出荷目安の詳細はこちら商品説明『陽』のバッハベイエが軽やかにそして鮮烈に明らかにするバッハのヴィヴァルディへの憧れまったく新しい『陽』のバッハ。
■アマンディーヌ・ベイエとリ・インコーニティの新譜は、バッハが当時のイタリア音楽、特にヴィヴァルディ[1678-1741]とマルチェッロ兄弟(アレッサンドロ[1673-1747]、ベネデット[1686-1739])の作品に抱いた熱烈な傾倒を明らかにする内容です。
■ 若き日のバッハは流行の最先端であったイタリアの協奏曲書法を鍵盤楽器への編曲を通して学びました。
■ここに収録されているヴィヴァルディの協奏曲 RV.565(Op.3-11)をオルガン独奏曲 BWV.596に、A.マルチェッロのオーボエ協奏曲とB.マルチェッロのヴァイオリン協奏曲をチェンバロ独奏曲 BWV.974、BWV.981に編曲しています。
■この経験が生かされ、バッハは協奏曲の何たるかを知り、自らの手でヴァイオリン協奏曲やブランデンブルク協奏曲を生むに至りました。
■そして史上初のチェンバロ協奏曲となったブランデンブルク協奏曲第5番を経て、バッハは過去に書いた種々の協奏曲を次々にチェンバロ協奏曲にセルフ・アレンジしていきます。
■このタイミングでヴィヴァルディの協奏曲 RV.580(Op.3-10)を4台のチェンバロのための協奏曲 BWV.1065に編曲し、イタリアの偉大な先輩に改めて敬意を表しているのも面白いところです。
■またBWV.1055R、BWV.1060RとBWV.1064Rは編曲後のチェンバロ版のみ現代に楽譜が残り、そこからオリジナルの協奏曲が復元されたもの。
■編曲をキーワードに「バッハ・イタリア・協奏曲」の3要素を分かちがたく絡めて構成した、魅惑のプログラムと言えるでしょう。
■ バッハというと、その演奏には何か神聖さや近寄りがたい神々しさ、天のはるか上に輝く孤高の光、といった要素を感じることがあるかもしれません。
■しかしベイエたちは、バッハの音符に潜む明るく輝く陽性の色彩を驚くべき軽やかさで引き出しています。
■ブランデンブルク協奏曲第4番はヴァイオリンの超絶技巧も印象的な名曲ですが、ここでのベイエのソロは赤毛の司祭ヴィヴァルディが加わったのかと思うような、非常に「陽」を感じさせる演奏。
■バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調も、さわやかな風が吹き抜けるような、驚くような軽やかさです。
■バッハ作品の中にヴィヴァルディの閃光を感じる瞬間がある、というベイエ。
■このプログラムを通じて、バッハが写譜し、編曲もした、会ったことのない作曲家たちへのまなざしや憧れといったものを私たちに垣間見せてくれます。
■対位法の絡み合いの超絶技巧をストイックに追及するもよし、このようにイタリアの空気や光を感じさせ、横の流れの美しさに思わずうっとりしてしまうような演奏もよし。
■フランス古楽界の新時代の担い手ベイエ率いるリ・インコーニティ(名もなき者たち、の意。
■2006年結成)。
■作曲家の秘められた声やまなざしを軽やかにキャッチし提示してくれるベイエのしなやかな感性と、それを可能にする技がソロでもアンサンブルでも炸裂しております。
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