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出荷目安の詳細はこちら商品説明アムステルダムにこだわったバロック室内楽!カナダ、アメリカ、ラトヴィア、イギリス出身の若き音楽家たちによって2018年にアムステルダムで結成された古楽アンサンブル「ポストスクリプト」。2018年にドイツのグラウン兄弟コンクールで第1位に輝き、ドイツとオランダでコンサート・シリーズを開催。未知なるレパートリーを探求し、即興演奏を行い、歴史的音源を研究し、ミュージック・ビデオの製作などにも情熱的に取り組んでいます。ポストスクリプトのメンバーは、欧米やロシア、ウクライナ、日本でソロや室内楽の演奏を行っており、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク、エイジ・オブ・インライトゥメント管、ユトレヒト・ニュー・フィル、オランダ・バッハ協会、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、モントリオール響、コンチェルト・ケルンなどの一流オーケストラ&アンサンブルと多数共演しています。 テレマン、C.P.E.バッハなどギャラント様式の多様な作品を探求したデビュー・アルバム「イントロドゥクティオ」に続く待望のセカンド・アルバムは、アムステルダムの音楽に捧げるスペシャル・プログラム。2020年のパンデミックによって多忙なツアー・スケジュールが終わり、アムステルダムでより多くの時間を過ごすことになった彼らがアムステルダム市を次のプロジェクトの焦点にあてました。アムステルダムで出版された(そして殆どの場合は作曲もされた)作品を選出し、アムステルダムで作られた楽器(またはそのコピー)を各自が演奏できるように選び、市の中心部にある素晴しい音響を備えた歴史あるヴァールゼ教会でライヴ録音するという、とことんアムステルダムにこだわったアルバムです。(輸入元情報)【収録情報】● カール・ロジエ[1640-1725]:ソナタ第1番〜イタリア流の作品選集より● セルヴァース・デ・コニンク[1653/54-c.1701]:小品集〜組曲&トリオ・ソナタ集 Op.1&4より● シブラント・ファン・ノールト[1659-1705]:ソナタ第1番〜イタリアの混合物またはソナタ集 Op.1より● コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ[1691-1765]:フーガ第4番〜チェンバロのための作品集より● ヨハン・クリスティアン・シックハル[1682-1762]:ソナタ第4番〜フルートと通奏低音による12のソナタ Op.23より● ヤーコプ・クライン[1688-1748]:ソナタ第1番〜チェロ独奏と通奏低音のための6つのソナタ Op.4より● ヴィレム・デ・フェッシュ[1687-1761]:5つのデュエット〜フルートまたはヴァイオリンのための30のデュエットより● ピエトロ・ロカテッリ[1695-1764]:ソナタ第2番〜2本のフルートとチェンバロのための通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 Op.5より● アントワーヌ・マオー[1719-1785]:ソナタ第6番〜2本のフルートと通奏低音のための6つのトリオ・ソナタより ポストスクリプト アイシャ・ウィルズ(トラヴェルソ) デイヴィッド・ウェストコーム(トラヴェルソ) オクタヴィー・ドスタラー=ラロンド(チェロ) アルテム・ベログロフ(チェンバロ) 録音時期:2022年6月10日 録音場所:アムステルダム、ヴァールゼ教会 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
出荷目安の詳細はこちら商品説明プロムジカ使節団/イタリアンソングバッハの『教会カンタータ全曲演奏』に挑む、新進気鋭の古楽団体。令和の黒船がイタリアンプログラムの1stアルバムをリリース。(メーカー情報)【収録情報】1. 逃げろ、逃げろ G.デルビアド2. イントルチャの踊り A. バレンテ3. 苦しみはかくも甘い C.モンテヴェルディ4. ポーランド風バッロ G.ピッキ5. こんなふうに私を嘲笑うのか G.フレスコバルディ6. What if a day J.ダウラント7. 戻っておいで、甘い愛が呼んでいる J.ダウラント8. ルイージ氏のパッサカリア L.ロッシ9. 流れよ、私の涙 J. ダウラント10. バグパイプ 作者不詳11. かくも甘き吐息よ G.カッチーニ12. 書簡の朗読の後のカンツォーナ G.フレスコバルディ13. アマリッリ、私の素敵な人 G.カッチーニ14. ソナタ イ短調 K.175/L.429/P.1362 D.スカルラッティ15. ソナタ イ長調 K.208/L.238/P.315 D.スカルラッティ16. ソナタ ニ短調 K.141/L.422/P.2714 D.スカルラッティ17. アモーレよ何を持つ G.カッチーニ18. 恋する者たちよ、君たちに言いたい B.フェラーリ オルガン・ソロ(2,12)、チェンバロ・ソロ(8,14-16、リュート・ソロ(6) 加耒 徹(バリトン) プロムジカ使節団 オルガン、チェンバロ : 圓谷俊貴 リュート、テオルボ : 佐藤亜紀子 バロックハープ : 伊藤美恵 パーカッション : 蔡 怜雄 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ヴィオールとヴァイオリンの共存期に生まれた18世紀フランスの妙なる音世界フランスで近年めざましい活躍をみせるソリストたちによる18世紀フランス室内楽作品集。ルイ14世の治世に、歌心に富み技巧的な演奏に秀でたヴァイオリンを独奏楽器として扱うイタリア風の音楽に抵抗を示したフランスの人々も、老王の逝去後イタリア音楽愛好で知られたオルレアン公が摂政となった時代を経て、ルイ15世の治世下では急速にこの楽器のための音楽を愛好するようになります。他方、前世紀以来フランスで愛奏されてきたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)は徐々に姿を消してゆくのですが、本盤はその直前、どちらの楽器もフランスで名手が腕を競っていた頃に書かれた作品を集めており、ヴァイオリンが主役を占めるソナタでも低音部でヴィオールに大きな活躍の場が与えられた曲が多いのが特徴。 アルバムの名義はヴィオール奏者のリュシル・ブーランジェが先に立っており、両者が対等の立場で対話を繰り広げる稀有な音楽世界をじっくり味わえます。鍵盤のオリヴィエ・フォルタンも自身の楽団アンサンブル・マスクで重ねた豊かな室内楽経験を存分に活かし、ボルドー出身のシモン・ピエールのニュアンスに富んだヴァイオリンやブーランジェの雄弁なヴィオールに全く負けない存在感で各作品の魅力を豊かに引き出してゆきます。(輸入元情報)【収録情報】● ルクレール[1697-1764]:ソナタ ニ短調 Op.4-1(1732)● ボワモルティエ[1689-1755]:ソナタ ニ長調 Op.50-6(1734)● ドルネル[1680?-1757?]:ソナタ ロ短調 Op.3-3(1713)● ルベル[1666-1747]:ソナタ ホ短調 第2巻 第4番(1713)● フランクール[1698-1787]:ソナタ ホ長調 第2巻 第12番(1733)● ルクレール:ソナタ ロ短調 Op.13-2(1753) リュシル・ブーランジェ(バス・ド・ヴィオール=ヴィオラ・ダ・ガンバ) シモン・ピエール(ヴァイオリン) オリヴィエ・フォルタン(クラヴサン=チェンバロ) ピッチ/A=406Hz 録音時期:2022年10月 録音場所:ブリュッセル、フラジェ第1スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明マンドリンにもピリオド楽器があります!マンドリン・アンサンブル『アルテマンドリーネ』の新アルバムルクセンブルクを拠点に活躍を続ける、バロックから古典派時代当時の楽器とスタイルによるマンドリンと通奏低音によるバロック・アンサンブル「アルテマンドリーネ(アルテマンドリン)」。楽器の変遷や演奏様式を研究し、マンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせることで知られ、革新的かつユニークであり、世界の主要な撥弦楽器アンサンブルの先駆者のひとつと言えます。 このアルバムは、18世紀のイギリスにおけるマンドリンの人気の高まりを探ったものです。マンドリンは、英国諸島に旅行して演奏や指導を行ったイタリアの作曲家や音楽家の影響を受けて、オペラ、コンサート・ホール、さらには王室や個人の家庭でも重要な楽器となりました。このアルバムに収録されているのは、独奏とアンサンブルのための器楽曲、バロック・マンドリンとソプラノなど、この時代の貴重な逸品です。 ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751 London]、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]、カルロ・アッリゴーニ[1697-1744] などの当時有名だった作曲家によるソナタのほか、ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]のカンツォネッタ、ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]による生き生きとした曲や魅力的な曲も含まれています。これらの作曲家はマンドリンの名手として名高く、この楽器の音楽遺産の形成に大きく貢献しました。(輸入元情報)【収録情報】01. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751]:マンドリン・ソナタ第4番02. ロバート・ヴァレンタイン[c.1671-1747]:マンドリン・ソナタ第1番03. ジャコモ・メルキ[1730-1800]:マンドリン三重奏曲第1番04. ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]:6つのイタリアン・カンツォネッタ〜III. Allegro comodo05. カルロ・アッリゴーニ[1697-1744]:マンドリンと通奏低音のためのソナタ06. ジローラモ・ノンニーニ:6つのイタリアン・カンツォネッタ〜IV. Allegro comodo07. ジェームズ・オズワルド[1711-1769]:ディヴェルティメント第6番08. ベルナルド・フレミング[?-?]:The musical companion〜 アリア09. ジョセフ・ヴァーノン[c.1738-1782]:アリア『What is that to you』10. ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]:ジグ11. ジェームズ・オズワルド:ディヴェルティメント第16番12. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー:マンドリン・ソナタ第12番13. フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]:マンドリン・ソナタ アルテマンドリーネ(ピリオド楽器アンサンブル) フアン・カルロス・ムニョス(バロック・マンドリン) マリ・フェ・パボン(バロック・マンドリン) マリナ・バルトリ(ソプラノ:04,08,09) 録音時期:2022年11月17-20日 録音場所:ルクセンブルク、リンシュライデン、聖ウィリブロルド教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明シギスヴァルト・クイケン80歳記念アルバム最新録音で聴く4種の楽器を用いた独奏曲集。まさかのクラヴィコード演奏も披露!幼いころから一貫して古楽に取り組み、あごあてを使わないヴァイオリン奏法の確立や歴史に埋もれていたヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩掛けチェロ)の復活導入など、古楽演奏に大きな変革をもたらしたシギスヴァルト・クイケン。2024年2月16日に80歳の誕生日を迎える彼が、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ、クラヴィコード(!)を弾き分けたソロ・アルバムを発表。古楽演奏における重要なパイオニアとして知られる彼の「今」を聴く注目の1枚です。 ガンバの経典ディエゴ・オルティス[1510-1570]の『変奏論』に始まり、イギリス・バロックに強い影響を与えたトマス・バルツァー[c.1631-1663]、無伴奏ヴァイオリンの名作ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー[1644-1704]の『パッサカリア』、クラヴィコードを含む種々の楽器で聴くバッハ[1685-1750]不朽の無伴奏、そして「最後のガンバ奏者」カール・フリードリヒ・アーベル[1723-1787]と、音楽史上の重要なポイントをおさえながら年代順に構成された収録内容。貫禄あるシギスヴァルトの妙演で聴くと、音楽の歴史と奏者の歴史が一体となって流れていくような感覚を味わえます。(輸入元情報)【収録情報】『ヴィオラ・ダ・ガンバ』● オルティス:変奏論(1553)〜リチェルカータ第1番● オルティス:変奏論(1553)〜リチェルカータ第2番● オルティス:変奏論(1553)〜リチェルカータ第3番● オルティス:変奏論(1553)〜リチェルカータ第2番『Sobre Tenores Italianos』『ヴァイオリン』● バルツァー:前奏曲 ト長調● バルツァー:アルマンド ハ短調● ビーバー:ロザリオのソナタ〜パッサカリア『ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ』● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 BWV.1009〜ブーレI & II● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 BWV.1009〜サラバンド● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 BWV.1009〜ジーグ『クラヴィコード』● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 BWV.1008〜アルマンド(ト短調で演奏)『ヴァイオリン』● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004〜アルマンド● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004〜サラバンド● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004〜クーラント『ヴィオラ・ダ・ガンバ』● アーベル:ソナタ ト長調 AbelWV A3 シギスヴァルト・クイケン(各種楽器) 使用楽器: ヴァイオリン:attr. to Giovanni Grancino (Milano, beginning 18th c.) ヴィオラ・ダ・ガンバ:attr. to Pierre Prevost (Paris, 1634) ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ:Anonymous (Germany, mid-18th c.) クラヴィコード:Joris Potvlieghe (Tollembeek, Belgium, 21th c.) after instructions from Jacob Adlung (1699-1762) 録音時期:2023年6月 録音場所:ベルギー、ティールト、ペーター教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明スプラシルのカンティクル集ポーランドのスプラシルで1670年から1680年代にかけて書かれた49曲の音楽を集成した『スプラシル・カンティクルス』。もともと男声6声部のために書かれたカンティクルから38曲を、女声も含むポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団の美しい歌唱で収録しています。(輸入元情報)【収録情報】Disc1: Blessed Virgin Mary01. Cały świat świętuje dzisiaj poczęcie (Kantyk nr 20)02. Izajasz ogłosił Cię Łaską (Kantyk nr 19)03. Jakże nazwiemy, Ciebie, Łaski Pełna? (Kantyk nr 49)04. Zebrał Pan wody i nazwał morze (Kantyk nr 22)05. Mając Twoje orędownictwo (Kantyk nr 23)06. W pieśniach dziękczynnych (Kantyk nr 14)07. Chwała na niebiosach (Kantyk nr 15)08. Wysławiamy Ciebie (Kantyk nr 28)09. Słowa archanioła (Kantyk nr 31)10. Ulękło się tego niebo (Kantyk nr 32)11. Tobie, walecznej Hetmance (Kantyk nr 38)12. Radości mieszkanie (Kantyk nr 39)13. Litania altowa (Kantyk nr 48)Disc2: All Saints01. Radujcie się sprawiedliwi w Panu (Kantyk nr 47)02. Za swoją cierpliwość (Kantyk nr 41)03. Opokę Kościoła (Kantyk nr 43)04. Z niebiańskimi zastępami (Kantyk nr 46)05. Jako pierwszy powołany apostoł (Kantyk nr 36)06. Weselem raduje się Kościół Chrystusowy (Kantyk nr 21)07. Pobożnie żyłeś jako biskup (Kantyk nr 11)08. O cherubini podobni do ognia (Kantyk nr 17)09. Wszystkich świętych cnoty zebrałeś (Kantyk nr 29)10. Arcystrategu Boży (Kantyk nr 35)Disc3: Jesus Christ, Holy Spirit01. Przeczystej Twojej ikonie (Kantyk nr 24)02. Wysławiony jesteś (Kantyk nr 25)03. Chodźcie, ludzie (Kantyk nr 12)04. Śpiewajcie Panu pieśń nową (Kantyk nr 13)05. Panie, dałeś nam Krzyż Twój jako oręż przeciwko diabłu (Kantyk nr 18)06. Gotowe jest serce moje (Kantyk nr 16)07. Króla niebios (Kantyk nr 26)08. Nie mam ani łez, ani pokuty (Kantyk nr 27)09. Twoich drzwi nie zamknij (Kantyk nr 30)10. Usłyszałem, Panie (Kantyk nr 34)11. Gdy chrzczony byłeś (Kantyk nr 37)12. Duszo moja powstań (Kantyk nr 40)13. Pan wzniósł się na niebiosa (Kantyk nr 42)14. Niech dobry Twój Duch prowadzi mnie (Kantyk nr 44)15. Od Twojej ojcowskiej chwały (Kantyk nr 45) ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団 ヴィオレッタ・ビエレツカ(指揮) 録音時期:2022年〜2023年 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明クリスティ&レザール・フロリサンの『テ・デウム』2篇クリスティ&レザール・フロリサンによるテ・デウムが2枚組お買い得セットで登場! ディスク1はシャルパンティエの『テ・デウム』を収録。1699年、シャルパンティエが王宮礼拝堂に仕えていた頃に書いた『テ・デウム』は彼の最高傑作のひとつとされています。輝かしい有名なプレリュードにつづき、独唱者や合唱が活躍する楽曲がならぶこの名作を、クリスティは純粋に音楽する喜びに満ちた、生き生きとした表情で響かせています。30年以上前の録音ながら、シャルパンティエの魅力をこれ以上なくはつらつと引き出した名演です! ディスク2はドラランドの『テ・デウム』。ヴェルサイユ宮殿がまだ隆盛を誇っていた頃、宮殿で行われた礼拝のためにグラン・モテを作曲し、リュリの後継者とも言われたドラランド。1684年の『テ・デウム』はドラランドの最高傑作と名高いもの。詩篇に音楽を付していますが、他の作曲家による同様の作品とは比べ物にならないくらい感情に直接訴えるドラランドのその力量に圧倒される内容です。(輸入元情報)【収録情報】Disc1(HAF8901298)フィリドール・ル・カデ[1657-1708]:1. 行進曲マルカントワーヌ・シャルパンティエ[1643-1704]:2. テ・デウム H.1463. ミサ『聖母マリアの被昇天』 H.114. 聖母マリアのリタニー H.83 レザール・フロリサン ウィリアム・クリスティ(指揮) 録音時期:1988年10月4-7日 録音方式:ステレオ(デジタル)Disc2(HAF8901351)ミシェル=リシャール・ドラランド[1657-1726]:1. テ・デウム2. Super flumina Babilonis3. Confitebor tibi Domine レザール・フロリサン ウィリアム・クリスティ(指揮) 録音時期:1990年9月 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明バロック・ハープの弦音が幾重にも重なる妙なる響き。バロックの真髄を美声の独唱と共に16世紀末から17世紀にかけて、音楽よりも先に建築や美術で後年「バロック」と呼ばれることになる新芸術が大きく開花したローマ。17世紀にはフィレンツェで花開いたオペラの技法やヴェネツィア複合唱様式などの影響で、音楽でも独唱に重きを置いた新しい様式が発展します。ソナタなどの器楽芸術も躍進してゆくこの時代、ローマでは声楽の伴奏も含め撥弦楽器奏者たちが大活躍。特にハープは古代を思わせる外観とあいまって、幾人かの名手の活躍を通じバロック期のローマで大いに愛されました。 3人の古楽ハープ奏者たちが集う「ラ・スミズランツァ」は今回、ローマ生まれで教皇庁聖歌隊出身の古楽歌手リッカルド・ピザーニと共に、この時代にハープで奏でられたローマの作曲家たちの声楽作品と器楽曲を厳選。殆どの曲が世界初録音となる貴重なプログラムを通じ、半音階を多様した当時の音楽にも対応できるよう作られたバロック型のダブルハープあればこその充実アルバムを編み上げました。 ランディやカプスベルガーなど同時代の声楽作曲家たちの曲をとりあげた録音物でたびたび言及される「ハープのミーキ」ことオラツィオ・ミーキ、不協和音も取り入れた緻密な和声語法で独特の味わいを生み出す異才マラッツォーリなどのユニークな音楽の魅力が、妙なる撥弦の重なりと古楽のスペシャリストによる美声で生々しく「いま」に蘇ります。フレスコバルディやモンテヴェルディなど同時期のイタリア音楽の捉え方にも新たな光を投げかけてくれる、「ARCANA」ならではの充実盤の登場です。(輸入元情報)【収録情報】1. 作曲者不詳(17世紀):カンツォーナ2. オラツィオ・ミーキ[c.1595-1641]:おお恋人よ、なんと静かな夜だろう3. ミーキ:もう情けの弦で濡らすまい、この竪琴を4. ジロラモ・フレスコバルディ[1583-1643]:鍵盤独奏またはリュートのためのトッカータ5. ミーキ:わが両目は陽光を失ってしまった6. アンドレア・ファルコニエーリ[1585-1656]:竪琴の調べ7. ミーキ:不幸なわたしの生涯よ8. 作者不詳(17世紀):トッカータ『花よ咲き誇れ』9. マリオ・サヴィオーニ[c.1606-1685]:恋が罪でないというなら10. ステファノ・ランディ[1587-1639]:ラ・ラガナ11. ジョヴァンニ・カルロ・ロッシ[c.1617-1692]:行け、わが心よ、あの星々の輝くところへ12. G.C.ロッシ:かくも甘美な、この身に感じる痛みよ13. 作者不詳(17世紀):竪琴を構えて(器楽による演奏)14. G.C.ロッシ:わたしに死んでほしいのか15. ルイージ・ロッシ[1598-1653]:ここで独りにさせてください16. マルコ・マラッツォーリ[c.1602-1662]:それでも恋に溺れたかったわたしに17. レリオ・コリスタ[1629-1680]:パラディグマ I18. マラッツォーリ:哀れなものよ、しかし確かに19. マラッツォーリ:ああ、わたしはいつも忘れてしまう20. リナルド・トレマテッラ[?-1603]:カンツォーナ21. ヴェスパシアーノ・ロッチャ[1560-c.1625]:贖罪主の母なる方よ リッカルド・ピザーニ(テノール) ラ・スミズランツァ キアーラ・グラナータ、マルタ・グラツィオリーノ、エレーナ・スポッティ(バロック・ダブルハープ) 録音時期:2022年8月13-16日 録音場所:イタリア中北部ロンバルディア州カヴェナーゴ・ディ・ブリアンツァ、サンタ・マリア・イン・カンポ教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 世界初録音(1-3,5-21)
出荷目安の詳細はこちら商品説明中世の民主政治からメディチ家の繁栄へ。花の都を彩った精妙な音楽の歴史イタリア屈指の大都市にして、文化遺産の多さから観光名所として同国随一の人気を誇る「花の都」フィレンツェ。中世の都市国家時代に遡る富の蓄積がもたらしたこの都の芸術的充実は何よりボッティチェッリやフラ・アンジェリコ、マザッチオなど大画家たちの至芸が知られていますが、音楽もまた同じ時代に豊かでなかったはずがありません。 古い時代の知られざる魅力的な音楽世界発掘にすぐれた実績を持つレーベル「Ramee」は今回、CD2枚にわたって中世からバロック期に至るフィレンツェの音楽的繁栄を広く概観できるアルバムを制作。すでに同レーベルで多くの注目すべきプロジェクトを発信してきたバーゼルの実力派集団ラ・モルラの名手たち(中世〜初期ルネサンス作品)に加え、気鋭のイタリア系アルゼンチン人指揮者アンドレス・ロカテッリ率いるテアトロ・デイ・チェルヴェッリ(ルネサンス後期以降)、躍進めざましい古楽鍵盤奏者フランチェスコ・コルティらも参加し、編成も様々な多岐にわたる充実作をじっくり聴かせてくれます。 共和政の中で都市生活者たちが宗教歌の合唱を楽しんだ13世紀に始まり、アルス・ノーヴァ期の盲目の名匠ランディーニを経て多声音楽や舞曲の栄光を追い、バロックも後期の鍵盤芸術へと至るプログラムの妙は、アルバムを通しても数トラックごとに聴いても深い鑑賞体験が得られる抜群の充実度。ブックレットには歌詞の英語対訳や楽譜出典の詳細、演奏者リストと使用楽器の内訳などはもちろん、演奏陣が連名で協力者としてクレジットされた音楽学者アントニー・M・カミングスの詳細な背景&プログラム解説も情報が的確に整理されており、読み応えがあります(英・独・仏語)。(輸入元情報)【収録情報】Disc1〜中世後期〜1. 作者不詳:おお気高き祭司、聖なるエウジェニウス [LM]2. 作者不詳:全ての民よ、声を高らかに上げ十字架を讃えよ [LM]3. 作者不詳:純潔なる乙女にして皇后であらせられる方 [LM]4. ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ[c.1320/25-1362/63]:わたしが愛するのは [LM]5. フランチェスコ・ランディーニ[c.1325-1397]:最も愛おしき領分に [LM]6. 作者不詳:マンフレディーナとそのロッタ [LM]7. アンドレア・ダ・フィレンツェ[?-c.1415]:憎しみは死に絶えることなく [LM]〜初期ルネサンス〜8. 作者不詳: 言葉は肉となり [LM]9. ジョン・ベディンガム(生歿年不詳、1460年頃活躍):慎ましき婦人よ [LM]10. 作者不詳:お恵み深い心をお持ちのあなたですから [LM]11. ピエトルカン・ボネル(生歿年不詳、15世紀後半に活躍):さらば、麗しき花の都 [LM]12. アレクサンデル・アグリコーラ[c.1445/46-1506]:私の感覚では [LM]13. ハインリヒ・イザーク[c.1450/55-1517]:さらに美しくも価値ある者など[LM]14. パウルス・スコトゥス(生歿年不詳、1507〜1514年に活躍):イエスさま、最も深き慰め [LM]15.ジョヴァンニ・セルラーリ(生歿年不詳、1502〜1527年に活躍):ご婦人よ、わたしは泣き悲しむことで [LM]〜後期ルネサンス〜16. 作者不詳:祭司よ、司教よ [LM]17. フランチェスコ・コルテッチャ[1502-1571]:祭司よ、司教よ [TDC]18. ヤーコポ・ペーリ[1561-1633]:ザゼリーノ(=ぺーリ)の第1旋法によるリチェルカーレ [FC]19. クリストファーノ・マルヴェッツィ[1547-1599]:過ぎ去った日々を思って嘆くばかりだ [TDC]20. ルカ・バーティ[1546-1608]:千もの恋が花開く中 [TDC]21. アレッサンドロ・ストリッジョ1世[1536/37-1592]:わが胸に苦しみが生じ [TDC]22. ストリッジョ1世:わが胸に苦しみが生じ(鍵盤独奏版)[FC]23. セラフィーノ・ラッツィ[1531-1611]:立ち尽くす聖母(スターバト・マーテル) [TDC]Disc224. ルカ・マレンツィオ[1553/54-1599]:私たちの声の調子が [TDC]25. エミリオ・デ・カヴァリエーリ[c.1550-1602]:歓喜せよ、死せる定めの者たちよ [TDC]26. マルヴェッツィ:4声のフーガ第2番 [FC]27. フィリップ・ヴェルドロ[c.1480/85-c.1530/32]:神から善きものを授かる私たちは [TDC]〜バロック期〜28. ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(生歿年不詳、1629〜1647年に活躍):フィレンツェの調べ [TDC]29. アントニオ・ブルネッリ[1577-1630]:ぼくが好きな、あの容赦なく冷たい女羊飼い [TDC]30. ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]:フィレンツェの調べ [FC]31. ブルネッリ:太陽が姿を現すとき [TDC]32. 作者不詳:フィレンツェの調べ [FC]33. ブルネッリ:主に向かって新しき歌を歌え [TDC]34. ジョヴァンニ・ピエトロ・ブッキャンティ[1608-after 1627]:やつれはてたまま私は去ろう [TDC]35. ジョヴァンニ・バッティスタ・フェルリーニ[c.1601-1674]:フィレンツェの調べ [FC]36. ブルネッリ:輝け、清らかに [TDC]37. ブルネッリ:あの裸身の坊やは頼もしき射手 [TDC]38. 作者不詳:フィレンツェの調べ〜ラ・ロッタ〜サルタレッロ [FC]39. ドメニコ・アングレージ[c.1610/15-1674]:ラ・サルヴィアータ [TDC]40. マルコ・ダ・ガリアーノ[1582-1643]:アフリカの砂漠で [TDC]41. 作者不詳:リガトゥーレを伴うプレルディオ・カンタービレ [FC]42. 作者不詳:フランス風アリア [FC]43. 作者不詳:パストラーレ風パッサカリア [FC]44. ドメニコ・ツィポリ[1688-1726]:パストラーレ [FC]45. ツィポリ:カンツォーナ [FC]46. ツィポリ:聖餐式後の調べ [FC]47. ツィポリ:昇階の調べ [FC]48. ツィポリ:奉献の調べ [FC]49. フランチェスコ・フェローチ[1673-1750]:灰褐色のパストラーレ [FC] LM/コリーナ・マルティ、ミハウ・ゴントコ(指揮)、ラ・モルラ(声楽&古楽器アンサンブル) TDC/アンドレス・ロカテッリ(テノール、打楽器、指揮)、テアトロ・デイ・チェルヴェッリ(声楽&古楽器アンサンブル) FC/フランチェスコ・コルティ(オルガン、チェンバロ) 録音時期:2022年9月28日〜10月3日/2023年1月9-12日 録音場所:イタリア中部トスカーナ地方コルトーナ、サンタ・マリア・ヌオーヴァ教会/スイス、メーリン、聖レオデガル教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明「チェロ」と呼ばれる低音弦楽器の源流を探って、名手コクセはイタリア半島の北と南へ。「ALPHA」でレーベル創設初期からアルバム制作を続け、バロック〜古典派の低音弦楽器のための音楽の真相を問い続けてきたバロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセとレ・バッス・レユニ。今回は「チェロ」という呼称が定まる前の時代まで遡って、イタリアでどのように低音弦楽器のための音楽が発展し、今日知られるチェロのイメージが形成されていったかを探ります。 軸になるのは学術都市として知られると共に、弦楽器のための音楽に通じた知識人たちが多かったボローニャとモデナ、そして南の王都ナポリ。それぞれの地域で16〜18世紀に活躍した作曲家たちの作品を厳選、時に高音部も演奏できる楽器なども交え、一筋縄ではいかないチェロ芸術の多様なルーツを精妙に解きほぐしてゆくプログラムの妙は興味が尽きません。 今回もこれまで通り古い弦楽器の構造に通じた製作家シャルル・リシェ、初期のチェロの研究に通じた音楽学者マーク・ヴァンスヘーウェイクの全面協力のもと多種多様な楽器を使い、60ページに及ぶブックレット(英・仏語)でそれぞれの使用論拠もカラー写真入りで詳述。近年では他のバロック・チェロ奏者たちもさかんにとりあげているヤッキーニ、ガブリエッリ、スプリアーニなどの作品の数々ですが、抜群の音楽性と作品理解を誇るコクセらの解釈による演奏は目が覚めるような新鮮な体験をもたらし、低音弦楽器の世界の奥深さに改めて開眼させられるに違いありません。 「ALPHA」初期からの名技師ユーグ・デショーのこだわりぬいた仕事ぶりにも驚かされ、各楽器そのものの音色はもちろん会場の気配まで克明に伝えるそのエンジニアリングは見事なもの。充実の2枚組です。(輸入元情報)【収録情報】Disc1:ナポリのチェロ音楽● ディエゴ・オルティス[1510-1570]:低音弦のための第1レセルカーダ● オルティス:定旋律による第1レセルカーダ● オルティス:定旋律による第4レセルカーダ● オルティス:『甘き思い出』に基づくレセルカーダ● アンドレア・ファルコニエーリ[1585/86-1656]:甘美な調べ● ファルコニエーリ:コルレンテ『ラ・プルデンツァ(思慮深さ)』● ファルコニエーリ:ラ・モナルカ(君主)● ロッコ・グレコ[1667-1718]:2つのヴィオラ(・ダ・ガンバ)のための第22シンフォニア● グレコ:二つのヴィオラ(・ダ・ガンバ)のための第19シンフォニア● グレゴリオ・ストロッツィ[1615-1687]:二重奏曲『あらゆる悪徳は歳を経て衰えるが、貪欲さだけは勢いを増す』● クリストファロ・カレザーナ[1640-1709]:二重奏曲● A.スカルラッテ[1660-1725]&ジュリオ・デ・ルーヴォ[1650-1716]:チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調● フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ[1678-1753]:チェロ独奏のための第10トッカータ ニ短調● ジョヴァンニ・ボノンチーニ[1670-1747]:ラルゴ(チェロのための第1シンフォニアより)● フランチェスコ・アルボレア[1691-1739]:ソナタ ニ長調● ニコラ・フィオレンツァ[1700-1764]:アモローゾ・エ・ラルゴ(リコーダー独奏のためのソナタより)● スプリアーニ:チェロ独奏のための第5トッカータ(ディミニューション付き)● ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ[1710-1736]:アンダンティーノ(トリオ・ソナタ ホ短調より)● サルヴァトーレ・ランゼッティ[1710-1780]:ソナタ イ短調● フィオレンツァ:ラルゴ(シンフォニア ニ長調より)Disc2:ボローニャとモデナのチェロ音楽● ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ[1632-1692]:パッサ・ガッリ(パッサカリア)ニ短調● ドメニコ・ガブリエッリ[1659-1690]:リチェルカーレ第1番ト短調● ガブリエッリ:ソナタ ト長調(第1版)● ガブリエッリ:リチェルカーレ第2番イ短調● ジュゼッペ・マリア・ヤッキーニ[1667-1727]:ソナタ イ短調(ソナタ集 Op.1より)● ガブリエッリ:リチェルカーレ第3番ニ長調● ヤッキーニ:ソナタ 変ロ長調(ソナタ集 Op.1より)● ガブリエッリ:リチェルカーレ第4番変ホ長調● ヤッキーニ:ソナタ ハ長調(ソナタ集 Op.3より)● ガブリエッリ:リチェルカーレ第5番ハ長調● ガブリエッリ:ソナタ イ長調● ガブリエッリ:2つのチェロのためのカノン ニ長調● ガブリエッリ:リチェルカーレ第6番ト長調● ヤッキーニ:ソナタ ト長調(ソナタ集 Op.3より)● ガブリエッリ:リチェルカーレ第7番ニ長調● ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントニイ[1636-1698]:第8リチェルカーレ● ガブリエッリ:ソナタ ト長調(第2版)● ガブリエッリ/ブリュノ・コクセ編:リチェルカーレ第7番ニ長調(2声版)● ヴィターリ:ルッジェーロ● ヴィターリ:パッサ・ガッリ(パッサカリア) レ・バッス・レユニ(古楽器使用) ブリュノ・コクセ(ヴェネツィア式ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・バスタルダ、ヴィオローネ=バッソ・ダ・ブラッツォ、小型ヴィオローネ=ヴィオロンチーノ、ヴィオラ・ベッテラ、バセット・ダ・ブラッツォ、4弦チェロ、5弦チェロ) エマニュエル・ジャック(ヴィオローネ、バセット・ダ・ブラッツォ) マチューラン・マタレル(チェロ) リチャード・マイロン(コントラバス、3弦コントラバス) ベルトラン・キュイエ、モード・グラットン(チェンバロ、ポジティフ・オルガン) 録音時期:2022年10月7-11日(Disc1)、2008年6月14-17日&2009年7月12日(Disc2) 録音場所:ベルギー南東部リエージュ州ボラン(Disc1)、スイス西部ヴォー州パンピニ(Disc2) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ブック型装丁
出荷目安の詳細はこちら商品説明2つの世界大戦に翻弄された女性作曲家マリア・ヘルツ。近年発見されたその管弦楽作品を世界初録音!1878年、ケルンの裕福なユダヤ系の家庭に生まれたマリアは、幼少期から音楽の才能を開花させました。1901年に化学者のアルベルト・ヘルツと結婚してイギリスに移住しましたが、1914年に義理の弟の結婚式に参加するため一家でドイツを訪れた時に第1世界大戦が勃発。イギリス帰国が許可されず、一家でケルンに留まることを余儀なくされます。更に1920年に夫が「スペイン風邪」で病死。苦境に瀕したマリアですが、その人柄と音楽的才能を慕ってケルン歌劇場の第1カペルマイスターだったクレンペラーをはじめ、ブダペスト弦楽四重奏団、ピアティゴルスキー、フォイアマン、アーベントロート、ロスバウトらが親交を結び、作品の演奏回数が増えてゆきます。しかしナチスが台頭するとユダヤ人作品の演奏が禁じられてしまい、彼女の一家もドイツを離れて欧州各国を転々。1935年を最後に作曲することはなく、1950年にニューヨークで亡くなりました。 男性優位の当時の社会で認められるために、彼女は夫が亡くなるとその名を借りてアルベルト・マリア・ヘルツと名乗って作曲していました。生前に出版されたのは『5つの歌曲』と弦楽四重奏に編曲したバッハのシャコンヌだけでしたが、1995年に遺族が持っていた楽譜をチューリッヒ中央図書館に寄贈し、2015年からはそれらの作品へのアクセスが可能になりました。このアルバムに収められたのもその一部です。響きにも様式にも後期ロマン派の佇まいが濃厚な彼女の作品は、演奏者には高度な技量を求めており、当時の社会情勢に翻弄され続けたこの作曲家の才能とセンスを今に伝えてくれます。(輸入元情報)【収録情報】ヘルツ:1. ピアノ協奏曲 Op.42. 大管弦楽のための4つの短い小品 Op.83. チェロ協奏曲 Op.104. 管弦楽のための組曲 Op.13 オリヴァー・トリンドル(ピアノ:1) コンスタンツェ・フォン・グートツァイト(チェロ:3) ベルリン放送交響楽団 クリスティアーネ・ジルバー(指揮) 録音時期:2022年11月15-18日(1,3)、2023年6月12,13日(2,4) 録音場所:ベルリン RBB、Saal 1 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 全て世界初録音 収録時間:81分
出荷目安の詳細はこちら商品説明ガードナー:オルガン作品全集 第1集イギリスの作曲家ジョン・ガードナーのオルガン作品集。10代から作品を発表するも、第二次世界大戦の終結を新たな出発点とみなし作品番号を1から付け直し、以降数多くの作品を発表しました。ルネサンス、バロック、ジャズを愛した彼の作品には基本的に調性感があり、 高い完成度を持つことで知られます。 このアルバムには彼のオルガン作品を収録。英国の伝統的な讃歌を用いた作品や変奏曲などの興味深い作品に加え、アントン・ブルックナー[1824-1896]の主題を用い、見事な対位法を駆使して書かれた『フーガ』も聴くことができます。アルバムには原曲となったブルックナーの短い『ペルク前奏曲』も収録。ガードナーが素朴な原曲をどのように発展させたかも知ることができます。 「NAXOS」をはじめ数々のレーベルへの録音で知られるトム・ウィンペニーの演奏で。(輸入元情報)【収録情報】ガードナー:1. イントラーダ Op.241-1 (2000)2. 間奏曲 Op.13 (Old Series) (1934)3. オルガンのためのソナタ Op.204 (1992)4. 讃歌の旋律:ビックレスクーム (1967)5. ビックレスクームによる2つの変奏 Op.134 (1976)6. 前奏曲 ト短調 Op.96ブルックナー:7. ペルク前奏曲 ハ長調 WAB129ガードナー:8. ブルックナーの前奏曲による幻想曲とフーガ Op.185 (1989)9. 5つの讃歌の旋律による前奏曲 Op.44 (1959) No.1. Old Hundredth No.2. Dundee No.3. Darwall's 148th No.4. Down Ampney No.5. Veni Creator Spiritus10. オルガンのための小品 Op.10 (Old Series) (1934)11. 終曲 Op.241-2 (2000) トム・ウィンペニー(オルガン) 録音時期:2023年5月31日〜6月2日、9月5日 録音場所:Christchurch Priory, Dorset, UK 世界初録音(1-6、8、9-No.1,2,4、10、11)
出荷目安の詳細はこちら商品説明シェリツキ:室内楽作品集ポーランドの現代作曲家、エドヴァルト・シェリツキの室内楽作品集。本アルバムには、2011年から2015年にかけてショパン音楽大学で開催されたコンサートの一環として行われ、シェリツキの父親であり、作曲家でもあったリシャルト・シェリツキの思い出に捧げられた、非常に表現力豊かなヴィオラとピアノのためのソナタから、第2楽章では古いブルガリアの儀式の歌のテーマに基づいたピアノ・ソナタまで、シェリツキの4つの作品の演奏(初演を含む)が記録されています。(輸入元情報)【収録情報】シェリツキ:● ヴィオラとピアノのためのソナタ『我が父の思い出に』(2007)● 2挺のヴァイオリンのためのソナタ『Per fas et nefas』(2013)● ソプラノ・サクソフォンとオルガンのための『サインズ・オヴ・ライフ』(1996)● ピアノ・ソナタ(2010-2014) カタジナ・ブドニク(ヴィオラ) バルトシュ・ベドナルチク(ピアノ) ユスティナ・バラン(ヴァイオリン) エヴァ・コヴァル=ミコワイチク(ヴァイオリン) アリナ・ムレチコ(ソプラノ・サクソフォン) ヤロスワフ・マラノヴィチ(オルガン) アンナ・ハイドゥク=リンコヴィチ(ピアノ) 録音方式:ステレオ(デジタル) 全曲世界初録音
出荷目安の詳細はこちら商品説明ジョエル=フランソワ・デュランがここ20年間で生み出した多様なサウンドスケープ!厳格かつ革新的な構造と際立って叙情的な衝動を組み合わせた、特異な作風を持つフランスの作曲家、ジョエル=フランソワ・デュランのここ20年間の作品を集めた2枚組のアルバム。デュランは1983年のシュトックハウゼン・コンクールでの入賞以来、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ロンドン・シンフォニエッタ、ディオティマ四重奏団、BBC交響楽団をはじめ多くの重要なアンサンブルによる委嘱や演奏機会に恵まれており、微分音を効果的に使ったユニークな展開の音楽を生み出し続けています。(輸入元情報)【収録情報】ジョエル=フランソワ・デュラン:● Geister, schwebende Geister…(2020)〜ヴィオラとアンサンブルのための● La descente de l’ange(2022)〜クラリネットとヴァイオリンのための● 弦楽四重奏曲第2番『Cantar de Amigo』(2020)● 弦楽四重奏曲第1番(2005)● In a weightless quiet(2020)〜ヴァイオリンのための● In the Mirror Land(2005)〜フルートとクラリネットのための● Mundus Imaginalis(2015)〜アンサンブルのための ボッツィーニ四重奏団 ミヴォス四重奏団 マイケル・レヴァンスキ指揮、アンサンブル・ダル・ニエンテ、他 録音:2021年〜2023年
出荷目安の詳細はこちら商品説明リャオ・リンニー:バガテル集1977年台湾生まれの作曲家リャオ・リンニーによるバガテル集。普段クラシック音楽ではなかなか使われない二胡なども用いられています。これらの作品はアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩からインスピレーションを受けていると彼女は言います。(輸入元情報)【収録情報】リャオ・リンニー:● one bird, one tree…(バガテル第5番)〜二胡、アコーディオンとピアノのための● p.53(バガテル第4番)〜ギターのための● TTy(バガテルa)〜大きなタムタムのための● one bird, one tree…(バガテル第1番)〜二胡、アコーディオンとピアノのための● The Wind could wait without the gate…〜レバーハープのための● TTy(バガテルd)〜大きなタムタムのための● p.53(バガテル第3番)〜ギターのための● one bird, one tree…(バガテル第3番)〜ギターのための● TTy(バガテルb)〜大きなタムタムのための● p.53(バガテル第1番)〜ギターのための● Poussiere dans le vent〜フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための● The Wind could wait without the gate…〜レバーハープのための● one bird, one tree…(バガテル第2番)〜二胡、アコーディオンとピアノのための● Le train de la vie I - LR〜電子音響音楽● TTy(バガテルc)〜大きなタムタムのための● and if we put dreams behind us…〜フルート、クラリネット、ヴィオラ、チェロとピアノのための● TTy(バガテルe)〜大きなタムタムのための● one bird, one tree…(バガテル第4番)〜二胡、アコーディオンとピアノのための Wang Ying-Chieh, Erhu Fanny Vicens, accordion Wilhelm Latchoumia, piano Christelle Sery, guitar David Joignaux, great fanfare Helene Breschand & Laurence Bancaud, harp L’arsenale (Elena Gabbrielli, flute ・ Georgia Privitera, violin ・ Aline Privitera, cello ・ Roberto Durante, piano ・ Filippo Perocco, conductor) Ensemble Cairn (Cedric Jullion, flute ・ Ayumi Mori, clarinet ・ Cecile Brossard, viola ・ Alexa Ciciretti, cello ・ Caroline Cren, piano ・ Guillaume Bourgogne, conductor) 録音:2010年〜2022年
出荷目安の詳細はこちら商品説明マルチェッロ・フェーラ:室内楽作品集 2003〜20231966年ジェノヴァ生まれの作曲家兼ヴァイオリニスト、マルチェッロ・フェーラが2003年〜2023年にかけて作曲した室内楽作品集。ピリオド楽器による古楽・バロック音楽の演奏にも熱心な彼らしく、モンテヴェルディやランディーニらの音楽を再解釈した作品も含まれています。自らが音楽監督を務めるコンドゥクトゥス・アンサンブルのメンバーによるトリオに加え、ガブリエーレ・ミラバッシら実力派アーティストが参加しています。(輸入元情報)【収録情報】フェーラ:● Diaphonia〜ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための● Le Due Vite - Suite〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● In risposta〜ヴァイオリンとチェロのための● Aframunda〜ヴァイオリンのための● Ode〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● Lidia Spina〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● Interludio alla voce〜ヴァイオリンのための● Selvagia Fera〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● Hi Jack〜ヴァイオリンとクラリネットのための● Perdue〜ヴァイオリンとチェロのための● Sensa Sciou〜ヴァイオリンのための● All'intorno〜ヴァイオリンのための● Siebzieg Karat〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● That's it〜ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための● Segno〜ヴァイオリンのための● La sacra conversazione〜ヴァイオリンとチェロのための トリオ・コンドゥクトゥス マルチェッロ・フェーラ(ヴァイオリン) ナタン・キッツァーリ(チェロ) シルヴィオ・ガバルディ(ダブル・ベース) ガブリエーレ・ミラバッシ(クラリネット) フランチェスコ・ディロン(チェロ) アルベルト・カサデイ(チェロ) 録音時期:2023年4月、9月 録音場所:イタリア 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明C.シューマン、ヘンゼルト、デーラー。3人のロマン派コンポーザー=ピアニスト!数々のピアノ・コンクールで上位入賞を果たし、多くの奨学金を獲得してきた新星ピアニスト、ルクレツィア・リベラティのデビュー・アルバム。クララ・シューマン(クララ・ヴィーク)[1819-1896]、アドルフ・フォン・ヘンゼルト[1814-1889]、テオドール・デーラー[1814-1856]といった3人の同世代のロマン派作曲家を特集した興味深い構成で、後にシューマン夫人となるクララ・ヴィークが10代後半で書いたベッリーニの変奏曲、ロシアの音楽家グリンカのアリアに基づくテオドール・デーラーの夜想曲、ドイツ出身でロシア帝国で長く活躍し、ルビンシテインの下でサンクト・ペテルブルク音楽院の副長を務めるなどロシア・ピアノ楽派の礎を築いたアドルフ・フォン・ヘンゼルトの様々な技巧とロマンティックな精神が込められた練習曲集を収録。クララとデーラーの作品はヘンゼルトに献呈されており、いずれも優れたヴィルトゥオーゾ・ピアニストであった3人の相互的な繋がりも込められています。(輸入元情報)【収録情報】● クララ・ヴィーク:ベッリーニの歌劇『海賊』のカヴァティーナにもとづく演奏会用変奏曲 Op.8● アドルフ・フォン・ヘンゼルト:12のサロン風練習曲 Op.5● テオドール・デーラー:3つのロシアのメロディ Op.60〜グリンカの主題による夜想曲 ルクレツィア・リベラティ(ピアノ/ファツィオリ F278) 録音時期:2023年7月 録音場所:イタリア 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明世紀の名ピアニストたち〜コンドン・コレクション/ピアノ・ロール・マスターズ第5期 2. シューラ・チェルカスキー&レオポルド・ゴドフスキー/トロイメライ個性的なチェルカスキーのピアノから引き出される音の美しさにただ驚嘆するばかり。 ゴドフスキーは卓越した演奏に満ちあふれています。(販売元情報)【収録情報】01.悲愴前奏曲(チェルカスキー)02.V.R.のポルカ(ラフマニノフ)03.無言歌〜「ハープサルの思い出(3つの小品)」作品2の3(チャイコフスキー)04.リゴレット・パラフレーズ(ヴェルディ/リスト編曲)05.愛のワルツ〜「春」作品57の5(モシュコフスキ)06.春の夜〜「リーダークライス」(シューマン/リスト編曲) シューラ・チェルカスキー(ピアノ・ロール)07.子守歌 変ト長調 作品45(ヘンゼルト)08.ゴンドラ〜「10の練習曲集」作品13の2(ヘンゼルト)09.セレナード ニ短調(ルビンシテイン)10.トロイメライ〜「子供の情景」作品15の7(シューマン)11.ポロネーズ ニ長調 作品17(モシュコフスキ)12.夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2(ショパン)13.3つのエコセーズ第1番 作品72の3:ニ長調(ショパン)14.3つのエコセーズ第2番 作品72の4:ト長調(ショパン)15.3つのエコセーズ第3番 作品72の5:変ニ長調(ショパン)16.バラード 第1番 ト短調 作品23(ショパン) レオポルド・ゴドフスキー(ピアノ・ロール) 1916年〜1929年収録 最新リマスター、日本語解説書き下ろし 監修・解説:黒田晃章【コンドン・コレクション】20世紀初頭の大作曲家やピアニストのキャリアの最初期に、自動再演ピアノによって吹き込まれた歴史的録音物を、デニス・コンドンが40年の歳月を費やして集めたライブラリー。ペーパー・ロール(ピアノ・ロール)によって保管されている貴重な音源を『ピアノ・クラシックス』シリーズとしてリリース。幻の演奏が現代によみがえる!(販売元情報)(写真 販売元提供)曲目リストDisc11.悲愴前奏曲/2.V.R.のポルカ/3.無言歌~『ハープサルの思い出(3つの小品)』作品2の3/4.リゴレット・パラフレーズ/5.愛のワルツ~『春』作品57の5/6.春の夜~『リーダークライス』作品39の12/7.子守歌 変ト長調 作品45/8.ゴンドラ~『10の練習曲集』作品13の2/9.セレナード ニ短調/10.トロイメライ~『子供の情景』作品15の7/11.ポロネーズ ニ長調 作品17/12.夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2/13.3つのエコセーズ 作品72 第1番 作品72の3:ニ長調/14.3つのエコセーズ 作品72 第2番 作品72の4:ト長調/15.3つのエコセーズ 作品72 第3番 作品72の5:変ニ長調/16.バラード 第1番 ト短調 作品23
出荷目安の詳細はこちら商品説明セシル・ウーセ・エテルナ録音集(4CD)鮮烈なドビュッシーとラヴェル、美しいモーツァルト、仏ディスク大賞受賞のブラームス!1960年代終わり、フランスきっての名手として、知名度は低いながらもすでに世界的に活動していたセシル・ウーセに最初に注目したレコード会社は東ドイツのエテルナ・レーベルでした。おかげでウーセ30代の切れの良い演奏が優秀な技術で録音され、以後の名声拡大にも大きく貢献する事になります。 この4枚組CDは、ウーセがエテルナで録音したLP5枚分の音源をCD4枚に収録したもので、内訳は、1967年のドビュッシー、1971年のラヴェル、1973年のモーツァルト、1974年のブラームスというもの。ブックレットにはオリジナル・デザインのジャケット画像も掲載して資料性を高めています。▶ Berlin Classicsのピアノ録音を検索 セシル・ウーセ情報 幼少期1936 生地1月23日、フランス南西部のタルブ(現地ではタルベと発音)に誕生。ピレネー山麓の町で、スペイン国境まで約50km。近隣には聖地ルルドもあります。1941 神童両親は音楽教育に熱心で、7人姉妹の末っ子であるウーセにも早くからピアノを教えますが、彼女の能力はずば抜けており、1941年、5歳半のときにアルジェで初リサイタルを開催。当時のアルジェリアにはフランスからの入植者が約100万人も居て、首都アルジェの街並みもフランス風なものとなっているのが印象的です。 第2次大戦中のアルジェリアは、南仏などと同じくフランス政府(温泉保養地ヴィシーに疎開移転した巨大行政機構)の支配下にあり、区分としては自由地域でした。もっとも、本土の自由地域ではフランス国籍のスクリャービンの娘アドリアナ(ソフロニツキーの義妹)がフランス人によって機関銃で虐殺されるなど民兵や警察によるレジスタンスや市民への弾圧も横行していたので、それに較べれば平穏なアルジェは疎開者の滞在先としても人気がありました。 教育1944 パリで勉強パリが解放されると8歳のウーセは、マルセル・シャンピ[1891-1980]の指導を受け始めます。当時のウーセは、フランスの古典的奏法に従って指を曲げるスタイルで弾いていましたが、シャンピの指導はアントン・ルビンシテインのメソッドを手本としたロシア的なもので、これにより幼いウーセの指が強靭化されてパワーも強化、正確な技術力も得られることになります。恩師マルセル・シャンピマルセル・シャンピの父エジオ(エツィオ・チャンピ=チェッライ)[1855-1927]はイタリア出身の国際的なオペラ歌手(テノール)で、母セシル[1859-1939]はパリ・オペラ座の歌手(ソプラノ)、姉ガブリエル[1886-1974]もオペラ歌手(ソプラノ)。母の大叔父はリスト門下のピアニスト、テオドール・リッター(本名:トゥサン・プレヴォ)[1840-1886]で、その父は国際的な指揮者のウジェーヌ・プレヴォ[1809-1872]という音楽家の家系。 シャンピ少年は、大叔父リッターの弟子だったマドモワゼル・ロベルデにピアノの手ほどきを受け、13歳でパリ音楽院に入学。ペダル奏法の研究者でもあるジョルジュ・ファルケンベルグ(ショパンの弟子ジョルジュ・マティアス[1826-1910]の弟子)に師事してすぐに頭角をあらわし、年度末試験では審査員長のルイ・ディエメ[1843-1919]から、翌年度に自分のクラスに入るよう要請され、1909年にプルミエ・プリを得て卒業。 その間、シャンピの演奏にまだ物足りなさを感じていた母親は、古くからの友人でかつてマルセイユ音楽院で教えていたマリー・ペレズ・ド・ブランビラ[1841-1931]の指導も長期に渡って受けさせています。 ペレズ・ド・ブランビラは、クララ・シューマン[1819-1896]とアントン・ルビンシテイン[1829-1894]の弟子で、特にルビンシテインとの交流が長かったため、シャンピも彼女を通じてルビンシテインのメソッドを体得することになります。 修行を終え、本格的にピアニストとしての活動を始めたシャンピは、ソロのほか室内楽にも熱心であり、カザルス、エネスク、ティボーらと頻繁に共演したほか、トリオなどでも活動。また、晩年のドビュッシーとも親しくしていました。 1920年には、以後60年ものあいだ結婚生活を維持するヴァイオリニストのイヴォンヌ・アストリュク[1889-1980]と一緒になり、翌年には息子イヴを授かっています(イヴ・シャンピ[1921-1982]はのちに映画監督となり1957年に岸恵子と結婚)。1946 パリ音楽院1946年、10歳でパリ音楽院に入学して引き続きマルセル・シャンピ教授に師事。1950年には、14歳で満場一致のプルミエ・プリを取得し、1953年にはクレア・パージュ賞を受賞してもいます。 コンクール第2次大戦後の十数年に開催されたコンクールには、戦勝国で国際的経済支援策も展開した米ソ2大国の政治的な影響が及んだケースも少なからずあったようです。被占領国だったフランスのウーセにとっては厳しい状況でしたが、同じく被占領国だったイタリアで開催された「ヴィオッティ国際音楽コンクール」と「ブゾーニ国際ピアノコンクール」では首位だったので、実力は最高レヴェルだったということでしょう。1953 ロン=ティボー国際音楽コンクール17歳で出場し第6位(下の画像)。他は、第1位:無し、第2位:エフゲニー・マリーニン[1930-2001 ソ連]とフィリップ・アントルモン[1934- フランス]、第3位:アルベルト・コロンボ[イタリア]、第4位:田中希代子[1932-1996 日本]、第5位:バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ[1930-2013 ポーランド]、第7位:ワルター・クリーン[1928-1991 オーストリア]でした。 審査員のひとりアルトゥール・ルービンシュタインは審査結果に不満を表明し、パリの有名ホール「サル・ガヴォー」でウーセがプロ・デビューできるように計らっています。1954 ジュネーヴ国際音楽コンクール18歳で出場し第2位。他は、第1位:ベルナール・ランジュサン[1934- フランス]、第2位:ウーセとハンス・グラーフ[1928-1994 オーストリア]、ルスラナ・アントノヴィチ[オーストリア]でした。1955 ヴィオッティ国際音楽コンクール19歳で出場し第1位。他は、第2位:アルベルト・コロンボ[イタリア]、第3位:ダニエル・ドゥシェンヌ=ドゥクロス[フランス]、ギュンター・ルートヴィヒ[1930-2022 西ドイツ]、ナターシャ・カルツァ[イタリア]、ピエール・デルグランジュ[フランス]、アラン・ベルナイム[1931-2022 フランス]でした。1956 エリザベート王妃国際音楽コンクール20歳で出場し第4位。他は、第1位:ヴラディーミル・アシュケナージ[1937- ソ連]、第2位:ジョン・ブラウニング[1938-2003 アメリカ]、第3位:アンジェイ・チャイコフスキ[1935-1982 ポーランド]、第5位:ラザール・ベルマン[1930-2005 ソ連]、第6位:タマーシュ・ヴァーシャリ[1933- ハンガリー]でした。1959 ブゾーニ国際ピアノコンクール23歳で出場し第2位。他は、第1位:無し、第2位:ウーセとジョン・ペリー[1935- アメリカ]、第3位:イムレ・アンタル[1935-2008 ハンガリー]、レナード・ホカンソン[1931-2003 アメリカ]、第4位:ホアキン・アチューカロ[1932- スペイン]でした。1962 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール26歳で出場し第4位。他は、第1位:ラルフ・ヴォタペック[1939- アメリカ]、第2位:ニコライ・ペトロフ[1943-2011 ソ連]、第3位:ミハイル・ヴォスクレセンスキー[1935- ソ連]でした。 コンサート1953 プロ・デビュープロ・デビューは、コンクール結果に不満を持ったルービンシュタインが、彼女のために手配した1953年の一連のパリ公演でした。これを機に、フランス内外で演奏する機会に恵まれることになります。ちなみにルービンシュタインは、当時演奏報酬が世界最高額の人気アーティストで、実演業界への影響力にも少なからぬものがありました。1962 世界各地で演奏国際コンクールでの連続的な成功により、ウーセは1962年までに、ヨーロッパ各地のほか、アメリカ、カナダ、イギリス、南アフリカもまわっていますが、告知宣伝が小規模だったこともあってあまり話題になっていません。 当時、宣伝力と交渉力の強い大手マネジメントの多くは、20代から40代の女性ソロ・アーティスト、特に既婚者について、妊娠・出産による公演キャンセルのリスクを過大に懸念しており、契約には非常に慎重だったため、早くに結婚していたウーセは大手から相手にされませんでした。1980 メジャーな存在に1980年、ウーセはエディンバラ音楽祭にアルゲリッチの代役として出演して大成功を収めています。これをきっかけにメジャーな仕事が増え、活動範囲にアジアやオセアニアなども加わって、日本でもたびたび公演をおこなうようになります。 また、交渉力が増したことで、各地のコンサートで、並行してマスタークラスも開催できるようになり、夏場にはウーセの故郷近くのピュイセルシで毎年マスタークラスを主催するようにもなります。2000 引退を決意多忙だったウーセは、1990年代後半から腰と背中を痛め(1996年の日本公演もキャンセル)、65歳を機にコンサートをほぼやめていますが、マスタークラスとコンクール審査員などの仕事は継続していました。2006 引退を発表腰と背中の問題により、演奏活動からの引退を正式に発表。マスタークラスとコンクール審査員などの仕事は継続中。 主なレコーディングDisques DMO初レコーディングは1950年代なかばのことで、チェロの巨匠モーリス・マレシャル[1892-1964]との共演により、ポール・ラドミロー[1877-1944]のチェロ・ソナタと、バロック作品(デルヴェロワの組曲、ラモーの「エベの祭り」から2曲)を収めた10インチLPを、フランスの「Disques DMO」というレーベルで制作。ETERNA1967年から1974年まで東ドイツでレコーディング。数々の国際コンクールで東側の人間と会うことも多かったウーセは、東ドイツでのコンサートにも出演していましたが、ソリストとしての最初のレコード制作が、東ドイツの国営レーベルだったというのは意外な展開でした。DECCA FRANCE1971年から1976年までフランスでレコーディング。東ドイツから1969年にドビュッシーが発売されたことに刺激されたのか、地元フランスでのレコード制作が始まります。第1弾はドビュッシーとサティ、サン=サーンス、シャブリエから成るアルバムで、以後、1973年のラフマニノフ、1974年のシューマン&ブラームス、そして1975〜1976年のベートーヴェン変奏曲全集の録音がおこなわれています。しかしほどなくデッカ・フランスは買収によって活動を停止。CAMBRIDGE1981年の発売。イギリスのマイナー・レーベル。ショパンのピアノ・ソナタ第2番とバラード第4番、練習曲 Op.10-4、8、12、夜想曲 Op.27-2を収めたアルバム。録音データや制作経緯などは不明。EMI…
出荷目安の詳細はこちら商品説明ピアノ作品集〜ラモー、スクリャービン「非の打ちどころのないテクニック」(ワシントン・ポスト紙)と称賛されるフィンランドのピアニスト、ユホ・ポホヨネンの「ORCHID」レーベルへのデビュー・アルバム。 ここで彼が選んだのは、優雅さを備えたバロック時代のジャン=フィリップ・ラモー[1683-1764]の作品と、実験的かつ神秘的な雰囲気を備えるアレクサンドル・スクリャービン[1872-1915]の後期作品。対照的ともいえる2人の作品を違和感なく併せ、1枚のアルバムに収めるさまは見事としか言いようがありません。ラモーでは一音一音の粒立ちを際立たせ、スクリャービンでは巧みにペダルを操り、響きをコントロール、この音色の違いも聴きどころです。(輸入元情報)【収録情報】ラモー:新しいクラヴサン曲集より● 組曲 イ短調 RCT5● 組曲 ト長調 RCT6スクリャービン:● ピアノ・ソナタ第6番 Op.42● ピアノ・ソナタ第7番 Op.64『白ミサ』 ユホ・ポホヨネン(ピアノ) 録音時期:2023年8月31日、9月1,25,26日 録音場所:オーストリア、Liszt-Zentrum Raiding 録音方式:ステレオ(デジタル) 収録時間:80分
状態可状態詳細未開封中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら
出荷目安の詳細はこちら内容詳細戦後のピアノ界を牽引したピアニストのひとり、山根弥生子が親交のあった日本人作曲家の作品を集めた注目のアルバム。Disc2には、山根のドイツでの初演ライヴを収録している。山根の真骨頂がここにある。(CDジャーナル データベースより)曲目リストDisc11.ソナチネ I.Allegro Molto/2.ソナチネ II.Lento/3.ソナチネ III.Allegro/4.前奏曲 ニ調/5.前奏曲 ト調/6.六つの田園舞曲 [抜粋] I.Allegro/7.六つの田園舞曲 [抜粋] III.Moderato/8.六つの田園舞曲 [抜粋] V.Moderato/9.六つの田園舞曲 [抜粋] VI.Allegro vivo/10.鍵盤のための組曲 [抜粋] Adagio/11.鍵盤のための組曲 [抜粋] Toccata II/12.以呂波譬喩八題 「い」一寸先は闇 「ろ」論語読みの論語知らず 「は」針の穴から天井のぞく 「に」憎まれっ子世にはばかる 「ほ」仏の顔も三度 「へ」下手の長談義 「と」年寄りの冷水 「ち」塵もつもれば山/13.日本古謡による二つの風俗 わらべうた/14.日本古謡による二つの風俗 祭りばやし/15.四つの前奏曲 [抜粋] I.Andante/16.四つの前奏曲 [抜粋] II.Allegro/17.琉球舞踊 [抜粋] <I.Andante>/18.首里城での舞踏会Disc21.ピアノと管弦楽のための主題と変奏/2.ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 I.Lento - Allegro/3.ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 II.Adagio/4.ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 III.Allegro vivace/5.ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 I.Andante/6.ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 II.Allegro energico
出荷目安の詳細はこちら商品説明ヴィニツカヤが描き上げるピアノの舞曲ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年にCDデビュー、同年より母校でもあるハンブルク音楽演劇大学で後進の指導にもあたっているヴィニツカヤ。 2021年の「ショパン: バラードと即興曲」以来3年ぶりとなる今作のテーマは舞曲。モーリス・ラヴェル[1875-1937]の名作2曲では、持ち前のテクニックに支えられた繊細かつダイナミックな表現を存分に聴かせます。ドミトリー・ショスタコーヴィチ[1906-1975]の『人形の踊り』は彼が映画などのために書いた曲を再構成した子供のための易しいピアノ曲ながら、ヴィニツカヤはほんの10年ほど前に出会ってぜひ録音したいと願っていたもので、愛らしい曲想を慈しむように聴かせます。カーネギー・ホールの依頼で2012年に書かれたイェルク・ヴィトマン[1973-]の『サーカス・ダンス』は、芸術的あるいはピアニスティックな視点のみならず、彼自身の履歴書のような意味合いがある作品とされ、ヴィニツカヤは今回の録音の前にヴィトマンと語り合う機会を得たことで、作品理解が大きく深まったと語っています。その終曲はヴィトマン自身のオペラ『バビロン』から引用された軍楽隊の賑やかな行進曲です。(輸入元情報)【収録情報】● ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ● ショスタコーヴィチ:人形の踊り I. 抒情的なワルツ II. ガヴォット III. ロマンス IV. ポルカ V. おどけたワルツ VI. 手回しオルガン - VII. 踊り● ヴィトマン:サーカス・ダンス I. Fanfare II. Boogie-Woogie III. Erster Walzer IV. Vier Strophen vom Heimweh V. Valse bavaroise VI. Valse sentimentale VII. Kinderreim VIII. Karussell-Walzer IX. Hebraische Melodie X. Venezianisches Gondellied XI. Bayerisch-babylonischer Marsch● ラヴェル: ラ・ヴァルス アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ) 録音時期:2023年6月 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明カサドシュ、ペルルミュテール貴重な2枚組1899年、パリでカタルーニャ人の音楽一家に生まれたロベール・カサドシュと、1904年ポーランドのコヴノ生まれのペルルミュテールの協奏曲録音を集めた2 枚組。いずれも50台、活躍していた時期の録音です。ペルルミュテールはラヴェルやショパンで特に知られていますが、ここに収録のモーツァルトやベートーヴェンも、清冽きわまりないタッチと繊細な表情づけが際立っています。オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれた「tahra」。ルネ・トレミーヌ[1944-2014)が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、トレミーヌの死去にともない活動を休止。しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。「Tahra」の名盤16選を、オリジナル・ブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。(販売元情報)【収録情報】Disc1● J.S.バッハ:3台のピアノによる協奏曲ニ短調 BWV.1063 第1楽章 アレグロ [5:18] 第2楽章 アッラ・シチリアーナ [4:06] 第3楽章 アレグロ [4:43] ギャビー・カサドシュ、ジャン・カサドシュ(ピアノ) フェルナンド・プレヴィターリ指揮、トリノRAI管弦楽団 録音:1958年4月4日● モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414 第1楽章 アレグロ [9:52] 第2楽章 アンダンテ [7:59] 第3楽章 ロンド - アレグレット [5:47] フランコ・カラッチオーロ指揮、ナポリ・スカルラッティ管弦楽団 録音:1958年3月28日● モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491 第1楽章 アレグロ [12:15] 第2楽章 ラルゲット [7:29] 第3楽章 アレグレット [8:15] ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団 録音:1954年3月22日 ロベール・カサドシュ(ピアノ)Disc2● モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467 第1楽章 アレグロ [15:11] 第2楽章 アンダンテ [6:42] 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ [6:43] フェルナンド・ウーブラド指揮、ウーブラド室内管弦楽団 録音:1956年12月16日● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [16:46] 第2楽章 ラルゴ [9:17] 第3楽章 ロンド - アレグロ [9]28] ジャン・マルティノン指揮、フランス国立放送管弦楽団 録音:1956年3月22日 ヴラド・ペルルミュテール(指揮) 原盤:TAH666 輸入盤・日本語帯・解説付き
出荷目安の詳細はこちら商品説明ミュンシュ、パレーの貴重な録音3人のフランス人指揮者がアメリカの偉大なオーケストラを率いていた時期がありました。サンフランシスコ響のピエール・モントゥー(1936年〜1952年)、ボストン響のシャルル・ミュンシュ(1949年〜1962年)、デトロイト響のポール・パレー(1951年〜1962年)です。ミュンシュがボストンで、そしてパレーがデトロイトで行なった4つの未発表レコーディングが収録されています。ピアニストはモニク・アースとロベール・カサドシュ、彼らもまたフランス人です。注目すべきはモーツァルトの協奏曲 K.466とバッハの協奏曲 BMV.1052で、これらは発売当時は初出音源でした。 放送音源を使用しているので、ディスク1の冒頭にはアナウンサーによるプログラム・演奏者紹介の音声が入ります。オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれた「tahra」。ルネ・トレミーヌ[1944-2014)が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、トレミーヌの死去にともない活動を休止。しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。「Tahra」の名盤16選を、オリジナル・ブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。(販売元情報)【収録情報】Disc1・アナウンス1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466 第1楽章 アレグロ [14:53] 第2楽章 ロマンス [9:23] 第3楽章 ロンド - アレグロ・アッサイ [7:56]2. ラヴェル:左手のための協奏曲ニ長調 モニク・アース(ピアノ) ボストン交響楽団 シャルル・ミュンシュ(指揮) 録音:1960年11月11日Disc23. J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052 第1楽章 アレグロ [8:08] 第2楽章 アダージョ [6:34] 第3楽章 アレグロ [8:15]4. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [16:26] 第2楽章 アレグロ・アッパッショナート [8:33] 第3楽章 アンダンテ [10:24] 第4楽章 アレグレット・グラツィオーゾ [9:13] モニク・アース(ピアノ:3) ロベール・カサドシュ(ピアノ:4) デトロイト交響楽団 ポール・パレー(指揮) 録音:1960年12月8日(3)、11月11日(4) 原盤:TAH710 輸入盤・日本語帯・解説付き
出荷目安の詳細はこちら商品説明カロミリス:旧世界、新世界〜室内楽作品集ギリシャ生まれのアメリカの作曲家、チャールズ・カロミリスの室内楽作品集。中近東や中東の音楽的アイデアを取り上げることで、音楽の交錯を探求しているパノ・ホラ・アンサンブル(メンバーは、ツィンバロン、フルート、ヴァイオリン、ギター、コントラバス奏者など)が、カロミリスの2つの異なる世界を描きます。(輸入元情報)【収録情報】カロミリス:室内楽作品集『旧世界』● ジネーヴラと仲間たちのための組曲● Oboeliks● Sirtateli『新世界』● ノーザン・ソング● ジョニーの旅● トリオ・ファドリンのための組曲 パノ・ホラ・アンサンブル 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明実際の歴史の悲劇と希望を語る新作音楽劇を国際的に活躍する中国人指揮者が初録音アメリカの作曲家アーロン・ジグマンの新しいオラトリオ『Emigre』の初録音がドイツ・グラモフォンより発売されます。CD2枚組。『Emigre』は実際の出来事からインスパイアされた作品で5年の歳月をかけて丁寧に作り上げられました。この2幕のオラトリオの台本はグラミー賞、ピューリッツァー賞の受賞歴のあるマーク・キャンベルとソングライターのブロック・ウォルシュによる追加の歌詞によるものです。演奏には国際的に活躍している中国の指揮者ロン・ユーと彼が音楽監督を務めている上海交響楽団、テノールのマシュー・ホワイトとアーノルド・リヴィングストン・ゲイス、ソプラノのMeigui Zhangとダイアナ・ニューマン、メゾ・ソプラノのHuiling Zhu、バス・バリトンのシェンヤンとアンドリュー・ドワン、ニューヨーク・フィルハーモニック・コーラスのメンバー、蘭州コンサートホール合唱団など総勢190人が参加しています。 第二次世界大戦時、ナチスのヨーロッパからのユダヤ人難民を上海の人々が受け入れました。その数は3万人にのぼるとも言われています。『Emigre』は1938年に難民として上海にたどり着いた2人のユダヤ人兄弟が新しい生活を築いてゆく姿が描かれています。オットーは自身の運命を心に抱き続け、ヨーゼフは新しい生き方を求め、南京大虐殺で母親を失った体験から立ち直った中国の女性リサと恋に落ちます。そこからこの音楽劇は愛と喪失の壮大な物語を語ります。「歴史の洪水の中で社会的な状況や人間の運命の変化を避けて通ることはできませんが、人類の光と善は決して沈むことのない平底船です。それは暗闇の中を進み、人類の運命と持続する歴史を運び、明るく希望に満ちた未来へと向かって航行します」〜ロン・ユー「アーロンとマークによって命を吹き込まれたこの重要な作品を共有し、この作品の世界初演とドイツ・グラモフォンへの録音を指揮することを誇りに思っています」〜ロン・ユー「『Emigre』は困難な時代に人々がどう共存していくのかを示しています。私は助けを必要とする人々を受け入れた上海の人々をとても誇りに思います。私たちは皆他の人々とどうつながるのかを考える必要があります。私は世界中の音楽家と一緒に仕事をしてきましたが、彼らがどこからきているのかを考えたことはありません。音楽は私たちの共通言語です。それは希望のメッセージを伝えるための最良の言葉です」〜ロン・ユー(輸入元情報)【収録情報】● ジグマン:オラトリオ『Emigre』Disc1:第1幕1. Prologue2. Shanghai3. Look Ahead4. Dreaming Must Wait5. This House We Share6. My City7. Recitative8. No Word From Home9. In A Woman's Hands10. Yu Garden11. In a Perfect World12. One Magical Night13. Our PeopleDisc2:第2幕1. Ent'acte2. Light a Flame3. The Song Home4. You Cannot Deny My Love5. And Another Day6. Forever7. Once Upon a Night8. Where Is My Father?9. The Yeshiva in the Ghetto10. Nowhere to Go11. Through a Window マシュー・ホワイト、アーノルド・リヴィングストン・ゲイス(テノール) Meigui Zhang、ダイアナ・ニューマン(ソプラノ) Huiling Zhu(メゾ・ソプラノ) シェンヤン、アンドリュー・ドワン(バス・バリトン) ニューヨーク・フィルハーモニック・コーラスのメンバー 蘭州コンサートホール合唱団 上海交響楽団 ロン・ユー(指揮) 録音時期:2023年11月11-14日 録音場所:上海、ジャガー上海交響楽団ホール 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明親密で感情的な日記のようなピアノ曲移民の両親を持つアンソニー・ロザンコヴィチによる、音楽での日記帳のようなピアノ作品集。映画音楽をもとにした楽曲が多く、感情豊かな作風です。また同時に混沌とした不協和音やシンコペーションを伴い、幅の広い表現を聴かせます。(輸入元情報)【収録情報】ロザンコヴィチ:01. Andalouse Running Shoes02. Origami03. Avenue Zero04. Mosaique therianthropique05. Providence06. La Jungle jongle07. Errance08. Last Call09. Me and Mr. Morley10. Pier 2111. Et si ?12. Pigeon in the sky13. Canada by Night14. La Vie en rouge15. Dead End16. Le p'tit gars de Sainte-Marie17. Pigeon Biset ルイーズ・ベセット(ピアノ) 録音時期:2022年12月6-8日 録音場所:ケベック、ドメーヌ・フォルジェ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ブライアン:歌劇『チェンチ』演奏に100分を要する交響曲第1番『ゴシック』が知られるイギリスの作曲家ハヴァーガル・ブライアン。存命中は30作を超える交響曲のほか、管弦楽曲や歌劇を作曲しましたが、これらはほとんど顧みられることがなく、1961年に前述の作品が演奏されたのを契機にようやくその存在が知られるようになりました。 この『チェンチ』は1951年から1952年に作曲された彼の3番目の歌劇。イングランドの詩人パーシー・シェリーの悲劇「チェンチ一族」を下敷きにし、ブライアン自身が台本を書き上げた8つの場面で構成されるオペラです。イタリア・ルネサンス期に起きた尊属殺人(父親殺し)をモティーフに、自らの信念を貫く娘ベアトリーチェと、欲望の赴くまま行動した父の伯爵、この2人の対立を中心としたストーリーを強烈な文体で描いたシェリーの原作にブライアンが音楽をつけただけあって、優美なアリアはほとんどなく、どちらかといえばストラヴィンスキーの『エディプス王』のような音楽劇に近い仕上がりとなっています。 このアルバムには1997年、作曲家の没後25周年を記念して行われた演奏会形式による演奏を収録。レーベルによればこれが初演だったとのことです。この作曲家にひとかたならぬ共感を寄せる音楽家たちによる渾身の上演が展開されています。(輸入元情報)【収録情報】● ブライアン:歌劇『チェンチ』全曲 ベアトリーチェ・チェンチ…ヘレン・フィールド(ソプラノ) チェンチ伯爵…デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン) ルクレツィア…イングヴェルドゥル・イル・ヨンスドッティル カミロ枢機卿/将校…スチュアート・ケール(テノール) オルシーノ/ベルナルド…ジャスティン・ラヴェンダー(テノール) ジャコモ/サヴェッラ/第1の裁判官/第2の裁判官…ジェフリー・カール(バリトン) マルツィオ/第3の客/枢機卿…ニコラス・バクストン(テノール) オリンピオ/コロンナ/客…デヴォン・ハリソン(バス) 第1の客/第2の客…セレナ・ケイ(ソプラノ) アンドレア…合唱パート、朗読 ミレニアム・シンフォニア ジェイムズ・ケレハー(指揮) 録音時期:1997年12月12日 録音場所:Queen Elizabeth Hall, Southbank Centre, London, UK 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) 演奏会形式上演 世界初録音
出荷目安の詳細はこちら商品説明歴史考証に基づくピアノ演奏で聴くスウェーリンクスウェーリンク:鍵盤楽曲集アンドレア・ヴィヴァネット(ピアノ)スウェーリンク[1562-1621]は、北ヨーロッパとスカンジナビア全域で名声を得た人物。作曲家・演奏家・教育者として活躍したスウェーリンクの弟子には、ハインリヒ・シャイデマン、ヤーコプ・プレトリウス、ザムエル・シャイトがいたため、その影響はブクステフーデとバッハにも及んだと考えられます。 このアルバムには、トッカータ、ファンタジア、変奏曲など14作品が収録。演奏はイタリアのピアニスト、アンドレア・ヴィヴァネットによるもので、歴史考証に基づいたアプローチをピアノ演奏に取り入れています。▶ Piano Classics 検索 演奏者情報◆ アンドレア・ヴィヴァネット(ピアノ)サルデーニャ島のカリアリに誕生。8歳でピアノを弾き始め、13歳のときにカリアリ歌劇場管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第12番を共演。若くしてG.B.ペルゴレージ・ピアノ・コンクールで優勝。地元のP.L.ダ・パレストリーナ音楽院で学んだのち、フェラーラ音楽院を卒業。さらにブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学に進んで修士号を取得。2014年、第15回大阪国際音楽コンクールで第3位を獲得し、以後、ソロと室内楽の両方で各国で活動しています。 トラックリスト (収録作品と演奏者)ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク [1562-1621]1. ◆ 第9旋法によるトッカータ SwWV 297 4:492. ◆ エコー・ファンタジア SwWV 261 3:033. ◆ トッカータ SwWV 283 3:284. ◆ 「宮廷風に」による変奏曲 SwWV 318 3:335. ◆ 第2旋法によるトッカータ SwWV 292 2:346. ◆ 「私の青春は終わった」による変奏曲 SwWV 324 5:257. ◆ エオリア旋法によるトッカータ SwWV 298 1:448. ◆ 「緑の菩提樹の下で」による変奏曲 SwWV 325 4:539. ◆ 第9旋法によるトッカータ SwWV 296 4:0410. ◆ 「そうでなくては」による変奏曲 SwWV 330 7:2611. ◆ 第1旋法によるトッカータ SwWV 286 3:2112. ◆ 「大公の舞踏会」による変奏曲 SwWV 319 4:2713. ◆ トッカータ SwWV 285 2:5814. ◆ エコー・ファンタジア SwWV 253 7:33 アンドレア・ヴィヴァネット(ピアノ) 録音:2023年7月10〜27日、ウィーン、Tonstudio C-Arts Classical Arts Waldegg & Hajek Track listJAN PIETERSZOON SWEELINCK 1562-1621KEYBOARD WORKS1 Toccata Noni Toni, SwWV 2974:492 Echo Fantasia (à 4: Écho), SwWV 2613:033 Toccata, SwWV 283 3:284 Variations on “More Palatino”, SwWV 318 3:335 Toccata Secondi Toni, SwWV 2922:346 Variations on “Mein junges Leben hat ein End“, SwWV 324 5‘257 Toccata à 4, SwWV 298 1:448 Variations on “Onder een linde groen”, SwWV 325 4:539 Toccata 9 Toni, SwWV 296 4:0410 Variations on “Soll es sein”, SwWV 330 7:2611 Toccata Primi Toni, SwWV 286 3:2112 Variations on “Ballo del granduca”, SwWV 3194:2713 Toccata, SwWV 2852:5814 Echo Fantasia, SwWV 253 7:33Andrea Vivanet pianoRecording: 10-27 July 2023, Recording studio C-Arts Classical Arts Waldegg & Hajek, Wien, Austria