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曲目・内容ジェラルド・ヘンドリー(1935-)1-8.Le Tombeau de Marcel Dupré - マルセル・デュプレのトンボー(1990-92)1-2. I. トッカータとフーガ3-4. II. 前奏曲とフーガ5-6. III. BACHによる前奏曲とフーガ7-8. IV and V. BACHの名による2つのスケッチ9.Sicilienne - シシリエンヌ(2022)10.Choral: Hommage à César Franck コラール:セザール・フランクを讃えて(1990)11.Specula Petro(1968)12-15.Sonata: In Praise of St Asaph/Mawl i Asaff Sant (1994)I. Introduction II. Fugue III. InterludeIV. Finaleトラック1、2を除き世界初録音アーティスト(演奏・出演)トム・ウィンペニー(オルガン … 聖オルバンズ修道院大聖堂)レコーディング2022年6月1-2日Cathedral and Abbey Church of St Alban, St Albans, Hertfordshire(UK)その他の仕様など総収録時間: 79分商品番号:TOCC-684ヘンドリー(1935-):〈オルガン作品全集 第1集〉 [トム・ウィンペニー(オルガン)] HENDRIE, G.: Organ Music (Complete), Vol. 1 (Winpenny)CD 発売日:2023年04月14日 NMLアルバム番号:TOCC0684 Toccata Classics1935年イギリス生まれの作曲家・鍵盤奏者ジェラルド・ヘンドリーのオルガン作品集。6歳からピアノを学び、オルガニスト、音楽学者となった彼は1996年からフランスに活躍の場を移し作曲活動を続けています。彼のオルガン作品からは、フランク、デュプレ、メシアンの影響や、ジャズから中世の旋律など幅広い要素が見て取れます。ここに収録されているのもさまざまなイディオムを採り入れた魅力的な曲ばかりです。演奏はNAXOSレーベルに一連のメシアン作品を録音するほか、ラターやイギリス現代作品を得意とするトム・ウィンペニー。由緒ある聖オルバンズ修道院大聖堂のオルガンの壮麗な音色が楽しめます。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ヘンドリー関連商品リンク第2集TOCC-731
曲目・内容1.子守歌(1942)2-4.ソナティネ Op.12-1(1933)5.6.若者のための2つのコンポジション(1948)母さんの教え小さな技巧派7-14.スロヴァキア民謡による変奏曲(1973)15-18.7つのフーガ(1932-34)より第1番第3番第4番第6番19-31.主題と変奏 Op.14-1(1935)32-46.子供たちが私に語ること:ピアノのための水彩画(1962)47-49.タトラ・ブルックス:ピアノのための3つの練習曲(1954)アーティスト(演奏・出演)ジョルダーナ・パウォヴィチョーワ(ピアノ)レコーディング2011年10月23・31日、11月1日スロヴァキア、ジリナ ファトラ、芸術の家商品番号:TOCC-270ツィケル(1911-1989):ピアノ作品集 [パロヴィチョヴァ] CIKKER, J.: Piano Music (Palovicova)CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2014年08月27日 NMLアルバム番号:TOCC0270 Toccata Classics20世紀を代表するスロヴァキアの作曲家の一人ヤーン・ツィケル(1911-1989)のピアノ作品集。最初に母から音楽の手ほどきを受け、やがて作曲家フィグシュ=ビストリに師事します。プラハ音楽院ではヤロスラフ・クシーチカに作曲を学びながら、指揮をオルガンの勉強をし、大学院ではヴィーチェスラフ・ノヴァークの元で更に研鑽を積みました。1937年から1年間、ウィーンでフェリックス・ワインガルトナーに学び、その後はブラチスラバ音楽院で指導しながら、スロヴァキアの国立劇場でオペラのアドバイザーとして働きます。しかし、1948年の政変で職を失い、その後はブラチスラバの音楽演劇アカデミーで作曲を教えます。彼の作品は9つのオペラをはじめ、交響詩や管弦楽作品など多くが残されていますが、ピアノ曲もわずかながら存在していて、これらはスロヴァキア内では知られていますが、それ以外ではほとんど耳にする機会のないものです。これらの作品はシマノフスキやヤナーチェクのように民俗音楽から強い影響を受けていますが、時折、フランス印象派風の響きも感じられる、決然たる意思と不可思議な美しさを併せ持つ音楽です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ツィケル
曲目・内容ロナルド・スティーヴンソン(1928-)1-3.ソナチネ 第1番(1945)4-5.ソナチネ 第2番(1947)6-8.ソナチネ 第3番(1948)*9.Retrospect - 回想(1945頃)*10-12.Three Nativity Pieces - 3つのキリスト降誕の小品(1949)No.1. Gold: Children’s MarchNo.2. Frankincense: Arabesque No.3. Myrrh: Elegiac Carol13-15.Three Lyric Pieces - 3つの抒情的な小品No.1. Vox Stellarum - (1947) No.2. Chorale Prelude for Jean Sibelius (1948/1963改訂)No.3. Andante Sereno - (1950)* … 世界初録音アーティスト(演奏・出演)クリストファー・ギルド(ピアノ … Steinway D)レコーディング2022年5月29・30日The Old Granary Studio, Toft Monks, Beccles, Suffolk(UK)その他の仕様など総収録時間: 80分商品番号:TOCC-662スティーヴンソン(1928-2015):〈ピアノ作品集 第6集〉 [クリストファー・ギルド(ピアノ)] STEVENSON, R.: Piano Music, Vol. 6 - 3 Nativity Pieces / Piano Sonatinas Nos. 1-3 / 3 Lyric Pieces / Retrospect (Guild)CD 発売日:2023年04月14日 NMLアルバム番号:TOCC0662 Toccata Classics英国のピアニスト・作曲家ロナルド・スティーヴンソンは、フェルッチョ・ブゾーニの孫弟子であり、ベートーヴェンやショパン、ラフマニノフなどのピアノ音楽の伝統をスコットランドに持ち込み発展させました。また難解なカイホスルー・ソラブジの音楽を愛し、彼の後輩ジョン・オグドンに勧めたことでも知られています。好評を博すクリストファー・ギルドによるスティーヴンソンのピアノ作品集シリーズ、今作の第6集では初期の作品を紹介しています。これらはブゾーニとの決定的な出会いの後に生まれたもので、後年書かれた代表作「DSCHによるパッサカリア」のような複雑な書法は用いられていません。当時のスティーヴンソンはまだスコットランドに移住していませんでしたが、作品にはすでにこの地の民謡からの影響も感じられます。ソナチネ第3番と「Retrospect」は世界初録音です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)スティーヴンソン関連商品リンク第2集TOCC-388第3集TOCC-403第4集TOCC-555第5集TOCC-606
曲目・内容ロナルド・スティーヴンソン(1928-)1-15.The Harlot’s House - オスカー・ワイルドの『娼婦の家』による舞踏詩曲(1988)16-22.South Uist (Hebridean) サウス・ウィスト島(ヘブリディーズ諸島) 民謡組曲(1969)(ニール・サトクリフ編)23-27.5つの歌曲(ニール・サトクリフ編)Bubblyjock (1966)The Rose of All the World (1966頃)The Buckie Braes (1965)Hallowe'en Sang (1965)Day is Düne (1965)28-30.ケルティック・サイクル(1984-88)I. Celtic Lovesong: The Light and Dark of Love II. Celtic LullabyIII. Peaceful March of the Ever Young全て世界初録音アーティスト(演奏・出演)ニール・サトクリフ(アコーディオン)マイケル・オルーク(パーカッション) … 2-15ロージー・レイヴリー(ソプラノ) … 23-27レコーディング2021年12月15-16日The Ledger Recital Room at the Royal Conservatoire of Scotland, Glasgow(UK)その他の仕様など総収録時間: 61分商品番号:TOCC-658スティーヴンソン(1928-):アコーディオンのための音楽集 [ニール・サトクリフ(アコーディオン)/マイケル・オルーク(パーカッション)/ロージー・レイヴリー(ソプラノ)] STEVENSON, R.: Music for Accordion (Sutcliffe, Lavery, O'Rourke)CD 発売日:2023年10月20日 NMLアルバム番号:TOCC0658 Toccata Classics英国生まれのロナルド・スティーヴンソン。「DSCHによるパッサカリア」などの長大で難解なピアノ作品がよく知られていますが、スコットランドや中国、アフリカ民謡などのピアノ編曲も数多く行っています。また彼はアコーディオンに興味を示し、様々な舞曲などをこの楽器のために書き下ろしました。アルバムで紹介された「オスカー・ワイルドの『娼婦の家』による舞踏詩曲」はアコーディオンとパーカッションのための二重奏曲で、ここではヨハン・シュトラウス風のワルツやカドリーユが次々と奏されます。「ケルティック・サイクル」は無伴奏アコーディオンのための短い組曲。スティーヴィンソン初のアコーディオン作品で、その多彩な音色が生かされています。アルバムでアコーディオンを演奏するニール・サトクリフ自身が編曲した2作品、ピアノのための組曲「サウス・ウィスト島」と、ピアノ伴奏による「5つの歌曲」は、スコットランドの民俗音楽とクラシック音楽の融合を図ったスティーヴンソンへの賛辞が込められています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)スティーヴンソン
曲目・内容1-4.ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.14(1910)I. Allegro moderatoII. Scherzo - TrioIII. Lento (Cantabile)IV. Finale: Rondo5.6.2つのワルツ Op.25(1928)No.1. L'AdieuNo.2. Souvenirs7-9.スコットランドの情景 Op.17(1915)I. MoorlandII. Voices in the GlenIII. Harvest Home10-12.スコットランドの情景 Op.21(1917)I. Tor and TarnII. Mid the BrackenIII. Heather Braesアーティスト(演奏・出演)ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)レコーディング2009年10月27日西サセックス、チャンプヒル、ミュージック・ルーム商品番号:TOCC-256オブライエン(1882-1968):ピアノ作品全集 第1集 [メイリー=スミス] O'BRIEN, C.: Piano Music (Complete), Vol. 1 (Mailley-Smith)CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2014年09月24日 NMLアルバム番号:TOCC0256 Toccata Classicsスコットランドの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)の魅力的な旋律は、彼が住んでいたエディンバラの風景が反映されています。トロンボーン奏者だった父を始め、彼の家系には音楽家が多く、彼も自然に音楽を愛するようになりました。数多くの作品を残しましたが、現在ではそのほとんどが忘れ去られてしまっています。しかし最近、復興の兆しが見えており、このアルバムの他にも、管弦楽作品の録音が進行しているなど、この静かで美しい作品に注目する人が増えています。ピアニスト、メイリー=スミスは2011年にロイヤル・フィルハーモニーと「皇帝」を演奏してデビューした新進気鋭の若手。すでに何枚かのCDをリリースしていて、どれもが絶賛されています。ここでも共感溢れる瑞々しい音楽を聴く事ができます。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)オブライエン
曲目・内容ポール・クレストン(1906-1985)1-3.Three Narratives - 3つの物語 Op.79(1962)リズミコン4-11.第7集(1971) 第99番 - 第106番12-19.第8集(1973頃) 第107番 - 第114番20-24.第9集(1974頃) 第115番 - 第119番25-28.第10集(1974) 第120番 - 第123番全て世界初録音アーティスト(演奏・出演)マイロン・シルバースタイン(ピアノ)レコーディング2022年6月20-22日Patrych Recording Studio, Bronx, New York(USA)その他の仕様など総収録時間: 69分商品番号:TOCC-674クレストン(1906-1985):〈ピアノ作品集〉3つの物語 Op.79リズミコン 第7集-第10集 [マイロン・シルバースタイン(ピアノ)] CRESTON, P.: Piano Music - 3 Narratives / Rhythmicon, Books 7-10 (Silberstein)CD 発売日:2023年06月16日 NMLアルバム番号:TOCC0674 Toccata Classics20世紀アメリカの作曲家ポール・クレストン(本名ジュゼッペ・グットヴェッジョ)。イタリア系移民の家庭に生まれ、オルガニストとして活躍しながら作曲を身に着けた彼は、ヘンリー・カウエルに認められて作曲家としてデビュー。ピアニストとしても才能を発揮しました。このアルバムに収録された「Three Narratives 3つの物語」はフランツ・リストの作品を現代的にしたような妙技を要するコンサートピースと言える作品です。「Rhythmicon」はさまざまなリズムが用いられた小品集。10巻全123曲で構成されており、シリーズが進むにつれて演奏も至難になっていきます。ここでは第7集から第10集までを聴くことができ、讃美歌風の静かな曲からバルトーク風のエネルギッシュな曲、ジャズ風の楽しい曲まで25曲を楽しめます。これらを演奏するマイロン・シルバースタインは20世紀半ばの作品をとりわけ愛するピアニスト。なかでもパーシケッティ作品の録音で高く評価されています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)クレストン
曲目・内容フランツ・シューベルト(1797-1828)1.2.楽興の時 D.780 第2番 アンダンティーノ第3番 アレグロ・モデラートマヌエル・ポンセ3-6.ソナタ・ロマンティカ「シューベルトを讃えて」第1楽章 アレグロ・モデラート第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ第3楽章 アレグレット・ヴィーヴォ第4楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・エ・セリオーソフランツ・シューベルト 〜 ヨハン・カスパル・メルツ編7-12.6つの歌曲第1曲 涙の讃美第2曲 愛の便り第3曲 我が宿第4曲 セレナーデ第5曲 郵便馬車第6曲 漁師の娘ヨーゼフ・ランツ13.14.2つのロンディーノ 作品9第1番 ポコ・アレグレット第2番 アレグレットアーティスト(演奏・出演)鈴木 大介(ギター) Daisuke Suzuki (Guitar)作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以降、明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集め続けている。1992年、スペイン/バルセロナ・マリア・カナルス国際コンクール第3位、1993年、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝。 現代音楽の初演も多く、武満徹作曲「森のなかで」「スペクトラル・カンティクル」の世界初録音をはじめ、これまで、池辺晋一郎、西村朗、猿谷紀郎、伊左治直、林光、酒井健治、渡辺香津美の各氏他多くの作曲家による新作を初演している。1995年のデビュー以降、長きにわたり、アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持し続けている。オリジナル作品の演奏のみならず、武満徹の映画音楽をギター(またはギター・デュオ)のために原曲のスコアからアレンジするプロジェクトを1999年より継続的に行っており、これまでに3タイトルのCD(「どですかでん」「夢の引用」「森のなかで」)をリリースしている。美術館でのコンサートも数多く行っており、特に都立現代美術館での「田中一光回顧展」(2003年)、国立新美術館での「オルセー美術館展」(2010年)、ブリヂストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」(2012年)では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌-鳥のうた/禁じられた遊び-」は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2012年、板倉康明指揮東京シンフォニエッタと初演した西村朗作曲「天女散花」のライヴ盤は2013年度のレコード・アカデミー賞(現代音楽部門)を受賞。近年はタンゴやジャズ、また自作品によるライヴ演奏も行い、2016年にCDリリースされ翌年出版された「12のエチュード」他の自作品も絶賛されている。また多くの名曲のアレンジは録音やコンサート共に好評で、内外のギタリストにも提供し演奏されている。これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(1999年-2001年)、「気ままにクラシック」(2002年-2008年)のパーソナリティも務めた。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。(2020年2月現在)-★『レコード芸術』特選盤(2020年6月号)★-商品番号:MECO-1058鈴木大介シューベルトを讃えて [鈴木大介] Guitar Recital: Suzuki, Daisuke - SCHUBERT, F. / LANZ, W.J. / PONCE, M.M. (Hommage a Schubert)SACD-Hybrid国内盤 発売日:2020年03月18日 NMLアルバム番号:MECO-1058 ART INFINI万感の思いを馳せて奏でる、シューベルトへのオマージュ 異才、鈴木大介が長年あたためてきたシューベルトと、シューベルト由来の名曲を編んだオマージュ・アルバムです。本人曰く「夢幻のニュアンスや色彩と空間の広がりを音楽に息づかせることを最重要なテーマとし続ける“クラシック・ギター”という楽器とその役割の真髄へと、僕を導いてくれそうな気がする」というシューベルトへの万感の想いが、あたたかく慈愛に満ちた旋律、端正で優美な官能、幽き無限の情念をもって奏でられます。わずかな期間ではあったが、留学時代、僕はザルツブルクから20数キロ離れたハラインという街に住んでいた。ハラインは「きよしこの夜」を作曲したことで有名になったフランツ・グルーバーが後半生を暮らした任地であった。「きよしこの夜」はその作詞者ヨーゼフ・モールのギター伴奏によって1818年に初演されているが、モールの遺産としてグルーバーが受け継いだギターがハラインの博物館には保存してあり、クリスマス・イヴにはそのギターの伴奏によって、街の人々による「聖夜」の歌声が響いた。意外なことかもしれないが、「きよしこの夜」の例からもわかるように、オーストリアではギターは日常的な和声楽器だった。19世紀のウィーンでマウロ・ジュリアーニやヨハン・カスパル・メルツ、ヴェンツェスラウス・トマス・マティエカをはじめとする多くのギタリストが活躍できたバックグラウンドもそのような土壌にあったのだろう。1918年にリヒャルト・シュミットがライプツィヒで出版した「10のシューベルト歌曲〜ある音楽史的なスケッチ“ギタリストとしてのシューベルト”付きの〜(10 Schubert=Lieder für Gitarre mit einer musikhistorischen Skizze Franz Schubert als Gitarrist)」に寄せた長大な巻頭序文に端を発したとされる論争は、フランツ・シューベルトの作品に分類番号を与えた音楽学者オットー・エーリヒ・ドイチュによる論述「シューベルトにギターはない(Schubert ohne Gitarre)」ほか様々な研究者によって当初から否定されたにもかかわらず、シューベルトがギターを愛した、というステレオタイプは多くの人々に根強く支持されている。シューベルトとギターの距離を近づける論拠には、以下のような事実が基になっていると考えられる。 1. 1821年に自身もギタリストであったアントン・ディアベリがシューベルトにとって初の歌曲集を出版した際、4曲を選んでギター伴奏版を編曲し出版したこと。その後もディアベリやメルツ、ナポレオン・コストらによる歌曲のギター伴奏編曲が出版されていたこと。2. シューベルト自身がギターを所有していたこと。ギターのチューニングで6本の弦を持つチェロのような形状の“アルぺジョーネ”という楽器の開発者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーのギターもその中にあり、シューベルトの弟のヴァイオリニスト、フェルディナンドを経由して前述のシュミットの父へと譲られていたこと。またそのアルペジョーネのために有名な「アルペジョーネ・ソナタ」をシューベルトが作曲していること。3. 1918年に発見されたフルート、ヴィオラ、チェロ、ギターのための「カルテットD.96」やシューベルトが父の聖名祝日のために書いた「カンタータD.80」などのギター・パートの存在(しかしながら1931年にD.96は先述マティエカによるフルート、ヴィオラ、ギターのための「ノットゥルノ」にチェロ・パートを書き加えた編作であることが判明)。4. 「セレナーデ」や「アヴェ・マリア」にみられるような複声による分散和音の歌曲伴奏音形が、ギターの典型的な奏法を彷彿とさせる語法と感じられること。 ドイチュが若干の強引さまでをも動員して徹底論破したシューベルトとギターの親密さは、しかしながら上記のようなギター愛好家サイドの言い分を含めてこのCD録音のテーマとはまったく関係がない。むしろ、なぜ人々はギターとシューベルトの幸福な結びつきを信じたくなるのか、シューベルトの音楽にはそう思わせるだけの、他のドイツ系の作曲家にはない何かしらの要因があるのではないか、ということに僕の興味はあるからだ。そしてその“何らかの要素”は、非常に限定された機能の中で、夢幻のニュアンスや色彩と空間の広がりを音楽に息づかせることを最重要なテーマとし続ける“クラシック・ギター”という楽器とその役割の真髄へと、僕を導いてくれそうな気がするためでもある。解説:鈴木大介作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)シューベルトポンセランツ
曲目・内容ヘイノ・エッレル(1887-1970)1.瞑想曲 ロ長調(1938)* 2.小品 嬰ト短調(1916)* 3.トッカータ ロ長調(1919)4.行進曲のテンポで ト長調(1919)*5.行進曲のテンポで 変ホ長調*6.アレグロ・モデラート ホ短調(1909)*7.アンダンテ・エスプレッシーヴォ 変ロ長調*8.ソステヌート 変ホ短調*9.モデラート・コン・アニマ 変ロ短調*10.ソステヌート 変ロ短調*11.ワルツのテンポで ト長調*12.アレグロ・ヴィヴァーチェ ホ長調*13.小品 嬰ハ短調*14.レント ハ短調*15.ワルツ 変イ長調(1913)*16.即興曲 ヘ短調(1910頃)*17.ワルツ 変ロ長調(1913)*18.アンダンテ・モデラート ト短調(1914/1942)*19.フモレスケ:Une mouche importune (1916)*20-23.4つの抒情小品(1947)No.1. ソステヌート ロ長調No.2. モデラート・アッサイ ロ短調No.3. レント・エスプレッシーヴォ 嬰ヘ長調No.4. アンダンテ・コン・モート 嬰ヘ短調24.ソステヌート - 左手のために(1940)*25-27.ピアノ・ソナタ第3番 変ホ短調(1944)I. Allegro moderato II. LarghettoIII. Allegro vivo28.Kodumaine viis - 故郷の調べ(1918-1940s)* … 世界初録音アーティスト(演奏・出演)ステン・ラスマン(ピアノ)レコーディング2018年3月24-25日、6月18日The Old Granary Studio, Priory Farm, Maypole Green, Toft Monks, Beccles, Suffolk(UK)その他の仕様など総収録時間: 79分商品番号:TOCC-669エッレル(1887-1970):〈ピアノ作品全集 第9集〉 [ステン・ラスマン(ピアノ)] ELLER, H.: Piano Music (Complete), Vol. 9 (Lassmann)CD 発売日:2023年08月11日 NMLアルバム番号:TOCC0669 Toccata ClassicsTOCCATA CLASSICSの人気シリーズの一つ、エストニアの作曲家ヘイノ・エッレルのピアノ作品全集が遂に完結!2008年から録音がはじまり、全巻を通じて演奏を担当したピアニスト、ステン・ラスマンは当初「全6集で完成」を予想していたとのことですが、調査を続けるうちに新しい曲が発見され、全206曲、9枚のアルバムからなる膨大な作品集となりました。シリーズの最終巻となるこの第9集に収録されているのも、ほとんどが世界初録音。収録曲の大半はエッレルが得意とした小品ですが、初演時に賛否両論を巻き起こしたという、22分に及ぶ「ピアノ・ソナタ第3番」も収録されています。全集の最後を締めくくるのは、エストニアでよく知られる「故郷の調べ」と題された小品。エストニア愛国精神を象徴する旋律からは、全曲録音という偉業を成し遂げたラスマンの達成感も感じられます。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)エッレル関連商品リンク第6集TOCC-475第7集TOCC-611第8集TOCC-637
曲目・内容1-4.ブエノスアイレス組曲 (マキシモ・ディエゴ・プホール)第1曲 ポンペイア第2曲 パレルモ第3曲 サンテルモ第4曲 ミクロセントロ5.エル・ビート(グラシア)(マヌエル・インファンテ/藤井眞吾編)6-12.7つのスペイン民謡(マヌエル・デ・ファリャ/ミゲル・リョベート・ソレス 〜 ジャウメ・トレント 〜 トーマス・ミュラー=ペリング 〜 パウル・コハンスキ編)第1曲 ムーア人の織物第2曲 ムルシアのセギディーリャ第3曲 アストゥリアスの歌第4曲 ホタ第5曲 ナナ第6曲 カンシオン第7曲 ポロ13.スペイン舞曲 第1番 〜 歌劇「はかなき人生」 第2幕より(マヌエル・デ・ファリャ/コンラート・ラゴスニック〜フリッツ・クライスラー〜河野智美編)14.アリア(カンティレーナ)〜ブラジル風バッハ 第5番より(エイトール・ヴィラ=ロボス)15-20.ルーマニア民俗舞曲(ベラ・バルトーク/アーサー・レヴァリング編)第1曲 棒踊り第2曲 飾り帯の踊り第3曲 足踏みの踊り第4曲 ブチュム人の踊り第5曲 ルーマニア風ポルカ第6曲 速い踊り21.オブリビオン(アストル・ピアソラ/啼鵬〜河野智美編)22.タンティ・アンニ・プリマ (アストル・ピアソラ)23.天使のミロンガ (アストル・ピアソラ)レーベル: アールアンフィニ企画制作: ソニー・ミュージックダイレクト発売: ミューズエンターテインメントアーティスト(演奏・出演)デュオ・パッシオーネ Duo Passione[メンバー]礒 絵里子(ヴァイオリン) Eriko Iso, Violin河野智美(ギター) Tomomi Kohno, Guitar 煌めく二筋の光このアルバムを聴かれた方は、ヴァイオリンとギターという組み合わせが実は作曲者にとっても、また演奏者にとっても決して簡単なものではないということを、おそらく誰もが信じられないだろうと思います。それは演奏者である、礒絵里子さんと河野智美さんが巧みにレパートリーを選び、入念に音楽を読み解き、そして目がさめるような演奏技巧で、表現しているからなのだと申し上げておきましょう。私が河野さんの演奏を聴いたのは、もうずいぶん前なのに、その清廉な音楽と嫉妬すら覚える鮮やかな演奏技巧は、同じギタリストである私の耳に、まるで昨日の出来事のように鮮烈に残っています。その河野さんから、ヴァイオリンとの二重奏の編曲を依頼された時には、編曲者としてよりも演奏者として、果たして彼女がどのように演奏で応えてくれるのだろうかという強い興味を持って、快諾したのでした。言わばそれは「挑戦」のようなもので、「さあ、貴女はこのフレーズをどのように弾くのだろうか?」と、好奇と興奮に包まれながら音符を書き連ねていったのでした。礒絵里子さんの演奏に接したのは、その後お二人の演奏を動画でお送り頂いた時が初めてでしたが、編曲作業を進めながら河野さんから送られてくるメールには、共演者への全幅の信頼と敬意を強く感じ、そして結果として私が耳にしたお二人の演奏は、それが真実であることをまさしく証明していました。このアルバムに聴く作品の数々は、ピアソラやヴィラ=ロボスによる南米音楽、そしてファリャやインファンテによるスペインの音楽、そしてハンガリーの作曲家、B.バルトークによる民俗舞曲です。いずれも彼らの肉体と言っても良い音楽、血が飛沫となって花を咲かせたような音楽ばかりです。ともすれば土臭さや、通俗性に陥りかねないこれらの音楽に、高潔な佇まいを持って、気品を感じさせる演奏は、二人の奏者が音楽と一体となって、作品に寄り添っている証だろうと思います。もちろん鮮やかな演奏技巧もそこには貢献しているのですが。このアルバムを聴き進むにつれて、アマゾンの鬱蒼たる密林の中に差し込む光、ファリャが命を捧げた祖国の音楽への愛情、などなど、まるで二人の演奏家がそこに「煌めく二筋の光」となって、照らし出し、私たちに送り届けてくれているように感じます。二つの異なる楽器の音を虚飾なく、生々しく伝える優れた録音も特筆に値します。そして、このアルバムに編曲者の一人として参加できたことを、心より嬉しく思います。藤井眞吾(ギタリスト/作曲家) デュオ・パッシオーネについて人気、実力ともに兼ね備え、今や円熟の域に達しているヴァイオリン礒 絵里子と、この10年の活躍が目覚ましく、アルバムを出すたびに高い評価を得ているギター河野智美によるデュオ。たびたび共演を重ねてきた二人であるが、2020年9月、鎌倉芸術館でのコンサート「音楽のチカラ」での大成功がきっかけとなり、満を持して結成された。弓で奏でる四弦のヴァイオリンと指で爪弾く六弦のギター、合計十弦で紡ぐ音色で追求するのは、はかなさと情熱が同居する音楽。二人の確かなテクニックとパッション溢れる音楽性により、心の深淵に触れる優艶な世界を描いていく。礒 絵里子(ヴァイオリン) Eriko Iso, Violin桐朋学園大学卒業後、その才能を高く評価した I.オイストラフ氏に招かれ、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学。修士課程大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクール等国内外のコンクールで入賞。デビュー以降、世界各地でリサイタルを行い、ソリストとしても日本フィル、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、九州交響楽団、プラハ室内管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴェネツィア室内合奏団、オルフェウス室内管弦楽団(NY)、フレミッシュ放送交響楽団(ベルギー)等国内外主要オーケストラと共演し、「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。宮崎国際音楽祭に毎年参加し、また2002年よりアウトリーチ(学校訪問)コンサートに取り組み、現在(一財)地域創造公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト。「題名のない音楽会」「アインシュタインの眼」「クラシック倶楽部」などのテレビ・ラジオ出演も多く、2010年より FM ヨコハマ「礒絵里子の SEASIDE CLASSIC」でパーソナリティを務めている。2005年愛知万博で草刈民代氏と「バレエと音楽の夕べ」で共演し、連日一万人の観客を魅了した。2007年デビュー10周年を記念してリサイタル・シリーズを開始、第1回「ベルギーコレクション」は NHK-BS「クラシック倶楽部」にて放送された。デビュー15周年、20周年を記念したリサイタルも好評を博した。現在、ソロ活動に加え従妹神谷未穂との「デュオ・プリマ」、宮谷理香(ピアノ)、水谷川優子(チェロ)との「Ensembleφ(ファイ)」、高橋多佳子(ピアノ)、新倉瞳(チェロ)との「椿三重奏団」など室内楽でも多彩に活躍中。真摯な演奏への取り組み、確かな技量に基づいたヨーロッパ仕込みの洗練された感性には定評があり、「気負いのないしなやかな活動ぶりがクラシック音楽シーンで着実に存在感を放っている」など各媒体で高く評価されている。現在10枚のCDが好評発売中。2020年2月に発売された椿三重奏団「メンデルスゾーン&ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番」は「レコード芸術」誌特選盤に選出された。洗足学園音楽大学講師として後進の指導にもあたっている。河野智美(ギター) Tomomi Kohno, Guitarクラシカルギターコンクールで優勝の他、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。CDはアールアンフィニより『祈り』(2013年)、ジャズクラシック作品集『リュクス』(2015年)、オール・バッハアルバム『The BACH』(2017年)、スペイン作品集『The Spain』(2019 年)をリリース、いずれもレコード芸術誌で特選盤の評価を得る。中でも現代のコンポーザー・ギタリストに焦点をあてたアルバム『リュクス』は、音楽評論家の濱田滋郎氏より「ギター・アルバム中、最上級の成果」と評された。2020年、サントリーホールにて東京フィルハーモニー交響楽団、梅田俊明氏指揮のもと「アランフェス協奏曲」「ある貴紳のための幻想曲」の2大ギターコンチェルトを演奏、秋にライヴ盤アルバムとしてリリースされ、朝日新聞にて推薦盤として紹介された。2大ギターコンチェルトのライヴ録音リリースは、世界初の試みとも言われている。これまでにロシア、韓国、中国、イタリア、ボリビア、オーストリア、ロシア、スペイン、タイ、ベトナム等各国に招かれコンサートやマスタークラスを行っている。なかでもマドリードの歴史あるアテネオホールにて人間国宝鶴賀流第11代家元鶴賀若狭掾師匠とその一座、日本舞踊の花柳貴比氏、八王子車人形「西川古柳座」とのコラボレーション公演を行い、日西伝統芸能の共演は大きな反響を呼んだ。また、スペイン最大とも言われるホセ・トマス国際ギターコンクールにてユース部門の審査も務めている。他楽器とのアンサンブル活動も活発で、2018年サントリーホール・ブルーローズにて行われたバロックアンサンブルのコンサートでは、「ギター室内楽の新たな境地」と評判を呼んだ。ソプラノの奥脇泉とのユニットでは古楽から民謡、ポップスまでジャンルに囚われず独自のレパートリーを切り開き、「心地よい音楽」を追究している。「音の響きに情感と温かみがあり心に入ってくる」「聴く人の心に寄り添う音楽」と定評がある。日本・スペインギター協会会長代理としてギター音楽の普及とギター界発展に寄与するべく、日々努めている。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。(2021年12月現在)レコーディング2021年4月13日&14日商品番号:MECO-1069グラシアデュオ・パッシオーネ(礒絵里子 & 河野智美) SACD-Hybrid国内盤 発売日:2022年01月19日 ART INFINI4弦+6弦=10弦が奏でる、パッションとカンタービレの音の万華鏡10年以上共演を重ねてきた礒絵里子(ヴァイオリン)と河野智美(ギター)がユニットを組み、この度デュオ・パッシオーネとしてデビューしました。弓で奏でるヴァイオリン(4弦)と、指で爪弾くギター(6弦)の合計10弦で紡ぐ千変万化の音のタペストリーは、まさにデュオ・パッシオーネの真骨頂。ブエノスアイレス組曲や、7つのスペイン民謡、ルーマニア民俗舞曲、デュオ・パッシオーネのために編曲されたエル・ビート、2021年に生誕100年を迎えたピアソラ作品まで、スペイン・南米音楽を中心に魅惑の全23トラックを収録。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)プホールインファンテ藤井眞吾ファリャトレントコハンスキクライスラーヴィラ=ロボスバルトークピアソラ
曲目・内容1-3.ソナタ 第24番 ヘ長調 K376(1781)I. AllegroII. AndanteIII. Rondeau: Allegretto grazioso4-6.ソナタ 第26番 変ロ長調 K378(1780)I. Allegro moderatoII. Andantino sostenuto e cantabileIII. Rondeau: Allegro7-9.ソナタ 第28番 変ホ長調 変ホ長調 K380(1781)I. AllegroII. Andante con motoIII. RondeauS. イェーツによる2台ピアノ編アーティスト(演奏・出演)ダニエル・ヘルソコヴィチ(ピアノ)フィリップス・ショフク(ピアノ)レコーディング2013年2月13-14日シドニー コンセルヴァトリウム・オブ・ミュージック、ヴァーブルゲン・ホール商品番号:TOCC-250〈モーツァルト・バイ・アレンジメント 第2集〉モーツァルト(1756-1791):2台のピアノのためのソナタ集 第1集(原曲: ヴァイオリン・ソナタ Op.2/S.イェーツによる編曲) [ヘルスコヴィッチ/ショフク] MOZART, W.A.: Violin Sonatas Nos. 24, 26 and 28 (Mozart by Arrangement, Vol. 2: Sonatas for 2 Pianos I) (Herscovitch, Shovk)CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2014年05月30日 NMLアルバム番号:TOCC0250 Toccata Classicsモーツァルト(1756-1791)は、いくつかの作品を「2台のピアノのためのソナタ」として書き上げようとしましたが、結局完成したのは、有名なK448の「ニ長調ソナタ」1曲だけでした。このアルバムは、モーツァルトが「ヴァイオリン・ソナタ」として作曲した3つのソナタを2台ピアノで演奏できるようにアレンジしたもので、アイデアを出したのはヴァイオリニストで指揮者であるアンドリュー・マンゼであり、実際に編曲したのは1957年生まれの作曲家スティーブン・イェーツです。作曲当時のモーツァルトは、バロック時代の作風から古典派の作風へと変遷を遂げた頃であり、これらの作品も優雅で流麗な楽想と、パリ風の優美でエレガントな表現が見事に融合していてオリジナル作品自体も美しさの極みを誇っていますが、この2台ピアノのアレンジは、更に喜びと輝かしさを増した聴きごたえのあるものとなっています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)モーツァルト関連商品リンク第1集TOCC-2第3集TOCC-381
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ - Johann Sebastian Bach (1685-1750)・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 - 第5曲 シャコンヌトン=ツァ・ティエ - Ti?t T?n-Th?t (1933-)・Metal Terre Eauウジェーヌ・イザイ - Eug?ne Ysa?e (1858-1931)・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調「バラード」 Op. 27、 No. 3アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン - Aram Il'yich Khachaturian (1903-1978)・ソナタ=モノローグアルテュール・オネゲル - Arthur Honegger (1892-1955)・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ H. 143イサーク・アルベニス - Isaac Alb?niz (1860-1909)・スペインの歌 Op. 232 - 第1曲 前奏曲(X. トゥルユによるヴァイオリン編)エルザ・グレーテル - Elsa Grether (ヴァイオリン)録音: 10-13 January 2017、 Abbaye de Fontevraud、 Maine-et-Loire、 France
曲目・内容1.キリスト=不死鳥の幻影(1961/1978改)2.愛の泉(1955-56)3.サフォークのライオン(1977)4.「神の民」のミサ-オフェルトリエ:対話の合唱(1980-81)[初録音]5.「おお、楽園」による幻想曲(1976)[初録音]6-11.オルガンのための交響曲(1960)第1楽章:前奏曲第2楽章:ソナタ第3楽章:アリア第4楽章:トッカータ第5楽章:アリア - パッサカリア第6楽章:勝利の歌アーティスト(演奏・出演)トム・ウィンペニー(オルガン)レコーディング2013年4月8-10日ブリストル、セント・マリー・ラドクリフ教会商品番号:TOCC-246ウィリアムソン(1931-2003):オルガン作品集 オルガンのための交響曲キリスト=不死鳥の幻影/愛の泉 他 [ウィンペニー] WILLIAMSON, M.: Organ Music (Winpenny)CD ■器楽曲(オルガン)発売日:2014年05月30日 NMLアルバム番号:TOCC0246 Toccata Classicsマルコム・ウィリアムソン(1931-2003)はシドニーで生まれ、11歳でシドニー音楽院に入学。最初はピアノとフレンチホルンを学びました。作曲は指揮者としても知られるユージン・グーセンスに学び、1944年に卒業、1950年にロンドンに移住します。ここで新ウィーン楽派の音楽や、メシアン、ブーレーズの音楽に接し、強く影響を受けました。作曲家として活動するために、改めて研鑚を積むのですが、そのためにはナイトクラブのピアニストや、教会でのオルガニストなど様々な仕事で生活を支えなくてはいけなかったウィリアムソン。それが却って自らの音楽語法の多様化を促進し、数多くの作品を生み出す原動力ともなったのです。彼は1975年、非英国出身者として初めて19人目の「英国王室楽長」に任命されたことでも知られ、その叙情的でありながらも前衛を踏まえた音楽は、数多くの人に愛されています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ウィリアムソン
曲目・内容1-8.ピアノ・ソロのための「8つの祈り」9-17.4手ピアノのための「9つの前奏曲」18.2台ピアノのための「ベネディクトゥス」Op.54アーティスト(演奏・出演)ヴィンチェンツォ・マルテンポ(ピアノ)エマニュエル・デルッチ(第2ピアノ)レコーディング2013年12月3-5日ジェノア、マルコ・バルレッタ・ピアノフォルティ商品番号:TOCC-237アルカン(1813-1888):ヴィアナ・ダ・モッタ 編曲全集 [マルテンポ/デルッキ] ALKAN, C.-V.: Vianna da Motta Transcriptions (Complete) (Maltempo, Delucchi)CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2014年07月23日 NMLアルバム番号:TOCC0237 Toccata Classicsポルトガルのピアノの巨匠ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948)は、音楽愛好家の父のもとに生まれ、幼い頃からピアノ演奏に才能を示しました。リスボン国立音楽院で学び、ベルリンに留学、ここれはシャルヴェンカ兄弟に師事、その後はヴァイマールでフランツ・リストの最後の弟子になります。ピアニストとして名声を得て、またジュネーヴの音楽院では最上級クラスを受け持つなど大活躍をしました。そんなダ・モッタですが、当時名声を博していたアルカン(1813-1888)の重要性も強く理解していたようです。そのためか、アルカンのオルガンやペダルピアノのための作品を、ピアノソロと連弾、2台ピアノのために編曲することを試みました。もともと複雑に書かれたアルカンの作品ですが、これらがきちんと整理され、美しく鳴り響くのを聴くのは、アルカンマニアにとっても大いなる喜びと言えるでしょう。CDの容量の限界近い84分の音楽がぎっしり詰まった1枚です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アルカンビアンナ・ダ・モッタ
曲目・内容イサーク・アルベニス1.アストゥリアス 〜 スペイン組曲 作品47 第5番(河野智美 編曲)フランシスコ・タレガ2.アラビア風奇想曲エンリケ・グラナドス3.オリエンタル 〜 12のスペイン舞曲 第2番 (河野智美 編曲)ホアキン・ロドリーゴ4.ヘネラリーフェのほとり5.小麦畑で 〜 「スペインの野辺を通って」よりエンリケ・グラナドス6.ビリャネスカ 〜 12のスペイン舞曲 第4番 (河野智美 編曲)レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ7.エル・ビート8.サパテアード9.ロンデーニャマヌエル・デ・ファリャ10.ドビュッシーの墓に捧げる讃歌11.粉屋の踊り 〜 バレエ音楽「三角帽子」第2幕より(河野智美 編曲)イサーク・アルベニス12.グラナダ(セレナータ) 〜 スペイン組曲 作品47 第1番 (河野智美 編曲)フランシスコ・タレガ13.アルハンブラの想い出レーベル:アールアンフィニ企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト発売:ミューズエンターテインメントアーティスト(演奏・出演)河野 智美(ギター)レコーディング2018年5月30-6月1日横浜市栄区民文化センター リリスその他の仕様などDSD レコーディング 11.2MHz (DSD 256)商品番号:MECO-1053河野智美ザ・スペイン [河野智美(ギター)] Guitar Recital: Kohno, Tomomi - ALBÉNIZ, I. / GRANADOS, E. / RODRIGO, J. / TÁRREGA, F. (The Spain)SACD-Hybrid ■器楽曲(ギター)発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:MECO-1053 ART INFINI待望の珠玉のスペイン・ギター名曲集西洋、アラブ、東方諸国の音楽が融合し、フラメンコやサルスエラなど、ヨーロッパの他の国々にはない独特の発展を遂げたスペイン音楽。河野智美はこのアルバムのレコーディングにあたり、単身スペインに渡り現地で研鑽を積み、自身の音楽性をさらなる高みへと昇華させました。薫り立つトレモロ、華麗なラスゲアード、パーカッシブなゴルペ奏法等、究極のギター・テクニックが披露され、聴く者を至福の感動へといざないます。河野智美が全身全霊で編んだ、珠玉のスペイン・ギター名曲集が完成しました。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アルベニスグラナドスサインス・デ・ラ・マーサタレガ(タルレガ)ファリャロドリーゴ
曲目・内容1-3.ヴィオラ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.161(1940)[初録音]I. AllegroII. Canzona: AndanteIII. Finale: Vivace4-12.ヴィオラ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.172(1943)[この版にての初録音]I. ModeratoII. Theme: AndantinoVariation 1: Tempo IVariation 2: AllegroVariation 3: AndanteVariation 4: Molto vivaceVariation 5: AndanteVariation 6: Allegro graziosoCoda: Largo - Vivace13.14.ドビュッシー:2つの歌(グレチャニノフ編)[初録音]ロマンス美しい夕暮れに15-24.組曲「早朝に」Op.126b(1930)[この版にての初録音]No.1. Morning Stroll: ModeratoNo.2. Homesickness: AndantinoNo.3. The Joker: Allegretto graziosoNo.4. In the Twilight: AndanteNo.5. Little Horseman: AllegroNo.6. On Winter's Eve: AndanteNo.7. Burlesque: Moderato - Allegro non troppoNo.8. In a Fortress: ModeratoNo.9. Thieves and Policeman: Sempre ben marcatoNo.10. Waltz: Moderato, molto grazioso25-29.組曲「古風な方法で」(1918)[この版にての初録音]I. Prelude: Con liberta - AndanteII. Sarabande: Allegro moderatoIII. Gavotte: Allegro, sempre marcatoIV. Aria: Lento, ma non troppoV. Jig: Vivaceアーティスト(演奏・出演)エレナ・アルタモノヴァ(ヴィオラ)ニコラス・ウォーカー(ピアノ)レコーディング2013年6月29-30日カナダ サフォーク、ポットン・ホール商品番号:TOCC-234グレチャニノフ(1864-1956):ヴィオラとピアノのための作品全集 [アルタモノーヴァ/ウォーカー] GRECHANINOV, A.: Viola and Piano Music (Complete) (Artamonova, Walker)CD ■器楽曲(ピアノ) ■器楽曲(ヴィオラ)発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:TOCC0234 Toccata Classics商人の父を持ちながらも、家業を継がずモスクワ音楽院で学び、作曲家として成功を収めたというグレチャニノフ(1864-1956)。華々しく活動を始めるも、ロシア革命が勃発し、ロシアを離れプラハやパリを転々とし、結局はアメリカに移住し、1940年代後半にアメリカの市民権を得たという人です。国民楽派の影響下にありながらも、晩年の作品は当時のアメリカで流行していた新古典派の音楽の影響も取り入れるというニュートラルなもの。宗教作品ではロシア正教会の伝統を踏まえた曲を書き、器楽曲ではモダンな作品を書くというなかなか面白い作曲家です。このヴィオラのための作品集は、ほとんどが未発表作品ですが、どれも魅力的でこの作曲家の姿を端的に伝えています。グレチャニノフ生誕150年の記念盤です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)グレチャニノフドビュッシー
フランツ・シューベルト - Franz Schubert (1797-1828)・ハンガリーのメロディ D. 817・アダージョ ホ長調 D. 612・幻想曲 ハ長調 「さすらい人」 Op. 15、 D. 760・4つの即興曲 Op. 90、 D. 899・クッペルヴィーザー・ワルツ D. AI/14フランツ・リスト - Franz Liszt (1811-1886)・6つのシューベルトの歌曲 S563/R248 - 第4曲 しぼめる花・シューベルト - 美しき水車小屋の娘 S565/R249 - 第2曲 水車職人と小川川口成彦 - Naruhiko Kawaguchi (ピアノ)録音: 2-4 April 2017、 Church Melsen、 Belgium
曲目・内容1-7.ピアノのための組曲「2本の線の間」(2台ギター版)(1948/1975改訂)AllegrettoAndantinoTempo di valsLarghettoAndanteVivaceTempo di marcia8.9.ギターのための2つの独白(1972)独白 I独白 II10.ジェミニ I(1979)11.ギターのための独白 III(1977)12.13.2つの楽章(2台ギターのための)(1959)ModeratoAnimato14-17.組曲「賛辞」(1941-1943)第1曲:ドビュッシーへの賛辞第2曲:ラヴェルへの賛辞第3曲:ペドレッリへの賛辞第4曲:ファリャへの賛辞18.ギターのための独白 IV(1980)19.2台ギターのための即興曲(1985)20.21.2つの練習曲(1978)練習曲 第1番練習曲 第2番22.対話(1981)23.花の色(1996)アーティスト(演奏・出演)アレックス・ガローベ(ギター)ホセ・アントニオ・エスコバル(ギター)…1-7.10.12-13.19レコーディング2016年5月6日・12月7日・2017年1月11-12日NG Studio, Llica de Vall, Barcelona, Spainその他の仕様などTotal Playing Time: 67'28"商品番号:8.573855オムス(1906-2003):ギターのための音楽全集 [ガローベ/エスコバル] HOMS, J.: Guitar and Guitar Duo Music (Complete) (Garrobé, Escobar)CD 発売日:2018年02月23日 NMLアルバム番号:8.573855 NAXOS[8.573...]ホアキン・オムスはスペインにおける「十二音技法」の先駆者として知られる作曲家です。しかし彼がこの技法を重用していたのは1950年代から60年代にかけてのことで、晩年はロマン派寄りの幾分抒情的な作風へと移行していたことで知られています。このアルバムにはオムスのギター作品(デュオも含む)全曲が収録されており、組曲「賛辞」のようなフランス印象派から影響を受けた初期の作品や、バルトーク風の「二本の線の間」、前衛的な中期の作品をはじめ、1967年の愛妻の死をきっかけとして書かれた瞑想的な雰囲気を持つ何曲かの「独白」を経て、最後のギター作品である1996年の「花の色」までの広範な曲を通じ、オムスが辿った道を知ることができます。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)オムス
曲目・内容J.S.バッハ(1685-1750)1-4.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005 (河野智美編)第1楽章 アダージョ第2楽章 フーガ第3楽章 ラルゴ第4楽章 アレグロ・アッサイ5.ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 - アリア (河野智美編)6.コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV 147 (デヴィッド・ラッセル編)7.無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004 - 第5曲 シャコンヌ (河野智美編)8.G線上のアリア BWV 1068 (デヴィッド・ラッセル編)9.ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV 1051 - 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・タント(アムステルダム・ギター・トリオ - 河野智美編)アーティスト(演奏・出演)河野 智美 (ギター)大沢 美月、田中 春彦 (ギター)...Track 9河野智美(こうのともみ) プロフィール東京都出身。クラシカルギターコンクールで優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。2004年、原田健司氏とコラボレーションしたクラシックギター作品集『白い軌跡』、『DIECICENTESIMI』をリリース。作曲家と一緒に音作りをしていくという新たな試みで、クラシックの枠を超えて多くの支持を得る。2009年より2015年まで、師である高田元太郎氏とともに、アルトフィールド・コンサート・シリーズを企画し、自身のコンサートの他、若手ギタリストの出演の場として、また世界的ギタリスト、パヴェル・シュタイドル氏を招いた東京公演など、年数回のコンサートはいずれも成功を収めた。 2011年、ギター製作家キム・ヒホン氏のプロデュースにより韓国にてDVD『Recollections』をリリース。韓国、中国でのリサイタルの他、ロシアのウラジオストク国際ギターフェスティバル、タイ国際ギターフェスティバルに招かれ、絶賛を博す。2012年、イタリアのトリノ音楽祭で3 回のリサイタルを行い、トリノ市民から高い評価を得た。さらにその時にイタリア各地での大聖堂に触発されたことは、アルバム『祈りOracion』(2013年「レコード芸術」特選盤)の選曲に大きな影響を与えている。2015年、国際協力の一環として南米ボリビア・コチャバンバの音楽院を訪れ、技術指導や指導法のアドヴァイスを行う。そのときのコチャバンバ市民を招いたコンサートでは大きな成功を収めた。またその後再びタイにも招かれてリサイタルを行い絶賛を博した。秋には「ジャズクラシック」をテーマとしたアルバム『リュクス』をリリースし、「レコード芸術」で特選盤の評価を得る。2016年、オーストリアのルスト国際ギターフェスティバル、ロシアのモスクワとエカテリンブルクに招かれ、またスペインのマドリッドでのリサイタルも成功させるなど、各地で活躍の場を広げている。これまでに、横尾幸弘、江間常夫、高田元太郎、福田進一の各氏に師事した他、R.ディアンス、E.フェルナンデス、S.テナント、M.E.グスマン、A.ピエルリの各氏など国内外で多くのマスタークラスを受講し研鑽している。また、バロックギターと古楽を竹内太郎氏に師事。日本女子大学人間社会学部現代社会学科卒。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。(2017年6月現在)収録されたどの曲を聴いてみても、筆者はそこに「バッハ自身の親しい声」を耳にする思いがする。それは半ば、ギターという楽器固有の“人間らしさ”に由来することかもしれないが、同時にそこに、先に記した河野智美の貴重な資 質、微妙な“歌ごころ”の湧出こそが働いていることは疑いない。この“歌ごころ”、言い換えれば、音楽をただ正確かつ綿密に綴られた音符の羅列に終わらせず、それを“人間の心から発したもの”と感じさせる奏楽の“有機性”こそ、筆者が最も大切だと思うものである。そして感心かつ感動するのは、たとえば〈主よ、人の望みの喜びよ〉や〈ゴルトベルク変奏曲のアリア〉のように誰の耳にも優しく響く曲のみならず、〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番〉のように荘重かつ峻厳な趣の楽曲ですら、どこまでも人間的な優しさを帯びて聴こえることである。この独特な魅力は「ギター」という認識の枠を取り払って普遍的な音楽の場に持ち出したとしても、決して価値を減するものではない、と筆者は信じる。(濱田滋郎 ライナーノーツより)レコーディング2017年3月1日-3日五反田文化センター DSD レコーディングSACDハイブリッド盤※通常のCDプレイヤーでお聴き頂けます。商品番号:MECO-1039河野智美ザ・バッハ [河野智美(ギター)、大沢美月、田中春彦(ギター)] BACH, J.S.: Guitar Music (The Bach) (Tomomi Kohno)SACD-Hybrid ■器楽曲(ギター)発売日:2017年07月05日 NMLアルバム番号:MECO-1039 ART INFINI謳うギタリスト、河野智美 初のオール・バッハ・アルバム河野智美のサード・アルバム「ザ・バッハ」は、アーティスト自身による編曲など、バッハにおける長年の研究研鑽の真価を問う試金石です。そこには才能、美意識、審美眼、技術等持てるその全てが発露されているといっても過言ではないでしょう。今ここに、ギターならではの孤高の世界へと昇華したバッハの精髄が昇陽します。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)J.S.バッハ
曲目・内容1.2.2つの小品 Op.3(1913/1919改編)第1番:夜想曲第2番:ワルツ3.ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.12(1918)4.5.メーテルランクのドラマ「アリアーヌと青髭」から2つのパッセージ(1923)6-8.ピアノ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.19(1922/1954改編)9.ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調「ソナタ・スカッツァ」Op.4(1914)10-12.ピアノ・ソナタ 第6番 ト長調 Op.26(1926)13-16.小組曲 第1番 Op.33(1929)第1番:妖精の子守歌第2番:練習曲第3番:メロディ第4番:冗談1.2.10-12…初録音アーティスト(演奏・出演)ノ・キョンア(ピアノ)レコーディング2013年5月23日…9、2014年1月7-8日…1-8.10-16 北テキサス大学、マーチソン・パフォーミング・アーツ・センター商品番号:TOCC-216アレクサンドロフ(1888-1982):ピアノ作品集 第2集 [ノ・キョンア] ALEXANDROV, A.N.: Piano Music, Vol. 2 (Kyung-Ah Noh)CD 発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:TOCC0216 Toccata Classicsアナトーリ・アレクサンドロフ(1888-1982)は、ロシア・ピアニズムの伝統をしっかり継承している作曲家として知られ、その作品は、ラフマニノフ、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ギレリスなど様々な作曲家や演奏家にインスピレーションを与えています。作風はよく言われるように「メトネルとスクリャービンの中間」のようなものではありますが、決して前衛的にはならず、程よいロマンティシズムを保った親しみやすいものです。この第2集には彼の初期の作品が収録されており、これらは発表当時にも高い人気を誇ったというものですが、後期の単純化された新古典主義風の音よりも、より実験性が高く(だからこそ評価されたのでしょう)印象主義的で神秘的な音であり、確かにスクリャービンの響きに近いものがあります。ここでピアノを弾いているキョンアは、第1集でその幅広いデュナーミク、華麗な音色、そして卓越した技術を高く評価されました。将来が楽しみなピアニストです。【第1集…TOCC0186】作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アレクサンドロフ
曲目・内容1.D.ワトキンス:ファイヤー・ダンス2.C.ドビュッシー:アラベスク 第1番 3.C.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女4.J.パッヘルベル:カノン5.ナポリ民謡:ベニスの謝肉祭変奏曲6.G.F.ヘンデル:パッサカリア7.G.F.ヘンデル:水上の音楽 〜 アラ・ホーンパイプ8.F.レハール:メリー・ウィドウ・ワルツ9.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 〜 プレリュード10.F.J.ゴセック:ガヴォット11.J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ12.T.バダジェフスカ:乙女の祈り13.山田耕筰:からたちの花14.岡野貞一:ふるさと15.いずみたく:見上げてごらん夜の星を16.アイルランド民謡:サリー・ガーデンレーベル:アールアンフィニ企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト発売販売:ミューズエンターテインメントアーティスト(演奏・出演)平尾 祐紀子(ハープ)(1 - 4 … グランドハープ、5 - 16 … サウルハープ)サウルハープについて竪琴のイメージの小さくて可愛いハープは、ペダルハープに対し、ペダルを持たないハープを総称して「ノンペダルハープ」「レバーハープ」などと呼びます。なかでも「サウルハープ」は弦数が25本ととても小型で、膝の上に乗せて演奏します。澄んだ音色が魅力ですが、小型ながら意外と力強い迫力を出すことができ、表現力もとても豊かです。「サウル」とはイスラエル初代王の名前で、ハープの名手ダビデを呼び、悪霊を追い払ったといわれています。レコーディング2016年5月11日〜12日横浜市栄区民文化センター リリスSACDプレーヤー対応盤(ハイブリッドCD)/DSDレコーディング商品番号:MECO-1035平尾祐紀子華音 [平尾祐紀子(ハープ)] Harp Recital: Hirao, Yukiko - BACH, J.S. / DEBUSSY, C. / GOSSEC, F.-J. / HANDEL, G.F. / IZUMI, Taku / LEHÁR, F. / OKANO, Teiichi (Kanon)SACD-Hybrid 発売日:2017年06月01日 NMLアルバム番号:MECO-1035 ART INFINI世界最小のハープ・サウルハープの天上の響きと、グランドハープの華麗なるヴィルトゥオジティ・・・ ハープの妖精が紡ぐ16のアラベスク ハーピスト平尾祐紀子のデビューアルバム。私のデビューアルバム「華音 KANON」を聴いてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの方々に美しく奥深いハープの魅力を楽しんでいただけるように、サウルハープというとても小さなかわいいハープと、通常のグランドハープという2種類のハープを収録しました。同じハープでもこんなにも音色が違い、それぞれの楽器が持つ音色の柔らかさや力強さ、奥行きや広がり、その千変万化する音色を楽しんでいただけたらとてもうれしく思います。このアルバムがきっかけとなり、ハープの魅力を一人でも多くの方に知っていただき、興味を持っていただけることが、私の何よりの喜びです。平尾祐紀子作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)いずみたく岡野 貞一ゴセック伝承曲ドビュッシーバダジェフスカJ.S.バッハパッヘルベル不詳ヘンデル山田 耕筰レハールワトキンズ
曲目・内容1.2.ピアノ・ソナタ(1938)2-8.7つのアニヴァーサリー(1943)アーロン・コープランドにシャーリーにアルフレッド・アイスナーの追悼にポール・ボウルズにナタリー・クーセヴィツキーの追悼にセルゲイ・クーセヴィツキーにウィリアム・シューマンに9-21.13のアニヴァーサリー(1988)シャーリー・ガビス・ローズ・パールのためにウィリアム・カペルの追悼にスティーヴン・ソンドハイムのためにクレッグ・アークハートのためにレオ・スミットのために私の娘、ニーナのためにヘレン・コーツの追悼のためにゴッダード・リーバーソンの追悼のためにジェシカ・フライシュマンのためにコンスタンス・ホープの追悼のためにフェリシアのために、私たちの28回目の誕生日(彼女の52回目の)アーロン・スターンのためにエレン・ゲッツの追悼のために23-25.踊りのための音楽 第2番(1938)[世界初録音]26.ノン・トロッポプレスト(1937)[世界初録音]アーティスト(演奏・出演)アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)レコーディング2014年1月3-5日、3月24-26日USA オレゴン大学 ビール・コンサート・ホール商品番号:8.559756バーンスタイン(1918-1990):ピアノ作品集13のアニヴァーサリーピアノ・ソナタ/7つのアニヴァーサリー踊りのための音楽 第2番/ノン・トロッポプレスト [ドッシン] BERNSTEIN, L.: Piano Music - Anniversaries / Piano Sonata / Music for the Dance No. 2 / Non Troppo Presto (Dossin)CD 発売日:2015年04月22日 NMLアルバム番号:8.559756 NAXOS[8.559...]バーンスタイン(1918-1990)というと、作曲家としても指揮者としても、どうしても派手で熱いパフォーマンスばかりが思い浮かびがちですが、実はこんなに簡潔で美しく、刺激的な作品も書いていたのです。とは言え、世界中に親しい友人を持っていた彼のこと、これらの作品のほとんどはそんな人たちのために書かれているのです。彼による「アニヴァーサリー=記念日の音楽集」は4つのシリーズがそれぞれ1944年、1948年、1964年、1989年に出版されていて、このアルバムには最初と最後のシリーズが収録されています。「13のアニヴァーサリー」は1960年代から1980年代までの長いスパンに書かれた曲であり、これらの作品は他のいくつもの曲と関連性があり、またその後の作品にリサイクルされています(例えばトラック21の「エレン・ゲッツの追悼のために」は、後に“アリアとバルカロール”で再現されました)。この小さな作品に、バーンスタインの情熱が溢れていると思うと、ついつい聞き入ってしまうのではないでしょうか? またこのアルバムには、世界初録音である、初期に書かれた2つの作品も収録されています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)バーンスタイン
曲目・内容エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950)1.ピアノのための3つの小品 Op.8(1890年代出版) - 第3番 Valse-caprice ワルツ・カプリース2-7.Six Danses romandes - 6つのロマンド舞曲 Op.37No.1. Moderato risoluto No.2. Allegretto moderatoNo.3. Allegretto giocosoNo.4. Tempo di valsaNo.5. Allegro risoluto No.6. Allegretto8-19.Douze Danses - 12の舞曲(1911年出版)No.1. AllegrettoNo.2. Allegro con ritmoNo.3. Andante misteriosoNo.4. Moderato graziosoNo.5. Andante con tenerezzaNo.6. Allegretto quasi Valse lenteNo.7. Allegretto sempliceNo.8. Allegro giocosoNo.9. Andante tranquilloNo.10. Allegro risolutoNo.11. AllegrettoNo.12. Allegro scherzand20-31.Musiques en Zigzags - 12 petites pièces mélodiques et rythmiques - ジグザグの音楽 - 12 のメロディックでリズミカルな小品 (1930年頃)No.1 Naïvement No.2 Vif et fortNo.3 Avec une candeur d’autrefois No.4 Commodément et avec un sourire satisfaitNo.5 Avec hésitationNo.6 D’un ton 「bon enfant」No.7 Avec une pesanteur obstinéeNo.8 Avec tendresse et mélancolieNo.9 Mouvement de valse No.10 Rude et incisifNo .11 Lent, avec quelques sautes d’humeurNo.12 Avec un brio étincelant全て世界初録音アーティスト(演奏・出演)アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ … Steinway D)レコーディング2023年1月25-27日Studio Griffa e Figli, Milan(イタリア)その他の仕様など総収録時間: 61分商品番号:TOCC-627ジャック=ダルクローズ(1865-1950):〈ピアノ作品集 第4集〉 [アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ)] JAQUES-DALCROZE, É.: Piano Music, Vol. 4 (A.M. Riva)CD 発売日:2023年07月14日 NMLアルバム番号:TOCC0627 Toccata Classicsスイスの作曲家ダルクローズのピアノ曲集第4集。ダルクローズは音楽学習の方法論の一つであるリトミックを発展させた功績で知られています。このアルバムに収録されているのは、彼の舞曲への強い関心が窺える作品で、同時代の作曲家たち、シャブリエ、ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルらの影響が感じられる陽気なワルツ・カプリースから民謡の要素を持つものまでさまざまな趣を持つ曲が並んでいます。アダルベルト・マリア・リーヴァはミラノ音楽院で学び、2018年にルガーノ音楽院で音楽教育学の修士号を取得したピアニスト。知られざる作曲家の作品を紹介することに尽力、これまでにダルクローズ作品の他、ヨーゼフ・ヴェルフルやアドルフォ・フマガッリの作品の録音などで高い評価を受けています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ジャック=ダルクローズ関連商品リンク第1集TOCC-473第2集TOCC-532第3集TOCC-540
曲目・内容ピアノ・アルバム 第1集(1978-2001)1.無言歌2.悲愴なキャロル3.二本足のセレナード4.ジムへの対策5.50歳近くの黄金の音6.その他の小さな無言歌7.蛇紋岩の練習曲8.完璧な友人へ9.結婚の対策10.ジャックのスナップショット11.ジムへ12.55のジムへの小さなワルツ13.シェルリーへのメロディ14.クリスマスイヴのジムへのお守り15.彼の誕生日に16.ああ、ジム…17.クリスマスのジムへの子守歌18.メアリーとローズマリーへのクリスマスカード19.完璧なる姉妹へ20.世界のジムだけのためのサラバンド21.ジュデイのための60の音22.ローズマローのための77の音23.ミレニアムのための99の音24.ベンのために25.良きことを待ちながら26.1+1=327.4月1日のマークへの40のコード28-33.6人の友人たちマリアンへ(2006)バーバラへ(2006)ローズマリーへ(2006)マリーへ(2006)ドンへ(2006)ジェリーへの75の音符(2007)アーティスト(演奏・出演)キャロリン・エンガー(ピアノ)レコーディング2009年3月16日、4月17日USA ニューヨーク、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージック、グリーンフィールド・ホール商品番号:8.559761ローレム(1923-):ピアノ・アルバム 第1集 6人の友人たち [C. エンガー] ROREM, N.: Piano Album I / 6 Friends (C. Enger)CD-R ■器楽曲(ピアノ)発売日:2013年11月20日 NMLアルバム番号:8.559761 NAXOS[8.559...]アメリカの最も重要な作曲家ネッド・ローレム(1923-)の興味深いピアノ作品集です。ピアノ・アルバムと題されたこの曲集には、ほとんどが2分足らずの小品が27曲並ぶ万華鏡のような作品で、各々の曲には意味深なタイトルが付されています。これらは極めて個人的なもので、ここに登場するのは主に彼の友人や同僚たち。ここれらは登場人物への贈り物であり、その意味を完全に把握するのは不可能なことなのです。「6人の友人たち」も同じ趣旨であり、どの作品も前衛的な音楽ではなく、常に静けさを湛えながら「完全なる小さな世界」を構築しています。サティやペルト、オッテなどの音楽が好きな人にオススメしたいアルバムです。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ローレム
曲目・内容フェルデイナント・リース(1784-1838)1.序奏とロシア舞曲 Op.113-1(1823)2-4.チェロ・ソナタ ハ短調 WoO 2(1799)第1楽章:Grave - Allegro第2楽章:Adagio第3楽章:Finale: Prestissimo5-7.フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 変ホ長調 Op.63(1815)第1楽章:Allegro第2楽章:Andantino -第3楽章:Rondo: Allegro8-10.チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.34(1823)第1楽章:Larghetto - Allegro molto第2楽章:Andante -第3楽章:Rondo: Allegro11.3つのロシアの旋律と変奏曲 Op.72(チェロとピアノ版)(1812)アーティスト(演奏・出演)マルティン・ルンメル(チェロ)エリック・ラム(フルート) … 5-7ステファン・ストロイッシング(ピアノ)レコーディング2018年7月8-9日Schloss Weinberg, Kefermarkt, Austria商品番号:8.573851リース(1784-1838):〈チェロのための作品全集 第2集〉チェロ・ソナタ集/三重奏曲3つのロシアの旋律と変奏曲 [マルティン・ルンメル(チェロ)/エリック・ラム(フルート)/ステファン・ストロイッシング(ピアノ)] RIES, F.: Cello Works (Complete), Vol. 2 - Cello Sonatas, WoO 2 and Op. 34 / Piano Trio, Op. 63 / 3 Airs Russes Variés (Rummel, E. Lamb, Stroissnig)CD 発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:8.573851 NAXOS[8.573...]祖父の時代からケルン選帝侯に仕える宮廷音楽家の一族の一人として生まれたフェルディナント・リース。彼の父は人格者として知られ、一時期ベートーヴェンにヴァイオリンを教えたこともあるほどの人物でした。その父から音楽教育を受けたリースはすくすくと才能を伸ばしましたが、1794年のフランス革命軍によるボン占拠のため、父は職を失い、彼自身の将来も絶たれてしまいました。そのため、彼の父はかつての教え子であるベートーヴェンに息子フェルディナントを託したことで、2人の師弟関係が始まることとなります。このアルバムに収録されたチェロ・ソナタはリースが15歳の時の作品であり、意欲的な作風は彼の豊かな才能をはっきりと示しています。他の曲もそれぞれ、巧みな作曲技法が用いられており、ベートーヴェンからメンデルスゾーンへと繋がるロマン派のチェロ作品として、強い存在感を発揮しています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)リース
曲目・内容1-3.トリロジー(フレデリック・ハンド)(日本初録音)I. ModeratoII. GentlyIII. Allegro4.焔ほのかに燃ゆる時(ラルフ・タウナー 〜 セルジオ・アサド編)5.トッカータ・イン・ブルー(カルロ・ドメニコーニ)6.リフレクションズ(アンドリュー・ヨーク)7.ジャグラーズ・エチュード(ラルフ・タウナー)8.タンゴ・アン・スカイ(ローラン・ディアンス)9.バードランドの子守歌(ジョージ・シアリング 〜 啼鵬編)10.君は我がすべて(ジェローム・カーン 〜 ローラン・ディアンス編)11-14.ジャズ・ソナタ(デュージャン・ボグダノヴィチ)(日本初録音)I. Allegro non troppoII. LentoIII. AndanteIV. Allegro molto15.祈り(フレデリック・ハンド)(日本初録音)アーティスト(演奏・出演)河野 智美(ギター)河野智美(こうのともみ) プロフィール東京都出身。4歳よりピアノ、7歳よりギターを始める。クラシカルギターコンクールで優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。2004年、原田健司氏とコラボレーションした、クラシックギター作品集『白い軌跡』、『DIECI CENTESIMI』をリリース。作曲家と一緒に音作りをしていくという新たな試みで、クラシックの枠を越えて多くの支持を得る。 2011年、ギター製作家キム・ヒホン氏のプロデュースにより韓国にてDVD『Recollections』をリリース。韓国、中国でのリサイタルの他、ロシアのウラジオストク国際ギターフェスティバル、タイ国際ギターフェスティバルに招かれ、絶賛を博す。2012年、イタリアのトリノ音楽祭で3回のリサイタルを行い、トリノ市民から高い評価を得た。さらにその時に見たイタリア各地での大聖堂に触発されたことは、今回のアルバムの選曲に大きな影響を与えている。 2009年より師である高田元太郎氏とともに、アルトフィールド・コンサート・シリーズを企画し、自身のコンサートの他、若手ギタリストの出演の場として、また世界的ギタリスト、パヴェル・シュタイドル氏を招いた東京公演など、年数回のコンサートはいずれも成功を収めている。これまでに、横尾幸弘,江間常夫,高田元太郎,福田進一の各氏に師事した他、R.ディアンス、E.フェルナンデス、S.テナント、M.E.グスマン、A.ピエルリなど国内外で多くのマスタークラスを受講し研鑽している。 日本女子大学人間社会学部現代社会学科卒。昭和音楽大学、アルトフィールド音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。 (2013年8月現在)レコーディングSACDハイブリッド盤 ※通常のCDプレイヤーでお聴き頂けます。商品番号:MECO-1031河野智美リュクス [河野智美(ギター)] Guitar Recital: Kohno, Tomomi - BOGDANOVIĆ, D. / DOMENICONI, C. / DYENS, R. / HAND, F. / YORK, A. (Luxe)SACD-Hybrid ■器楽曲(ギター)発売日:2015年10月21日 NMLアルバム番号:MECO-1031 ART INFINI今、ここに問う、クラシック・ギター20世紀芸術の金字塔「ギター・アルバム中、最上級の成果」 濱田滋郎特に讃えたいのが、彼女の選曲眼の素晴らしさ。何らかの意味で魅力的な曲目が精選され、それも余りに知的で教条的に思われるような前衛的作品は避けて、感性的・叙情的な満足感、加えて難技巧克服の満足感を聴き手と楽しく分かち合うような、充実しきったプログラムなのである。それにしてもなんと見事な新生面の発露であろうか。しかも肝心なのは、ここに現れた「ギター新音楽の旗手」としての彼女が、先のアルバムに聴いた彼女と、少しも変わらないデリカシーとポエジー、聴き手の心に寄り添うしなやかな優しさを湛えたギタリストであることだ。このアルバムが、近来ギター・アルバムの領域に現れた最上級の成果に属することを私は疑わない。(濱田滋郎 ライナーノーツより)作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)カーンシアリングタウナーディアンスドメニコーニハンドボグダノヴィチヨーク
曲目・内容1-12.12の練習曲 ト長調ニ短調変ホ長調ニ短調変ロ長調ホ長調ヘ長調ロ短調ト長調ヘ短調ハ長調イ短調13.14.二重奏曲 第1集 第1番 変ホ長調 I. ModeratoII. Rondo: Allegro15.16.二重奏曲 第1集 第2番 ト長調 I. MaestosoII. Rondo17.18.二重奏曲 第2集 第2番 ハ長調 I. Allegro con motoII. Adagio - Andante con variazioneアーティスト(演奏・出演)ニコラス・ケッケルト(ヴァイオリン) ルドルフ・ケッケルト(ヴァイオリン)…13-18レコーディング2010年5月4-6日イギリス ハートフォードシャー、ウェストン ホリー・トリニティ教会その他の仕様などTotal Playing Time: 68'16""商品番号:8.572604ローデ(1774-1830):12の練習曲/二重奏曲集 [ニコラス&ルドルフ・ケッケルト] RODE, P.: 12 Etudes for Violin Solo / Duos for 2 Violins (N. and R. Koeckert)CD ■室内楽発売日:2011年08月17日 NMLアルバム番号:8.572604 NAXOS[8.572...]パガニーニに匹敵するほどの難しさ。これが弾ければ、頂上も間近に見えるかも19世紀フランスのヴァイオリニスト、ローデはヴァイオリン学習者の間で「24の狂詩曲」(8.570958)が知られています。しかし彼は、他にも多くのヴァイオリンのための作品を書いていて、例えば協奏曲(8.570469に第7.10.13番を収録)なども素晴らしく美しい出来栄えが称賛されています。この「12の練習曲」は前述の狂詩曲よりも、更に技巧を極めたもので、劇的な曲から、歌に溢れた抒情的な曲まで、ヴァイオリンを演奏するために必要な要素を全て兼ね備えた曲集です。ピアノで言えば、パガニーニがショパンやドビュッシー、ローデはモシュコフスキやモシュレスと言ったところでしょうか。二重奏曲はアンサンブルの粋を集めたような流麗な作品です。ブラジル系ドイツ人ヴァイオリニスト、ケッケルトによる(二重奏では父ルドルフが共演)華麗なる演奏をお楽しみください。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ローデ
曲目・内容1-6.6つの小品 Op.53 No.1. PreludeNo.2. ScherzoNo.3. ElegieNo.4. MazurkaNo.5. RomanceNo.6. Etude7-10.4つの練習曲集 Op.41 No.1 in E flat majorNo.2 in F sharp majorNo.3 in E flat minorNo.4 in A minor11-22.12の練習曲集 Op.74 No.1 in C majorNo.2 in C minorNo.3 in D flat majorNo.4 in C sharp minorNo.5 in D majorNo.6 in D minorNo.7 in E flat majorNo.8 in E flat minorNo.9 in E minorNo.10 in F sharp majorNo.11 in A flat majorNo.12 in G sharp minor23-28.海の近くで Op.52 No.1. Andante sostenutoNo.2. Allegro vivaceNo.3. ModeratoNo.4. Allegro moderatoNo.5. Allegro scherzandoNo.6. Prestoアーティスト(演奏・出演)アダム・ニーマン - Adam Neiman (ピアノ)商品番号:8.572233アレンスキー(1861-1906):ピアノ作品集 [ニーマン] ARENSKY, A.: Piano Music - 6 Pieces, Op. 53 / Etudes, Opp. 41 and 74 / Pres de la mer (Neiman)CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2010年09月15日 NMLアルバム番号:8.572233 NAXOS[8.572...]1861年にロシア・ノヴゴロドで生まれたアレンスキーは幼い頃から音楽の勉強を始め、10歳になる頃には幾つものピアノ曲や歌曲を作曲していました。18歳の時から作曲をリムスキー=コルサコフに師事し、対位法とフーガをペテルブルク音楽院で学び、1882年には素晴らしい成績で音楽院を卒業しています。このアルバムに収められた様々なピアノ曲は、彼の素晴らしい才能を目の当たりにするものばかり。メロディにおける天賦の感受性は、まさに先人ショパンやシューマンを思わせるほどに見事で、この美質はそのままラフマニノフや、後に対立するも、スクリャービンへと受け継がれています。多くの作曲家から影響を受け、また影響を与えたためか、独自性が乏しく感じられてしまう部分もありますが、じっくり聴いてみると良さがわかってくることでしょう。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アレンスキー
曲目・内容1-4.4つの小品(1977)No.1No.2No.3No.45-7.ハード・カッツ(2011) 〜 ラルフ・ファン・ラートとルナパルクのためにI. II. III. ハチのように8.主婦の嘆き(1980)アーティスト(演奏・出演)ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)ルナパルク(アンサンブル)…5-7アーノルド・マリニッセン指揮…5-7レコーディング2011年8月10-11日オランダ アムステルダム、スウェーリンクザール…1-4・82013年2月29日オランダ ユトレヒト、ヴレデンブルク・リウエベルフ教会…5-7商品番号:8.559759ジェフスキ(1938-):4つの小品ハード・カッツ/主婦の嘆き [ファン・ラート/ルナパルク/マリニッセン] RZEWSKI, F.: 4 Piano Pieces / Hard Cuts / The Housewife's Lament (van Raat, Lunapark, Marinissen)CD 発売日:2014年09月24日 NMLアルバム番号:8.559759 NAXOS[8.559...]最近、人気急上昇中の「不屈の民」変奏曲で知られる作曲家フレデリック・ジェフスキ(1938-)のまたもや刺激的なピアノ曲集の登場です。「4つの小品」も、第1曲目では、難解で不気味なトレモロ音形の中に、時折親しみ易い「不屈の民」のテーマのようなメロディが埋め込まれています。もちろん気をつけていないとすぐにどこかに紛れてしまうほどの儚いものですが。第2曲目は両手のユニゾンで始まるリズム重視の曲。彼の友人であったスティーヴ・レイシー(セロニアス・モンクの弟子であった人)の影響を受けているといます。第3曲目はゆったりとしたアンデスの舞曲に由来するというメロディは、どことなくショスタコーヴィチの作品を想起させます。曲の終わり、破壊的な和音連打による盛り上がりの後には完全な沈黙が訪れます。第4曲目も不可解な曲で、幾つもの層となった音が平和な耳を襲ってきます。匿名の女性作曲家の日記から題材を得たという「主婦の嘆き」はベートーヴェンの強い影響があるというものです。この曲も最初のわかり易すぎるメロディにだまされてはいけません。そしてアンサンブルをともなう「ハード・カッツ」は抽象的な音の化合物。巧妙に仕組まれた音の乱舞が楽しくも狂おしい作品です。第3曲「Like bees」などは、寝ている時に耳元で鳴らされたら気が変になるかも。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ジェフスキ
曲目・内容1-5.カルメン幻想曲 Op.25 I. Introduction: Allegro moderatoII. ModeratoIII. Lento assaiIV. Allegro moderatoV. Moderato - Animato6.グノーの「ロメオとジュリエット」による演奏会用幻想曲 Op.57.ロシアの歌 Op.49(ヴァイオリンと管弦楽編)8.ナイチンゲールの歌 Op.29(ヴァイオリンと管弦楽編)9.狩り Op.4410.ホタ・デ・パブロ Op.52(ヴァイオリンと管弦楽編)アーティスト(演奏・出演)楊天堝(ヴァイオリン)ナバーラ交響楽団エルネスト・マルティネス=イスキエルド指揮レコーディング2009年11月1-5日…12009年7月2日…22008年11月3-6日…3-6スペイン パンプローナ、ナバーラ交響楽団コンサート・ホール商品番号:8.572216サラサーテ(1844-1908):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 第2集 [楊天堝/ナヴァール響/マルティネス=イスキエルド ] SARASATE, P. de: Violin and Orchestra Music, Vol. 2 (Tianwa Yang, Navarre Symphony, Martinez-Izquierdo)CD ■交響曲/管弦楽曲 ■器楽曲発売日:2010年12月15日 NMLアルバム番号:8.572216 NAXOS[8.572...]有名な「カルメン幻想曲」で始まるこのアルバムは、NAXOS期待の新人、1987年生まれの楊天堝によるサラサーテ(1844-1908)の管弦楽とヴァイオリンのための作品集第2集になります。冒頭から素晴らしい緊張感と美音に満ちた彼女の演奏に引き込まれない人はいないでしょう。彼女はNAXOSのサラサーテ録音を一手に引き受けていますが、リリースが進むごとに成熟度が高まるのはさすが!少女時代から数多くのコンクールを制覇し、アイザック・スターンに学び、13歳でパガニーニの「24の狂詩曲」を録音、世界各国のオーケストラとも共演する彼女の今後が本当に楽しみです。サラサーテは一部の曲のみばかりが知られますが、こんなに良い曲があるとは! と驚かれた人も多いはず。情熱的な曲をもっと聴きたい方は第1集(8.572191)か、ピアノとヴァイオリンのための作品集の第1集(8.557767)、第2集(8.570192)もどうぞ。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)サラサーテ
曲目・内容Disc 11-8.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」より No.1 旧体制の見本No.2 あわただしいロココ風の前奏曲No.3a 悲嘆No.3b 希望No.4 だったんボレロNo.5 おおげさな前奏曲No.6 現代の見本No.7 反舞踏的ワルツ9.10.老年のいたずら 第9集より No.9 イタリア風前奏曲No.12 4手のための小ファンファーレDisc 21-5.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」よりNo.8 ちょっぴり牧歌的な前奏曲No.9 サラブレッドのためのタランテラNo.10 夢No.11 劇的な、いわゆるプレリュードNo.12 将来の標本6-8.老年のいたずら 第9集よりNo.6 イタリアのノエルの歌のカタログNo.7 わが最後の旅のための行進曲と思い出No.11 右手のための、良く知られたブラックジョークのカタログアーティスト(演奏・出演)アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)商品番号:8.572608-09ロッシーニ(1792-1868):ピアノ作品全集 第4集「老年のいたずら」第8集・第9集 [マランゴーニ] ROSSINI, G.: Piano Music, Vol. 4 (Marangoni) - Peches de vieillesse, Vols. 8, 92CD ■器楽曲(ピアノ)発売日:2012年02月15日 NMLアルバム番号:8.572608-09 NAXOS[8.572...]引退後のロッシーニ(1792-1868)の手による、何ともケッタイな作品集がこの「老年のいたずら」です。13集からなる曲集は、独奏曲や室内楽、声楽曲など様々な形の作品の集合体であり、その中身はまるで「ごった煮」。それも1曲1曲に良く味のしみた老舗の味わいのようなものを醸し出しているのです。舞曲あり、フーガあり。そして大抵の曲には、一筋縄でいかないような捻ったタイトルが付けられていて、その真意を探るのは全く困難。まさに、常にいたずらを仕掛けられているような楽しいものなのです。もちろん、稀代のメロディメーカーであるロッシーニのこと、美メロに事欠くことはありません。この第4集には第8集と第9集からの抜粋が収録されていて、夢のような曲からクリスマス? のメロディ、ブラックジョークまで盛りだくさん。さあ、何からいただきましょうか?作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ロッシーニ