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ケラスのソロの超絶技巧とカデンツァの圧巻の説得力!とてつもなくエレガントにして刺激的なC.P.E.バッハの作品集 ★ケラスによる、この上なくエレガントなC.P.E.バッハの登場。音楽への真摯な姿勢に貫かれた活動を展開しているチェリスト、ジャン=ギアン・ケラス。 明晰であいまいなところのない譜面の読み込みに裏打ちされたその音楽は、ますます冴えわたる精度と透明度を増し、ケラスがさらなる高みへと登っていることを感じさせます。共演は、アンサンブル・レゾナンツ。過去の偉大な作品から現代音楽まで、切れのある解釈で聴き手を魅了する18人の名手よる弦楽アンサンブルで、まさにケラスと絶好の相性の良さといえるでしょう。ケラスは2010-13年、アーティスト・イン・レジデンスを務めています(指揮のミナージは、2018-20年のアーティスト・イン・レジデンス)。 ★ここに収録された作品は、C.P.E.バッハのベルリン時代、もっとも充実していた頃に書かれたもの。特にチェロ協奏曲は、ソロ楽器は名手のために書かれた華々しいヴィルトゥオジティで、ソロ楽器とオーケストラが対等のものとして扱われ、両者間の対話も魅力です。イ短調の協奏曲は、第1楽章冒頭せきたてられたようなオーケストラの前奏の後、ケラスの奏でるチェロの入りがなんとも繊細かつエレガントで、きわめて印象的。その後のオーケストラとソロの美しいかけあいにぐいぐいと引き込まれます。終盤のカデンツァはケラスの真骨頂で、現代音楽かと思うような瞬間と超絶技巧にくぎ付けです。イ長調の協奏曲はC.P.E.バッハの作品の中でも名曲と名高いものですが、終楽章のジーグに倣った急速な楽章は、アンサンブル・レゾナンツの巧さとケラスの超絶技巧を堪能できます。2曲の協奏曲の間にはさまれた交響曲は、まさに疾風怒涛のきわみ。モーツァルト以前の交響曲はピリオド楽器で、というのがなんとなく定着している中、モダン楽器によるこのなんとも鮮やかな演奏は、C.P.E.バッハの音楽そのものの楽しさをあらためて存分に味わうことのできるものとなっています。 収録情報 曲目・内容 C.P.E. バッハ(1714-1788):チェロ協奏曲集 ・チェロ協奏曲 イ短調 H.432 (Wq 170) ・交響曲 ト長調 H.648 (Wq 173) ・チェロ協奏曲 イ長調 H.439 (Wq 172) アーティスト(演奏・出演) ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) リッカルド・ミナージ(指揮) アンサンブル・レゾナンツ レコーディング 録音:2017年6月27-29日、聖ニコライ教会、パリー・オーディオ・ハンブルクM
★SACDハイブリッド盤。鬼才イリア・グリンゴルツがロカテッリの《ヴァイオリンの技法》から3曲を録音!1733年に出版されたピエトロ・ロカテッリの代表作、独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための《ヴァイオリンの技法》Op.3は12曲のヴァイオリン協奏曲と24のカプリッチョ(随意)による各3楽章構成の作品。のちのパガニーニの24の奇想曲の先駆をなし、その美しい旋律と独奏ヴァイオリンの華麗な技巧が最大の魅力です。 ★注目はなんといってもグリンゴルツの圧倒的な技巧で聴くカプリッチョ。第11番 イ長調の第3楽章ではなんと第17ポジションまで到達する驚きの高音部まで演奏。確固たる技術を武器にグリンゴルツは流麗に奏でます。フィンランド・バロック管弦楽団との対話も実に見事でアンサンブルを楽しみながら優美に演奏しております。 ★イリア・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して一躍世界的に有名になりました。その後、パガニーニの協奏曲第1番でCDデビュー(BIS 999)し注目を集め、以後バロックから現代まで幅広いレパートリーを、BISレーベルをはじめとする様々なレーベルから積極的なリリースを続けているヴァイオリニストです。当録音では1770年ごろに制作されたフェルディナンド・ガリアーノの名器を使用。温もり感じる艶やかな音色が魅力です。 【曲目・内容】 ロカテッリ(1695-1764):《ヴァイオリンの技法》Op.3より 1.ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3-9 2.ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3-11 3.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12 【アーティスト(演奏・出演)】 イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン&指揮) [ヴァイオリン:フェルディナンド・ガリアーノ(1770年頃制作)、弓:ルイス・エミリオ・ロドリゲス制作)] ガット弦使用(A'=430Hz) フィンランド・バロック管弦楽団 【レコーディング】 セッション録音:2019年1月/ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド)
BISレーベルより大型新人デビュー カール・ニールセン国際コンクールの覇者、ユーハン・ダーレネが チャイコフスキーとバーバーのヴァイオリン協奏曲を録音!!! ★SACDハイブリッド盤。スウェーデンのBISレーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏はこれまでエフゲニー・スドビン、アレクサンドル・カントロフなど数多くの若き才能を見出してきました。今回はバール氏大推薦のヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネが堂々のデビュー録音をリリースいたします!バール氏はダーレネが9歳の時からその才能に注目していたという逸材です。 ★ユーハン・ダーレネは、2000年スウェーデンのノルショーピングに生まれました。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロの交響楽団と共演しました。王立ストックホルム音楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスタークラスに参加しています。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちの共演でリサイタルに出演。2018年には「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、レイフ・オヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わりました。 ★デンマークのオーゼンセで行われたカール・ニールセン国際コンクール、2019年ヴァイオリン部門で第1位。2020年/2021年のシーズン、スウェーデン放送交響楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めることが決まっています。彼の弾くヴィオリンは、1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウス。オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された楽器です。 ★ダーレネのBISレーベルへの初めての録音に選んだ作品はチャイコフスキーとバーバーのヴァイオリン協奏曲です!サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲は、母校、カーティス音楽学校の理事だったサミュエル・フェルスの委嘱で作曲された作品です。1939年の夏、ジャン・カルロ・メノッティと一緒に旅したスイスで「アレグロ」と「アンダンテ」の2つの楽章を作曲。帰国後、初演者として予定されていたブリセッリから「ヴィルトゥオーゾ性に欠ける」という不満が寄せられたため、「無窮動のプレスト (Presto in moto peerpetuo) 」の第3楽章を追加しました。ハーバート・ボーメルとフリッツ・ライナー指揮カーティス音楽学校のオーケストラが私的初演した後、アルバート・スポールディングがユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の共演で初演。バーバーの音楽を代表する作品のひとつとされています。ダーレネは抜群のテクニックと10代とは思えないほどの堂々たる演奏を披露しております。 ★ユーハン・ダーレネが、2018年/2019年シーズン、「アーティスト・イン・レジデンス」として共演したノルショーピング交響楽団は、1912年に設立され、ヘルベルト・ブロムシュテット、オッコ・カム、広上淳一、オーレ・クリスチャン・ルード、リュー・チャーたちが首席指揮者を務め、スウェーデンを代表するオーケストラのひとつと呼ばれるようになりました。『《ハウス・オブ・カード》交響曲』 (KKC-4144/5) などの多くのアルバムをBISレーベルに録音しています。 ★指揮者のダニエル・ブレンドゥルフ (1981-) は、ストックホルム県ハーニンゲ生まれ。トゥールレイフ・テデーンとハインリヒ・シフにチェロを学び、2005年、ヨルマ・パヌラの勧めで指揮を始めました。マルメ交響楽団とスウェーデン放送交響楽団を指揮したブリッタ・ビューストレムの作品集『見えざる都市』が代表的アルバムです。現在、ダーラナ・シンフォニエッタの首席指揮者を務めています。スウェーデンの音楽家たちが共感を寄せるバーバーの音楽。木々の紅葉が青空に映えるアメリカ東海岸の抒情とも異なる、みずみずしい若葉のような抒情が薫ります。 収録情報 曲目・内容 1. チャイコフスキー (1840-1893) : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (1878) 2. バーバー (1910-1981) : ヴァイオリン協奏曲 Op.14 (1939) アーティスト(演奏・出演) ユーハン・ダーレネ (ヴァイオリン) ノルショーピング交響楽団 ダニエル・ブレンドゥルフ (指揮) レコーディング セッション録音 : 2019年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール (ノルショーピング、スウェーデン) 制作・録音 : イェンス・ブラウン
強烈なエネルギーのエキゾチックな色彩に満ちたチェロ協奏曲の系譜 ★三世代にわたるアルメニア人作曲家のチェロ協奏曲を、すべて同郷の演奏家が披露した熱い思いあふれるアルバム。ハチャトゥリヤンは第2次世界大戦後1946年の作で、辛い時代を反映してか内省的で、ヴァイオリンやピアノの協奏曲のような強烈さには欠けるものの、真摯な情熱が心を打ちます。 ★もともとハチャトゥリヤンはチェロを学んでいたこともあり、チェロの機能と効果を熟知していたため、非常に難しいテクニックが要求されます。シャウシヤンは歌心も満点で曲の魅力を再認識させてくれます。 ★ロストロポーヴィチに捧げられたババジャニヤンの協奏曲は1962年の作ですが、実際は1950年代後半に巨匠と会ったときから発想していたとされます。ハチャトゥリヤン以上にアルメニアの民族色が直接的で魅力的です。 ★同地で活動するペトロシヤンは1973年生まれ。パリで教育を受け、考古学者としても活躍しています。タイトルの「8.4」は創世記第8章4節、ノアの箱舟がアルメニアのアララト山にたどり着く場を表しています。ビザンツおよびアルメニアの典礼音楽を素材に第1楽章で大アララト山を、第2楽章は小アララト山を描いているとされます。 ★2000年以来エドゥアルド・トプチヤンが音楽監督を務めるアルメニア国立フィル。技術はもとよりアルメニア独特のリズムとエネルギーに惹きつけされます。 収録情報 曲目・内容 アルメニアのチェロ協奏曲 1. ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲ホ短調 2. ババジャニヤン:チェロ協奏曲 3. ペトロシヤン:チェロ協奏曲「8.4」 アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・シャウシヤン (チェロ) エドゥアルド・トプチヤン (指揮) アルメニア国立フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:2022年1月24-27日 (1,2) 、3月19-20日 (3) /アラム・ハチャトゥリヤン・ホール (エレヴァン、アルメニア)
2007年ルール・ピアノフェスティバル・ライヴ バレンボイム2度目の弾き振りによる ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲 新装丁で再発売! ★2022年11月15日に80歳を迎えるダニエル・バレンボイム (1942〜) 。現在は体調不良で音楽活動を一時休止していますが、現代クラシック界を代表する世界最高の巨匠として君臨しています。本作は、2007年5月21日から23日にかけてボッフムのヤールフンデルトハレおこなわれた「ルール・ピアノフェスティヴァル」でのコンサートのライヴ映像。「ルール」といえば、ドイツ屈指の工業地帯として知られていますが、そのルール地方で毎年行われるこのピアノ・フェスティヴァルはドイツでも最大級の音楽祭。世界のピアニストが定期的に集まる出会いの場です。第1回の開催セレモニーではポリーニが登場、すでに有名になったプロだけでなく、豊かな才能を持った若手の登竜門にもなっており、今年の目玉は、バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲サイクルでした。バレンボイムは若い頃にクレンペラーの指揮で全集を録音しており、その後、自身は指揮をしてルービンシュタインのソロで全集を録音、さらに後年、ベルリン・フィルを弾き振りして全集を録音といった具合ですでに3度全集に関わっています。当録音では手兵シュターツカペレ・ベルリンを弾き振りということで、パワフルかつ、味わい深い演奏を聴かせてくれています。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン ・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品 15 ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品 19 ・ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品 37 ・ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品 58 ・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品 73『皇帝』 アーティスト(演奏・出演) シュターツカペレ・ベルリン ダニエル・バレンボイム (ピアノ、指揮) レコーディング 収録:2007年5月、ルール・ピアノフェスティヴァル (ライヴ)
LP完全初出・貴重音源! 伝説のコンマスが遺した歴史的名演の数々 シュヴァルベとコルベルクの協奏曲録音! ★Meloclassicレーベルからリリースされた貴重音源を初LP化。LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上でLP化しております。 ★カラヤンに抜擢され帝王の右腕として数々の名演を彩ったシュヴァルベ。ゴールドベルクの後任としてフルトヴェングラー時代を生き、セルにも物怖じしない信念で自身の音楽を貫いたコルベルク。ベルリン・フィルの伝説的コンサートマスターであるふたりの超貴重な協奏曲録音を初LP化。 ★シュヴァルベの輝かしい音が堪能できる3曲の協奏曲はどれも絶品。シューリヒトの伴奏に乗ったコルベルクの薫り高い音色も魅力的です。 収録情報 曲目・内容 ベルリン・フィル 伝説のコンサートマスター 第2集 シュヴァルベとコルベルク 協奏曲編 ミシェル・シュヴァルベ (ヴァイオリン) [LP1-A] 1. ラロ:スペイン交響曲 Op. 21 [LP1-B] 2. グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 Op. 82 [LP2-A] 3. サン= サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 Op. 61 フーゴー・コルベルク (ヴァイオリン) [LP2-B] 4. シュポア:ヴァイオリン協奏曲第9番「劇唱形式で」 Op. 55 アーティスト(演奏・出演) 1. ルドルフ・ミヘル (指揮) ザールブリュッケン放送交響楽団 2. マリオ・ロッシ (指揮) ケルン放送交響楽団 3. ハンス・シュミット=イッセルシュテット (指揮) ハンブルク北ドイツ放送交響楽団 4. カール・シューリヒト (指揮) シュトゥットガルト放送交響楽団 レコーディング 1. 1964年5月23日ザールブリュッケン/ ハールベルク放送会館・スタジオ録音 2. 1962年2月19日ケルン放送ゼンデザール・スタジオ録音 3. 1965年10月20日ハノーヴァー / 北ドイツ放送ゼンデザール・ライヴ録音 4. 1958年4月11日シュトゥットガルト / ヴィラ・ベルク・スタジオ録音
クーレンカンプの亡命先スイスでのブルッフ、 ブラームス・ドッペルの名録音 ★クーレンカンプは大戦末期にスイスに亡命し戦後もそこを拠点としました。新興のDeccaは当時同じようにスイスに移っていたシューリヒトと組んだ録音を2つ残しています。中でもチェロのマイナルディと組んだブラームスの二重協奏曲は貴重な録音です。録音もDeccaの優秀録音を思い出させるものです。またレーガーのアンダンテ・ソステヌートは、ブラームスの協奏曲 (OPK2091) の最後の面の穴埋め用に録音されたものですが、Tully Potter氏はクーレンカンプの最高の演奏と絶賛しており、氏のリクエストで含んだものです。 収録情報 曲目・内容 クーレンカンプ 協奏曲録音 Vol.5 1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品 26 2. ブラームス:二重協奏曲 ニ長調 作品 77 3. レーガー:無伴奏ソナタ イ短調 Op 91-1 よりアンダンテ・ソステヌート アーティスト(演奏・出演) ゲオルク・クーレンカンプ (ヴァイオリン) 1. カール・シューリヒト (指揮) 、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 2. エンリコ・マイナルディ (チェロ) 、カール・シューリヒト (指揮) 、スイス・ロマンド管弦楽団 レコーディング 1. 1947年 2. 1947年 3. 1937年 原盤:英 Decca SP, 独 -Telefunken SP (レーガー)
現代フィンランドを代表する作曲家 カレヴィ・アホの協奏的作品集! ★SACDハイブリッド盤。リコーダー、テナー・サクソフォーン、アコーディオンを主役にした協奏的作品は、ほとんどなく、ごくまれにしか作られていないようです。フィンランドの作曲家カレヴィ・アホは、大胆なことに挑む器楽奏者たちと出会う機会が多く、彼らの楽器と演奏から刺激を受け、「まれ」な楽器の協奏曲をさまざまに手がけてきました。 ★《リコーダーと室内管弦楽のための協奏曲》は、1楽章の作品です。「ミステリオーゾ」に始まり最後の〈コーダ〉まで、テンポがさまざまに変化。バス・リコーダーからソプラニーノまで、ソリストが4種類のリコーダーを持ち替え、「リコーダーの黄金時代へのフラッシュバック」といわれるヴィルトゥオーゾ的要素のある音楽を展開していきます。2021年9月3日、エーロ・サウナマキのソロ、エルッキ・ラソンパロ指揮のサイマー・シンフォニエッタによって初演されました。 ★《テナー・サクソフォーンと小管弦楽のための協奏曲》も1楽章で書かれています。「メスト (悲しげに) - 間奏I - ヴィヴァチッシモ、レッジェーロ (勢いよく、軽く) - 間奏II - アンダンテ、ドレンテ (歩くような速さで、痛ましげに) - アレグロ・リトミコ (やや速くリズミカルに) - カデンツァ - エピローグ」。テナー・サクソフォーンの潜在能力がフルに探られ、オーケストラには東洋のゴブレット・ドラム「ダラブッカ」も使われています。2016年3月10日に行われた初演のソリスト、エサ・ピエティラが、この録音セッションに参加しました。 ★《アコーディオンと弦楽のための協奏的ソナタ (Sonata concertante) 》は、ヤンネ・ヴァルケアヨキの提案により、1984年の《アコーディオン・ソナタ第1番》を改作した作品です。「 (モルト・ルバートの) 前奏曲-パッサカリア」と「 (レッジェーロの) 前奏曲- (アンダンテ-ピウ・モッソ-レッジェーロの) フーガ」の2つの楽章で構成され、フランツ・リストの超絶技巧的作品に劣らない驚異的技巧が求められています。2021年7月8日、ヴァルケアヨキがソロを弾き、ラソンパロが聖ミケル弦楽オーケストラを指揮してミッケリで初演されました。 エーロ・サウナマキ ヘルシンキ芸術大学のシベリウス・アカデミーでリコーダーとサクソフォーンを学び、修士号を取得しました。ダン・ラウリンやクロード・ドラングルのマスタークラスに参加。フィンランド放送交響楽団のリコーダー・ソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行い、フィンランドとヨーロッパの作曲家の40曲を超す作品を初演しました。シベリウス・アカデミーでリコーダーを教え、「衛兵バンド (Kaartin soittokunta) 」のプレーヤーを務めています。 エサ・ピエティラ フィンランドのサクソフォーン奏者、作曲家。シベリウス・アカデミーのジャズ学部でサクソフォーンと作曲を学び、アメリカで私的に勉強をつづけました。「エサ・ピエタラ・トリオ」と「リバティ・シップ・カルテット」のリーダー。ジャンルを越えた活動を行い、エサ=ペッカ・サロネンやサントゥ=マティアス・ロウヴァリをはじめとする指揮者とも共演してきました。 ヤンネ・ヴァルケアヨキ フィンランドのアコーディオン奏者、指揮者。シベリウス・アカデミーとヴュルツブルク音楽大学で学びました。現代音楽に深くかかわり、マグヌス・リンドベリ、カレヴィ・アホ、アウリス・サッリネンたちのソロ作品と協奏曲の初演に携わってきました。マグヌス・リンドベリの『アコーディオンのための作品集』 (Neos) が代表的録音です。 サイマー・シンフォニエッタ 聖ミケル弦楽オーケストラ (ミッケリ市管弦楽団) とラッペーンランタ市管弦楽団という室内オーケストラ規模のアンサンブルふたつのコラボレーションにより、2006年にスタートしたオーケストラです。年に4回、編成の大きい管弦楽作品を演奏するコンサートをミッケリとラッペーンランタで行うようになりました。2023年にはオスカル・メリカントの歌劇《Elinan surma (エリナの死) 》を演奏。このカレヴィ・アホのアルバムが初めての商用録音です。 エルッキ・ラソンパロ 2007年にヨルマ・パヌラに招かれて指揮を学びました。シベリウス・アカデミーのヴァイオリン・クラスとレイフ・セーゲルスタムの指揮クラスに参加。アカデミーを最優等で卒業、ヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせました。この時に加わったポスティリオーネ弦楽四重奏団のメンバーとしての活動を今もつづけ、フィンランドのオーケストラとオペラ・カンパニー、ヨーテボリ交響楽団、アイスランド交響楽団、シンフォニエッタ・クラコヴィアなど客演して評価されました。聖ミケル弦楽オーケストラの首席指揮者とラッペーンランタ市管弦楽団の芸術監督、タピオラとヴィヴォのユース・オーケストラの首席指揮者を務めています。 収録情報 曲目・内容 カレヴィ・アホ (1949-) : 1. リコーダーと室内管弦楽のための協奏曲 (2020) 2. テナー・サクソフォーンと小管弦楽のための協奏曲 (2015) 3. アコーディオンと弦楽のための協奏的ソナタ (1984/2019) アーティスト(演奏・出演) 1. エーロ・サウナマキ (リコーダー) 2. エサ・ピエティラ (テナー・サクソフォーン) 3. ヤンネ・ヴァルケアヨキ (アコーディオン) サイマー・シンフォニエッタ、エルッキ・ラソンパロ (指揮) [楽器 Sopranino recorder in F : Kung (model : Superio) , Eagle alto recorder in F : Adriana Breukink, Alto recorder in F : Thomas M. Prescott/Nikolaj Ronimus, Bass recorder in F : Yamaha moder YRB-61/Tenor saxophone : Selmer MK VI 1958/Accordion : Pigini Nova, No.97] レコーディング 録音:2022年4月19〜22日、9月19&20日/ミカエリ・コンサート&コングレス・ホール (ミッケリ、フィンランド) 制作:マルティン・ナゴルニ 録音エンジニア:クリスティアン・シュタルケ
収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版) アーティスト(演奏・出演) イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」) ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ1696年) アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより 三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション) フライブルク・バロック・オーケストラ パブロ・エラス=カサド(指揮) レコーディング 録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン 選べる「冬の福袋」 WINTER HAPPY BAG 福袋2022 対象商品 対象商品を2点選んで、3,980円チケットと合わせて購入するだけ! 商品名に【CD2点で3,980円】と記載のある商品が対象になります。 *商品名に記載がない商品は対象外です。 ★★★キャンペーン会場はこちら【3,980円福袋】 【3,980円福袋】キャンペーンチケット(クーポンページ)はこちら 【10,000円福袋】キャンペーン会場はこちら商品番号 KKC-6332 "ファウスト、ケラス、メルニコフ そしてエラス=カサド&フライブルク・バロック・オーケストラ 現代最高峰のメンバーによるベートーヴェンのトリプル・コンチェルト" ベートーヴェン:三重協奏曲/ファウスト、ケラス、メルニコフ、エラス=カサド、FBO イザベル・ファウストジャン=ギアン・ケラスアレクサンドル・メルニコフ BEETHOVEN :Triple Concerto / Isabelle Faust, Jean-Guihen Queyras,Alexander Melnikov, Freiburger Barockorchester,Pablo Heras-Casado CD 国内仕様 日本語帯・解説付 発売日:2021年3月11日 レーベル:HARMONIA MUNDI,FRANCE 現代最高峰のメンバーによるトリプル・コンチェルト ★ハルモニアムンディのベートーヴェン生誕250周年である2020年から没後200年となる2027年に向けた録音企画シリーズから大型新譜がリリースされます。 ★ファウスト、ケラス、メルニコフ、そして2020年度のレコード・アカデミー賞大賞受賞したエラス=カサド、フライブルク・バロック・オーケストラによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。 ★三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。 ★そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。 関連商品リンク HMM-902655 KKC-6234
アルゲリッチが惚れ込んだ幻のピアニスト、待望のLP化! 超貴重ギュラーのコンチェルト録音! ★TAHRAレーベルの音源をALTUSがライセンスし、LP用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化。ヨウラ・ギュラーの貴重な協奏曲録音がLPでお楽しみ頂けます。 ★収録曲はベートーヴェンの4番とショパンの2番。どちらも天才ギュラーの繊細さと豪快さがよく活かされています。勢いに乗ってときに豪放磊落なまでの爽快な弾きっぷりを聴かせるギュラーですが、たまに見せる繊細な表情もまた素晴らしく、ショパン2楽章での最弱音による愛の歌には心が揺さぶられます。天才ほとばしるソリストに対し、フランス音楽界の礎を築いた巨匠アンゲルブレシュトと自ら創設したフランス国立放送管の名コンビが好サポートを見せ、音楽のレベルをさらに一段と高めています。 収録情報 曲目・内容 ヨウラ・ギュラーの至芸 協奏曲編 第1集 [LP1] ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) [LP2] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) アーティスト(演奏・出演) ヨウラ・ギュラー (ピアノ) デジレ=エミール・アンゲルブレシュト (指揮) フランス国立放送管弦楽団 レコーディング 録音:[LP1] 1959年6月21日、[LP2] 1958年5月15日 (いずれもライヴ)
ヴィヴァルディが当時最高峰の奏者に捧げた ヴァイオリン協奏曲集! ビオンディXエウローパ・ガランテの自由自在な演奏! ★ヴィヴァルディ・エディション最新刊は、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるヴァイオリン協奏曲集!ヴィヴァルディ・エディション全体としては第71巻目となり、シリーズ中のヴァイオリン協奏曲としては11枚目となります。今回の演目は、18世紀初頭の最も有名な演奏家の一人、アンナ・マリアの名を冠したヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディが40年間教鞭を執ったピエタ教会出身の神童であり、卓越した演奏家であったアンナ・マリア (1696-1782) は、優れたヴァイオリニストであると同時に、ヴィオラ・ダモーレ、テオルボ、チェンバロ、チェロ、リュート、マンドリンにも長けていました。彼女の名声はヨーロッパ中にとどろいており、ヴィヴァルディが彼女に献呈した作品はRV 286 (聖ロレンツォの祝日のために) やRV 581, 582 (聖母被昇天の祝日のために) など、数多くの作品を献呈、ないし彼女のために書いたと考えられています。ここでは1710年から1720年代にかけて作曲された6曲を収録。独奏ヴァイオリン+弦楽 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ) にアーチリュートとチェンバロという編成で、時に茶目っ気たっぷりに、時に重厚な雰囲気でと、自由自在に表情や雰囲気を変えて演奏しています。協奏曲RV179aのラルゴでは、アンナ・マリア自身による豊かな装飾が施されたヴァージョンも収録しています。ヴィヴァルディを熟知しているビオンディと、エウローパ・ガランテが、真骨頂を発揮しています。 収録情報 曲目・内容 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI ~アンナ・マリアに捧ぐ~ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 229、変ロ長調 RV 363 (Il corneto da posta/ポストホルン) 、ニ長調 RV 207、変ホ長調 RV 260、ハ長調 RV 179a、変ホ長調 RV 261、ラルゴ (RV 179aより〜オリジナルの装飾音で演奏) アーティスト(演奏・出演) ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン、指揮) エウローパ・ガランテ レコーディング 録音:2020年10月9-13日、イタリア
世界初録音の作品も収録! ベルリン・フィル第1ソロ・チェリストのドルプレールが ベルリン・バロック・ゾリステンとともに C.F.アーベルの協奏曲を録音! ★ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1ソロ・チェリスト、ブリュノ・ドルプレールがベルリン・バロック・ゾリステンとともに世界初録音を含むカール・フリードリヒ・アーベル (1723-1787) の協奏曲を録音しました! ★アーベルの父クリスティアン・フェルディナンドはJ.S.バッハが楽長を務めていた時代のケーテン宮廷楽団の首席ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェロ奏者として活躍した演奏家でした。またカール・フリードリヒはバッハの推薦で、ドレスデンのヨハン・アドルフ・ハッセの宮廷楽団に入団することができた、バッハとゆかりのある演奏家です。アーベルはヨハン・クリスティアン・バッハとともにロンドンにて「バッハ=アーベル・コンサート」を開催したことでも知られます。当アルバムでは世界初録音を含むチェロと弦楽のための協奏曲を収録。同時代に生きた音楽から多くを吸収したことのわかる、煌びやかで優雅な作品が実に魅力的です。 収録情報 曲目・内容 カール・フリードリヒ・アーベル (1723-1787) : 1. 協奏曲 ハ長調 WKO 60〜チェロ独奏、2本のオーボエ、2本のホルン、弦楽と通奏低音のための (1782) (I. アレグロ・マエストーソ/II. アダージョ・マ・ノン・トロッポ/IIIa. アレグロ/IIIb. ロンドー−テンポ・ディ・メヌエット*) 2. 協奏交響曲 変ロ長調 WKO42?オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、2本のオーボエ、2本のホルン、弦楽と通奏低音のための (1775) (I. アレグロ/II. アダージョ/III. アレグロ・マ・ノン・トロッポ) * 3. 協奏交響曲 ニ長調 WKO43?オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、2本のオーボエ、2本のホルン、弦楽と通奏低音のための (1782) (I. アレグロ・マ・ノン・トロッポ/II. アダージョ・マ・ノン・タント/III. アレグロ) * 4. 協奏曲 変ロ長調 WKO 52〜チェロ独奏、弦楽と通奏低音のための (1755-1759) (I. モデラート/II. アダージョ・マ・ノン・トロッポ/III. アレグロ) *=世界初録音 アーティスト(演奏・出演) ブリュノ・ドルプレール (チェロ/マッテオ・ゴフリラー製作) ベルリン・バロック・ゾリステン (コンサートマスター、指揮) クシシュトフ・ポロネク 町田琴和、ドリアン・ジョジ、アレッサンドロ・カッポーネ (1,2,3) 、ヨハンナ・シュテムラー (4) (ヴァイオリン) ライマー・オルロフスキー、マリー・ラーダウアー=プランク、イン・チャン、ヤンクン・カク (1,2,3) 、エヴァ・マリア・トマジ (4) (ヴィオラ) ヴァルター・キュスナー、マシュー・ハンター (チェロ) ジョアン・バシュ、クレメンス・ヴァイゲル (ヴィオローネ) ウルリヒ・ヴォルフ (チェンバロ) ラファエル・アルパーマン (1,4) 、ゲルト・アメルング (2,3) (オーボエ) クリストフ・ハルトマン、ヒョンジュン・ソン (2,3) 、ヴィオラ・オルロフスキー (ファゴット) バルバラ・ケーリク (ホルン) ヨハネス・ラモトケ (1,2) 、シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ (3) 、アンドレイ・ジュスト A'=442Hzセッション レコーディング 録音:2022年1月17、18、21-23日/テルデックス・スタジオ (ベルリン)
★廃盤久しいTAHRAレーベルの音源をALTUSがライセンスし、最新リマスタリングを施した上で製品化。貴重なヒストリカル音源が蘇りました。 ★TAHRAから1タイトルのみ発売されていたマルツィの音源を復刻。どれも他では聴けない録音で、特にブラームスの第3ソナタは作品自体これが唯一の録音。マルツィの師フバイはこのソナタの初演者でもあるので、今や忘れられた作曲家直伝の演奏解釈が聴けると言ってよいでしょう。アントニエッティとの息の合ったアンサンブルも見事です。また、ふたつの協奏曲での濃密な表現にも大いに圧倒されます。ブラームスは残念ながら第1楽章が未収録ですが、第2楽章の美しい歌い回しと第3楽章の情熱的な推進力に聴きほれます。 ★第3楽章(ブラームスのソナタ)でのウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センチメント(やや急速に、そして感傷をもって)の指示について、ブラームスがいかに深い意味を込めたか???マルツィの演奏はいかにも物憂げに始まり、音色の明暗を揺らめかせながら微妙なダイナミクスを描いてゆく。そして最終ページのトランクィロ指示の解釈も独特だ。この部分、ブラームスの演奏解釈がクララ・シューマンの四女オイゲーニエによって書き残されている。彼女によると、ここでブラームスは大幅にテンポを落とし、「卵の上を歩くように」弾いたという。まさにこの演奏でも大幅にテンポが落とされ、アントニエッティは「卵の上を歩くように」弾いている!(板倉重雄氏による解説文より抜粋) 【曲目・内容】 ヨハンナ・マルツィの芸術 1. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108 2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 3. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77(第2・3楽章のみ) 【アーティスト(演奏・出演)】 ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン) ジャン・アントニエッティ(ピアノ)[track-1] ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)[track-2] 北西ドイツ放送交響楽団 オイゲン・ヨッフム(指揮)[track-3] バイエルン放送交響楽団 【レコーディング】 録音: [track-1] 1953年10月22日/フランクフルト [track-2] 1951年1月25日/ハンブルク [track-3] 1951年12月13・14日/ミュンヘン
ボエルマン、サン=サーンス、フォーレ、ラロ! 名手マルク・コッペイが故郷ストラスブールで奏でる 19世紀後半のフランスを代表するチェロとオーケストラのための作品集! ★丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のフランスのチェリスト、マルク・コッペイ。近年は独 auditeレーベルから積極的なリリースが続いております。当アルバムは19世紀後半のフランス人作曲家に焦点を当てたチェロとオーケストラのための作品集で、コッペイの故郷ストラスブールのオーケストラ、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はジョン・ネルソンとの共演です! ★「幼少のころからサル・エラスム(エラスムス・ホール)でストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いて育った私にとって、このレパートリーを当団と一緒に弾けることはこの上ない喜びです」と語るコッペイ。オルガニスト、作曲家のレオン・ボエルマン(1862-1897)のチェロと管弦楽のための交響的変奏曲にはじまり、フランスのチェロ協奏曲の最重要レパートリー、サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番、フォーレの名曲「悲歌」、スペイン情緒も魅力のラロのチェロ協奏曲、そしてサン=サーンスの「白鳥」という充実のプログラム!コッペイは大切に育んできたこれらの作品に思いを込め雄弁に演奏しております。なお当団のコンサートマスターは本田早美花です。本田は2016年より当団のコンサートマスターをつとめる傍らソリストとしても活躍。さまざまな「思い出」を美しく謳い上げたアルバム「Souvenirs 〜 スーヴェニール」(KKC-056)がレコード芸術特選盤となるなど今注目のヴァイオリニストです。 ★コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。 収録情報 曲目・内容 「フレンチ・チェロ」 1. ボエルマン:交響的変奏曲 Op.23〜チェロと管弦楽のための 2. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33 3. フォーレ:悲歌 Op.24 4. ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調 5. サン=サーンス:白鳥 アーティスト(演奏・出演) マルク・コッペイ(チェロ) ジョン・ネルソン(指揮) ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 本田早美花(コンサートマスター) レコーディング セッション録音:2021年4月20-23日/サル・エラスム、パレ・ド・ラ・ミュジク・エ・デ・コングレ(ストラスブール) レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 DISC1 ・ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15[37’51] 録音:2010年2月4日 ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19 [30’24] 録音:2010年2月10日 DISC2 ・ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37[37’41] 録音:2010年2月10日 ・ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58[35’46] 録音:2010年2月20日 DISC3 ・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73[39’41] 録音:2010年2月14日 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ) アーティスト(演奏・出演) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮) 内田光子(ピアノ)商品番号 KKC-6311 "遂にSACD Hybridでリリース! ラトル&内田光子のベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルス" ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/ ベルリン・フィル、ラトル、内田光子 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団サー・サイモン・ラトル内田光子 Beethoven: 5 piano concertos / Mistuko Uchida,Sir Simon Rattle,BERLINER PHILHARMONIKER 3SACD Hybrid 国内仕様 日本語帯・解説付 発売日:2020年11月21日 レーベル:BERLINER PHILHARMONIKER ラトル&内田光子のベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルス ★内田光子をソリストに迎え2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音のSACD Hybridをご案内いたします。 ★ラトルがベルリン・フィルの首席指揮者を務めていた16年間に、およそ30公演をともにした内田光子。この共演回数は、他のソリストと比べても多く、モーツァルト、ラヴェル、シューマン、メシアン、そして今回のベートーヴェンと定期的にかつ集中的に共演しています。内田光子は1984年にベルリン・フィル・デビューをして以来、オーケストラとも良好な関係を築き、2008/09年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスをはじめ、2013年にはフィルハーモニーの開館50周年を祝うガラ・コンサートでゲスト・ソリストとしても招かれています。 ★本盤は、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。 ★今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを“所有”したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを“所有”し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。 さらに内田光子は、この録音のリリースに際して、「この演奏には説得力があります。本番にしかない本物の生気があります。」と語っているように、この録音には演奏会の生の熱気が凝縮されています。 関連商品リンク KKC-9372
日本語解説書付 歴史あるオリジナル楽器アンサンブル、カペラ・サヴァリアが テレマンの二重&三重協奏曲を録音! ★ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。HUNGAROTONレーベルより積極的なリリースが続いておりますが当アルバムではテレマンを取り上げました。多作で知られるテレマン。ここでは2つまたは3つの独奏楽器のための協奏曲を録音しました。テレマンは複数の楽器を独奏させることで聴衆を楽しませる創意工夫をしており、ここに聴く協奏曲でもそれぞれの独奏楽器の個性が光ります。 ★当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体。これまでに数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなどその高水準の演奏には定評があります。カッロー率いる当団は極めて端正で硬派な演奏スタイルが特徴で溶け合うようなアンサンブルが魅力です。 収録情報 曲目・内容 テレマン: 1. リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e1 2. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 TWV 52:C2 3. 2つのヴィオラのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G3 4. フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e3 5. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G2「ダルムシュタット・コンチェルト」 6. 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 53:F1 アーティスト(演奏・出演) ジョルト・カッロー (指揮、 (2,4,5,6) ヴァイオリン、 (3) ヴィオラ) ラースロー・パウリク ( (2,5,6) ヴァイオリン) ダーニエル・パップ ( (6) ヴァイオリン) ガーボル・ラーツ ( (3) ヴィオラ) ガーボル・プレホファー ( (1) リコーダー) アンドレア・ベルタラン ( (1,4) フルート) カペラ・サヴァリア (オリジナル楽器使用 a'=415Hz) セッション レコーディング 録音:2020年8月20-22日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ (ハンガリー)
奇才マエストロと老舗オーケストラの邂逅 ショパン、リストの系譜を受け継ぐ 名ピアニストも加わって古典の佳き味わいが広がります ★ターラレーベルが力を入れてリリースしていた指揮者の一人、アーベントロート。その強烈に個性的な演奏が刻まれた名盤をALTUSがリマスター復刻いたしました。オリジナルは長らく廃盤であり、唯一無二の痛快な演奏に改めて向き合える貴重な1枚の登場です。★爆演指揮者のインパクトが強いアーベントロートですが、古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせます。いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。鑿で削り出した彫刻のような音響の『セレナータ・ノットゥルナ』では純度の高い力強さに心が打たれます。加えて、絶品の音色を聴かせるしなやかなコンチェルティーノも堪らぬ魅力となっています。ショパンの弟子に学んだ母からピアノの手ほどきを受け、リストの高弟ザウアーに学んだ名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた『戴冠式』では、さらにそれぞれの個性が互いを高めあう演奏となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていきます。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:1. セレナーデ第6番 ニ長調『セレナータ・ノットゥルナ』 K. 2392. ピアノ協奏曲第26番 ニ長調『戴冠式』 K. 537 アーティスト(演奏・出演) ステファン・アスケナーゼ(ピアノ[track-2])ヘルマン・アーベントロート(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン レコーディング 録音:1956年2月3日
★ジャン=ジャック・カントロフの子息であるピアニスト、アレクサンドル・カントロフ。デビュー盤のリストのピアノ協奏曲(BIS SA2100)は“リストの生まれ変わり” とフランスのレヴューで評され、ロシアの作曲家に焦点を当てた第2弾(KKC 5775 / BIS SA 2150)では、10代とは思えないほどの完成度と紛れもない個性をしめした演奏としてレコード芸術誌特選盤をはじめ各誌で話題となりました。期待の第3弾ではサン=サーンスのピアノ協奏曲第3番、第4番、第5番「エジプト風」を収録。共演は父ジャン=ジャック・カントロフ指揮、タピオラ・シンフォニエッタです。 ★2歳でピアノをはじめ、3歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5歳で作曲をはじめた神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯5曲を作曲し、いずれもサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が特徴の作品といえます。驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフは、余裕綽々ともいえるテクニックを武器に雄弁な語り口でサン=サーンスを華麗に歌い上げます。 ★1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。今後の活躍が最も期待されるピアニストのひとりです。 【曲目・内容】 サン=サーンス(1835-1921) ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29 ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44 ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.10「3エジプト風」 【アーティスト(演奏・出演)】 アレクサンドル・カントロフ(ピアノ;Steinway D) ジャン=ジャック・カントロフ(指揮) タピオラ・シンフォニエッタ 【レコーディング】 録音:2016年9月(4,5番)、 2018年1月&2月(3番)/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)
ハスキルの高貴な音色をSACDで堪能! 聴き応えある2曲を一夜で弾き切った至高のライヴ クリュイタンスの品格ある伴奏も絶妙にマッチ ★INA (フランス国立視聴覚研究所) 所有の貴重音源を新規マスタリングでSACD化!クリュイタンス&フランス国立放送管とクララ・ハスキルによって同日に演奏された協奏曲2題が高音質で楽しめます。 ★1曲目はモーツァルト。クリュイタンスの伴奏は激情と熱気がありながらも品格を損なわず、壮麗なハ短調の音響を打ち立てます。ハスキルは深みのある音色で美しく飛翔、その豊かな表現はどれも確固たる意志に裏打ちされたもので、実に論理的に音楽が展開されていきます。香り立つ木管とのアンサンブルも絶品です。2曲目ベートーヴェンも同様の特徴が挙げられますが、古典様式が拡大されていく楽曲のため更に自由な広がりと大胆さがプラスされます。それでいて芯のある高貴さに貫かれており、まさにこのコンビにしか成しえない堂々たる演奏となっています。 ★〈ハスキルの高貴で透明な音色が、ざわついた心をさっと静めてくれるような魅力に溢れている〉〈クリュイタンスの素晴らしい伴奏?悲劇的な響きと貴族的な色彩の万全なバランス?ともあいまった、有機的なコラボレーションも忘れがたい〉〜平林直哉氏の解説より 収録情報 曲目・内容 INA秘蔵音源・ハスキル&クリュイタンス・フランス国立管ライヴ モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品 58 アーティスト(演奏・出演) クララ・ハスキル (ピアノ) アンドレ・クリュイタンス (指揮) フランス国立放送管弦楽団 レコーディング ライヴ録音:1955年12月8日 (モノラル)
★スタジオ録音の良好な音質で堪能するティボーの至芸。高いピッチで張りのある音を響かせるヴァイオリンが強烈。「スペイン交響曲」の煌めく技巧には心が躍ります。フランクのソナタでのねっとりと妖艶な歌い回しもティボーならでは。興奮の演奏です。 収録情報 曲目・内容 1. ラロ:スペイン交響曲 ※第3楽章は当時の慣習によりカットされています。2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ アーティスト(演奏・出演) ジャック・ティボー(ヴァイオリン)[track-1] ヴィンフリート・ツィリッヒ(指揮)ヘッセン放送交響楽団[track-2] ジャン・ラフォルジュ(ピアノ) レコーディング 録音:[track-1] 1951年/フランクフルト [track-1] 1952年/ザールブリュッケン
現代最高峰のメンバーによる ベートーヴェンのトリプル・コンチェルト ★SACDシングルレイヤー盤 (2022年リマスタリング) 。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。 ★ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&FBOによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。 ★三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。 ★そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC-02125/KKC-5385] をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。このたびのSACD化により、各奏者たちの息遣いがより近く感じられるようです。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ・ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56 ・交響曲 第2番 ニ長調 Op.36 (作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版) アーティスト(演奏・出演) イザベル・ファウスト (ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ/ジョフレド・カッパ1696年) アレクサンドル・メルニコフ (フォルテピアノ/三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより、三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター (ウィーン) ・モデル、メルニコフ・コレクション) フライブルク・バロック・オーケストラ パブロ・エラス=カサド (指揮) レコーディング 録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/2022年SACDリマスタリング
ラトル&内田光子のベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルスがLPで登場 ★ラトル&内田光子の「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス(2010年録音)」がLPで発売されます。ラトルがベルリン・フィルの首席指揮者を務めていた16年間に、およそ30公演をともにした内田光子。この共演回数は、他のソリストと比べても多く、モーツァルト、ラヴェル、シューマン、メシアン、そして今回のベートーヴェンと定期的にかつ集中的に共演しています。内田光子は1984年にベルリン・フィル・デビューをして以来、オーケストラとも良好な関係を築き、2008/09 年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスをはじめ、2013年にはフィルハーモニーの開館50周年を祝うガラ・コンサートでゲスト・ソリストとしても招かれています。★今回発売されるのは、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。★ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを“所有”したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを“所有” し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3 者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。 収録情報 曲目・内容 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調Op.15 (37’51)[LP1] A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17’37、B 第2楽章:ラルゴ 11’22、 第3楽章:ロンド.アレグロ 8’52録音:2010年2月4日・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.19 (30’24)[LP2] A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 14’49、B 第2楽章:アダージョ 9’17、第3楽章:ロンド.モルト・アレグロ 6’18録音:2010年2月10日・ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37 (37’41)[LP3] A 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ 17’47、B 第2楽章:ラルゴ 10’36、第3楽章:ロンド.アレグロ〜プレスト 9’18録音:2010年2月10日・ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.58 (35’46)[LP4] A 第1楽章:アレグロ・モデラート 20’08、B 第2楽章:アンダンテ・コン・モート 5’28、第3楽章:ロンド.ヴィヴァーチェ〜プレスト 10’10録音:2010年2月20日・ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73 (39’41)[LP5]A 第1楽章:アレグロ 21’04、B 第2楽章:アダージョ・ウン・ポコ・モッソ 8’23、第3楽章:ロンド.アレグロ、マ・ノン・トロッポ 10’14録音:2010年2月14日 アーティスト(演奏・出演) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団サー・サイモン・ラトル(指揮)内田光子(ピアノ) レコーディング 録音:2010年2月 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ) Vinyl mastering: Sidney Meyer, Emil Berliner Studios Recorded in 24-bit / 48 kHz
ヴラトコヴィチとの共演にも大注目!! 世界最高峰のホルン奏者バボラークによるモーツァルト・アルバム第2弾が登場! 日本語帯・解説付き ★美しく柔らかな音色で世界を魅了するホルン奏者、ラデク・バボラーク。大ベストセラーのモーツァルトのホルン協奏曲室内楽版 (SU-4207/KKC-5654) の続編登場です。当アルバムには断片のみ現存するホルン協奏曲の補完版やバボラーク自身によるモーツァルトの交響曲からの編曲版、さらには名手ラドヴァン・ヴラトコヴィチとの『12のホルン二重奏曲』など充実のプログラムを堪能することができます。1976年チェコ生まれのバボラークは、1994年に世界最難関のミュンヘン国際コンクールで優勝し世界の注目を集めました。以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動はじめ、日本でも絶大なる人気を誇り来日公演も頻繁に行っております。 ホルン協奏曲変ホ長調 K.370bは4分の4拍子による単一楽章の断片のみ現存していますが、ここではヘルマン・ユーリッセン補完、そしてバボラークのカデンツァで録音されました。12の二重奏曲ハ長調 K.487 は『ゲーゲル・デュオ』とも呼ばれる全12曲からなる小品集です。どのような経緯で作曲されたかについては不明な点があるものの、近年ではホルン協奏曲を献呈されたロイトゲープをからかうために高音域を書いたとしてホルンによる演奏が有力とされています。この作 品集をバボラークとヴラトコヴィチという世界最高峰の二人による演奏で聴けるのは非常に喜ばしいことと言えましょう。さらにバボラーク編曲による交響曲作品も収録。アンダンテ・グラツィオーソ ロ長調 K.Zu.132/02は交響曲第19番変ホ長調の第2楽章の、プレスト・アッサイ ホ長調 K.162/03 は交響曲第22番ハ長調の第3楽章をそれぞれフレンチホルンと弦楽のために編曲した作品です。 バボラークならではの美音を聴かせる絶品の作品に仕上がりました。 共演はバボラークが絶大なる信頼を置く精鋭が揃ったバボラーク・アンサンブルです。バボラークと長きに渡り演奏してきた当アンサンブルのメンバーは実力派により構成されております。 収録情報 曲目・内容 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791) CD1 (47’14) 1. ホルン協奏曲変ホ長調K 370b〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【ヘルマン・ユーリッセン (補完) 、ラデク・バボラーク (カデンツァ) 】 2. アダージョ変ロ長調 K 580a〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【ロバート・カワート (補完) 、トマシュ・イレ (編曲) 】 3. ロンド 変ホ長調K 371〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【フランツ・バイヤー (補完) 、ラデク・バボラーク (カデンツァ) 】 4-9. 12のホルン二重奏曲ハ長調K 487/496aより第1〜6番 10. 協奏的断片ホ長調K 494a〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【ドミニク・ナンス (補完) 、ラデク・バボラーク (カデンツァ) 】 11. アンダンテ・グラツィオーソロ長調 K Zu 132/02〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【ラデク・バボラーク (編曲) 】 12. プレスト・アッサイホ長調K 162/03〜フレンチホルンと弦楽アンサンブルのための 【ラデク・バボラーク (編曲) 】 CD2 (41’44) 1-6. 12のホルン二重奏曲ハ長調K 487/496aより第7番〜第12番 7-9. 協奏交響曲変ホ長調K 297b〜フルート、オーボエ、フレンチホルン、ファゴットと管弦楽のための 【ラデク・バボラーク (編曲) 、ロバート・D・レヴィン (カデンツァ) 】 アーティスト(演奏・出演) ラデク・バボラーク (ホルン;デュルク : ラデク・バボラーク・シグネチャーD3 指揮) ラドヴァン・ヴラトコヴィチ (ホルン) ワルター・アウアー (フルート) クララ・デント (オーボエ) ベンチェ・ボガーニ (ファゴット) バボラーク・アンサンブル ダリボル・カルヴァイ*、マルティナ・バチョヴァー*、マトーシュ・ピエルシュカ、カテジナ・ヤナーロヴァー、リボール・ヴィリーメク、ペトラ・ブラブツォヴァー、トマーシュ・フプカ、ミハエラ・ヴドーヴコヴァー (ヴァイオリン) カレル・ウンテンミュラー*、オンドジェイ・マルチノフスキー (ヴィオラ) ハナ・バボラコヴァ=シャブノヴァー*、ダヴィト・ハヴェリーク (チェロ) シュテパン・クラトホヴィル* (コントラバス) ヴラディミール・ボロフカ、モニカ・ボウシュコヴァー (オーボエ) カテジナ・ヤヴールコヴァー、ペトル・ヘルニチ (ホルン) *=弦楽アンサンブルメンバー レコーディング CD1 (4-9) 、CD2 (1-6) 2018年5月13日、CD1 (1-3,10-12) 2018年6月30日/ブレザレン福音教会 (プラハ) CD2 (7-9) 2018年7月2日/ドモヴィナ・スタジオ (プラハ)
正規初出音源! ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第17弾 豪華共演陣にも注目のゲザ・アンダ生誕100年記念!! カラヤン指揮、ハスキルと共演したバッハの2台ピアノ協奏曲 ハ長調、 フリッチャイ指揮のバルトーク第2番、そしてアンセルメ指揮のバルトーク第3番! ★20世紀ハンガリーが生んだピアニスト、ゲザ・アンダは今年 (2021年) に生誕100周年を迎えました。それを記念し、定評あるauditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第17弾として正規初出音源が登場します! ★1955年から1969年までゲザ・アンダはルツェルン・フェスティヴァルに定期的に出演していたものの録音は3つしか残っておらず、今回初めてリリースされます。収録作品はJ.S.バッハの2台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1061 (1955年) 、バルトークのピアノ協奏曲第2番 (1956年) 、そしてバルトークのピアノ協奏曲第3番 (1965年) です。 ★バッハではカラヤン指揮、クララ・ハスキルとの豪華共演が実現!バルトークの第2番ではフリッチャイが、そしてバルトークの第3番ではルツェルン・フェスティヴァルの最後の出演となったアンセルメが指揮をつとめております。アンダのレパートリーの白熱の演奏は必聴!演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目。同レーベル社主のルトガー・ベッケンホーフ氏が丁寧にリマスタリングしております。 収録情報 曲目・内容 1. J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1061 2. バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 BB 101 3. バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 BB 127 アーティスト(演奏・出演) ゲザ・アンダ (ピアノ) ルツェルン祝祭管弦楽団 (1) クララ・ハスキル (ピアノ) 、ヘルベルト・フォン・カラヤン (指揮) (2) フェレンツ・フリッチャイ (指揮) (3) エルネスト・アンセルメ (指揮) レコーディング ライヴ録音: (1) 1955年8月、 (2) 1956年8月22日、 (3) 1965年8月25日/クンストハウス、ルツェルン (モノラル)
エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》! ソリストにイザベル・ファウストを迎え エトヴェシュの《アルハンブラ》を収録! ★SACDシングルレイヤー盤 (2022年リマスタリング) 。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。 ★エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》!カップリングには、ソリストにイザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録! ★1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》。反バレエ的な動き、バレエ界にとって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセント、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たちの楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス=カサドの手腕にも脱帽です。このたびのSACD化により、より豊かな広がりのあるサウンドでおたのしみいただけます。 ★カップリングのペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》。この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられています。エトヴェシュは、「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシアの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。また作品には、二人の名前が音名として隠されています。ソリストには超絶技巧が要求されるうえ、吟遊詩人のうたう歌のような旋律などもちりばめられていますが、さすがファウスト。世界を見事に描き切っています。 収録情報 曲目・内容 ペーテル・エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》* ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》 アーティスト(演奏・出演) パブロ・エラス=カサド (指揮) パリ管弦楽団 イザベル・ファウスト (ヴァイオリン) * レコーディング 録音:2019年9月、グランド・サルル・ピエール・ブーレーズ、フィルハーモニー・ド・パリ/2022年SACDリマスタリング
ファウスト、タメスティ、ベルリン古楽アカデミー 最強の布陣によるブランデンブルク協奏曲! 角田郁雄氏監修による入念なSACDリマスタリング! ★ハルモニアムンディ・レーベルの名盤をSACDでお届けする日本限定企画、限定盤。ハルモニアムンディから、ハイレゾマスターをライセンスし、キング関口台スタジオで角田郁雄氏技術監修のもと、入念なリマスタリングを施しました。 ★ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音 (HMM-931634) 、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが展開されております。また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集 (KKC-6219/HMM-902335) で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。 ★ファウスト、タメスティ両名が参加している第3番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!ファウストが参加している第4番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!語りつくせぬ聴きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮までもが再現されているよう。即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 (全6曲) アーティスト(演奏・出演) ベルリン古楽アカデミー イザベル・ファウスト (ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー (1658年製) ) アントワン・タメスティ (ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」) レコーディング 録音:2021年3,5月録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
日本独自企画 協奏曲名盤2タイトルのハイレゾ・マスターをHMFからライセンスして 日本でリマスタリングして高音質盤で発売! 決定的名盤 夢の共演による夢のショスタコーヴィチ ★メルニコフが弾く、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。カップリングにはイザベル・ファウストと共演したヴァイオリン・ソナタも収録された、決定的名盤です。 ★こだわり派のメルニコフはショスタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フレージング、表現にいたるまで、似ているところが随所にあるほど影響を受けています。とは言っても、単なるコピーではなく、独自性は横溢し、新鮮さも欠けていません。ヴァイオリン・ソナタでも、共演のファウストとともに、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノで1968年にプライヴェート録音した音源を聴き、目から鱗が落ちたとのこと。たしかに背筋の凍るような緊張感と不思議な美しさは自演にそっくりですが、セッション録音ゆえ、そしてこのたびのSACD化により、その凄みは倍増され、ちょっと人間業とは思えません。このディスクはSACDシングルレイヤーです。対応プレーヤーでSACD再生モードにしてお楽しみください。通常のCDプレーヤーでは再生できません。 収録情報 曲目・内容 ショスタコーヴィチ (1906-1975) : ・ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品 102 ・ヴァイオリン・ソナタ op.134 ・ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 op.35 アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ) イザベル・ファウスト (ヴァイオリン/ヴァイオリン・ソナタ) イエルーン・ベルワルツ (トランペット/協奏曲第1番) マーラー・チェンバー・オーケストラ (協奏曲) テオドール・クルレンツィス (指揮/協奏曲) レコーディング 録音:2010年10,11月&2011年3月
これは驚きの貴重音源! 巨匠フレイレによる ’86年のサン=サーンスの協奏曲のライヴと 20代にドイツで収録した グリーグ&リストの放送音源が初CD化!!! ★ブラジルが生んだ巨匠ネルソン・フレイレ、初CD化音源の登場です。1944年、ブラジル、ボア・エスペランサ生まれのフレイレは4歳のときにリサイタルを開いたという鬼才。神童として注目され自国ではニゼ・オビーノとルシア・ブランコに師事しました。1957年リオデジャネイロの国際コンクールで優勝し、その後ウィーンにて研鑽を積み、1964年にはリスボンでヴィアンナ・ダ・モッタ賞を、ロンドンではディヌ・リパッティ・メダルを受けるなど、10代にして国際的にその名が知られ、以後半世紀たった現在も世界屈指のピアニストとして第一線で活躍しております。★フレイレが最も得意とする作曲家サン=サーンス。1986年にアダム・フィッシャー指揮、ベルリン放送交響楽団と共演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番は、フレイレの圧倒的なテクニックに裏付けされたスケールの大きな演奏を聴くことができます。ピアノ独奏で始まる第1楽章では力強くも切ない旋律を感情をこめて演奏。第2楽章では歯切れの良いピアノとオーケストラが見事に対話。第3楽章のプレストでは、フレイレの卓越した技術を十分に堪能できる圧巻の演奏です!★グリーグとリストのピアノ作品は1966年6月にベルリンのラジオ・デビューとなった記念すべき放送用録音です。当時22歳だったフレイレですが、すでに独自のスタイルを確立しており、艶やかで表情豊かな演奏は聴き手を虜にします。ことに細かく速いパッセージでは驚くべき技巧の持ち主であることを再認識させられます。auditeレーベルが誇る1st Mater Releaseシリーズから最上の形でリリースされます。 収録情報 曲目・内容 1-3. サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22( I .11'12"+ II .5'42"+ III .6'12"=23'06")4-8. グリーグ:抒情小曲集より【「孤独なさすらい人」第3集第2曲 Op.43-2(1'42")/「小鳥」第3集第4曲 Op.43-4(1'37")/「民謡」第1集第5曲 Op.12-5(1'28")/「ノルウェーの旋律」第1集第6曲 Op.12-6(0'54")/「羊飼いの少年」第5集第1曲 Op.54-1(3'58")】9. リスト:ハンガリー狂詩曲第5番 ホ短調「悲しい英雄物語」S.244-5(8'23")10. リスト:ハンガリー狂詩曲第10番 ホ長調「前奏曲」 S.244-10(5'32")11. リスト:ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223(8'28") アーティスト(演奏・出演) ネルソン・フレイレ(ピアノ)[track1-3] アダム・フィッシャー(指揮)ベルリン放送交響楽団 レコーディング 録音:[track1-3] 1986年3月16日/ベルリン放送局本館【Haus des Rundfunks RBB】(ライヴ/ステレオ)[track4-11] 1966年6月2日/ジーメンスヴィラ(ベルリン)(セッション/モノラル)
強靭な打鍵と敏捷な指回り、胸をすく快演 ★小川典子の十八番、難曲中の難曲として知られるラフマニノフの2番と3番。強靭な打鍵、敏捷な指まわり、よく響く音でオーケストラと互角にわたりあった名演。ラフマニノフ生誕記念年の国内盤復活となります。 収録情報 曲目・内容 小川典子のラフマニノフ・ピアノ協奏曲 ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18 ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30 アーティスト(演奏・出演) 小川典子 (ピアノ) オーワイン・アーウェル・ヒューズ (指揮) マルメ交響楽団 レコーディング 録音:1997年5月/マルメ・コンサート・ホール (スウェーデン)
名器グァダニーニの美音を堪能。 ユリア・フィッシャーの誉れ高き名盤、 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3&4番が CDフォーマットで再発売! ★類稀な才能の持ち主の天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーが20代前半に録音した名盤「モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番&第4番、アダージョ K.261、ロンド K.269」がCDフォーマットで再発売いたします! ★ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しているという逸材。その後順調にキャリアを重ね、PENTATONEレーベルからのデビュー盤となったロシアン・アルバムで、一躍世界のひのき舞台に躍り出ました。確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーですが、モーツァルトでは艶やかな美音を披露し、ふくよかな音色は唯一無二の至芸といえます。当録音では多くのカデンツァをユリア・フィッシャー自身が書いており、モーツァルトの作品に対する強い思いも表れ、さらに当時使用していた名器グァダニーニの音色を存分に味わえます。演奏のすばらしさはもちろんのことPENTATONEが誇る技術チームによる極上の録音をお楽しみいただけます! 収録情報 曲目・内容 モーツァルト: ●ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 第1楽章:アレグロ (カデンツァ:ユリア・フィッシャー) 第2楽章:アダージョ (カデンツァ:ヤコフ・クライツベルク) 第3楽章:ロンド、アレグロ (カデンツァI:サム・フランコ、カデンツァII:ユリア・フィッシャー) ●ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 第1楽章:アレグロ (カデンツァ:ユリア・フィッシャー) 第2楽章:アンダンテ・カンタービレ (カデンツァ:ユリア・フィッシャー) 第3楽章:ロンド、アンダンテ・グラツィオーソ (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム) ●ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261 (カデンツァ:ユリア・フィッシャー) ●ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269 (カデンツァ:ユリア・フィッシャー) アーティスト(演奏・出演) ユリア・フィッシャー (ヴァイオリン/1750年製グァダニーニ) ヤコフ・クライツベルク (指揮) オランダ室内管弦楽団 ゴルタン・ニコリッチ (コンサートマスター) レコーディング セッション録音:2005年/ヴァールゼ教会 (アムステルダム) レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン レコーディング・エンジニア&エディティング:セバスチャン・ステイン