕事を終えた宵の集いで」(2’34)/第6曲「知りたがる男」(4’06)/第7曲「苛立ち」(2’25)/第8曲「朝の挨拶」(4’23)/第9曲「水車職人の花」(3’10)/第10曲「涙の雨」(3’52)/第11曲「僕のもの」(2’18)/第12曲「休み」(4’51)/第13曲「緑色のリュートのリボンを手に」(1’45)/第14曲「狩人」(1’05)/第15曲「嫉妬と誇り」(1’32)/第16曲「好きな色」(4’14)/第17曲「邪悪な色」(2’05)/第18曲「凋んだ花」(3’53)/第19曲「水車職人と小川」(3’36)/第20曲「小川の子守歌」(6’22) 【アーティスト(演奏・出演)】 イアン・ボストリッジ(テノール) サスキア・ジョルジーニ(ピアノ) 【レコーディング】 ライヴ録音:2019年4月/ウィグモア・ホール(ロンドン) エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(PENTATONE) A&Rマネージャー:ケイト・ロケット(PENTATONE) レコーディング・プロデューサー:ジョン・フレイザー レコーディング・エンジニア:フィリップ・シニー
フィンランドの作曲家カイヤ・サーリアホの合唱曲集 ★SACDハイブリッド盤。フィンランドの作曲家カイヤ・サーリアホは、1952年生まれ。シベリウス・アカデミーで、フィンランド・モダニズムの先駆的存在のパーヴォ・ヘイニネンに学び、マグヌス・リンドベリたちと進歩的グループ「コルヴァト・アウキ!(耳を開け!)」を結成して注目されました。1982年からパリのIRCAMで研究を始め、フランスを拠点に、ザルツブルク音楽祭のための歌劇《遥かなる愛》に代表される委嘱作を次々と手がけ、フィンランドを代表する作曲家のひとりとして活動をつづけています。★フィンランドでは、彼女の70歳の誕生日を祝うコンサート・シリーズ「カイヤ・サーリアホ 70」が2022年10月を中心に行われ、舞台作品と世界初演の作品など多岐にわたる彼女の作品が演奏されました。ヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディークの『Reconnaissance』は、このシリーズの一環として行われたコンサートの作品によるアルバムです。★「エレクトロニクス付き」と「アカペラ」の2つのバージョンが演奏される《Nuits, adieux》は、眠る子供のためというより、この世に別れを告げる高齢者のための「子守歌」という作品。子供の合唱から思いついたという《Horloge, tais-toi!(時計さん、黙って!)》。《Echo!(エーコー!)》は、エーコーとナルキッソスの神話に基づくアレクシ・バリエールの詩的なテクストに作曲され、エレクトロニクス処理による「声」が「こだま」として使われます。人間の声、鳥、風、その他の自然音にまで「音世界」を広げた、ヘルダーリンの詩による《Tag des Jahrs(一年の日)》。ザルツブルク音楽祭の総監督を離れるジェラール・モルティエへのトリビュートとして音楽祭スタッフから依頼されたという、中世音楽の感覚による《Uberzeugung(確信)》。英語の「偵察」とフランス語の「再認」の両方の意味をもつ曲名の《Reconnaissance》は「サイエンスフィクション・マドリガル」とでもいう作品。すべての作品でテクストが自由にアレンジして使われ、彼女独自の音楽表現に実現されました。《Nuits, adieux》と《Tag des Jahrs》をのぞき、世界初録音の作品です。 収録情報 曲目・内容 カイヤ・サーリアホ(1952-): 1. 『夜、別れ(Nuits, adieux)』〜4人の歌手とエレクトロニクスのための(1991) 「夜 I(Nuits I)」 「別れ I(Adieu I)」 「夜 II (Nuits II)」 「別れ II (Adieu II)」 「夜 III (Nuits III)」 「夜 IV (Nuits IV)」 「夜 V (Nuits V)」 「別れ III?V (Adieu III?V)」 2. 『時計さん、黙って!(Horloge, tais-toi!)』〜女声合唱とピアノのための(2005) 3. 『エーコ−!(Echo!)〜8声とエレクトロニクスのための(2007) 4. 『一年の日(Tag des Jahrs)』〜混声合唱とエレクトロニクスのための(2001) 「春(Der Fruhlin)」 「夏(Der Sommeer)」 「秋(Der Herbst)」 「冬(Der Winter)」 5. 『確信(Uberzeugung)』〜3人の女声、クロタル、ヴァイオリンとチェロのための(2001) 6. 『偵察/再認(Reconnaissance)』〜混声合唱、打楽器とコントラバスのための(2020) 「長い間で初めての火星人(The First Martian in a Long Time)」 「カウントダウン(Count Down)」 「(合間:無線傍受(ソラリス))Interlude: Intercepted Radio Transmission (Solaris)」 「温室(Green House)」 「砂漠の民(Desert People)」 「レクイエム(Requiem)」 7. 『夜、別れ(Nuits, adieux)』〜4人の歌手と合唱のための(1996)(アカペラ版) 「夜 I(Nuits I)」 「別れ I(Adieu I)」 「夜 II (Nuits II)」 「別れ II (Adieu II)」 「夜 III (Nuits III)」 「夜 IV (Nuits IV)」 「夜 V (Nuits V)」 「別れ III?V (Adieu III?V)」 アーティスト(演奏・出演) ヘルシンキ室内合唱団ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)[track-1,3,4]ティモ・クルキカンガス(ライヴ・エレクトロニクス、エレクトロニクス)[track-2]アンナ・クヴァヤ(ピアノ)[track-5,6]ウーシンタ・アンサンブル【イ=ハン・フー(打楽器)、アレクシ・コティラ(ヴァイオリン)、ヨアシャ・チェスラック(チェロ)、エーロ・マルッティラ(コントラバス)】 レコーディング 録音:2022年8月22〜25日、2022年10月20日/ヴィヒティ教会、ヴィヒティ、フィンランド
キルシュナーが作曲した「シナゴーグの聖歌」を オッフェンバッハ声楽アンサンブル・プロフェットが録音 ★エマニュエル・キルシュナー (1857-1938) が作曲したユダヤ教の会堂 (シナゴーグ) で歌われる聖歌を集めた「シナゴーグの聖歌」からの作品集。当アルバムではニコラ・ダヴィドが選曲し、アシュケナジム (ドイツ語圏や東欧諸国などに定住したユダヤ人) からセファルディム (スペイン、ポルトガル、北アフリカ家系であるユダヤ人) の発音にカントールが音訳した16曲を収録しております。 ★ブックレットには知られざる作曲家に焦点を当てて演奏・録音活動しているピアニスト、ネムツォフによる解説付 (独英) 。 ★「将来的にキルシュナーの音楽がユダヤ教の礼拝で頻繁に取り上げてられるだけでなく、19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツの音楽文化の貴重な一面として「シナゴーグの聖歌」は歌われることを期待してやまない」 (ヤーシャ・ネムツォフ) 収録情報 曲目・内容 エマニュエル・キルシュナー : 「シナゴーグの聖歌」より16曲 アーティスト(演奏・出演) オッフェンバッハ声楽アンサンブル・プロフェット クリストフ・ジーベルト (指揮) ニコラ・ダーヴィト (カントール) ベッティナ・ストリューベル (オルガン) レコーディング セッション録音 : 2022年11月、2023年1月/ルター派福音教会、オッフェンバッハ (ヘッセン)
英古楽グループ「ラ・ヌオヴァ・ムジカ」が ティム・ミードを迎えて、17世紀イギリスの歌曲集を録音! ★デイヴィッド・ベイツ率いる、2007年結成のイギリスの優れた古楽グループ、ラ・ヌオヴァ・ムジカのPENTATONEレーベル3枚目のアルバムは、現代屈指のカウンターテナーの一人、ティム・ミードを迎えての17世紀イギリスの歌曲集。パーセルの歌曲やオード、劇音楽などからの歌を中心に、同時代の作曲家であるブロウ、ハンフリー、ウェッブの作品を収録しています。比較的録音の珍しい作品が集められていますが、イギリス古楽の持つ、抑制された美と深い情感を持つ楽曲ばかりで、ティム・ミードの美声と卓越した歌唱技術は、そうした楽曲の数々の魅力を存分に伝えてくれます。ベイツ率いるイギリスのピリオド楽器の名手たちによる器楽も丁寧な表現で歌を見事にサポート。思わず、聴き入ってしまうこと請け合いです。パーセルの楽曲をカウンターテナーのレパートリーとして現代に蘇らせた往年の名歌手、アルフレッド・デラー以来の伝統を受け継ぐ、優れた17世紀イギリス・アルバムの登場です。 収録情報 曲目・内容 「麗しき柔和さ」〜17世紀イギリスの歌曲集 1. ヘンリー・パーセル (1659-1695) :音楽が愛の糧ならば Z.379a 2. ジョン・ブロウ (169-1708) :かわいらしいセリーナ 3. ヘンリー・パーセル:薄紫の薔薇 (ヨークシャーの祝祭歌「その昔、勇者は故郷に留まるをよしとせず」より) Z.333 4. ペルハム・ハンフリー (C.1647-1674) :父なる神への讃歌 (「罪を許してくださいますか」) 5. ジョン・ブロウ:「ヴィーナスとアドニス」序曲 6. ヘンリー・パーセル:暗く陰気な絶望の迷宮の中で Z.190 7. ヘンリー・パーセル:ようこそ、偉大なる陛下 (チャールズ2世の歓迎歌「失せよ、不敵な反逆者よ」1683年より) Z.324 8. ウィリアム・ウェッブ (c.1600-1657) :力強きモーフィアス 9. ヘンリー・パーセル:目覚めよ、わがミューズ (メアリー女王の誕生日のためのオード「目覚めよ、わがミューズ」1690年Z.320) 10. ヘンリー・パーセル:輝かしき夜の女王が (ヨークシャーの祝祭歌「その昔、勇者は故郷に留まるをよしとせず」より) Z.333 11. ジョン・ブロウ:パーセルが現れ、ライヴァルは勝ち誇るのをやめた (「ヘンリー・パーセル氏の死に寄せるオード」より) 12. ヘンリー・パーセル:主よ、守り給え (「テ・デウムとユビラーテ」より) Z.232 13. ヘンリー・パーセル:シャコンヌ (「アーサー王」より) 14. ヘンリー・パーセル:おお、私を泣かせてください (「妖精の女王」より嘆きの歌) Z.629 15. 麗しき柔和さで (メアリー女王の誕生日のためのオード「いまや、輝かしき日は来たる」1689年より) Z.332 16. ジョン・ブロウ:かわいそうなセラドン、無駄にため息をつくばかりで 17. ヘンリー・パーセル:祭壇を飾れ (メアリー女王の誕生日のためのオード「この祝祭を祝え」より) Z.321 18. ペルハム・ハンフリー:眠りよ、ぬくき眠りよ、来たりて、我が目を閉じよ (夕べのためのアンセム) 19. ヘンリー・パーセル:夕べの讃歌 (いまや日はその光を覆い隠し) Z.193 アーティスト(演奏・出演) ティム・ミード (カウンターテナー) デイヴィッド・ベイツ (指揮&オルガン) ラ・ヌオヴァ・ムジカ レコーディング 録音:2022年3月22-27日/諸聖人教会、ロンドン (イギリス)
アンドレアス・ショル久々の新譜は何とブローウェル! 深々とした美声とリュートの響きに酔いしれるひととき ★ヤーコプスの秘蔵っ子としてハルモニア・ムンディから衝撃のデビューを果たしたアンドレアス・ショルも、今年 54歳の大ベテランとなりました。彼が数年来コンビを組んでいるボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のリュート、ギター奏者のエディン・カラマーゾフと共演したアルバムを Aparteレーベルからリリース。久々の待望新譜となります。 ★ショルといえば古楽のイメージが強いものの、彼とカラマーゾフふたりのためにレオ・ブローウェルが2015年に編曲した5つのイギリス民謡集から3篇を披露。名曲「サリー・ガーデン」の情感は人生経験を積んだショルの深い音楽性を示してくれます。 ★またロルカほかスペイン語の詩による「愛の歌集」も絶品。「主よ、人の望みの喜びよ」が収録されているのもサービス精神を感じさせます。 ★嬉しいのはカラマーゾフのソロも含まれていること。ブローウェル作品に加え、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」(全6曲)をリュートで披露。バーゼル・スコラカントールムでホプキンソン・スミスに師事したカラマーゾフは、ショルのみならずヒリアード・アンサンブルやスティングとも共演する幅広さ。最高の癒しの時を提供してくれます。 収録情報 曲目・内容 アンドレアス・ショル〜カンシオネス 1. ブローウェル:イギリス民謡集〜彷徨える人/サリー・ガーデン/流れは広く* 2. 同:アン・アイディア(エリのためのパッサカリア) 3. 同:愛の歌集(全 3 曲)* 4. J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第 1 番ト長調 BWV1007 5. ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル:あなたがそばにいれば* 6. J.S. バッハ:すべての善きものの源泉 BWV445* 7. 同:主よ、人の望みの喜びよBWV147* 8. ブローウェル:新しい単純な練習曲〜シマノフスキ讃 アーティスト(演奏・出演) アンドレアス・ショル(カウンターテナー)エディン・カラマーゾフ(リュート4. −7. 、ギター1. 2. 3. 8. ) レコーディング 録音:2018年11月13-16日/スタジオ7フレンドシップ(キードリヒ)
ブラジルの新鋭シモーネ・メネセス率いる注目アンサンブル「K」によるアルバム「メタノイア」 ★ブラジル出身の指揮者シモーネ・メネゼスのアルバム「メタノイア」。シモーネ・メネゼスが2020年に結成したアンサンブル「K」と声楽アンサンブル、セクエンツァ9.3による演奏。アンサンブル「K」は、”クラシック/コスモポリタン/コンテンポラリー/クリエイティヴ/コネクテッド”の5つのテーマ(5つの"K")を掲げ、20世紀の室内楽レパートリーを中心に活動するアンサンブルです。そしてバッハのソロを聴かせるのが、1996年トゥールーズ出身のヴァイオリニスト、マノン・ガリーという気鋭の演奏家たちによる注目の1枚です。★アルバム・タイトルの「メタノイア」とは、古代ギリシア語で、思考を超えて、視野を広げ、見方を変えることを意味しています。このアルバムは、そうしたコンセプトのもと、バッハ、プッチーニ、ボロディン、ヴィラ=ロボス、ペルトといった時代と国境を越えた作曲家たちの作品を集めた内容となっています。シモーネ・メネゼスの鋭い洞察力で、クラシックの偉人たちがどのように創造していったのかを明らかにしていきます。 収録情報 曲目・内容 1-5. プッチーニ:4声のミサ曲(ミサ・ディ・グローリア )【キリエ/グローリア/エト・イン・テラ・パクス/クオニアム・トゥ・ソルス/クム・サンクト・スピリトゥ】6. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調BWV1002より「サラバンド」7. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第4番より「前奏曲」8. ペルト:In spe(2010)9. ボロディン/ヴァンサン・ポーレ編:だったん人の踊り アーティスト(演奏・出演) シモーネ・メネセス(指揮)K(室内楽アンサンブル)セクエンツィア9.3(ヴォーカル・アンサンブル:1-5)マノン・ガリー(ヴァイオリン:6) レコーディング 録音:2021年3月、RiffXスタジオ、ラ・セーヌ・ミュージカル、パリ
深淵なるリストの世界をペネティエが描く 〜十字架への道 ★ペネティエ渾身の演奏で聴く、リストの「十字架への道」。この作品は無調的な曲ではありますが、リストの晩年の敬虔な信仰心が感じられる美しい作品です。キリストが死を前にし、十字架を背負いゴルゴダの丘へと歩いていく様子をピアノと合唱による14の場面で描かれています。ヴォックス・クラマンティスの美しい声とペネティエの神聖な響きを意識した極上のピアノが印象的な演奏です。アルバムは「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」や「パーテル・ノステル」などのリストの宗教的なピアノ作品を収録し、「十字架への道」へと誘導するような構成となっています。 収録情報 曲目・内容 リスト : ・「詩的で宗教的な調べ」よりパーテル・ノステル ・昇階曲「キリストは我らのために」 ・前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」S.179 ・讃歌「王の御旗は進み」 ・十字架への道 アーティスト(演奏・出演) ヴォックス・クラマンティス ヤーン = エイク トゥルヴェ (指揮) ジャン=クロード・ペネティエ (ピアノ)
朗読と歌で作ぐ世界大戦の記憶 ★朗読と歌曲で構成された第一次世界大戦100周年記念作品。上記参加者の他、ルイージ・カドルナ、アルマンド・ディアス両将軍の肉声トラックもあり。 収録情報 曲目・内容 ピアーヴェ川はつぶやく 〜 大戦最前線からの音楽と言葉 音楽: ヴィルジニア・ニッコリーニ、ダルフランキ、エットーレ・ルカテッロ、コルンボ・アローナ、ヴィットーリオ・グイ、オラツィオ・ウゴリーニ、シルヴァノ・ルッフォ、アントニオ・メネゲッティ、E・A・マリオ テキスト: コッラード・ゴヴォーニ、ピエトロ・ヤイエ、クインティリオ・カンティーニ、ジュゼッペ・ウンガレッティ、アルデンゴ・ソフィチ、クラウディオ・ジレッティ・バルベリス、アントニオ・ベルガマス、コッラード・アルヴァーロ、レナート・ペルセーニ、カルロ・ドルクロワ アーティスト(演奏・出演) レオナルド・デ・リージ (テノール) レオナルド・プレヴィエーロ (ピアノ) ピエーラ・ダビッツィ、ローザ・サルティ (朗読) レコーディング 録音:2015年9月24・29日、10月1・2日/フィレンツェ五月音楽祭劇場
バッハ父子の「マニフィカト」ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによる演奏 ★C.P.E.バッハは大バッハの次男であり、兄弟の中でも特に父バッハへの音楽に対する敬意を持っていたといいます。しかし、その父よりもテレマンの作曲様式を受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いたと言われ、生前は父バッハよりも高名だったという人物。1749年に書いたマニフィカトは、自身が、偉大なる父バッハの後継者としてライプツィヒ・トーマス教会の楽長になれるようにという願いをこめて書いたもの。結局エマヌエルはこの職に就くことはできませんでしたが、終曲の合唱フーガなど、父バッハを思わせる作風で、父の後継者としての力量のアピールだったのかもしれません。同時にエマヌエルのマニフィカトは父の作品と直接比較されることにもなりました。J.S.バッハは1723年38歳でトーマスカントールに就任。就任後の最初の大作としてマニフィカトBWV243を発表しました。本録音は、2020年12月にゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮によるバッハ父子による2つの「マニフィカト」を収録。優れたソリスト陣との共演でしたが、残念ながら誰もいないホールでの上演となり、演奏はライヴ・ストリーミングされました。 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243C.P.E.バッハ:マニフィカト ニ長調Wq215 アーティスト(演奏・出演) ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)ミリアム・ファージンガー(ソプラノ)アニャ・シェルク(ソプラノ:2)マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)パトリック・グラール(テノール)マルクス・アイヒェ (バリトン) レコーディング 録音:2020年12月、ルートヴィヒスブルク
ヘレヴェッヘによる不朽の名演 1893年稿のフォーレ:レクイエム 日本語帯・解説付き ★発売当初から、その編成と、なにより演奏の美しさで大きな話題となった名盤。当時グラモフォン誌が「将来、レクイエムを演奏するすべての人が参照する必要がある、重要な録音である」と予言した1枚です。 フォーレのレクイエムは、1888年から1900年の間に3つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888年実際の儀式で演奏されたもので、[入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5曲構成/ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、オルガン]という構成。2つ目となる「1893年稿」は、1888年版の楽曲に、リベラ・メと奉献唱が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります。そして3つ目が、1900年に演奏されたのが現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿。このヘレヴェッヘの録音は、1893年稿で、1988年の録音。清澄無垢さが際立っており、純化された世界が広がります。 収録情報 曲目・内容 フォーレ (1845-1924) : 1. レクイエム (1893年室内楽稿) 2. 小ミサ曲 (ヴィエルヴィユの漁師のミサ/1882年オリジナル・オーケストラ版) アーティスト(演奏・出演) フィリップ・ヘレヴェッヘ (指揮) シャペル・ロワイヤル サン=ルイ少年合唱隊 アンサンブル・ミュジック・オブリク アニェス・メロン (ソプラノ) ペーター・コーイ (バリトン) レコーディング 録音:1988年9月
フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了する メゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音! ★現在フランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍し続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音しました。 ★小林はレジーヌ・クレスパンのもとで学び、ウィリアム・クリスティのクラスを1等賞で卒業した実績をもち、フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了しています。その小林の東京芸術大学博士課程論文のテーマがメシアンの「ハラウイ」でした。そのライフワークともいえる作品を、パリ留学時代からの信頼おけるピアニスト、棚田文紀を迎えて満を持してリリースしました。 ★メシアンが1945年に作曲した異国趣味の作品「ハラウイ」は、ペルーに伝わるインカ帝国の民謡からインスピレーションを得た12からなる歌曲。「ハラウイ」はケチュア語で「愛と死の歌」を意味し、戦争という体験の中で死に近づいた後、再びメシアンが新しく生まれた如く生き始めたころに作曲された悲恋物語です。小林と棚田が思いを込めて演奏しております。 収録情報 曲目・内容 オリヴィエ・メシアン (1908-1992) :「ハラウイ -愛と死の歌-」 (1945) 1. 眠っていた町、おまえよ 2. こんにちは おまえよ、緑色の鳩よ 3. 山々 4. ドゥンドゥ チル 5. ピルーチャの愛 6. 惑星的反復 7. 別れ 8. 音節 9. 階段は繰り返す、太陽の行い 10. 星の愛の鳥 11. カチカチ星 12. 暗闇の中で アーティスト(演奏・出演) 小林真理 (メゾ・ソプラノ) 棚田文紀 (ピアノ) レコーディング 録音:2008年10月/モントロイユ、コンセルバトワール内ホール 録音技師:アントワーヌ・ドウモンケ
超豪華演奏陣による夢のシューマン歌曲全集シリーズ開始! ★ドイツの由緒あるレーベル、Profilならではの魅力的で貴重なアルバム。シューマンの歌曲すべてを超豪華な歌手陣で集めました。エルナ・ベルガーやユリア・ヴァラディ、フィッシャー=ディースカウからクリストフ・プレガルディエン、ディアナ・ダムラウといずれも主役級がとびきりの名匠で名匠で名歌を聴かせてくれます。★いずれも現在入手困難な音源ながら、お買い得価格でご提供。歌曲作曲家としてのシューマン、ドイツ語の美しさを存分に堪能できます。 収録情報 曲目・内容 [Disc1] 1. リーダークライスOp.24(全9曲) 2. ユリウス・ケルナーの12の詩Op.35 アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-1] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-2] [Disc2] 1. リーダークライスOp.39(全12曲) 2. 詩人の恋Op.48(全16曲) 3. 恋の曙Op.37〜春の祭りの美しさ/太陽の輝くように 4. 私が鳥になれたらOp.43の1 5. 哀れなペーターはOp.53の3 クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ミヒャエル・ゲース(ピアノ)/2005年4月ケルン [track-1] ベンヤミン・ブルンス(テノール)、カローラ・タイル(ピアノ)/2015年10月 [track-2,5] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月デュッセルドルフ [track-3,4] [Disc3] 1. 女の愛と生涯Op.42(全8曲) 2. 4つの二重唱曲Op.78 3. 5月の歌Op.79の9 4. 恋のたわむれOp.101〜私はあなたの木/千回の挨拶 5. ベルシャザルOp.57 6. あなたの顔はOp.127の2 7. 私の馬車はゆっくりとOp.142の4 8. 4つの二重唱曲Op.34 9. 夜にOp.74の4 エルナ・ベルガー(ソプラノ)、エルンスト=ギュンター・シェルツァー(ピアノ)/1956年ベルリン [track-1] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月 [track-2,3,4,8,9] アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-5,7] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-6] [Disc4] ミルテの花Op.25(シューマン夫妻の手紙朗読入り) ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、イヴァーン・パレイ(バリトン)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ(朗読)/2006年2月フロイスドルフ
イギリスのソプラノ、ルビー・ヒューズがマーラー、アイヴス、グライムを歌う。 ★SACDハイブリッド盤。BISレーベルより積極的なリリースが続く、イギリスの名唱ルビー・ヒューズがマーラー、アイヴス、グライムを歌ったアルバムをリリースします。ヒューズは2009年ロンドン・ヘンデル歌唱コンクールで第1位および聴衆賞を受賞し国内で話題となり、その後2011年と2013年にBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、以後は精力的な活動が続いております。「新しい人生と愛のための歌」をテーマに「さすらう若人の歌」、「亡き子をしのぶ歌など名曲を連ねたこのアルバムでヒューズは一層の輝きをみせる歌唱を披露。最後に収録されたウェールズ民謡「子守歌」で温かくそしてしっとりとアルバムを締めくくります。ピアノのジョセフ・ミドルトンはこれまでにキャロリン・サンプソン、フェリシティ・ロット、サラ・コノリーなど多くの著名な歌手との共演を誇るピアニスト。歌唱を引き立てながら見事なデュオを聴かせます。ルビー・ヒューズのディスク■マーラー:リュッケルト歌曲集、他(BIS SA-2408)■マーラー:交響曲第2番「復活」(ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団)(KKC-5995 / BIS SA-2296)■17世紀の女性作曲家とヒロインにまつわる作品集(BIS SA-2248)■「ヴェネチアのクリスマス」〜ヴィヴァルディ、ハッセ、ペロッティ、トレッリ』(BIS SA-2089) 収録情報 曲目・内容 1. マーラー:さすらう若人の歌(1883-85)2. アイヴス:ストックブリッジのフーザトニック川(1921)3. アイヴス:霧(1910)4. ヘレン・グライム(1981-):ブライト・トラベラーズ(2017)5. アイヴス:平穏(1919)6. アイヴス:子供の時間(1901)7. アイヴス:母さんがあたしに教えて(1895)8. マーラー:亡き子をしのぶ歌(1901-04)9. ウェールズ民謡「子守歌」(ハウ・ワトキンス編) アーティスト(演奏・出演) ルビー・ヒューズ(ソプラノ)ジョセフ・ミドルトン(ピアノ) レコーディング セッション録音:2019年9月/ポットン・ホール、サフォーク(イギリス)プロデューサー:ロバート・サフ
★SACDハイブリッド盤。バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてもおなじみでBISレーベルから積極的なリリースが続いている名ソプラノ、キャロリン・サンプソンが「ロベルト&クララ・シューマンのリートからの女性のためのアルバム」を録音しました。当アルバムでは8曲からなるロベルト・シューマンの連作歌曲『女の愛と生涯』の曲間にロベルトとクララがそれぞれ作曲したリート、さらにピアノ独奏曲を組み合わせた内容となっており、まるで一つの物語を聴いているかのようなコンセプトで仕上げております。 ★共演はサンプソンが「対等なデュオのパートナーシップ」と語るジョセフ・ミドルトンです。サンプソンと同じくバーミンガム大学で学んだミドルトンはこれまでにフェリシティ・ロット、セーラ・コノリーなど多くの著名な歌手との共演を誇り、現在サンプソンが最も信頼を置くピアニストのひとりです。ピアノの独立性が高くさらには声楽と対等な音楽表現が特徴である『女の愛と生涯』はもちろんのこと、そのほかの演奏も素晴らしいの一言に尽きます。名唱サンプソンとの最強デュオがまたひとつ名盤を完成させました。 【曲目・内容】 「女性のためのアルバム〜ロベルト&クララ・シューマンのリート集」 ロベルト・シューマン(1810-1856)&クララ・シューマン(1819-1896)* 「プロローグ」 1. 「ゆっくりと、そして表情豊かに遊ぶ」〜子供のためのアルバム Op.68より第21曲 2. 「美しいために私を愛するのなら」〜3つの詩 Op.12より第2曲* 「彼に会って以来」 3. 「彼に会って以来」〜女の愛と生涯 Op.42より第1曲 4. 「おお、歓喜よ」〜ユクンデによる6つの歌 Op. 23より第6曲* 5. 「民謡」〜リートと歌 第2集 Op.51より第2曲 6. 「愛の魔法」〜6つの歌曲 Op.13より第3曲* 「彼は誰よりも素晴らしい人」 7. 「彼は誰よりも素晴らしい人」〜女の愛と生涯 Op.42より第2曲 8. 「ある明るい朝に」〜ユクンデによる6つの歌 Op. 23より第2曲* 9. 「なぜ他の人にたずねるのか」〜3つの詩 Op.12より第3曲* 10. 「恋の歌」〜リートと歌 第2集 Op.51より第5曲 「分からない、信じられない」 11. 「分からない、信じられない」〜女の愛と生涯 Op.42より第3曲 12. 「露見した恋」〜5つのリート Op.40より第5曲 13. 「無言のはすの花」〜6つの歌曲 Op.13より第6曲* 「わたしの指の指輪よ」 14. 「わたしの指の指輪よ」〜女の愛と生涯 Op.42より第4曲 15. 「月は静かに昇った」〜6つの歌曲 Op.13より第4曲* 16. 「花嫁の歌 I 」〜ミルテの花 Op.25より第11曲 17. 「花嫁の歌 II 」〜ミルテの花 Op.25より第12曲 18. 「満足」〜子供の情景 Op.15より第5曲 「手伝って、妹たち」 19. 「手伝って、妹たち」〜女の愛と生涯 Op.42より第5曲 20. 「はすの花」〜ミルテの花 Op.25より第7曲 21. 「あらしの夜の楽しみ」〜12の詩 Op.35より第1曲 「やさしい人、あなたは見つめる」 22. 「やさしい人、あなたは見つめる」〜女の愛と生涯 Op.42より第6曲 23. 「ハイランド地方の人びとの別れ」〜ミルテの花 Op.25より第10曲 24. 「眠りの精」〜子供のための歌のアルバム Op.79より第12曲 25. 「眠りに入る子供」〜子供の情景 Op.15より第12曲 「わたしの心に、わたしの胸に」 26. 「わたしの心に、わたしの胸に」〜女の愛と生涯 Op.42より第7曲 27. 「木馬の騎士」〜子供の情景 Op.15より第9曲 28. 「あなたの顔は」〜5つのリートと歌 Op.127より第2曲 29. 「おとめの憂い」〜4つの歌 Op.142より第3曲 「今、あなたは初めてわたしを悲しませる。」 30. 「今、あなたは初めてわたしを悲しませる。」〜女の愛と生涯 Op.42より第8曲 31. 「レクイエム」〜6つの詩、レクエム Op.90より第7曲 「後奏曲」 32「冬の時 I 」〜子供のためのアルバム Op.68より第38曲 【アーティスト(演奏・出演)】 キャロリン・サンプソン(ソプラノ)[track-2-17, 19-24, 26, 28-31] ジョセフ・ミドルトン(ピアノ/スタインウェイD) 【レコーディング】 セッション録音:2018年8月/ブリストル聖ジョージ(イングランド) プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
ユロフスキ&LPOのストラヴィンスキー・シリーズ 第3弾にして完結編! ★ユロフスキ指揮LPOのストラヴィンスキー・シリーズ第3弾にして完結編の登場。ライヴ演奏会でも絶賛され、またCDシリーズも世界で高く評価されているシリーズが完結となります。演奏機会の少ない作品も網羅した充実の内容。 ★ディアギレフから依頼されて手掛けた《プルチネッラ》は、ペルゴレージ原作の音楽を借用し、不協和音などでエッジと風刺の効いた作品に仕立てたもの。交響曲 ハ調はシカゴ交響楽団創立50周年記念のために委嘱され、ストラヴィンスキー自身の指揮で1940年に初演されました。20台にひとつシンフォニーを手掛けた後の最初の本格的なオーケストラのための交響曲で、ハイドンやベートーヴェンへのまなざしが強く感じられる作品です。オードは1943年、クーセヴィツキーから、その妻をたたえるための作品を、という依頼を受けて作曲されたもの。1913年の《春の祭典》初演に継ぐくらいに悲惨な結果となったのがこの《トレニ》の初演でした。十二音技法で書かれていますが、調性的な要素も持ち合わせ、驚くほど豊かであたたかみのある音楽となっています。典礼用ではなく、『哀歌』から様々な詩を選び、特定の物語性はない、演奏会用に作曲されています。大変すばらしい演奏です。《変奏曲》は、1963年に亡くなったストラヴィンスキーの長きにわたる友人、イギリスの小説家オルダス・ハクスリーが亡くなったことを受けてその死に捧げられています。ストラヴィンスキー最後の完成されたスコアとなった (小さな歌曲を除く) レクイエム・カンティクルズは、十二音技法で書かれており、儀式的な構造、刺激的なハーモニー、明快でシャープな色彩など、ストラヴィンスキーの特徴がまさにあらわれている作品です。 収録情報 曲目・内容 ストラヴィンスキー (1882-1971) : [CD1] ・プルチネッラ [録音:2020年12月5日] ・交響曲 ハ調 [録音:2018年4月18日] ・オード (頌歌、3部の悲しみの歌、またはトリプティク) [録音:2018年4月21日] [CD2] ・トレニ〜預言者エレミアの哀歌 [録音:2018年12月8日] ・変奏曲〜オルダス・ハクスリー追悼 [録音:2018年12月8日] ・レクイエム・カンティクルズ [録音:2018年11月10日] アーティスト(演奏・出演) ウラディーミル・ユロフスキ (指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 アンハラッド・リドン (メゾ・ソプラノ/プルチネッラ、レクイエム・カンティクルズ) サム・ファーネス (テノール/プルチネッラ、トレニ) マシュー・ローズ (バス/プルチネッラ) エリザベス・アサートン (ソプラノ/トレニ) マリア・オストルコヴァ (メゾ・ソプラノ/トレニ) ジョエル・ウィリアムズ (テノール/トレニ) テオドール・プラット (バリトン/トレニ) ジョシュア・ブルーム (バス/トレニ) マキシム・ミハイロフ (バス/レクイエム・カンティクルズ) ロンドン・フィルハーモニー合唱団 (トレニ、レクイエム・カンティクルズ) レコーディング すべてロイヤル・アルバート・ホールでの録音
大注目盤! 静寂と喧騒、緊張と緩和、皮肉と感傷に染まる世界観。 大胆不敵なスタイルで奏でるメルドーとボストリッジの野心に満ちた共鳴。 ★現代ジャズの先駆者ブラッド・メルドーと、現代最高のテノール歌手イアン・ボストリッジという、共にグラミー賞の受賞歴を持つ最高級の布陣で紡ぎだした歌曲集『The Folly of Desire』がPENTATONEレーベルからリリース! ★2016年にドイツ・南バイエルンで出会った二人は、食事をするうちに意気投合し、そこからお互いのコンサートへ足を運ぶようになり、そこでメルドーがボストリッジのために曲を書くことを思いついたのが今作を作るきっかけとなりました。 ★ウィリアム・ブレイクが書いた詩『The Sick Rose』から始まり、シェイクスピア、ゲーテ、カミングスといった詩人たちの作品群をもとに、メルドーの鮮やかなピアノとボストリッジのパワフルな歌声が、何とも奇妙な雰囲気を漂わせています。 ★さらに、アルバム後半にはコール・ポーターの『Night and Day』やボブ・ヒリヤードの『In the Wee Small Hours of the Morning』などといったジャズリスナーには馴染み深いジャズスタンダードが数曲、そしてリート歌手ボストリッジが得意とするシューベルトの『夜と夢』D.827を収録しており、作品ごとにスタイルの多様性が強調されています。 ★この作品集には、"純粋な欲望からの脱却"というテーマがあり、"欲望から解放された愛こそが人生の最高到達点である"、という哲学的かつ道徳的なメッセージが込められています。 収録情報 曲目・内容 The Folly of Desire / ブラッド・メルドー (ピアノ) 、イアン・ボストリッジ (テノール) ●Brad Mehldau : The Folly of Desire [The Sick Rose / Leda and the Swan / Sonnet 147 / Sonnet 75 / Uber die Verf?hrung von Engeln / Ganymede I / Ganymede II / the boys i mean are not refined / Sailing to Byzantium / Night II / Lullaby] ●Strachey & Maschwitz : These Foolish Things ●Mann & Hilliard : In the Wee Small Hours of the Morning ●Cole Porter : Every Time We Say Goodbye ●Franz Schubert : Nacht und Traume D.827 ●Cole Porter : Night and Day アーティスト(演奏・出演) イアン・ボストリッジ (テノール) ブラッド・メルドー (ピアノ) レコーディング 録音 : 2022年7月 / アルトフン・ニュー・モルティングス、サドベリー (イギリス) エグゼクティヴ・プロデューサー : ルノー・ロランジェ (ペンタトーン)
プーランク、サティ、ラヴェル、そしてワイル……、 限りなく美しく、少しだけ哀しい愛の詩を コロラトゥーラ・ソプラノの福田美樹子が、艶やかな声と抜群の表現力で歌い上げます。 ピアノの本田聖嗣も楽曲への深い理解と確かなテクニックによる 見事な演奏を聴かせてくれます。 ★輝く高音と色彩感あふれる声質で聴衆を魅了してきたコロラテゥーラ・ソプラノの福田美樹子が、プーランク、サティ、ワイルといった魅力的な歌の数々を取り上げ、新たな境地を拓きます。 ★詩への深い共感が導く豊かな情感の表出は、海外で鍛え上げた歌唱力の確かさと相まって、私たちの心に深く迫ってきます。 ★パリ国立高等音楽院で研鑽を積んだピアニストの本田聖嗣は、フランス音楽の特質をよく理解し、福田美樹子の歌を柔軟にサポートしています。 福田美樹子 (ソプラノ) 国立音楽大学卒業。バルセロナ・リセウ高等音楽院を最優秀の成績にてディプロマを取得。カルメン・ブスタマンテに師事し、スペイン歌曲、イタリア・オペラを学ぶ。ボルドー地方音楽院、パリ市立音楽院などでマディ・メスプレ氏に4年間師事し、コロラトゥーラのメソッド、フランス歌曲、オペレッタなどを学ぶ。ブランクフォールの教会にてオペラ「フオンテーメプロのデイアンヌ」のナンフ役、ボルドーのフェミナ劇場にて「ボルドーの仲間たち」、アンドレ・マルロー劇場にて「カルミナ・ブラーナ」のソプラノ・ソリストなどに出演したほか、国内でも数多くの演奏会やリサイタルに出演している。2016年、オクタヴィア・レコードから「歌う思い出」をリリース、2018年、R-Resonanceからリリースされた「クロード・ドビュッシーの墓」の録音に参加している。二期会、東京室内歌劇場、日本フォーレ協会各会員。 本田聖嗣 (ピアノ) 東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。パリ国立高等音楽院ピアノ科及び室内楽科を共にプルミエ・プリ (一等賞) で卒業、同時に高等演奏家資格 (DFC) を最優秀の成績で獲得。フランス、イタリアのコンクールで最高位入賞、日本とフランスで演奏活動を開始。メディアの出演は、ラジオでは「OTTAVA」開局以来のプレゼンター、「リサイタル・ノヴァ」 (NHK-FM) では司会を6年務め、「ベスト・オブ・クラシック」などに出演、テレビではTVK「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニーII」でMCを務めたほか、「ら、ららクラシック」など多くの番組に出演するなど、多方面で活躍している。執筆活動は、日経新聞日曜版「The Style」、「日常は音楽と共に」 (J-Cast) などに連載。アルバムは、「馥郁たるパリの香り」I&II (オクタヴィア・レコード) 「ファイナルファンタジー・ピアノコレクションズVII」 (SQEX) など。日本演奏連盟会員。ヤマハ・マスタークラス、日本大学芸術学部講師。 収録情報 曲目・内容 Je ne t'aime pas あなたなんか愛していない ●クルト・ワイル:あなたなんか愛していない、セーヌの哀歌、ユーカリ ●エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ、アンピール劇場の歌姫、《別の3つのメロディ》から第1曲「シャンソン」 ●モーリス・ラヴェル:《3つの歌》から第2曲「天国の美しい三羽の鳥」、《5つのギリシャ神話》から第4曲「乳香を摘むおんな達の歌」 ●ルイ・ベイツ:ミラボー橋 ●レイナルド・アーン:リラのうぐいす ●エルネスト・ショーソン:《7つの歌》から「ハチスズメ」 ●フランシス・プーランク:愛の小径、《平凡な話》第2曲「ホテル」、第4曲「パリへの旅」、《偽りの婚約》第1曲「アンドレの奥方」、第2曲 「草の中で」、第3曲「飛んでいる」、第4曲「私の屍は手袋のように柔らかい」、第5曲「ヴィオロン」、第6曲「花」 アーティスト(演奏・出演) 福田美樹子 (ソプラノ) 本田聖嗣 (ピアノ) レコーディング セッション録音:2019年10月29日、30日、31日/稲城市立iプラザ プロデューサー:白柳龍一 ディレクター:国崎裕、バランス・エンジニア:深田晃
★リリースするものすべてが話題となるロトとレ・シエクルの新譜は何とベルリオーズ。ベルリオーズは1869年に歿したため、2019年は没後150年にあたります。ロトのベルリオーズといえば2009年録音の「幻想交響曲」がありますが、それから約10年を経てロトの円熟ぶりとオーケストラの成長ぶりに驚かされる新録音となりました。 ★ベルリオーズはオーケストレーションの改革者であると同時に楽器オタクでもあり、最新の楽器製作の動向に目を光らせていました。そしてシェフのようにすぐ応用しました。それゆえ現代の楽器ではベルリオーズが思い描いた真の効果は出せないとロトは述べています。それが今回実現できました。 ★曲目はソリストを伴う2篇。「イタリアのハロルド」は交響曲と銘打ちながら、パガニーニの依頼で作曲されたヴィオラ独奏を含む協奏作品。必ず名ヴィオラ奏者が起用されますが、ここではタベア・ツィンマーマンという大スターと共演になりました。ツィンマーマンといえば、2003年にコリン・ディヴィス指揮ロンドン交響楽団と共演した名盤や、エッシェンバッハ・パリ管とのDVDでこの作品を独奏していますが、今回はピリオド・オーケストラとの演奏ということもあり興味津々。ヴィオラが登場するところから、その深々としながら朗々とした歌いまわしに引き込まれてしまいます。 ★「夏の夜」独唱はもともと異なる声域の曲を集めていましたが、ここではバリトンのステファヌ・ドゥグーがひとりで全曲を歌唱。バリトンを用いたのはロトの意見でもあり、理想的な世界を創り上げています。 ★今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻、ベルリオーズの天才的な管弦楽法を再認識できます。 ◆レコード芸術 2019年7月号 特選盤 【曲目・内容】 ベルリオーズ(1803-1869): 1. イタリアのハロルドOp.16 2. 歌曲集「夏の夜」Op.7 【アーティスト(演奏・出演)】 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) レ・シエクル タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)[track-1] ステファヌ・ドゥグー(バリトン)[track-2] 【レコーディング】 録音: 2018年3月2,3日/フィルハーモニー・ド・パリ [track-1] 8月15,16日/アルフォールヴィル、イル=ド=フランス国立オーケストラホール [track-2]
1945年2月3日ドレスデン爆撃追悼コンサート、ヘレヴェッヘが登場 ★第2次世界大戦中の1945年2月13日から15日にかけ、連合軍はドレスデンに無差別爆撃を行いました。これにより同市は灰燼に帰し、2万5千人とも6万人ともいわれる一般市民が犠牲となりました。この犠牲者を悼む式典が毎年行われますが、同市を代表するオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンが追悼演奏を務めます。2021年はフィリップ・ヘレヴェッヘがバッハの教会カンタータを披露しました。★コロナ禍ゆえ無観客で行われましたが、全世界を覆うパンデミックの恐怖も加わり、今年のコンサートはひときわ印象的。というのは、とりあげられているカンタータ第82番と第199番は、どちらもソロ・カンタータで合唱が入っていません。これもソーシャルディスタンスゆえとも思われますが、声楽アンサンブルからキャリアを始めたヘレヴェッヘがあえてこの形態の作品を選んでいるのが意味深長です。★その抑えた情感と真摯な祈りがドレスデンの罪なき犠牲者とコロナで苦しめられている世界中の人々を救おうとしているかのようです。★Disc2はヘレヴェッヘのインタビューのほか、2014年、1994年、1995年の同コンサートの一部が披露されています。ティーレマン、コリン・デイヴィス、ハイティンクらそれぞれの祈りに満ちた世界を堪能できます。 収録情報 曲目・内容 [Disc1]J.S.バッハ:カンタータより1. 第21番「私の心は思い煩いで一杯でした」BWV21〜シンフォニア2. 第82番「私は満ち足りた」BWV82(バス版)3. 第12番「泣くこと、嘆くこと、案ずること」BWV12〜シンフォニア4. 第199番「私の心は血の中で泳ぐ」BWV199[Disc2]1. ヘレヴェッヘのインタビュー2. ヴェルディ:レクィエム〜レクィエム/怒りの日/奇しきラッパの響き3. ベルリオーズ:死者のための大ミサ曲(レクィエム)Op.5〜第2曲 怒りの日4. マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」〜第5楽章5. シュテファン・ラングによるアンドレアス・シュライバーのインタビュー アーティスト(演奏・出演) 【Disc1】クレシミル・ストラジャナッツ(バス・バリトン)[track-2]ドロテー・ミールズ(ソプラノ)[track-4]フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン2021年2月12日/ドレスデン、ゼンパーオーパー【Disc2】クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)マリーナ・プルデンスカヤ(メゾソプラノ)チャールズ・カストロノーヴォ(テノール)ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)ドレスデン国立歌劇場合唱団クリスティアーン・ティーレマン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-2]2014年2月13日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)キース・イカイア=パーディ(テノール)ドレスデン国立歌劇場合唱団ジンフォニーコール・ドレスデンジングアカデミー・ドレスデンサー・コリン・デイヴィス(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-3]1994年2月14日ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)ヤルド・ファン・ネス(アルト)ザクセン州立ドレスデン・シュターツカペレ合唱団ドレスデン交響合唱団ベルナルド・ハイティンク(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-4]1995年2月13日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
世界初録音多数収録。 迫害、追放などのテーマをもった歌、ヴィオラとピアノのための作品集 ★知られざる作曲家に焦点を当て世界初録音を進めているピアニスト、ヤーシャ・ネムツォフ。当アルバムでは歌、ヴィオラ、ピアノという珍しい編成の作品を集めました。アルバムの主軸はブラームスのオリジナル作品、アルト、ヴィオラ、ピアノのための「2つの歌 Op.91」です。1863年、ブラームスは友人であったヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムとコントラルトのアマリー・シュニーヴァイスの結婚祝いに「聖なる子守歌 Op.91-2」を作曲。ブラームスもヨアヒムもヴィオラの音色が大好きでこの楽器にしか出せない音色を効果的に発揮し、歌とピアノの楽曲に仕上げました。 ★この他、当アルバムでは実に3世紀にわたるトリオのための作品が収録されており、オリジナル作品とサラ・ネムツォフとヴァルター・ツィンマーマン (1949-) の新作委嘱にも注目です。それぞれの詩は迫害、追放、ホームレスそして孤独といった現代の問題をテーマとし、この編成でしか表現できない密度の濃い世界を展開しております。 収録情報 曲目・内容 「ルーツのある鳥たち」 1. サラ・ネムツォフ (1980-) :8つの歌曲「郷愁」【世界初録音】 2. ヨハネス・ブラームス (1833-1897) :アルトのための2つの歌 3. ヤノト・ロスキン (1884-1946) :3つのユダヤの歌【世界初録音】 4. アドルフ・ブッシュ (1891-1952) :3つの歌 Op.3a 5. ヴァルター・ツィンマーマン (1949-) :外へ【世界初録音】 アーティスト(演奏・出演) テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン (ソプラノ) ユリア・レベッカ・アドラー (ヴィオラ) ヤーシャ・ネムツォフ (ピアノ) レコーディング 録音:2022年8月29日〜9月1日/ハウス・デス・ルンドフンクス、ゼンデザール (ドイツ)
ティモシー・ファロンがレスピーギの歌曲を録音! ★SACDハイブリッド盤。マレク・ヤノフスキもその実力を認めるテノール、ティモシー・ファロン。リストの歌曲集(BIS SA-2272)でも注目されましたが今回はレスピーギを録音しました。 ★レスピーギといえば「ローマ三部作」があまりにも有名ですが、色彩豊かな旋律が魅力の美しい歌曲も多く作曲しております。詩はアントニオ・ルビーノ(1880-1964)、アダ・ネグリ(1870-1945)、カルロ・ザンガリーニ(1874-1943)、象徴主義者ガブリエーレ・ダンヌンツィオ(1863-1938)など、レスピーギの多彩なスタイルと幅広い文学的インスピレーションが発揮されております。 ★ティモシー・ファロンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ系のテノール歌手。マリリン・ホーンに師事したあと、2013年に開かれたウィグモア・ホール歌曲コンクールで優勝した実力派で、これまで鈴木雅明、ヘルムート・リリング、マリン・オルソップなど世界の名だたる指揮者と共演しています。エレガントでビロードのような明るさからダイナミズムの幅が広い声の持ち主。豊かな表現力でレスピーギの歌曲を歌い上げます。 収録情報 曲目・内容 「黄昏」 レスピーギ:歌曲集 ●森の神々【i. 「牧神」/ii. 「庭園の音楽」/iii. 「エグレ」/iv. 「水」/v. 「黄昏」】P107(1917) ●6つのメロディ P89(1909)より i. 「深い海の底で」 ●対照 P66(1906) ●最後の陶酔 P8(1896) ●6つのメロディ P89(1909)より ii. 「あきらめ」 ●ストロネッロを歌う女 P69 (1906) ●5つの古風な歌【i. 「時々耳にする愛の思い出」/ii. 「でもどのように私は我慢できようか」/iii. 「バラード」/iv. 「真っ赤な美しい唇」/v. 「エンツォ王のカンツォーネ」】 P71(1906) ●短いお話 P52(1904) ●6つの歌第2集 P97(1912)より iv. 「古のクリスマス祝歌」 ●6つの歌第1集 P90(1909)より VI . 「雨」 ●涙 P9(1896) ●4つのスコットランド民謡【i. 牛たちが帰ってくるとき/ii. エジンバラの町から1 マイルの所だった/iii. 私の心はハイランドにある/iv. ダンディーのバグパイプ吹き】P143(1924) ●6つの歌第1集 P90(1909)より i. 「三日月よ」 ●夜想曲 P11(1896) ●霧 P64(1906) アーティスト(演奏・出演) ティモシー・ファロン(テノール) アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ) レコーディング セッション録音:2021年7月6-9日/バイエルン放送、ミュンヘン(ドイツ)
東洋に民族的なルーツをもつスレイマンとシベが 東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを示した コンセプト・アルバム「折れた枝」をリリース! ★異色の天才ギタリスト、ショーン・シベのPENTATONE第3弾アルバムが早くも登場。今回はテノール歌手のカリム・スレイマンとの共演でダウランド、モンテヴェルディ、ブリテン、ロドリーゴ、武満徹、ハーヴェイ、シャケールから中東の伝統歌曲まで、東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを表したコンセプト・アルバム「折れた枝」です! ★レバノン系アメリカ人であるスレイマンと日本人とイギリス人の間に生まれたシベはともに民族的ルーツは東洋であり、西洋で育った2人のアーティストが“中間的な”アイデンティティを体験したことがこのコンセプトのきっかけ。「折れた枝 (Broken Branches) 」は、ギターとテノールがディアスポラ (民族離散) として知られる歴史の分裂を表現しています。 ★カリム・スレイマンはシカゴ児童合唱団で活動し、少年時代にはアルトのソリストとしてゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団、レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団とも共演しています。2018年にソロとしてのデビュー・アルバムをリリースし、2019年の第61回グラミー賞にノミネートされています。 ★ショーン・シベはスコットランド王立音楽院で学び、その後イタリアでパオロ・ペゴラーロに師事。その後の活躍は目覚ましく2017年のロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞で「ヤング・アーティスト賞」を受賞しています。PENTATONEレーベルより「巡礼」 (PTC-5186870) 、「ロスト・アンド・ファウンド」 (PTC-5186988) をリリースしております。 収録情報 曲目・内容 「折れた枝」 1. ジョン・ダウランド (1563-1626) :「時が静止する」 2. ジョナサン・ハーヴェイ (1939-2012) :「Sufi Dance」 3. ジュリオ・カッチーニ (1551-1618) :「東の門より」 4. クラウディオ・モンテヴェルディ (1567-1643) :「かくも甘い苦悩が」 5. モンテヴェルディ:「私のトルコ女」 6. 「La prima vez」 (セファルディの伝承曲) (ショーン・シベ&カリム・スレイマン編曲) 7. 「Lamma bada yatathanna」 (アラブ・アンダルシア伝統歌曲のムワッシャハ) (シベ編曲) 8. サイード・ダルウィーシュ (1892-1923) :「El helwa di」 (ロニー・マレー編に基づくシベ&スレイマン編曲) 9. ファイルーズ (1934-) :「Li Beirut」 (原曲:ホアキン・ロドリーゴ (1901-1999) :アランフェス協奏曲より第2楽章「アダージョ」) (シベ&スレイマン編) 10. ラヤーレ・シャケール (1990-) :「A Butterfly in New York」 11. 武満徹 (1930-1996) :「ウェインスコット・ポンド」〜ギターのための3つの小品『森のなかで』より 12. ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) :『中国の歌』 アーティスト(演奏・出演) カリム・スレイマン (テノール) ショーン・シベ (ギター) レコーディング 録音:2022年8月8-12日/セント・マーティン教会、イースト・ウッドヘイ (ニューベリー) エグゼクティヴ・プロデューサー:ケイト・ロケット (PENTATONE) レコーディング・プロデューサー:アドリアン・ピーコック レコーディング・エンジニア:デイヴ・ローウェル&ジェイムズ・ウォーターハウス
ラーデマン&ゲヒンガー・カントライが 遂に《天地創造》を録音! ★合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとゲヒンガー・カントライによるハイドン《天地創造》。 ★《天地創造》は晩年の2度にわたる英国滞在中に、《メサイア》などヘンデルの大作におおいに触発され着想した、その規模内容ともにハイドンの最高傑作といわれるオラトリオ。旧約聖書の『創世記』と『詩篇』、ミルトンの『失楽園』をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列に沿って3部構成で描いています。このように直截的にキリスト教的世界観で彩られた内容と、絵画的ともいうべき巧みな手法でわかりやすく活写される動物たちの魅力や、オーケストラや合唱が全体を通して活躍することから、欧米ではとりわけ人気も高く特別な作品として迎えられています。 ★ハンス=クリストフ・ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライは、2019年にヘンデルの《メサイア》、2020年にJ.S.バッハの《マタイ受難曲》と宗教曲の大作を次々に録音し、圧巻の演奏を聴かせてくれただけに、今回の《天地創造》も期待が高まります。ソリストには、キルギス共和国出身のソプラノ、カタリーナ・ コンラーディ。ドイツ国内を中心に欧州各地で活躍しているテノール、ユリアン・ハベルマン。ドレスデン聖十字架合唱団でボーイソプラノとして活動していた現在はバス歌手のトビアス・ベルントといった充実の歌手陣が揃い、見逃せない録音となっております。 収録情報 曲目・内容 ハイドン:オラトリオ《天地創造》 アーティスト(演奏・出演) ゲヒンガー・カントライ (ゲヒンゲン聖歌隊) ハンス=クリストフ・ラーデマン (指揮) カタリーナ・ コンラーディ (ソプラノ) ユリアン・ハベルマン (テノール) トビアス・ベルント (バス) レコーディング 録音:2021年10月、ルートヴィヒスブルク
期待のバリトン、コンスタンティン・インゲンパスのデビュー・アルバムは、 ヴォルフ、リスト、ウルマン、マーラーを室内楽伴奏版で録音! ★期待のバリトン歌手コンスタンティン・インゲンパスのデビュー・アルバムは、ヴォルフ、リスト、ウルマン、マーラーの歌曲を室内楽伴奏版で録音しました。 ★インゲンパスはドイツ、オスナブリュック生まれ。ピアノとギターを習い、学生時代には合唱団やアンサンブルで歌い、様々なジャンルの音楽活動を続けてきました。デトモルト音楽大学ではゲルヒルト・ロンベルガーに師事。学士号を取得した後、カールスルーエ音楽大学でマニュエル・ランゲに師事し、歌曲解釈の修士号を取得しました。これまでに白井光子、トーマス・クヴァストホフ、吉原輝、ブリギッテ・ファスベンダーから薫陶を得ています。2020年10月にヒューゴ・ヴォルフ・アカデミーのリート国際コンクールで第1位を受賞しました。 ★このアルバムでは弦楽四重奏曲や室内オーケストラ版で録音。叙情性に満ちた歌唱が魅力のアルバムに仕上がりました。 収録情報 曲目・内容 「世界と夢」 1. ヴォルフ:ゲーテ詩集より「竪琴弾きの歌 I」 2. ヴォルフ:ゲーテ詩集より「竪琴弾きの歌 II 」 3. ヴォルフ:ゲーテ詩集より「竪琴弾きの歌 III 」 4. リスト:信頼 5. リスト:始めから望みもなく 6. リスト:静かに 7. リスト:ぼくの歌には毒がある 8. リスト:祈り 9. リスト:朝起きると僕は尋ねる 10. リスト:昼間のざわめきは鎮まり 11. ウルマン:人間とその日Op.47より第13曲「秋」 12. ウルマン:2つのトレスタンの歌 13. マーラー:さすらう若人の歌 アーティスト(演奏・出演) ジェルジ・メーサーロシュ (指揮) コンスタンティン・インゲンパス (バリトン) (4-12) アルミニオ四重奏団 (1-3,13) カンマーオーケストラ 【フランチェスカ・ヴァッカ (フルート、ピッコロ) 、ジグモント・カラ (クラリネット) 、トーマス・ヴィピオール (ピアノ) 、セドリック・トラップマン (ハルモニウム) 、アユミ・オカムラ (シュラグベルク) 、ミンニャ・スパジック (チェロ) 、ニコラウス・フランツ (コントラバス) 】 レコーディング 録音:2021年3月29日、2021年5月2日/聖ヤコブ修道院、マリエンミュンスター・コンサート・ホール、マリエンミュンスター、 (ドイツ)
波多野睦美の「ソネット」レーベル第7弾! バンドネオンの北村聡とコントラバスの田辺和弘を迎えた ピアソラ ガルデル パーセル 時を飛ぶバンドネオンと声の共演! 呼吸する楽器 バンドネオン 声と楽器の2つの息づかいが あらゆるボーダーを超える ★波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の7枚目のアルバム「想いの届く日」El dia que me quieras。今回は日本屈指のバンドネオン奏者北村 聡との共演。そしてクラシック、アルゼンチンタンゴ、即興演奏などで活動するコントラバス奏者田辺和弘も参加するという、なんともボーダレスな内容となっています。 ★収録曲は、パーセル《ソリチュード》、カルロス・ガルデル《想いの届く日》、リチャード・ロジャーズ《私のお気に入り》、アストル・ピアソラ《オブリビオン》、アリエル・ラミレス《アルフォンシーナと海》、ホセ・ラカジェ《アマポーラ》、フランシス・プーランク《愛の小径》など、これまで波多野自身が好んで歌ってきた楽曲を、バンドネオンとのアレンジで新たな魅力たっぷりにお届けします。 波多野睦美 (歌) Mutsumi Hatano ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー後、受難曲、オラトリオなどのソリストとして寺神戸亮、鈴木雅明、C.ホグウッド指揮ほか、多くのバロックオーケストラと共演。バロックオペラでも深い表現力で注目される。現代の作品にも作曲家から厚い信頼を得て取り組み、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ『ポポイ』、水戸芸術館『高橋悠治の肖像』、サントリーホール『作曲家の個展 2013権代敦彦』、サマーフェスティバル2016『ジャック・ボディ/死と欲望の歌とダンス』ほかに出演。『歌曲の変容』シリーズを2005年から王子ホールで続け、古楽から現代にいたる独自の歌曲プログラムを開拓。NHK『ニューイヤーオペラコンサート』『名曲アルバム』『BS クラシック倶楽部』『題名のない音楽会』などに出演。CDは古楽器との共演による『イタリア歌曲集』 (レコード芸術特選盤) などのほか、高橋悠治 (作曲/ピアノ) との『ねむれない夜』、シューベルト『冬の旅』、栃尾克樹 (バリトンサックス) とのトリオによる『風ぐるま』、大萩康司 (ギター) との『コーリング・ユー』『プラテーロとわたし』など多数。自身の訳詞と山本容子の版画によ る詩画集『プラテーロとわたし』を発表。 北村聡 (バンドネオン) Satoshi Kitamura 関西大学在学中にバンドネオンに出合い、小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国のフェスティバルに出演。2011年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。2014年、東京オペラシティ リサイタルシリーズ B → Cに出演。2021年、ピアソラ作曲《シンフォニア・ブエノスアイレス》の日本初演に参加。これまでに鈴木大介、舘野泉、川井郁子、EGO-WRAPPIN’、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。NHK『青天を衝け』、映画『マスカレード・ナイト』をはじめさまざまな録音に参加している。喜多直毅クアルテット、クアトロシエントス、三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza など数多くの楽団に参加、活動中。 収録情報 曲目・内容 「想いの届く日」El dia que me quieras 1. 想いの届く日 (ガルデル) 2. 私のお気に入り (ロジャース) 3. ソリチュード (パーセル) *with contrabass 4. もしもまだ (ピアソラ) 5. 私はマリア (ピアソラ / 編曲:エスティガリビア *with contrabass 6. オブリビオン (ピアソラ) *with contrabass 7. 首の差で (ガルデル) *bandoneon solo 8. 夏のクリスマス (ラミレス) 9. アルフォンシーナと海 (ラミレス / 編曲:スエッ) 10. 薔薇と柳 (グアスタビーノ ) 11. アマポーラ (ラカジェ) 12. 愛の小径 (プーランク) 13. クロリスに (アーン) A Chloris (Reynard Hahn) *with contrabass 14. もし?ニューシネマパラダイス (モリコーネ) 15. ククルクク・パロマ (メンデス) アーティスト(演奏・出演) 波多野睦美 (歌) 北村 聡 (バンドネオン) 田辺和弘 ( コントラバス) Track 3, 5, 6, 13 レコーディング 録音:2022年4月13-15日浦安音楽ホール (千葉)
名ソプラノ、ルビー・ヒューズが コロナ禍、困難な時代への希望のメッセージを歌と弦楽四重奏で表現! ★SACDハイブリッド盤。イギリスのソプラノ歌手ルビー・ヒューズは『愛と喪失のヒロインたち』 (BIS SA-2248) 、『クリュタイムネストラ』 (BIS SA-2408) 、『エコー』 (BIS SA-2568) と3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。新作の『わが人生の終わり (End of My Days) 』もこれまでと同じく「コンセプト」をもつアルバムとして作られています。「ビリティスの旅が、ほんとうに興味深い」とルビー・ヒューズが言うドビュッシーの《ビリティスの3つの歌》、ラヴェルの《2つのヘブライの歌》から追悼の歌〈カッディーシュ〉、マーラーが『復活』交響曲の楽章にした《原光》……「死ぬと何が起こるか?」 (ヒューズ) と、よく知られ親しまれている歌が「死と生、無言と途絶、愛と希望」をテーマにした文脈の中でどう息づくか。 ★アルバムのインスピレーションは、2020年の春、マンチェスター・コレクティヴとの初めてのコラボレーションが決まったことから生まれたといいます。COVID-19パンデミックのロックダウン下、限りある生命や孤立という問題をつきつけられた人々を支えるため、アーティストとして何ができるか。後悔することなく死を受け入れる生を謳う自作の詩にエロリン・ウォレンが作曲した《End of My Days (わが人生の終わり) 》が、タイトルにとられました。 ★ブライアン・エライアスが、ノースハンプトンの精神病院に送られたジョン・クレア (1793-1864) の自然詩に作曲した《緑の谷で会おう》。アルフレッド・エドワード・ハウスマンの『シュロプシャーの若者 (A Shropshire Lad) 』の詩によるヴォーン・ウィリアムズの《牧場にそって》。正教の精神性に惹かれていたというジョン・タヴナーが、ソ連の反体制詩人アンナ・アフマートヴァ (1889-1966) の詩をテクストに使った歌曲集から〈ダンテ〉〈ボリス・パステルナーク〉と短い〈クプレ〉。ダウランドのリュート伴奏の歌曲をイギリスの作曲家デイヴィッド・ブルースが、「声と弦楽四重奏」のために編曲した〈行け、透き通った涙よ〉と〈あふれよ、わが涙〉。「わたしは、平和をあなたがたに残し……」という『ヨハネによる福音書』の一節を使い、ヒューズとマンチェスター・コレクティヴの委嘱で作曲されましたデボラ・プリチャードの《平和》。 ★「オレンジを食べる感覚」を曲にしたキャロライン・ショーの《バレンシア》と北ヨーロッパ最古の現存するメロディのひとつとされるシェトランド民謡の《一日の夜明け (Da Day Dawn) 》の2つの弦楽四重奏の曲が間奏として挟まれます。 ★弦楽四重奏団「マンチェスター・コレクティヴ Manchester Collective」は、2016年、アダム・サボ (CEO芸術監督) とラキ・シング (音楽監督、第1ヴァイオリン) により結成されました。ドナルド・グラントの第2ヴァイオリン、ルース・ギブソンのヴィオラ、マリー・ビトロクのチェロ。実験的なプログラムと多彩なジャンルのアーティストとのコラボレーションで知られるグループです。 収録情報 曲目・内容 『わが人生の終わり (End of My Days) 』 ●ブライアン・エライアス (1948-) :「緑の谷で会おう (Meet Me in the Green Glen) 」〜ソロ・ヴォイスのための (2009) (ジョン・クレアの詩) ●キャロライン・ショー (1982-) :「バレンシア (Valencia) 」〜弦楽四重奏のための (2012) ●レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958) :「牧場にそって (Along the Field) 」 (1927) (A・E・ハウスマンの詩) ●ジョン・タヴナー (1944-2013) :《アフマートヴァ歌曲集 (Akhmatova Songs) 》 (1993) (アンナ・アフマートヴァの詩) から「ダンテ (Dante) 」、「ボリス・パステルナーク (Boris Pasternak) 」、「クプレ (Couplet) 」 ●ジョン・ダウランド (c.1563-1626) (デイヴィッド・ブルース (1970-) 編曲) :2つのダウランドの哀歌 (2011) 【「行け、透き通った涙よ (Go Crystal Tears) 」、「あふれよ、わが涙 (Flow My Tears) 」】 (作者不詳の詩) ●伝承曲 (ドナルド・グラント編曲) :「Da Day Dawn (一日の夜明け) 」〜弦楽四重奏のための ●モーリス・ラヴェル (1875-1937) (サイモン・パーキン (1956-) 編曲) :《2つのヘブライの歌 (Deux melodies hebraiques) 》から「カッディーシュ (Kaddisch) 」 (1914) (伝承詩) ●エロリン・ウォレン (1958-) :「わが人生の終わり (End of My Days) 」 (1994) (エロリン・ウォレンの詩) ●クロード・ドビュッシー (1862-1918) (ジェイク・ヘギー (1961-) 編曲) :《ビリティスの3つの歌 (Trois chansons de Bilitis) 》 FL 97 (1897) 【「パンの笛 (La flute de Pan) 」、「髪 (La chevelure) 」、「ナイアードの墓 (Le tombeau des naiades) 」】 (ピエール・ルイスの詩) ●グスタフ・マーラー (1860-1911) (マンチェスター・コレクティヴ編曲) :《子供の不思議な角笛 (Des Knaben Wunderhorn) 》 (1888-94) から「原光 (Urlicht) 」 (作者不詳の詩) ●デボラ・プリチャード (1977-) :平和 (Peace) (『ヨハネによる福音書』 (キング・ジェームズ版) 14章27節) アーティスト(演奏・出演) ルビー・ヒューズ (ソプラノ) マンチェスター・コレクティヴ【ラキ・シング (第1ヴァイオリン) 、ドナルド・グラント (第2ヴァイオリン) 、ルース・ギブソン (ヴィオラ) 、マリー・ビトロク (チェロ) 】 レコーディング 録音:2022年1月11〜13日/ストラーホール (マンチェスター、イングランド) 制作:マシュー・ベネット 録音エンジニア:デーヴ・ロウウェル
収録情報 曲目・内容 ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜 作曲:高橋悠治 ぼくは12 歳(1977)/詩:岡真史 (編曲:戸島美喜夫 1,2,3,4,6,10,11) 1.みちでバッタリ 2.太ようのつかい 3.夕ぐれ 4.ゴットン・ゴロン 5.へや/ちっこい家 6.小まどから 7.ねむれない夜 8.リンゴ 9.あらけずりに 10.ぼくはうちゅうじんだ 11.ひとり/ぼくはしなない 12.さらば佐原村(2010)/詩:辻まこと 13.バッハと歩哨(2013)/詩:アイヴァ・ガーニー 旅だちながら 森崎和江3 篇(2020)/詩:森崎和江 14.雨 15.笛 16.旅ゆくところ アーティスト(演奏・出演) 波多野睦美(歌) 高橋悠治(ピアノ) レコーディング 2020年6月15-17日、戸塚区民文化センター、さくらプラザ エンジニア:櫻井卓 ディレクター:野田智子商品番号 MHS-006 "波多野睦美の「ソネット」レーベル第6弾! 対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界 音楽のある場所で 人はひとりではない?高橋悠治" ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜 波多野睦美 高橋悠治 Sleepless Night Takahashi Yuji Song Book / Takahashi Yuji CD 国内プレス 日本語帯・解説付 発売日:2020年12月21日 レーベル:SONNET 対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界 ★波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の6枚目のアルバム『ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜』。日本を代表する作曲家・ピアニスト高橋悠治と古楽から現代の作品までを歌いこなすメゾソプラノの波多野睦美は、多くの作品で共演を重ねてきました。 ★このアルバムは、波多野睦美のために書かれた新作、森崎和江の詩集『ささ笛ひとつ』(2004)から3篇に曲をつけた「旅だちながら」や、1977年に書かれた「ぼくは12歳」など、詩人たちの言葉が時を超え、今この時に心に響く作品が収録されています。 ★「ぼくは12歳」は、1970年代、12歳で自ら命を絶った岡真史の詩集「ぼくは12歳」の11の詩に、高橋悠治が曲をつけた歌曲集。奄美の子供の歌や、朝鮮民謡にもとづいた画期的な作品集です。 ★「さらば佐原村」は、父は放浪のダダイスト辻潤、母は婦人解放運動家で作家の伊藤野枝で、自身は多くの画文と逸話を遺した辻まことの詩。マーラーの「大地の歌」の終曲「別れ」の変奏で2010年波多野睦美のために作曲されました。 ★作曲家として、また詩人として活躍したアイヴァー・ガーニーは戦場で吸い込んだ毒ガスにより健康を失い、その後半生を病院で過ごし、そこで作曲と作詩を続けました。戦場でバッハの前奏曲を思い出している歩哨を詠んだ「バッハと歩哨」を収録しています。 関連商品リンク MARCO-001
この上なく美しいハーモニー。 抒情性と豊かなシューベルトのミサ曲第5番を ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団が録音! ★ドイツ合唱界を代表する名指揮者フリーダー・ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団がシューベルトのミサ曲第5番を録音しました。 ★ミサ曲第5番 変イ長調 D.678はシューベルトがのこしたラテン語の6曲のミサの1曲。この作品は未完成交響曲と同時期に書かれており、いかにもシューベルトらしい抒情性と豊かな楽想を示し和声的にも対位法にも大きな意欲を感じせる、この上なく美しいハーモニーが魅力です。 ★シュトゥットガルト室内合唱団をバックにヨハンナ・ヴィンケル、エルヴィラ・ビル、フロリアン・シーヴェルズ、アルットゥ・カタヤという豪華なソリスト陣を迎えた当録音は、新たな名盤登場といえましょう! ★フリーダー・ベルニウス指揮、シュトゥットガルト室内合唱団は積極的な録音を続けており、ヘンスラー・レーベルからは「メンデルスゾーン:テ・デウム」 (HC-20034) 、「カンナビヒ:レクトラ」 (HC-20062) 、「バッハ一族のモテット集」 (HC-18014) などを発売しております。 収録情報 曲目・内容 シューベルト:ミサ曲第5番 変イ長調 D.678 アーティスト(演奏・出演) ヨハンナ・ヴィンケル (ソプラノ) エルヴィラ・ビル (アルト) フロリアン・シーヴェルズ (テノール) アルットゥ・カタヤ (バリトン) シュトゥットガルト室内合唱団 シュトゥットガルト・ホープカペレ フリーダー・ベルニウス (指揮) レコーディング セッション録音:2021年10月6-8日/シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール (ドイツ)
1986年テンシュテットによるシュトラウス! 初出!絶頂期のジェシー・ノーマンとの共演 大迫力の7つのヴェールの踊り!! ★LPOレーベルから、アーカイヴ録音のテンシュテット(1926-1998)が登場!病魔におかされながらもますます壮絶かつ誰をも黙らせるようなテンションの演奏を展開していた時期の1986年5月4日の演奏会ライヴ、オール・R.シュトラウスです。ジェシー・ノーマン(1945-2019)との共演はどれも初出。ノーマンは初来日(1985年)とほぼ同時期の、超充実の絶頂期に録音されたもの。圧倒的なパワーは、やはり彼女にしかなしえないもの。「サロメ」の抜粋も、「7つのヴェールの踊り」でのオケのものすごい爆発ぶりに驚きます。テンシュテットは歌があってもオーケストラを熱く鳴らし、ノーマンのパワー漲る歌唱がオーケストラの力を借りてより何倍もの迫力でせまります。この世のものとは思えない壮絶な大熱演となっています!!!R.シュトラウスの「町人貴族」は、初出ではありませんが、典雅さを存分に引き出しながら、軽妙な味わいとユーモアも加わった、巨匠の余裕が感じられる演奏で、ノーマンとの共演の演目とはまた違った一面が打ち出されているといえます。テンシュテットは1977年にLPOと初共演、1983年から首席指揮者・音楽監督に就任、98年に亡くなるまでその座にありました。彼のエネルギー、音楽性、感情のこもった音楽、そしてたぐいまれなる謙虚さが深く愛されていたことが、このライヴからあらためて強く感じられます。こうして1日の演奏会のライヴが1枚となって登場することにより、ライヴの感動と興奮を追体験できる、大迫力かつ貴重な1枚となっています!!!! 収録情報 曲目・内容 テンシュテット&ジェシー・ノーマンによるR.シュトラウス R.シュトラウス: ・5つの歌曲*【「ツィツィーリエ」op.27-2、「憩え、わが魂」op.27-1、「わが子に」op.37-3、「子守歌」op.41-1、「献呈」op.10】 ・組曲「町人貴族」op.60 ・楽劇「サロメ」op.54より〜7つのヴェールの踊り、「ああ、私に口づけさせようとはしなかった」*〜「私はまだ生きている」*〜「ああ!お前の唇に口づけした、ヨカナーン」* アーティスト(演奏・出演) ジェシー・ノーマン(ソプラノ)* ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(コンサートマスター:デイヴィッド・ノラン) クラウス・テンシュテット(指揮) レコーディング 録音:1986年5月4日、ロイヤル・フェスティバルホール(ライヴ)