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作品への透徹した眼差しが生みだした鮮烈なピアニズムの世界! 《春の祭典》《ペトルーシュカ》 (作曲者による連弾版) 青柳いづみこ・高橋悠治 (ピアノ連弾) ★作曲家、ピアニストとして今日の音楽を牽引してきた高橋悠治、フランス音楽のスペシャリスト、また研究者、著述家として常に新たなテーマに挑戦しつづける青柳いづみこ。鮮やかなコントラストを描く2人の稀有な個性が反応し合い、ストラヴインスキー音楽の本質を抉る録音が完成しました! ★《春の祭典》の複雑なテクスチャーが透けて見えるような変拍子の冴え、抜群のリズム感覚、強靭なドライブ感。人間になれなかった《ペトルーシュカ》の悲しみの向こうに漂う儚い抒情。作品への透徹した眼差しが生み出した鮮烈なピアニズムは、圧倒的な説得力をもって聴くものに迫ります。 ★驚くほどの集中力を発揮する2人のピアニストが到達した異次元の高み、その張り詰めた空気感を余すところなくとらえたのは数々の名録音で知られる名匠・深田晃氏。音の鮮度とクオリティーの高さを充分に発揮させるために、SACDハイブリッドでのリリースとなりました。 ★ライナーノートは青柳いづみこ、高橋悠治による特別寄稿に加え、新進気鋭のストラヴィンスキー研究家、池原舞氏 (音楽学者) の書き下ろし楽曲解説を掲載。読み物としても充実した内容となっています。 ◆レコード芸術 2017年12月号 特選盤 収録情報 曲目・内容 ストラヴィンスキー: 1. バレエ音楽《春の祭典》 2. バレエ音楽《ペトルーシュカ》 3. 3つのやさしい小品 アーティスト(演奏・出演) 青柳いづみこ・高橋悠治 (ピアノ連弾) レコーディング セッション録音:2017年6月27、28、29日/五反田文化センター 音楽ホール 【ライナーノート:青柳いづみこ、高橋悠治、池原舞 (すべて書き下ろし) 】
風格たくましいドイツ・ピアニズムの魅力。 潤いに富み重厚、底光りするスケール感! 初出放送スタジオ録音による高貴なる芸術。 ★MeloclassicからCDで発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUSがライセンスし初LP化。LP用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。 ★ドイツ・ピアニズムの神髄をとことん味わい尽くすアナログの登場。リヒター=ハーザーは正統派ドイツの響きがいかに幅広く豊かなものであるかを如実に伝えてくれます。潤いに富み重厚、流麗であり堂々としたスケール感、堅固な構成の中での魅力的な歌いまわし。最前面を派手な効果で彩るタイプではないので、古典作品でまとめたこのプログラムは一見地味な印象を与えかねませんが、じっくりと耳を澄ませばその深い音楽性に驚嘆。幾分トリッキーな曲想のソナタが選ばれ、軽やかに弾いていながらも、内部からにじみ出てくる滋味豊かな風格が見事です。 収録情報 曲目・内容 ハンス・リヒター=ハーザー 未発表放送スタジオ録音集 [LP1 A面] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284 [LP1 B面] モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533 [LP2 A面] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1 [LP2 B面] ハイドン:ピアノ・ソナタ第49番 変ホ長調 Hob.XVI:49 アーティスト(演奏・出演) ハンス・リヒター=ハーザー (ピアノ) レコーディング [LP1] 1950年12月30日/フランクフルト・ヘッセン放送協会旧放送会館 (スタジオ録音) [LP2] 1959年10月7日/フランクフルト・ヘッセン放送協会ルーム3/C (スタジオ録音)
10代のバレンボイムの完成された音楽に驚嘆 ★DGの39枚Boxと収録曲は同一。指揮・ピアノともに現在音楽界の頂点を極めるバレンボイム10代の、1950年後半の貴重な録音を集めたアルバム。初々しい表現が魅力ですが、ピアニズムや解釈は基本的に現在と変っておらず、「双葉より芳し」の好例と申せましょう。ことにペルゴレージのソナタや当時現役で活躍していたカバレフスキー、ショスタコーヴィチの作品を弾いているのもさすが。 収録情報 曲目・内容 ダニエル・バレンボイム 栄光への第一歩 Disc 1 52'27" ベートーヴェン : 1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」 2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」 3. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」 録音:1958年(ステレオ) Disc 2 49'05" ベートーヴェン : 1. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」 2. ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111 録音:1958年(ステレオ) Disc 3 41'58" ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」 録音:1958年(ステレオ) Disc 4 45'53" 1. ヨハン・クリスティアン・バッハ:ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.17の6 2. ペルゴレージ:ピアノ・ソナタ変ロ長調 3. ペルゴレージ:ピアノ・ソナタ ト長調 4. モーツァルト:きらきら星変奏曲K.265 5. メンデルスゾーン:カプリッチョOp.5 6. ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119の3 7. カバレフスキー:ソナチネ ハ長調Op.119の3 8. ショスタコーヴィチ:前奏曲Op.34 ?第2番イ短調/第3番ト長調/第24番ニ短調/第10番嬰ハ短調/ 第12番嬰ト短調/第21番変ロ長調/第5番ニ長調 録音:1955年(モノラル) アーティスト(演奏・出演) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
チャクムルの真骨頂、 東方色香る技巧的ピアノ曲の挑戦! ★2018年浜松国際ピアノ・コンクール優勝者ジャン・チャクムル。1997年トルコ生まれの彼にぴったりなレパートリーによる意欲的アルバムの登場です。 ★いずれも興味深い曲で、バルトークの「ピアノ・ソナタ」のような名作や、リパッティの名録音で知られるエネスコの「ピアノ・ソナタ第3番」をチャクムル最新の若さはじける演奏で聴けるのは大歓迎と申せましょう。 ★注目なのが大指揮者ミトロプーロスのピアノ曲「パッサカリア、間奏曲とフーガ」。ミトロプーロスはピアノの名手としてプロコフィエフやクシェネクの協奏曲を弾き振りで録音したほか、ブゾーニ門下の作曲家としても先鋭的感覚の作品を残しています。「パッサカリア、間奏曲とフーガ」はベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーの助手を務めていた時期の作で、複雑な技法に驚かされます。 ★さらに嬉しいのがチェクムル同郷の偉大な先達アフメド・アドナン・サイグン(1907-91)のピアノ・ソナタ。サイグンはトルコ最大の作曲家で、バルトークのように自国の民俗音楽を研究して作品に採り入れました。「ピアノ・ソナタ」は4楽章23分の大作で、死の数日前に完成した最後の作品。民俗音楽を見事に昇華させていますが、さすがチャクムルはそれを肌で理解し、最高の説得力豊かな世界を語っています。 ★4曲いずれも難技巧とエネルギーが要求され、構成力が試される多楽章形式ながら、チャクムルは余裕の指さばきで、全く新しい生命力を作品に吹き込んでいます。 収録情報 曲目・内容 国境なきピアノ曲 1. バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 2. ミトロプーロス:パッサカリア、間奏曲とフーガ (1924) 3. サイグン:ピアノ・ソナタ Op.76 4. エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.24 の 3 アーティスト(演奏・出演) ジャン・チャクムル(ピアノ) シゲル・カワイSK-EXコンサート・グランド使用 レコーディング 録音:2021年5月17-20日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー) エンジニア&プロデューサー:インゴ・ペトリ
収録情報 曲目・内容 [CD1](98201)・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調『悲愴』Op.13[CD2] (98202)・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1・ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3[CD3] (98203)・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1・ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2・ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1・ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op49-2[CD4] (98204)・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調『月光』 Op.27-2・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調『田園』Op.28[CD5] (98205)・ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調『テンペスト』Op.31-2・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調『狩』Op31-3[CD6] (98206)・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22・ピアノ・ソナタ第21番ハ長調『ワルトシュタイン』Op.53・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調『熱情』Op.57[CD7] (98207)・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106[CD8] (98208)・ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調『告別』Op.81a・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90・ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101[CD9] (98209)・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 アーティスト(演奏・出演) ゲルハルト・オピッツ(P) レコーディング 録音:2004-2006年
2015年最新リマスタリングクラシックとロックの融合。ストラヴィンスキーからレディオヘッドまで、鬼才マット・ハイモヴィッツがおくるチェロの新世界!! ★SACDハイブリッド盤。PentatoneレーベルとカナダのOxingale Recordsレーベルとの共同企画"PENTATONE OXINGALE Series"。期待の第4弾は2011年6月に収録した音源からポリヒムニア・インターナショナルによる最新リマスタリングを施しSACDハイブリッド化でリリースされます。 当シリーズよりリリースされている「軌道」〜現代チェロ独奏作品集(PTC 5186542)と同様に今回もクラシックからロックまで実に多彩で刺激的な選曲となっており、ヤナーチェク、マルチヌー、ストラヴィンスキーからレディオヘッド、コクトー・ツインズ、ブロンド・レッドヘッドまでハイモヴィッツでしか表現することのできない異次元の演奏を味わえます。鬼才マット・ハイモヴィッツとクリストファー・オライリーがおくるチェロの新世界をご堪能ください。 ★1970年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999年に自身のレーベルOxingale Recordsよりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。PENTATONE OXINGALE Seriesでは、ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集(PTC 5186475 / KKC 5442)、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲全集(PTC 5186555)、現代チェロ独奏作品集(PTC 5186542)が発売されており、今後も続々とリリースしていく予定です。 収録情報 曲目・内容 SHUFFLE. Play. Listen Disc 1 1. バーナード・ハーマン:映画「めまい」による組曲 2. ヤナーチェク:おとぎ話 3. マルチヌー:スロヴァキアのテーマによる6つの変奏曲 4. ストラヴィンスキー:イタリア組曲 5. ピアソラ:ル・グラン・タンゴ Disc 2 6. アーケイド・ファイア:「Empty Room」「In the Backseat」 7. レディオヘッド:「Ryramid Song」「Weird Fishes/Arpeggi」 8. コクトー・ツインズ:「Athol Brose」「Fotzepolitic」「Heaven or LasVegas」 9. ジョン・マクラフリン:「The Dance of Maya」「A Lotus on Irish Streams」 10. ブロンド・レッドヘッド:「Misery is a Butterfly」「Melody」 11. ア・パーフェクト・サークル:「3 Libras」 [track-1,16-11]=クリストファー・オライリーによる編曲 アーティスト(演奏・出演) マット・ハイモヴィッツ(チェロ;ゴフリラー 1710年製) クリストファー・オライリー(ピアノ) レコーディング セッション録音:2011年6月/マギル大学、マルチ・メディア・ルーム(ケベック) リマスタリング:2015年11月/ポリヒムニア・インターナショナル(バールン)
フレンチピアニズムの華。 絶後の味わいと粋。 伝説のリサイタル初LP化! ★MeloclassicからCDで発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUSがライセンスし初LP化。LP用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。 ★洗練の極みを行く格調高いピアニスト、モニク・アースの貴重なリサイタル録音です。彼女は幅広いレパートリーを持ち、中でも古典派や近代音楽を得意としました。またフランス・バロックのクープランやラモーを非常によく取り上げたことでも有名です。このリサイタルのプログラムはまさにアースならではのもので、時代を超えた美しいピアニズムに徹底された外連味の無い高貴な時間が流れています。 収録情報 曲目・内容 モニク・アース・ライプツィヒ・リサイタル [LP1 A面] モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330 (全楽章) [LP1 B面] プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 (全楽章) [LP2 A面] ドビュッシー:映像 第1集 (全3曲) 、リスト:3つの演奏会用練習曲 S.144より《軽やかさ》 [LP2 B面] F.クープラン:クラヴサン曲集 第3巻より《ティク・トク・ショク、あるいはマイヨタン》 クラヴサン曲集 第2巻より《神秘的なバリケード》 ラモー:クラヴサン曲集より《一つ目の巨人》、《ミューズ達の対話》、《鳥のさえずり》 アーティスト(演奏・出演) モニク・アース (ピアノ) レコーディング ライヴ録音:1956年3月19日/コングレスハレ・ライプツィヒ/ドイツ民主共和国放送 (モノラル)
ヴィドール、ヴィエルヌ、ギルマンに師事した シャルル・ケフのオルガン作品集 ★オルガニストで作曲家のシャルル・ケフ (1873-1931) のオルガン作品集。パリ音楽院でヴィドール、ヴィエルヌ、ギルマンらに師事したケフ。トリニテ教会のオルガニストを晩年まで30年間務めながら、民謡から着想を得たオルガン作品などを書きました。現在演奏機会は少ないもののギルマンとメシアンの間を結ぶ重要な作曲家です。ヴィドールのオルガン作品の録音 (HORTUS-148) でも知られるドニ・チョレックの演奏でお楽しみください。 収録情報 曲目・内容 「伝説」 シャルル・ケフ (1873-1931) : ●オルガンのための12の小品 Op.36より第2番「伝説」、第7番「アンダンテ・カンタービレ」、第8番「スケルツェット」、第11番「ファブリオー」 ●ブレトンの主題による2つの狂詩曲 Op.29 ●オルガンのための3つの小品 Op.44 ●オルガンのための5つの小品 Op.32より第2番「アンダンテ・アマビーレ」、第1番「エクローグ」、第4番「ブルレスケ」、第5番「ヴォランタリー」 ●オルガンのための12の小品 Op.36より第4番「カンチレーヌ」、第1番「復活祭」 アーティスト(演奏・出演) ドニ・チョレック (オルガン/モーリス・プジェ製作) レコーディング セッション録音:2022年/サン・ジェローム寺院 (トゥールーズ)
偉大な父とは別の道を行き、新たな時代を築いた息子。 奔放にして実験精神にあふれたC.P.E.バッハの音楽に痺れる1枚 ★C.P.E.バッハの鍵盤音楽に初めて出会ったとき、その多様性と独創性、大胆な創意に、とにかく驚いたというエイナフ・ヤルデン。その衝撃を聴き手にも1枚のアルバムで伝えるために彼女が考えたのは、父J.S.バッハの作品と並べること。一見よくあるプログラムのようですが、あくまでC.P.E.バッハの音楽に光を当てたい、というのが根本にあります。いくつかは父が存命中に書かれた作品で楽曲形式こそ近いものもありますが、父が完成させ終焉させたバロック芸術と比べると、まったく新しい指向性と実験精神に満ちた音楽であることがよくわかります。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに影響を与え、さらにはロマン派の到来すら予感させる新時代の音楽。偉大な父の存在を感じながら、息子がどれだけ遠くまで進んでいったのかに、思いをはせる内容です。 ★エイナフ・ヤルデンは2009年ベートーヴェン国際コンクール第3位入賞などの経歴を持つイスラエルのピアニスト。これまでに「ベートーヴェン&ストラヴィンスキー」 (CC-72599) 、「ハイドン」 (CC-72742) 、「シューマン」 (CC-72776) のアルバムをリリースしています。 収録情報 曲目・内容 父と子 〜 J.S.&C.P.E.バッハ:ピアノ作品集 C.P.E.バッハ (1714-1788) :ロンド ハ短調 Wq.59-4 / ロンド ト長調 Wq.57-3 / 幻想曲 変ホ長調 Wq.58-6 J.S.バッハ (1685-1750) :半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 C.P.E.バッハ:プロイセン・ソナタ 第2番 変ロ長調 Wq.48-2 / 幻想曲 ハ長調 Wq.61-6 / ソナタ ニ長調 Wq.61-2 J.S.バッハ:イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807 C.P.E.バッハ:アリオーソと7つの変奏 ヘ長調 Wq.118-4 アーティスト(演奏・出演) エイナフ・ヤルデン (ピアノ) レコーディング 録音:2022年11月6-9日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト教会
庄司紗矢香のバッハ&レーガー、シングルレイヤーSACDで登場!日本独自企画・限定生産 ★庄司紗矢香のバッハ&レーガーの名盤が、シングルレイヤーSACDで登場。庄司の存在感と臨場感が、より一層増したものとなり、その気迫にあらためて圧倒される内容です。★16歳のときパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで日本人初、史上最年少優勝を果たし、世界の注目を集めてきた若きヴァイオリニスト庄司紗矢香。数々の録音とコンサートでその並はずれた才能を見せつけてきた天才少女が20代後半にさしかかり、より一層成熟したテクニックと表現力を携えてMIRAREレーベルに初登場したのが、このバッハ&レーガー〔MIRARE原盤/MIR-128 & KKC-5125〕。MIRAREのプロデューサーであるルネ・マルタンが手がける音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」への参加をきっかけに、このアルバムが誕生しました。★収録曲はバッハとレーガーの無伴奏作品。バッハの無伴奏ヴァイオリンのための6曲は数多くの録音が存在しますが、レーガーの作品と組み合わせ、ニ短調の「シャコンヌ」を最後の山場に持ってくるという、極めて考え抜かれた構成となっています。レーガーの無伴奏作品はバッハを範として作曲されていますが、その中にレーガー独自の幻想世界を作り込んでいく高い技巧を必要とされている作品です。庄司紗矢香は抜群のテクニックと安定感、明るい音色で力強くストレートな演奏を披露しています。レーガーの「シャコンヌ」は、作品の本質を真摯に追い求めていき、バッハの無伴奏パルティータ第2番では、高い集中力と深い音楽性を発揮した熱演となっております。 使用楽器は、上野製薬株式会社の上野隆三氏より貸与された1729年製のストラディヴァリウス。(ミッシャ・エルマンが所有・演奏)。 収録情報 曲目・内容 [CD1]・マックス・レーガー:前奏曲とフーガ ト短調 op.117-2・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001・レーガー:前奏曲とフーガ ロ短調 op.117-1・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002[CD2]・レーガー:シャコンヌ ト短調 op.117-4・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 アーティスト(演奏・出演) 庄司紗矢香(ヴァイオリン) レコーディング 録音:2010年8月28‐31日/イエスの子聖堂
フォルテピアノ界の静かなる巨匠、スタンリー・ホッホランド 滋味溢れるモーツァルト、シューベルトの集大成 1980年代の隠れた名録音も網羅! ★フォルテピアノ界の静かなる巨匠、スタンリー・ホッホランドの滋味溢れる演奏の集大成。1982年のヴェラ・ベス(ヴァイオリン)の共演から、鈴木秀美(チェロ)、若松夏美(ヴァイオリン)、成田寛(ヴィオラ)との室内楽、さらにはオーケストラ・リベラ・クラシカとの協奏曲、そして2008年のシューベルトまでを網羅する貴重な録音集です。語法を重んじながらも夢と詩情に溢れるフォルテピアノ界の先駆者、スタンリー・ホッホランドが、千変万化のタッチで語りかけるモーツァルト、シューベルトの名演の数々を6枚組ディスクにまとめました。ブックレットも充実で日本語・英語の解説をはじめ、録音時の写真などが掲載されております。 収録情報 曲目・内容 [Disc1]モーツァルト:1. ピアノ・ソナタ 変ホ長調K.2822. ピアノ・ソナタ イ短調K.3103. 幻想曲 ハ短調K.4754. ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533/4945. ロンド イ短調K.511[Disc2]モーツァルト:ピアノ三重奏曲集1. ピアノ三重奏曲 変ロ長調K.5022. ピアノ三重奏曲 ホ長調K.5423. ピアノ三重奏 ハ短調K.548[Disc3]モーツァルト:1. ピアノ四重奏曲 ト短調K.4782. ピアノ四重奏曲 変ホ長調K.4933. ピアノ・トリオ ト長調K.564[Disc4]モーツァルト:1. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.4662. ピアノ協奏曲第12番 イ長調K.414より第2楽章[Disc5]シューベルト:1. 華麗なるロンド ロ短調op.70, D8952. ソナタ(二重奏曲) イ長調 Op.post.162, D5743. 幻想曲 ハ長調 Op.post.159, D934[Disc6]シューベルト:1. ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D9592. レントラー集(12のドイツ舞曲)D790 より第1、3〜8、11番3. 3つのピアノ曲 D946 アーティスト(演奏・出演) スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)[Disc2] 若松夏美(ヴァイオリン)、鈴木秀美(チェロ)[Disc3] 若松夏美(ヴァイオリン)、成田寛(ヴィオラ)、鈴木秀美(チェロ)[Disc4] 鈴木秀美(指揮)、オーケストラ・リベラ・クラシカ[Disc5] ヴェラ・ベス(ヴァイオリン) レコーディング 録音:[Disc1] 2007年5月27-29日、秩父ミューズパーク音楽堂[Disc2] 2007年5月24-26日、秩父ミューズパーク音楽堂[Disc3] 2010年6月6-9日、秩父ミューズパーク音楽堂[Disc4] 2006年10月21日東京、浜離宮朝日ホール(ライヴ)[Disc5] 1982年6月、ヴァールセ教会(アムステルダム、オランダ)[Disc6] 2008年12月12-24日スタジオ・オンデア・デ・リンデン (ファルテルモント、オランダ)
リストがワイマール時代に出会った友人、 そして模範とした作曲家たちのオルガン作品集! ★フランツ・リスト (1811-1886) はピアノのヴィルトゥオーゾとして活躍した後、1848年よりワイマールに定住。作曲と指揮に専念するようになり、ゲーテ (1749-1832) やシラー (1759-1805) の時代に全盛を迎えていた同地を、音楽の中心地として再興させました。 ★若手実力派オルガニスト、アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュが全 2タイトルの構成でリリースするリストにまつわるアルバム。当CDはその第1弾「リストの友人、そして模範」です。このアルバムにはワイマールで出会ったオルガニスト、作曲家のリッター、ミュラー=ハルトゥング、ヤーダスゾーン、スルツェ、テプファーの作品を収録。リストに多大な影響を与え、革新的な作品を生み出す原動力となったこれらの作品を通し、当時のオルガン音楽の繁栄を垣間見ることができます。第2弾「リスト−オルガン作品の作曲家」 (AU-97793) も近日発売予定。このアルバムにはリストのオリジナル作品を中心に構成。当時ワイマールで活躍していたオルガンの名手たちとの出会いからリストの大規模なオルガン作品が誕生まで、“オルガン作品の作曲家”リストの半生をたどれる内容となっています。 ★ブックレット内のQRコードを読み取ると、audite.deのストリーミング・プラットフォームでヨハン・ハインリヒ・レフラー (1833-1903) の「英雄幻想曲」を聴くことができます。 収録情報 曲目・内容 「リストの友人、そして模範」 1. カール・ミュラー=ハルトゥング (1834-1908) :オルガン・ソナタ第2番 ヘ短調「ただ愛する神の摂理にまかす者」 2. ヨハン・ゴットロープ・テプファー (1791-1870) :オルガン・ソナタ ニ短調 Op.15 3. ベルンハルト・スルツェ (1829-1889) :コンチェルト・ファンタジア ヘ長調 Op.63 4. ザーロモン・ヤーダスゾーン (1831-1902) :ファンタジア〜オルガンのための ト短調 Op.95 5. アウグスト・ゴットフリート・リッター (1811-1885) :自由なコラール前奏曲「主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ」 6. リッター:オルガン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.19 アーティスト(演奏・出演) アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュ (オルガン) レコーディング セッション録音:2021年6月18-20日/ノイミュンスター (チューリッヒ) レコーディング、エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ 楽器:アルテ・トーンハレ・オルガン
ブゾーニの再来! 現在もっとも期待される若手、 アレクサンダー・クリッヒェルがProfil登場 ★1989年生まれながら、すでにソニーからアルバムをリリース、来日公演も行っている期待の若手アレクサンダー・クリッヒェル。Profilレーベル初登場。ハンブルク出身のドイツとイタリアのハーフで、ウラジーミル・クライネフとドミートリー・アレクセーエフからロシアン・ピアニズムを会得したコスモポリタンな音楽性の持主です。ことにドイツ的な構築感とイタリア的な歌ごころは大先輩ブゾーニを彷彿させます。リストならではの豪快な技巧も爽快。日本でも人気者になること間違いない注目株です。 収録情報 曲目・内容 リスト:1. バラード第2番ロ短調,巡礼の年第2年「イタリア」より2. ペトラルカのソネット第47番3. ペトラルカのソネット第104番4. ペトラルカのソネット第123番5. ゴンドラの漕ぎ手6. カンツォーネ7. タランテラ8. ダンテを読みて(ソナタ風幻想曲) アーティスト(演奏・出演) アレクサンダー・クリッヒェル(Pf) レコーディング 録音:2011年1月28-30日/フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)
カナダ国際オルガンコンクール覇者のアルバム ★2017年のカナダ国際オルガンコンクールで最優秀賞及びバッハ賞を受賞したアルシー・クリスの演奏を収録したアルバムです。バッハから近現代、自作までジャンル豊かな選曲。確かな技術を持ちながら優雅さを感じさせる、雰囲気のある演奏です。 収録情報 曲目・内容 アート&ラプソディ J.S.バッハ:オルガン協奏曲ニ短調 BWV596 パーシー・ウィットロック:コラール幻想曲 変ニ長調 ラフマニノフ/アルシー・クリス:交響的舞曲 Op.45より 第1楽章 Non-Allegro アート・テイタム/アルシー・クリス:ラプソディ・アフター・アート アルシー・クリス:インプロヴィゼーション1 ヴィンセント・ユーマンス/アート・テイタム/アルシー・クリス:ふたりでお茶を アルシー・クリス:インプロヴィゼーション2 ジャン・ギユー:トッカータ Op.9 ジャンヌ・ドゥメッシュー:練習曲第4番 ワーグナー/アルシー・クリス:ワルキューレの騎行 アーティスト(演奏・出演) アルシー・クリス (オルガン)
2021年10月、コロナ禍に実現した奇跡の録音!! 鈴木優人が「平均律クラヴィーア曲集」第1巻をリリース!! ★SACDハイブリッド盤。鈴木優人がチェンバロで「平均律クラヴィーア曲集」第1巻を録音しました。鈴木優人は首席指揮者を務めるバッハ・コレギウム・ジャパンとJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲を録音。第1、2、5、8番を収録した第1弾 (KKC-6266 / BIS SA-2401) 、第3、4、6、7番を収録した第2弾 (KKC-6552/BIS SA-2481) はレコード芸術「特選盤」など各誌で高く評価されています。 ★「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の録音が行われたのは海外からの往来が厳しく制限されていたコロナ禍の2021年10月。そのため、当録音の企画をした名プロデューサーのマルティン・ザウアーの来日は叶いませんでした。しかし天才鈴木優人はリモートによるディレクションで録音ができないかを考案し、すぐにザウアーに打診。この画期的な考えによりザウアーがベルリンの自室からトッパンホールでのレコーディングをディレクションすることが実現しました。日本側は名エンジニア国崎裕が担当。鈴木優人、ザウアー両氏との綿密な打ち合わせのもと、マイクのセッティングから音作りまで、この時代でなければできなかった新録音を完成させました。 ★全2巻からなる「平均律クラヴィーア曲集」。巻それぞれ12の半音階ごとに長調と短調、計24曲が収められた作品集です。同じものは二つとなく、あらゆる対位法的な工夫が凝らされています。鈴木優人とザウアーはharmoniamundiからリリースしているアントワン・タメスティとのバッハ録音 (KKC-6057/HMM-902259) 以来絶大なる信頼関係を築き、今回の録音はまさに阿吽の呼吸で進行。音楽の旧約聖書といわれる「平均律クラヴィーア曲集」の新たな名盤が誕生しました! ★リリースはスウェーデンBISレーベルからの世界発売。父鈴木雅明は同曲集第1巻を1996年5月に神戸松蔭女子学院大学チャペルで録音、翌97年2月にリリース (BIS-813/4) しており、親子二代、同レーベルから同一作品をリリースということも注目です! 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846〜869 Disc1 前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 BWV846 前奏曲とフーガ第2番 ハ短調 BWV847 前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調 BWV848 前奏曲とフーガ第4番 嬰ハ短調 BWV849 前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV850 前奏曲とフーガ第6番 ニ短調 BWV851 前奏曲とフーガ第7番 変ホ長調 BWV852 前奏曲とフーガ第8番 嬰ニ短調 BWV853 前奏曲とフーガ第9番 ホ長調 BWV854 前奏曲とフーガ第10番 ホ短調 BWV855 前奏曲とフーガ第11番 ヘ長調 BWV856 前奏曲とフーガ第12番 ヘ短調 BWV857 Disc2 前奏曲とフーガ第13番 嬰ヘ長調 BWV858 前奏曲とフーガ第14番 嬰へ短調 BWV859 前奏曲とフーガ第15番 ト長調 BWV860 前奏曲とフーガ第16番 ト短調 BWV861 前奏曲とフーガ第17番 変イ長調 BWV862 前奏曲とフーガ第18番 嬰ト短調 BWV863 前奏曲とフーガ第19番 イ長調 BWV864 前奏曲とフーガ第20番 イ短調 BWV865 前奏曲とフーガ第21番 変ロ長調 BWV866 前奏曲とフーガ第22番 変ロ短調 BWV867 前奏曲とフーガ第23番 ロ長調 BWV868 前奏曲とフーガ第24番 ロ短調 BWV869 アーティスト(演奏・出演) 鈴木優人 (チェンバロ) レコーディング セッション録音:2021年10月8〜11日/トッパンホール (東京) プロデューサー:マルティン・ザウアー サウンド・エンジニア:国崎裕 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ 【チェンバロ:Willem Kroesbergen, Utrecht 1987 after J. Couchet, 2 manuals, 8', 8', 4', FF-f'''】 楽器調律:林彰見
フランスを代表する名ピアニスト、ミシェル・ダルベルトによるドビュッシー ★フランスの名ピアニスト、ミシェル・ダルベルトがAPARTEレーベルに登場。磨きぬかれた音色で多彩な世界を描き出し、世界中の聴衆を魅了しています。日本では、NHK「スーパー・ピアノレッスン」で講師を務め多くの愛好家に知られており、昨年2014年には来日30周年の節目を迎え日本の聴衆にも絶大な人気を誇っております。また世界屈指のシューベルト弾きであり、シューベルトのピアノ作品全曲録音も高く評価されています。近年は、あえて避けてきたフランス音楽のレパートリーにも挑戦し新境地をひらいています。ダルベルトは、アルフレッド・コルトーのもとで学んだヴラド・ペルルミュテールに師事し、洒脱な感性に加え、深い知性をフランスものでも発揮しています。★本アルバムは、1997年RCAに録音した「ドビュッシー:前奏曲集第1巻、映像第1集」に続く、ドビュッシーのピアノ作品集。徹底的に吟味された音色、しかし音色だけにとらわれる事なく、一曲ごとの個性を見事に描き分け、音色の変化はもちろんのこと、テンポ、絶妙な間合いとフレージング、曲の構成、すべてが完璧にコントロールされています。そして録音に使われたのは、イタリアの銘器ファツィオリ。最近はコンサートでも演奏し、ダルベルト本人も大変気に入っている楽器です。ファツィオリは音色が多彩で、深みと透明感のある音で多くのピアニストを魅了しています。ダルベルトが隅々まで吟味した音色を、最良のかたちで収録することができています。◆レコード芸術 2016年3月号 特選盤 収録情報 曲目・内容 子供の領分、映像 第2集、前奏曲集 第2集 アーティスト(演奏・出演) ミシェル・ダルベルト(ピアノ) 使用楽器:ファツィオリ、グランド・ピアノF278 レコーディング 録音:2015年5月30日イタリア、マントヴァ、テアトロ・ビビエーナ
これこそ真のドビュッシー、 目から鱗の連続のメルニコフ驚嘆の最新盤! ★ドビュッシー・イヤーの今年、ハルモニア・ムンディは特別なリリースを数本用意しています。その第一弾はメルニコフによる「前奏曲集第2集」。メルニコフの独特な解釈はもちろん、彼所有の1885年頃製のエラール・ピアノを用いている点も注目です。 ★一聴して驚かされるのはその響き。「海」も「前奏曲集第2集」もドビュッシーが印象主義的作風を確立した作品として名高く、茫漠とした響きで再現されることが多いですが、ここでは明快かつ明るい音色でくっきりと輪郭線を描いています。とはいっても即物的なものではなく、たっぷり歌っているのも特徴です。「ビーノの門」「花火」の激しい部分も決して叩かずに凄まじい効果をあげているのがさすが。ドビュッシー自身の演奏はこのようなものだったかと妄想させられます。 ★カップリングはドビュッシー自身がピアノ4手用に編曲した交響詩「海」。手の接近や交差、複雑なトレモロの多用など演奏は極めて難しく、これまでの録音も2台のピアノを用いることばかりでしたが、ここでは若手女流のオリガ・パーシチェンコとエラールの銘器を連弾。1986年生まれのパーシチェンコはリュビモフ門下で、フォルテピアノ、チェンバロ、オルガン奏者として非常に注目されています。この「海」もクリアで推進力に満ち、ドビュッシーが頭で描いていたであろう日本の浮世絵のように鮮やかでクリアな色彩に目から鱗が落ちること間違いありません。 収録情報 曲目・内容 ドビュッシー: 1. 前奏曲集第2集 (全12曲) 2. 交響詩「海」 (作曲者編による4手版) アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ) オリガ・パーシチェンコ (ピアノ) (2) レコーディング 録音:2016年10月19-22日、2017年6月6-7日/テルデックス・スタジオ (ベルリン)
MDGが誇る1901年製スタインウェイで録音した ジン・ジユによるベートーヴェン後期三大ソナタ ★チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクールで入賞を果たし、2010年からMDGレーベルの専属ピアニストとして5枚ディスクを録音しているジン・ジユの新シリーズはベートーヴェンのピアノ・ソナタ。第1弾でいきなり後期三大ソナタに挑戦しました。後期の3つのソナタは、前期、中期の作品とは一線を画す、高い音楽性と孤高の音楽となっており、演奏者の構成力が試される作品ですが、ジン・ジユの深い洞察力と熟成された音楽性で見事表現しています。MDGレーベルが所有するピアノである1901年製スタインウェイD型を使用しての録音。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタVol.1/ジン・ジユ (ピアノ) ・ピアノ・ソナタ 第30番 Op.109 ホ長調 ・ピアノ・ソナタ 第31番 Op.110 変イ長調 ・ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調 アーティスト(演奏・出演) ジン・ジユ (ピアノ) 使用楽器:Steinway D ?Manfred Burki“ 1901
チャイコフスキー国際コンクール優勝から2年。期待の新譜登場!劇的な情感を見事に表現。アレクサンドル・カントロフによる圧倒的なスケールのブラームス!ピアノ・ソナタ第3番、バラード、左手のための「シャコンヌ」が教会に響き渡る! ★SACDハイブリッド盤。2019年に開催された16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝したアレクサンドル・カントロフ。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。現在フランスの英雄として全世界から注目される気鋭のピアニストですが、BISレーベルの社長バール氏はカントロフの才能にいち早く惚れ込み、10代より録音を行ってきました。期待の新録音は2021年3月、フランス、ゲブヴィレールのドミニカ教会におけるセッションでオール・ブラームス・プログラムです!★前作(BIS SA-2380)ではブラームスのラプソディ第1番、ピアノ・ソナタ第2番を収録しましたが、今回はバラード集、ピアノ・ソナタ第3番、そして左手のための「シャコンヌ」を録音しました。ロマン派のなかにありながら純音楽の伝統を固執するブラームスのピアノ作品は特に若手ピアニストにとって難曲といえます。しかし、カントロフは劇的な情感を見事に表現しております。★バラード集とピアノ・ソナタ第3番はブラームスが20歳から21歳にかけて書き上げた作品。初期の作品でありながら音楽的な深みと高度なテクニックを要するこの作品をカントロフは圧倒的なスケールで演奏を展開しており、ブラームスが作曲した年齢と同年代にあたるカントロフが全身全霊で演奏しております。そして、左手のための「シャコンヌ」は研ぎ澄まされた感性と集中力の高さを感じる入魂の演奏。カントロフはドミニカ教会の残響も考慮し、17分半ほどの演奏時間でたっぷりと歌い上げます。好評発売中■リスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番(BIS SA-2100)■ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番、バラキレフ:イスラメイ、他(KKC-5775 / BIS SA-2150)■サン=サーンス:ピアノ協奏曲第3-5番(BIS SA-2300)■ホセ・セレブリエール:「交響的“BACH”変奏曲」〜ピアノとオーケストラのための(BIS SA-2423)■ブラームス:ラプソディ第1番&ピアノ・ソナタ第2番、バルトーク:ラプソディ、リスト:ハンガリー狂詩曲第11番(BIS SA-2380) 収録情報 曲目・内容 ブラームス:1. バラード集 Op.10【 I .ニ短調/ II .ニ長調/ III .ロ短調/ IV .ロ長調】(1854)2. ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5(1853)3. 左手のための「シャコンヌ」(1879) アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・カントロフ(ピアノ/Steinway D) レコーディング セッション録音:2021年3月6-9日/ドミニカ教会、ゲブヴィレール(フランス) プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
リストがワイマール時代に出会った友人、 そして模範とした作曲家たちのオルガン作品集! ★フランツ・リスト (1811-1886) はピアノのヴィルトゥオーゾとして活躍した後、1848年よりワイマールに定住。作曲と指揮に専念するようになり、ゲーテ (1749-1832) やシラー (1759-1805) の時代に全盛を迎えていた同地を、音楽の中心地として再興させました。 ★若手実力派オルガニスト、アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュが全2タイトルの構成でリリースするリストにまつわるアルバム。当CDはその第1弾「リストの友人、そして模範」です。このアルバムにはワイマールで出会ったオルガニスト、作曲家のリッター、ミュラー=ハルトゥング、ヤーダスゾーン、スルツェ、テプファーの作品を収録。リストに多大な影響を与え、革新的な作品を生み出す原動力となったこれらの作品を通し、当時のオルガン音楽の繁栄を垣間見ることができます。第2弾「リスト−オルガン作品の作曲家」 (AU-97793) も近日発売予定。このアルバムにはリストのオリジナル作品を中心に構成。当時ワイマールで活躍していたオルガンの名手たちとの出会いからリストの大規模なオルガン作品が誕生まで、“オルガン作品の作曲家”リストの半生をたどれる内容となっています。 ★ブックレット内のQRコードを読み取ると、audite.deのストリーミング・プラットフォームでヨハン・ハインリヒ・レフラー (1833-1903) の「英雄幻想曲」を聴くことができます。 収録情報 曲目・内容 「リストの友人、そして模範」 1. カール・ミュラー=ハルトゥング (1834-1908) :オルガン・ソナタ第2番 ヘ短調「ただ愛する神の摂理にまかす者」 2. ヨハン・ゴットロープ・テプファー (1791-1870) :オルガン・ソナタ ニ短調 Op.15 3. ベルンハルト・スルツェ (1829-1889) :コンチェルト・ファンタジア ヘ長調 Op.63 4. ザーロモン・ヤーダスゾーン (1831-1902) :ファンタジア〜オルガンのためのト短調 Op.95 5. アウグスト・ゴットフリート・リッター (1811-1885) :自由なコラール前奏曲「主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ」 6. リッター:オルガン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.19 アーティスト(演奏・出演) アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュ (オルガン) レコーディング セッション録音:2021年6月18-20日/ノイミュンスター (チューリッヒ) レコーディング、エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ 楽器:アルテ・トーンハレ・オルガン
大注目のピアニスト、 ハイオウ・チャンがワルトシュタインを録音! ベヒシュタインの美しい調べが イエス・キリスト教会に響く!! ★現在ヨーロッパを中心に活躍する若手ピアニスト、ハイオウ・チャン。「指紋」と題された当アルバムにはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、スクリャービン、ドビュッシー、ラヴェル、そして湖南民謡の瀏陽河を収録。まるで一夜のリサイタルを聴いているかのような充実の構成です。テクニック一辺倒ではない、表情豊かな演奏が持ち味のチャン。繊細なモーツァルト、雄弁な「ワルトシュタイン」、圧倒的な存在感の「ラ・ヴァルス」など、当ディスクで多彩な演奏を聴くことができます。チャンが弾く美しいベヒシュタインの調べがベルリンのイエス・キリスト教会に響き渡ります! ★ハイオウ・チャンは、北京中央音楽学院に学び、2002年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。ヘンスラー・レーベルよりリリースされているリスト・アルバム (98-625) では圧倒的なテクニックを披露し話題となり、ファイと共演したモーツァルト (HC-16037) でも好演を聴かせてくれています。当アルバムでも大家を予感させる豊かな音楽性を余すところなく堪能することができます。 収録情報 曲目・内容 「指紋」 1. J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 2. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332/300k 3. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」 4. スクリャービン:3つの小品 Op.45より第1曲「アルバムの綴り」 5. ドビュッシー:12の練習曲より第11番「組み合わされたアルペッジョのための」 6. ラヴェル:ラ・ヴァルス 7. 湖南民謡 (王建中編曲) :瀏陽河 アーティスト(演奏・出演) ハイオウ・チャン【張海鴎】 (ピアノ;C.Bechstein D282) レコーディング セッション録音:2016年6月27-30日/イエス・キリスト教会 (ベルリン)
ケレメン、ポラトの好演も光る! 名手コッペイがコダーイ・アルバムをリリース! ★丁寧な音楽づくりで定評のある実力派チェリスト、マルク・コッペイ。近年は独auditeレーベルから積極的なリリースが続いております。当アルバムではコダーイに挑みました。★ハンガリーを代表する作曲家コダーイ。バルトークと協力して自国の民謡を収集し、それらの民謡を自身の音楽的語法の礎とした作曲家として知られます。様々なジャンルに作品を残していますがチェロのための作品は現代のチェリストの必須レパートリーとなるほどの傑作揃い。なかでも無伴奏ソナタはバッハの組曲以来の誉れ高い20世紀の傑作に讃えられます。★このほかラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日でもおなじみの俊英ピアニスト、マタン・ポラトとの共演でチェロ・ソナタとソナチネを、ハンガリーの名手バルナバーシュ・ケレメンと共演で二重奏曲も収録してるのも注目すべきところ。コッペイの表情豊かな演奏で聴くコダーイは当楽曲を収めた新スタンダードの誕生といえる充実の内容です!★コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。好評発売中■ハイドン&C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集(AU-97716)■ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「ソロモン」(AU-97734)■ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集(AU-97777)■ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集(KKC-5889 / AU-23440) 収録情報 曲目・内容 1. 無伴奏チェロ・ソナタ Op.8(1915)2. チェロ・ソナタ嬰ヘ短調 Op.4(1909-1910)3. チェロのピアノのためのソナチネ(1921-1922)4. ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7(1914) アーティスト(演奏・出演) マルク・コッペイ(チェロ)[track-4] バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)[track-2,3] マタン・ポラト(ピアノ) レコーディング セッション録音:[track-2,3] 2020年9月6日、[track-1] 2020年9月7日、[track-4] 2020年9月8日/ニコデマス文化教会(ベルリン)レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
祝・70歳記念 アンドラーシュ・シフ 約10時間にわたる貴重な映像を1枚のブルーレイに収録 ★膨大な映像を1枚のブルーレイ・ディスクに収録したEURO ARTSの好企画SD on Blu-ray。今回は今年70歳を迎える現代最高のピアニストのひとり、アンドラーシュ・シフ (1953年12月21日-) の貴重映像集です。 ハンガリー出身のシフによるバルトークの協奏曲全曲。「当代最高のシューベルト弾きのひとり」として評価の高いシフによるシューベルトの「即興曲集」&「楽興の時」。そして 塩川悠子 (ヴァイオリン) 、 今井信子 (ヴィオラ) 、 ミクローシュ・ペレーニ (チェロ) ら名手たちとのブラームス四重奏曲。そしてモーツァルトの最高の体現者たるため創設したカペッラ・アンドレア・バルカとの演奏など、1989年から2008年の約20年間にわたる映像を10時間分1枚のブルーレイに収録した貴重な映像集です。 収録情報 曲目・内容 『アンドラーシュ・シフ/コレクション・エディション』 バルトーク: ピアノ協奏曲第1番 イ長調 Sz.83 ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Sz.95 ピアノ協奏曲第3番 ホ長調 Sz.119 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) サー・サイモン・ラトル (指揮) バーミンガム市交響楽団 収録:1997年 ブラームス: ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25 ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 塩川悠子 (ヴァイオリン) 今井信子 (ヴィオラ) ミクローシュ・ペレーニ (チェロ) 収録:1993年 ヤナーチェク: 草陰の小径にて ピアノ・ソナタ「1905年10月1日の街角で」 変ホ短調 ヴァイオリン・ソナタ* アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 塩川悠子 (ヴァイオリン) * 収録:1990年 シューベルト: アルペジオーネ・ソナタ イ短調D821 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) ミクローシュ・ペレーニ (チェロ) 収録:1991年 楽興の時 D780 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 収録:1990年 ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調作品99 (D898) ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調作品100 (D929) アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 塩川悠子 (ヴァイオリン) ミクローシュ・ペレーニ (チェロ) 収録:1991年 即興曲 (全曲) D899 [第1番ハ短調/第2番変ホ長調/第3番変ト長調/第4番変イ長調] D935 [第1番へ短調/第2番変イ長調/第3番変ロ長調/第4番へ短調] アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 収録:1989年 J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 収録:1990年 イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971 フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調 BWV 992 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903 アンドラーシュ・シフ (ピアノ) 収録:1989年 モーツァルト: 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲 ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466 カペッラ・アンドレア・バルカ アンドラーシュ・シフ (指揮、ピアノ) 収録:2008年 アーティスト(演奏・出演) アンドラーシュ・シフ (ピアノ) レコーディング 収録:1989?2008年
古楽指揮者ジュリアン・パーキンスのピアノも光る、 近代イギリス・ピアノ・デュオ集 ★連弾または2台ピアノはフランス、ドイツ、ロシアに魅力作が豊富なイメージがありますが、意外にも発祥は16世紀のイギリス。20世紀のイギリス作品を集めた意欲的なアルバムの登場です。 ★20世紀といっても前衛的なものではなく、いずれもメロディアスで聴きやすいものばかり。原曲はオーケストラのレノックス・バークリーの「パーム・コート・ワルツ」ノスタルジックな情感は特にオススメ。またコンスタント・ランバートは全体で約9分の間、一度も黒鍵が現れない作品。南米風のリズムが心地よく、驚くほど豊かな音で盛り上がります。アーネルのソナチネ、ドッジソンの2篇は世界初録音。 ★ナポリ出身のエマ・アッバーテと、古楽指揮とクラヴィコード、チェンバロ奏者として著名なジュリアン・パーキンスによるピアノ・デュオがBIS登場。これまで他レーベルからフォルテピアノ連弾によるモーツァルト集をリリースしてきましたが、今回はスタインウェイDを存分に鳴らして充実した世界を作り上げています。古楽界の大物パーキンスは近代作品でも新鮮な解釈を聴かせてくれます。 収録情報 曲目・内容 20指のトーナメント 〜 イギリスのピアノ・デュオ作品 1. レノックス・バークリー:パーム・コート・ワルツ Op.81の2 2. レノックス・バークリー:4手のためのソナチネ変ホ長調 Op.39 3. レノックス・バークリー:主題と変奏曲 Op.73 4. リチャード・アーネル:4手のためのソナチネ Op.61 5. スティーヴン・ドッジソン:20指のトーナメント 6. スティーヴン・ドッジソン:4手のためのソナタ 7. コンスタント・ランバート:白鍵のための3つの黒人小品 アーティスト(演奏・出演) エマ・アバーテ&ジュリアン・パーキンス (ピアノ・デュオ) レコーディング 録音:2020年11月16-17日/セント・ジョージ (ブリストル)
平均律クラヴィーア曲集第1巻作曲300年記念ベルギーの奇才リベールが放つ、バッハとの対話 ★ベルギーの奇才、ジュリアン・リベールによるバッハの登場!バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻の長調の楽曲と、それぞれの楽曲に呼応するようにリベール自身がセレクトした、のちの時代の作曲家たちによる短調の楽曲を並べ、バッハと様々な作曲家たちによる対話のようなプログラムとなっています。モーツァルトの自動ピアノのための幻想曲はブゾーニによる2台ピアノ版で、ラルームが共演しているのも注目です。ピアノは、バレンボイムが使用していることでも知られている、クリス・マーネ製による並行弦グランドピアノを使用。新しいバッハ像が浮彫となってきます!ジュリアン・リベール(1987年、ベルギー生まれ)6歳でピアノを始める。ジャン・ファッシーナ、そしてピリスの薫陶を受ける。ピリスとは演奏会でも共演を重ね、ピリスから音楽を生きることについて学んだ。2008年、ヨーロッパの若き才能あるソリストに与えられるユベントス賞を受賞。ヨーロッパおよび日本でも演奏をするなど、世界的に活躍している。室内楽ではデュメイ、ブラレイらと共演。テレビ番組でプレゼンターを務めて哲学など他分野のエキスパートと対談をしたり、困難な状況にあるブリュッセル郊外の小学校で音楽教育にあたるなど、音楽を広めるために様々な活動を展開している。 収録情報 曲目・内容 [CD1]1-2. バッハ:プレリュードとフーガ ハ長調 HWB 8463. ベートーヴェン:バガテル ハ短調 WoO 524-5. バッハ:プレリュードとフーガ 嬰ハ長調 BWV 8486. ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 op. 50 no. 3 (Moderato)7-8. バッハ:プレリュードとフーガ ニ長調 BWV 8509. ラフマニノフ:前奏曲 ニ短調 op. 23 no.310-11. バッハ:プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV 85212. フォーレ:前奏曲 変ホ短調 op. 103 no. 6 13-14. プレリュードとフーガ ホ長調 BWV 85415. ラヴェル:フーガ(Allegro moderato) ホ短調(クープランの墓より)16-17. バッハ:プレリュードとフーガ ヘ長調 BWV 85618. モーツァルト/ブゾーニ編による2台ピアノ版:自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K608*[CD2]1-2. バッハ:プレリュードとフーガ 嬰ヘ長調 BWV 8583. ブラームス:カプリッチョ(Un poco agitato) 嬰へ短調 op. 76 no. 14-5. バッハ:プレリュードとフーガ ト長調 BWV 8606. ショスタコーヴィチ:プレリュード ト短調 op. 34 no. 227-8. バッハ:プレリュードとフーガ 変イ長調 BWV 8629. ブゾーニ:プレリュード(Andantino) 嬰ト短調 op. 37 no. 12 (BV 181/12)10-11. バッハ:プレリュードとフーガ イ長調 BWV 86412. リゲティ:ムジカ・リチェルカータ I on A (Sostenuto)13-14. バッハ:プレリュードとフーガ 変ロ長調 BWV 86615. レーガー:2つのパートのカノン 変ロ短調 op.19(すべての短調と長調による111のカノン WoO III/4, 第1巻より)16-17. バッハ:プレリュードとフーガ ロ長調 BWV 86818. シェーンベルク:6つのピアノ小品 op.1919. バッハ:プレリュード ハ長調 BWV 846 アーティスト(演奏・出演) ジュリアン・リベール(ピアノ/クリス・マーネ製)アダム・ラルーム(ピアノ)*クリス・マーネ製の並行弦グランドピアノを使用 レコーディング 録音:2021年7月、サル・フラジェ(ベルギー)
ギーゼキングのモーツァルト、 ピアノ独奏曲全集が新マスタリングでこの価格! ★Profileレーベル、大好評のBoxシリーズにギーゼキングが登場しました。それもモーツァルトのピアノ独奏曲をほぼすべて収録した8枚組が超お買い得価格となっています。 ★ギーゼキング芸術のなかでもとりわけ評価の高いのがモーツァルト。透明かつ崇高な音世界をじっくり聴かせ、60年以上経った今日でも、最高の演奏とする人も多い決定盤中の決定盤。重さや濁り、停滞感といったものが皆無なピアニズムは驚異的です。 ★ピアノ・ソナタや変奏曲全曲はもとより、K.1番代までもおさえているのも嬉しい限り。「トルコ行進曲」や「きらきら星」変奏曲ももちろん収録。 ★以前EMIからリリースされていましたが現在入手困難なうえ、今回はTHSスタジオのホルガー・ジードラーが新マスタリングを施しているのも注目。さらに驚きの価格で、新たなギーゼキングの名モーツァルトBoxの登場となります。 収録情報 曲目・内容 ギーゼキング、モーツァルト・ピアノ独奏曲全集 Disc 1 71'25" メヌエットとトリオ ト長調K.1/メヌエット ヘ長調K.2/アレグロ 変ロ長調K.3/メヌエット ヘ長調K.4/メヌエット ヘ長調K.5/グラーフの歌曲『われらは勝てり』による変奏曲K.24/『ウィレム・ヴァン・ナッサウ』による変奏曲K.25/アレグレットの主題による変奏曲K.54/メヌエット ニ長調K.94/サリエリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』による変奏曲K.180/フィッシャーのメヌエットによる変奏曲K.179 (189a)/ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279/第2番ヘ長調K.280/第3番変ロ長調K.281 Disc 2 ピアノ・ソナタ 65'47" 第4番変ホ長調K.282/第5番ト長調K.283/第6番ニ長調K.284/第7番ハ長調K.309/アレグロ ト短調K.312 Disc 3 ピアノ・ソナタ 69'32" 第8番イ短調K.310/第9番ニ長調K.311/第10番ハ長調K.330/ボーマルシェの『セビリャの理髪師』による変奏曲K.354/カプリッチョ ハ長調K.395/きらきら星変奏曲 K.265 Disc 4 ピアノ・ソナタ 69'23" 第11番イ長調K.331/第12番ヘ長調K.332/第13番変ロ長調K.333/『美しいフランソワーズ』による変奏曲K.353/ドゼードの『ジュリー』による変奏曲K.264 Disc 5 66'35" 8つのメヌエットとトリオK.315a/グレトリーの『サムニウム人の結婚』の結婚行進曲による変奏曲K.352/アレグロ変ロ長調K.400/前奏曲とフーガ ハ長調K.394/フーガ ト短調K.401/幻想曲ハ短調K.396/幻想曲ニ短調K.397/組曲ハ長調K.399/パイジェッロ『哲学者気取り』による変奏曲K.398 Disc 6 69'43" 小葬送行進曲K.453a/サルティの『とんびに油揚げ』による変奏曲K.460/グルックの『メッカの巡礼』による変奏曲K.455/幻想曲ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457/ロンド ニ長調K.485/アレグレットとメヌエットK.498a/アレグレットによる変奏曲K.500 Disc 7 60'07" 6つのドイツ舞曲K.509/ロンド イ短調K.511/ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533/ロンド ヘ長調K.494/アダージョ ロ短調K.540/ピアノ・ソナタ第15 番ハ長調K.545/ピアノ・ソナタヘ長調K.547a Disc 8 69'18" ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570/第17番ニ長調K.576/デュポールのメヌエットによる変奏曲K.573/小さなジーグト長調K.574/アンダンティーノ変ホ長調K.236/メヌエットニ長調K.355/アダージョ ハ長調K.356/『女はたいしたものだ』による変奏曲K.613/ロンド ヘ長調 K.616 アーティスト(演奏・出演) ワルター・ギーゼキング(ピアノ) レコーディング 録音:1953、54年(モノラル)
★SACDハイブリッド盤。2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のほか、同コンクールの室内楽賞、札幌市長賞など数々の賞に輝いたジャン・チャクムルのデビュー盤がBISレーベルより緊急リリース!2019年1月、コンクールの会場となったアクトシティ浜松におけるセッション録音です。 ★収録作品は予選でも絶賛されたハイドンのアンダンテと変奏曲、バルトークの戸外にて、当コンクールの委嘱作品である佐々木冬彦作曲のSACRIFICE、さらにはベートーヴェン(リスト編曲)のアデライーデ、シューベルトのピアノ・ソナタ第7番、そしてチャクムルの母国であるトルコ出身のピアニスト、ファジル・サイ作曲のブラック・アースです。繊細で透き通るように美しいチャクムルの演奏を堪能することができます。 ★1997年トルコのアンカラ生まれのジャン・チャクムルはレイラ・ベケンシル及びアイシェ・カプタンのもとで音楽を学び始め、6年間師事した菅野潤やエムレ・シェンに多大な影響を受けました。2012年にアンカラの高校を卒業後、パリのスコラ・カントルムにてマルセラ・クルデリに師事し2014年に首席で卒業。現在はワイマールにてグリゴリー・グルツマンに師事し研鑽を積んでおり、同時にベルギーのダイアン・アンダーセンとの活動を継続。TUPRAS社をスポンサーに、ピアノデュオ、ペキネル姉妹が主導する若い演奏者が国際舞台で活躍することを目的とした音楽教育プロジェクト:G&S Pekinel Young Musicians on the World Stagesに選出され、研鑽のためのグランンドピアノが供与されています。コンクール歴も華々しく、2017年にはスコットランド国際ピアノコンクールで第1位、翌2018年には第10回浜松国際ピアノコンクールで第1位を受賞するなど、現在その活躍が最も期待される若手ピアニストのひとりです。なお、チャクムルは同コンクールの優勝者ツアーとして2019年4月より全国20公演をこえる演奏会が予定されております。 【曲目・内容】 2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位/ジャン・チャクムル 1.-2.ベートーヴェン(リスト編曲):アデライーデ S.466 R.121 3.-6.シューベルト:ピアノ・ソナタ第7番 変ホ長調 D.568 7.-10. ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII/6 11.ファジル・サイ(1970-):ブラック・アース(黒い大地) Op.8 12.-16.バルトーク:戸外にて Sz.81 17. 佐々木冬彦(1965-):SACRIFICE(2017) 【アーティスト(演奏・出演)】 ジャン・チャクムル(ピアノ/Kawai SKEX(Shigeru Kawai Concert Grand)) 【レコーディング】 セッション録音:2019年1月/アクトシティ浜松コンサートホール
2020年ピエール・ブーレーズ・ザールで収録された バレンボイム5度目のベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全集が ブルーレイ&DVDでリリース! ボーナス映像として、インタビュー&マスタークラスを収録! 若手有望ピアニストのカントロフ、ミルステイン、ミュラーの3人が登場! ★2022年に80歳を迎えるダニエル・バレンボイム (1942〜) 。ベートーヴェン生誕250周年にあって、COVID-19の世界的パンデミック始まりの年となった2020年にバレンボイムにとって5度目となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音に挑みました。バレンボイムは2020年4〜6月にかけてベートーヴェンをより深く探求、4月にはピエール・ブーレーズ・ザールから全世界にライヴ・ストリーミング・コンサートを行いディアベッリ変奏曲を録音、その後ソナタ全32曲を録音しました。すでにCD全集は発売されていますが、この度ピエール・ブーレーズ・ザールで収録された全曲演奏の模様がブルーレイとDVDでリリースされます。バレンボイムは、1回目 (EMI/1966〜69年) 、2回目 (DG/1981〜84年) 、3回目 (映像メトロポリタン・ミュニック制作 EuroArts/1983〜84年) 、4回目 (DECCA/2005年) 、5回目 (DG/2020年) と本作を入れて5回ベートーヴェンのソナタ全曲を録音しています。古今東西、偉大なるピアニストは存在しますが、5度の録音機会がある演奏家はバレンボイムにおいて、他にいないでしょう。 ★当ボックスには、バレンボイムがベートーヴェンのピアノ・ソナタについて語ったインタビュー映像と、若手ピアニストたちとのマスタークラスの映像も収録されています (日本語字幕付) 。インタビューでは、ベートーヴェンとの初めての出会いや、若い頃からピアニストとして活躍していたバレンボイムならではの逸話を披露しています。マスタークラスには、 22歳で挑んだ2019年チャイコフスキー国際コンクールにおいて優勝を果たしたアレクサンドル・カントロフ、ネルソン・ゲルネル門下のナターリア・ミルステイン、そしてボン出身のファビアン・ミュラーが登場。若い有望な演奏家を次世代につなぐため、細かなダイナミクス、アーティキュレーションまで具体的に指摘し熱心に指導する姿が印象的です。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 (+インタビュー&マスタークラス) BD1 ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3 ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7 ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3 ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』 ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22 BD2 ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2 ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26『葬送』 ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1 ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』 ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2 ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』 ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1 ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』 ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3『狩』 ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』 BD3 ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』 ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 BD4 ●インタビュー:ダニエル・バレンボイム、ベートーヴェンのピアノ・ソナタについて語る ●ダニエル・バレンボイムによるマスタークラス 1. アレクサンドル・カントロフ (ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2) 2. ナターリア・ミルスタイン (ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』) 3. ファビアン・ミュラー (ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』) アーティスト(演奏・出演) ダニエル・バレンボイム (ピアノ) レコーディング 収録:2020年5月18〜31日、ピエール・ブーレーズ・ザール 映像監督:フレデリック・ドゥレスク
チャクムルの真骨頂、 東方色香る技巧的ピアノ曲の挑戦! ★2018年浜松国際ピアノ・コンクール優勝者ジャン・チャクムル。1997年トルコ生まれの彼にぴったりなレパートリーによる意欲的アルバムの登場です。 ★いずれも興味深い曲で、バルトークの「ピアノ・ソナタ」のような名作や、リパッティの名録音で知られるエネスコの「ピアノ・ソナタ第3番」をチャクムル最新の若さはじける演奏で聴けるのは大歓迎と申せましょう。 ★注目なのが大指揮者ミトロプーロスのピアノ曲「パッサカリア、間奏曲とフーガ」。ミトロプーロスはピアノの名手としてプロコフィエフやクシェネクの協奏曲を弾き振りで録音したほか、ブゾーニ門下の作曲家としても先鋭的感覚の作品を残しています。「パッサカリア、間奏曲とフーガ」はベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーの助手を務めていた時期の作で、複雑な技法に驚かされます。 ★さらに嬉しいのがチェクムル同郷の偉大な先達アフメド・アドナン・サイグン (1907-91) のピアノ・ソナタ。サイグンはトルコ最大の作曲家で、バルトークのように自国の民俗音楽を研究して作品に採り入れました。「ピアノ・ソナタ」は4楽章23分の大作で、死の数日前に完成した最後の作品。民俗音楽を見事に昇華させていますが、さすがチャクムルはそれを肌で理解し、最高の説得力豊かな世界を語っています。 ★4曲いずれも難技巧とエネルギーが要求され、構成力が試される多楽章形式ながら、チャクムルは余裕の指さばきで、全く新しい生命力を作品に吹き込んでいます。 収録情報 曲目・内容 国境なきピアノ曲 1. バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 2. ミトロプーロス:パッサカリア、間奏曲とフーガ (1924) 3. サイグン:ピアノ・ソナタ Op.76 4. エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.24 の 3 アーティスト(演奏・出演) ジャン・チャクムル (ピアノ) シゲル・カワイSK-EXコンサート・グランド使用 レコーディング 録音:2021年5月17-20日/テスマー・トーンスタジオ (ハノーファー) エンジニア&プロデューサー:インゴ・ペトリ
ヴァインベルク生涯最大の危機的時期に生み出された 歴史の証言的ピアノ曲 ★近年録音が増えるヴァインベルク作品にMDGも挑戦。ユニークなレパートリーに高水準の演奏を見せるドイツの中堅シュテファン・イルマーも初挑戦です。 ★ヴァインベルクはナチスから逃れたものの、1950年代初めのスターリンのユダヤ人一掃のため無実の罪で投獄され、死刑宣告までされました。スターリン急逝により奇跡的に生還したものの、投獄前と後では人生観が変わったことは間違いないでしょう。 ★このアルバムは逮捕前の1951年と解放後1945-6年にピアノ曲を集めています。この時期1948年から58年まで悪名高い「ジダーノフ批判」が席巻し、作曲家たちはがんじがらめの制約を受けていました。51年のソナチネはショスタコーヴィチに献呈されたもので、技術的にも内容的にも分かりやすさが魅力。解放直後のパルティータは釈放に尽力してくれた恩人アヴトミヤンに献呈されたもので、生前は出版されませんでした。彼が経験した精神的苦痛が音化されています。 ★ヴァインベルクのピアノ曲を代表するソナタ第4番は近年ではアヴデーエワも愛奏していますが、イルマーも熱演、さらに複雑な第5番もバッハすら思わせる深みを示しています。 収録情報 曲目・内容 ヴァインベルク:1951-1956年のピアノ作品 1. ソナチネOp.49 (1951) 2. パルティータOp.54 (全10曲) (1954) 3. ピアノ・ソナタ第4番Op.56 (1955) 4. ピアノ・ソナタ第5番Op.58 (1956) アーティスト(演奏・出演) シュテファン・イルマー (ピアノ) 1901年製スタインウェイ レコーディング 録音:2022年10月4-6日/マリーエンミュンスター修道院コンツェルトハウス