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出荷目安の詳細はこちら商品説明これが古楽オペラ界の最前線!ヘンデルに挑んだポルポラの強烈なオペラ書法、そのすべてを音にした圧倒的演奏。ツェンチッチの大企画『ポリフェーモ』名カウンターテナー、ツェンチッチがアーティスティック・ディレクターを務める「PARNASSUS ARTS」からニコラ・アントニオ・ポルポラの3幕のオペラ・セリア『ポリフェーモ』が登場。2021年のバイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルでも披露された演目で、当代随一の歌手が結集した古楽オペラ・ファン垂涎のたまらない内容です。 1730年頃、イギリスでは絶大な人気を誇っていたヘンデルに対抗する団体として「貴族オペラ」が設立されました。ポルポラはこの団体お抱えの作曲家としてロンドンで5つのオペラを作曲、その最後の作品が『ポリフェーモ』です(1735年初演)。ヘンデルがバレエや合唱を巧みに用いて人気を得ていたのに対し、貴族オペラは歌手の技巧で勝負。声楽教師でもあったポルポラに師事し、伝説的カストラートとして名を残すファリネッリもここで大いに活躍、バロック・オペラ黄金期が築かれることになります。 「ポリフェーモ(ポリュペモス)」はキュクロプス(サイクロプス)のことで一つ目の巨人。物語はこの巨人が登場する2つのギリシア神話が組み合わされています。まずニンフのガラテアと羊飼いのアーチ(エイシス)の恋仲を邪魔するポリフェーモの話。巨人が岩を投げアーチを殺してしまいますが、アーチは川の神として復活するというもの。次にウリッセが出てきてポリフェーモにワインを飲ませ酔っぱらわせ、目を潰し撃退するという八岐大蛇的物語が続きます。 演奏は言わずもがなたいへん充実。器楽も声楽も物語の展開に合わせ変幻自在に音楽を繰り出してきます。技巧的なアリアから叙情的に歌いあげるアリアまで、役者それぞれの歌の多彩さにも注目です。映画「カストラート」の日食シーンでも有名なアーチのアリア『アルト・ジョーヴェ』は、スローテンポの音楽にのった歌声がぐさりと胸を突きぬく迫真の出来。(輸入元情報)【収録情報】● ポルポラ:歌劇『ポリフェーモ』全曲 アーチ:ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー) ウリッセ:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー) ポリフェーモ:パヴェル・クディノフ(バス) ガラテア:ユリア・レージネヴァ(ソプラノ) カリプソ:ソーニャ・ルニェ(コントラルト) ネレーア:ナレア・ソン(ソプラノ) アルモニア・アテネア ジョルジュ・ペトルー(指揮) 録音時期:2021年7月1-3,5,9日、8月20日、2022年8月23-27,29日 録音場所:アテネ・コンサートホール 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明妥協なき18世紀フランス音楽解釈。才人プランティエらが綴るガット弦芸術の魅力古楽研究の世界的中心地のひとつバーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニ門下に学んだ後、バンキーニ率いるアンサンブル415や「ALPHA」に名盤の多いカフェ・ツィマーマンで中心メンバーとして活躍してきたバロック・ヴァイオリン奏者ダヴィド・プランティエ。 今回のアルバムは2021年にリリースされ日本でもレコード芸術誌特選に輝くなど高く評価されたルクレールのソナタ集の続編とも言うべきもので、大バッハと同世代のフランスでいち早く協奏曲集を出版したオベールから、グルックやC.P.E.バッハと同い年でマリー=アントワネットの時代まで活躍したドーヴェルニュまで、フランス18世紀前半最大のヴァイオリン作曲家と言うべきルクレール「以外」の重要なフランス人作曲家たちのソナタを厳選。コレッリやヴィヴァルディら本場イタリアの大家たちの様式をよく咀嚼、フランス古来の舞曲様式も織り交ぜた典雅にしてダイナミックな作品の数々が、強い求心力のあるプランティエらの美音と精妙な解釈を通じ、各曲の魅力が際立つ深い彫琢の演奏解釈で味わえます。 ルクレール作品同様、重音奏法や急速なパッセージが映える曲が多いのも特徴のひとつ。短調作品での哀調と熱情も強く打ち出され、通奏低音にコントラバスも導入していることによって充実した響きが堪能できるのはレ・プレジール・ド・パルナスの録音ならではと言えるでしょう。フランス18世紀音楽が軽妙洒脱なだけではない、探り甲斐のある奥深さに満ちていたことを伝える充実の1枚です。(輸入元情報)【収録情報】● ジャン=ピエール・ギニョン[1702-1774]:ソナタ ハ短調 Op.1-9(1737) 1. Andante 2. Allegro 3. Allegro poco 4. Allegro gratioso● ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル[1711-1772]:ソナタ イ短調 Op.1-6(1733) 1. Adagio 2. Fuga 3. Largo 4. Tempo Gavotta * 5. Allegro● ジャック・オベール[1689-1753]:ソナタ ニ長調(1739)(ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集 第5巻〜第6曲) 1. Allegro ma non troppo 2. Largo ** 3. Gavotta I/II 4. Ciaccona● ジャン=バティスト・カンタン[1690-1742]:ソナタ ニ短調(1728)(ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集 第3巻〜第10曲) 1. Largo 2. Corrente 3. Sarabanda 4. Grasioso● アントワーヌ・ドーヴェルニュ[1713-1797]:ソナタ ハ短調 Op.2-6(1739) 1. Grave e stacato 2. Allegro 3. Aria andante 4. Giga allegro● シャルル=アントワーヌ・ブランシュ[1722-1779]:ソナタ ロ短調(1748)(ヴァイオリン独奏と低音部のためのソナタ集 第1巻〜第12曲) 1. Largo 2. Allegro 3. Allegro * ジャン=バティスト・キュピ[1711-1788]:ヴァイオリン独奏に通奏低音を添えたソナタ集 第1巻〜第2曲より(1738) ** モンドンヴィル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.1-3より レ・プレジール・ド・パルナス(古楽器使用) ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン) アナベル・リュイ(チェロ) ヴィオレーヌ・コシャール(チェンバロ) リュドヴィク・クティノー(コントラバス) 録音時期:2023年7月 録音場所:フランス中西部シャラント県ヴァンデル、レ・モディヨン 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明16世紀最大級の巨匠ラッススの多芸さがきわだつ選曲と演奏の妙イタリアのパレストリーナと共に16世紀を代表する作曲家オルランドゥス・ラッスス。多声音楽の名匠を数多く輩出したスペイン領ネーデルラント(現在のベルギー)で生まれ、ミュンヘンのバイエルン選帝侯宮廷に長く仕えながらイタリアでも活躍、多岐にわたる作曲活動を通じて国際的な名声を誇ったこの巨匠が残した膨大な作品のうち、重要な部分を占めるのが教会音楽です。そこには救世主の懐胎を喜ぶ聖母マリアの讃歌=マニフィカトが実に100曲以上も含まれ、それらを追ってゆくだけでもラッススの作曲手法の多様さに驚かずにおれません。 ルネサンス音楽に精通する英国の才人フィリップ・ケイヴ率いる「マニフィカト」は、団体名の由来でもあるこの讃歌形式を通じてラッススが示したルネサンス・ポリフォニーの至芸を系統的に紹介する録音シリーズを開始。多くの場合グレゴリオ聖歌の旋律を元に作られた当時の多声教会音楽の世界にあって、ここに紹介されるラッススの作品群はあえて聖歌旋律ではなく、往年の大家や同時代人たちのポリフォニー楽曲を下敷きにして書かれています。 第1弾となる当盤に集められたのは、非宗教的なマドリガーレを元にしたもの。それぞれの曲でラッススが参照したヴェルドロ、デ・ローレ、モラレスら先人たちによる関連曲も突き止め、合わせて収録することで作品理解がより深まるプログラム構成になっています。女声歌手2人を含む10人からなるアンサンブルが織りなす緻密にして静謐な演奏解釈は、個々の作品に秘められていた雄弁な音楽力を十全に引き出しながら、汲めど尽きせぬラッススならではの多声技法を他の作曲家たちのそれと比べて知る面白さを堪能させてくれます。ポリフォニー歌唱の本場たる英国から届いた充実の2枚組、じっくりお楽しみください。(輸入元情報)【収録情報】Disc1● フィリップ・ヴェルドロ[c.1480/85-before 1552]:わが今際の溜息は● オルランドゥス・ラッスス[1532-1594]:『わが今際の溜息は』によるマニフィカト● ノレット(生歿年不詳、1538-1546年に活躍):千年もの時ほど● ラッスス:『千年もの時ほど』によるマニフィカト● アンセルモ・デ・リュー(生歿年不詳、1524-1557年頃に活躍):わたしが思う通り、死によって● ラッスス:『わたしが思う通り、死によって』によるマニフィカト● チプリアーノ・デ・ローレ[1515/16-1565]:王なる者の魂が● ラッスス:『王なる者の魂が』によるマニフィカト● ジャケ・デ・ベルヘム[c.1505-1567]:ああご婦人、お伝えできたら● ラッスス:『ああご婦人、お伝えできたら』によるマニフィカト● デ・ローレ:美しき乙女よ● ラッスス:『美しき乙女よ』によるマニフィカト● クリストバル・デ・モラレス[c.1500-1553]:幸せな気持ちで日蔭に座していると● ラッスス:『幸せな気持ちで日蔭に座していると』によるマニフィカトDisc2● オラツィオ・ヴェッキ[1550-1605]:おお、なんと美しき曙● ラッスス:『おお、なんと美しき曙』によるマニフィカト● ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ[1543/44-1607]:そのとき、あの黄金色に輝く髪が● ラッスス:『そのとき、あの黄金色に輝く髪が』によるマニフィカト● アレッサンドロ・ストリッジョ1世[c.1536/37-1592]:全き恵みと愛に満ちた母● ラッスス:『全き恵みと愛に満ちた母』によるマニフィカト● ストリッジョ1世:わたしは今やこの気持ちに疲れ果て● ラッスス:『わたしは今やこの気持ちに疲れ果て』によるマニフィカト● デ・ローレ:別れのとき● ラッスス:『別れのとき』によるマニフィカト● デ・ローレ:美しき東の郷から● ラッスス:『美しき東の郷から』によるマニフィカト● ラッスス:もし、わたしが生きて逃れ出て● ラッスス:『もし、わたしが生きて逃れ出て』によるマニフィカト マニフィカト(声楽アンサンブル) フィリップ・ケイヴ(指揮) 録音時期:2023年1月9-14,16,17日 録音場所:英国南部ハンプシャー州イースト・ウッドヘイ、聖マーティン教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明バッハ作品の復元で名をはせるグリヒトリーク2023年発表の話題作『受難オラトリオ』が音盤化!チェンバロ奏者で指揮者のアレクサンダー・グリヒトリークは音楽学者でもあり、バッハの失われた音楽の復元にも力をそそぐ人物。2023年にヨーロッパで初演されたこの『受難オラトリオ』は、バッハのカンタータや受難曲の作詞でおなじみのピカンダーが台本を残しているもので、1725年頃にライプツィヒで作曲された可能性を持つ作品です。日本でも2024年3月にグリヒトリーク指揮で初演され話題となりました。 グリヒトリークはバッハのパロディ手法を研究し、既存の曲から歌詞にあうものを選び、巧みに音楽を再構築しています。後年の作品に出てくる歌のオリジナルがこの作品の中にあった、という考え方も興味深いもの。ベルギーのトップ・アンサンブル、イル・ガルデリーノによる音楽を深堀りしたみごとな演奏で、当時流行していた「受難オラトリオ」というジャンルとバッハのつながりを愉しむことのできる注目の録音です。(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:受難オラトリオ BWV.Anh.169(アレクサンダー・グリヒトリーク補筆再構成) ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ/シオン) ヤナ・ピータース(ソプラノ/マリア) ウィリアム・シェルトン(アルト/魂) ダニエル・ヨハンセン(テノール/福音史家、ヨハネ) ティエモ・ウォン(バス/イエス) ジョナサン・セルズ(バス/ペトロ) イル・ガルデリーノ(管弦楽、合唱) アレクサンダー・グリヒトリーク(指揮、チェンバロ) 録音時期:2023年8月6-10日 録音場所:ドイツ、シュヴェービッシュ・グミュント、アウグスティヌス教会 録音方式:ステレオ(デジタル) ヨーロッパ教会音楽フェスティバル2023 世界初録音
出荷目安の詳細はこちら商品説明ヴィオールとヴァイオリンの共存期に生まれた18世紀フランスの妙なる音世界フランスで近年めざましい活躍をみせるソリストたちによる18世紀フランス室内楽作品集。ルイ14世の治世に、歌心に富み技巧的な演奏に秀でたヴァイオリンを独奏楽器として扱うイタリア風の音楽に抵抗を示したフランスの人々も、老王の逝去後イタリア音楽愛好で知られたオルレアン公が摂政となった時代を経て、ルイ15世の治世下では急速にこの楽器のための音楽を愛好するようになります。他方、前世紀以来フランスで愛奏されてきたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)は徐々に姿を消してゆくのですが、本盤はその直前、どちらの楽器もフランスで名手が腕を競っていた頃に書かれた作品を集めており、ヴァイオリンが主役を占めるソナタでも低音部でヴィオールに大きな活躍の場が与えられた曲が多いのが特徴。 アルバムの名義はヴィオール奏者のリュシル・ブーランジェが先に立っており、両者が対等の立場で対話を繰り広げる稀有な音楽世界をじっくり味わえます。鍵盤のオリヴィエ・フォルタンも自身の楽団アンサンブル・マスクで重ねた豊かな室内楽経験を存分に活かし、ボルドー出身のシモン・ピエールのニュアンスに富んだヴァイオリンやブーランジェの雄弁なヴィオールに全く負けない存在感で各作品の魅力を豊かに引き出してゆきます。(輸入元情報)【収録情報】● ルクレール[1697-1764]:ソナタ ニ短調 Op.4-1(1732)● ボワモルティエ[1689-1755]:ソナタ ニ長調 Op.50-6(1734)● ドルネル[1680?-1757?]:ソナタ ロ短調 Op.3-3(1713)● ルベル[1666-1747]:ソナタ ホ短調 第2巻 第4番(1713)● フランクール[1698-1787]:ソナタ ホ長調 第2巻 第12番(1733)● ルクレール:ソナタ ロ短調 Op.13-2(1753) リュシル・ブーランジェ(バス・ド・ヴィオール=ヴィオラ・ダ・ガンバ) シモン・ピエール(ヴァイオリン) オリヴィエ・フォルタン(クラヴサン=チェンバロ) ピッチ/A=406Hz 録音時期:2022年10月 録音場所:ブリュッセル、フラジェ第1スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明アラールのバッハ・シリーズ華麗なるチェンバロの音色で聴く『半音階的幻想曲とフーガ』小編成による『ブランデンブルク協奏曲第5番』も収録!新世代を代表するチェンバロ&オルガン奏者、バンジャマン・アラールによるバッハのシリーズ、第9巻の登場です。有名な『半音階的幻想曲とフーガ』をはじめ、オケ・パートは総勢5名(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、通奏低音1、フルート1)で演奏された『ブランデンブルク協奏曲第5番』まで、アラールの雄弁なチェンバロが華麗に響き渡る、怒涛の内容です。 ケーテン時代にバッハが仕えたレオポルト侯爵は、信仰の妨げになるとして音楽を制限したカルヴァン派だったため、この時期、教会カンタータは書かれず、ブランデンブルク協奏曲や無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータなど、世俗音楽が多数成立しています。前作の第8巻ではクラヴィコードが用いられていることでも話題になりました。『半音階的幻想曲とフーガ』についてアラールは、バッハの最初の妻マリア・バルバラの予期せぬ辛い死の余波の中で作曲された可能性が高いと述べ、この苦悩に満ちた性格はクラヴィコードにも適していると考えたけれど、最終的にヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(Hieronymus Albrecht Hass)作の素晴らしいチェンバロで演奏しています。結果、広い音域、そして様々なストップ(リュートストップなど)のおかげで、さまざまな音色を聴くことができ、また、アラールのよい意味でのけれん味も感じさせる演奏が非常に映えています。イギリス組曲からは3曲を収録(イギリス組曲第1番初稿、第2番、第4番は第3巻に収録)。イギリス組曲は1719〜1725年に成立されたと考えられております。ラ・プティット・バンドでも演奏していたアラールは、彼らとのブランデンブルク協奏曲第5番でも際立った演奏をして人々の印象に残っていますが、ここでのアラールは歌と華やかさが炸裂しています。 アラールがまさに乗りに乗っていることを感じさせる、超充実の第9巻です!(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集 Vol.9〜ケ−テン、1717-1723〜幸福なときDisc11. 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.9032. イギリス組曲 第6番ニ短調 BWV.8113. 協奏曲 ハ長調 BWV.984(J.エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.1-4の編曲)4. カンタータ『裏切り者なる愛よ』 BWV.203(チェンバロ(通奏低音)のみの伴奏によるバス独唱用カンタータ。歌詞作者不詳)Disc25. ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.10506. イギリス組曲 第3番ト短調 BWV.8087. イギリス組曲 第5番ホ短調 BWV.810 バンジャマン・アラール(チェンバロ/H.A.ハス、1740年製、ハンブルク) マルク・モイヨン(バス:4) シーン・ユイブレヒツ(フラウト・トラヴェルソ:5) アンヌ・ペッカ(ヴァイオリン:5) パウル・モンテイロ(ヴァイオリン:5) サマンサ・モンゴメリ(ヴィオラ:5) ロナン・ケルノア(バス・ヴィオール:5) 録音時期:2023年4月、5月 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明2台のチェンバロによる王宮のコンセールチェンバロ2台によるF.クープランの『王宮のコンセール』の登場。演奏するのはフランスの気鋭の古楽アンサンブルを通奏低音で支え、ソロでも活躍している名手たち、ピエール・ガロン&マチュー・ブティノー。第2番と第4番のいくつかの楽曲ではテオルボとバロック・ギターも参加し、当時の王宮で行われていた親密にして贅沢な音楽会のもようが再現されます。 太陽王ルイ14世治世下のヴェルサイユ宮殿では四六時中音楽が流れていました。王とその宮廷が新しい王宮に移り住んだ1682年以降、音楽は王の日課(l'ordinaire)すべてで演奏され、王が寝ている間だけが静寂につつまれました。宗教的、世俗的な祝祭行事も音楽によって彩られました。1714年と1715年、フランソワ・クープラン(当時は王立礼拝堂のオルガニスト)はルイ14世から「一年のほとんど毎週日曜日」に他の少数の音楽家と共に「小音楽会」を開くように命じられます。王の死から数年後の1722年、クープランはこれらの「小音楽会」で演奏された曲の中から優れたものを『コンセール・ロワイヤル(王宮のコンセール)』と題し、『クラヴサン小品集』(1722年)の付録として出版しました。この曲集は調によってグループ分けされた4つの組曲で構成されており、基本的には古典舞曲組曲の形で、楽器の編成は奏者の自由に委ねられています。 ピエール・ガロンは 幼いころから様々な楽器に親しみ、10歳で自分にとってチェンバロこそがあらゆることを表現できる楽器だと発見。パリ国立高等音楽院でオリヴィエ・ボーモンとブランディーヌ・ランヌーに師事。ヴェルレやアンタイらの指導も受けています。ベルトラン・キュイエ率いるアンサンブル「ル・カラヴァンセライユ」でも演奏、また器楽奏者や声楽奏者とも共演を重ねており、ソロ、アンサンブル両面で活躍しています。 マチュー・ブティノーはオリヴィエ・ヴェルネにオルガンを、そしてチェンバロをブランディーヌ・ヴェルレらに師事しました。中世のクラヴィツィテリウムからシンフォニックなオルガン、さらにフォルテピアノまで、あらゆる鍵盤楽器を弾きこなしています。ピション&ピグマリオンの『マタイ受難曲』(2022年度レコード・アカデミー大賞)でも通奏低音で参加していました。教会のオルガン奏者を務めたのち、幼いころからの夢であった楽器ビルダーとしての修行も始めているくらい、楽器そのものへの愛も大きな奏者です。 ティボー・ル−セルはアンサンブル・コレスポンダンスやピグマリオンなど、現代の新進の古楽アンサンブルで演奏するテオルボ、ギター、リュート奏者です。(輸入元情報)【収録情報】● F.クープラン:王宮のコンセール〜2台のチェンバロによる1. コンセール第1番ト調2. コンセール第2番ニ調3. コンセール第3番イ調4. コンセール第4番ホ調 ピエール・ガロン(チェンバロ) マチュー・ブティノー(チェンバロ) 使用楽器: フランコ=フレミッシュ・チェンバロ(D.ジャック・ウェイ&マルク・デュコルネ、1988年=ジュリアン・ベイリー、2020年) フレミッシュ・チェンバロ(マルク・デュコルネ工房、ジュリアン・ベイリー、2020年) ティボー・ルーセル(テオルボ:2、バロック・ギター:4) 録音時期:2023年7月 録音場所:サン=マルタン・ド・ラ・クルート教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ全集ハンガリーの夫婦ヴァイオリン・デュオ、バルナバーシュ・ケレメン&カタリン・コカシュによるルクレールの『2つのヴァイオリンのためのソナタ』全曲を収録。1698年と1742年のピリオド・ヴァイオリンとガット弦を使用し、437Hzという低めのチューニングでエネルギッシュに演奏されるフランス・バロックの大作曲家の優れたソナタ集を、「Hunnia Records」が誇る抜群の高音質で楽しむことができます。(輸入元情報)【収録情報】● ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ全集・ソナタ ロ短調 Op.12-1・ソナタ ニ長調 Op.12-3・ソナタ ハ長調 Op.3-3・ソナタ ホ短調 Op.3-5・ソナタ ヘ長調 Op.3-4・ソナタ ト短調 Op.12-5・ソナタ イ長調 Op.3-2・ソナタ ホ長調 Op.12-2・ソナタ ニ長調 Op.3-6・ソナタ イ長調 Op.12-4・ソナタ ト長調 Op.3-1・ソナタ 変ロ長調 Op.12-6 バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン) カタリン・コカシュ(ヴァイオリン) 録音時期:2020年6月7-14日 録音場所:ハンガリー、ヴェレメール、ホーリー・トリニティ教会 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明リュリ没後のフランス楽壇で高く評価されたデマレの『シルセ』!アンリ・デマレはルイ14世時代のフランス楽壇で高く評価され、1687年にリュリが世を去るとその後継者のひとりと目されました。『シルセ』は1694年の作品。先輩リュリが打ち立てた抒情悲劇のスタイルでドラマティックかつ格調高く書かれており、色彩豊かなオーケストラも魅力です。当盤と同じく2022年に録音されたセバスティアン・デラン指揮の盤が最近リリースされるなど、欧米でにわかに注目を集めている模様。 当盤は、ボストン古楽音楽祭とブレーメン放送と「cpo」の共同制作により、ブレーメンで2週間近くをかけて収録したもの。フランスの中堅メゾ・ソプラノ、ルシール・リシャルドが題名役を熱唱し、アメリカのテノールでグラミー賞を受賞したアーロン・シーハンらと共演しています。本拠ボストンでは2023年6月に上演が予定されています。(輸入元情報)【収録情報】● デマレ:歌劇『シルセ』全曲 シルセ…ルシール・リシャルド(メゾ・ソプラノ) ユリス…アーロン・シーハン(テノール) アステリー…テレサ・ワキム(ソプラノ) エルフェノール…ジェシー・ブルムバーグ(バリトン) アマンダ・フォーサイス(ソプラノ) ダグラス・ウィリアムズ(バス・バリトン) ミレイユ・ルベル(メゾ・ソプラノ) ジェイムズ・リーズ(テノール)、他 ボストン古楽音楽祭管弦楽団(古楽器使用) ロバート・マーリー(指揮) ポール・オデット&スティーヴン・スタッブス(音楽監督) 録音時期:2022年8月7-19日 録音場所:ドイツ、Sendesaal Bremen 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)曲目リストDisc11.歌劇≪シルセ≫ Prologue Ouverture/2.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Premiere Fuyons, fuyons une Guerre sanglante/3.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Premiere Mais, Ciel! Ou le destin a-t-il su nous conduire?/4.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Premiere Prelude pour la Nymphe de la Seine/5.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Bornez ici votre course incertaine/6.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Lorsqu'il remet le soin de sa vengeance/7.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Sous les augustes lois du Vainqueur de la Terre/8.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Premier Air pour les Jeux & les Plaisirs/9.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Second Air, Menuet pour les Nymphes de la Suite de la Seine/10.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Deuxieme Menuet pour les memes/11.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Tout rit dans ce boccage/12.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Menuet pour les Nymphes de la Suite de la Seine/13.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Gigue pour les Nymphes & les Dieux des Eaux/14.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Premiere Bourree pour les memes/15.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Deuxieme Bourree pour les memes/16.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Dans l'amoureux empire/17.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Premiere Bourree/18.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Gavotte pour les Nymphes/19.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Les plaisirs suivent les peines/20.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Gavotte pour les Nymphes/21.歌劇≪シルセ≫ Prologue Scene Seconde Sous les augustes lois du Vainqueur de la Terre/22.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Premiere Ah! Que l'Amour aurait de charmes/23.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Premiere Vous serez toujours jeune & belle/24.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Seconde Prince, vous connaissez jusqu'ou va ma tendresse/25.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme Prelude pour les Grecs/26.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme Votre amitie s'interesse/27.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme Prelude: Polite et les autres Grecs sont changes en plusieurs/28.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme O Ciel! quel sort epouvantable!/29.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme Prelude/30.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Troisieme Prince, ne craignez rien, la crainte est inutile/31.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme Premier Air des Amants fortunes/32.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme Canarie/33.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme Sarabande des violons/34.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme De nos plaisirs que l'Echo retentisse/35.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme Dans ces beaux lieux l'Amour est sans alarmes/36.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Quatrieme Sarabande des violons/37.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Cinquieme Vous verrais-je toujours insensible & cruelle?/38.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Sixieme L'Inhumaine me fuit/39.歌劇≪シルセ≫ Acte Premier Scene Sixieme Entr'Acte: Air, Intement/40.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Premiere Ah! c'est trop retenir mes pleurs/41.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Seconde Venez-vous de l'Amour implorer la puissance?/42.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Troisieme Quoi? vous n'avez rien a me dire?/43.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Troisieme Quand je vous quitte un seul momentDisc21.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Quatrieme Faudra-t-il toujours me contraindre?/2.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Cinquieme Savez-vous, Elphenor, quel est notre bonheur?/3.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Sixieme Rendez hommage a l'Amour/4.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme Approchez-vous, heureux Mortels/5.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme L'Amour a triomphe des Heros & des Dieux/6.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme Premier Air pour les Grecs/7.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme Deuxieme Air. Rondeau/8.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme Amour, dieu des ris et des jeux/9.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Septieme Prelude/10.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Huitieme Je recois votre hommage/11.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Neuvieme Ritournelle/12.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Neuvieme Enfin, nous n'avons plus de temoins que l'Amour/13.歌劇≪シルセ≫ Acte Second Scene Neuvieme Entr'Acte: Premier Air pour les Grecs/14.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Premiere Desirs, transports, cruelle impatience/15.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Premiere Aquilons, votre violence/16.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Premiere Prelude pour les Aquilons/17.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Seconde Il n'est pas temps de paraitre/18.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Prelude pour le Sommeil - Ah! Que le sommeil est charmant/19.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Premier Air pour les Songes funestes/20.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Ulisse, il faut quitter ces funestes Climats/21.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Une epouvantable Mort/22.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Second Air pour les Songes funestes/23.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Tous les moments sont perilleux/24.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme Second Air pour les Songes funestes/25.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Troisieme O Ciel! O juste Ciel! J'implore ton secours/26.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Quatrieme Est-ce vous, Eolie, en croirai-je mes yeux?/27.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Cinquieme Je lui suis suspect, l'Infidele/28.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Sixieme Prince, je ne saurais vous cacher ma tristesse/29.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Septieme Approchez-vous, chere Asterie/30.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Huitieme Il m'est enfin permis de vous dire que j'aime/31.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Neuvieme C'en est trop, barbare inhumaine/32.歌劇≪シルセ≫ Acte Troisieme Scene Neuvieme Entr'Acte: Gigue (reprise)Disc3…
出荷目安の詳細はこちら商品説明日本語解説付きアラールのバッハ・シリーズ華麗なるチェンバロの音色で聴く『半音階的幻想曲とフーガ』小編成による『ブランデンブルク協奏曲第5番』も収録!新世代を代表するチェンバロ&オルガン奏者、バンジャマン・アラールによるバッハのシリーズ、第9巻の登場です。有名な『半音階的幻想曲とフーガ』をはじめ、オケ・パートは総勢5名(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、通奏低音1、フルート1)で演奏された『ブランデンブルク協奏曲第5番』まで、アラールの雄弁なチェンバロが華麗に響き渡る、怒涛の内容です。 ケーテン時代にバッハが仕えたレオポルト侯爵は、信仰の妨げになるとして音楽を制限したカルヴァン派だったため、この時期、教会カンタータは書かれず、ブランデンブルク協奏曲や無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータなど、世俗音楽が多数成立しています。前作の第8巻ではクラヴィコードが用いられていることでも話題になりました。『半音階的幻想曲とフーガ』についてアラールは、バッハの最初の妻マリア・バルバラの予期せぬ辛い死の余波の中で作曲された可能性が高いと述べ、この苦悩に満ちた性格はクラヴィコードにも適していると考えたけれど、最終的にヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(Hieronymus Albrecht Hass)作の素晴らしいチェンバロで演奏しています。結果、広い音域、そして様々なストップ(リュートストップなど)のおかげで、さまざまな音色を聴くことができ、また、アラールのよい意味でのけれん味も感じさせる演奏が非常に映えています。イギリス組曲からは3曲を収録(イギリス組曲第1番初稿、第2番、第4番は第3巻に収録)。イギリス組曲は1719〜1725年に成立されたと考えられております。ラ・プティット・バンドでも演奏していたアラールは、彼らとのブランデンブルク協奏曲第5番でも際立った演奏をして人々の印象に残っていますが、ここでのアラールは歌と華やかさが炸裂しています。 アラールがまさに乗りに乗っていることを感じさせる、超充実の第9巻です!(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集 Vol.9〜ケ−テン、1717-1723〜幸福なときDisc11. 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.9032. イギリス組曲 第6番ニ短調 BWV.8113. 協奏曲 ハ長調 BWV.984(J.エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.1-4の編曲)4. カンタータ『裏切り者なる愛よ』 BWV.203(チェンバロ(通奏低音)のみの伴奏によるバス独唱用カンタータ。歌詞作者不詳)Disc25. ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.10506. イギリス組曲 第3番ト短調 BWV.8087. イギリス組曲 第5番ホ短調 BWV.810 バンジャマン・アラール(チェンバロ/H.A.ハス、1740年製、ハンブルク) マルク・モイヨン(バス:4) シーン・ユイブレヒツ(フラウト・トラヴェルソ:5) アンヌ・ペッカ(ヴァイオリン:5) パウル・モンテイロ(ヴァイオリン:5) サマンサ・モンゴメリ(ヴィオラ:5) ロナン・ケルノア(バス・ヴィオール:5) 録音時期:2023年4月、5月 録音方式:ステレオ(デジタル) 輸入盤・日本語帯・解説付き
出荷目安の詳細はこちら商品説明ピーター・フィリップスとエル・レオン・デ・オロジョルジュ・ド・ラ・エルのミサ曲、初全曲録音!「エル・レオン・デ・オロ」は、マルコ・アントニオ・ガルシア・デ・パスが創設し2017年には20周年を迎えているスペインの合唱団。2014年ロンドン国際ア・カペラ合唱コンクール最優秀賞や、スペイン・クラシック音楽祭協会「Circuitos FestClasica 2020 award」の古楽部門など、多くの賞を受賞してきた実力派です。世界最高峰のポリフォニー・グループ「タリス・スコラーズ」の創設者兼ディレクターとして名声を誇り、日本を含む世界各地でマスタークラスや合唱ワークショップを開いているピーター・フィリップスはエル・レオン・デ・オロの名誉指揮者を務めており、毎年タリス・スコラーズとのコラボレーションなども行っています。 名匠ピーター・フィリップスとエル・レオン・デ・オロによるレコーディング第3弾は、今回初めて全曲録音が実現したというジョルジュ・ド・ラ・エルのミサ曲『万物の連なりを超えて(自然の摂理に逆らって)』を中心に、スペイン王フェリペ2世に雇われ、ルネサンス末期にマドリードに住んでいたフランドルの作曲家たちの知られざるコレクションを紹介しています。(輸入元情報)【収録情報】1. ジョルジュ・ド・ラ・エル[1547-1586]:ミサ曲『万物の連なりを超えて』2. ピエール・ド・マンシクール[c.1510-1564]:その口で私に口づけを3. マンシクール:よりよき生活のうちに4. マンシクール:レジナ・チェリ5. ニコラ・ペイヤン[c.1512-after 24 April 1559]:いと聡明なる乙女6. フィリップ・ロジエ[c.1561-1596]:カンタンティブス・オルガニス7. ロジエ:レジナ・チェリ エル・レオン・デ・オロ マルコ・アントニオ・ガルシア・デ・パス(指揮:4,5,7) ピーター・フィリップス(指揮:1,2,3,6) 録音時期:2023年2月17-19日 録音場所:スペイン、アストゥリアス、サン・サルバードル・デ・コルネッジャーナ王立修道院教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明英国合唱界の至宝ザ・シックスティーン、パレストリーナ・プロジェクト第9巻!英国が誇る合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。現在のザ・シックスティーンを代表する一大シリーズとなった「パレストリーナ・プロジェクト」の最新作となる第9集が登場! ルネサンス期のポリフォニーを代表する作曲家であり、史上最高の典礼音楽作曲家のひとりであるパレストリーナ。世界中の聖楽に影響を与え続けてきたパレストリーナが遺した100曲を超えるミサ曲の中からハリー・クリストファーズが選んだミサ曲を中心に、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテット集からの3曲や関連するイムヌス、モテットなどでプログラムを構成するという秀逸なプロジェクト。 第9巻では、中世・ルネサンス音楽の教会旋法の基礎をなす音階であるヘクサコルド(ヘクサコード)によるミサ曲『ドレミファソラ』 を中心に、パレストリーナが洗礼者聖ヨハネと福音者聖ヨハネのために書いた栄光ある音楽にもスポットライトを当てています。(輸入元情報)【収録情報】パレストリーナ:● ミサ曲『ドレミファソラ』(ヘクサコルド・ミサ)● 神から遣わされた男がいた● 生まれた子供は● 正しい男は棕櫚の木のように● ヘロデは死刑執行人を送り● あなたの僕(しもべ)たちが声をほぐして● ソロモンの雅歌〜第22番『わが愛する者よ、あなたは美しく』● ソロモンの雅歌〜第23番『この者はだれか』● ソロモンの雅歌〜第24番『わたしは園へ下っていった』● ここにもっとも神聖な福音書記者がいる● 大いに尊敬されるべきは● この弟子である ザ・シックスティーン ハリー・クリストファーズ(指揮) 録音時期:2021年5月5-7日 録音場所:ロンドン、キルバーン、セント・オーガスティン教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明日本語解説付きヴィヴァルディが音楽監督を務めたピエタ慈善院のオーケストラがモデル!サヴァールが女性のみのオーケストラを指揮しての『四季』!サヴァールと女性精鋭奏者のみによるオーケストラの『四季』! ヴィヴァルディは、1703〜1717年頃、ヴェネツィアのピエタ慈善院(オスペダーレ=孤児院)で音楽監督を務めていました。ここでは孤児の少女達が養育されており、修道院のような生活をしながら音楽の修行にはげみ、彼女たちによる演奏会はヴェネツィアで最も優れた音楽が聴ける場所とされていました。 21世紀の今、このヴィヴァルディが音楽監督を務めていたオスペダーレをモデルとしたプロジェクトが動き出します。ピリオド楽器を専門とする優秀な女性音楽家をヨーロッパ各国および世界各国から迎え入れ、ヴィヴァルディ以前からロマン派初期(1600〜1830年) までの管弦楽と声楽のレパートリーについて研究、演奏するための女性たちによるプロジェクトです。ル・コンセール・デ・ナシオンが中心になって2019年から毎年開催しているオーディションで選ばれた優秀な奏者たちの中の、女性によって結成されています。タタール出身の傑出したヴァイオリン奏者でありヴィルトゥオーゾ、アルフィア・バキエヴァにも注目のオーケストラです。 『四季』では朗読ありヴァージョンとなしヴァージョンを収録。非常に細やかな解像度の高い演奏。ほかの作品でも室内楽のような趣で、名手たちが互いを尊重しながらアンサンブルしているのが感じられます。(輸入元情報)【収録情報】Disc1● 『四季』 Op.8〜ソネットの朗読とともに(語り:オリヴィア・マネスカルキ) 協奏曲第1番ホ長調 RV.269『春』 協奏曲第2番ト短調 RV.315『夏』 協奏曲第3番ヘ長調 RV.293『秋』 協奏曲第4番ヘ短調 RV.297『冬』● ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ヘ長調 RV.544『プロテウス、あるいは逆さまの世界』● ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.253『海の嵐』Disc2● 調和の霊感〜4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 RV.580● ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV.583〜第2楽章:アンダンテ● 『四季』 Op.8〜器楽のみ 協奏曲第1番ホ長調 RV.269『春』 協奏曲第2番ト短調 RV.315『夏』 協奏曲第3番ヘ長調 RV.293『秋』 協奏曲第4番ヘ短調 RV.297『冬』 レ・ミュジシャン・デュ・コンセール・デ・ナシオン アルフィア・バキエヴァ(コンサートマスター/ヴァイオリン) ジョルディ・サヴァール(指揮) 録音時期:2024年1月3-7日 録音場所:カルドナ修道院 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 輸入盤・日本語帯・解説付き
出荷目安の詳細はこちら商品説明ドマルケット、バッハで登場フランスの名チェリスト、アンリ・ドマルケットがバッハを録音しました。ドマルケットはフランスを中心に活躍する名手で、LFJなどで来日も多い人気奏者。ミシェル・ルグランから協奏曲を献呈されるなど多彩な活動を経てきた今、バッハに取り組みました。 すべてを知り経験した者が見ることのできる景色が広がるような演奏。軽やかに舞う音色から、深き苦しみの底から絞り出されるような音色、表情、必然性と説得力に満ちた演奏です。こだわりの録音により、楽器そのものがそこにあるような実体感のあるサウンドも魅力です。 ドマルケットは1970年パリ生まれ。13歳でパリ国立高等音楽院に入学、モーリス・ジャンドロンとフィリップ・ミュレルに師事。フルニエ、トルトゥリエ、シュタルケルの指導も受けています。デュメイ、ルセフ、ミゲル・ダ・シルヴァと弦楽四重奏団を結成。楽器は1725年製のストラディヴァリウス「le Vaslin」、弓は1820年製のペルソワの弓を使用。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲Disc1● 第1番ト長調 BWV.1007● 第2番ニ短調 BWV.1008● 第3番ハ長調 BWV.1009Disc2● 第4番変ホ長調 BWV.1010● 第5番ハ短調 BWV.1011● 第6番ニ長調 BWV.1012 アンリ・ドマルケット 私用楽器: チェロ/1725年製のストラディヴァリウス「le Vaslin」 弓/1820年製のペルソワ 録音時期:2022年10月、12月 録音場所:アルル、シャペル・ド・メジャン 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明チェンバロの旅〜イタリア・バロック音楽150年の軌跡イタリア・バロック音楽を演奏活動の中心に据え、その鍵盤音楽を広く網羅するレパートリーを積み上げてきた平井み帆が、20年ぶりとなるソロCDを発表。自身の思い入れの深い作品を選りすぐり、時代・地域・作曲家ごとに異なるバロック音楽の幅広い特色を伝えるプログラムとなりました。多彩なアプローチでチェンバロの可能性を巧みに引き出し、豊かなアーティキュレーションをもって音楽に生命を与える演奏表現が、150年にわたるイタリア・バロック音楽の歴史と情感の旅へと導く1枚。(メーカー資料より)【収録情報】1. ルッツァスコ・ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ (Venezia,1593)2. アスカニオ・マイヨーネ:『どうぞ私を殺してください』によるディミニューション (Napoli,1603)3. ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ第2番 (Roma,1615)4. ミケランジェロ・ロッシ:ロマネスカによるパルティータ5. アレッサンドロ・ポリエッティ:ハンガリーの反乱によるトッカティーナ (1671)より ギャロップ 斬首(慎みを持って) パッサカリア 鐘(レクィエム『主よ、永遠の安息を彼らに与えてください』)6. ガエターノ・グレコ:チェンバロのためのトッカータ Toccata Fuga Corrente7. ドメニコ・ズィーポリ:組曲 第2番ト短調 Preludio (Largo) Corrente (Allegro) Sarabanda (Largo) Giga (Allegro)8. ピエトロ・ドメニコ・パラディエス:ソナタ第9番イ短調 Allegro Andante9. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ へ短調 K.6910. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ へ短調 K.184 アレグロ 平井み帆(チェンバロ) 楽器:野神俊哉 2003年製作、イタリアン・チェンバロ 調律:ミーントーン(Meantone:1-5)、ヴァロッティ(Vallotti:6,7,9,10)、ヤング(Young II:8)/415Hz 録音時期:2023年9月13-15日 録音場所:東京、三鷹市芸術文化センター 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)【平井み帆(チェンバロ) Miho Hirai】桐朋学園大学ピアノ科卒業。同大学研究科、デン・ハーグ王立音楽院(チェンバロ専攻)修了。有田千代子、ジャック・オッホの各氏に師事。在学中よりユトレヒト古楽フェスティバルに出演する等、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開する。帰国後は、北とぴあ国際音楽祭、栃木[蔵の街]音楽祭等の主要な音楽祭に出演する他、各地で活発な演奏活動を行っている。特に17、18世紀のイタリア音楽の研究と実践に注力し、2003年よりリコーダーの太田光子と共にコンサートシリーズ「イタリアバロック音楽の変遷」を開催している。日本・スペイン交流事業としてアランフェスにてD.スカルラッティを中心とするプログラムのリサイタルを行った。CDに「イタリアへの夢I,II,III」(いずれもレコード芸術誌特選盤)、「ブクステフーデ:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロのためのソナタ全集」(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞)等がある。現在、愛知県立芸術大学非常勤講師、富山古楽協会チェンバロ講師を務める他、「通奏低音講座」「バロック舞曲講座」「バロックの音楽理論&演奏法講座」等、日本各地でバロック音楽とチェンバロの魅力を伝えるマスタークラスを行っている。(メーカー資料より)曲目リストDisc11.第4旋法のトッカータ/2.≪どうぞ私を殺してください≫によるディミニューション/3.トッカータ第2番/4.ロマネスカによるパルティータ/5.ハンガリーの反乱によるトッカティーナ [抜粋] ギャロップ/6.ハンガリーの反乱によるトッカティーナ [抜粋] 斬首(慎みを持って)/7.ハンガリーの反乱によるトッカティーナ [抜粋] パッサカリア/8.ハンガリーの反乱によるトッカティーナ [抜粋] 鐘(レクイエム「主よ、永遠の安息を彼らに与えてください」)/9.チェンバロのためのトッカータ Toccata/10.チェンバロのためのトッカータ Fuga/11.チェンバロのためのトッカータ Corrente/12.組曲第2番 ト短調 Preludio (Largo)/13.組曲第2番 ト短調 Corrente (Allegro)/14.組曲第2番 ト短調 Sarabanda (Largo)/15.組曲第2番 ト短調 Giga (Allegro)/16.ソナタ第9番 イ短調 Allegro/17.ソナタ第9番 イ短調 Andante/18.ソナタ ヘ短調 K.69/19.ソナタ ヘ短調 K.184 アレグロ
出荷目安の詳細はこちら商品説明名匠グリエルミが3つの鍵盤楽器を弾き分けるバッハのガンバ・ソナタ集!アレッサンドロ・ストラデッラの宗教音楽を発掘・録音し続けてきたイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者のアンドレア・デ・カルロと、指揮者、作曲家としての活動に加え、歴史的鍵盤楽器のエキスパートとして多彩な活躍を見せるルカ・グリエルミが織り成す大バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。 写本ではヴィオラ・ダ・ガンバのための3つのソナタは、本来チェンバロの伴奏になっていますが、彼らはヴィオラ・ダ・ガンバがバッハの手持ちの様々な鍵盤楽器と対話する姿を想像。グリエルミがチェンバロ、オルガン、フォルテピアノを見事に弾き分け、偉大な作曲家が残した作品の新たな可能性を見出しています。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:1. バビロン川のほとりに BWV.653(オルガンとヴィオラ・ダ・ガンバによるイントロイトゥス)2. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第3番ト短調 BWV.10293. パルティータ第4番ニ長調 BWV.828よりサラバンド(チェンバロ独奏による前奏曲)4. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第2番ニ長調 BWV.10285. ゴルトベルク変奏曲 BWV.988よりアリア(ジルバーマン・ピアノ独奏による前奏曲)6. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによる3つのソナタ第1番ト長調 BWV.10277. 平均律クラヴィーア曲集 第2巻より第16番:前奏曲 ト短調 BWV.885-1(オルガン独奏による前奏曲)8. フルート・ソナタ イ長調 BWV.1032 より第2楽章:ラルゴ・エ・ドルチェ(ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンによる後奏曲) アンドレア・デ・カルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 使用楽曲:ペレグリーノ・ミケーリ16世紀製(セルジオ・マルチェッロ・グレゴラット・サクロファーノによる2003年コピー) ルカ・グリエルミ(チェンバロ、オルガン、フォルテピアノ) 使用楽曲: チェンバロ:ミヒャエル・ミートケ1708年製(マティアス・グリーヴィッシュによる2000年コピー:3,4) フォルテピアノ:ゴットフリート・ジルバーマン1749年製(ケルスティン・シュヴァルツによる2013年コピー:5,6) オルガン:ゴットフリート・ジルバーマン1753年製(ヴィルヘルム・リューレによる1998年復元:1,2,7,8) 録音時期:2015年6月22-24日 録音場所:ドイツ、フランケンシュタイン教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ラモーをアコーディオンで1992年フィンランド生まれのアコーディオン奏者ヤンネ・ヴァルケアヨキが弾くラモーの作品集。クラヴサン作品の中から2つの組曲と、ソプラノ歌手リンデベリを迎えての『カストールとポリュックス』のアリアが奏されます。ラモー作品の持つ多様性と、アコーディオンという楽器の持つ可能性が感じられます。ラモーには特別の愛着があると語るヴァルケアヨキが、美しく、ユーモラスで、エキサイティングで、驚きに満ちたラモーを聴かせます。(輸入元情報)【収録情報】ラモー:1. クラヴサン曲集 組曲ニ長調 やさしい訴え(ロンドー) ソローニュのひなどり ため息 歓喜(ロンドー) いたずら好き(ロンドー) ミューズたちの対話 つむじ風(ロンドー) 一つ目の巨人(ロンドー) あざけり(メヌエット) 足の不自由な女2. 歌劇『カストールとポリュックス』(1737, RCT 32)より Air de Telaire: Tristes apprets3. 新しいクラヴサン曲集 組曲イ短調(RCT 5) アルマンド クーラント サラバンド 3つの手 ファンファリネット 勝ち誇った女 ガヴォットと6つの変奏 ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン) トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ:2) 録音時期:2022年12月27-30日 録音場所:フィンランド、Helkio-sali, Lappeenranta 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明バロック・ヴァイオリンの名手と仲間たちが非凡な能力でその時代の雰囲気を表現バロック・ヴァイオリン奏者、指揮者として活躍するイギリスのジョン・ホロウェイ。前作『ダウランドとその時代のパヴァーヌとファンタジー』はルネサンスの作曲家ジョン・ダウランドの『涙のパヴァーヌ』を中心とした曲でプログラムが組まれたアルバムでしたが、今作はバロック時代の作曲家ヘンリー・パーセルの『ファンタジア集』です。 ホロウェイはその詳細なライナーノーツで『ファンタジア集』について「パーセル自身の室内楽の中でまもなくソナタに代わるであろう一種の音楽へ個人的に別れを告げるように、バード、ローズ、ジェンキンズ、ロックの一番よいところを抽出したそれらの素晴らしいものを見ることがどれほど魅力的なことか」と述べています。 パーセルの『ファンタジア集』は、難解な対位法とその時代のすべてのポリフォニーのテクニックの素晴らしさを統合した、このジャンルの中で最も優れた、最も複雑さをもった作品と見られています。ホロウェイとアンサンブルのメンバーによる3声と4声のファンタジアの演奏は、作曲の構造に対する深い洞察を示し、作曲家の新たな視点を明らかにしています。ホロウェイはそれについて「喜びと悲しみの間のわずかな隙間を歩み、彼の時代の特徴的な雰囲気であった憂鬱を美しく表現することができる非凡な能力」であると書いています。(輸入元情報)【収録情報】パーセル:1. ファンタジア第10番2. ファンタジア第1番3. ファンタジア第4番4. ファンタジア第5番5. ファンタジア第6番6. ファンタジア第2番7. ファンタジア第7番8. ファンタジア第8番9. ファンタジア第9番10. ファンタジア第3番11. ファンタジア第11番12. ファンタジア第12番 ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン) モニカ・ベーア(ヴィオラ) レナーテ・シュタインマン(ヴィオラ) マルティン・ツェラー(チェロ) 録音時期:2015年3月25-27日 録音場所:チューリッヒ放送スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ベルリン古楽アカデミーによるC.P.E.バッハの交響曲集、完結編の登場!コンサートマスターは平崎真弓とゲオルク・カッルヴァイトベルリン古楽アカデミーによる長年のプロジェクト、C.P.E.バッハの交響曲全曲録音の最終巻の登場です。コンサートマスターは平崎真弓、そしてゲオルク・カッルヴァイト。平崎真弓は『ビーバー:ロザリオのソナタ』でレコード芸術2023年2月号特選、さらに2024年2月発売のムック「レコード芸術2023年総集編」で美山良夫氏セレクトの音楽史部門の第3位に選ばれるなど、その評価、注目度とも急上昇中の奏者です。ゲオルク・カッルヴァイトは長年同団でコンサートマスターを務めており、その音楽づくりは広く知られるところです。 1982年結成のベルリン古楽アカデミーが20年あまり取り組んでいるC.P.E.バッハ。J.S.バッハの息子であり、その自由と独創性によってハイドンやモーツァルトへの道を切り開いた重要な存在です。C.P.E.バッハの交響曲は、管弦楽のための交響曲が11、弦楽のための交響曲が8(うち1曲は、管弦楽のための交響曲の弦楽版)。 C.P.E.バッハの交響曲は、ベルリン時代(1738〜1768)そしてその後移ったハンブルクでの活動期(1768年以降)の初めのころに多く書かれました。当盤に収録の174、176、177はいずれも1750年代半ば、C.P.E.バッハの創作力が最高潮にあった時期の作。 ベルリン古楽アカデミーの実力をもってしても、C.P.E.バッハの交響曲は創意に満ち、大きなチャレンジだといいます。期待にたがわずC.P.E.バッハのオリジナリティと創意を、このうえない形で聴くことができる内容です。今回、平崎真弓がコンサートマスターを務める楽曲もあり、楽団の世代交代をも感じさせる重要な録音の誕生となりました。(輸入元情報)【収録情報】C.P.E.バッハ:1. 交響曲ハ長調 H.649, Wq.1742. 交響曲ニ長調 H.651, Wq.1763. 交響曲ホ短調 H.652, Wq.1774. 交響曲ト長調 H.657, Wq.182-15. 交響曲ハ長調 H.659, Wq.182-36. 交響曲イ長調 H.660, Wq.182-47. 交響曲ロ短調 H.661, Wq.182-5 ベルリン古楽アカデミー コンサートマスター:平崎真弓(1,2,6)、ゲオルク・カッルヴァイト(3-5,7) 録音時期:2023年1月 録音場所:ベルリン、b-sharp 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明ハイフェッツ唯一のバッハ無伴奏曲集を「Biddulph」が初期盤から復刻20世紀を代表する名ヴァイオリニストを多数輩出したレオポルト・アウアー門下の音源復刻に取り組む「Biddulph」から、ヤッシャ・ハイフェッツ[1901-1987]唯一のバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ(全曲)が登場。初期盤LPからの復刻です。 ハイフェッツは帝政ロシア時代のヴィルナ(現リトアニアの首都ヴィリニュス)に生まれ、9歳にしてアウアーの門下に迎えられました。12歳でアルトゥール・ニキシュ指揮のベルリン・フィルと共演、16歳でカーネギー・ホールにデビューした早熟の天才で、その卓越した技巧と音楽性を長く保ち、圧倒的な名声を築きました。 ハイフェッツによるバッハ:無伴奏ソナタ&パルティータの全曲録音はこの1952年のRCA盤が唯一。バロック舞曲の要素を取り入れた解釈が広まる遥か前の演奏なので、古楽器演奏に慣れた耳には少し違和感があるかもしれませんが、虚飾を排して一挺のヴァイオリンからバッハが意図した重層的な音構造を描き出す演奏は見事で、速めのテンポながら全体を通してヴァイオリンならではの美感が損なわれていない点も魅力です。 この録音にはすでにRCAによるマスターテープからの復刻CDがあります。それでも今回の復刻を行った理由について「Biddulph」レーベルは「マスターテープからの復刻はノイズの点で有利だが、初期盤の音が演奏者と制作者が認めた音だと考える。状態の良い初期盤を探し出して復刻する意義はそこにある」と語っています。 各ディスクの「余白」にはハイフェッツのソロによるバッハのヴァイオリン協奏曲が1曲ずつ収められるという贅沢な収録になっています。ブックレットにはハイフェッツ愛用のグァルネリ・デル・ジェス(1742)のカラー写真が4ページにわたって掲載され、初出時のLP4枚のジャケットもカラーで印刷されています。(輸入元情報)【収録情報】Disc1J.S.バッハ:1. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV.10012. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV.10023. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.10034. ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041Disc25. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.10046. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.10057. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV.10068. ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042 ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン) ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団(4,8) アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮:4,8) 録音年月日/初出レコード番号: 1952年10月21,29日/LM1976(1) 1952年10月23,29日/LM2210(2) 1952年10月24,25,29日/LM2115(3) 1952年10月23日/LM1976(5) 1952年10月22,29日/LM2210(6) 1952年10月22,29日/LM2115(7) 1953年12月6日/LM1818(4,8) 録音場所: ハリウッド、RCAビクター・スタジオ(1-3,5-7) リパブリック・ピクチャーズ・スタジオ(4,8) 復刻プロデューサー:Eric Wen 復刻エンジニア&マスタリング:Rick Torres曲目リストDisc11.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001/2.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001/3.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001/4.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001/5.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/6.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/7.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/8.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/9.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/10.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/11.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/12.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002/13.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003/14.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003/15.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003/16.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003/17.ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV 1041/18.ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV 1041/19.ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV 1041Disc21.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004/2.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004/3.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004/4.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004/5.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004/6.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005/7.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005/8.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005/9.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005/10.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/11.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/12.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/13.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/14.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/15.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/16.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006/17.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV 1042/18.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV 1042/19.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV 1042
出荷目安の詳細はこちら商品説明注目盤!名ギタリスト、フランツ・ハラースがバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全6曲をギターで演奏!SACDハイブリッド盤。「BIS」レーベルを代表する演奏家のひとり、ギター奏者フランツ・ハラース。ハラースはスペインのバロック音楽、J.S.バッハ、武満、グバイドゥーリナ、タンゴ、ブラジル音楽など、数多くのディスクで高い評価を得ている現代最高峰のギタリストのひとりです。J.S.バッハのリュート作品集が好評を博すなか、バッハの続編として無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全6曲を録音しました。今回もハラース自身による編曲で、原調で演奏しております。 ヴァイオリン作品の最高峰であるバッハの無伴奏6篇。ハラースはこれらの作品が持つポリフォニー、ダイナミクス、音の色彩などをギター一本で効果的に表現。弓で演奏するヴァイオリンとは違い、撥弦楽器ギターでは、アルペジオの華麗さ、減衰音の美しさが際立っております。教会の残響も生かし奏でられたギターの余韻もまた格別です。ハラースのギター演奏で聴くバッハ作品の新たな響きをご堪能ください。(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001-1006(ハラース編、ギター版)Disc1・パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004Disc2・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006・ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005 フランツ・ハラース(ギター/Hermann Hauser I, 1936, Model Miguel Llobet) 録音時期:2022年6月15-18日 録音場所:バイエルン、イジング、聖母マリアの被昇天巡礼教会 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:フランツ・ハラース ミキシング:ハンス・キプファー(Take5 Music Production) エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ
出荷目安の詳細はこちら商品説明バッハ作品に深い造詣を示すヌーティ、満を持して作曲家の鍵盤作品の集大成的傑作へ「Deutsche Harmonia Mundi」と「ARCANA」にそれぞれ録音したフランス音楽アルバムが高い評価を博す一方、イタリア・バロックの通奏低音奏法についての著書もある古楽鍵盤奏者、ジュリア・ヌーティ。ロンドン王立音楽大学(RCM)で研鑽を重ね、ヴィクトリア&アルバート美術館の協力演奏家として意欲的な活動を続けた後は故郷イタリアの最前線をゆくイル・ポモ・ドーロやモード・アンティクオ、ナタリー・シュトゥッツマンの古楽器楽団オルフェオ55などでも実績をあげてきた実力派です。 バッハ作品への深い理解はキアラ・ザニシと共に「ARCANA」で録音したヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ集でも示されましたが、今回はライプツィヒ市の音楽監督となったバッハが自身の鍵盤技法の集大成を試み自費出版を始めた「鍵盤練習曲集」の最初の結実である『6つのパルティータ』を全曲録音。瑞々しいタッチで力むことなく、しかし音楽の特質を隅々まで捉えた精緻な解釈で紡ぎ出される演奏は実に新鮮でありながら豊かな含蓄も感じさせ、バッハの世界に深く分け入る喜びを改めて強く喚起してくれます。 使用楽器はバッハと同時代を生きたパリの名工エムシュによる1751年製作楽器に基づく精巧な再現。エムシュの師はテレマンの友人でもあったハノーファーの鍵盤製作家アントン・ファーター(1715年に工房を開いたパリでの仏語名はアントワーヌ・ヴァテール)で、モデルとなった楽器はパリで作られながらファーター流の伝統に従っており、二段鍵盤を使うドイツ音楽の演奏に選ばれることも多い銘器(「Hitasura」レーベルのフレデリク・ハースもバッハ録音で愛用しています)。古楽器録音に通じた「ARCANA」ならではの、くっきりとした音像と残響のバランスが心地よい自然なエンジニアリングも嬉しいところです。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:6つのパルティータ(鍵盤練習曲集 第1巻) BWV.825-830Disc1(78分)● 第1番変ロ長調 BWV.825● 第2番ハ短調 BWV.826● 第6番ホ短調 BWV.830Disc2(81分)● 第4番ニ長調 BWV.828● 第3番イ短調 BWV.827● 第5番ト長調 BWV.829 ジュリア・ヌーティ(チェンバロ) 使用楽器:パリのアンリ・エムシュ1751年製作モデルに基づく、ブレーメンのクリスティアン・クールマン2016年製作の再現楽器 録音時期:2021年11月4-7日 録音場所:ブレーメン、ゼンデザール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明シャルパンティエの創作の絶頂期に書かれた『ダヴィデとヨナタン』ヴェルサイユ・バロック音楽センターのプロダクションシャルパンティエの宗教的悲劇『ダヴィデとヨナタン』。シャルパンティエというと宗教作品が多く録音されておりますが、モリエールやコルネイユといったパリの人気劇作家達の音楽を担当し、数々の劇音楽作品を残しています。この作品は1688年、イエズス会の大学の学生のために書かれました。ダヴィデとヨナタンの友愛と、残酷な権力争いに翻弄されてゆく姿を描いています。プロローグにはおきまりの王や貴族への讃美はなく、レチタティーヴォやデヴェルティスマンもほぼ見られません。登場人物が織りなすドラマや心理描写のために対位法技法が見事に用いられ、ハーモニーの洗練もあいまって、シャルパンティエの創作の絶頂のひとつといえます。 これまでにもクリスティら名録音が存在はしておりますが、この録音はフランスのバロック音楽を研究し普及させるための組織「ヴェルサイユ・バロック音楽センター」の肝いりのプロジェクトであることと、当時のイエズス会の状況をふまえて男声(ヨナタンは女性ソプラノ)と児童合唱で歌唱陣を構成しているという点で、他とはまた一線を画した特別なものとなっております。(輸入元情報)【収録情報】● シャルパンティエ[1643-1704]:音楽悲劇『ダヴィデとヨナタン』 H.490 プロローグと5幕からなる音楽悲劇 台本:フランソワ・ド・ポール・ブルトノー 追加脚本(語り):アントワーヌ・ゴドー ダヴィデ/クレマン・ドゥビューヴル(テノール) サウル/ダヴィド・ヴィツァク(バリトン) ヨナタン/ナターシャ・ブーシェ(ソプラノ)、他 オルケストル・レ・トン・プレゾン ヴェルサイユ・バロック音楽センター・レ・パージュ&レ・シャントル オリヴィエ・シュネーベリ(音楽監督、指揮) 録音時期:2021年7月6-9日 録音場所:ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場 録音方式:ステレオ(デジタル)
出荷目安の詳細はこちら商品説明マンドリンにもピリオド楽器があります!マンドリン・アンサンブル『アルテマンドリーネ』の新アルバムルクセンブルクを拠点に活躍を続ける、バロックから古典派時代当時の楽器とスタイルによるマンドリンと通奏低音によるバロック・アンサンブル「アルテマンドリーネ(アルテマンドリン)」。楽器の変遷や演奏様式を研究し、マンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせることで知られ、革新的かつユニークであり、世界の主要な撥弦楽器アンサンブルの先駆者のひとつと言えます。 このアルバムは、18世紀のイギリスにおけるマンドリンの人気の高まりを探ったものです。マンドリンは、英国諸島に旅行して演奏や指導を行ったイタリアの作曲家や音楽家の影響を受けて、オペラ、コンサート・ホール、さらには王室や個人の家庭でも重要な楽器となりました。このアルバムに収録されているのは、独奏とアンサンブルのための器楽曲、バロック・マンドリンとソプラノなど、この時代の貴重な逸品です。 ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751 London]、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]、カルロ・アッリゴーニ[1697-1744] などの当時有名だった作曲家によるソナタのほか、ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]のカンツォネッタ、ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]による生き生きとした曲や魅力的な曲も含まれています。これらの作曲家はマンドリンの名手として名高く、この楽器の音楽遺産の形成に大きく貢献しました。(輸入元情報)【収録情報】01. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751]:マンドリン・ソナタ第4番02. ロバート・ヴァレンタイン[c.1671-1747]:マンドリン・ソナタ第1番03. ジャコモ・メルキ[1730-1800]:マンドリン三重奏曲第1番04. ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]:6つのイタリアン・カンツォネッタ〜III. Allegro comodo05. カルロ・アッリゴーニ[1697-1744]:マンドリンと通奏低音のためのソナタ06. ジローラモ・ノンニーニ:6つのイタリアン・カンツォネッタ〜IV. Allegro comodo07. ジェームズ・オズワルド[1711-1769]:ディヴェルティメント第6番08. ベルナルド・フレミング[?-?]:The musical companion〜 アリア09. ジョセフ・ヴァーノン[c.1738-1782]:アリア『What is that to you』10. ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]:ジグ11. ジェームズ・オズワルド:ディヴェルティメント第16番12. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー:マンドリン・ソナタ第12番13. フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]:マンドリン・ソナタ アルテマンドリーネ(ピリオド楽器アンサンブル) フアン・カルロス・ムニョス(バロック・マンドリン) マリ・フェ・パボン(バロック・マンドリン) マリナ・バルトリ(ソプラノ:04,08,09) 録音時期:2022年11月17-20日 録音場所:ルクセンブルク、リンシュライデン、聖ウィリブロルド教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明「クラシック音楽に新しい生命を与える」大人気ピアニストによるバッハ演奏、待望のニュー・アルバム現代最も批評家に絶賛され、総再生回数6億回越えという異例のストリーミング回数を誇るクラシック・アーティストで、アイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンによる待望のニュー・アルバムがドイツ・グラモフォンよりリリースされます。演奏しているのは鍵盤楽器の代表的な作品のひとつ、ヨハン・セバスティアン・バッハの『ゴルトベルク変奏曲』。その個性的な解釈、芸術的なヴィジョン、感情の交流で、オラフソンはここ数年クラシック音楽界で批評家から称えられ、その真価を認められてきました。よく知られたクラシックのレパートリーでも隠れた珠玉の作品などでも、彼の現代的な演奏は、クラシック音楽の熱心なファンを魅了しつつ、一方でより広範囲の聴衆も惹きつけています。 アルバムのリリースに合わせて『ゴルトベルク変奏曲』を演奏する世界ツアーが一年を通して行われます。ロンドンのサウスバンク・センター、ニューヨークのカーネギー・ホール、ウィーン・コンツェルトハウス、フィラルモニ・ド・パリなど著名なコンサート・ホールで、そして12月の日本ツアーでも全国6公演で『ゴルトベルク変奏曲』を演奏し、オラフソンの魅力ある芸術性が披露されます。 オラフソンはドイツ・グラモフォンから、『フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス』(2017年)、『バッハ』(2018年)、『ドビュッシー?ラモー』(2020年)、『モーツァルト&コンテンポラリーズ』(2021年)、『フロム・アファー』(2022年)などのアルバムをリリースしています。 現代最も人気のあるアーティストのひとりとして数々の賞も受賞しています。「BBCミュージック・マガジン賞」(Album of the Year)(2019年)、「グラモフォン・マガジン賞」(Artist of the Year)(2019年)、「ロルフ・ショック賞」(音楽部門)(2022年)、「CoScan’s International Nordic Person of the Year」(2023年)など。「ヴィキングル・オラフソンはクラシック音楽に新しい生命を与えている」〜エコノミスト誌「クラシック・ピアノ界のニュー・スーパースター」〜デイリー・テレグラフ』紙「ゴルトベルク変奏曲は、これまでに書かれた鍵盤音楽の中で最もヴィルトゥオーソ的なもので、驚くほど見事な対位法の使い方、崇高な詩的表現、複雑な思索、深い哀感が無数に含まれています。シンプルで優美なアリアという質素な和声の枠組みの上に築かれた30の変奏曲の中で、バッハは限られた素材を、後にも先にもない無限の多様性に変えてみせています。バッハこそが、最高の鍵盤楽器ヴィルトゥオーソであると思います」〜ヴィキングル・オラフソン(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 ヴィキングル・オラフソン(ピアノ) 録音時期:2023年4月 録音場所:レイキャヴィク 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) *ミントパック仕様
出荷目安の詳細はこちら商品説明『マタイ』でアカデミー賞大賞受賞のピション&ピグマリオンによる極上のやわらかな響きで聴くモンテヴェルディピション&ピグマリオンの、モンテヴェルディの『聖母マリアの夕べの祈り』。驚異的なまでにやわらかな響きの『マタイ受難曲』で2022年度レコード・アカデミー賞で大賞を受賞した彼らによる、こちらもまたかつてない極上の響きのモンテヴェルディ。冒頭のファンファーレから、作品の既成概念を覆すようなやわらかな響きに驚かされます。 モンテヴェルディの『聖母マリアの夕べの祈り』は、「教会と王侯両家の」礼拝堂の音楽家が利用できるように、さまざまな機会のために独自に作曲された晩課の楽曲を集めたアンソロジーであると位置づけられていますが、ピションは「グローリア」の楽曲が全体を締めくくるのにふさわしい楽曲と考えられることから、これは全体としてひとつの作品であると考えています。そして、作品のテキストを全体でひとつの作品という観点から再度読み解きなおし、言葉や場面にふさわしいハーモニーや表現を追求。モンテヴェルディが構想した作品の真の姿をつまびらかにすると同時に、作品固有の劇場感覚までをも存分に引き出しています。圧倒的な体験です。 ピションは2023年ザルツブルク音楽祭で『フィガロの結婚』を指揮、「ラファエル・ピションは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を、そのクッションの効いたシロップのような心地よいサウンドからほど遠いところにある、歯切れのよい、硬派な古典主義の世界へと駆り立てた。クシェイの演出は音楽的であり、ピションの指揮は演劇的である。両者の協働は通常では考えられない高いレベルで最大の効果を発揮している。細部に至るまで入念に考え抜かれ、その相乗効果には息をのむ。」(フィナンシャル・タイムズ)と絶賛されています。 HMM902710(2023年10月発売)の再発売盤です。HMM902710は廃盤となります。(輸入元情報)【収録情報】● モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り SV206 ピグマリオン ソプラノ/セリーヌ・シーン、ペリーヌ・ドゥヴィエ メゾ・ソプラノ/ルシール・リシャルドー テノール/エミリアーノ・ゴンザレス・トロ、ザカリー・ワイルダー、アントナン・ロンドピエール、エティエンヌ・バゾラ、ニコラ・ブルーイマン、ルノー・ブレ ラファエル・ピション(指揮) 録音時期:2022年1月 録音場所:パリ、聖霊教会(サンテスプリ教会) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 旧品番:HMM902710
出荷目安の詳細はこちら商品説明18世紀ドイツ式チェンバロと、大小2種のイタリア式チェンバロが綴る豊穣なファンタジー2018年のブルージュ(ブルッヘ)古楽コンクールで独奏者として優勝、近年さらに注目を集めつつあるイタリア出身の古楽鍵盤奏者アンドレア・ブッカレッラ。トッカータという曲種の変遷を辿った「RICERCAR」デビュー盤に続き、今回のアルバムではファンタジア(幻想曲)という曲種の歴史を概観します。 トッカータ同様に鍵盤奏者の即興演奏に由来する比較的自由な作曲形式であるこの曲種の歴史は古く、ここでは前作同様に演奏作品の時代に合わせ3つの楽器を使い分けながら、16世紀のイタリアとヨーロッパ北部(英国、オランダ)の伝統に遡ったのち17世紀を概観、18世紀初頭のバッハに流れ着くという、音楽史の変遷を追えるプログラムとなっています。 古い作品では粒立ちのよいイタリア型のチェンバロから驚くほど瑞々しくも整った音の流れを紡ぎ出し、ドイツ後期バロック作品では楽器の味わいを活かしたダイナミックな音楽展開が魅力的。ピアニストたちの名盤も多いバッハの2傑作も、この流れで聴くと歴史的文脈に沿った作品だったことが改めてよくわかり、才気豊かな演奏が作品像を新鮮に洗い直します。フランス語圏を中心に古楽器奏者たちの信頼も厚い古楽器鍵盤製作家フィリップ・ユモーの精緻な仕事を十全に活かした雄弁な解釈によって、チェンバロという楽器の可能性に改めて目を見開かされる充実盤になっています。(輸入元情報)【収録情報】1. アンドレア・ガブリエーリ[1533-1586]:第10旋法による快活なファンタジア(第3リチェルカーレ集(1596、没後出版)より)2. ウィリアム・バード[1539/40-1623]:ファンタジア イ短調 BK 133. ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク[1562-1621]:半音階的ファンタジア SwWV 2584. ジョン・ブル[1562-1628]:レオーナに捧ぐファンタジア5. ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]:単一主題による第2ファンタジア6. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー[1616-1667]:ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラによるファンタジア7. ヨハン・パッヘルベル[1653-1706]:ファンタジア 変ホ長調8. J.S.バッハ[1685-1750]:ファンタジア ハ短調 BWV.9069. J.S.バッハ: ファンタジア(幻想曲)とフーガ イ短調 BWV.90410. J.S.バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903 アンドレア・ブッカレッラ(各種チェンバロ/小型イタリアン、大型イタリアン、大型ジャーマン) 使用楽器製作:フィリップ・ユモー 録音時期:2022年9月 録音場所:フランス南部ラングドック地方エロ?県シラン、サンテーユ聖母教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
出荷目安の詳細はこちら商品説明「BIS」創業50周年、超お買い得ボックス。最高の演奏、最高の音質、バッハの管弦楽はこれでOK!今年2023年が「BIS」レーベル創業50周年であることを記念して、2016年発売のBCJバッハ管弦楽ボックスを大幅値下げで限定発売します。 ブランデンブルク協奏曲(旧盤)とヴァイオリン協奏曲全集は通常盤CDしか現在は入手できませんが、ここでは全点がSACDハイブリッド盤。協奏曲のソリストは寺神戸 亮、若松夏美、鈴木雅明、鈴木優人ほか、アンサンブルも鈴木秀美、高田あずみ、三宮正満など最高のキャストで臨んでいます。また、ブランデンブルク協奏曲の新盤では、ヴィオリーノ・ピッコロ(寺神戸 亮)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(ディミトリー・バディアロフ)といった楽器を用いているのも興味津々です。 7枚組箱入りで、これが1セットあればバッハの管弦楽作品の大半を最高の演奏と録音かつ驚きの価格で揃えることができます。記念製造につき今回の機会を逃すと入手不可能となります。お忘れなくご注文下さい。(輸入元情報)【収録情報】Disc1:ヴァイオリン協奏曲全集(録音:1998年)● ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041● ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042● 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043● オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調 BWV.1060 寺神戸 亮、若松夏美(ヴァイオリン) マルセル・ポンセール(オーボエ)Disc2:ブランデンブルク協奏曲全集(録音:2000年)-1● ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046● ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047● ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048Disc3:ブランデンブルク協奏曲全集(録音:2000年)-2● ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049● ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050● ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051● ブランデンブルク協奏曲第5番第1楽章の初版 BWV.1050aDisc4:ブランデンブルク協奏曲全集(録音:2008年)-1● ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046● ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047● ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048● ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049Disc5:ブランデンブルク協奏曲全集(録音:2008年)-2/管弦楽組曲全集(録音:2003年)-1● ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050● ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051● 管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069Disc6:管弦楽組曲全集(録音:2003年)-2● 管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068● 管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066● 管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067Disc7:2台のチェンバロのための協奏曲全集(録音:2013年)● 2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV.1060● 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061● 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV.1062● 管弦楽組曲第1番 BWV.1066(鈴木優人編による2台チェンバロ版) 鈴木雅明、鈴木優人(チェンバロ) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明(指揮) 録音時期:1998-2013年 録音場所:兵庫県、神戸松蔭女子学院大学チャペル 埼玉県、彩の国さいたま芸術劇場コンサートホール 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND 限定発売 輸入盤、美麗ボックス 日本語帯・解説付き
出荷目安の詳細はこちら商品説明名曲「ブランロシェ氏の墓(トンボー)」は8分37秒!ルイ・クープラン: クラヴサン曲全集 (5CD)マッシモ・ベルゲッラ (チェンバロ)フランソワ・クープランの父親の兄であるルイ・クープランは、35歳で亡くなってしまったため知名度はあまり上がりませんでしたが、曲は性格的なものも多く魅力的で、特に今回のベルゲッラのような凝った演奏で聴くと、拡大された細部の繊細な味わいや、立ちのぼる雰囲気、起伏の大きさにえも言われぬ趣が感じられます。 また、ルイ・クープランの作品は生前に出版されていなかったことから手稿譜が不規則な形で遺されおり、ブルース・ガスタフソンの作品番号(G.番号)も単に曲種別だったりするので、演奏の際には組み合わせや配列を工夫する必要があります。 ベルゲッラの場合は、各曲の配置を調性での括りとすることで、一定の雰囲気の持続感を重視し、そのうえで各曲ごとの変化を示すので、まとまりの良さも見逃せないポイントとなっています。録音も非常に優秀です。▶ Brilliant Classics 検索 作品について「ブランロシェ氏の墓(トンボー)」(CD4 トラック18)ルイ・クープランは10歳年長のフローベルガー[1616-1667]と交流があったようで、「フローベルガー氏を模した前奏曲」(CD2 トラック12)も書いています。そのフローベルガーと同じ建物で暮らしていたリュートの名手ブランロシェが、フローベルガーと食後に庭園を散歩した後、自宅で階段を踏みはずして頭を強打し、ほどなく息を引き取ってしまうという不幸な事故があったのですが、そのときフローベルガーと共にその場に居合わせたのが、ルイ・クープランと親しいテルム侯爵でした。侯爵はフローベルガーが医師を呼びに行っている間に、ブランロシェの介抱をしながら最後の言葉も聞いており、その様子がルイ・クープランにも伝わることになります。 音楽家仲間の不運な死に衝撃を受けたルイ・クープランは、「ブランロシェ氏の墓」を作曲。故人を偲ぶ葬儀参列者の悲しみと、教会の鐘を模したような音が交錯するトンボー(追悼曲)を書いてその死を悼んでいます。 驚くのはここでベルゲッラが採用したテンポです。多くの演奏が3分50秒台から5分50秒台の範囲で収まる中、8分半もかけており、ルイ・クープランの描いた心情の方に寄り添った表現とみることができます。見知らぬ人ではなく、親しい人の死として解釈したかのような味わい深い演奏です。 下の画像はルイ・クープランが活躍していたルーヴル宮殿です(当時はまだヴェルサイユ宮殿は建てられていませんでした)。オルガニストを務めていた王室礼拝堂はルーヴル宮殿のすぐ裏側で、その南東約1.2kmのところにはクープラン一族の職場となったサン・ジェルヴェ教会があります(パリ市庁舎の隣)。 作曲家について1626年、パリ近郊、ショーム=アン=ブリーで誕生ルイ・クープランは1626年にパリの南東40kmほどのところにあるショーム=アン=ブリー(ショーマンブリー)で誕生。父シャルル[c.1595-1654]は隣町のボーヴォワールの出身で、1621年にショーム=アン=ブリーの家と土地を購入して移り住んでおり、商業を営むほか、地元のベネディクト派修道院の教会でオルガンを弾いていた人物。 母マリー・オーブリー[1601-?]は8人の子を出産しており、うち、ルイ[1626-1661]、フランソワ[1631-1708]、シャルル[1638-1679]の3人が音楽家の道を歩んでいます。 ちなみに父と同じ名を付けられた末弟のシャルルは、のちに自分の息子に兄フランソワと同じ名を付けています(大クープラン)。また、その兄フランソワの孫はアルマン=ルイと名付けられるなど、後世の人間にとっては少しややこしい展開に。ショーム=アン=ブリー付近は音楽家ゆかりの地ショーム=アン=ブリーは音楽家ファミリーのフォルクレ一族が誕生した地でもあり、ミシェル・フォルクレは1650年に同地に生まれています。 また、ショーム=アン=ブリーの15kmほど西にあるル・プレシ=フ=オスーは、音楽家ファミリーであるシャンピオン一族のゆかりの地で、同地のシャンボニエール荘園の名前を通称として用いていたのがジャック・シャンピオン・ドゥ・シャンボニエールです。1639年、13歳で代父拝命ルイ・クープランの少年時代の記録では、13歳のときに教会で代父を務めたというものがあり、子供の頃からしっかりしていたことが推測されます。その後は、チェンバロ、オルガン、高音ヴィオール、テオルボなどの演奏と作曲によって主に地元で活動していたと考えられており、のちにパリに出てからは2人の弟を一緒に住まわせるなど面倒見の良い性格だったことが窺われます。1648年、財政難を徴税で乗り切ろうとする宰相マザランスペイン・フランス戦争[1635-1659]や、三十年戦争[1618-1648](1636年から参戦)などの莫大な戦費もあって、フランスの国家支出は1600年からの半世紀で約5倍に増大。 宰相マザランは、この財政難を乗り切るために、それまで農民だけが重税化され負担していたものを、ほぼ無税だった貴族や議員(裕福な市民が官職を購入した法服貴族等)、自治体組織(都市)のほか、優遇措置を受けていた富裕層からも税を徴収することなどをまとめて1648年1月に7つの税令として発表。 さらに4月には議員や官吏の手当を4年間廃止すると決めたことで、特権の縮小に怒った議会や裁判所、会計院も反発。1648年、徴税反対勢力によりフロンドの乱が勃発し7か月でいったん終結そして1648年8月にマザランが高等法院の反対派を逮捕させたことで、税金を納めたくなかった貴族や富裕層が、民衆を扇動し蜂起させてパリを包囲、10歳のルイ14世の寝室まで踏み込むなどの暴挙に至って、「フロンドの乱」が勃発します。 事態は次第に悪化し、1649年1月、19歳のコンティ公アルマン[1629-1666]が反乱側の司令官となり、ルイ14世[1638-1715]などの王族とマザラン宰相らは、ルーヴル宮殿から18kmほど離れたサン=ジェルマン=アン=レーの離宮に避難。 しかし2月には、王党派で三十年戦争でも軍功のあった27歳のコンデ公ルイ2世[1621-1686]率いる8千人の軍勢がパリを取り囲み、実弟であるコンティ公の反乱勢を圧倒してほぼ流血なしで3月に和約を結び、王族とマザランもパリに帰還。結局、新たな徴税や手当のカットは見送られています。1649年、くすぶる反乱勢力7か月に及ぶ反乱勢の包囲によって食糧不足とインフレに苦しんでいたパリ市民はコンデ公を称えますが、マザランはコンデ公の弟と姉の夫が反乱側だったことから信用せず、また、実際にコンデ公が姉から説得されて不穏な行動を起こしたことから、1650年1月にコンデ公と弟のコンティ公、姉の夫のロングヴィル公アンリ2世[1595-1663]を逮捕して、パリのヴァンセンヌ城に監禁。1650年頃、恩人シャンボニエールとの出会いルイ・クープランに転機が訪れたのは1650年頃のことです。20代なかばのルイ・クープランは、2人の弟(シャルルは12歳くらい)と友人たちを引き連れて、地元から15kmほどのところにあるジャック・シャンボニエールの邸宅を訪れてお祝いの宴に参加し、オーバードなどを披露するという行動に出ます。 これが祖父から3代続く「国王付きクラヴサン奏者」への表敬訪問なのか売り込みなのかは判然としませんが、ルイ・クープランの実力に感銘を受けたシャンボニエールは、優れた音楽家としてルーヴル宮廷に紹介し、ほどなくしてルイ・クープランはパリに移り住んだようで、1651年8月にはパリで作曲した記録が残っています。1650年、コンデ勢の地方蜂起コンデ公と弟のコンティ公、姉の夫のロングヴィル公アンリ2世3人の逮捕に怒ったコンデ公の一族がブルゴーニュやノルマンディーで蜂起したため国王軍が出動するものの鎮圧には至らず、翌1651年2月にコンデ公たちは釈放となり、議会はマザランと家族を追放(ケルン近郊のブリュールに客人として滞在)。 コンデ公はパリで反乱側の領袖として権勢をふるいますが、やがて反乱側は内部分裂状態に陥ります。1651年、ルイ・クープラン、パリで活動開始ルイ・クープランがパリに到着した時期はわかっていませんが、手稿譜記載の日付から遅くとも1651年8月にはパリにいたと推測されています。 1649年3月から1651年9月までの2年半は、最初のフロンドの乱が終わって、再びフロンドの乱が勃発するまでの小康状態ともいえる期間だったので、おそらく1650年から1651年にかけてパリに到着して活動を始めたと考えられます。 しかし、肝心の宮廷は常に危険な状態に晒されており、1651年9月には13歳のルイ14世は国王軍と共にパリを出てブルージュを平定したのちポワチエに向かい、パリに戻るのは1年1か月後のことなので、ルイ・クープランが宮廷で定職を得ることは暫くは困難な状態でした。1651年、フロンドの乱、再び勃発1651年9月、コンデ公はパリの南西約500kmのボルドーに拠点を移し、地方勢力に呼びかけるとともに、11月にはフランスと交戦中のスペインと協定を結び、スペインは兵を提供したほか、カタルーニャのフランス人捕虜約2,200名全員を引き渡して協力。 しかしテュレンヌ元帥[1611-1675]率いる国王軍との戦いで、コンデ公は1652年に連敗を喫し、その後パリでは市庁舎に放火し、市民に変装させた部下に市の職員約30人を虐殺させるなどしていましたが、1652年10月にはパリから逃亡しています。1652年、王の帰還1652年10月、テュレンヌ元帥率いる国王軍がパリを再占領しルイ14世が帰還。11月には元帥の追撃でコンデ公はスペイン領ネーデルラントに亡命。1653年、フロンドの乱が終息1653年2月、マザランがパリに戻り、7月にはボルドーが国王軍に鎮圧され、足かけ4年半続いたフロンドの乱がようやく終息。1653年、ルイ・クープランがサン・ジェルヴェ教会のオルガニストに1653年4月9日、27歳のルイ・クープランは、シャンボニエールの推薦でパリのローマ・カトリック教区教会であるサン・ジェルヴェ教会のオルガニスト職を拝命し、年俸400リーヴルのほかに、弟のフランソワとシャルルと共に暮らす教会近くの住居の家賃が支給されるという条件でした。ルイ・クープランは、その後まもなくシャンボニエールのおかげで宮廷音楽家となり、王室礼拝堂オルガニストとしても活動するので、若いながらも生活は豊かだったと考えられます。 ちなみに、10年後の1663年にルイ14世が宮廷で発足させた文化人の年金制度の一般的な支給額は600リーヴルで、シャンボニエールの年金は1,800リーヴル、当時の労働者の日当は換算すると0.1〜1リーヴルくらいが相場だったようです。 当時は生活系物価は安く、贅沢系物価、特に宮廷絡みは非常に高いという経済体制で、税制優遇されていた貴族や富裕層も実質的には高額納税をしていたようなものとみることもできます。侯爵と名乗り収入も多かったシャンボニエールの家計が破綻寸前だったのも贅沢な生活が原因で、実際にはよく言われるような「貧困」などではありませんでした。1654年、ルイ14世の戴冠式に参加6月7日、ルイ・クープランは、式典での楽器演奏のほか、シャルマイのための合奏曲も作曲して提供。1656年、ルイ14世のバレエで演奏…
出荷目安の詳細はこちら商品説明クリスティが指揮するパーセル2大傑作クリスティのパーセルが3枚組で復活します。『ディドーとエネアス』は1985年の録音。冒頭の序曲から気品に満ちており、悲しみをたたえたとにかく美しい録音が際立っております。ドミニク・ヴィスの雰囲気たっぷりの魔法使い、カントール(ドミニク・ヴィスと共にアンサンブル・クレマン・ジャヌカンで演奏してもいた)の若々しいエネアス、そしてロランスがなんともやわらかに歌うディドー、すべての歌がクリスティのマジックともいえる指揮によってこれ以上なく豊かに響きます。『妖精の女王』はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に基づいた物語。印象的な愛の場面や超自然的現象の場面、音楽の機智に満ちた傑作です。才気迸る闊達な音楽をクリスティがめくるめく鮮やかなコントラストと機智で描きだします。1989年7月のエクス=アン=プロヴァンス音楽祭で大反響を呼んだ上演を公演直後に録音したもので、コンサートマスターは寺神戸 亮、通奏低音(チェンバロ、オルガン)にはクリストフ・ルセも参加しているというのもあらためて注目。歌唱陣もピオーをはじめ錚々たる顔ぶれです。(輸入元情報)【収録情報】Disc1● パーセル:歌劇『ディドーとエネアス』全曲 ギユメット・ロランス(メゾ・ソプラノ/ディドー) フィリップ・カントール(バリトン/エネアス) ジル・フェルドマン(ソプラノ/ベリンダ) ドミニク・ヴィス(カウンターテナー/魔法使い) アニェス・メロン(ソプラノ/第一の魔女、第2の女) バルバラ・ボードン(メゾ・ソプラノ/第2の魔女)、他 録音時期:1985年7月Disc2-3● パーセル:歌劇『妖精の女王』全曲 ナンシー・アージェンタ(ソプラノ) サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ) チャールズ・ダニエルズ(カウンターテナー) ジャン=ポール・フシェクール(カウンターテナー) ベルナルド・ルーネン(テノール) フランソワ・バゾラ(バリトン) ジェローム・コレア(バス)、他 録音時期:1989年7月 レザール・フロリサン ウィリアム・クリスティ(指揮) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)