■奥行きを抑えたセンタースピーカーとブックシェルフスピーカー■艶やかな音声を再生するソフトドームツィーター ■広い帯域に渡って正確なピストンモーションを実現するD.D.L.コーン・ウーハーユニット ■高品位な重低音を再生するP.P.D.D.(Push-Pull Dual Driver)方式初めて「ホームシアター」を導入しようとする入門者にとって、どの製品を組み合わせるかを考えるのは難しいものだ。
■こういった場合に有力な候補となるのが、拡張性のあるラインナップを揃えるAVメーカーのシリーズ製品だ。
■中でも特に注目したいのが、デノンの「37シリーズ」である。
■理由は何よりまずその音の良さであり、仕上げコストパフォーマンスの高さだ。
■そして、サラウンドやドルビーアトモスを構築できるラインナップを揃えているる。
■SC-C37はマルチチャンネル・システム向けのセンタースピーカーとなる。
■カラーは2色を用意。
■技術面ではデノン独自のP.P.D.D.技術を搭載。
■ダブルーウーファーの振動板のエッジを凹凸が逆向きになるよう配置することで、駆動時に生じる高調波歪みをキャンセルしてクリアな再生を実現するというものだ。
■ウーファーユニットには、異なる素材を組み合わせることで広帯域にわたり正確なピストンモーションを実現するD.D.L.技術も採用。
■ハイレゾロゴも取得する。
■サラウンド視聴は、同じ37シリーズのスピーカーを組み合わせて行った。
■筆者のお気に入りで音質チェックのリファレンスにしている映画BD『シカゴ』は、しなやかなウォームなトーンで、映画らしいサウンド表現に好感が持てる。
■スピーカー間の音色が統一されているのは明らかで、効果音の定位や移動感はとてもスムーズ。
■各スピーカー同士の音の繋がりも良く、空間の広がりもナチュラルに描写する。
■ホールの密度感や活気までもが感じ取れ、観客席に居るような感覚に陥る。
■2chから7.1ch、ドルビーアトモスまで発展も可能な37シリーズ。
■コンパクト設計による導入のしやす、ホームシアターに相応しい外観と音質性能、そしてコストパフォーマンスを高い次元で両立する。
■入門者はもちろん、かつてオーディオに興じた方々の再開にもピッタリだ。
■文:鴻池賢三.............._..............