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ジュヴレ・シャンベルタン村中心部に1900年代初頭から続く名門ドメーヌ! ジュヴレ・シャンベルタン村中心部に1900年代初頭から続く名門ドメーヌで、1980年より4代目ジェラール・キヴィが運営しています。2つのグラン・クリュ(「シャルム・シャンベルタン」と「シャペル・シャンベルタン」)を含む合計7ヘクタールの所有畑は樹齢45?100年のヴィエイユ・ヴィーニュで覆い尽くされ、早2003年より、その全面積で実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を実践しています。 ジュヴレ・シャンベルタンは前世紀末以降、特定の評論家や市場の嗜好の変遷に合わせてワインのスタイルを大きく変転させてきた産地として知られますが、ジェラールはそういったムーブメントを傍目に見ながら、迷いもせず、疑いもせず、ただ一筋に「ブルゴーニュワインの本流、本質」を追求する道を歩んできました。 「毎年のようにドメーヌを訪れ、私のワインを一緒に試飲し、味に納得して購入してくださるフランス及び近隣諸国の消費者を大切にしています。それこそ2?3代にわたって通ってくださるご家族もたくさんおられます。自慢の家庭料理に合わせて日常的にワインを楽しむ彼らの舌は本当に肥えており、造り手として彼らとの試飲は真剣勝負です。「ブルゴーニュワインの正しい答え」は、常に彼らが持っていると考えています。」 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・コルボー」は、マジ・シャンベルタンに隣接する1級畑。0.18ha。樹齢45?60年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽100%でマロラクティック発酵&20ヶ月間熟成。 ■テクニカル情報■ 栽培:2005年より実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤等原則として一切使用しない。 醸造:収穫はすべて手摘み。除梗100%。天然酵母のみで発酵。無清澄・ノンフィルターでビン詰め。 Domaine Quivy Gevrey Chambertin 1er Cru Les Corbeaux ドメーヌ・キヴィ ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・コルボー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine Quivy / ドメーヌ・キヴィ ジュヴレ・シャンベルタン村中心部に1900年代初頭から続く名門ドメーヌ! ジュヴレ・シャンベルタン村中心部に1900年代初頭から続く名門ドメーヌで、1980年より4代目ジェラール・キヴィが運営しています。2つのグラン・クリュ(「シャルム・シャンベルタン」と「シャペル・シャンベルタン」)を含む合計7ヘクタールの所有畑は樹齢45?100年のヴィエイユ・ヴィーニュで覆い尽くされ、早2003年より、その全面積で実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を実践しています。 ジュヴレ・シャンベルタンは前世紀末以降、特定の評論家や市場の嗜好の変遷に合わせてワインのスタイルを大きく変転させてきた産地として知られますが、ジェラールはそういったムーブメントを傍目に見ながら、迷いもせず、疑いもせず、ただ一筋に「ブルゴーニュワインの本流、本質」を追求する道を歩んできました。 「毎年のようにドメーヌを訪れ、私のワインを一緒に試飲し、味に納得して購入してくださるフランス及び近隣諸国の消費者を大切にしています。それこそ2?3代にわたって通ってくださるご家族もたくさんおられます。自慢の家庭料理に合わせて日常的にワインを楽しむ彼らの舌は本当に肥えており、造り手として彼らとの試飲は真剣勝負です。「ブルゴーニュワインの正しい答え」は、常に彼らが持っていると考えています。」 醸造家が作り出すスタイルや表現をこのように鑑賞してもらいたいといったような顕示はまるでなく、平静な心で「本質との対話」を日々繰り返し、やがて、辿り着いた「ブルゴーニュワインの最深奥」。 ジェラールの作品に感じられるのは、ブルゴーニュワインへの限りない愛であり、深い癒しであり、絹のような極上の美味です。
ルフレーヴと比肩されるピュリニー・モンラッシェの名門が手掛ける、ジューシーなラズベリーの果実味とふくよかな糖分が非常に魅力的な赤ワイン! カリヨン兄弟は共に素晴らしいワインを造っているが、そのスタイルは全く異なる。フランソワはモダニスト、ジャックはトラディショナリスト。フランソワが造るワインは、早い段階から楽しめるワインを徹底的に理解し、長期的な視点で造られている事は間違いない。ジャスパーモリス ブルゴーニュで最も名高い白ワインの銘醸地ピュリニー・モンラッシェ村で16世紀から続くカリヨン家のブドウ栽培の伝統を引き継ぎ、2010年に設立されたドメーヌ・フランソワ・カリヨンは、ピュリニー・モンラッシェ村の中心部にドメーヌを構え、現在ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、サン・トーバンに跨る計16ヘクタールの自社畑を所有しています。批評家から絶大な称賛を受けているフランソワ・カリヨンのワインは、数あるブルゴーニュの偉大な白ワインの中でもトップクラスのエリート生産者と見なされ、世界でも一流クラスのレストランでサーブされるワインの部類に入ります。 カリヨンの手掛ける白ワインは、生き生きとした生彩でエレガントかつフルーティなスタイルを持ち、個々の畑のテロワールの持ち味を見事に体現しています。フランソワの仕事は、主にブドウ栽培に集約されます。限りなく有機農法に近い栽培手法をとり、常に最高品質のブドウを作るべく、地道で骨の折れる努力を重ねてきました。 「ブルゴーニュ・コート・ドール ルージュ」は、ピュリニー・モンラッシェとコルポー南部の畑になる樹齢60年以上の古木ブドウを使用します。ピュアなレッドチェリーのアロマが心地よい、凝縮感のある味わいへと導きます。ジューシーなラズベリーの果実味とふくよかな糖分が非常に魅力的なワインを生み出し、歯ごたえと緻密なフィニッシュへと続く1本です。 ■2020年ヴィンテージ情報■ 「生育期は、暑く、とても乾燥していたため、ウドンコ病が若干発生したことを除いては、病害の心配はほとんどなく、畑での作業は比較的楽でした。また、4月初旬に発生した霜以外は、大きな気候の変化はありませんでした。8月17日にブドウが最も早く熟した区画から収穫を開始し、19日から本格的な収穫作業が始まりました。収量は平均25hl/haとやや少なめで、アルコール度数は13?13.5%でした。2020年はよく熟していますが、クラシックなスタイルのワインで、透明感に加えて見事な酸があり、綺麗に熟成していくことが期待できます。」≪バーグハウンド#87号 2022/6/10掲載記事より フランソワ・カリヨンのコメント≫ Francois Carillon Bourgogne Cote d'Or Pinot Noir フランソワ・カリヨン ブルゴーニュ・コート・ドール ピノ・ノワール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ドール 原産地呼称:AOC.BOURGOGNE COTE D'OR ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディFrancois Carillon / フランソワ・カリヨンLeflaiveやComtes Lafonと同じくクライヴ・コーツ最高評価の3ツ星生産者カリヨン家の新たなるワイン!コント・ラフォンやルフレーヴと同じくクライヴ・コーツから最高評価の3ツ星で称えられる偉大な白の造り手、ルイ・カリヨン。ヴィニュロンとしての歴史は1520年まで遡ることができるピュリニー・モンラッシェの名家である。近年、16代目となるジャックとフランソワ・カリヨン兄弟がそれぞれ醸造と栽培を担っていたが、父親のルイの引退を期に所有畑が分割されることになった。2010年、フランソワはペリエールやシャン・ガン等ピュリニーが誇るプルミエクリュを含む約5.4haの畑を継承し、兄のジャックが継いだドメーヌから独立。こうして誕生したカリヨン家の新たな醸造所がフランソワ・カリヨンである。1988年から畑で働き始めたフランソワのワイン造りへのモットーは「畑がワインのクオリティを造る」である。ブドウ栽培にはビオロジックを採用。1992年から除草剤は使わず、馬やトラクターを用いて畑の土を耕し、剪定や芽かきによる収量制限は平均40hl/haと厳しい。ルイ・カリヨンのクオリティを支えてきた祖父仕込みの職人気質の畑の手入れは、様々な生産者を見てきたワイン・アドヴォケイト誌の評論家ですら「すっかり圧倒された」とコメントするほどである。細部にこだわるブドウ栽培の一方、醸造については「ブルゴーニュの伝統の手法」と多くを語らない。畑の格付けに関わらずどのワインの発酵・熟成にもバリックを用い、自然酵母のみで発酵させ、常にマロラクティック発酵を行う。ルイ・カリヨン時代と変わりがないというワイン造りとはいうものの、父のドメーヌでは瓶詰めは3月と決まっていたが、フランソワはワインの熟成状態を見て瓶詰め時期を決める等、微細な調整を重ねてフランソワ・カリヨンのワインは造られている。現在、カリヨン家から受け継がれた由緒正しき畑に加え、畑仕事に並々ならぬ情熱を注ぐフランソワが厳選し手に入れた畑からもワインを手掛けている。どのワインも偉大な地で生まれるシャルドネの厳格さと華やかさを備え、ゴージャスで生き生きとしたキャラクターが魅力である。フランソワが初めて栽培から醸造まで一貫して手掛け、評論家から高い評価を受けており、ブルゴーニュの名門から現れたこの経験豊かな『新星』がブルゴーニュの偉大な白の新たな歴史を造ることに疑いの余地はない。
常に高評価を獲得する、シャトーヌフ・デュ・パプの実力派「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」! 通常3000-5000本程度しか生産されない、テール・ダルジールと同じ畑でも、グルナッシュ100%で造られる特別な希少キュヴェ。 代々、ブドウ農家であったエメ・サボン氏が、1973年より元詰めを始め、「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」を設立しました。1991年以降、ブドウ栽培と醸造学の学士を持つ息子のクリストフ氏とその妻がドメーヌの管理を引き継ぎ、膨大なエネルギーと情熱を注ぎ込むことによって、品質は目覚ましく向上。今日ではシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者として名を馳せています。 「コート・デュ・ローヌ レ・ガリグ」は、グルナッシュの生産量によってはリリースされない年もある。通常3000?5000本程度しか生産されない為、日本への入荷は僅か。南仏のピノ・ノワールと言われるグルナッシュだけあって、洗練されたアロマが際立つ。潰したイチゴやカシス、牡丹、スミレやドライハーブや甘草、スパイスが印象的。栽培面積2.5ha、平均収量28hl/ha。75%除梗。フードルで12ヵ月熟成。 ■2020年ヴィンテージ情報■ 2020年は、オールラウンドでバランスのとれた年。2020年ヴィンテージは、穏やかな生育の年と葡萄の調和の取れた発育の賜物です。したがって、ワインメーカーが、テイスティングですでに輝かしいことを証明しているシャトーヌフ・デュ・パプを収穫し、醸造することができたことは、喜ばしく思っています。2020年ヴィンテージは、白ワインは良い酸味とエレガントさが特徴です。赤ワインは2019年よりも色調は濃くありませんが、アルコール度数も低く、フレッシュさと果実の純粋さ、タンニンのフィネスがあります。 DOMAINE DE LA JANASSE COTES DU RHONE LES GARRIGUES ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス コート・デュ・ローヌ レ・ガリグ (ギャリーグ) 生産地:フランス ローヌ 原産地呼称:AOC. COTES DU RHONE ぶどう品種:グルナッシュ 100% アルコール度数:15.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワイン・アドヴォケイト:(91-93) ポイント RP (91-93) Reviewed by: Joe Czerwinski Drink Date: 2022 - 2033 From a parcel of old-vine Grenache north of Courthezon, the 2020 Cotes du Rhone Les Garrigues does indeed offer up lovely garrigue-like aromas of lavender, thyme and bay leaf, plus blueberries, blackberries and raspberries. Full-bodied, silky and elegant, with a long finish, it's a super Cotes du Rhone. After so many years at the helm of this historic estate, Christophe Sabon always has some interesting observations regarding vintages. "We try to be careful to keep some freshness in the warm vintages," he said, referring to the 2019s. "At the start, I find the vintage too warm, and now, I find they develop more freshness and elegance." On the other hand, he said of the 2020s, "We had good yields, but sometimes, too good." I find both of those assessments spot-on when looking at the wine of Domaine de la Janasse, with some of the 2020s lacking the density and richness of a truly great year, while the 2019s here look particularly strong at the lower end of the range. The Cotes du Rhone Villages Terre de l'Argile and Cotes du Rhone Les Garrigues could easily pass as Chateauneufs in a blind tasting. Consulting his diaries for the 2011 harvest, Sabon reports that while the harvest started early, it ended relatively late, with the last Grenache coming in on September 28 at a potential alcohol reading of 16.5% and the last Mourv?dre on October 3 at 16.7%. Yet the 2011s from Domaine de la Janasse don't come across as hot or overripe and remain near the head of the class from that vintage. They're definitely worth drinking, if you're lucky enough to have some in the cellar or come across them at auction or on restaurant lists. ジェームス・サックリング:91 ポイント DOMAINE DE LA JANASSE COTES-DU-RHONE LES GARRIGUES 2020 Monday, May 22, 2023 CountryFrance Region Rhone Valley Vintage2020 Score 92 An aromatic nose of wild berries, dried thyme, candied cherries and spice box. Medium body with fine tannins. It's round and velvety with such volume and balance for the appellation. Vibrant and full of juicy red berries on the palate. Fresh and transparent at the crunchy finish. 100% grenache. Drink or hold.DOMAINE DE LA JANASSE / ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス - 歴史 - まず、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは家族による日々のたゆまぬ努力の末に結実した成果であることを表したい。 父、エメ・サボンは1973年にセラーを建設、地元では“ジャナス”と呼ばれていたCourthezonの自営農場から“ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス”を設立した。 彼は新たな区画を入手してドメーヌを拡大することに熱意を燃やし、ドメーヌは当初の15haから今日90haにまで所有区画を増やしている。 息子のクリストフはワインの栽培と流通を学んだあと、1991年に父からドメーヌを受け継いだ。彼は様々なキュヴェを生みだし、このドメーヌの業績を発展させている。2001年にはクリストフの妹イサベルもボルドー大学醸造科を卒業し、ドメーヌに加わった。ドメーヌは現在、様々なタイプの土壌(粘土質砂、丸く削られた礫石、赤土など)からなる60以上の区画を所有・運営している。細部まで行き届いた情熱的な作業 の結果、凝縮した、しかし洗練されたエレガントなワインがもたらされる。特に、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ショーパン、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ テッレ・ダルジール はシャトーヌフ・デュ・パプ のテロワールを素晴らしく表現している。 - ドメーヌの哲学 - ドメーヌの哲学は4つの基本的な考えに基づいている。 ●土壌と環境を尊重すること ●ブドウ畑に対する理にかなった丁寧なケア ●土壌の特性を真に表現するための醸造と熟成 ●合理的なマーケティング 地域に散在する60以上の区画を持つこのドメーヌでは、土地/土壌/微気候の最良の組み合わせを色々と試すことができる。例えば、白ブドウとシラーは若々しさや酸味、なめらかな口当たりを与えるために、砂状の石灰土壌の北東向き斜面に植える方が望ましい。 反対に、ムールヴェドルは最高の果実の熟度をえるため、粘土状石灰岩の礫質土壌に植えられる。 このような多様性はワインのブレンド(アッサンブラージュ)において、多くの複雑性を可能にしており、とりわけそれはChaupin, Les Garrigues, Terre d’Argile, Terre de Bussieresに特に現れている。ジャナスではChaupinとLes Garriguesという熟すのが遅い土壌で育てられたグルナッシュ100%のワインを生産している が、グルナッシュはこれらの冷たい土壌に植えられてこそ、その完璧なバランスに到達しうると考えているためである。 暖かい土壌では、その豊満さゆえにシラーやムールヴェドルといった他のブドウをブレンドする必要がある。 結局のところ、グルナッシュはなめらかな口当たりと力強さが同居しており、ワインに複雑さを与えるので、まさしくシャトーヌフデュパプで最も興味深いブドウ品種であるとジャナスでは考えている。シラーと特にムールヴェドルはあくまでもグルナッシュの良き脇役として使われる。またシラーの、花のような、またフルーティーな側面は、若いうちに飲まれるコート・デュ・ローヌやヴァン・ド・ペイに使用するのに興味深い。 ブドウ畑の手入れは、ぶどう果実に最適な熟度と濃度を確保し、そして土壌の特質を最大限に引き出すために体系的に考えられている。 ジャナスではブドウがより深くその根を伸ばすように、草を鋤きこむいくつかの異なる耕し方を採用している。またよりブドウを成熟させるために、除葉やグリーンハーベストなど、畑仕事に数時間を費やしている。 これらのプロセスはすべて基本的にはケース・バイ・ケースで決められ、区画によって、またヴィンテージによって異なる。完全に固定的に決まっているものはなく、すべてはブドウ畑を注意深く観察して決定される事項である。また、ジャナスでは合成製品、除草剤および他の化学製品の使用をできるだけ制限する合理的な栽培を行っている。 - 醸造 - 収穫されたブドウはすべて2度の選果にかけられる。まず収穫した人が最初に。そして、2度目はプレートの上に乗せられ、サボン家の人間(イサベル、クリストフ、エメ)からその資格があると認められ訓練された従業員が選果する。 2度目の選果は幾つかの良い点がある。 ●訓練された従業員が選果に真剣に取り組む ●そのため、ぶどうの質について、特に健全さ、種の熟度、果皮、果梗、などの状態を綿密に確認し、醸造方法 (除梗率、低温浸漬、マセラシオンの期間、ピジュアージュの頻度)に最適なものを選ぶことができる。2つの異なった醸造方法のために、同じ区画からでも2つの異なる品質のぶどうを準備することができる。 結局のところ、収穫作業を手作業で行うことで、1年を通して行われた作業を評価し、畑の生命力についてよりいっそう理解を深めることができる。 醸造においては何事も前もって決められた事項はなく、収穫から日々のテイスティングを通してそれぞれの区画、それぞれのタンクについてケース・バイ・ケースで最適な醸造手法が採用される。 しかしながら、だいたいのところは固定的・規則的に段取りを踏んでいる。 ●除梗率は、果梗の熟度に合わせて50-80%としている ●一部の区画(多くは砂状土壌)のグルナッシュの低温浸漬は2-4日実施。 ●基本的に1日1度の手作業によるピジュアージュ(品の良い抽出のため) ●発酵温度管理(28度-32度) フェノール化合物、タンニンおよび果皮にあるすべての要素を抽出するために最適な非常に長期のマセラシオン(3-4週間)。 ●フリーランとプレスワインを分けておく。テイスティングによって、アッサンブラージュするかどうか決める。ヴァン・ド・ペイのためのメルローには、マイクロ・オキシジェネ-ションも行う。それらの作業はすべてテイスティング、およびワイン醸造中の観察での感性によって調整される。それは果実味やスパイスの風味を通じて、凝縮した味わいや土壌の特性をきちんと表現しつつ、過剰抽出(必ずしも容易だとは限らない )を回避しながら行われる。 - 熟成 - ひとつの特徴として、タンクから樽への移し替えが早い点が挙げられる(タンクから出して24時間?72時間後)が、これはよりよい育成を目論んでのことである。 初期のワインはCo2の含有量が高く、木樽を通して微量の酸素とワインがふれあうことはとても非常に興味深い。まして、マロラクティック発酵中、微量な酸素が還元からワインを守り、細かなオリが、ワインを酸化から守り味わいを滋味深くすることはとても興味深い。新樽を使う場合、ワインと木とは、より溶け合ったものになる。グルナッシュは通常オーク製の大樽(酸素供給が少ない)で、シラーとムールヴェドルは小樽(微量な酸素はより重要で、この2つのタンニンの強い品種にスムースな口当たりを与える)で熟成される。一部で新樽を使用する(異なるタイプの、異なる林の木の樽を使用し、より複雑さを与える)が、構造を失ったり、新樽の風味が表に出すぎことがないように、その割合は小さい。ワインは12-14ヶ月間、空調の効いた貯蔵蔵で熟成され、この間の1-2度、澱引きされる。ジャナスでは、バランスを尊重しながら、ワインに新しい古いにかかわらず木の風味をつけることなく、果物とスパイスの風味によりその土壌の特性をはっきりと引き出すようにしている。木の風味はそれらの自然の風味を損なうと考えている。12-14ヶ月後(翌年の10-11月)大樽もしくは小樽のワインはブレンドされ、卵白を使用して軽く清澄される。冬の間の寒さはタンクでの沈殿を促し、春の初めごろ(3-4月)にボトル詰めされる。
※こちらは、もともとキャップシールが付いていない商品です。 フランス国内外のナチュールファンに大人気。ビュジェを代表する極めて高名なヴァン・ナチュール生産者! 「ビュジェ」南部、クリュ「モンタニュー」中心部に位置するグロスレ・サン・ブノワ村にて、長年ビオロジック栽培を実践しながら素晴らしいワインを造っていたパトリック・シャルランは、引退に際し、彼の意志を継いでくれる若者に畑を譲りたいと考えていました。そして2017年、各所で修行を重ねた後自身の自然派ワイン造りを志向していたアドリアン・バリオルとフロリー・ブリュネのカップルとの幸福な邂逅が訪れ、ここに、6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ「ディシ・ラ(現在から未来まで)」が誕生しました。 急勾配をものともせずに毎日畑仕事に精魂傾ける二人の献身、情熱、そしてセンスによって、彼らの作品は5年と待たずにビュジェを代表するヴァン・ナチュールと言われるようになりました。フランス国内はもちろん多数の欧米諸国のナチュールファンやソムリエたちが、新ヴィンテージのリリースを毎年心待ちにしています。 「アンフォール モンドゥーズ」は、AOC Bugey。モンドゥーズ100%。モンタニュー村のリウ・ディ「ル・ルプラ」に0.5ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢40年のVV。収量40hl/ha。除梗50%。粘土製のアンフォラで発酵後、9ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。 ■AOC. BUGEY (ビュジェ)について■ AOCビュジェは、2009年5月28日に、INAO(フランス国立原産地名統制委員会)によって、AOCへの昇格が認められました。ジュラ県が北に、ボジョレーやローヌワインを産するローヌ県が西に、サヴォワのワインを産するオート=サヴォワ県が東に隣接するため、ワインの参考書などでは、ジュラやローヌ、サヴォワのワインの一つとして紹介されていることがありますが、モンドゥーズなど独自のぶどう品種などあり、それらと全く違った特徴を持つエリアです。 Domaine D'ici la Amphores Mondeuse ドメーヌ・ディシ・ラ アンフォール モンドゥーズ 生産地:フランス 南東部 原産地呼称:AOC. BUGEY ぶどう品種:モンドゥーズ 100% アルコール度数:10.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine D'ici la / ドメーヌ・ディシ・ラ 6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ! 「ビュジェ」南部、クリュ「モンタニュー」中心部に位置するグロスレ・サン・ブノワ村にて、長年ビオロジック栽培を実践しながら素晴らしいワインを造っていたパトリック・シャルランは、引退に際し、彼の意志を継いでくれる若者に畑を譲りたいと考えていました。そして2017年、各所で修行を重ねた後自身の自然派ワイン造りを志向していたアドリアン・バリオルとフロリー・ブリュネのカップルとの幸福な邂逅が訪れ、ここに、6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ「ディシ・ラ(現在から未来まで)」が誕生しました。 「パトリックも私たちも、ぶどう栽培やワイン造りといったこと以前に、すべてのおおもとは「生物多様性」にあると考えていましたので、すぐに意気投合することができました。私たちは、この地の大自然の結晶のようなぶどうの美味しさをそのままワインにするためヴァン・ナチュールへと進化させることを提案し、パトリックも大いに喜んでくれました。」 急勾配をものともせずに毎日畑仕事に精魂傾ける二人の献身、情熱、そしてセンスによって、彼らの作品は5年と待たずにビュジェを代表するヴァン・ナチュールと言われるようになりました。フランス国内はもちろん多数の欧米諸国のナチュールファンやソムリエたちが、新ヴィンテージのリリースを毎年心待ちにしています。
常に高評価を獲得する、シャトーヌフ・デュ・パプの実力派「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」! リリースされた時点が飲み頃となるよう、このワインは、1年遅れでリリースされます。2023年度の入荷は2020年産です。 代々、ブドウ農家であったエメ・サボン氏が、1973年より元詰めを始め、「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」を設立しました。1991年以降、ブドウ栽培と醸造学の学士を持つ息子のクリストフ氏とその妻がドメーヌの管理を引き継ぎ、膨大なエネルギーと情熱を注ぎ込むことによって、品質は目覚ましく向上。今日ではシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者として名を馳せています。 「テール・ド・ブシェール IGP プランシポテ・ドランジェ」は、メルロー55%、シラー25%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、グルナッシュ10%から造られたキュヴェです。15ha。90%除梗。12-15日マセラシオン。メルローは樽熟(1/3新樽)で他はコンクリートバットで共に12ヵ月熟成。ボルドーのように適度な酸と熟したふくよかな果実味。熟したカシスや赤い果実、ブラックカラント、チェリー、甘草などの香りが印象的。コーヒーやチョコレートの風味が絡み合い、ブラックチェリーなどの果実のニュアンスが豊富。良くできたワインで、酸が低いので若いうちから楽しめます。1年遅れでリリースされるので、今回の入荷は2020年産です。 ■2020年ヴィンテージ情報■ 2020年は、オールラウンドでバランスのとれた年。2020年ヴィンテージは、穏やかな生育の年と葡萄の調和の取れた発育の賜物です。したがって、ワインメーカーが、テイスティングですでに輝かしいことを証明しているシャトーヌフ・デュ・パプを収穫し、醸造することができたことは、喜ばしく思っています。2020年ヴィンテージは、白ワインは良い酸味とエレガントさが特徴です。赤ワインは2019年よりも色調は濃くありませんが、アルコール度数も低く、フレッシュさと果実の純粋さ、タンニンのフィネスがあります。 ■テクニカル情報■ 品種構成:55% Merlot, 25% Syrah, 10% Grenache, 10% Cabernet 平均収量 50hl/ha、栽培面積 15ha 畑位置:Bussiereと呼ばれる地域は、Ouveze(ウヴェズ)の端にある砂利質の沖積土で、クルテゾン(Courthezon)のコミューンにあります。 栽培:ブドウの木は、農薬や殺虫剤を使わずに育てられ、肥料も自然のものを使用しています。自然のままです。土壌の通気性と柔軟性を保つため、除草剤を使わずに作業しています。 醸造:90%の除梗後、12?15日間のマセラシオン。 熟成:メルローは木樽内1/3新樽で、その他はコンクリートタンクで12ヶ月間熟成。 DOMAINE DE LA JANASSE TERRE DE BUSSIERE I.G.P PRINCIPAUTE D'ORANGE ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス テール・ド・ブシェール IGP プランシポテ・ドランジェ 生産地:フランス ローヌ 原産地呼称:I.G.P PRINCIPAUTE D'ORANGE ぶどう品種:メルロー55%、シラー25%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、グルナッシュ10% アルコール度数:15% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:90 ポイント DOMAINE DE LA JANASSE PRINCIPAUTE D’ORANGE TERRE DE BUSSIERE 2020 Monday, May 22, 2023 CountryFrance RegionRhone Valley Vintage2020 Score 90 Notes of currants, red bell peppers, orange zest and sweet spices. Medium body with sinewy tannins. Dark and slightly chewy with the merlot influence coming through on the palate, and a compact finish. Merlot, syrah, cabernet sauvignon and grenache. Drink or hold.DOMAINE DE LA JANASSE / ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス - 歴史 - まず、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは家族による日々のたゆまぬ努力の末に結実した成果であることを表したい。 父、エメ・サボンは1973年にセラーを建設、地元では“ジャナス”と呼ばれていたCourthezonの自営農場から“ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス”を設立した。 彼は新たな区画を入手してドメーヌを拡大することに熱意を燃やし、ドメーヌは当初の15haから今日90haにまで所有区画を増やしている。 息子のクリストフはワインの栽培と流通を学んだあと、1991年に父からドメーヌを受け継いだ。彼は様々なキュヴェを生みだし、このドメーヌの業績を発展させている。2001年にはクリストフの妹イサベルもボルドー大学醸造科を卒業し、ドメーヌに加わった。ドメーヌは現在、様々なタイプの土壌(粘土質砂、丸く削られた礫石、赤土など)からなる60以上の区画を所有・運営している。細部まで行き届いた情熱的な作業 の結果、凝縮した、しかし洗練されたエレガントなワインがもたらされる。特に、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ショーパン、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ テッレ・ダルジール はシャトーヌフ・デュ・パプ のテロワールを素晴らしく表現している。 - ドメーヌの哲学 - ドメーヌの哲学は4つの基本的な考えに基づいている。 ●土壌と環境を尊重すること ●ブドウ畑に対する理にかなった丁寧なケア ●土壌の特性を真に表現するための醸造と熟成 ●合理的なマーケティング 地域に散在する60以上の区画を持つこのドメーヌでは、土地/土壌/微気候の最良の組み合わせを色々と試すことができる。例えば、白ブドウとシラーは若々しさや酸味、なめらかな口当たりを与えるために、砂状の石灰土壌の北東向き斜面に植える方が望ましい。 反対に、ムールヴェドルは最高の果実の熟度をえるため、粘土状石灰岩の礫質土壌に植えられる。 このような多様性はワインのブレンド(アッサンブラージュ)において、多くの複雑性を可能にしており、とりわけそれはChaupin, Les Garrigues, Terre d’Argile, Terre de Bussieresに特に現れている。ジャナスではChaupinとLes Garriguesという熟すのが遅い土壌で育てられたグルナッシュ100%のワインを生産している が、グルナッシュはこれらの冷たい土壌に植えられてこそ、その完璧なバランスに到達しうると考えているためである。 暖かい土壌では、その豊満さゆえにシラーやムールヴェドルといった他のブドウをブレンドする必要がある。 結局のところ、グルナッシュはなめらかな口当たりと力強さが同居しており、ワインに複雑さを与えるので、まさしくシャトーヌフデュパプで最も興味深いブドウ品種であるとジャナスでは考えている。シラーと特にムールヴェドルはあくまでもグルナッシュの良き脇役として使われる。またシラーの、花のような、またフルーティーな側面は、若いうちに飲まれるコート・デュ・ローヌやヴァン・ド・ペイに使用するのに興味深い。 ブドウ畑の手入れは、ぶどう果実に最適な熟度と濃度を確保し、そして土壌の特質を最大限に引き出すために体系的に考えられている。 ジャナスではブドウがより深くその根を伸ばすように、草を鋤きこむいくつかの異なる耕し方を採用している。またよりブドウを成熟させるために、除葉やグリーンハーベストなど、畑仕事に数時間を費やしている。 これらのプロセスはすべて基本的にはケース・バイ・ケースで決められ、区画によって、またヴィンテージによって異なる。完全に固定的に決まっているものはなく、すべてはブドウ畑を注意深く観察して決定される事項である。また、ジャナスでは合成製品、除草剤および他の化学製品の使用をできるだけ制限する合理的な栽培を行っている。 - 醸造 - 収穫されたブドウはすべて2度の選果にかけられる。まず収穫した人が最初に。そして、2度目はプレートの上に乗せられ、サボン家の人間(イサベル、クリストフ、エメ)からその資格があると認められ訓練された従業員が選果する。 2度目の選果は幾つかの良い点がある。 ●訓練された従業員が選果に真剣に取り組む ●そのため、ぶどうの質について、特に健全さ、種の熟度、果皮、果梗、などの状態を綿密に確認し、醸造方法 (除梗率、低温浸漬、マセラシオンの期間、ピジュアージュの頻度)に最適なものを選ぶことができる。2つの異なった醸造方法のために、同じ区画からでも2つの異なる品質のぶどうを準備することができる。 結局のところ、収穫作業を手作業で行うことで、1年を通して行われた作業を評価し、畑の生命力についてよりいっそう理解を深めることができる。 醸造においては何事も前もって決められた事項はなく、収穫から日々のテイスティングを通してそれぞれの区画、それぞれのタンクについてケース・バイ・ケースで最適な醸造手法が採用される。 しかしながら、だいたいのところは固定的・規則的に段取りを踏んでいる。 ●除梗率は、果梗の熟度に合わせて50-80%としている ●一部の区画(多くは砂状土壌)のグルナッシュの低温浸漬は2-4日実施。 ●基本的に1日1度の手作業によるピジュアージュ(品の良い抽出のため) ●発酵温度管理(28度-32度) フェノール化合物、タンニンおよび果皮にあるすべての要素を抽出するために最適な非常に長期のマセラシオン(3-4週間)。 ●フリーランとプレスワインを分けておく。テイスティングによって、アッサンブラージュするかどうか決める。ヴァン・ド・ペイのためのメルローには、マイクロ・オキシジェネ-ションも行う。それらの作業はすべてテイスティング、およびワイン醸造中の観察での感性によって調整される。それは果実味やスパイスの風味を通じて、凝縮した味わいや土壌の特性をきちんと表現しつつ、過剰抽出(必ずしも容易だとは限らない )を回避しながら行われる。 - 熟成 - ひとつの特徴として、タンクから樽への移し替えが早い点が挙げられる(タンクから出して24時間?72時間後)が、これはよりよい育成を目論んでのことである。 初期のワインはCo2の含有量が高く、木樽を通して微量の酸素とワインがふれあうことはとても非常に興味深い。まして、マロラクティック発酵中、微量な酸素が還元からワインを守り、細かなオリが、ワインを酸化から守り味わいを滋味深くすることはとても興味深い。新樽を使う場合、ワインと木とは、より溶け合ったものになる。グルナッシュは通常オーク製の大樽(酸素供給が少ない)で、シラーとムールヴェドルは小樽(微量な酸素はより重要で、この2つのタンニンの強い品種にスムースな口当たりを与える)で熟成される。一部で新樽を使用する(異なるタイプの、異なる林の木の樽を使用し、より複雑さを与える)が、構造を失ったり、新樽の風味が表に出すぎことがないように、その割合は小さい。ワインは12-14ヶ月間、空調の効いた貯蔵蔵で熟成され、この間の1-2度、澱引きされる。ジャナスでは、バランスを尊重しながら、ワインに新しい古いにかかわらず木の風味をつけることなく、果物とスパイスの風味によりその土壌の特性をはっきりと引き出すようにしている。木の風味はそれらの自然の風味を損なうと考えている。12-14ヶ月後(翌年の10-11月)大樽もしくは小樽のワインはブレンドされ、卵白を使用して軽く清澄される。冬の間の寒さはタンクでの沈殿を促し、春の初めごろ(3-4月)にボトル詰めされる。
ペトリュスなどを手掛けたムエックス社が所有するシャトー。 フルーティーさと複雑性が見事に調和した、サン・テミリオンの魅力詰まった仕上がり。 一度先入観を捨て、ブラインドで是非飲んでみていただきたい1本です。そのクオリティに驚嘆させられることでしょう。 もともとシャトー・ベレールとして発売されていましたが、2008年ヴィンテージから、新しいオーナー、クリスチャン・ムエックスの下 「ベレール・モナンジュ」という名前でラベルも一新。ベレールはもともと素晴らしいポテンシャルを秘めており、サン・テミリオンでも最高のテロワールと評されています。その理由は標高です。ベレール・モナンジュの畑はサン・テミリオンで最も高い丘(標高87.85m)に位置。そして、その丘の斜面(より標高の低い位置)にサン・テミリオンの最上と名高いオーゾンヌの畑があるのです。 オーゾンヌよりも高い位置にあるため、日照条件ではオーゾンヌに勝っています。「ベレールの方が恵まれたテロワールを持っているので、オーゾンヌ以上のワインができることは間違いないでしょう。」とムエックス氏。 ボルドー右岸の最高峰、ペトリュスを手掛けたなオーナーの下、熟成期間は不可欠ながら、 時が経てば必ずや偉大なワインになるだろうと評価されている、至上の逸品です。 紫がかった深いガーネットの色調。グラスに注ぐとプラム、イチジク、ブラックカラントなどの果物のアロマが広がり、時間を追うごとにローズヒップティー、シナモンパウダー、シガーと、魅惑的な香りが溢れてきます。口に含むと感じられる黒・赤系果実のフレッシュな味わいが、豊かなミネラルとビロードのようなタンニンに見事に融合。ピュアで調和のとれた、エレガントな余韻が長く続く逸品です。 飲み頃 ?2060年 ■2020年ヴィンテージ情報■ 異例づくめのヴィンテージとなった2020年。遅霜や雷雨など局地的な天候被害も発生した一方で、開花時期の好天、色付きから収穫までの時期の充分な日照量と、6月中旬から約50日ほぼ雨が降らず、1959年以来の雨の少なさにも恵まれました。収量は、べと病による選果や干ばつ、気温30度を超える9月の熱波も起きたことで、平均25~30%ほど少なくなったものの、ブドウは小粒で果皮が厚く、特に早熟のメルロは全体的に高い品質で収穫されました。生み出されたワインは、2018年、2019年に続くグレートヴィンテージとして期待されており、フレッシュさと凝縮感を併せ持っています。 CHATEAU BELAIR MONANGE シャトー・ベレール・モナンジュ 生産地:フランス ボルドー サン・テミリオン 原産地呼称:AOC. SAINT EMILION 格付け:サン・テミリオン第1特別級B ぶどう品種:メルロ 98%、カベルネ・フラン 2% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームスサックリング:99 ポイント CHATEAU BELAIR-MONANGE ST.-EMILION 2020 Sunday, May 14, 2023 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2020 Score 99 Intense aromas of wet earth, limestone cellars and dark fruits such as currants and blackberries. Then turns to flowers. Black truffles, too. Licorice. Gravel. Full-bodied with a solid palate of tannins that melt into the wine. It’s sleek and muscular with fantastic length and presence. Reminds me of great old Belairs from the 1950s. Cool wine. 98% merlot and 2% cabernet franc. Give it six to eight years of time. Best after 2028. VINOUS:98 ポイント 98pts Drinking Window 2028 - 2060 From: Bordeaux 2020: Saving the Best for Last (Feb 2023) The 2020 Belair-Monange is tremendous. What a wine. It is easily the best effort since the Mouiex family bought the property. Rich, ample and dramatic, Belair-Monange saturates the palate with waves of inky dark red fruit. Sweet floral, espresso and spice notes appear later, adding shades of nuance. Clean mineral notes extend the finish effortlessly. A wine of exotic beauty and allure, Belair-Monange is a real stunner in 2020. - By Antonio Galloni on December 2022 ワインアドヴォケイト:95 ポイント RP 95 Reviewed by: William Kelley Drink Date: 2025 - 2045 The 2020 Belair Monange has also turned out nicely in bottle, wafting from the glass with aromas of rich cherries, plums, sweet spices, rose petals and creamy new oak. Full-bodied, rich and layered, it remains fresh despite its ripe, sun-kissed profile, and its generous payload of tannin helps to integrate its rather lofty level of alcohol. This is a success in its demonstrative, modern style. Published: Apr 07, 2023Chateau Belair Monange / シャトー・ベレール・モナンジュ ボルドー右岸を代表するシャトーを手掛けたジャン・ピエール・ムエックス社が所有するシャトー! 2008年ヴィンテージから完全にクリスチャン・ムエックス氏によるマネージメントに変わったシャトー・ベレール。ラベルも一新し、「シャトー・ベレール・モナンジュ」としてリリースされました。 1850年に初めて格付けが行われた際、シャトー・ベレールはサン・テミリオン特級のトップに認定され、その後、1898年の新たな格付けまで、50年近くその栄誉を守り続けました。「シャトー・べレール・モナンジュのテロワールには、格付け上位のシャトー・オーゾンヌをしのぐポテンシャルがある」とムエックス氏は語っています。 シャトー・ベレール・モナンジュの畑はサン・テミリオンで最も高い丘(標高88m)に位置。シャトー・オーゾンヌよりも高い位置にあるため、日照条件ではシャトー・オーゾンヌに勝るとも劣らない、サン・テミリオンの中でも指折りの素晴らしいテロワールに恵まれているのです。
コート・ド・ボーヌで最も南に位置し、最も新しいアペラシオンであるマランジュで、ブルゴーニュのこれからを牽引していく若き生産者! ベルトラン・バシュレは、4代にわたり続くマランジュの生産者で、2011年に父ジャン・ルイからベルトラン・バシュレがドメーヌを受け継ぎ4代目となりました。マランジュの3つの村のうちの1つであるデジズ・レ・マランジュ村を拠点としています。マランジュはコート・ド・ボーヌの最南端に位置し、1989年5月に誕生したコート・ド・ボーヌの中で最も新しいアペラシオンです。現在ドメーヌでは、コート・ド・ボーヌのマランジュからポマールにかけて広がる13ヘクタールのぶどう畑を管理しています。 マランジュはコート・ド・ボーヌの中で最も若いアペラシオンであり、1989年5月にAOCに認められました。デジーズ・レ・マランジュ、シイィ・レ・マランジュ、サンピニィ・レ・マランジュの3つの村にまたがっています。いくつかの丘と斜面がこのアペラシオンを構成しており、すべて南または南東向きで、標高は200?400メートルです。マランジュの1級畑は、7つの異なる気候にまたがっています。 「ポマール」は、若いうちはフレッシュな果実のアロマが感じられ、熟成によってチョコレートやコショウのような香りに変化する。ふくよかでしっかりとした味わいのワイン。 ■テクニカル情報■ 畑:Les Vaumuriens, Les Chanlinsのブレンド 南東向き 土壌:泥石灰質 マール 小石 樹齢:40年(2020VT、2021VT情報入手時) 収量:35hl 醸造:除梗100% コンクリートタンクで3週間発酵 ピジャージュとルモンタージュを少しだけ行う 熟成:樽で12ヶ月熟成 新樽率20% その後3-6ヶ月ステンレスタンク熟成 生産本数:1,200本 DOMAINE BERTRAND BACHELET POMMARD ドメーヌ・ベルトラン・バシュレ ポマール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ マランジュ 原産地呼称:AOC. POMMARD 品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディBertrand BACHELET / ベルトラン・バシュレ 4代にわたり続くマランジュの生産者「ベルトラン・バシュレ」 コート・ド・ボーヌで最も南に位置し、最も新しいアペラシオンであるマランジュで、ブルゴーニュのこれからを牽引していく若き生産者。豊かで多様なワインを生産するためにそれぞれのテロワールから最大限個性を引き出すことに心血を注ぐ。 ドメーヌ・ベルトラン・バシュレは、ベルナール・バシュレの三男ジャン=ルイの息子であるベルトランが父から引き継いだドメーヌである。マランジュからポマールにかけて13haの畑を所有し、マランジュのアペラシオンを構成する3つの村の1つDezize-les-Maranges(ドゥジーズ=レ=マランジュ村)に本拠を置く。 若きベルトランは、父と共にブドウ畑で育った。ブドウの木の手入れや果実の収穫を行い、ワイン造りのリズムを感じながら、ワインへの想いを募らせていった。そんな彼が情熱をもって家業を引き継ぐのは、当然の流れであった。ボーヌの醸造学校で栽培と醸造について学んだ後、ローヌとリュリーのドメーヌにて研鑽を積んだ。その後実家に戻り父と共に働き、2011年にドメーヌを完全に引き継いだ。 現在のドメーヌ・ベルトラン・バシュレは、先代から受け継がれてきた伝統を継承しながら、現代のブドウ栽培技術と新しい醸造技術を積極的に採用している。ベルトランの目標は、豊かで多様なワインを生産するためにそれぞれのテロワールから最大限個性を引き出すことである。優れた品質のワインを生産する上で重要なことは健康なブドウを育てることだと考えており、ブドウの管理に最も重きを置いている。またそれぞれのテロワールが個性を発揮できるように、土壌の整備も重要視している。栽培においては、剪定から収穫まで全ての作業は手作業で行われる。 現在のドメーヌ・ベルトラン・バシュレは、先代から受け継がれてきた伝統を継承しながら、現代のブドウ栽培技術と新しい醸造技術を積極的に採用している。ベルトランの目標は、豊かで多様なワインを生産するためにそれぞれのテロワールから最大限個性を引き出すことである。 醸造はそれぞれのテロワールの個性と複雑さを際立たせるために、ほとんど手を加えない。白ワインではブドウは破砕せずに、タンクルームに到着後すぐにプレスされる。優しくプレスし、軽く沈殿させた後にマストを様々なタイプの樽(アペラシオンにより10?30%の新樽)に入れる。平均して1年間樽の中で熟成させ、瓶詰め前に数ヶ月間タンクで安定させる。赤ワインではブドウは厳格に選別された後、基本的に除梗される。定期的な温度管理を行いながら、約3週間かけて発酵を行う。抽出はピジャージュとルモンタージュを行うだけで、介入を最小限にとどめている。白ワインと同様に熟成は木樽で約12ヶ月間行い、瓶詰め前にタンクで3?6ヶ月間熟成させる。 従兄弟にあたるマルクとアレクサンドル兄弟が運営するドメーヌ・バシュレ=モノは既に注目を集めているが、若き情熱と才能に溢れるベルトランの挑戦は始まったばかりである。彼は、コート・ド・ボーヌで最も南に位置し、最も新しいアペラシオンであるマランジュの地で、ブルゴーニュのこれからを牽引していくだろう。
常に高評価を獲得する、シャトーヌフ・デュ・パプの実力派「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」! 毎年このキュヴェだけは欠かさずゲット!この価格からは想像もつかないほど、凝縮した果実味、深みのある力強い味わい。普段飲みワインとしては申し分のない1本です。 代々、ブドウ農家であったエメ・サボン氏が、1973年より元詰めを始め、「ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス」を設立しました。1991年以降、ブドウ栽培と醸造学の学士を持つ息子のクリストフ氏とその妻がドメーヌの管理を引き継ぎ、膨大なエネルギーと情熱を注ぎ込むことによって、品質は目覚ましく向上。今日ではシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者として名を馳せています。 「コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ テッレ・ダルジール」は、グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、カリニャンを各25%。カリニャンはフレッシュな酸味を表現する重要な品種で70年以上の古木。ローヌ・ヴィラージュを名乗ってはいますが、ボーカステル所有のパプの畑の隣で、同テロワール。味わいもパプと言っても何ら遜色ない見事な出来。粘性の高い甘みと濃縮感を備えながらもしっかりとエレガントさ。ACローヌで最もコストパフォーマンスが高いと断言。 北に位置する良質の赤粘土と小石混じりの土壌の区画から産出。ブラックルビーカラーで、有り余るほどのカシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、リコリス、炭等の複雑で豊かな落ち着いた上質な酸と香り。深みがあり、チョコレートや香辛料の要素もあり、さらに複雑さを備えています。キュヴェ名は土壌の特徴の“粘土”から由来。グルナッシュ以外は樽熟(1/3新樽)、グルナッシュはフードル(木製大樽)でそれぞれ12ヵ月熟成。栽培面積15ha、平均収量40hl/ha。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2021年は、美しい可能性を秘めた年。ワイン生産者の記憶では、春の霜がアペラシオンの中心にこれほど接近したことはなく、最も早い時期のブドウ品種に多くの被害が出るのではないかと心配された。幸いなことに、これは事実ではありませんでした。2021年ヴィンテージも同様に非典型的で、気候条件と生産されたワインのプロファイルの点で、15年前に逆戻りした。最初のワインは例年より低い平均度数を示し、このヴィンテージの美しい酸は、若いうちから鑑賞できるワインの熟成の可能性を示唆しています。 DOMAINE DE LA JANASSE COTES DU RHONE VILLAGES TERRE D'ARGILE ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ テッレ・ダルジール 生産地:フランス ローヌ 原産地呼称:AOC. COTES DU RHONE VILLAGES ぶどう品種:グルナッシュ25%、シラー25%、ムールヴェドル25%、カリニャン25% アルコール度数:14% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:91 ポイント DOMAINE DE LA JANASSE RHONE VALLEY TERRE D'ARGILE 2021 Monday, May 22, 2023 CountryFrance RegionCotes-du-Rhone Villages Vintage2021 Score 91 A fruity and textured red with notes of candied cherries, redcurrants, dried herbs and mild spices. Medium body with chewy tannins. Spicy and sharp with transparent berry character towards the succulent peppery finish. Drink or hold.DOMAINE DE LA JANASSE / ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス - 歴史 - まず、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは家族による日々のたゆまぬ努力の末に結実した成果であることを表したい。 父、エメ・サボンは1973年にセラーを建設、地元では“ジャナス”と呼ばれていたCourthezonの自営農場から“ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス”を設立した。 彼は新たな区画を入手してドメーヌを拡大することに熱意を燃やし、ドメーヌは当初の15haから今日90haにまで所有区画を増やしている。 息子のクリストフはワインの栽培と流通を学んだあと、1991年に父からドメーヌを受け継いだ。彼は様々なキュヴェを生みだし、このドメーヌの業績を発展させている。2001年にはクリストフの妹イサベルもボルドー大学醸造科を卒業し、ドメーヌに加わった。ドメーヌは現在、様々なタイプの土壌(粘土質砂、丸く削られた礫石、赤土など)からなる60以上の区画を所有・運営している。細部まで行き届いた情熱的な作業 の結果、凝縮した、しかし洗練されたエレガントなワインがもたらされる。特に、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ショーパン、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ テッレ・ダルジール はシャトーヌフ・デュ・パプ のテロワールを素晴らしく表現している。 - ドメーヌの哲学 - ドメーヌの哲学は4つの基本的な考えに基づいている。 ●土壌と環境を尊重すること ●ブドウ畑に対する理にかなった丁寧なケア ●土壌の特性を真に表現するための醸造と熟成 ●合理的なマーケティング 地域に散在する60以上の区画を持つこのドメーヌでは、土地/土壌/微気候の最良の組み合わせを色々と試すことができる。例えば、白ブドウとシラーは若々しさや酸味、なめらかな口当たりを与えるために、砂状の石灰土壌の北東向き斜面に植える方が望ましい。 反対に、ムールヴェドルは最高の果実の熟度をえるため、粘土状石灰岩の礫質土壌に植えられる。 このような多様性はワインのブレンド(アッサンブラージュ)において、多くの複雑性を可能にしており、とりわけそれはChaupin, Les Garrigues, Terre d’Argile, Terre de Bussieresに特に現れている。ジャナスではChaupinとLes Garriguesという熟すのが遅い土壌で育てられたグルナッシュ100%のワインを生産している が、グルナッシュはこれらの冷たい土壌に植えられてこそ、その完璧なバランスに到達しうると考えているためである。 暖かい土壌では、その豊満さゆえにシラーやムールヴェドルといった他のブドウをブレンドする必要がある。 結局のところ、グルナッシュはなめらかな口当たりと力強さが同居しており、ワインに複雑さを与えるので、まさしくシャトーヌフデュパプで最も興味深いブドウ品種であるとジャナスでは考えている。シラーと特にムールヴェドルはあくまでもグルナッシュの良き脇役として使われる。またシラーの、花のような、またフルーティーな側面は、若いうちに飲まれるコート・デュ・ローヌやヴァン・ド・ペイに使用するのに興味深い。 ブドウ畑の手入れは、ぶどう果実に最適な熟度と濃度を確保し、そして土壌の特質を最大限に引き出すために体系的に考えられている。 ジャナスではブドウがより深くその根を伸ばすように、草を鋤きこむいくつかの異なる耕し方を採用している。またよりブドウを成熟させるために、除葉やグリーンハーベストなど、畑仕事に数時間を費やしている。 これらのプロセスはすべて基本的にはケース・バイ・ケースで決められ、区画によって、またヴィンテージによって異なる。完全に固定的に決まっているものはなく、すべてはブドウ畑を注意深く観察して決定される事項である。また、ジャナスでは合成製品、除草剤および他の化学製品の使用をできるだけ制限する合理的な栽培を行っている。 - 醸造 - 収穫されたブドウはすべて2度の選果にかけられる。まず収穫した人が最初に。そして、2度目はプレートの上に乗せられ、サボン家の人間(イサベル、クリストフ、エメ)からその資格があると認められ訓練された従業員が選果する。 2度目の選果は幾つかの良い点がある。 ●訓練された従業員が選果に真剣に取り組む ●そのため、ぶどうの質について、特に健全さ、種の熟度、果皮、果梗、などの状態を綿密に確認し、醸造方法 (除梗率、低温浸漬、マセラシオンの期間、ピジュアージュの頻度)に最適なものを選ぶことができる。2つの異なった醸造方法のために、同じ区画からでも2つの異なる品質のぶどうを準備することができる。 結局のところ、収穫作業を手作業で行うことで、1年を通して行われた作業を評価し、畑の生命力についてよりいっそう理解を深めることができる。 醸造においては何事も前もって決められた事項はなく、収穫から日々のテイスティングを通してそれぞれの区画、それぞれのタンクについてケース・バイ・ケースで最適な醸造手法が採用される。 しかしながら、だいたいのところは固定的・規則的に段取りを踏んでいる。 ●除梗率は、果梗の熟度に合わせて50-80%としている ●一部の区画(多くは砂状土壌)のグルナッシュの低温浸漬は2-4日実施。 ●基本的に1日1度の手作業によるピジュアージュ(品の良い抽出のため) ●発酵温度管理(28度-32度) フェノール化合物、タンニンおよび果皮にあるすべての要素を抽出するために最適な非常に長期のマセラシオン(3-4週間)。 ●フリーランとプレスワインを分けておく。テイスティングによって、アッサンブラージュするかどうか決める。ヴァン・ド・ペイのためのメルローには、マイクロ・オキシジェネ-ションも行う。それらの作業はすべてテイスティング、およびワイン醸造中の観察での感性によって調整される。それは果実味やスパイスの風味を通じて、凝縮した味わいや土壌の特性をきちんと表現しつつ、過剰抽出(必ずしも容易だとは限らない )を回避しながら行われる。 - 熟成 - ひとつの特徴として、タンクから樽への移し替えが早い点が挙げられる(タンクから出して24時間?72時間後)が、これはよりよい育成を目論んでのことである。 初期のワインはCo2の含有量が高く、木樽を通して微量の酸素とワインがふれあうことはとても非常に興味深い。まして、マロラクティック発酵中、微量な酸素が還元からワインを守り、細かなオリが、ワインを酸化から守り味わいを滋味深くすることはとても興味深い。新樽を使う場合、ワインと木とは、より溶け合ったものになる。グルナッシュは通常オーク製の大樽(酸素供給が少ない)で、シラーとムールヴェドルは小樽(微量な酸素はより重要で、この2つのタンニンの強い品種にスムースな口当たりを与える)で熟成される。一部で新樽を使用する(異なるタイプの、異なる林の木の樽を使用し、より複雑さを与える)が、構造を失ったり、新樽の風味が表に出すぎことがないように、その割合は小さい。ワインは12-14ヶ月間、空調の効いた貯蔵蔵で熟成され、この間の1-2度、澱引きされる。ジャナスでは、バランスを尊重しながら、ワインに新しい古いにかかわらず木の風味をつけることなく、果物とスパイスの風味によりその土壌の特性をはっきりと引き出すようにしている。木の風味はそれらの自然の風味を損なうと考えている。12-14ヶ月後(翌年の10-11月)大樽もしくは小樽のワインはブレンドされ、卵白を使用して軽く清澄される。冬の間の寒さはタンクでの沈殿を促し、春の初めごろ(3-4月)にボトル詰めされる。
※こちらは、もともとキャップシールが付いていない商品です。 フランス国内外のナチュールファンに大人気。ビュジェを代表する極めて高名なヴァン・ナチュール生産者! 「ビュジェ」南部、クリュ「モンタニュー」中心部に位置するグロスレ・サン・ブノワ村にて、長年ビオロジック栽培を実践しながら素晴らしいワインを造っていたパトリック・シャルランは、引退に際し、彼の意志を継いでくれる若者に畑を譲りたいと考えていました。そして2017年、各所で修行を重ねた後自身の自然派ワイン造りを志向していたアドリアン・バリオルとフロリー・ブリュネのカップルとの幸福な邂逅が訪れ、ここに、6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ「ディシ・ラ(現在から未来まで)」が誕生しました。 急勾配をものともせずに毎日畑仕事に精魂傾ける二人の献身、情熱、そしてセンスによって、彼らの作品は5年と待たずにビュジェを代表するヴァン・ナチュールと言われるようになりました。フランス国内はもちろん多数の欧米諸国のナチュールファンやソムリエたちが、新ヴィンテージのリリースを毎年心待ちにしています。 「レ・ノワレット ガメイ」は、AOC Bugey。ガメイ100%。リュイ村のリウ・ディ「レ・ノワレット」に1ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢40年のVV。収量40hl/ha。除梗しない(全房発酵)。コンクリート製タンクで発酵後、6ヶ月間シュール・リー熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。 ■AOC. BUGEY (ビュジェ)について■ AOCビュジェは、2009年5月28日に、INAO(フランス国立原産地名統制委員会)によって、AOCへの昇格が認められました。ジュラ県が北に、ボジョレーやローヌワインを産するローヌ県が西に、サヴォワのワインを産するオート=サヴォワ県が東に隣接するため、ワインの参考書などでは、ジュラやローヌ、サヴォワのワインの一つとして紹介されていることがありますが、モンドゥーズなど独自のぶどう品種などあり、それらと全く違った特徴を持つエリアです。 Domaine D'ici la Les Noirettes ドメーヌ・ディシ・ラ レ・ノワレット ガメイ 生産地:フランス 南東部 原産地呼称:AOC. BUGEY ぶどう品種:ガメイ 100% アルコール度数:12.2% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine D'ici la / ドメーヌ・ディシ・ラ 6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ! 「ビュジェ」南部、クリュ「モンタニュー」中心部に位置するグロスレ・サン・ブノワ村にて、長年ビオロジック栽培を実践しながら素晴らしいワインを造っていたパトリック・シャルランは、引退に際し、彼の意志を継いでくれる若者に畑を譲りたいと考えていました。そして2017年、各所で修行を重ねた後自身の自然派ワイン造りを志向していたアドリアン・バリオルとフロリー・ブリュネのカップルとの幸福な邂逅が訪れ、ここに、6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ「ディシ・ラ(現在から未来まで)」が誕生しました。 「パトリックも私たちも、ぶどう栽培やワイン造りといったこと以前に、すべてのおおもとは「生物多様性」にあると考えていましたので、すぐに意気投合することができました。私たちは、この地の大自然の結晶のようなぶどうの美味しさをそのままワインにするためヴァン・ナチュールへと進化させることを提案し、パトリックも大いに喜んでくれました。」 急勾配をものともせずに毎日畑仕事に精魂傾ける二人の献身、情熱、そしてセンスによって、彼らの作品は5年と待たずにビュジェを代表するヴァン・ナチュールと言われるようになりました。フランス国内はもちろん多数の欧米諸国のナチュールファンやソムリエたちが、新ヴィンテージのリリースを毎年心待ちにしています。
コート・ドールで最も洗練されたスタイルで、モレ・サン・ドニのトップ生産者が手掛ける、究極的に エレガントな味わいの1本! ブルゴーニュで最も洗練されたスタイルでモレ・サン・ドニの『今』を表現。 大御所を超える評価を得るモレ・サン・ドニの新たなトップ生産者。旨味と繊細さを備えた美しいスタイルとフィネスを追求。茎まで熟したブドウを収穫すべく、念入りな畑作業を行い極限まで選果を徹底する。 「コトー・ブルギニョン ルージュ キュヴェ821」は、1.5ha。ドメーヌのすぐ隣の畑。Virgile曰は(半分冗談で )Petit MOREYと呼んでいる。キュヴェ名の由来は、このワインを仕込んだタンクのナンバーが8、そしてヴィンテージが21年なので821。来年も…同じ要領でおそらく822となる見込み。 ■テクニカル情報■ 熟成:バリック12ヶ月(新樽15%) 全房発酵率:15% Lignier Michelot Coteaux Bourguignon Rouge Cuvee 821 リニエ・ミシュロ コトー・ブルギニョン ルージュ キュヴェ821 生産地:フランス ブルゴーニュ 原産地呼称:AOC. COTEAUX BOURGUIGNONS ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine Lignier-Michelot / ドメーヌ・リニエ・ミシュロブルゴーニュで最も洗練されたスタイルでモレ・サン・ドニの『今』を表現大御所を超える評価を得るモレ・サン・ドニの新たなトップ生産者。旨味と繊細さを備えた美しいスタイルとフィネスを追求。茎まで熟したブドウを収穫すべく、念入りな畑作業を行い極限まで選果を徹底する。ドメーヌの当主は、1970年生まれのヴィルジル・リニエ。ヴィルジルの祖父が1920年代に畑を開墾して以来、ブドウ栽培家としてネゴシアンにブドウを売っていたが、父親の代の1974年にアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィの畑を購入してドメーヌとしてワイン造りもスタート。現在では約4万5千本(ネゴシアン『ヴィルジル・リニエ』も含む)を瓶詰している。ちなみにモレ村にある『リニエ(Lignier)』の名前がつく所はユベール・リニエ をはじめ全て親戚関係にある。ヴィルジルは1990年からドメーヌの仕事に携わっており、2000年に父親から完全に当主を引き継いだのと同時に、ブドウ栽培をリュット・レゾネ(減農薬栽培)に切り替え、段階的に有機農法に移行し、何よりも畑での仕事に時間を割いてきた。非常に真面目な性格の持ち主で、常に試行錯誤しながら経験を積み重ねてきたことによって、2003年ヴィンテージ頃から安定して彼の思い通りのワイン造りが出来るようになった。父親の時代のワインはヴァン・ド・ガルド(長熟ワイン)タイプの、固く、タンニンの強い、10年?15年経って飲むものだったが、ヴィルジルはミディアムタイプで、瓶詰後最初の5年間の美しさを大切にし、早くからでも飲めるスタイルのワインを造ることを心がけている。更によりエレガントなスタイルを求め、2006年よりデュジャックやDRCと同じく一部除梗せず全房発酵を取り入れている。ヴィルジルはロベール・グロフィエ、ダヴィッド・デュヴァン等と親交が深く、頻繁に集まっては意見交換を行い、更なる品質向上の為に日々努力している。その仲間の1人、デュジャックの醸造担当アレックス・セイスは彼の実力を認める一人だ。『ル・クラッスマン』2007年度版では、ブルゴーニュ全体でも5軒しかない“Nouveau domaine et Domaine a suivre(初掲載かつ注目すべき生産者)”として紹介されており、2009年度版では、デュジャック、フレデリック・マニャン等に並ぶ1ツ星評価を獲得。また、ベターヌ&ドゥソーヴの『ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス』2011年度版では3ツ星に昇格するなど、現在のブルゴーニュのライジング・スターとして注目を集める造り手である。
【クール送料無料商品について】送料+クール代が含まれています。 ※ドライ(常温)便でお届けをご希望の場合、注文受付後に変更対応いたしますので、ご注文時に備考欄へご記入ください。 プーリア州の昔ながらの伝統的な醸造方法で完全に成熟したブドウで造られる、バランスが良く、適度な酸味と軽いタンニンの1本! 20世紀初頭、コルベッリ家はトスカーナのモンテプルチャーノ地区に移り住み、高品質のワインを生産するようになり、カステラーニ家が彼らのワインをイタリア国外へ輸出し始めた事をきっかけに、イタリア固有ブドウ品種のワインを海外市場において、いち早く認知させ、世界的に有名にする事に成功しました。こうして生まれたのが、CORBELLI(コルベッリ)のワインです。手頃な価格帯でありながら、イタリア固有品種のラインナップを揃えたコルベッリのワインをぜひお楽しみください。 「サンジョヴェーゼ プーリア」は、プーリア州の昔ながらの伝統的な醸造方法で完全に成熟したブドウを畑から手摘みし、23-25℃に温度管理して発酵と果皮浸漬した後に圧搾。スチールタンクでマロラクティック発酵。フィルターにかけボトリング。強烈なルビーレッド色で調和のとれたワイン。豊かなプラムやチェリーの香りと、スミレ、イチゴ、胡椒の特徴的な香りが漂う。バランスが良く、適度な酸味と軽いタンニン。地中海料理やピザ・パスタにぴったり。 Corbelli Sangiovese Puglia コルベッリ サンジョヴェーゼ プーリア 生産地:イタリア プーリア 原産地呼称:IGT. SANGIOVESE PUGLIA ぶどう品種:サンジョヴェーゼ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ 【ご注意】送料無料セット商品の同梱本数について 通常サイズ 750ml ボトル ドライ便 12本 クール便 9本 まで、1口で、同梱可能です。 送料無料セット商品に他のワインを同梱する場合は、同梱可能本数の上限にご注意ください。 セット商品の場合、注文時の個数が1でカウントされてしまうため、セット商品に他のワインを同梱する場合に、1口の上限本数を超えてしまう場合がございます。送料無料セットの場合、1口分の送料が無料となります。1口分の同梱可能本数を超えた場合、ご購入後、店舗での確認時に、必要口数の送料を追加させていただきます。Corbelli / コルベッリ イタリア固有品種のラインナップを揃え、コスパに優れたワイン! 20世紀初頭、コルベッリ家はトスカーナのモンテプルチャーノ地区に移り住み、高品質のワインを生産するようになり、カステラーニ家が彼らのワインをイタリア国外へ輸出し始めた事をきっかけに、イタリア固有ブドウ品種のワインを海外市場において、いち早く認知させ、世界的に有名にする事に成功しました。こうして生まれたのが、CORBELLI(コルベッリ)のワインです。手頃な価格帯でありながら、イタリア固有品種のラインナップを揃えたコルベッリのワインをぜひお楽しみください。
ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主! 偉大な特級畑から造られる、長期熟成のポテンシャルを秘めた1本。 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエは、シャンボール・ミュジニー最高の生産者です。1450年以来、代々のヴォギュエ一族によって受け継がれているドメーヌは、誰もが憧れるグラン・クリュ、「ミュジニー」最大の所有者です。10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2ha、ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑を持っています。 1986年より醸造責任者を務めているフランソワ・ミレ氏の手によって、生産量を抑え、その年の条件に合わせて造り方を変える方法を始めた結果、目を見張る高品質のワインを続々と誕生させ、ブルゴーニュきっての揺るぎない品質を保つ、誰もが恋焦がれるワインを生みだしています。著名なワイン評論家のロバート・パーカー氏も、彼のことを五つ星生産者として高く評価しています。 「ボンヌ・マール グラン・クリュ」は、ヴォギュエの所有するボンヌ・マールの畑は約2.7ha。ボンヌ・マールのアペラシオンのうち、約2割も保有する最大の生産者です。ボンヌ・マールは、モレ・サン・ドニ村とシャンボール・ミュジニー村にまたがる特級畑。シャンボール・ミュジニー北部に位置。若いうちは固く閉じきった状態の多い特級畑ミュジニーと対極に位置する、おおらかで力強く豊満なボディを持つ、男性的な印象のワインが造られています。 ヴォギュエの醸造責任者であるフランソワ・ミエによれば、ミュジニーが父、レ・ザムルーズが母、シャンボールのその他の1級畑が2人の子供たちで、ボンヌ・マールは伯父さん。つまりこれだけ家族が違うということ。赤い果実のニュアンスが強いシャンボールのワインの中で、これだけはブラックベリーなど黒い果実の香りが強く、しかも若い時の色調に青紫の反射を伴う。豊かで肉付きのよいワイン。ちなみにヴォギュエのボンヌ・マールは大部分がテール・ルージュ(赤土)の土壌にある。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):木製桶、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):20?30%、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:年による、所有面積:2.60ha、土壌:石灰粘土質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、コルドン・ドゥブル、収穫量:11000本/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・アンテグレ COMTE GEORGES DE VOGUE BONNES MARES GRAND CRU ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ボンヌ・マール グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. BONNES MARES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインレポート:94 ポイント 丸くて、下半身がしっかりしている。ダークラズベリー、オレンジの皮、チョーキーなストラクチャーのミディアムボディ。骨太で、濃密な果実、深みがある。ジャン・ルパテッリの初作品となる2021ヴィンテージは、春霜、べと病、うどんこ病、冷夏など様々な問題に見舞われて収量が半減した。品質を疑問視する向きもあるが、優れたドメーヌのワインはおしなべてエレガント。温暖化の影響を受けた2018から2020までに比べると、クラシックに回帰したヴィンテージ。好感を抱かずにいられない。ヴィンテージの性格にルパテッリの変革が加わり、ド・ヴォギュエのスタイルも変わっている。マロ前の、二酸化炭素が多く含まれるワインを樽から試飲した。 ライター:山本 昭彦 レビュー投稿日:2022/05/18 ■2021年ヴィンテージ情報■ 長年テクニカル・ディレクターを務めてきたフランソワ・ミエ(Fransois Millet)に代わり、自身のドメーヌを立ち上げたジャン・ルパテッリ(Jean Lupatelli)は、醸造における全房の使用、瓶詰め前のエレヴァージュ期間の延長、そしておそらく最も重要であろう樽の使用方法の変更など、ある種の改革を行っている。最初の2つはすぐに実感できるだろうが、オークの使用方法と使用するオークの種類を変更するのは、ワインに一度に多くの新樽を使用しないようにしたいので、より長いプロセスになるだろうと彼は指摘した。2021年ヴィンテージについてルパテッリは、「9月22日から28日にかけて収穫を行い、収量は15hl/ha程度だったので多くはないが、非常にきれいな果実を収穫できた。皮肉なことに、コート・ド・ボーヌのシャルドネが大凶作だったことを考えると、我々の畑で最も収量が多かったのはミュジニー・ブランだった。ポテンシャルアルコールは12-13%で、シャンボールの村以外では全房を50%ほど使用し、キュヴェゾンは20日ほどかけて非常にソフトに醸造した。2021年のスタイルについては、美しく透明感があり、2014年を彷彿とさせる。もうひとつの変更点として、5つの赤ワインの中で最も生産量が少ないため、アムルーズは樽からのみの試飲となった。(BURGHOUND.COM 評価より)Comte Georges de Vogüé / ヴォギュエミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
ブルゴーニュの若手醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手「ダヴィド・デュバン」 1965年父親がこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、 その後Domaine Amiot Servelle(母方の親戚)やDomaine L'Arlotでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。そして遂に2015年、「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。 「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・トレイ」は、ヴォーヌ・ロマネ側の斜面に位置するプルミエ・クリュで、南東向きの素晴らしい立地。細かい砂利の表土はコンブランシアン石灰岩が浸食されて上の丘陵から下がってきたもの。やや標高が高いため、濃厚な香りと緻密な果実味の中にエレガンスが感じられます。 ニュイ・サン・ジョルジュの村の北側。0.6ha。小石が多い土壌。アペラシオンやや北上部。クリュの中央、適度な傾斜の東向き斜面。樹齢60年。樽発酵(40%新樽、60% 1?3年樽)、14ヶ月間樽熟成。 DOMAINE DAVID DUBAND NUITS SAINT GEORGES 1ER CRU AUX THOREY ドメーヌ・ダヴィド・デュバン ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・トレイ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ 原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDAVID DUBAND / ダヴィド・デュパン ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ、ブルゴーニュの若手醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手です。 1965年父親がこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、 その後Domaine Amiot Servelle(母方の親戚)やDomaine L'Arlotでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。そして遂に2015年、「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。 デュバン氏はワイン造りにおいて、葡萄栽培に最も力を注いでいます。手間を掛け、愛情を注ぎ、丁寧に葡萄栽培をすることが最も重要だと考えています。その労力を惜しまないため、畑にいる時間が最も長くなっています。ここ数年は、ほぼ有機に近い状態で葡萄を栽培しています。 また、醸造については、 自然な状態で醗酵 ・ 熟成させることを理想としています。細心の注意を払いながら醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法で行っています。瓶詰め後、すぐ飲むことも出来、かつ、長期熟成も可能である芳醇な果実味、酸味、タンニンなどの要素の構成が十分で、バランスのとれた味わいのワインを造ることを目指しています。 醗酵中は外部の醸造家と毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピジャージュの回数などを決めます。樽熟成は12?18ヶ月間新樽(B.H.C.Blanc30%、Rouge30%、N.S.G.Villages40%、1er Cru40%、G.C.40%)。白は、軽く澱引き後、ノン・ フィルタレーションで瓶詰めされ、赤は、全房での発酵、澱引きもほとんど行われないで瓶詰めされます。 2006年には樹齢の高い畑を所有することで有名なジャッキー・トルショ氏の畑を引き継ぎ、醸造と販売を開始しました。
【正規代理店商品】 2009年産より、引退したエジュラン・ジャイエより継承した畑! エシェゾーの特別地区内にある畑で、アペラシオンの元祖というべき区画。 ブルゴーニュ屈指の醸造家として知られるドミニク・ローランが2006年に息子ジャンと始めたドメーヌ。息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻。6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。 栽培は全て有機農法。毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと。樹齢80年程の古樹が中心です。ぶどうは除梗せず全房発酵され、瓶詰めまでSO2は添加せず、補糖は一切行いません。ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。2009年からは待望のクレマンとクロ・ド・ヴージョ、エシェゾーといったグランクリュなどがラインナップに加わり、畑は現在約9haを所有。 「エシェゾー グラン・クリュ アン・オルヴォ ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、エシェゾーの特別地区内にある畑で、アペラシオンの元祖というべき区画から。かのエジュラン・ジャイエから譲り受けた区画「クロ・ヴージョ」と共に、我々のセラーで最上のワイン。果実は完熟しており、完ぺきな酸があり、ワインを完璧なものとしています。冷涼なテロワールがフレッシュさを保ち、ワインの様々な要素が熟成に達するまでエネルギーをワインに与え続けます。長期熟成の傑出したグランクリュですが、いつ飲んでも素晴らしい体験を与えてくれます。こうしたワインに、更なる凝縮感を求める事は、まったくもって考えられません。 ■ドミニク氏のコメント■ 習慣として、クロ・ヴジョを収穫した後の午後に収穫されます。当蔵のエシェゾーの熟成度は同様でありながら違っています。この場所においては冷涼です。東北東に位置しています。鉄が混じった赤土がこの偉大なアペラシオンの最もエネルギッシュなエシェゾーを生み出します(42ヘクタールの畑です)。このワインを発酵させるために当蔵では全果房を少なくとどめています。何故ならこのワインは縮こまるという厄介な傾向を持っているからです。当蔵のクロ・ヴジョと同じアルコール度数の熟成度がありますが、果実の熟成度はそれより少ないのです。よりいかめしく、タンニンが強くなります。この葡萄畑の下に立つ度、私は地中から来る力のようなものを感じます。目の前にはクロ・ヴジョ、左にはグラン・ミュジニー、右にはグラン・テシェゾーがあります。世界の中心に立っているのではないでしょうか。サルバトール・ダリも間違いました。 ■2020年のヴィンテージ情報■ 8月の暑さと熱風で、すでにブドウの果汁は十分に凝縮されていましたが、そこまで早く収穫はしていません。2019年よりも暑く乾燥した年でしたが、ピノノワールの酸を驚くほど凝縮させ、香り高いヴィンテージとなりました。2020年は過去5年で最高とあえて言わなくても素晴らしい、でもすでにそう思っている、好きになりそうな気がする!特異的なヴィンテージです。生育不良もありましたが、価格高騰は続き、収量も3分の1となった畑もあります。ワイン自体は2019よりもやや固さがでた、香り高い上質なキュヴェばかりです。 ■テクニカル情報■ 平均樹齢:80年 年間生産量:300本 醸造・熟成:熟成過程で最も大事にしていることは「オリとの接触」です。オリと接触させることで非常に繊細なワインができあがる。最小限の酸化防止剤の使用(瓶詰め前に少量)、ノンフィルター、コラージュ無しを徹底しています。ドミニク・ローランの哲学は「ブドウからワインに生まれ変わる過程に、人間は合理的に最小限に関わるべき」というもの。 Domaine Laurent Echezeaux Grand Cru En Orveau Vieilles Vignes ドメーヌ・ローラン エシェゾー グラン・クリュ アン・オルヴォ ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. ECHEZEAUX ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDominique LAURENT / ドミニク・ローラン1956年生まれ。洋菓子職人から転身し、ブルゴーニュ・ワインの黄金時代を手がけた偉大なる醸造家たちから伝統的なワインつくりを独自に習得し、1988年わずか32才にしてのネゴシアン業をスタートさせました。ローラン氏のこだわりは、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)へのこだわり、最小限の亜硫酸の使用、ノンフィルターなど近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法にこだわり、今ではブルゴーニュでも5本の指に入る醸造家に昇り詰めました。ロバート・パーカーの最新「ワイン・バイヤーズ・ガイド第7版」にて★★★★★(最高)の評価。ブルゴーニュ赤ワインの生産者でネゴシアンとして5つ星を獲得しているのはドミニク・ローランを含めて僅か3軒です。DOMAINE LAURENT PERE ET FILs / ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスブルゴーニュ屈指の醸造家として知られるドミニク・ローランが2006年に息子ジャンと始めたドメーヌ。息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻。6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。栽培は全て有機農法。毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと。樹齢80年程の古樹が中心です。ぶどうは除梗せず全房発酵され、瓶詰めまでSO2は添加せず、補糖は一切行いません。ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。2009年からは待望のクレマンとクロ・ド・ヴージョ、エシェゾーといったグランクリュなどがラインナップに加わり、畑は現在約9haを所有。「グランクリュシリーズのラベルについて」50年前にブルゴーニュで流行ったスタイルのラベルだそうです。何故そのラベルを採用したのかと言うと、ドミニク・ローランがその「ブルゴーニュの黄金時代」と言われるワイン造りのスタイルを目指しているから。特にこのラベルがお気に入りの様ですが、昔からの黒ラベルも捨てがたいとのこと。今でもラベルは、すべて手張りだそうです。「アンティークスタイルの重厚瓶(ヘビーボトル)へのこだわりについて」ドミニク自身が、20年以上保存出来ると判断した上質ワインには、重く厚みがあって底が深いボトル(通称:ヘビーボトル)に入れています。実は、ドミニクのこだわりは、ヘビーボトルではなく、”コルク”にあります。上質で長いコルクを使うためには、通常のボトルでは、コルクが長すぎでワインに触れてしまう為、ヘビーボトルを採用しているそうです。ボトルもコルクも通常のものよりコストも高いのです。 ◆2023/10/08 ドミニク・ローランを訪問しました!◆
ブルゴーニュの醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手「ダヴィド・デュバン」 1965年父親のピエールがこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、その後Domaine Pierre Amiot(母方の親戚)やDomaine Arlaudでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。そして遂に2015年、「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。 ワイン造りでデュバン氏が最も重要視するのはブドウの栽培で、長い時間を畑で過ごし、ここ数年はほぼ有機栽培に近い方法を採っているとのことです。さらに醸造については、できるだけ自然な状態で発酵や熟成を行うよう心がけており、いたずらに人の手をワインへ加えないことを旨としています。 「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・プロセ」は、NSG村の南側。石切場の側でミネラル分が多い。Les Pruliersよりタニックでパワーがある。クリュの中央上部0.35ha。南東向きの緩やかな斜面。樹齢30年。醸造:樽発酵(40%新樽、60% 1?3年樽)、14ヶ月間樽熟成。 DOMAINE DAVID DUBAND NUITS SAINT GEORGES 1ER CRU LES PROCES ドメーヌ・ダヴィド・デュバン ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・プロセ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ 原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGESS ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDAVID DUBAND / ダヴィド・デュパン ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ、ブルゴーニュの若手醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手です。 1965年父親がこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、 その後Domaine Amiot Servelle(母方の親戚)やDomaine L'Arlotでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。そして遂に2015年、「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。 デュバン氏はワイン造りにおいて、葡萄栽培に最も力を注いでいます。手間を掛け、愛情を注ぎ、丁寧に葡萄栽培をすることが最も重要だと考えています。その労力を惜しまないため、畑にいる時間が最も長くなっています。ここ数年は、ほぼ有機に近い状態で葡萄を栽培しています。 また、醸造については、 自然な状態で醗酵 ・ 熟成させることを理想としています。細心の注意を払いながら醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法で行っています。瓶詰め後、すぐ飲むことも出来、かつ、長期熟成も可能である芳醇な果実味、酸味、タンニンなどの要素の構成が十分で、バランスのとれた味わいのワインを造ることを目指しています。 醗酵中は外部の醸造家と毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピジャージュの回数などを決めます。樽熟成は12?18ヶ月間新樽(B.H.C.Blanc30%、Rouge30%、N.S.G.Villages40%、1er Cru40%、G.C.40%)。白は、軽く澱引き後、ノン・ フィルタレーションで瓶詰めされ、赤は、全房での発酵、澱引きもほとんど行われないで瓶詰めされます。 2006年には樹齢の高い畑を所有することで有名なジャッキー・トルショ氏の畑を引き継ぎ、醸造と販売を開始しました。
Vosne Romaneeのテロワールを的確に理解した見事なワイン! 1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げ、新たなファンの獲得につながっています。 数年前からDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。 「ヴォーヌ・ロマネ」は、4ha所有(オー・レア、オー・コミューン、レ・バロー、レ・シャルダン、ボジェ)。平均した樹齢は約45年。このうちのレ・バローはあのクロ・パラントゥとレ・プティ・モンに隣接した村名畑。丘の上にあり、その下の中腹にクロ・パラントゥの畑が広がる。北東を向いてはいるが、ブドウはとてもよく熟し、適度な酸が得られる。風通しがいいからであろう、カビの影響を受けたことはないそうだ。 艶やかで熟度の高い果実味、適度な酸の度合い、清らかで純粋なミネラル感と凝縮感溢れる豊かな果実味と土の風味がうまくまとまっている。上質なタンニンも非常にしっかりしており、ポテンシャルの高さが伺える。エレガントさと優しさ、そして力強さが見事に共存。 Domaine ROBERT SIRUGUE & SES ENFANTS Vosne Romanee ドメーヌ・ロベール・シリュグ ヴォーヌ・ロマネ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ 原産地呼称:AOC. VOSNE ROMANEE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine Robert Sirugue / ロベール・シュルグヴォーヌ・ロマネのロマネ・コンティの近くに本拠があります。1960年にロベール・シュルグ氏が創業しました。現在は二人の娘が携わり運営しています。働いているのは娘たちが中心で全体でも女性が多い。所有する畑の面積は約11ヘクタールで、この全てにおいて減農薬栽培(リュット・レゾネ)が行われています。所有する最高峰の特級畑“グラン・エシェゾー”はわずか0.13ヘクタールから造られる滅多にお目にかかれないワインです。クロ・バラントゥとリシュブールに挟まれた1級畑“プティ・モン”が実質的なフラッグシップです。ワインにも女性らしい柔らかさ、やさしさが感じられます。葡萄木は50年を超えるもので凝縮されたものに仕上がります。このドメーヌの顧客は個人客が主体で、一般のマーケットに出てくるワインは非常に少ないです。ご訪問させて頂き、地下セラーを拝見させて頂きましたが本当にグランエシェゾーの樽は2樽しかありませんでした。1樽で約360本ほどですから、僅か720本の生産量です。
「ぶどうに極力負荷をかけない、ナチュラルな醸造を心がけています。もともと薫り高く、表情豊かな僕のぶどうたちが、そのまま美味しいワインになってくれるのを見守るだけです」クリストフ・ブヴィエ マルサネの名門ブヴィエ家より、新世代による3番目の「ドメーヌ・ブヴィエ」が誕生しております。2012年1月に他界されたルネ・ブヴィエ翁の2人の息子のうち、次男のベルナールは「ドメーヌ・ルネ・ブヴィエ」を継承して現在も当主です。長男のレジスは「ドメーヌ・レジス・ブヴィエ」の当主で、1977年に生まれたその一子をクリストフといいます。クリストフは1998年からお父さんの下で働いていましたが、彼が切願した実質ビオロジック栽培への転換の許可が得られず、また、年齢的にお父さんの引退も先であることから、2010年、それまでに継承していた一部の畑をもとに独立を決意。カーヴは叔父のベルナールが貸してくれ、ここに、「ドメーヌ・クリストフ・ブヴィエ」が誕生しました。 「フィサン・ルージュ」は、最北部の「レ・フソット」、最南部の「ラ・ヴィオンヌ」及び「レ・ポルト・フイユ」の3区画合計で0.97ha。平均樹齢約65年のVV。新樽率30%で14ヶ月間熟成。「表土の下に分厚い石灰質基盤層があり、フィネスに優れた、エレガントなワインになります。」(クリストフ・ブヴィエ) クリストフ曰く、このワインは、シャンボールらしいエレガントなワインを表現したかったとのことです。「レ・フソット」のみだと、厳格すぎる・硬すぎてしまったので、「ラ・ヴィオンヌ」及び「レ・ポルト・フイユ」の区画をブレンドすることでようやくバランスの良いものになったそうです。 ■テクニカル情報■ 栽培:実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しない 醸造:原則除梗するが、茎まで完熟している房は全房発酵を行う場合もある。天然酵母のみで発酵 Domaine Christophe Bouvier FIXIN ROUGE ドメーヌ・クリストフ・ブヴィエ フィサン・ルージュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ フィサン 原産地呼称:AOC. FIXIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディChristophe Bouvier / クリストフ・ブヴィエマルサネのブヴィエ家より、新世代による3番目の「ドメーヌ・ブヴィエ」が誕生しております。2012年1月に他界されたルネ・ブヴィエ翁の2人の息子のうち、次男のベルナールは「ドメーヌ・ルネ・ブヴィエ」を継承して現在も当主です。長男のレジスは「ドメーヌ・レジス・ブヴィエ」の当主で、1977年に生まれたその一子をクリストフといいます。クリストフは1998年からお父さんの下で働いていましたが、彼が切願した実質ビオロジー栽培への転換の許可が得られず、また、年齢的にお父さんの引退もまだまだ先であることから、2010年、それまでに継承していた一部の畑をもとに独立を決意。カーヴは叔父のベルナールが貸してくれ、ここに、「ドメーヌ・クリストフ・ブヴィエ」が誕生しました。「化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しませんので、毎年毎年、根が深く伸びていきます。最深部まで根が張り巡らされた時、どんな悪天候にも負けない、真のビオロジー栽培環境を確立できると信じています」。原則として、除梗をしません。「茎まで完熟した房以外は使用しませんし、除梗も含めて、極力ぶどうに負荷をかけない醸造を心がけています。もともと薫り高く、表情豊かな僕のぶどうたちが、そのまま美味しいワインになってくれるのを見守るだけです」(以上、クリストフ・ブヴィエ)。気は優しくて力持ち。ラグビーを通じて、多くの生産者たちと交流があります。
オーガニック認証とフェアトレード認証を取得した世界初のワイナリー「ステラー社」が造る酸化防止剤無添加オーガニックワイン。容量:750ml チェリー、プラム、タバコなどの香り、優しい柔らかな酸とボディ、フレッシュで赤系果実やプラムなどのフルーティでジューシーな味わいです。
エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart 創設者は「バローロボーイズ」の仕掛け人であったマルク・デ・グラツィア。彼はイタリア中で優良な生産者を見出すワイン商が本業だったが、このエトナの地の「標高の高さ由来の昼夜の寒暖差」、「古樹の比率の高さ」そして何より、時に世界最高のワイン産地ブルゴーニュに比較されることのある「複雑に入り組んだテロワール」にほれ込み、自らワイナリーを立ち上げた。 ワイナリー名は直訳すると「黒い大地」、この地特有の火山由来の土壌を指すが、一見すると同じような色合いの土壌でも少し移動するだけで火山による影響の歴史が異なるため、非常に複雑に入り組んでおり、ワインになった時には異なる個性を表す。彼はその表現に誰よりも早く取り組み、そして今もこだわり続けている。この先もこの地を代表する生産者であり続けるだろう。 「エトナ・ロッソ フェウド・ディ・メッツォ」は、北側斜面の標高600mほどにあるコントラーダ、フェウド・ディ・メッツォのブドウを使用。火山灰豊富な浅い土壌で、最も気温も高くなる区画のため果実が柔らかく大らかに表れやすく、ほのかなスパイスのヒントを備えながらも最も近づきやすい滑らかさを持ったワインとなる。 ■テクニカル情報■ 面積:1.2ヘクタール 生産量:1ヘクタールあたり5トン 土壌:火山性、混合、深い、灰 畑:エトナ山の北側、標高600メートル 樹齢:60-80年 年間生産量:5,000本 醸造・熟成:フレンチオークのバリックとトノーで発酵、14ヶ月熟成後、ステンレスタンクで1ヶ月熟成 Terre Nere Etna Feudo di Mezzo テッレ・ネーレ エトナ・ロッソ フェウド・ディ・メッツォ 生産地:イタリア シチリア 原産地呼称:D.O.C. ETNA ROSSO ぶどう品種:ネレッロ・マスカレーゼ 100% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:96 ポイント TENUTA DELLE TERRE NERE ETNA ROSSO FEUDO DI MEZZO IL QUADRO DELLE ROSE 2021 Monday, August 7, 2023 CountryItaly RegionSicily Vintage2021 Score 96 Pure cherry fruit here, reminiscent of kirsch, with orange peel and an ashy, mineral backbone to it, almost like cracked flint or gunpowder. Similar aromas and flavors on both the nose and on the palate. Medium- to full-bodied, really tense and firm with chalky tannins and a lingering crushed granite and rock sensation on the palate. Seashells, too. Long. Try after 2025.Terre Nere / テッレ・ネーレ エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart ヨーロッパ最大の活火山「エトナ山」、その麓には真っ黒な溶岩に覆われた部分と緑の草原の部分のコントラストが興味深い肥沃な大地が広がり、紀元前から土着のブドウが栽培されてきた。ワインとしてもシチリアで最も早くDOCに認められたエトナだが、90年代にバローロボーイズを率い、近代的なアプローチを持ち込むことでその当時世界市場から置き去りにされていたバローロの人気・知名度を再復興させた最大の立役者マルコ・ディ・グラツィアがこの地に興したのがテッレ・ネーレである。彼は元々イタリア全土から素晴らしい品質のワインを見つけ出すワイン商であったが、その中でもエトナに心奪われ、自らもこのエトナでワイナリーを立ち上げることにしたのである。 マルコを魅了したその独特なテロワールとは言うまでもなくエトナ山による賜物であり、50万年にも及ぶ火山活動によって生まれた複雑で唯一無二のものである。テッレ・ネーレとは「黒い大地」を意味し、エトナに広がる畑の溶岩や火山灰を豊富に含む独特な黒い土壌から来ている。その土壌構成は少し距離が離れただけで噴火によって受けた影響の歴史が異なるため大きく異なったものになることもあるという。畑の広がる標高も400-1000mまでと稀有な幅広さがあり、この独特かつ複雑な土壌と標高差の掛け合わせがイタリア全土の産地を見てきたマルコにとって非常に魅力的に映ったのはごく自然なことだった。 また加えてその標高の高さからヨーロッパ全体を襲ったフィロキセラ害から逃れた古樹が多く残っていたこと、そして昼夜の寒暖差が他のどの地域と比べても大きかったこともその魅力を増幅させる大きな要因であった。これら複数の要因が絡み合ったこの特別な地から生まれるワインは、総じてエレガンスに溢れ香り高く、そして区画によって違った表情を見せるというまさにブルゴーニュ的側面を持っているのである。 ワイナリーが所有する畑は、古くから赤品種のネレッロ・マスカレーゼにとって最高とされてきたエトナ山北側のコントラーダ(クリュ)に7区画、そして東側と南側に1区画ずつあり、それぞれに適した品種が植えられているが、テッレ・ネーレがその区画ごとでの醸造・瓶詰をエトナにおいて初めて取り組み、その多面的な魅力を表現するという極めてブルゴーニュ的なアプローチを行った最初のワイナリーとして大きな功績を残したことは忘れてはならない事実である。 ワイナリーの信念は「それぞれのテロワールが持つ様々な特徴をできるだけピュアに表現すること」であり、古代からの火山地帯の「小宇宙」とも呼ぶべき多面的な個性を、常に敬意と配慮を持った賢明な農作業によって表現することとしている。そのため2002年の設立当初からオーガニック栽培を採用、畑作業において最高の質のブドウを得るための努力を何よりも最優先し、醸造面においてもできる限り余計な介入を避け、テロワールをそのまま表現することに心血を注ぎ続けている。その姿勢は設立から20年以上経って国際的な注目がエトナに集まるようになった今でも変わらず継続され、今後もこの産地を代表する生産者であり続けることは間違いないだろう。
【正規代理店商品】 評価の高いミュジニー、エシェゾーと言った特級の偉大なテロワールに例えられるコンブ・ドルヴォーをブレンドした村名シャンボール・ミュジニー! 1956年生まれ。洋菓子職人から転身し、ブルゴーニュ・ワインの黄金時代を手がけた偉大なる醸造家たちから伝統的なワインつくりを独自に習得し、1988年わずか32才にしてのネゴシアン業をスタートさせました。 ローラン氏のこだわりは、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)へのこだわり、最小限の亜硫酸の使用、ノンフィルターなど近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法にこだわり、今ではブルゴーニュでも5本の指に入る醸造家に昇り詰めました。 ドミニク・ローランが買い付けてくるワインはすべてヴィエイユ・ヴィーニュのものです。 その中から樽熟成開始約1年後に樽から試飲して、最良のものだけを選んでキュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュとして位置づけています。 「シャンボール・ミュジニー ヴィエーユ・ヴィーニュ」は、プルミエクリュのコンブドルヴォーをブレンドした村名シャンボール・ミュジニー 評価の高いミュジニー、エシェゾーと言った特級の偉大なテロワールに例えられるコンブ・ドルヴォーをブレンドし、これが村の特徴を良く表すヴィラージュのブドウと相乗効果を生みだしている。巧みにキュヴェをブレンドする事で、複雑な味わいが表現されている。シャンボールとしては少し凝縮している方だが、野生の木イチゴの香りがしっかりと現れる。プルミエ・クリュのワインがブレンドされているので、熟成に時間が必要。 ■2020VTドミニク氏本人のコメント■ 壮大で気品に溢れるコンブ・ドルヴォーCombe d’Orveaux(シャンボール村境、ミュジニーとエシェゾーのあるエリア)のキュベにクロ・ド・ラ・ブシエールClos de la Bussiere とシャンボール・サンティエChambolle Sentiersに向かう村の下方のブドウのキュベがブレンドされバランスを取っています。極端な凝縮感(2020年ヴィンテージと1902年に植樹された古木の特性)によりこの村の特徴であるフローラルさは損なわれていますが、野イチゴのフィニッシュは大きな期待を持たせてくれます。5?20年が飲み頃です。 ■2020年のヴィンテージ情報■ 8月の暑さと熱風で、すでにブドウの果汁は十分に凝縮されていましたが、そこまで早く収穫はしていません。2019年よりも暑く乾燥した年でしたが、ピノノワールの酸を驚くほど凝縮させ、香り高いヴィンテージとなりました。2020年は過去5年で最高とあえて言わなくても素晴らしい、でもすでにそう思っている、好きになりそうな気がする!特異的なヴィンテージです。生育不良もありましたが、価格高騰は続き、収量も3分の1となった畑もあります。ワイン自体は2019よりもやや固さがでた、香り高い上質なキュヴェばかりです。 ■テクニカル情報■ ネゴシアンのワインなので大部分のブドウは全房発酵(除梗せずぶどうを房ごと発酵させる)するよう推奨している。熟成は自社の工房で造る最高級熟成樽「マジックカスク」の使用。熟成過程で最も大事にしていることは「オリとの接触」です。オリと接触させることで非常に繊細なワインができあがる。最小限の酸化防止剤の使用(瓶詰め前に少量)、ノンフィルター、コラージュ無しを徹底しています。ドミニク・ローランの哲学は「ブドウからワインに生まれ変わる過程に、人間は合理的に最小限に関わるべき」というもの。 Dominique Laurent Chambolle Musigny Vieilles Vignes ドミニク・ローラン シャンボール・ミュジニー ヴィエーユ・ヴィーニュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー 原産地呼称:AOC. CHAMBOLLE MUSIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:14.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDominique LAURENT / ドミニク・ローラン1956年生まれ。洋菓子職人から転身し、ブルゴーニュ・ワインの黄金時代を手がけた偉大なる醸造家たちから伝統的なワインつくりを独自に習得し、1988年わずか32才にしてのネゴシアン業をスタートさせました。ローラン氏のこだわりは、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)へのこだわり、最小限の亜硫酸の使用、ノンフィルターなど近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法にこだわり、今ではブルゴーニュでも5本の指に入る醸造家に昇り詰めました。ロバート・パーカーの最新「ワイン・バイヤーズ・ガイド第7版」にて★★★★★(最高)の評価。ブルゴーニュ赤ワインの生産者でネゴシアンとして5つ星を獲得しているのはドミニク・ローランを含めて僅か3軒です。DOMAINE LAURENT PERE ET FILs / ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィスブルゴーニュ屈指の醸造家として知られるドミニク・ローランが2006年に息子ジャンと始めたドメーヌ。息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻。6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。栽培は全て有機農法。毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと。樹齢80年程の古樹が中心です。ぶどうは除梗せず全房発酵され、瓶詰めまでSO2は添加せず、補糖は一切行いません。ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。2009年からは待望のクレマンとクロ・ド・ヴージョ、エシェゾーといったグランクリュなどがラインナップに加わり、畑は現在約9haを所有。「グランクリュシリーズのラベルについて」50年前にブルゴーニュで流行ったスタイルのラベルだそうです。何故そのラベルを採用したのかと言うと、ドミニク・ローランがその「ブルゴーニュの黄金時代」と言われるワイン造りのスタイルを目指しているから。特にこのラベルがお気に入りの様ですが、昔からの黒ラベルも捨てがたいとのこと。「アンティークスタイルの重厚瓶(ヘビーボトル)へのこだわりについて」ドミニク自身が、20年以上保存出来ると判断した上質ワインには、重く厚みがあって底が深いボトル(通称:ヘビーボトル)に入れています。実は、ドミニクのこだわりは、ヘビーボトルではなく、”コルク”にあります。上質で長いコルクを使うためには、通常のボトルでは、コルクが長すぎでワインに触れてしまう為、ヘビーボトルを採用しているそうです。ボトルもコルクも通常のものよりコストも高いのです。 ◆2023/10/08 ドミニク・ローランを訪問しました!◆
2006年から2ha分の畑をブルゴーニュ・ルージュに格下げしたため、品質がさらに上がった村名ショレイ・レ・ボーヌ! サラリとしていながら果実味の充実感があり、フローラルなアロマとピュアな酸味が心地よい。口当たり柔らかく、喉越しも滑らかな1本です。 ドメーヌの歴史は19世紀の末まで遡り、1921年にはすでに元詰めを始めていたという。ドメーヌがある通りの名前はリュー・アレクサンドル・トロ。アレクサンドルは現在、ドメーヌを経営する一族の祖先で、ショレ・レ・ボーヌの村長を務めていた。そのアレクサンドルの妻がオーレリー・ボーといい、両家の姓が合わさりトロ・ボーとなっている。 合計24haもの畑を、アロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、そしてお膝元のショレ・レ・ボーヌにもち、とりわけコルトンの丘にはコルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトン(コルトン・コンブからなる)の特級畑を有する。 「ショレ・レ・ボーヌ」は、ドメーヌが拠を置き、生産量の4分の1を占める。他の多くのコート=ドールのアペラシオンと趣を異にしていて、総面積140ヘクタール弱のほとんどは斜面ではなく平地に位置し、国道74号線の東側に広がっている。このようにアペラシオン自体はパッとしないが、そこにつくり手が絡むとブルゴーニュの一筋縄ではいかない側面が出てくる。 それを実感できるのがこのトロ・ボーのショレで、生み出すのはハデさのあるワインではなく腰の据わったタイプ。まろやかでバランスのとれた赤はうまみも十分で満足度は大きく、よく熟成する。 調和のとれた柔らかなヴィラージュでありながら価格的にはブルゴーニュACとほぼ一緒という、カリテ・プリなもの。 ■2021年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュの偉大なクラシックスタイルに戻れることを嬉しく思います。個人的には猛暑に見舞われる以前に、両親が造っていたワインを思い出させてくれるので、このヴィンテージをとても気に入っています。2021年はブドウが大変な年だったので、できるだけ衛生状態の良いブドウが収穫できるように、沢山働きました。非常に厳しい年でしたが、醸造に関しては、過剰な糖分がなかったので、発酵がいつも通り進み、最終的には順調でした。例年通り10-15日のキュヴェゾン期間になりました。そして、1日2回、味わいの成分、タンニンと色を抽出させるためピジャージュしました。2020年はブルゴーニュらしくない非典型的なワインでしたが、2021年VTは、イメージ通りの本物のブルゴーニュに仕上がっています。 (マーケティング&セールス担当 ナタリー・トロ氏より) TOLLOT BEAUT CHOREY LES BEAUNE トロ・ボー ショレ・レ・ボーヌ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ショレイ・レ・ボーヌ 原産地呼称:AOC. CHOREY LES BEAUNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディTollot-Beaut / トロ・ボー常時ワインリストに載せておきたいスタイリッシュでブレのないワインショレ・レ・ボーヌは今は県道となった幹線道路D974の東側に位置する小さな村。マルサネと同じく村名アペラシオンは得られても、特級畑はおろか、1級畑すらない。それゆえ隣村のサヴィニー・レ・ボーヌと比べても目立たぬ存在だが、この村には偉大なドメーヌが存在する。それがトロ・ボーだ。合計24haもの畑を、アロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、そしてお膝元のショレ・レ・ボーヌにもち、とりわけコルトンの丘にはコルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトン(コルトン・コンブからなる)の特級畑を有する。ドメーヌの歴史は19世紀の末まで遡り、1921年にはすでに元詰めを始めていたという。ドメーヌがある通りの名前はリュー・アレクサンドル・トロ。アレクサンドルは現在、ドメーヌを経営する一族の祖先で、ショレ・レ・ボーヌの村長を務めていた。そのアレクサンドルの妻がオーレリー・ボーといい、両家の姓が合わさりトロ・ボーとなっている。ドメーヌは1990年代までジャック、アラン、フランソワの三兄弟により運営され、今はそれぞれの子供たち、ジャン・ポール(アンヌ・グロの夫)、オリヴィエ、ナタリーの手に委ねられている。ブドウ畑は施肥をせず、夏季剪定により収量調整。赤ワインの造りは手摘みしたブドウを除梗ののち、コンクリートタンク、またはステンレスタンクを使用して発酵。最初の数日はルモンタージュを行い、その後は日に2回のピジャージュ。樽に移す。新樽率は村名が4分の1、1級が3分の1、特級が50%となるが、パワフルなアロース・コルトンはワンランク引き上げて村名で3分の1、1級で50%である。このドメーヌのコルトン・シャルルマーニュは、東側斜面の頂上、ル・コルトンに植えられたシャルドネからなり、50%の新樽を含み樽発酵、樽熟成だ。トロ・ボーのワインはどれも果実味豊かでタンニンが丸く、とても洗練されたスタイルで野暮ったさが一切感じられない。またヴィンテージごとのブレも少なく、村名ショレ・レ・ボーヌなどは、レストランの定番としてワインリストに常時載せておきたいアイテムだと思う。
ピノ・ノワールの美味しさが素直に伝わる、生き生きとした果実味が魅力の赤ワイン! ドメーヌの歴史は19世紀の末まで遡り、1921年にはすでに元詰めを始めていたという。ドメーヌがある通りの名前はリュー・アレクサンドル・トロ。アレクサンドルは現在、ドメーヌを経営する一族の祖先で、ショレ・レ・ボーヌの村長を務めていた。そのアレクサンドルの妻がオーレリー・ボーといい、両家の姓が合わさりトロ・ボーとなっている。 合計24haもの畑を、アロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、そしてお膝元のショレ・レ・ボーヌにもち、とりわけコルトンの丘にはコルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトン(コルトン・コンブからなる)の特級畑を有する。 「ブルゴーニュ コート・ドール ルージュ」は、2006年から村名ショレイ・レ・ボーヌの2ha分が加わり、生産量が増えたブルゴーニュ・ルージュ。フローラルな香りと小気味よい酸味をもつ軽やかな仕上がり。舌触り滑らかで艶やか。ランチから楽しめるブルゴーニュ・ルージュ。 ■2021年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュの偉大なクラシックスタイルに戻れることを嬉しく思います。個人的には猛暑に見舞われる以前に、両親が造っていたワインを思い出させてくれるので、このヴィンテージをとても気に入っています。2021年はブドウが大変な年だったので、できるだけ衛生状態の良いブドウが収穫できるように、沢山働きました。非常に厳しい年でしたが、醸造に関しては、過剰な糖分がなかったので、発酵がいつも通り進み、最終的には順調でした。例年通り10-15日のキュヴェゾン期間になりました。そして、1日2回、味わいの成分、タンニンと色を抽出させるためピジャージュしました。2020年はブルゴーニュらしくない非典型的なワインでしたが、2021年VTは、イメージ通りの本物のブルゴーニュに仕上がっています。 (マーケティング&セールス担当 ナタリー・トロ氏より) ■ブルゴーニュ・コート・ドールについて■ 2017年から新しく追加されたAOCブルゴーニュの格上の村名AOCです。2017ヴィンテージから「コート・ドール地域」で限定産出されたワインは、 ラベルに【ブルゴーニュ・コート・ドール】という呼称を表記できるようになりました。 TOLLOT BEAUT BOURGOGNE COTE D’OR ROUGE トロ・ボー ブルゴーニュ コート・ドール ルージュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ドール 原産地呼称:AOC. BOURGOGNE COTE D’OR ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディTollot-Beaut / トロ・ボー常時ワインリストに載せておきたいスタイリッシュでブレのないワインショレ・レ・ボーヌは今は県道となった幹線道路D974の東側に位置する小さな村。マルサネと同じく村名アペラシオンは得られても、特級畑はおろか、1級畑すらない。それゆえ隣村のサヴィニー・レ・ボーヌと比べても目立たぬ存在だが、この村には偉大なドメーヌが存在する。それがトロ・ボーだ。合計24haもの畑を、アロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌ、そしてお膝元のショレ・レ・ボーヌにもち、とりわけコルトンの丘にはコルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトン(コルトン・コンブからなる)の特級畑を有する。ドメーヌの歴史は19世紀の末まで遡り、1921年にはすでに元詰めを始めていたという。ドメーヌがある通りの名前はリュー・アレクサンドル・トロ。アレクサンドルは現在、ドメーヌを経営する一族の祖先で、ショレ・レ・ボーヌの村長を務めていた。そのアレクサンドルの妻がオーレリー・ボーといい、両家の姓が合わさりトロ・ボーとなっている。ドメーヌは1990年代までジャック、アラン、フランソワの三兄弟により運営され、今はそれぞれの子供たち、ジャン・ポール(アンヌ・グロの夫)、オリヴィエ、ナタリーの手に委ねられている。ブドウ畑は施肥をせず、夏季剪定により収量調整。赤ワインの造りは手摘みしたブドウを除梗ののち、コンクリートタンク、またはステンレスタンクを使用して発酵。最初の数日はルモンタージュを行い、その後は日に2回のピジャージュ。樽に移す。新樽率は村名が4分の1、1級が3分の1、特級が50%となるが、パワフルなアロース・コルトンはワンランク引き上げて村名で3分の1、1級で50%である。このドメーヌのコルトン・シャルルマーニュは、東側斜面の頂上、ル・コルトンに植えられたシャルドネからなり、50%の新樽を含み樽発酵、樽熟成だ。トロ・ボーのワインはどれも果実味豊かでタンニンが丸く、とても洗練されたスタイルで野暮ったさが一切感じられない。またヴィンテージごとのブレも少なく、村名ショレ・レ・ボーヌなどは、レストランの定番としてワインリストに常時載せておきたいアイテムだと思う。
エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart 創設者は「バローロボーイズ」の仕掛け人であったマルク・デ・グラツィア。彼はイタリア中で優良な生産者を見出すワイン商が本業だったが、このエトナの地の「標高の高さ由来の昼夜の寒暖差」、「古樹の比率の高さ」そして何より、時に世界最高のワイン産地ブルゴーニュに比較されることのある「複雑に入り組んだテロワール」にほれ込み、自らワイナリーを立ち上げた。 ワイナリー名は直訳すると「黒い大地」、この地特有の火山由来の土壌を指すが、一見すると同じような色合いの土壌でも少し移動するだけで火山による影響の歴史が異なるため、非常に複雑に入り組んでおり、ワインになった時には異なる個性を表す。彼はその表現に誰よりも早く取り組み、そして今もこだわり続けている。この先もこの地を代表する生産者であり続けるだろう。 「エトナ・ロッソ プレフィロキセラ」は、北側斜面のコントラーダ、カルデラーラ・ソッターナ内にある標高620m、僅か0.8haの区画(通称:ドン・ペッピーノの畑)に生えた樹齢140年以上、もちろんプレフィロキセラの超古樹から採れたブドウを使用。華やかでありながら深みのある香りと果実味で、ボリュームと厚みがありながらも非常に繊細。この特別な区画からしか生み出せない、ワイナリーの偉大なトップキュヴェ。 ■テクニカル情報■ 面積:0.8ヘクタール 生産量:1ヘクタールあたり5トン未満 土壌:火山、玄武岩と混合した軽石、灰の痕跡 向き:北 樹齢:140年以上 年間生産量:4,000本 醸造・熟成:フレンチオークのバリックとトノーで発酵、14ヶ月熟成後、ステンレスタンクで1ヶ月熟成 Terre Nere Etna Rosso Prephylloxera テッレ・ネーレ エトナ・ロッソ プレフィロキセラ 生産地:イタリア シチリア 原産地呼称:D.O.C. ETNA ROSSO ぶどう品種:ネレッロ・マスカレーゼ 100% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:98 ポイント TENUTA DELLE TERRE NERE ETNA ROSSO CALDERARA SOTTANA PREPHYLLOXERA LA VIGNA DI DON PEPPINO 2021 Monday, August 7, 2023 CountryItaly RegionSicily Vintage2021 Score 98 This has impressive depth and complexity with an array of red and dark berries mixed with dark chocolate, ground spices and burnt orange peel. All of this fragrance sits on a bed of smoked, ashy, dark stone and wet asphalt undertones. Full and deep with very fine, silky tannins. So much tension and force here. It goes on for minutes, ending with a seamless, textural finish. From ancient, pre-phylloxera vines. Try now, but this will age beautifully. Better after 2026. VINOUS:95 ポイント 95pts Drinking Window 2026 - 2034 From: Surpassing Expectations: New Releases from Sicily (Sep 2023) The 2021 Etna Rosso Prephylloxera La Vigna di Don Peppino Calderara Sottana is something to behold. The color alone baffles the mind: a translucent ruby that misleads the taster to expect a delicate and lifted effort. This opens slowly in the glass, smoky and intense, evolving with ash and rosemary suggestions. A core of crushed wild berries and exotic spice comes to the fore. It’s deeply textural yet deceptively energetic, with silken waves of dark red fruit that wash across the palate, leaving a salty staining of minerals and savory herbs in their wake. A complex web of fine-grained tannins clamps down hard, balanced by a twang residual acidity, as inner florals and hints of tangerine slowly dissipate. Patience will be required. - By Eric Guido on June 2023Terre Nere / テッレ・ネーレ エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart ヨーロッパ最大の活火山「エトナ山」、その麓には真っ黒な溶岩に覆われた部分と緑の草原の部分のコントラストが興味深い肥沃な大地が広がり、紀元前から土着のブドウが栽培されてきた。ワインとしてもシチリアで最も早くDOCに認められたエトナだが、90年代にバローロボーイズを率い、近代的なアプローチを持ち込むことでその当時世界市場から置き去りにされていたバローロの人気・知名度を再復興させた最大の立役者マルコ・ディ・グラツィアがこの地に興したのがテッレ・ネーレである。彼は元々イタリア全土から素晴らしい品質のワインを見つけ出すワイン商であったが、その中でもエトナに心奪われ、自らもこのエトナでワイナリーを立ち上げることにしたのである。 マルコを魅了したその独特なテロワールとは言うまでもなくエトナ山による賜物であり、50万年にも及ぶ火山活動によって生まれた複雑で唯一無二のものである。テッレ・ネーレとは「黒い大地」を意味し、エトナに広がる畑の溶岩や火山灰を豊富に含む独特な黒い土壌から来ている。その土壌構成は少し距離が離れただけで噴火によって受けた影響の歴史が異なるため大きく異なったものになることもあるという。畑の広がる標高も400-1000mまでと稀有な幅広さがあり、この独特かつ複雑な土壌と標高差の掛け合わせがイタリア全土の産地を見てきたマルコにとって非常に魅力的に映ったのはごく自然なことだった。 また加えてその標高の高さからヨーロッパ全体を襲ったフィロキセラ害から逃れた古樹が多く残っていたこと、そして昼夜の寒暖差が他のどの地域と比べても大きかったこともその魅力を増幅させる大きな要因であった。これら複数の要因が絡み合ったこの特別な地から生まれるワインは、総じてエレガンスに溢れ香り高く、そして区画によって違った表情を見せるというまさにブルゴーニュ的側面を持っているのである。 ワイナリーが所有する畑は、古くから赤品種のネレッロ・マスカレーゼにとって最高とされてきたエトナ山北側のコントラーダ(クリュ)に7区画、そして東側と南側に1区画ずつあり、それぞれに適した品種が植えられているが、テッレ・ネーレがその区画ごとでの醸造・瓶詰をエトナにおいて初めて取り組み、その多面的な魅力を表現するという極めてブルゴーニュ的なアプローチを行った最初のワイナリーとして大きな功績を残したことは忘れてはならない事実である。 ワイナリーの信念は「それぞれのテロワールが持つ様々な特徴をできるだけピュアに表現すること」であり、古代からの火山地帯の「小宇宙」とも呼ぶべき多面的な個性を、常に敬意と配慮を持った賢明な農作業によって表現することとしている。そのため2002年の設立当初からオーガニック栽培を採用、畑作業において最高の質のブドウを得るための努力を何よりも最優先し、醸造面においてもできる限り余計な介入を避け、テロワールをそのまま表現することに心血を注ぎ続けている。その姿勢は設立から20年以上経って国際的な注目がエトナに集まるようになった今でも変わらず継続され、今後もこの産地を代表する生産者であり続けることは間違いないだろう。
最先端を纏うヴォルネイの歴史的古参が手掛ける、土壌由来のパワフルさと繊細さを併せ持つ特級畑「コルトン レ・ブレッサンド」! かつてロマネ・コンティのオーナーであったデュヴォー・ブロシェ家の所有地の一部が、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール。1964年、投資家たちにより再構築され、その時に醸造長となったのがジェラール・ポテルであった。やがて、ポテルが株式の半分を取得し、もう半分をオーストラリアの投資家たちが所有していたが、1997年にポテルが急死。ドメーヌは売りに出され、これを購入したのが現オーナーのパトリック・ランダンジェである。 2018年、パトリック・ランダンジェの息子ブノワ・ランダンジェが当主に就任。エンジニアのバックグラウンドを持ちながら、ワインにも関わり、2014から2017ヴィンテージまで父と共に醸造に携わった。2018年から遂に彼ひとりで醸造したヴィンテージとなるが、ドメーヌが所有するその卓越したテロワールをもつ区画から最高のワインを造るべく、ブノワは“正確さ”を常に追求する。ビオディナミへの転換の他、醸造ではアンフォラを採用するなど、ドメーヌはさらなる発展を続けている。新当主を迎え、今後の進化に目が離せない。 「コルトン レ・ブレッサンド グラン・クリュ」は、特級畑コルトンの中でも斜面下方に位置する巨大なマイクロ・クリマです。赤土の0.48ヘクタールのこの畑からできるワインは土壌由来のパワフルさと繊細さを併せ持つ。生産されるのは1,500本。熟れた赤い果実(カシスと木苺)のアロマで、少しのスパイスの風味によりさらに香り高くなっている特級ワイン。ゆったりと豊かに心地良く口に広がる。包み込まれ良く溶けたタンニンを含むマチエールの濃縮感が素晴らしい。 DOMAINE LA POUSSE D'OR CORTON LES BRESSANDES GRAND CRU メーヌ・ラ・プス・ドール コルトン レ・ブレッサンド グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ アロース・コルトン 原産地呼称:AOC. CORTON LES BRESSANDES ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインアドヴォケイト:(91-93) ポイント The Wine Advocate RP (91-93) Reviewed by: Neal Martin Release Price: NA Drink Date: 2021 - 2038 The 2016 Corton Bressandes Grand Cru has a perfumed bouquet with ample redcurrant, cranberry and blueberry scents, hints of iris and incense developing with time. The new oak (30%) is neatly integrated here. The palate is medium-bodied with fine-grain tannin, quite saline on the entry with a sense of focus and harmony. It became more spicy, almost peppery toward the finish, which is fine and quite detailed. Excellent. When I was in Burgundy last year tasting the 2015s, there were rumors that Domaine de la Pousse d’Or was on the market. I don’t know whether that is true or not, though with a splendid array of holdings in both the Cotes de Nuits and Cote de Beaune, it would not surprise me if investors were courting the Landanger family. Returning 12 months later, I was met by Beno?t Landanger and informed that he would be taking over from his father Patrick from 1 January 2018. Therefore, it looks as if the domaine will not be changing hands but passing to the next generation, indeed, Beno?t told me that he worked alongside his father for the last five vintages. He told me that they have recently acquired an optical sorting machine, passim in Bordeaux but rarely used in Burgundy, and have also introduced three wines raised in amphora with minimal SO2 usage in order to express the purity of the vineyard. I did taste these, although as I told Beno?t, if you asked me to take a bottle to enjoy over dinner, I prefer the classic bottling with sulfur and oak. Having been impacted by the frost in some vineyards, this inevitably was not as consistent a range of 2016s. There is still a preponderance of black fruit when I would like to see them capture more brighter red fruit, perhaps by easing off the skin maceration? As I have mentioned, the domaine boasts an enviable portfolio, but I often feel that the wines are badgering for attention when there is no need. Anyway, I look forward to seeing the direction that Beno?t will take the winery next year. Published: Dec 30, 2017 vinous:(90-93) ポイント (90-93) From: Red Burgundy '16 & '15: Superb Vintages, Different Styles (Jan 2018) (these vines were harvested at the beginning of October): Good dark red-ruby. More red berries to go with the aromas of black cherry, pepper and spices, plus a sexy hint of blood peach. Captivating, gentle, broad wine with dark berry and cherry flavors accented by spices, noble herbs and tangy verbena. Rich, subtle, penetrating Bressandes with fine tannins and noteworthy breadth and verve. Really distinctive soil complexity here. - By Stephen Tanzer on November 2017 Patrick Landanger told me he had very small yields in 2016 but relatively little frost. In his holdings on the Cote de Nuits, for example, he suffered some frost losses in his Chambolle-Musigny village vines and in Clos de la Roche “but not much elsewhere.” Even in Volnay, yields were between 30 and 35 hectoliters per hectare. Mildew was a challenge, though. Landanger noted that his vineyard manager asked him to switch from organic to chemical sprays to more effectively address the problem, but Landanger refused. Landanger started harvesting on September 26 and picked into October. Although he had done a bit of experimentation with whole clusters in 2015, Landanger destemmed entirely in ’16. Following a seven-day cold maceration, Landanger typically carries out two pigeages per day at the beginning of the fermentation, then up to five a day during the peak. He allows the cap of the wine to fall slowly, which can bring about seven or eight days of post-fermentation maceration. As is typically the case here, the ‘16s had been moved to tanks just after the 2017 harvest-or about a month before my November visit. The wines, says Landanger, feature very clean fruit, and he believes that although they will last a long time, they will also taste good early. Incidentally, Landanger has increased his use of 1,600-liter amphoras fabricated by an Italian company called Terranova. He made special cuvees of his Volnays Caillerets, Clos de la Bousse d’Or and Clos des 60 Ouvrees; two of the three amphoras of each were reserved for separate bottlings, while the third went into the estate’s “normal” release.La Pousse d'Or / ドメーヌ・ラ・プス・ドール1997年からが新時代の始まり最先端を纏うヴォルネイの歴史的古参。かつてロマネ・コンティのオーナーであったデュヴォー・ブロシェ家の所有地の一部が、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール。1964年、投資家たちにより再構築され、その時に醸造長となったのがジェラール・ポテルであった。やがて、ポテルが株式の半分を取得し、もう半分をオーストラリアの投資家たちが所有していたが、1997年にポテルが急死。ドメーヌは売りに出され、これを購入したのが現オーナーのパトリック・ランダンジェである。彼は医療機械、とくに整形外科のビジネスで成功した人物だがヴォーヌ・ロマネに別荘をもっており、いつかは畑を買い、この別荘をドメーヌにしたいと夢想していた。そんな折、プス・ドール売却の話を耳にしたという。手に入れるや否や、200万?300万ユーロの資金を投じて、醸造施設や発酵用の木桶、他の設備も一新。1999年に完成した醸造施設は6層構造になっており、収穫から醸造、樽熟成、瓶詰めまで、ポンプを一切使わず重力でブドウ果汁やワインが流れる仕組みになっている。ランダンジェが投資したのは設備だけに止まらず、ブドウ畑の拡張も盛んに行われている。1998年にコルトン・クロ・デュ・ロワ(1.45ha)とコルトン・ブレッサンド(0.48ha)を手に入れ、2004年にピュリニー・モンラッシェ1級カイユレ(0.73ha)。そして2008年にはシャンボール・ミュジニーのドメーヌ・モワンヌ・ユドロを買い取り、村名シャンボール・ミュジニー(1.41ha)、1級のグロゼイユ(0.52ha)、フースロット(0.42ha)、シャルム(0.19ha)、レ・ザムルーズ(0.20ha)、そして特級ボンヌ・マール(0.17ha)をラインナップに収めた。その代わり、2009年にサントネイ1級のグラヴィエールは売却。ブドウ栽培はすべてビオロジック農法がとられている。赤ワインの醸造では木桶とステンレスタンクを併用し、7日間の低温マセレーションの後、日に2回のピジャージュをしながら長いキュヴェゾンを施す。樽熟成は1級で1/3、特級で40%前後。トータルで15ヶ月間。白ワインは圧搾後、24時間のデブルバージュを経て、樽発酵、樽熟成。ただしただの小樽ではなく350リットルの中樽を用いる。新樽比率は50%。ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールのワインはピュアで洗練されている。果実味、酸、そしてタンニン、それぞれの要素が高次元でバランスよくまとまり、若いうちから十分に楽しめ、熟成にも耐え得るタイプだ。とくにブルゴーニュ大公家が所有し、その後フランス王家のものとなったとされる、このドメーヌのモノポール「クロ・ド・ラ・ブス・ドール」は、力強さとエレガンスのせめぎ合いが面白いワインである。さまざまなアペラシオンが増えたとはいえ、ヴォルネイを語る上で欠くべからざるドメーヌのひとつだ。
ラドワは認知度の低いACですが、決して侮る事ができない名品! 1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げ、新たなファンの獲得につながっています。 数年前からDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。 「ラドワ ブイッソン」は、友人所有0.2ha。地元消費が主でしたが2009年初上陸。認知度の低いACですが、決して侮る事ができない名品。シリュグ特有のミネラル感とエレガントさが際立ちます。 Domaine ROBERT SIRUGUE & SES ENFANTS Ladoix Buisson ドメーヌ・ロベール・シリュグ ラドワ ブイッソン 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ラドワ 原産地呼称:AOC. LADOIX SERRIGNY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディDomaine Robert Sirugue / ロベール・シュルグヴォーヌ・ロマネのロマネ・コンティの近くに本拠があります。1960年にロベール・シュルグ氏が創業しました。現在は二人の娘が携わり運営しています。働いているのは娘たちが中心で全体でも女性が多い。所有する畑の面積は約11ヘクタールで、この全てにおいて減農薬栽培(リュット・レゾネ)が行われています。所有する最高峰の特級畑“グラン・エシェゾー”はわずか0.13ヘクタールから造られる滅多にお目にかかれないワインです。クロ・バラントゥとリシュブールに挟まれた1級畑“プティ・モン”が実質的なフラッグシップです。ワインにも女性らしい柔らかさ、やさしさが感じられます。葡萄木は50年を超えるもので凝縮されたものに仕上がります。このドメーヌの顧客は個人客が主体で、一般のマーケットに出てくるワインは非常に少ないです。ご訪問させて頂き、地下セラーを拝見させて頂きましたが本当にグランエシェゾーの樽は2樽しかありませんでした。1樽で約360本ほどですから、僅か720本の生産量です。
サントロペ近郊に誕生したナチュールの小さなドメーヌが手掛ける、果梗まで熟した過熟したブドウから造られるドメーヌのトップ・キュヴェ! 世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックのカップルによって2020年に設立されたクロ・デ・ベです。自然に大きな敬意を払う二人は、ラフィットなどのコンサルタントを務めているビオディナミの専門家の指導の下、設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。 エチケットは知人であるミシェル・トルメーによってドメーヌのアイデンティティを象徴する『空と海の間にあるワイン』がデザインされました。プロヴァンスにはナチュラルワインが非常に少ないこともあって、初ヴィンテージは現地で大評判になり、トルメーも高く評価しています。 「テール・メール」は、ミディアムのルビーレッドの色合い。クランベリーやザクロ、レッドカラントなどの香り。 微かに白胡椒や杉のニュアンス。アタックはとても柔らかく、エレガントな口中にはブルーベリーやカシスのニュアンスが感じられる。フィニッシュにもエラガンスとフィネスを感じ、心地良い塩味とともにブラッドオレンジのノートが長く余韻に残る。 テール・メールとはフランス語で「母なる大地」という意味です。このキュヴェを生み出してくれ たドメーヌの畑は、まさに母なる大地であることから、このように命名したそうです。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 収穫日はグルナッシュとサンソーが 9/10, 9/21。ムールヴェードルが9/24。総生産量 3,500本+マグナム400本。2023年6月時点のSO2トータルは 15mg/l。 ■テクニカル情報■ 果梗まで熟した過熟したブドウ手摘みで収穫。完全に除梗し、3品種を一緒にコーフェルモンタション(一緒に発酵)。ステンレスタンク90%、オープントップの木樽の発酵槽10%で野生酵母で発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセレーションは足による櫂入れと、手作業によるソフトなルモンタージュで約20日間。発酵終了後、600リットルの大樽とバリック(新樽は用いない)に移し、自発的なマロ発酵と熟成。14ヶ月の熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。 Clos des B Terre Mere クロ・デ・べ テール・メール 産地:フランス プロヴァンス 原産地呼称:AOC. COTES DE PROVENCE 品種:グルナッシュ 50%、ムールヴェードル 30%、サンソー20% アルコール度数:15% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディClos des B / クロ・デ・ベ プロヴァンスに登場した新たなナチュラルワイン! サントロペ近郊に誕生した小さなナチュールのドメーヌ 世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックのカップルによって2020年に設立されたクロ・デ・ベです。プロヴァンスはブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブや、モエヘネシー、コス、シャネルなどのオーナーがシャトーと広大な畑を購入するのが常で、小さな畑が売りに出されることはめったにありません。しかし、二人は数年間探し続け、2019年にサントロペ湾を見下ろす丘に3haの畑を見つけ2020年から?年の夢であったナチュラルワイン造りを始めたのです。 ミシェル・トルメーも高く評価するナチュラルな味わい 『星の王子さま』の作者として知られるフランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは「私たちは先祖から土地を継承しているのではなく、子供達から土地を借りているのです。」と書き残しています。この考えに基づき、自然に大きな敬意を払う二人は、設立当初から土地を尊重しながら、ビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。ドメーヌでは、ラフィットやモンローズ、ドメーヌ・ド・シュヴァリエなどのコンサルタントを務めているビオディナミコンサルタントJacques Foures ジャック・フールからビオディナミの指導を受けています。エコサートによるビオ認証も取得中です。エチケットは知人であるミシェル・トルメーによってドメーヌのアイデンティティを象徴する『空と海の間にあるワイン』がデザインされました。プロヴァンスにはナチュラルワインが非常に少ないこともあって、初ヴィンテージは現地で大評判になり、トルメーも高く評価しています。
エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart 創設者は「バローロボーイズ」の仕掛け人であったマルク・デ・グラツィア。彼はイタリア中で優良な生産者を見出すワイン商が本業だったが、このエトナの地の「標高の高さ由来の昼夜の寒暖差」、「古樹の比率の高さ」そして何より、時に世界最高のワイン産地ブルゴーニュに比較されることのある「複雑に入り組んだテロワール」にほれ込み、自らワイナリーを立ち上げた。 ワイナリー名は直訳すると「黒い大地」、この地特有の火山由来の土壌を指すが、一見すると同じような色合いの土壌でも少し移動するだけで火山による影響の歴史が異なるため、非常に複雑に入り組んでおり、ワインになった時には異なる個性を表す。彼はその表現に誰よりも早く取り組み、そして今もこだわり続けている。この先もこの地を代表する生産者であり続けるだろう。 「エトナ・ロッソ カルデラーラ・ソッターナ」は、北側斜面の標高600?700mにあるコントラーダ、カルデラーラ・ソッターナのブドウを使用。火山灰は少なく、黒々としたこぶし大の軽石が表土のほとんどを覆うほどに存在する特徴的な土壌で、樹齢50?100年の古樹がほとんどを占める。単一畑のラインナップの中で最も多くのアロマやフレーバーを備えていながらバランスが整っており、満足度と軽やかさを両立したエレガンス溢れるワインとなる。 ■テクニカル情報■ 面積:15ヘクタール 生産量:1ヘクタールあたり5トン 土壌:火山性、非常に石が多く、軽石と玄武岩 畑:エトナ山の北側、標高600?700m 年間生産量:10,000本 醸造・熟成:フレンチオークのバリックとトノーで発酵、14ヶ月熟成後、ステンレスタンクで1ヶ月熟成 Terre Nere Etna Rosso Calderara Sottana テッレ・ネーレ エトナ・ロッソ カルデラーラ・ソッターナ 生産地:イタリア シチリア 原産地呼称:D.O.C. ETNA ROSATO ぶどう品種:ネレッロ・マスカレーゼ 100% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:95 ポイント TENUTA DELLE TERRE NERE ETNA ROSSO CALDERARA SOTTANA 2021 Monday, August 7, 2023 CountryItaly RegionSicily Vintage2021 Score 95 This is more vibrant with red berries, blood oranges, light spices and hints of terra-cotta. Medium-bodied, juicy and fruit-forward with tangy acidity and dusty tannins. Hints of bitter orange at the end. Long and chalky yet very attractive and enjoyable now. Drink or hold. VINOUS:94 ポイント 94pts Drinking Window 2025 - 2033 From: Surpassing Expectations: New Releases from Sicily (Sep 2023) From the moment the glass is tilted, the 2021 Etna Rosso Calderara Sottana Vineyard shines through as crushed stones, ash and sweet smoke give way to vivid black cherries and autumnal spice. The 2021 Etna Rosso is elegant, silky and deeply textural, with salty mineral tones and gobs of red and black fruits, all perfectly maintained by a core of vibrant acidity. This is complex yet full of energy and sultry depths, tapering off saline and structured with grippy tannins that frame a lasting resonance of licorice and plums. These old vines handled the drought of the vintage beautifully, showing only in the grit of its tannins. Otherwise, the 2021 is pure magic. - By Eric Guido on June 2023Terre Nere / テッレ・ネーレ エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者! 彼の作るワインは「文明化された」エトナワインの代表で、非常に繊細でありながら官能的で、享楽的な魅力に溢れている byWinart ヨーロッパ最大の活火山「エトナ山」、その麓には真っ黒な溶岩に覆われた部分と緑の草原の部分のコントラストが興味深い肥沃な大地が広がり、紀元前から土着のブドウが栽培されてきた。ワインとしてもシチリアで最も早くDOCに認められたエトナだが、90年代にバローロボーイズを率い、近代的なアプローチを持ち込むことでその当時世界市場から置き去りにされていたバローロの人気・知名度を再復興させた最大の立役者マルコ・ディ・グラツィアがこの地に興したのがテッレ・ネーレである。彼は元々イタリア全土から素晴らしい品質のワインを見つけ出すワイン商であったが、その中でもエトナに心奪われ、自らもこのエトナでワイナリーを立ち上げることにしたのである。 マルコを魅了したその独特なテロワールとは言うまでもなくエトナ山による賜物であり、50万年にも及ぶ火山活動によって生まれた複雑で唯一無二のものである。テッレ・ネーレとは「黒い大地」を意味し、エトナに広がる畑の溶岩や火山灰を豊富に含む独特な黒い土壌から来ている。その土壌構成は少し距離が離れただけで噴火によって受けた影響の歴史が異なるため大きく異なったものになることもあるという。畑の広がる標高も400-1000mまでと稀有な幅広さがあり、この独特かつ複雑な土壌と標高差の掛け合わせがイタリア全土の産地を見てきたマルコにとって非常に魅力的に映ったのはごく自然なことだった。 また加えてその標高の高さからヨーロッパ全体を襲ったフィロキセラ害から逃れた古樹が多く残っていたこと、そして昼夜の寒暖差が他のどの地域と比べても大きかったこともその魅力を増幅させる大きな要因であった。これら複数の要因が絡み合ったこの特別な地から生まれるワインは、総じてエレガンスに溢れ香り高く、そして区画によって違った表情を見せるというまさにブルゴーニュ的側面を持っているのである。 ワイナリーが所有する畑は、古くから赤品種のネレッロ・マスカレーゼにとって最高とされてきたエトナ山北側のコントラーダ(クリュ)に7区画、そして東側と南側に1区画ずつあり、それぞれに適した品種が植えられているが、テッレ・ネーレがその区画ごとでの醸造・瓶詰をエトナにおいて初めて取り組み、その多面的な魅力を表現するという極めてブルゴーニュ的なアプローチを行った最初のワイナリーとして大きな功績を残したことは忘れてはならない事実である。 ワイナリーの信念は「それぞれのテロワールが持つ様々な特徴をできるだけピュアに表現すること」であり、古代からの火山地帯の「小宇宙」とも呼ぶべき多面的な個性を、常に敬意と配慮を持った賢明な農作業によって表現することとしている。そのため2002年の設立当初からオーガニック栽培を採用、畑作業において最高の質のブドウを得るための努力を何よりも最優先し、醸造面においてもできる限り余計な介入を避け、テロワールをそのまま表現することに心血を注ぎ続けている。その姿勢は設立から20年以上経って国際的な注目がエトナに集まるようになった今でも変わらず継続され、今後もこの産地を代表する生産者であり続けることは間違いないだろう。
ソレンゴの弟分的存在!「間違えようもなくユニークなもの」という意味を込めたキュヴェ スカーナ出身、世界の5大醸造家選出の偉大なエノロゴがコンサル 新たなアルジャーノのワイン造りを指揮するのは、2015年にコンサルタントに就任したアルベルト・アントニーニだ。デカンターでミシェル・ロランやクリストフ・ルーミエと並び世界の5大醸造家に選ばれた、トスカーナ出身の偉大なエノロゴである。アルジャーノの今後の更なる躍進の可能性に、ワイン評論家のアントニオ・ガローニは大きな期待を寄せている。 土壌、品種、区画ごとの醸造?そして注がれる惜しみない大規模な投資・・・ 彼らが本拠を構えるサンタンジェロ・イン・コッレは、暖かな気候と、砂を含む粘土や石灰の土壌により、ワインは大らかでボリューム感のある味わいが特徴だ。フランス品種を用いたソレンゴやノン・コフンディトゥールの熟成にはフレンチオークのバリックを用いる一方、ブルネッロはボッティと呼ばれる大樽で熟成される。52haのブドウ畑は土壌タイプや品種によって分類され、区画ごとに醸造が行われており、畑を重視し、その力を引き出すための大規模な投資が続けられている。 「ノン・コンフンディトゥール」は、アルジャーノの代名詞であるソレンゴに使用されるフランス品種と、トスカーナで受け継がれてきたサンジョヴェーゼの融合。キュヴェ名には、「間違えようもなくユニークなもの」という意味が込められている。プラムやブラックベリーの肉厚な果実の香り。ゴージャスな果実を豊富なタンニンが彩る。フィニッシュにはスパイシーなアクセント。 ■テクニカル情報■ 種類:Red 産地:I.G.T. Toscana ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー25%、サンジョヴェーゼ25% 醸造・熟成:ステンレクタンクで発酵、バリック6ヶ月熟成 アルコール度数:14.5% ARGIANO NON CONFUNDITUR アルジャーノ ノン・コンフンディトゥール 生産地:イタリア トスカーナ モンタルチーノ 原産地呼称:I.G.T. TOSCANA ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロー 25%、サンジョヴェーゼ 25% アルコール度数:14.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:91 ポイント ARGIANO TOSCANA NON CONFUNDITUR 2021 Thursday, August 10, 2023 CountryItaly RegionTuscany Vintage2021 Score 91 Some wet herbs to the peppery berries and cherries. The juicy, medium-bodied palate is coated with fine, even tannins. Good, medium-long finish to close with a peppery edge at the end. Drink now. Zekun Shuai Senior Editor 2005年産ヴィンテージのコメントです。 13℃前後で抜栓、濃い紫色、赤い花、菫、薔薇、ハイビスカス、沈丁花、カシス、ブルーベリー、ブラックベリー、ブラックチェリー、プラム、カシスジャム、プラムジャム、プチトマト、赤身肉、レザー、鞣革、黒胡椒、アーモンド、蜂蜜、牛蒡、香菜、丁子、甘草、オレガノ、タイム、ローズマリー、ミント、ユーカリ、八角茴香、バニラビーンズ、鉄釘、シーダー、鉛筆、インク、ダークチョコレート、シガー、トリュフ、ダージリンセカンドフラッシュ、腐葉土、森の下草、湿った土、黒い土、ミネラル、黒に近いほどの濃い紫色を呈し、若々しく薫り高い花と甘く熟したフルーツのノートが絡まり、華やかでフルーティーな香りが物凄い凝縮感を伴って広がってくる。 セパージュはサンジョベーゼ70%、カベルネソーヴィニヨン20%、メルロ10%だが、抜栓し少し置いて飲んだイメージはイタリア サン・ジョベーゼではなく、まるでボルドーみたいに思えた。溢れる花と果実味、どっしりとした肉・革系のニュアンス、アーモンド、蜂蜜、キッチリとしたタンニンが力強くはっきりとした輪郭と高い濃度、凝縮感と相俟ってとてもこの価格とは思えないワインに仕上がっている。 ただ不思議なのは、これだけ濃く力強いのに、非常に滑らかな口当たりと柔らかさが広がり、グイグイ飲めてしまう。 少し経つと、様々なハーブ(牛蒡、香菜、丁子、甘草、オレガノ、タイム、ローズマリー、ミント、ユーカリ、八角茴香、バニラビーンズ)と土・ミネラル系のニュアンス(鉄釘、シーダー、鉛筆、インク、ダークチョコレート、シガー、トリュフ、ダージリンセカンドフラッシュ、腐葉土、森の下草、湿った土、黒い土、ミネラル)が香りだした。私が感じられたニュアンスを見てください。香菜、丁子、甘草、ミント、ユーカリ、八角茴香、バニラビーンズ、鉄釘、シーダー、鉛筆、インク、ダークチョコレート、シガー、トリュフ、ダージリンセカンドフラッシュ、まるでボルドーの左岸、メドックのワインのように感じらたとしても不思議でないくらいです。 そして、実にしっかりとした黒い土系のニュアンスが感じられます。2005熱波の年と聞いていますが、イタリアでこれだけ見事に纏まったボルドー系のワインが造られているとは予想だにしませんでした。流石、ジアコモ・タキスと言うべきなのでしょう。時間が経つとリンゴのアロマが広がり、透明感と爽やかさが増していくのがよく分かる。本当に、まるでボルドー、右岸系のニュアンスも感じられるが、素直に感じたらボルドーでしょう。ただ、この口当たりの柔らかさとトリュフ・ジュースのような雰囲気はサン・ジョベーゼから来ているのかもしれない。これだけ若くしっかりとしているのに、抵抗無くスルスルと抵抗無く入っていく。それでいて実に複雑で奥行きのある世界には驚くばかりです。サーヴィスや温度条件は余り難しいことを考えずに飲んで下さい。ただ、一つ、少し低めからスタートして下さい。兎に、まず、抜栓して飲んでみてください。華やかな香り+滑らかな口当たりで飲み易く、花とフルーツに溢れ、適度のタンニンと複雑さを兼ね備えたバランスの良いワインです。お値打ちイタリアの中では一つ抜きん出たレベルです。超お奨め。2009.4.4Argiano / アルジャーノこの伝統ある生産者が、世界の注目を集めるようになったのは、1992年に所有者となったノエミ・マローネ・チンザノ伯爵夫人の時代である。潤沢な資金力を活かし、偉大なワインを生みだすための基礎を築いた。そして1995年、イタリアを代表するエノロゴ、ジャコモ・タキスの手により、ソレンゴが誕生する。ボルドー品種を中心にフランス品種で構成されたこのワインは、イタリアのワイン史にその名を刻む革新的な作品となった。このソレンゴに加え、2003年からジャコモ・タキスの後任を務めたハンス・ヴィンディング・ディエルスがボルドー出身のエノロゴだったためか、アルジャーノではボルドー品種が話題にされがちだが、彼らの根幹をなす品種は、まぎれもなくサンジョヴェーゼである。事実、アルジャーノは1967年のブルネッロ協会の設立に尽力した生産者の一人であり、1970年という早い時期からブルネッロを生産している。彼らが本拠を構えるサンタンジェロ・イン・コッレは、暖かな気候と、砂を含む粘土や石灰の土壌により、ワインは大らかでボリューム感のある味わいが特徴だ。フランス品種を用いたソレンゴやノン・コンフンディトゥールの熟成にはフレンチオークのバリックを用いる一方、ブルネッロはボッティと呼ばれる大樽で熟成される。52haのブドウ畑は土壌タイプや品種によって分類され、区画ごとに醸造が行われているが、ブラジルの投資家に醸造所の所有権が移った2013年以降、これまで以上に畑を重視し、その力を引き出すための大規模な投資が続けられている。新たなアルジャーノのワイン造りを指揮するのは、2015年にコンサルタントに就任したアルベルト・アントニーニだ。デカンターでミシェル・ロランやクリストフ・ルーミエと並び世界の5大醸造家に選ばれた、トスカーナ出身の偉大なエノロゴである。アルジャーノの今後の更なる躍進の可能性に、ワイン評論家のアントニオ・ガローニは大きな期待を寄せている。
サントロペ近郊に誕生したナチュールの小さなドメーヌが手掛ける、グルナッシュをMC法で醸したエレガントなキュヴェ! 世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックのカップルによって2020年に設立されたクロ・デ・ベです。自然に大きな敬意を払う二人は、ラフィットなどのコンサルタントを務めているビオディナミの専門家の指導の下、設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。 エチケットは知人であるミシェル・トルメーによってドメーヌのアイデンティティを象徴する『空と海の間にあるワイン』がデザインされました。プロヴァンスにはナチュラルワインが非常に少ないこともあって、初ヴィンテージは現地で大評判になり、トルメーも高く評価しています。 「レ・プペット」は、濃いピンクから薄いルビーレッドの色合い。イチジク、デーツ、バラの花、チェリーなど の香り。アタックは柔らかく、瑞々しい口中には、ピンクグレープフルーツやフルーツガム、サクランボなどのノートが感じられる。フィニッシュには、心地良い塩味と旨味が広がる。 レ・プペットとはフランス語で「お人形さん」の意味。グゥエンドリーヌのパートナーのジャン・ジャックが、6人の孫娘をこの愛称で呼んでいることからレ・プペットと命名したそうです。 ■2022年ヴィンテージ情報■ 収穫日は8/24,8/26。総生産量1,500本+マグナム200本。2023年6月時点のSO2トータルは16mg/l。 ■テクニカル情報■ 手摘みで収穫したブドウを 100%全房で密閉したステンレスタンクに入れ、野生酵母でマセラシオン・カルボニツク。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセレーションは約20日間。発酵終了後、引は醸造中も瓶詰め時も無添加。 Clos des B Les Poupettes クロ・デ・べ レ・プペット 産地:フランス 原産地呼称:VIN DE FRANCE 品種:グルナッシュ100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディClos des B / クロ・デ・ベ プロヴァンスに登場した新たなナチュラルワイン! サントロペ近郊に誕生した小さなナチュールのドメーヌ 世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックのカップルによって2020年に設立されたクロ・デ・ベです。プロヴァンスはブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブや、モエヘネシー、コス、シャネルなどのオーナーがシャトーと広大な畑を購入するのが常で、小さな畑が売りに出されることはめったにありません。しかし、二人は数年間探し続け、2019年にサントロペ湾を見下ろす丘に3haの畑を見つけ2020年から?年の夢であったナチュラルワイン造りを始めたのです。 ミシェル・トルメーも高く評価するナチュラルな味わい 『星の王子さま』の作者として知られるフランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは「私たちは先祖から土地を継承しているのではなく、子供達から土地を借りているのです。」と書き残しています。この考えに基づき、自然に大きな敬意を払う二人は、設立当初から土地を尊重しながら、ビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。ドメーヌでは、ラフィットやモンローズ、ドメーヌ・ド・シュヴァリエなどのコンサルタントを務めているビオディナミコンサルタントJacques Foures ジャック・フールからビオディナミの指導を受けています。エコサートによるビオ認証も取得中です。エチケットは知人であるミシェル・トルメーによってドメーヌのアイデンティティを象徴する『空と海の間にあるワイン』がデザインされました。プロヴァンスにはナチュラルワインが非常に少ないこともあって、初ヴィンテージは現地で大評判になり、トルメーも高く評価しています。
【2023年蔵出しバックヴィンテージ】 特級畑にも匹敵すると言われる秀逸な1級畑。長期熟成に適した成熟感ある味わい。 1880年創業のサヴィニーの名門。サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックです。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達しました。 そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界。以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられています。これまでの伝統を守りつつも、新たな試みにも挑戦し、今後さらなる飛躍を目指しワイン造りに取り組んでいます。 「サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・マルコネ」は、最もボーヌ寄りの1級畑であり、ボーヌの同名畑とは高速道路を挟んで隣り合う。軽い砂質の土壌のため、非常にフレグラントな香りが特徴的。味わいも軽妙で小気味よく、滑らかな喉越し。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、除梗の割合:無除梗、発酵(樽/タンク):木製発酵槽、発酵温度:最高30度、発酵期間:10日間、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):0%、熟成期間:12?15ヵ月、マロラクティック発酵の有無:する(自発的に)、瓶詰め時のフィルターの有無:無清澄、無ろ過、所有面積:0.60ha、土壌:砂質の深い土壌、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、平均樹齢:1973年に植樹、密植度:1000本/ha、平均年間生産量(本数):3000本、収穫量:35?40hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ、BIO認証団体:なし SIMON BIZE SAVIGNY LES BEAUNE 1ER CRU LES MARCONNETS シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・マルコネ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サヴィニー・レ・ボーヌ 原産地呼称:AOC. SAVIGNY LES BEAUNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインアドヴォケイト:(90-92) ポイント RP (90-92) Reviewed by:William Kelley The 2017 Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Marconnets is also showing well, bursting with aromas of sweet spices, orange rind, red berries, rose petal and dark chocolate. On the palate, the wine is medium to full-bodied, ample and velvety, with juicy acids, lovely purity and an attractive sense of completeness. VINOUS:(90-92) ポイント (90-92)pts Drinking Window 2020 - 2031 From: 2017 Burgundy: A Modern Classic (Jan 2019) The 2017 Savigny-les-Beaune Les Marconnets 1er Cru has more fruit intensity on the nose compared to the Les Fournaux, offering ample blackberry, briar and pressed flower aromas. The palate is medium-bodied with a spicy, white pepper entry. Subtle hickory notes envelop the finish, which shows fine depth. There is real character to this Premier Cru, and a bit of gutsiness. - By Neal Martin on October 2018SIMON BIZE / シモン・ビーズ酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわりサヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。ドメーヌの創設は1880年。 初代シモン・ビーズがわずかばかりのブドウ畑を耕作して始めた。1950年に孫の3代目シモンがドメーヌを継承すると、ブドウ栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、戦後の経済復興もままならぬ中でドメーヌ元詰めを決意。ドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まっていったという。そして1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックである。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達した。そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界した。以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられている。ドメーヌでは2008年から、千砂さんの進言によりビオディナミ農法を採用。子育ての過程でシュタイナー教育に興味をもった千砂さんが、シュタイナーの理論が農業とも結びついていることを知り、アンヌ・クロード・ルフレーヴによるビオディナミの勉強会に出席したのがきっかけ。パトリックに相談すると、「セルパンティエールなら試してもいい」と言われたという。 当時、セルパンティエールの畑はウィルスに冒されており、引き抜くしかなかったが、ビオディナミを実践すると畑の様子が徐々に変わってきた。ワインの質は始めてすぐに変わったという。「2008年からワインにヴァーティカルなラインが出て、緊張感のあるワインになった」と千砂さん。ワイン造りは今も昔も変わらない。白ワインは収穫後、ブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6?12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15?30%と比較的少なめで、古い樽は5年ものまで使用する。バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。 赤ワインの醸造も古典的。基本は100%全房である。近年の例外は成熟の難しい区画のブドウを除梗した2007年と、大雨や雹に祟られ完全除梗を決断した2013年。発酵には木桶を使い、柔らかな抽出のためピジャージュは足。その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。2014年は買いブドウながら、千砂さんが欲しい欲しいと言い続けてきたコルトンの赤(リューディはルナルド)をとうとう醸造。「天国のパトリックからプレゼントが届いた」と千砂さんは語る。また息子のユーゴは現在、ボーヌのリセ・ヴィティコールに通い、頼もしく成長している。パトリック亡き後のドメーヌも安泰である。